JP7352433B2 - 取付部材 - Google Patents

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Description

本発明は、機器を取り付けるための取付部材に関する。
特許文献1は、車載機器を車室内の曲面等の凹面に取り付けるための車載機器用のスタンドを開示している。特許文献1に係るスタンドは、曲面に固定される固定板と、車載機器を固定するための固定部とを備える。特許文献1に係るスタンドにおいて、複数のスリットが固定板に形成されている。これら複数のスリットは、固定板の全ての外周において開口している。固定板の一方の面には、両面テープが貼り付けられている。
固定板は、撓むことにより曲面に当接する。両面テープが、撓んだ固定板を曲面と接着する。この結果、特許文献1に係るスタンドは、車載機器を車室内の曲面に取り付けることができる。
しかし、車載機器は、固定板の中心に形成された1つの固定部で固定されるため、車載機器が安定しないという問題がある。車両に取り付けられた車載機器が、車両の走行時の振動によって、特許文献1に係るスタンドから外れる虞がある。
特開2002-187490号公報
上記問題点に鑑み、本発明は、車載機器が外れることを抑制できるとともに、凹面に安定的に貼り付けることができる取付部材を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、第1の発明は、車載機器を凹面に取り付けるための取付部材であって、貼付板と、2つの固定部とを備える。貼付板は、接着部材により凹面に貼り付けられる板状である。2つの固定部は、車載機器を固定するために用いられ、貼付板の所定方向における一端及び他端に配置される。貼付板は、第1可撓部と、第2可撓部とを含む。第1可撓部は、貼付板に形成されたスリットにより囲まれ、所定方向に垂直な方向における貼付板の2つの縁部のうち第1縁部から、所定方向に延びる基準線に向かって伸びるU字状である。第2可撓部は、貼付板に形成されたスリットにより囲まれ、2つの縁部のうち第2縁部から基準線に向かって伸びる。基準線は、第1縁部と第2縁部との間を通過する。
第1の発明によれば、車載機器が2つの固定部により固定されるため、車載機器が取付部材から外れることが抑制される。また、第1可撓部及び第2可撓部が、U字状の形状であり、貼付板に形成されたスリットにより囲まれる。第1可撓部及び第2可撓部は、凹面に向かって押し付けられることにより、凹面に沿って撓む。この結果、取付部材と凹面との接触面積が増加するため、取付部材を凹面に安定的に貼り付けることができる。
第2の発明は、第1の発明であって、第1可撓部の端部と前第2可撓部の端部との間の貼付板の領域において、第1可撓部を囲むスリットと、第2可撓部を囲むスリットとが連続する。
第2の発明によれば、第1可撓部を囲むスリットと第2可撓部を囲むスリットとが連続することにより、第1可撓部及び第2可撓部の面積を大きくすることができる。これにより、取付部材と凹面との接触面積をさらに増加させることができる。
第3の発明は、第1の発明であって、第1可撓部は、第2可撓部と基準線を挟んで対称に配置される。貼付板は、さらに、ブリッジ部を含む。ブリッジ部は、第1可撓部を囲むスリットと第2可撓部を囲むスリットとの間に所定方向に延びる。
第3の発明によれば、ブリッジ部が第1可撓部と第2可撓部との間に配置されることにより、貼付板の強度を向上することができる。
第4の発明は、第1~第3の発明のいずれかであって、さらに、両面テープを備える。両面テープは、貼付板の一方の面に貼り付けられ、一方の面を凹面に接着するために用いられる。第1可撓部及び第2可撓部を形成するスリットは、前記垂直方向に延びる2本のスリット、を含む。両面テープは、一方の面のうち、2本のスリットの各々の延長線上に位置する延長領域が両面テープと延長領域とにより形成される溝の底面となるように、一方の面に貼り付けられる。溝は、垂直な方向において開口している。
第4の発明によれば、露出領域と、貼付領域により貼り付けられた両面テープとによって、溝が形成される。水が、取付板と凹面との間の空間に結露によって発生したとしても、形成された溝を通って速やかに排出される。この結果、両面テープの粘着強度が低下することを防ぐことができる。
本発明によれば、車載機器が外れることを防ぐとともに、凹面に安定的に貼り付けることができる取付部材を提供することができる。
本発明の一実施の形態に係る取付部材の斜視図である。 図1に示す取付部材の上面図である。 図1に示す取付部材の下面図である。 図1に示す貼付板の下面において、両面テープが貼り付けられる領域を示す図である。 図1に示す取付部材の正面図である。 図1に示す取付部材が壁面に取り付けられた状態を示す図である。 図1に示す取付部材の第1変形例の上面図である。 図1に示す取付部材の第2変形例の上面図である。 図1に示す取付部材の第3変形例の上面図である。
以下、図面を参照し、本発明の一実施の形態を詳しく説明する。図中同一又は相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
[1.構成]
[1.1.取付部材100の構成]
図1は、本発明の一実施の形態に係る取付部材100の斜視図である。図1を参照して、取付部材100は、車載機器を、自動車等の車両の車室内の壁面に取り付けるために用いられる。車載機器は、特に限定されないが、例えば、カメラである。取付部材100は、例えば、金属板をプレス加工することにより製造される。
図1を参照して、取付部材100が配置される直交3次元空間を定義する。X軸は、2つの固定部20が並ぶ方向に延びる。Y軸は、X軸に垂直であり、第1可撓部131と第2可撓部141とが並ぶ方向に延びる。Z軸は、X軸及びY軸の両者に垂直である。基準線L1は、X軸上の直線である。
X軸の正方向は、第1可撓部133から第1可撓部131を見た方向である。Y軸の正方向は、第2可撓部141から第1可撓部131を見た方向である。Z軸の正方向は、貼付板10の下面12から上面11を見た方向である。
取付部材100は、貼付板10と、2つの固定部20と、2つの接続部30とを備える。
貼付板10は、板状の部材であり、XY平面に配置される。貼付板10は、矩形状の形状である。貼付板10は、後述する両面テープにより壁面に貼り付けられる。貼付板10は、基準線L1を含み、かつ、貼付板10に垂直な平面により、Y軸方向に2等分される。つまり、基準線L1は、縁部15Aと縁部15Bとの間を通過する。縁部15Aは、貼付板10のY軸方向における2つの縁部のうち、+Y方向側に位置する。縁部15Bは、2つの縁部のうち、-Y方向側に位置する。貼付板10の厚さは、貼付板10に含まれる第1可撓部131~133と第2可撓部141~142とがZ軸方向に押圧された際に、第1可撓部131~133と第2可撓部141~142とが湾曲できる程度であればよい。貼付板10に形成される第1可撓部131~133及び第2可撓部141~143については後述する。
固定部20の各々は、貼付板10のX軸方向における端部に配置され、車載機器の固定に用いられる。固定部20の各々は、貼付板10よりもZ軸の正方向に位置する。車載機器を取付部材100に固定することができるのであれば、固定部20の形状は、特に限定されない。
接続部30は、板状であり、貼付板10のX軸方向における端部からZ軸の正方向に延びる。接続部30は、固定部20を貼付板10と接続する。
[1.2.貼付板10の構成]
図1を参照して、貼付板10は、上面11と、下面12と、第1可撓部131~133と、第2可撓部141~142と、保持部15とを含む。
上面11は、貼付板10の2つの面のうち、+Z方向側の面である。車載機器が取付部材100に固定された場合、上面11は、車載機器と対向する。下面12は、貼付板10の2つの面のうち、-Z方向側の面である。下面12は、取付部材100を壁面に取り付けた場合に、壁面に対向する。
第1可撓部131~133及び第2可撓部141~143については、図2を参照しながら説明する。図2は、図1に示す取付部材100の上面図である。つまり、図2は、図1に示す取付部材100を-Z方向に見た図に相当する。
図2を参照して、第1可撓部131~133は、X軸方向に並んで配置される。第1可撓部131は、貼付板10に形成されたスリット41~43に囲まれており、U字型の形状である。第1可撓部131は、縁部15Aから基準線L1に向かって伸びる。第1可撓部132及び133は、第1可撓部131と同様の形状であるため、その説明を省略する。スリット41~43については、後述する。
第2可撓部141~143は、X軸方向に並んで配置される。第2可撓部141は、貼付板10に形成されたスリット43~45に囲まれており、U字型の形状である。第2可撓部141は、縁部15Bから、基準線L1に向かって伸びる。第2可撓部142及び143は、第2可撓部141と同様の形状であるため、その説明を省略する。スリット44及び45については、後述する。
第1可撓部131と第2可撓部141とは、1対1で対応する。第1可撓部131は、基準線L1を挟んで第2可撓部142と対向する。第1可撓部131と第2可撓部141とは、基準線L1を基準とした線対称である。第1可撓部131と第2可撓部141と同様に、第1可撓部132と第2可撓部142とは、1対1で対応する。第1可撓部133と第2可撓部143とは、1対1で対応する。
第1可撓部131及び第2可撓部141を形成するスリット41~45を例にして、スリット41~45を説明する。
第1可撓部131を囲むスリットは、略U字状の形状であり、スリット41~43を含む。スリット41及び42は、Y軸方向に延びる。スリット43は、X軸方向に延びる。第2可撓部141を囲むスリットは、略U字状の形状であり、スリット43~45を含む。スリット44及び45は、Y軸方向に延びる。つまり、第1可撓部131を囲むスリットは、第1可撓部131の端部と第2可撓部141の端部との間の領域において、第2可撓部141を囲むスリットと連続している。
スリット41~45は、略H字状のスリットを形成する。すなわち、スリット41及び44は、Y軸方向に延びる1つのスリットを形成する。スリット42及び45は、Y軸方向に延びる連続する1つのスリットを形成する。
保持部15は、貼付板10のうち2つの略H字状のスリットの間の部分であり、Y軸方向に延びる。保持部15は、縁部15Aと縁部15Bとを掛け渡す。
図3は、図1に示す取付部材100の下面図である。図3は、図1に示す取付部材100を+Z方向(矢印Aの反対方向)に見た図に相当する。図3を参照して、取付部材100は、さらに、両面テープ50を備える。両面テープ50は、スリット41~45を塞がないように、貼付板10の下面12に貼り付けられる。
図4は、図1に示す貼付板10の下面12において、両面テープ50が貼り付けられる領域を示す図である。図4は、図3に示す取付部材100から両面テープ50を除いた図に相当する。
4において、スリット41~45の一部の符号の表示を省略している。図4を参照して、貼付板10の下面12は、両面テープ50が貼り付けられる貼付領域51~53を有する。
貼付領域51及び52は、Y軸方向に延びる細長い領域であり、縁部15Aから縁部15Bまで連続する。貼付領域51は、スリット43により分断されない。具体的には、貼付領域51は、貼付板10の下面12のうち、保持部15と、保持部15からY軸方向に延長した領域とを含む。貼付領域52は、貼付板10の下面12のうち、H字状のスリットと接続部30との間の領域を含む。
貼付領域53は、Y軸方向に延びる細長い領域である。貼付領域53は、第1可撓部131~133の端部から縁部15Aとの間の領域と、第2可撓部141~143の端部から縁部15Bまでの領域とを含む。貼付領域53のY軸方向における長さは、貼付領域51及び52のY軸方向における長さよりも短い。
図5は、図1に示す取付部材100の正面図である。図5は、図1に示す取付部材100を+Y方向に見た図に相当する。
図5に示すように、両面テープ50が下面12の貼付領域51~53に貼り付けられることにより、溝55が、下面12に形成される。溝55の側面は、両面テープ50である。溝55の底面は、下面12のうち、スリット41、42、44及び45の各々の延長線上に位置する延長領域である。つまり、溝55は、第1可撓部131~133及び第2可撓部141~143を形成するスリットのうちY軸方向に延びる2本のスリットの延長線上に位置する。溝55は、+Y方向及び-Y方向に開口している。
[2.壁面200への取り付け]
図6は、壁面200に取り付けられた取付部材100を示す図である。図6において、図1に示す取付部材100のA-A断面を示している。また、取付板10及び両面テープ50の各々の厚さを、取付板10において誇張して表現している。図6を参照しながら、取付部材100を壁面200に取り付ける手順を説明する。
壁面200は、中央が窪んだ凹面である。具体的には、壁面200は、中央が窪むように湾曲した曲面である。第1可撓部131、第2可撓部141及び両面テープ50を見やすく示すために、壁面200の断面のハッチングを省略している。
作業者は、最初に、取付部材100を壁面200に取り付ける。具体的には、作業者は、貼付板10の下面12に貼り付けられた両面テープ50の剥離紙をはがす。作業者は、貼付板10の下面12を壁面200に向けながら、貼付板10を壁面200に押し付ける。作業者は、貼付板10のうち、貼付板10と接続部30との境界部分と、下面12の縁部15A及び15Bとを壁面200に向かって押圧する。これにより、両面テープ50のうち、貼付板10の周縁部に貼り付けられた部分が、壁面200に接着される。
作業者は、第1可撓部131~133及び第2可撓部141~143を壁面200に向かって押圧する。第1可撓部131~133及び第2可撓部141~143が、作業者の押圧により、壁面200に向かって撓む。第1可撓部131~133及び第2可撓部141~143が、壁面200の形状に沿って湾曲するため、両面テープ50のうち、第1可撓部131~133及び第2可撓部141~143に貼り付けられた部分が、壁面200に接着される。これにより、取付部材100が、壁面200に取り付けられる。
図6において、空隙が壁面200と両面テープ50との間に生じている。しかし、作業者は、第1可撓部131及び第2可撓部141の全体を押圧することにより、図6に示す空隙が生じないように、両面テープ50を壁面200に接着することができる。第1可撓部132~133と、第2可撓部142~143についても同様である。
第1可撓部131~133及び第2可撓部141~143が壁面200に沿って湾曲することにより、両面テープ50が壁面200に接触する面積が増加する。従って、取付部材100を安定的に壁面200に固定することが可能となる。保持部15は、縁部15Aと縁部15Bとの間にかけ渡されることにより、貼付板10の強度を向上することができる。また、第1可撓部を囲むスリットが第2可撓部を囲むスリットと連続することにより、貼付板10の下面12と壁面200との接触面性を増加させることができるため、取付部材を更に安定的に壁面200に固定することができる。
次に、作業者は、壁面200に取り付けられた取付部材100に車載機器300を固定する。具体的には、作業者は、車載機器を取付部材100が備える2つの固定部20に固定する。車載機器は、2つの固定部20により支持されるため、取付部材100から外れることを防ぐことができる。
作業者は、取付部材100を壁面200に固定することが容易となる。作業者は、取付部材100を壁面200に固定する際に、貼付板10のうち、貼付板10の縁部15A及び15Bと、貼付板10と接続部30との境界部分と、第1可撓部131~133と、第2可撓部141~143とを押圧すればよい。取付部材100を壁面200に取り付ける際において、貼付板10の押圧箇所が明確となる。従って、作業者は、取付部材100を壁面200に容易に取り付けることができる。また、接着面積が作業者によって変化することを防ぐことができるため、取付部材100を壁面200に取り付ける際の作業品質を向上することができる。
溝55が貼付板10の下面12に形成されることにより、取付部材100と壁面200との間の空隙で発生する水を速やかに排出することができる。以下、具体的に説明する。
図6に示すように、取付部材100が壁面200に取り付けられた場合、空隙が、保持部15と壁面200との間に発生する。保持部15は、第1可撓部131~133及び第2可撓部141~143のように湾曲しないためである。従って、結露等によって、水が、連絡部と壁面200との間の空隙に発生した場合であっても、水は、溝55を通って、空隙から速やかに取付部材100の外に排出される。両面テープ50が水に接触する期間を短縮することができるため、両面テープ50の粘着強度が劣化することを防ぐことができる。
[第1変形例]
上記実施の形態では、貼付板10が保持部15を備える例を説明したが、これに限られない。貼付板10は、保持部15を備えなくてもよい。
図7は、本実施の形態の第1変形例である取付部材100Aの上面図である。図7を参照して、スリット61~69が貼付板10に形成されている。スリット61~64及び66~69は、Y軸方向に延びる。スリット65は、X軸方向に延びる。
第1可撓部131は、スリット61、62及び65により形成されるU字状のスリットに囲まれている。第1可撓部132は、スリット62、63及び65により形成されるU字状のスリットに囲まれている。第1可撓部133は、スリット63~65により形成されるU字状のスリットに囲まれている。
第2可撓部141は、スリット65~67により形成されるU字状のスリットに囲まれている。第2可撓部142は、スリット65、67及び68により形成されるU字状のスリットに囲まれている。第2可撓部143は、スリット65、68及び69により形成されるU字状のスリットに囲まれている。
第1可撓部131を囲むU字状のスリットが、第1可撓部132を囲むスリットと連続している。従って、保持部15は、第1可撓部131と第1可撓部132との間に形成されない。同様に、保持部15は、第1可撓部132と第1可撓部133との間に形成されない。保持部15は、第2可撓部141と第2可撓部142との間に形成されない。保持部15が、第2可撓部142と第2可撓部143との間に形成されない。
保持部15が形成されないため、取付部材100Aは、両面テープ50と壁面200との面積をさらに増加させることができる。
[第2変形例]
上記実施の形態では、第1可撓部を囲むU字状のスリットが、第2可撓部を囲むU字状のスリットと連続している例を説明したが、これに限られない。第1可撓部を囲むU字状のスリットと、第2可撓部を囲むU字状のスリットとが、個別に形成されていてもよい。
図8は、本実施の形態の第2変形例に係る取付部材100Bの上面図である。図8を参照して、取付部材100Bにおいて、U字状のスリット71~76が、貼付板10に形成されている。スリット71は、スリット72~76の各々と連続していない。スリット72~76の各々についても同様である。スリット71~73は、基準線L1を基準として、スリット74~76と線対称に配置される。
スリット71、72及び73は、第1可撓部131、132及び133を囲む。スリット74、75及び77は、第2可撓部141、142及び143を囲む。
保持部15は、貼付板10のうち、スリット71とスリット72との間の部分と、スリット72とスリット73との間の部分である。保持部15は、貼付板10のうち、スリット74とスリット75との間の部分と、スリット75とスリット76との間の部分である。
貼付板10は、複数のブリッジ部16を含む。ブリッジ部16は、貼付板10のうち、スリット71とスリット74の間の部分と、スリット72とスリット75の間の部分と、スリット73とスリット76の間の部分とである。つまり、ブリッジ部16は、貼付板10のうち、第1可撓部と第2可撓部との間の部分であり、X軸方向に延びる。貼付板10がブリッジ部16に形成されることにより、貼付板10の強度を向上することができる。
[第3変形例]
上記実施の形態では、第1可撓部と第2可撓部とが基準線L1を基準として線対称に配置される例を説明したが、これに限られない。
図9は、本実施の形態の第3変形例である取付部材100Cの上面図である。取付部材100Cにおいて、貼付板10は、第1可撓部131~132と、第2可撓部141とを含む。U字状のスリット81~83が、貼付板10に形成されている。スリット81及び82の各々は、基準線L1を挟んで反対に位置するスリット83と連続していない。また、スリット81は、スリット82及び83と連続していない。スリット82は、スリット83と連続していない。
第1可撓部131は、U字状のスリット81により囲まれている。第1可撓部132は、U字状のスリット82により囲まれている。第2可撓部141は、U字状のスリット83により囲まれている。
図9に示すように、スリット81~83は、基準線L1を基準として線対称に配置されていない。従って、取付部材100Cにおいて、第1可撓部と第2可撓部とは、基準線L1を挟んで対向しているにも関わらず、線対称に配置されない。この場合であっても、貼付板10と壁面200との接触面積を増やすことが可能である。
[その他の変形例]
上記実施の形態において、両面テープ50が、貼付板10の下面12に貼り付けられる例を説明したが、これに限られない。取付部材100は、両面テープ50を備えなくてもよい。この場合、接着剤を貼付板10の下面12に塗布してから、貼付板10を壁面200に押し当てればよい。
上記実施の形態において、溝55が貼付板10の下面12に形成される例を説明したが、これに限られない。溝55が貼付板10の下面12に形成されなくてもよい。貼付板10に形成されたスリットが塞がれなければ、両面テープ50が貼り付けられる領域は特に限定されない。
上記実施の形態において、第1可撓部が基準線L1を挟んで第2可撓部と対向する例を説明したが、これに限られない。第1可撓部が、縁部15Aから基準線L1に向かって伸び、第2可撓部が縁部15Bから基準線L1に向かって伸びていればよい。例えば、第1可撓部を囲むスリットのうち、X軸方向に延びるスリットが、基準線L1と重なっていてもよい。第2可撓部についても同様である。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、上述した実施の形態は本発明を実施するための例示に過ぎない。よって、本発明は上述した実施の形態に限定されることなく、その趣旨を逸脱しない範囲内で上述した実施の形態を適宜変形して実施することが可能である。
100 取付部材
10 貼付板
11 上面
12 下面
131~133 第1可撓部
141~143 第2可撓部
15 保持部
15A、15B 縁部
16 ブリッジ部
20 固定部
30 接続部
41~45、61~69、71~76、81~83 スリット

Claims (3)

  1. 車載機器を凹面に取り付けるための取付部材であって、
    接着部材により前記凹面に貼り付けられる板状の貼付板と、
    前記車載機器を固定するために用いられ、前記貼付板の所定方向における一端及び他端に配置される2つの固定部と、を備え、
    前記貼付板は、
    前記貼付板に形成されたスリットにより囲まれ、前記所定方向に垂直な方向における前記貼付板の2つの縁部のうち第1縁部から、前記所定方向に延びる基準線に向かって伸びるU字状の第1可撓部と、
    前記貼付板に形成されたスリットにより囲まれ、前記2つの縁部のうち第2縁部から前記基準線に向かって伸びる第2可撓部と、を含み、
    前記基準線は、第1縁部と第2縁部との間を通過
    前記第1可撓部の端部と前記第2可撓部の端部との間の前記貼付板の領域において、前記第1可撓部を囲むスリットと、前記第2可撓部を囲むスリットとが連続する、取付部材。
  2. 請求項1に記載の取付部材であって、さらに、
    前記貼付板の一方の面に貼り付けられ、前記一方の面を前記凹面に接着するための両面
    テープ、を備え、
    前記第1可撓部及び前記第2可撓部を形成するスリットは、
    前記垂直な方向に延びる2本のスリット、を含み、
    前記両面テープは、前記一方の面のうち、前記2本のスリットの各々の延長線上に位置
    する延長領域が前記両面テープと前記延長領域とにより形成される溝の底面となるように
    、前記一方の面に貼り付けられ、
    前記溝は、前記垂直な方向において開口している、取付部材。
  3. 車載機器を凹面に取り付けるための取付部材であって、
    接着部材により前記凹面に貼り付けられる板状の貼付板と、
    前記車載機器を固定するために用いられ、前記貼付板の所定方向における一端及び他端
    に配置される2つの固定部と、を備え、
    前記貼付板は、
    前記貼付板に形成されたスリットにより囲まれ、前記所定方向に垂直な方向における前
    記貼付板の2つの縁部のうち第1縁部から、前記所定方向に延びる基準線に向かって伸び
    るU字状の第1可撓部と、
    前記貼付板に形成されたスリットにより囲まれ、前記2つの縁部のうち第2縁部から前
    記基準線に向かって伸びる第2可撓部と、を含み、
    前記基準線は、第1縁部と第2縁部との間を通過し、さらに、
    前記貼付板の一方の面に貼り付けられ、前記一方の面を前記凹面に接着するための両面
    テープ、を備え、
    前記第1可撓部及び前記第2可撓部を形成するスリットは、
    前記垂直な方向に延びる2本のスリット、を含み、
    前記両面テープは、前記一方の面のうち、前記2本のスリットの各々の延長線上に位置
    する延長領域が前記両面テープと前記延長領域とにより形成される溝の底面となるように
    、前記一方の面に貼り付けられ、
    前記溝は、前記垂直な方向において開口している、取付部材。
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