JPH0595137U - シールドクランプ - Google Patents

シールドクランプ

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JPH0595137U
JPH0595137U JP4190692U JP4190692U JPH0595137U JP H0595137 U JPH0595137 U JP H0595137U JP 4190692 U JP4190692 U JP 4190692U JP 4190692 U JP4190692 U JP 4190692U JP H0595137 U JPH0595137 U JP H0595137U
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conductive film
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保市 竹内
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ケーブルのクランプ効果を高める一方で、E
MI対策を同時に可能としたシールドクランプを得る。 【構成】 少なくとも一面に導電膜22を有する弾性の
シールドフォーム2(ウレタンスボンジ21)と、ケー
ブル3が延設されるシャーシ4に固定され、かつその内
面に弾性材2を接着支持したクランプ1とで構成され、
クランプ1をシャーシ4に固定してケーブル3をシャー
シ4と弾性材2との間でクランプし、かつその際に弾性
材2の導電膜22をシャーシ4に接触させることで、ケ
ーブル3をシャーシ4と導電膜22とでシャーシ電位に
て包囲し、EMI対策を施す。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はシャーシにケーブルを固定するためのクランプに関し、特にケーブル のクランプと同時にEMI対策を可能にしたシールドクランプに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、シャーシ等に沿設したケーブルをシャーシ等に固定するためにクランプ が利用されている。このクランプは金属や樹脂で形成されており、クランプをシ ャーシに固定し得るように構成するとともに、そのクランプの一部でケーブルを シャーシに保持させるように構成する。クランプをシャーシに固定する構造とし ては、ネジ止め構造やクリップ構造等種々のものが用いられる。又、ケーブルを シャーシに保持させるための構造としては、クランプの一部をコ字型或いは円弧 状に曲げ形成したクランプ部を設け、このクランプ部でケーブルをシャーシとの 間に拘束させるものがある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
このような従来のクランプは、クランプ部とシャーシとの間でケーブルを拘束 してシャーシに保持しているため、クランプ部とケーブルの間に隙間があるとケ ーブルがクランプ部内で動いてしまい、クランプ効果が低下される。この隙間を 解消すべく、クランプの取着時にクランプ材を変形させながら固定することが行 われるが、樹脂製のものでは不可能であり、金属製のものでは変形力が大きいた め固定作業が困難になる。又、クランプを弾性変形させながらケーブルをシャー シ面に押圧してクランプするようにしたものも提案されているが、この構成では 弾性変形の応力が常時クランプに加えられることになり、経時的な材料の疲労に よってクランプが破損され易くなる。
【0004】 又、近年ではケーブルに対してEMI対策を施すべく、接地された導電環でケ ーブルを包囲する構造が採用されているが、クランプをシャーシ等に密接させた 状態ではそのEMI対策を施すことが困難になる。 本考案の目的は、ケーブルのクランプ効果を高める一方で、EMI対策を同時 に可能としたシールドクランプを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、少なくとも一面に導電膜を有する弾性材と、ケーブルが延設される シャーシに固定され、かつその内面に前記弾性材を接着支持したクランプとで構 成され、前記ケーブルをシャーシ面と弾性材との間でクランプし、かつ弾性材の 導電膜を前記シャーシ面に接触するように構成する。 又、少なくとも一面に導電膜を有する弾性材と、ケーブルが延設されるシャー シに固定され、かつその内面に前記弾性材を接着支持したクランプと、前記クラ ンプに対向配置されて前記シャーシに固定される金属板とで構成され、前記ケー ブルを金属板と弾性材との間でクランプし、かつ弾性材の導電膜を前記金属板に 接触させ、かつ金属板をシャーシと電気的に導通させるように構成する。
【0006】
【実施例】
次に、本考案について図面を参照して説明する。図1は本考案の第1実施例を 示し、同図(a)は部分分解斜視図、(b)はそのクランプ状態の斜視図、(c )はクランプ状態の断面図である。クランプ1は金属板を曲げ加工して形成され 、断面コ字状をしたクランプ部11と、このクランプ部11の一側に突出された 舌片状の固定部12とで構成される。固定部12には穴13が開設され、ネジ1 4によってケーブル3を沿設したシャーシ4に固定される。前記クランプ部11 内にはシールドフォーム2が内装される。このシールドフォーム2はウレタンス ポンジ21を主体に形成され、このウレタンスポンジ21の外側面には導電性ポ リエステル繊維からなる導電膜22が一体的に形成されている。このシールドフ ォーム2はその上面に設けた両面テープ23により、クランプ部11の内底面に 接着されている。
【0007】 したがって、このクランプ1によりケーブル3をクランプする場合には、(b )のようにクランプ1の固定部12をネジ14によりシャーシ4に固定し、この ときシールドフォーム2及びクランプ部11でケーブル3をシャーシ4の表面に 押圧させる。シールドフォーム2はウレタンスポンジ21の弾性によって変形し 、ケーブル3の上側面に密接された状態となり、かつその外側で包囲されるクラ ンプ部11によってシャーシ4の表面にクランプされることになる。
【0008】 このとき、(c)に示すように、シールドフォーム2の弾性力によってシール ドフォーム2の下面はケーブル3に密接してこれを押圧するため、ケーブル3と の間に遊びが生じることがなく、クランプ状態でのケーブル3の動きを防止する 。又、シールドフォーム2の表面に存在する導電膜22がケーブル3の両側にお いてシャーシ4の表面に接触し、シャーシ4が接地されていればシールドフォー ム2の導電膜22も導通されて接地電位となるため、結果としてケーブル3をシ ャーシ4と導電膜22とで接地電位で包囲することになり、EMI対策を同時に 行うことができる。
【0009】 図2は前記した実施例の変形例を示しており、同図(a)はクランプ部11A を円弧状に形成したもの、同図(b)はクランプ部11Bを固定部12の両側に 設けたもの、同図(c)は固定部12をクランプ部11Cの両側に設けてフラッ トケーブル3Aに適用したものである。いずれの場合も、クランプ部の形状及び ケーブルの本数や太さ等に合わせてシールドフォームの形状を適宜変更している 。
【0010】 又、図3(a)は他の実施例を示しており、クランプ部11の固定部12と反 対側の端部に突部15を切り起こすとともに、このクランプ1に断面L字状をし た金属板5を組合わせている。この金属板5は曲げ部に前記クランプ1の突部1 5を嵌入させる角穴51が開設され、他端部にはクランプ1の固定部12に設け た穴13に対応する穴52を開設している。 そして、図3(b)のように、クランプ1のクランプ部11にシールドフォー ム2を貼り付けた上でその突部15を金属板5の角穴51に嵌入させ、金属板5 とシールドフォーム2との間に図示を省略するケーブルを挟んだ上で金属板5と クランプ1とをネジにより一体的にシャーシに固定する。これにより、ケーブル は金属板5とシールドフォーム2との間にクランプされ、かつ、同時にシールド フォーム2及び金属板5とで包囲される。 このクランプによれば、シャーシ上にケーブルを延設することができないよう な箇所でもケーブルのクランプが可能となる。又、金属板5を接地されたシャー シに固定すれば、ケーブルは金属板5及びこれに導通されるシールドフォーム2 により包囲され、そのEMI対策が可能とされる。
【0011】 図4(a)は本考案の更に他の実施例の部分分解斜視図である。ここではクラ ンプ1Aを樹脂成形により形成し、かつクランプ部11には、ウレタンフォーム が両側にずれないように及びケーブルがずれないように詳細を後述するケーブル ガイド16を設けている他は前記実施例と同じである。又、シールドフォームを 用いる代わりに、ウレタンスポンジ21の上下面にそれぞれ両面テープ23を貼 り付け、この両面テープを利用してその上面をクランプ部11の内面に貼り付け 、下面に銅箔22Aを貼り付けた弾性材2Aを用いている。この銅箔22Aはウ レタンスポンジ21と共に変形可能であることは言うまでもない。
【0012】 このようなクランプを用いて同図(b)のようにケーブル3をクランプすれば 、弾性材2Aが弾性変形してケーブル3を押圧することで、ケーブル3をシャー シ4の表面との間に隙間なくクランプでき、クランプ効果を高めることができる 。又、弾性材2Aのウレタンスポンジ21の弾性変形に伴って銅箔22Aが変形 してケーブル3に密接し、かつその両側で銅箔22Aがシャーシ4の表面に接触 導通されることで、ケーブル3を包囲してEMI対策を実行することができる。
【0013】 又、図5(a)に詳細を示すように、クランプ部11の内面対角位置に内側に 突出するケーブルガイド16を設けておけば、同図(b)のようにクランプする ケーブル3をケーブルガイド16間に拘束し、ケーブル3の両側に銅箔22Aが 延在する余裕を残し、銅箔22Aの両側下面が確実にシャーシ4の表面に接触導 通されることが可能となる。 尚、図6(a)乃至(c)は、図2の(a)乃至(c)に対応して形成したも のであるが、ここではクランプを樹脂で形成していることに鑑み、各クランプの 固定部12にクリップ16を一体に設け、シャーシ1に開設した穴にクリップを 嵌入させることでクランプを固定するようにしている。
【0014】
【考案の効果】
以上説明したように本考案は、ウレタンスポンジ等の弾性材を用いてケーブル のクランプを行うので、ケーブルを密接状態にシャーシにクランプでき、ケーブ ルを確実にクランプすることができる。又、弾性材の一部に設けた導電膜をシャ ーシに接触させるので、ケーブルをシャーシ電位の導電体で包囲でき、クランプ と同時にEMI対策を実行することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のシールドクランプの一実施例を示す図
である。
【図2】図1の異なる変形例を示す斜視図である。
【図3】本考案の他の実施例を示す図である。
【図4】本考案の更に他の実施例を示す図である。
【図5】本考案の他の実施例の斜視図である。
【図6】図2の各実施例の変形例を示す図である。
【符号の説明】
1 クランプ 2 シールドフォーム 3 ケーブル 4 シャーシ 11 クランプ部 12 固定部 17 クリップ 21 ウレタンスポンジ 22 導電膜 22A 銅箔 23 両面テープ

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも一面に導電膜を有する弾性材
    と、ケーブルが延設されるシャーシに固定され、かつそ
    の内面に前記弾性材を接着支持したクランプとで構成さ
    れ、前記ケーブルをシャーシ面と弾性材との間でクラン
    プし、かつ弾性材の導電膜を前記シャーシ面に接触する
    ように構成したことを特徴とするシールドクランプ。
  2. 【請求項2】 少なくとも一面に導電膜を有する弾性材
    と、ケーブルが延設されるシャーシに固定され、かつそ
    の内面に前記弾性材を接着支持したクランプと、前記ク
    ランプに対向配置されて前記シャーシに固定される金属
    板とで構成され、前記ケーブルを金属板と弾性材との間
    でクランプし、かつ弾性材の導電膜を前記金属板に接触
    させ、かつ金属板をシャーシと電気的に導通させるよう
    に構成したことを特徴とするシールドクランプ。
JP1992041906U 1992-05-27 1992-05-27 シールドクランプ Expired - Lifetime JP2572710Y2 (ja)

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