JP7354221B2 - 旋回作業車 - Google Patents

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本発明は、旋回作業車に関する。
特許文献1には、GPSアンテナによって機体の位置座標を検出できるようにした油圧ショベルが記載されている。当該GPSアンテナは、エンジンを覆うボンネット上に設置されているが、必ずしもボンネット上に設置スペースが確保されているわけではない。例えば、後方小旋回型の油圧ショベルでは、エンジンの上方にシートマウントが配置されるため、ボンネット上にGPSアンテナを設置することができない。このような場合は、アンテナの受信レベルを確保する観点からも、周囲に遮蔽物の無い屋根の上にGPSアンテナを設置することが好適となる。
しかし、油圧ショベルの屋根にGPSアンテナを設置すると、トラックなどに積載して輸送するときに不都合を生じることがある。図6は、輸送時における油圧ショベル10の地上からの高さ(以下、輸送時高さ)HTを示しており、これは、積載物となる油圧ショベル10の機体高さHSと、トラックなどの荷台高さHCとの合計として求められる。輸送時高さHTは、交通法規によって上限が定められており、所定の高さ制限内に収める必要がある。このため、GPSアンテナの設置によって輸送時高さHTが高さ制限を超える場合には、GPSアンテナを取り外したうえで輸送しなければならない。
通常、GPSアンテナは、ステーを有する取付部材を介して設置される。そのステーに起因して輸送時高さが高さ制限を超える場合は、GPSアンテナと共に取付部材を取り外す必要がある。しかし、GPSアンテナは、不使用時に取り外すことが想定されており、取付部材に対して簡易に着脱できるのに対し、取付部材は、常時取り付けておくことが想定されているために堅固に固定されており、屋根から取付部材を取り外す作業が非常に煩雑であった。このことは、GPSアンテナのみならず、これと同様に屋根に設置される他の屋根上設置物にも当てはまる。
特許文献2には、キャビンの側部ビームと後部ピラーとの接合部分に設けられた補強材にアンテナを取り付けた油圧ショベルが記載されている。当該アンテナは、球体状の回動部材を介して下向きにできるように構成されている。但し、これは、ラジオ用アンテナのような棒状アンテナを前提としており、GPSアンテナに適用できるものではない。仮に適用できたとしても、不安定な取り付け構造になるため、正確な座標検出ができない恐れがある。もとより、キャビンの側壁にアンテナを取り付けるための構造であり、屋根の上にアンテナを設置するための手法を開示するものではない。
特開2002-181538号公報 国際公開第2016/043344号
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、アンテナなどの屋根上設置物によって高さ制限を超える場合でも簡易な作業で対処できる旋回作業車を提供することにある。
本発明に係る旋回作業車は、運転席上方の屋根に固定された支持体と、前記屋根の上に屋根上設置物を設置するための取付部材とを備え、前記取付部材が、前記屋根上設置物が取り付けられるステーと、前記支持体に取り付けられたベースとを有し、前記取付部材の姿勢が、水平方向に沿った軸回りでの前記ベースの回動により、前記ステーの先端部を上方へ向けた上向き姿勢と、前記ステーの先端部を下方へ向けた下向き姿勢とに変更可能であり、前記支持体が、前記取付部材を上向き姿勢で固定するための第1固定部と、前記取付部材を下向き姿勢で固定するための第2固定部とを有する。
この旋回作業車では、屋根上設置物を設置するための取付部材の姿勢が、上記の如き上向き姿勢と下向き姿勢とに変更可能である。上向き姿勢の取付部材は、支持体の第1固定部において固定され、屋根上設置物を設置する際に用いられる。下向き姿勢の取付部材は、支持体の第2固定部において固定され、そのステーの先端部は下方へ向けられる。取付部材を下向き姿勢にすることで、ステーや屋根上設置物が上方に大きく突き出ることがないため、旋回作業車を輸送する場面などで、屋根上設置物によって高さ制限を超える場合でも簡易な作業で対処できる。
前記屋根上設置物としては、GNSS(Global Navigation Satellite System)アンテナが例示される。屋根は、周囲に遮蔽物が無いためにアンテナの受信レベルを確保するうえで都合がよく、GNSSアンテナの設置スペースとして適している。その反面、交通法規による高さ制限が問題になるものの、上述のように取付部材の姿勢変更による簡易な作業で対処できる。前記支持体としては、前記屋根を保護するためのルーフガードが例示される。
前記支持体が枠体によって構成されており、前記第2固定部は、前記枠体で区画された空間内に前記ステーを配置できるように構成されていることが好ましい。支持体が枠体で構成されていることにより、その枠体で区画された空間を、下向き姿勢における取付部材のステーを配置する空間として利用できる。
前記第2固定部が前記屋根の平面視外方に設定されているものでもよい。これにより、屋根と支持体との間にステーを配置する空間を確保することが困難な場合でも、特に支障なく取付部材を下向き姿勢に変更できる。また、屋根上設置物を取り外すことなく取付部材を下向き姿勢にする場合において都合がよい。
上部旋回体の後部にエンジンが配置されており、前記運転席を支持するシートマウントが前記エンジンの上方に配置されている場合は、エンジンを覆うボンネット上に設置スペースを設けることが困難である。そのため、屋根の上に屋根上設置物を設置するとともに、それによって高さ制限を超える場合でも簡易な作業で対処できる本発明の構成が特に有 用となる。
旋回作業車の一例を示す左側面図 図1の旋回作業車を示す平面図 ルーフガードを示す斜視図 上向き姿勢の取付部材を示す斜視図 下向き姿勢の取付部材を示す斜視図 油圧ショベルを輸送する様子を概略的に示す図
本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。図1,2に示すように、本実施形態の旋回作業車1は、下部走行体2と、上部旋回体3と、作業機4とを備える。旋回作業車1は、上部旋回体3に対して作業機4を左右にスイングさせる、所謂ブームスイング機能を有するショベル(バックホー)として構成されているが、これに限られるものではない。一般に、ブームスイング機能は、狭い場所での作業性が求められるミニショベル(小型油圧ショベル)に装備される。
下部走行体2は、エンジン30からの動力を受けて駆動し、旋回作業車1を走行させたり旋回させたりする。下部走行体2は、左右一対のクローラ21,21と、それらを駆動させる走行モータ22とを備える。また、下部走行体2には、一対のブレードアーム23,23と、それらの先端部の間で左右方向に延びた排土板としてのブレード24と、ブレード24を上下回動させるためのアクチュエータであるブレードシリンダ25とが設けられている。
上部旋回体3は、下部走行体2の上方で旋回可能に設けられている。一対のクローラ21,21の間には、上部旋回体3を旋回自在に支持する旋回台31が設けられており、旋回モータ(図示せず)が旋回台を駆動することによって上部旋回体3を旋回させる。上部旋回体3は、下部走行体2の横幅(左側のクローラ21の外側端縁と右側のクローラ21の外側端縁との間隔)内で旋回可能な平面視略円板状に形成されている。上部旋回体3には、エンジン30やカウンターウェイト32などが配設されている。
作業機4は、エンジン30からの動力を受けて駆動し、操縦部5での操作に応じて土砂の掘削作業などを行う。作業機4は、ブーム41と、アーム42と、掘削用のアタッチメントであるバケット43と、それらを駆動するためのアクチュエータ(具体的には、後述するブームシリンダ41c、アームシリンダ42c、バケットシリンダ43c及びスイングシリンダ45)とを有する。作業機4は、ブームブラケット41bの水平回動に連動してスイング動作を行い、上部旋回体3に対して相対的に水平移動する。
ブーム41は、ブームブラケット41bに支持された基端部から上下方向に延在し、側面視ブーメラン形状をなして屈曲している。ブーム41は、ブームブラケット41bに上下回動(前後回動)可能に取り付けられている。ブーム41の基端部は、枢軸ピン41aを中心にして上下回動自在に支持されている。ブームブラケット41bとブーム41の中途部との間には、伸縮自在に可動するブームシリンダ41cが設けられている。ブームブラケット41bに対するブーム41の上下回動は、ブームシリンダ41cの伸縮に応じて作動する。
ブームブラケット41bは、上部旋回体3の前端部にステー33を介して水平回動(スイング)可能に取り付けられている。ブームブラケット41bは、ステー33に設けられた枢軸ピン33aを中心にして水平回動自在に支持されている。上部旋回体3とブームブラケット41bとの間には、前後方向に伸縮作動するスイングシリンダ45が設けられている。ブームブラケット41bの水平回動は、そのスイングシリンダ45の伸縮に応じて作動する。
アーム42は、ブーム41に上下回動(前後回動)可能に取り付けられている。アーム42の基端部は、枢軸ピン42aを中心にして上下回動自在に支持されている。ブーム41の中途部とアーム42の基端部との間には、伸縮自在に可動するアームシリンダ42cが設けられている。ブーム41に対するアーム42の上下回動は、アームシリンダ42cの伸縮に応じて作動する。
バケット43は、アーム42に上下回動可能に取り付けられている。バケット43の基端部は、枢軸ピン43aを中心にして上下回動(前後回動)自在に支持されている。アーム42の先端部とバケット43との間には、バケット43に駆動力を伝達するバケットリンク44が介在している。バケットリンク44とアーム42の基端部との間には、伸縮自在に可動するバケットシリンダ43cが設けられている。アーム42に対するバケット43の上下回動は、バケットシリンダ43cの伸縮に応じて作動する。
操縦部5は、上部旋回体3の上方に設けられ、キャビン50で取り囲まれている。操縦部5には、オペレータが着座するための運転席51や、オペレータが操作するための操作装置52、各種情報を表示する表示装置(図示せず)などが装備されている。オペレータは、運転席51に着座しながら操作装置52を操作することにより、走行や旋回、作業機4の操作などを行うことができる。運転席51は、シートマウント53に支持されている。運転席51や操作装置52、表示装置、シートマウント53は、いずれもキャビン50の内部に配置されている。
本実施形態の旋回作業車1は、2つのGNSSアンテナ6A,6B(以下、これらを「アンテナ6」と総称する)を備えている。アンテナ6Aは、アンテナ6Bと同一の水平面上に配置されている。アンテナ6は、例えばGPS(Global Positioning System)アンテナであるが、これに限られない。アンテナ6によって検出される位置座標、及び、旋回作業車1に搭載された各種センサの検出結果に基づき、例えばバケット43の端部の位置を検知できる。これによって高精度な制御が可能となり、作業の自動化や周辺の安全確保に役立てることができる。
図1のように、この旋回作業車1では、一般的な後方小旋回型の油圧ショベルと同様に、上部旋回体3の後部にエンジン30が配置されており、運転席51を支持するシートマウント53がエンジン30の上方に配置されているため、エンジン30を覆うボンネット上に、アンテナ6を設置するための設置スペースを確保することが困難である。一方で、運転席51上方の屋根(即ち、キャビン50の屋根)50rの周囲には遮蔽物が無く、アンテナ6の受信レベルを確保するうえで都合がよい。それ故、本実施形態では、屋根50rの上にアンテナ6が設置されている。
キャビン50の屋根50rには、図3に示すようなルーフガード7が装着されている。ルーフガード7は、キャビン50の屋根50rを保護するための構造体であり、上方からの落下物によるキャビン50の破損を防止する。ルーフガード7は、複数のボルト73によって屋根50rに固定されている。後述するように、ルーフガード7は、アンテナ6を支持するための支持体として機能する。屋根50rには前低後高の水勾配が設けられているが(図1参照)、ルーフガード7自体は水平方向に沿って配設されている。このことは、後述するベース82を水平に配置し、延いてはアンテナ6を鉛直に取り付けるうえで都合がよい。
旋回作業車1は、運転席51上方の屋根50rに固定された支持体としてのルーフガード7と、その屋根50rの上にアンテナ6(屋根上設置物の一例)を設置するための取付部材8とを備える。アンテナ6は、ルーフガード7及び取付部材8を介して屋根50rに設置されている。図4に示すように、取付部材8は、アンテナ6が取り付けられるステー81と、ルーフガード7に取り付けられたベース82とを有する。ベース82は、ヒンジ83を介してルーフガード7に取り付けられており、水平方向に沿った軸回りで回動自在に構成されている。
アンテナ6の下部は筒状に形成されており、これをステー81に被せてクランプ部材61(図1参照)を締め付けることで、アンテナ6がステー81に取り付けられる。アンテナ6の下部は、周方向の少なくとも一箇所で割れており、クランプ部材61の締め付けに応じて縮径可能に構成されている。アンテナ6は高価であるため、輸送時などの不使用時には取り外すことが想定されており、クランプ部材61の操作を介して比較的簡易に着脱できる。これに対し、取付部材8は、常時取り付けておくことが想定されており、これを着脱するには比較的煩雑な作業が強いられる。
そこで、この旋回作業車1では、取付部材8の姿勢が、水平方向に沿った軸回りでのベース82の回動により、図4のようにステー81の先端部を上方へ向けた上向き姿勢と、図5のようにステー81の先端部を下方へ向けた下向き姿勢とに変更可能に構成されている。上向き姿勢は、屋根50rの上にアンテナ6を設置する際に用いられ、下向き姿勢は輸送時などに用いられる。ルーフガード7は、取付部材8を上向き姿勢で固定するための第1固定部71と、取付部材8を下向き姿勢で固定するための第2固定部72とを有する。第1固定部71と第2固定部72とは互いに隣接して設けられている。
図4のように、取付部材8を上向き姿勢にすることにより、ステー81に取り付けたアンテナ6が屋根50rの上に設置された状態となる。また、図5のように取付部材8を下向き姿勢にすることで、ステー81(及びアンテナ6)が上方に大きく突き出ることがない。したがって、トラックなどの荷台に旋回作業車1を積載して道路上を輸送する際、アンテナ6やステー81により高さ制限を超える場合には、ベース82の回動という簡易な作業で対処が可能であり、交通法規で定められた所定の高さ制限内に収めることができる。
例えば、ルーフガード7の上端までの高さとして求められる旋回作業車1の機体高さが2700mmであり、トラック(低床車)の荷台高さが1000mmであるとき、撓みを考慮せずに計算した輸送時高さは3700mmとなる(図6参照)。したがって、交通法規で定められた高さ制限が3800mmである場合、ルーフガード7の上端からステー81が100mmを超えて突出していると、アンテナ6を外しても高さ制限を満足できず、そうかと言って取付部材8を取り外す作業は煩雑である。しかし、ベース82の回動により取付部材8を下向き姿勢にすれば、所定の高さ制限内に収めることができ、簡易な作業で対処できる。
ステー81は、プレート状に形成されたベース82に立設されている。ステー81は、溶接などによりベース82に固着されている。本実施形態では、ステー81が中空の支柱で形成されているが、これに限られず、中実の支柱でもよい。取付部材8は、上向き姿勢においてベース82を支持する第1支持部材84と、下向き姿勢においてベース82を支持する第2支持部材85とを有する。第1支持部材84は、ルーフガード7の第1固定部71に配置され、第2支持部材85は、ルーフガード7の第2固定部72に配置されている。第1及び第2支持部材84,85は、それぞれプレート状に形成されている。
ベース82には、ボルト86が挿通されるボルト穴82hが形成されている。第1固定部71で水平方向に横臥したベース82は、第1支持部材84によって下方から支持される。第1支持部材84には、ボルト穴82hと対向する位置にボルト穴84hが形成されている。これらのボルト穴82h,84hに挿通したボルト86にナット(図示せず)を締め付けることにより、図4のように取付部材8が上向き姿勢で固定される。このステー81に取り付けたアンテナ6は、振動などによって位置ずれを起こすことがなく、位置座標を正確に検出できる。
第2固定部72で水平方向に横臥したベース82は、第2支持部材85によって下方から支持される。第2支持部材85は、第1支持部材84と同一の水平面上に配置されており、ベース82は180度の範囲内で回動できる。第2支持部材85には、ボルト穴82hと対向する位置にボルト穴85hが形成されている。これらのボルト穴82h,85hに挿通したボルト86にナット(図示せず)を締め付けることにより、図5のように取付部材8が下向き姿勢で固定される。このため、輸送時でも取付部材8の姿勢が安定する。下向き姿勢において、ステー81は、ルーフガード7の上端と屋根50rとの間の空間に配置され、ルーフガード7の上端から突出しない。
本実施形態では、図3のように支持体であるルーフガード7が枠体70によって構成されており、第2固定部72は、その枠体70で区画された空間内にステー81を配置できるように構成されている。枠体70は、前後方向に延びた枠材70aと左右方向に延びた枠材70bとの組み合わせにより格子状に形成されている。ルーフガード7は、屋根50rの前部に設けられた天窓50wに被さっているものの(図2参照)、これが枠体70で構成されているために採光が確保される。支持体は、このような枠体70で構成されたものに限られず、例えば箱体で構成されていてもよい。
アンテナ6Bの設置箇所は、図4で示したアンテナ6Aの設置箇所と同様に構成されている。但し、アンテナ6Aの設置箇所では、第1固定部71及び第2固定部72の双方が屋根50rの上に設定されているのに対し、アンテナ6Bの設置箇所では、図2,3のように、第1固定部71が屋根50rの上(更に言えば、屋根50rの外縁部)に設定されつつ、第2固定部72が屋根50rの平面視外方に設定されている。ルーフガード7は、屋根50rの側縁から外方に突出した部分を有し、その部分が第2固定部72として構成されている。これにより、ルーフガード7の上端と屋根50rとの間にステー81を配置する空間を確保することが困難な場合でも、特に支障なく取付部材8を下向き姿勢に変更できる。
また、このように第2固定部72が屋根50rの平面視外方に設定されている場合においては、アンテナ6Bをステー81に取り付けた状態でベース82を回動させ、取付部材8を上向き姿勢から下向き姿勢に変更することが可能である。本実施形態は、そのような使い方を想定したものではないが、アンテナ6Bを取り外さずにベース82を回動させる場合は、ルーフガード7にアンテナ6Bが干渉しないよう、第2固定部72を形成するルーフガード7の構成材(枠材70a,70b)の形状やサイズを適宜に変形すればよい。
本実施形態では、屋根上設置物としてのGNSSアンテナ6が屋根50rの上に設置される例を示したが、これに限られるものではない。アンテナ以外の屋根上設置物としては、例えば、トータルステーションで用いるプリズム、レーザー受光器、回転灯などが挙げられる。
本実施形態では、ルーフガード7がアンテナ6を支持する支持体として機能する例を示したが、これに限られるものではない。また、支持体は、上述したルーフガード7のように屋根50rに対して全域的に設けられるものに限られず、屋根50rに対して局所的に、例えばアンテナ6の設置箇所となる屋根50rの隅部だけに設けられるものでもよい。
本実施形態では、操縦部5を取り囲むキャビン50が設けられている例を示したが、これに代えて、操縦部5を上方から覆うキャノピが設けられた構成でもよい。かかる場合には、運転席上方のキャノピの屋根の上に屋根上設置物を設置するために、上記の如き構成が適用される。
本発明は、上述した実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変更が可能である。
1 旋回作業車
2 下部走行体
3 上部旋回体
4 作業機
5 操縦部
6 アンテナ(屋根上設置物の一例)
7 ルーフガード(支持体の一例)
8 取付部材
30 エンジン
50 キャビン
50r 屋根
51 運転席
53 シートマウント
70 枠体
81 ステー
82 ベース

Claims (5)

  1. 運転席の屋根上方に配置され、GNSSアンテナを上方に着脱自在に設置できる取付部材を備え、
    前記取付部材の姿勢が、前記取付部材に前記GNSSアンテナを設置できる第1姿勢から、前記取付部材に前記GNSSアンテナを設置できない第2姿勢に変更可能であり、
    前記取付部材が、水平方向に沿った軸周りに回動することにより、前記取付部材の一端が前記軸を介して反対側に移動し、前記取付部材の姿勢を前記第1姿勢から前記第2姿勢に変更する旋回作業車。
  2. 前記GNSSアンテナを設置する前記取付部材の設置部が、
    前記第1姿勢では、上方に向き、
    前記第2姿勢では、下方をむいている請求項記載の旋回作業車。
  3. 前記取付部材が前記屋根の隅部に配置されている請求項1又は2に記載の旋回作業車。
  4. 前記取付部材が前記屋根の前後に設けられている請求項記載の旋回作業車。
  5. 前記取付部材の一方が前記運転席の一方側に、前記取付部材の他方が前記運転席の他方側に配置されている請求項記載の旋回作業車。
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