JP7351431B2 - 画像形成システム、プログラム、画像検査方法及び画像検査装置 - Google Patents

画像形成システム、プログラム、画像検査方法及び画像検査装置 Download PDF

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Description

本発明は、像形成システム、プログラム、画像検査方法及び画像検査装置に関する。
従来、画像形成装置により記録媒体に形成された画像の読取データと、所定の基準画像データとを比較して、画像における異常の有無を判別する画像検査装置がある。また、画像検査装置により画像に異常があると判別された場合に、その異常内容(例えば、白紙、ページ抜け、ページの入れ替わり、画像の乱れ等)に応じて、必要なページの再印刷(リカバリー処理)を行う技術が知られている(例えば、特許文献1)。
また、形成される画像のうち一部のみを記録媒体ごとに差し替えるバリアブル印刷の技術が知られている。画像のうち記録媒体ごとに差し替えられるバリアブル領域では、例えば記録媒体ごとに異なる数字やバーコードなどが形成される
特開2016-15627号公報
この発明の目的は、画像のバリアブル領域における特定検査領域に対して特定の検査を行う際に、特定検査領域に対応する部分が示す情報を特定しやすくすることができる画像形成システム、プログラム、画像検査方法及び画像検査装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の画像形成システムの発明は、
画像を記録媒体上に形成する画像形成手段と、
特定の検査の対象となる特定検査領域の向きをユーザーからの入力操作に基づいて設定する向き設定手段と、
前記画像形成手段により画像が形成された前記記録媒体を読み取り、読取データを出力する読取手段と、
前記特定検査領域の向きを設定した上で、前記読取データのうち前記特定検査領域に対応する特定検査領域データに対し、前記特定の検査を行う検査手段と、
を備えることを特徴としている。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の画像形成システムにおいて、
前記特定検査領域は文字領域であることを特徴としている。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の画像形成システムにおいて、
前記検査手段は、前記特定検査領域データに対してOCR処理を行うことを特徴としている。
請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の画像形成システムにおいて、
前記特定検査領域はバーコードを含むバーコード領域であることを特徴としている。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の画像形成システムにおいて、
前記バーコードの種別を指定する種別指定手段を更に有し、
前記検査手段は、前記種別を指定された上で、前記特定検査領域データに対して検査を行う
ことを特徴としている。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の画像形成システムにおいて、
前記種別指定手段は、バーコードの種別をドロップダウンリストを用いて指定する、
ことを特徴としている。
請求項7に記載の発明は、請求項4~6のいずれか一項に記載の画像形成システムにおいて、
前記検査手段は、前記特定検査領域データに含まれるバーコードをデコードすることを特徴としている。
請求項8に記載の発明は、請求項1~7のいずれか一項に記載の画像形成システムにおいて、
前記向き設定手段は、ユーザーによるドロップダウンリストによる入力操作に基づいて前記特定検査領域の向きを設定する、
ことを特徴としている。
また、上記目的を達成するため、請求項9に記載のプログラムの発明は、
画像検査装置を制御する制御部に、
特定の検査の対象となる特定検査領域の向きをユーザーからの入力操作に基づいて設定する向き設定ステップと、
前記特定検査領域の向きを設定した上で、画像が形成された記録媒体を読み取って得られた読取データのうち前記特定検査領域に対応する特定検査領域データに対し、前記特定の検査を行う検査ステップと、
を実行させることを特徴としている。
請求項10に記載の発明は、請求項に記載のプログラムにおいて、
前記特定検査領域は文字領域であることを特徴としている。
請求項11に記載の発明は、請求項10に記載のプログラムにおいて、
前記検査ステップは、前記特定検査領域データに対してOCR処理を行うことを特徴としている。
請求項12に記載の発明は、請求項に記載のプログラムにおいて、
前記特定検査領域はバーコードを含むバーコード領域であることを特徴としている。
求項13に記載の発明は、請求項12に記載のプログラムにおいて
前記バーコードの種別を指定する種別指定ステップを前記制御部に実行させた上で、前記特定検査領域データに対して検査を行う
ことを特徴としている。
請求項14に記載の発明は、請求項13に記載のプログラムにおいて、
前記種別指定ステップにおいて、前記バーコードの種別をドロップダウンリストを用いて指定する、
ことを特徴としている。
請求項15に記載の発明は、請求項12~14のいずれか一項に記載のプログラムにおいて、
前記検査ステップは、前記特定検査領域データに含まれるバーコードをデコードすることを特徴としている。
請求項16に記載の発明は、請求項9~15のいずれか一項に記載のプログラムにおいて、
前記向き設定ステップは、ユーザーによるドロップダウンリストによる入力操作に基づいて前記特定検査領域の向きを設定する、
ことを特徴としている。
また、上記目的を達成するため、請求項17に記載の画像検査方法の発明は、
特定の検査の対象となる特定検査領域の向きをユーザーからの入力操作に基づいて設定する向き設定ステップと、
前記特定検査領域の向きを設定した上で、画像が形成された記録媒体を読み取って得られた読取データのうち前記特定検査領域に対応する特定検査領域データに対し、前記特定の検査を行う検査ステップと、
を含むことを特徴としている。
請求項18に記載の発明は、請求項17に記載の画像検査方法において、
前記特定検査領域は文字領域であることを特徴としている。
請求項19に記載の発明は、請求項18に記載の画像検査方法において、
前記検査ステップは、前記特定検査領域データに対してOCR処理を行うことを特徴としている。
また、上記目的を達成するため、請求項20に記載の画像検査装置の発明は、
特定の検査の対象となる特定検査領域の向きをユーザーからの入力操作に基づいて設定する向き設定手段と、
画像形成手段により画像が形成された記録媒体を読み取り、読取データを出力する読取手段と、
前記特定検査領域の向きを設定した上で、前記読取データのうち前記特定検査領域に対応する特定検査領域データに対し、前記特定の検査を行う検査手段と、
を備えることを特徴としている。
本発明に従うと、画像のバリアブル領域における特定検査領域に対して特定の検査を行う際に、特定検査領域に対応する部分が示す情報を特定しやすくすることができるという効果がある。
画像形成システムの概略構成を示す図である。 インラインスキャナーの構成を示す模式図である。 画像形成装置及び画像検査装置の主要な機能構成を示すブロック図である。 表裏一致検査を説明する図である。 昇順降順検査(領域番号順)を説明する図である。 昇順降順検査(ページ間)を説明する図である。 特定検査領域設定処理の本体制御部による制御手順を示すフローチャートである。 検査領域設定画面を示す図である。 異常通知画面を示す図である。 異常通知画面を示す図である。 異常通知画面を示す図である。 異常通知画面を示す図である。 検査処理の画像検査制御部による制御手順を示すフローチャートである。
以下、本発明の画像検査装置、画像形成システム、画像検査方法及びプログラムに係る実施の形態を図面に基づいて説明する。
(画像形成システムの構成)
図1は、本発明の実施形態である画像形成システム1の概略構成を示す図である。
画像形成システム1は、画像形成装置10と、画像検査装置20と、パージユニット30と、フィニッシャー40などを備える。
画像形成装置10は、外部装置2から印刷対象の原稿のデータ(ここでは、RIP(ラスターイメージプロセッサー)により生成されたビットマップデータ)を受信し、当該原稿のデータに基づいて記録媒体に画像を形成(印刷)する。画像形成装置10は、本体制御部11と、画像形成部12(画像形成手段)と、操作表示部13(報知手段)などを備える。画像形成部12は、中間転写ベルト121と、画像形成ユニット122と、給紙トレイ123と、搬送経路124と、転写ローラー125と、定着器126などを備える。
中間転写ベルト121は、複数のローラーの周りに架け渡されて周回移動する無端状の帯状部材である。
画像形成ユニット122は、中間転写ベルト121に沿って配置されており、印刷データに基づいて、C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)、K(ブラック)の各色のトナー像を中間転写ベルト121上に形成する。
給紙トレイ123は、画像が形成される記録媒体を載置する。記録媒体としては、紙や樹脂シート等の、トナーを定着可能な各種材質のものを用いることができる。給紙トレイ123に載置された記録媒体は、中間転写ベルト121と転写ローラー125とのニップ部、及び定着器126を通る搬送経路124に沿って搬送される。記録媒体が中間転写ベルト121と転写ローラー125とのニップ部を通過する際に、当該記録媒体にトナー像が転写されて画像が形成される。
画像形成部12は、記録媒体の表裏を反転させる図示略の反転機構を有している。画像形成部12は、記録媒体の表面に対して画像が形成された後に、反転機構により表裏を反転させて、搬送経路124のうち転写ローラー125の上流側に戻すことで、さらに裏面に画像を形成することができるようになっている。
定着器126は、一対の定着ローラー間で記録媒体を挟持して加熱及び加圧することで記録媒体にトナーを定着させる。
操作表示部13は、液晶ディスプレイや有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイといった表示装置と、操作キーや、表示装置の画面に重ねられて配置されたタッチパネルといった入力装置とを備える。操作表示部13は、表示装置において画像形成システム1の動作ステータスや処理結果等の各種表示を行い、また入力装置に対するユーザーの入力操作を操作信号に変換して本体制御部11に出力する。
画像形成装置10は、上記のようなタンデム式の電子写真方式のものに限定されず、記録媒体に画像を形成する方式は任意でよい。
画像形成装置10は、画像形成部12により画像が形成された記録媒体を画像検査装置20に送出する。
画像検査装置20は、画像検査制御部21(領域設定取得手段、異常判別手段、処理手段)、及びインラインスキャナー22(画像読取手段)などを備える。画像検査装置20は、画像形成装置10から引き渡された記録媒体の両面をインラインスキャナー22によりスキャン(撮像)して当該記録媒体の両面の画像を光学的に読み取り、その読取結果に係る画像データ(以下、読取データとも記す)を記憶部213(図3参照)に記憶する。また、画像検査制御部21は、読取データを解析して読み取った画像における異常の有無を判別する。また、画像検査装置20は、読み取りが終了した記録媒体を後段のパージユニット30に送出する。
図2は、インラインスキャナー22の構成を示す模式図である。
インラインスキャナー22は、記録媒体の裏面(下面)を読み取る下面側ラインイメージセンサー221と、記録媒体の表面(上面)を読み取る上面側ラインイメージセンサー222と、搬送経路224に沿って記録媒体を搬送する搬送ローラー223などを備えている。下面側ラインイメージセンサー221、及び上面側ラインイメージセンサー222は、記録媒体の搬送方向に沿って互いに異なる位置に配置されている。
インラインスキャナー22は、下面側ラインイメージセンサー221及び上面側ラインイメージセンサー222を有することで、記録媒体の両面を1パスで読み取ることができるようになっている。
下面側ラインイメージセンサー221及び上面側ラインイメージセンサー222は、搬送経路224上の所定の読み取り位置で、搬送方向に交差する幅方向に延びる読取範囲を読み取る。下面側ラインイメージセンサー221及び上面側ラインイメージセンサー222は、読取範囲を通過する記録媒体を読み取る動作を繰り返すことで、記録媒体の表面全体を二次元的に読み取る。
図1に戻り、パージユニット30は、画像検査装置20から引き渡された記録媒体を搬送し、後段のフィニッシャー40に送出する。また、パージユニット30は、画像検査装置20により画像の異常が検出された記録媒体を、第1排紙トレイT1に振り分けて排出する。
フィニッシャー40は、パージユニット30から引き渡された記録媒体に対して、指定された後処理を施した後、第2排紙トレイT2に排出する。
図3は、画像形成装置10及び画像検査装置20の主要な機能構成を示すブロック図である。
画像形成装置10は、CPU111(Central Processing Unit)、RAM112(Random Access Memory)、及び記憶部113を有する本体制御部11と、画像形成部12と、操作表示部13と、インターフェース14と、通信部15などを備え、これらの各部はバス16を介して接続されている。以下では、既に説明した構成については説明を省略する。
CPU111は、記憶部113に記憶されているプログラム113aを読み出して実行し、各種演算処理を行う。
RAM112は、CPU111に作業用のメモリー空間を提供し、一時データを記憶する。
記憶部113は、DRAM(Dynamic Random Access Memory)、フラッシュメモリー、ROM(Read Only Memory)等で構成される。記憶部113には、プログラム113a、各種の設定データ、及び通信部15を介して外部から入力された原稿のデータ等が記憶される。
本体制御部11は、プログラム113aに従って画像形成装置10の各部を統括制御する。例えば、本体制御部11は、記憶部113に記憶された原稿のデータに基づいて画像形成部12により記録媒体に画像を形成させる。また、操作表示部13に制御信号を出力して、各種表示を行わせる。
インターフェース14は、画像検査装置20との間でデータの送受信を行う手段であり、例えば各種シリアルインターフェースなどにより構成される。
通信部15は、本体制御部11からの制御信号に従い、ネットワーク上の外部装置2などのコンピューターや他の画像形成装置と通信を行って画像データなどを送受信する。
画像検査装置20は、CPU211、RAM212及び記憶部213を有する画像検査制御部21と、インラインスキャナー22と、インターフェース23などを備え、これらの各部はバス24を介して接続されている。以下では、既に説明した構成要素については説明を省略する。
CPU211は、記憶部213に記憶されているプログラム213aを読み出して実行し、各種演算処理を行う。
RAM212は、CPU211に作業用のメモリー空間を提供し、一時データを記憶する。
記憶部213は、DRAM、フラッシュメモリー、ROM等で構成される。記憶部213には、プログラム213a、各種の設定データ、及びインラインスキャナー22により生成された読取データ等が記憶される。
画像検査制御部21は、プログラム213aに従って画像検査装置20の各部を統括制御する。例えば、画像検査制御部21は、記録媒体に形成された画像の読み取りをインラインスキャナー22により行わせる。また、画像検査制御部21は、読取データを解析して画像における異常の有無を判別し、判別結果に応じて各種処理を実行する。
インターフェース23は、画像形成装置10との間でデータの送受信を行う手段であり、例えば各種シリアルインターフェースなどにより構成される。
(画像の検査方法)
次に、画像検査装置20による画像の検査方法について説明する。
画像検査装置20による画像の検査では、インラインスキャナー22により取得された画像の読取データと、予め定められた基準画像データとが比較されて、所定の基準を超える相違点があった場合に画像の異常が検出される。例えば、形成された画像に汚れや画像の欠けといった乱れがある場合には、基準画像データとの相違点が検出されて、画像に異常があると判別される。
なお、複数の記録媒体に画像を形成する場合における1枚目の記録媒体の画像の読取データを基準画像データとして用いてもよい。
また、本実施形態の画像形成システム1では、画像形成装置10において、形成される画像のうち一部のみを記録媒体ごとに差し替えるバリアブル印刷を行うことができる。以下では、記録媒体に形成される画像のうち、バリアブル印刷において記録媒体ごとに内容が差し替えられる領域をバリアブル領域と記す。
バリアブル領域では、例えば記録媒体ごとに異なる数字やバーコードなどが形成され、これらの数字やバーコードは、記録媒体ごとに所定の規則に従う関係を有している。例えば、バリアブル領域に数字や文字列の画像が形成される場合に、この数字や文字列が記録媒体ごとに昇順又は降順に並ぶようになっている。また、バリアブル領域にバーコードの画像が形成される場合に、バーコードをデコードして得られる数値や文字列が記録媒体ごとに昇順又は降順に並ぶようになっている。
本実施形態の画像形成システム1では、バリアブル領域において数字やバーコードが形成される範囲が特定検査領域Rとして設定され、この特定検査領域Rに対して、基準画像データとの比較とは別個に、特定の検査が行われる。
この特定の検査では、記録媒体に形成された画像のうち特定検査領域Rに対応する部分が示す情報(情報の内容)を特定した上で、複数の特定検査領域Rに対応する複数の情報が、上述した所定の規則に従う関係を有しているかが判別される。
以下では、記録媒体に形成された画像のうち特定検査領域Rに対応する部分が示す情報を、単に「特定検査領域Rが示す情報」又は「特定検査領域Rの情報」とも記す。また、複数の特定検査領域Rが示す複数の情報が所定の規則に従う関係を有していることを、「整合性を有している」とも記す。複数の情報が整合性を有していない場合には、形成された画像に異常があると判別される。
特定の検査では、画像全体の読取データのうち、特定検査領域Rに対応する特定検査領域データを解析することで、特定検査領域Rが示す情報が特定される。
例えば、特定検査領域Rに数字又は文字列の画像が形成されている場合には、特定検査領域データに対してOCR(Optical Character Recognition)処理を行うことで、当該数字又は文字列が特定される。
また、特定検査領域Rにバーコード(1次元バーコード、2次元バーコード等)の画像が形成されている場合には、特定検査領域データに対し、バーコードが表す情報を取得するための所定のデコード処理を行うことで、バーコードが表す情報(数値や文字列等)が特定される。
そして、複数の特定検査領域Rからそれぞれ特定された情報(数値又は文字列)が整合性を有しているか否かが判別される。
上記の特定検査領域データの解析、及び解析結果の判定は、画像検査装置20の画像検査制御部21により行われる。
本実施形態の画像形成システム1では、特定の検査として、以下の(1)~(3)が行われる。
(1)記録媒体の表裏に、対応する特定検査領域Rが設定されている場合において、表裏の特定検査領域Rの情報が一致しているか否かの検査。以下では「表裏一致検査」とも記す。
(2)記録媒体に形成される一の画像内に2以上の特定検査領域Rが設定されている場合において、当該2以上の特定検査領域Rの情報が、特定検査領域Rの順序に従って昇順又は降順に並んでいるか否かの検査。以下では、「昇順降順検査(領域番号順)」とも記す。
(3)複数の記録媒体に形成された複数の画像における特定検査領域Rの情報が、記録媒体ごとに(すなわち、ページ間で)昇順又は降順に並んでいるか否かの検査。以下では、「昇順降順検査(ページ間)」とも記す。
以下では、これらの特定の検査について具体的に説明する。
(1)表裏一致検査
図4は、表裏一致検査を説明する図である。
図4では、1枚目からN枚目までの記録媒体の表面及び裏面にそれぞれ形成された画像が示されている。また、画像に含まれる特定検査領域Rと、特定検査領域Rが示す情報(特定検査領域データの解析結果、ここでは数値)が示されている。
各特定検査領域Rには、領域番号(図では「領域No.」と表記)が設定される。この領域番号が同一である特定検査領域R同士を、対応する特定検査領域Rと呼ぶ。図4では、記録媒体の表面及び裏面に、対応する一対の特定検査領域R(「領域No.1」)が設定されている。
表裏一致検査では、各記録媒体の表裏の対応する特定検査領域Rが示す情報が一致しているか否かが判別される。図4の例では、2枚目の記録媒体の表面の特定検査領域Rが示す情報(数値)が「2」であるのに対し、裏面の特定検査領域Rが示す情報が「1」であり、表裏で相違している。このため、2枚目の記録媒体の画像に異常があると判別される。
(2)昇順降順検査(領域番号順)
図5は、昇順降順検査(領域番号順)を説明する図である。
図5では、1枚目からN枚目までの記録媒体の表面にそれぞれ形成された画像が示されている。図5では、一の画像に、「領域No.1」~「領域No.3」までの3つの特定検査領域Rが設定されている。すなわち、一の画像に設定される2以上の特定検査領域Rに、順序が設定されている。
昇順降順検査(領域番号順)では、「領域No.1」~「領域No.3」の特定検査領域Rの情報が、特定検査領域Rの順序に従って昇順又は降順に並んでいるか否かが判別される。さらに、特定検査領域Rの情報が、記録媒体間(ページ間)で昇順又は降順の関係を有して連続しているか否かについても併せて判別される。すなわち、ある記録媒体の「領域No.3」の特定検査領域Rの情報と、次の記録媒体の「領域No.1」の特定検査領域Rの情報とが昇順又は降順の関係を有して連続しているか否かが判別される。
図5の例では、1枚目の記録媒体の「領域No.1」~「領域No.3」の特定検査領域Rの情報が、「1」~「3」と昇順に並んでいる。また、2枚目の記録媒体の「領域No.1」~「領域No.3」の特定検査領域Rの情報が、「4」~「6」と昇順に並んでいる。さらに、1枚目から2枚目にかけて、6つの特定検査領域Rの情報が、「1」~
「6」と昇順に並んでいる。よって、1枚目及び2枚目の画像には異常がないと判別される。
他方で、3枚目の記録媒体では、「領域No.1」~「領域No.3」の特定検査領域Rの情報が、「7」、「7」、「9」となっており、昇順の関係を有していない。このため、3枚目の画像には異常があると判別される。
なお、昇順降順検査(領域番号順)では、同一記録媒体内の2以上の特定検査領域Rにおける関係のみを検査することとしてもよい。例えば、「領域No.1」~「領域No.3」の特定検査領域Rの情報が、全ての記録媒体において「1」~「3」とされるような場合では、同一記録媒体内の2以上の特定検査領域Rにおける関係のみが検査され、次の記録媒体の特定検査領域Rとの情報の連続性については検査されない。
(3)昇順降順検査(ページ間)
図6は、昇順降順検査(ページ間)を説明する図である。
図6では、1枚目からN枚目までの記録媒体の表面にそれぞれ形成された画像が示されている。図6では、一の画像に、「領域No.1」、「領域No.2」の2つの特定検査領域Rが設定されている。
昇順降順検査(ページ間)では、複数の記録媒体(複数の画像)に対応する複数の特定検査領域Rの情報が、記録媒体ごとに昇順又は降順に並んでいるか否かが判別される。
図5の例では、各記録媒体の「領域No.1」の特定検査領域Rの情報が、「1」、「2」、…と昇順に並んでおり、N枚目の記録媒体では「N」となっている。
また、各記録媒体の「領域No.2」の特定検査領域Rの情報が、「101」、「102」、…と昇順に並んでおり、N枚目の記録媒体では「100+N」となっている。ただし、3枚目の記録媒体では、規則に従えば「103」となるべきところが「102」となっており、2枚目から3枚目にかけて、記録媒体間で昇順の関係を有していない。よって、3枚目の記録媒体については画像に異常があると判別される。
(特定検査領域設定処理)
次に、特定検査領域Rを設定するための特定検査領域設定処理について説明する。特定検査領域Rは、ユーザーからの入力操作に基づいて、本体制御部11により設定される。
図7は、特定検査領域設定処理の本体制御部11による制御手順を示すフローチャートである。
特定検査領域設定処理は、外部装置2等から印刷対象の原稿のデータが画像形成装置10に送信され、画像の形成動作及び画像の検査動作が開始される場合に実行される。
特定検査領域設定処理が開始されると、本体制御部11は、特定検査領域Rを設定するための検査領域設定画面51を操作表示部13に表示させる(ステップS101)。
図8は、検査領域設定画面51を示す図である。
検査領域設定画面51では、画面右端側に特定検査領域Rを設定するための設定パネル51aが表示されており、残りの領域に、形成される画像Imの内容が表示されている。また、画像Imには、設定中の特定検査領域Rが併せて表示されている。
設定パネル51aは、領域種別選択部511と、対象面選択部512と、領域設定部513と、昇順降順検査設定部514と、設定取消ボタン515と、設定完了ボタン516とを有する。
領域種別選択部511は、特定検査領域Rに含まれる画像の種別を選択するためのドロップダウンリストである。このドロップダウンリストにより、特定検査領域Rに含まれる画像の種別を、バーコードを含む「バーコード領域」、及び数字や文字列を含む「文字領域」から選択することができる。
対象面選択部512は、特定検査領域Rを記録媒体の表面及び裏面のいずれに設定するかを選択するためのドロップダウンリストである。このドロップダウンリストにより、特定検査領域Rを設定する面を「表面」及び「裏面」から選択することができる。
領域設定部513は、特定検査領域Rの範囲、向き、及びその他の詳細な設定を行うためのボタン群を含む。領域設定部513は、テキストボックス513aと、ドロップダウンリスト513b~513eと、削除ボタン513fと、確定ボタン513gとを有する。
テキストボックス513aに、特定検査領域Rの縦方向及び横方向についての位置及び幅を入力することで、形成される画像における特定検査領域Rの範囲を指定することができる。
ドロップダウンリスト513bは、特定検査領域Rの領域番号(領域No.)の設定に用いられる。
ドロップダウンリスト513cは、特定検査領域Rの向きの設定に用いられる。特定検査領域Rの向きを設定することで、OCR処理により数字又は文字列を特定しやすくすることができる。
ドロップダウンリスト513dは、表裏一致検査の要否の設定に用いられる。ドロップダウンリスト513dは、設定中の特定検査領域Rと領域番号が同一である特定検査領域R(対応する特定検査領域R)が、反対側の面に既に設定されている場合にのみ選択することができるようになっている。
ドロップダウンリスト513eは、バーコードの種別の指定に用いられる。予めバーコードの種別を指定しておくことで、より確実にデコード処理を行うことができる。
削除ボタン513fを選択する入力操作を行うことで、領域設定部513における設定内容を削除(破棄)することができる。
確定ボタン513gを選択する入力操作を行うことで、領域種別選択部511、対象面選択部512、及び領域設定部513におけるその時点での選択内容で特定検査領域Rが設定される。
確定ボタン513gを選択した後は、別の領域番号の特定検査領域Rを続けて設定することができる。
昇順降順検査設定部514は、昇順降順検査の要否、及び昇順降順検査の種別を選択するためのドロップダウンリストである。このドロップダウンリストにより、昇順降順検査の設定を、「昇順降順検査(領域番号順)」、「昇順降順検査(ページ間)」、「実行しない」から選択することができる。
設定取消ボタン515を選択する入力操作を行うことで、設定パネル51aに対するそれまでの設定内容をクリアすることができる。
設定完了ボタン516を選択する入力操作を行うことで、個別の特定検査領域Rの設定内容を含む、設定パネル51aに対する全ての設定内容を設定データとして登録することができる。この設定データは、画像形成装置10の記憶部113に記憶される。なお、設定データは、画像検査装置20の記憶部213に記憶されてもよい。
図7に戻り、本体制御部11は、検査領域設定画面51の領域種別選択部511に対する入力操作に応じて、特定検査領域Rの種別(バーコード領域/文字領域)を設定する(ステップS102)。
また、本体制御部11は、対象面選択部512に対する入力操作に応じて、特定検査領域Rの設定対象面(表面/裏面)を設定する(ステップS103)。
また、本体制御部11は、ドロップダウンリスト513bに対する入力操作に応じて、特定検査領域Rの領域番号を設定する(ステップS104)。
また、本体制御部11は、テキストボックス513aに対する入力値に応じて、特定検査領域Rの範囲を設定する(ステップS105)。なお、特定検査領域Rの範囲の指定方法は、テキストボックス513aを用いたものに限られず、例えば画像Imの範囲内でマウスポインタをドラッグすることにより特定検査領域Rの範囲を指定できるようになっていてもよい。
また、本体制御部11は、ドロップダウンリスト513dに対する入力操作に応じて、表裏一致検査の要否を設定する(ステップS106)。
ステップS102~S106の処理は、必ずしもこの順序で行われなくてもよく、検査領域設定画面51に対するユーザーの入力操作に応じて逐次行われる。また、図7では省略しているが、ドロップダウンリスト513cを用いた特定検査領域Rの向きの設定、及びドロップダウンリスト513eを用いたバーコードの種別の指定も併せて行われる。
本体制御部11は、確定ボタン513gが選択されたか否かを判別し(ステップS107)、確定ボタン513gが選択されていないと判別された場合には(ステップS107で“NO”)、ステップS102~S106の設定処理を引き続き実行する。確定ボタン513gが選択されたと判別された場合には(ステップS107で“YES”)、本体制御部11は、ステップS102~S106での設定内容で特定検査領域Rを設定する(ステップS108)。
本体制御部11は、検査領域設定画面51において、次の特定検査領域Rの設定に係る入力操作が開始された場合には(ステップS109で“YES”)、処理をステップS102に戻して次の特定検査領域Rの設定に係る処理を実行する。
次の特定検査領域Rの設定に係る入力操作が開始されない場合には(ステップS109で“NO”)、本体制御部11は、昇順降順検査設定部514に対する入力操作に応じて、昇順降順検査の要否、及び種別を設定する(ステップS110)。
本体制御部11は、設定完了ボタン516を選択する入力操作に応じて、ステップS102~S110までの設定内容に係る設定データを記憶部113に記憶させて登録する(ステップS111)。
ステップS111の処理が終了すると、本体制御部11は、特定検査領域設定処理を終了させる。
(特定の検査の手順)
次に、特定検査領域Rを対象とする特定の検査の手順について説明する。
特定の検査は、画像形成装置10による画像の形成と並行してリアルタイムで行われる。
特定の検査では、特定検査領域データの解析結果に基づいて特定検査領域Rにおける異常の有無が判別されるとともに、当該異常が所定の第1の種類、及び所定の第2の種類のいずれであるかが判別される。
そして、異常が第1の種類であると判別された場合には、異常が検出された画像を画像形成装置10により再度形成させるためのリカバリー処理が実行される。
他方で、異常が第2の種類であると判別された場合には、画像形成装置による画像の形成を中止させるための中止処理が実行される。
以下では、異常の種類、及び各種類の異常に対応して行われる処理について説明する。
<第1の種類の異常>
特定検査領域Rがブランクでなく、かつ特定検査領域データの解析により特定検査領域R内の部分が示す情報を特定できなかった場合には、第1の種類の異常があると判別される。
ここで、特定検査領域Rがブランクであるとは、特定検査領域Rに画像が形成されていないことをいう。例えば、特定検査領域データが、白紙に相当するデータである場合に、特定検査領域Rがブランクであると判別することができる。また、特定検査領域データの解析により特定検査領域R内の部分が示す情報を特定できない場合とは、例えばOCR処理により数字や文字列の画像からその数字や文字列を特定できない場合、及びバーコードのデコード処理によりバーコードが示す情報を取得できない場合をいう。これらの不具合は、特定検査領域Rに数字、文字列、バーコード等の画像が形成されているものの、汚れの付着や画像の欠けなどにより画像が乱れている場合に生じ得る。
このような第1の種類の異常が生じた場合には、異常が検出された画像を再印刷(再度形成)することで正常な画像が得られる可能性があるため、リカバリー処理が実行される。異常が検出された記録媒体は、パージユニット30により第1排紙トレイT1に振り分けられて排出される。リカバリー処理により再印刷された画像が正常と判別されると、通常通り第2排紙トレイT2に排出される。
第1の種類の異常であると判別された場合には、操作表示部13において、例えば図9に示す異常通知画面52が表示される。異常通知画面52では、特定検査領域Rのデコードに失敗したこと、及びリカバリー処理を実行中であることを示す内容が表示される。
<第2の種類の異常>
特定検査領域Rがブランクである場合には、第2の種類の異常があると判別される。
特定検査領域Rがブランクである場合には、ユーザーによる特定検査領域Rの範囲の指定が不適切であること、すなわち設定された特定検査領域Rがバリアブル領域から外れていることが考えられる。よって、リカバリー処理を実行して再印刷を行っても、特定の検査を適切に行うことはできない可能性が高い。このため、リカバリー処理は行わず、画像の形成を中止させる中止処理が実行される。
また、操作表示部13に、図10に示す異常通知画面53が表示される。異常通知画面53では、特定検査領域Rがブランクであることを示す内容、及び特定検査領域Rの設定の再確認を促す内容が表示される。
操作表示部13における異常通知画面53の通知は、「特定検査領域の指定の不備に係る報知」に相当する。
また、表裏一致検査において異常が検出された場合、すなわち、図4の2枚目の記録媒体のように、記録媒体の表裏で特定検査領域Rが示す情報が相違している場合にも、第2の種類の異常であると判別される。
表裏一致検査において異常が検出された場合には、ユーザーが準備した原稿のデータ自体に不備がある可能性が高い。よって、リカバリー処理を実行して再印刷を行っても、表裏一致検査において再度異常が検出され、記録媒体が無駄に消費されてしまう。このため、リカバリー処理は行わず、画像の形成を中止させる中止処理が実行される。
また、操作表示部13に、図11に示す異常通知画面54が表示される。異常通知画面54では、表裏一致検査でエラーが発生したことを示す内容、及び印刷原稿(原稿のデータ)の確認を促す内容が表示される。
また、昇順降順検査において異常が検出された場合にも、第2の種類の異常であると判別される。すなわち、図5の3枚目の記録媒体や、図6の3枚目の記録媒体のように、特定検査領域Rが示す情報が昇順又は降順に並んでいないことが検出された場合には、第2の異常であると判別される。
昇順降順検査において異常が検出された場合には、ユーザーが準備した原稿のデータ自体に不備がある可能性が高い。よって、リカバリー処理を実行して再印刷を行っても、表裏一致検査において再度異常が検出され、記録媒体が無駄に消費されてしまう。このため、リカバリー処理は行わず、画像の形成を中止させる中止処理が実行される。
また、操作表示部13に、図12に示す異常通知画面55が表示される。異常通知画面55では、昇順降順検査でエラーが発生したことを示す内容、及び印刷原稿の確認を促す内容が表示される。
操作表示部13における異常通知画面53の通知は、「画像のデータの不備に係る報知」に相当する。
(検査処理)
次に、特定の検査を行うための検査処理の制御手順について説明する。この検査処理は、画像検査装置20の画像検査制御部21により実行される。
図13は、検査処理の画像検査制御部21による制御手順を示すフローチャートである。
検査処理は、上述の特定検査領域設定処理が終了し、画像形成装置10による画像形成が実行される場合に開始される。
検査処理が開始されると、画像検査制御部21は、画像形成装置10から特定検査領域Rの設定データを受信して取得する(ステップS201:領域設定取得ステップ)。ここでは、画像検査制御部21は、図5や図6の例のように、一の画像に2以上の特定検査領域Rが設定されている場合には、当該2以上の特定検査領域Rの順序の設定を併せて取得する。
画像検査制御部21は、インラインスキャナー22により生成された画像の読取データから、特定検査領域Rに対応する特定検査領域データを取得する(ステップS202)。ここでは、画像検査制御部21は、ステップS201で取得した設定データで指定されている特定検査領域Rの範囲に基づいて、読取データに含まれる特定検査領域データを特定して取得する。
画像検査制御部21は、取得した特定検査領域データから、特定検査領域Rがブランクであるか否かを判別する(ステップS203)。
特定検査領域Rがブランクであると判別された場合には(ステップS203で“YES”)、画像検査制御部21は、画像に異常があると判別するとともに、当該異常が第2の種類の異常であると判別する。また、画像検査制御部21は、画像形成の中止処理を実行するとともに、特定検査領域Rの設定に不備がある旨の異常通知画面53(図10)を操作表示部13に表示させるための処理を実行する(ステップS204:異常判別ステップ、処理ステップ)。ステップS204で実行される中止処理は、画像形成装置10の本体制御部11に対して、画像形成の中止を指示する制御信号を送信する処理である。また、異常通知画面53を表示させるための処理は、画像形成装置10の本体制御部11に対して、異常通知画面53の表示を指示する制御信号を送信する処理である。
特定検査領域Rがブランクではないと判別された場合には(ステップS203で“NO”)、画像検査制御部21は、特定検査領域データのデコード処理を実行する(ステップS205)。なお、特定検査領域Rの種別が「文字領域」である場合は、ステップS205においてOCR処理が実行される。
画像検査制御部21は、デコードに失敗したか否かを判別する(ステップS206)。デコードに失敗したと判別された場合には(ステップS206で“YES”)、画像検査制御部21は、画像に異常があると判別するとともに、当該異常が第1の種類の異常であると判別する。また、画像検査制御部21は、上述のリカバリー処理を実行するとともに、リカバリー処理を実行中である旨の異常通知画面52(図9)を操作表示部13に表示させるための処理を実行する(ステップS207:異常判別ステップ、処理ステップ)。ステップS207で実行されるリカバリー処理は、画像形成装置10の本体制御部11に対して、異常が検出された画像の再印刷を指示する制御信号を送信する処理である。また、異常通知画面52を表示させるための処理は、画像形成装置10の本体制御部11に対して、異常通知画面52の表示を指示する制御信号を送信する処理である。
デコードに成功したと判別された場合には(ステップS206で“NO”)、画像検査制御部21は、表裏一致検査の設定がON(実行する設定)であり、かつ表裏一致検査の結果に異常があるか否かを判別する(ステップS208)。表裏一致検査の設定がONであり、かつ表裏一致検査の結果に異常があると判別された場合には(ステップS208で“YES”)、画像検査制御部21は、画像に異常があると判別するとともに、当該異常が第2の種類の異常であると判別する。また、画像検査制御部21は、画像形成装置10による画像形成の中止処理を実行するとともに、原稿のデータに不備がある旨の異常通知画面54(図11)を操作表示部13に表示させるための処理を実行する(ステップS209:異常判別ステップ、処理ステップ)。異常通知画面54を表示させるための処理は、画像形成装置10の本体制御部11に対して、異常通知画面54の表示を指示する制御信号を送信する処理である。
表裏一致検査の設定がOFF(実行しない設定)であるか、又は表裏一致検査の結果が正常であると判別された場合には(ステップS208で“NO”)、画像検査制御部21は、昇順降順検査の設定がONであり、かつ昇順降順検査の結果に異常があるか否かを判別する(ステップS210)。昇順降順検査の設定がONであり、かつ昇順降順検査の結果に異常があると判別された場合には(ステップS210で“YES”)、画像検査制御部21は、画像に異常があると判別するとともに、当該異常が第2の種類の異常であると判別する。また、画像検査制御部21は、画像形成装置10による画像形成の中止処理を実行するとともに、原稿のデータに不備がある旨の異常通知画面55(図12)を操作表示部13に表示させるための処理を実行する(ステップS211:異常判別ステップ、処理ステップ)。異常通知画面55を表示させるための処理は、画像形成装置10の本体制御部11に対して、異常通知画面55の表示を指示する制御信号を送信する処理である。
昇順降順検査の設定がOFFであるか、又は昇順降順検査の結果が正常であると判別された場合(ステップS210で“NO”)、若しくはステップS204、S207、S209、S211のいずれかが終了した場合には、画像検査制御部21は、検査処理を終了させる。
(変形例1)
次に、上記実施形態の変形例1について説明する。
上記実施形態の画像形成システム1では、画像形成装置10と画像検査装置20とが別個に設けられていたが、これに代えて、画像形成装置10にインラインスキャナー22を設け、画像形成装置10において上述の特定の検査を行ってもよい。この場合には、画像形成装置10の本体制御部11が、上記実施形態において画像検査制御部21が実行していた各種処理を実行する。
(変形例2)
次に、上記実施形態の変形例2について説明する。
画像形成システム1は、少なくとも画像形成装置10と画像検査装置20とを有していればよく、パージユニット30と、フィニッシャー40は省略することもできる。
さらに、変形例1のように画像検査装置20の構成要素が画像形成装置10に含まれる場合には、画像形成装置10のみにより画像形成システム1が構成されてもよい。
以上のように、本実施形態に係る画像検査装置20は、画像検査制御部21を備え、画像検査制御部21は、画像形成部12により形成される画像のうち特定の検査の対象となる特定検査領域Rの設定を取得し(領域設定取得手段)、画像を読み取って得られた読取データのうち特定検査領域Rに対応する特定検査領域データに基づいて特定の検査を行い、当該特定の検査に係る異常の有無、及び異常の種類を判別し(異常判別手段)、当該異常の種類が所定の第1の種類であると判別された場合に、異常が検出された画像を画像形成部12により再度形成させるためのリカバリー処理を実行し、異常判別手段により異常の種類が所定の第2の種類であると判別された場合に、画像形成部12による画像の形成を中止させるための中止処理を実行する(処理手段)。
これによれば、特定検査領域Rに対する特定の検査において異常があると判別された場合に、異常の種類に応じて適切な処理を行うことができる。すなわち、リカバリー処理により異常が解消される可能性がある場合にリカバリー処理を実行し、リカバリー処理により異常が解消される可能性がないか、可能性が低い場合に画像の形成の中止処理を実行することで、不要なリカバリー処理により記録媒体が無駄に消費されるのを抑制することができる。
また、画像検査制御部21は、特定検査領域データが、特定検査領域Rがブランクであることを示すデータである場合に、異常の種類が第2の種類であると判別する(異常判別手段)。特定検査領域Rがブランクである場合には、ユーザーによる特定検査領域Rの範囲の指定が不適切である可能性が高く、リカバリー処理を実行して再印刷を行っても、特定の検査を適切に行うことはできない可能性が高い。このため、第2の種類の異常と判別して、リカバリー処理は行わず、画像の形成を中止させることで、記録媒体が無駄に消費されるのを抑制することができる。
また、画像検査制御部21は、特定検査領域データの解析により画像のうち特定検査領域R内の部分が示す情報を特定できなかった場合に、異常の種類が第1の種類であると判別する(異常判別手段)。このように特定検査領域Rの情報を特定できない場合には、汚れの付着や画像の欠けなどにより画像が乱れている可能性があり、画像を再印刷することで正常な画像が得られる可能性がある。このため、第1の種類の異常と判別してリカバリー処理を行うことで、異常の回復を試みることができる。
また、画像検査制御部21は、特定検査領域データを解析して画像のうち特定検査領域R内の部分が示す情報を特定し、一又は二以上の画像における複数の特定検査領域Rに対応する複数の情報が、所定の規則に従う関係を有しているか否かに基づいて異常の有無を判別する(異常判別手段)。これによれば、バリアブル領域において差し替えられる情報の整合性についての検査を行うことができる。
また、上記情報は、数値又は文字列であり、画像検査制御部21は、一の画像に設定されている2以上の特定検査領域Rの順序の設定を取得し(領域設定取得手段)、上記の2以上の特定検査領域Rに対応する2以上の情報が、順序に従って昇順又は降順に並んでいるか否かを判別し、2以上の情報が昇順又は降順に並んでいないと判別された場合に、異常の種類が第2の種類であると判別する(異常判別手段)。このように、特定検査領域Rの情報が領域番号に従って昇順又は降順に並んでいない場合には、ユーザーが準備した原稿のデータ自体に不備がある可能性が高い。このため、第2の種類の異常と判別して、リカバリー処理は行わず、画像の形成を中止させることで、記録媒体が無駄に消費されるのを抑制することができる。
また、画像検査制御部21は、複数の画像における複数の特定検査領域Rに対応する複数の情報が記録媒体ごとに昇順又は降順に並んでいるか否かを判別し、複数の情報が昇順又は降順に並んでいないと判別された場合に、異常の種類が第2の種類であると判別する(異常判別手段)。このように、特定検査領域Rの情報が記録媒体ごとに昇順又は降順に並んでいない場合には、ユーザーが準備した原稿のデータ自体に不備がある可能性が高い。このため、第2の種類の異常と判別して、リカバリー処理は行わず、画像の形成を中止させることで、記録媒体が無駄に消費されるのを抑制することができる。
また、画像形成部12は、記録媒体の表面及び裏面にそれぞれ画像を形成し、画像検査制御部21は、表面の画像及び裏面の画像の各々において対応する特定検査領域Rの設定が取得された場合に、表面及び裏面の特定検査領域Rに対応する一対の情報が一致しているか否かを判別し、一対の情報が相違すると判別された場合に、異常の種類が第2の種類であると判別する(異常判別手段)。このように、表裏一致検査において表裏の情報が相違している場合には、ユーザーが準備した原稿のデータ自体に不備がある可能性が高い。このため、第2の種類の異常と判別して、リカバリー処理は行わず、画像の形成を中止させることで、記録媒体が無駄に消費されるのを抑制することができる。
また、画像検査制御部21は、異常が第2の種類であると判別された場合に、異常通知画面53の表示(特定検査領域Rの指定の不備に係る報知)を操作表示部13により行わせるための処理を実行する(処理手段)。これによれば、ユーザーは、特定検査領域Rの指定に不備がある可能性があることを容易に認識することができる。
また、画像検査制御部21は、異常が第2の種類であると判別された場合に、異常通知画面52、54、55(画像のデータの不備に係る報知)を操作表示部13により行わせるための処理を実行する(処理手段)。これによれば、ユーザーは、原稿のデータに不備がある可能性があることを容易に認識することができる。
また、特定検査領域データは、バーコードの画像データを含む。これによれば、特定検査領域Rにおいて形成されるバーコードの内容が記録媒体ごとに差し替えられる場合において、特定検査領域Rの情報の整合性を検査することができる。
また、特定検査領域データは、数字又は文字列の画像データを含む。これによれば、特定検査領域Rにおいて形成される数字又は文字列の内容が記録媒体ごとに差し替えられる場合において、特定検査領域Rの情報の整合性を検査することができる。
また、画像検査装置20は、画像を読み取って読取データを生成するインラインスキャナー22を備える。これによれば、画像検査装置20内で画像の読取データを生成し、当該読取データから特定検査領域データを取得することができる。
また、本実施形態の画像形成システム1は、上記の画像検査装置20と、画像を形成する画像形成部12と、を備える。このような画像形成システム1によれば、形成した画像の異常の有無を判別し異常の種類に応じて適切な処理を行うことができる。
また、本実施形態の画像検査方法は、画像形成部12により形成される画像のうち特定の検査の対象となる特定検査領域Rの設定を取得する領域設定取得ステップと、画像を読み取って得られた読取データのうち特定検査領域Rに対応する特定検査領域データに基づいて特定の検査を行い、当該特定の検査に係る異常の有無、及び異常の種類を判別する異常判別ステップと、異常判別ステップで異常の種類が所定の第1の種類であると判別された場合に、異常が検出された画像を画像形成部12により再度形成させるための処理を実行し、異常判別ステップで異常の種類が所定の第2の種類であると判別された場合に、画像形成部12による画像の形成を中止させるための処理を実行する処理ステップと、を含む。この方法によれば、特定検査領域Rに対する特定の検査において異常があると判別された場合に、異常の種類に応じて適切な処理を行うことができる。すなわち、リカバリー処理により異常が解消される可能性がある場合にリカバリー処理を実行し、リカバリー処理により異常が解消される可能性がないか、可能性が低い場合に画像の形成の中止処理を実行することで、不要なリカバリー処理により記録媒体が無駄に消費されるのを抑制することができる。
また、本実施形態のプログラム213aは、画像検査装置20に設けられたコンピューターとしての画像検査制御部21を、画像形成部12により形成される画像のうち特定の検査の対象となる特定検査領域Rの設定を取得する領域設定取得手段、画像を読み取って得られた読取データのうち特定検査領域Rに対応する特定検査領域データに基づいて特定の検査を行い、当該特定の検査に係る異常の有無、及び異常の種類を判別する異常判別手段、異常判別手段により異常の種類が所定の第1の種類であると判別された場合に、異常が検出された画像を画像形成部12により再度形成させるための処理を実行し、異常判別手段により異常の種類が所定の第2の種類であると判別された場合に、画像形成部12による画像の形成を中止させるための処理を実行する処理手段、として機能させる。このようなプログラムを画像検査制御部21により実行させることで、特定検査領域Rに対する特定の検査において異常があると判別された場合に、異常の種類に応じて適切な処理を行うことができる。すなわち、リカバリー処理により異常が解消される可能性がある場合にリカバリー処理を実行し、リカバリー処理により異常が解消される可能性がないか、可能性が低い場合に画像の形成の中止処理を実行することで、不要なリカバリー処理により記録媒体が無駄に消費されるのを抑制することができる。
なお、本発明は、上記実施形態に限られるものではなく、様々な変更が可能である。
例えば、上記実施形態では、ユーザーからの入力操作に基づいて特定検査領域Rを設定する例を用いて説明したが、これに限られず、原稿のデータに基づいて画像検査制御部21が特定検査領域Rを設定してもよい。この場合は、例えば原稿のデータからバリアブル領域を特定し、特定したバリアブル領域を特定検査領域Rとして設定すればよい。
また、上記実施形態では、本体制御部11が特定検査領域設定処理を実行する例を用いて説明したが、これに限られず、画像検査制御部21が特定検査領域設定処理を実行してもよい。また、外部装置2において特定検査領域設定処理が実行され、特定検査領域Rの設定データが外部装置2から画像形成装置10又は画像検査装置20に送信される態様であってもよい。
また、上記実施形態では、特定検査領域Rが示す情報が従う所定の規則として、昇順又は降順の配列を例示したが、これに限定されず、画像検査制御部21により当否を判別可能な任意の規則とすることができる。
また、特定検査領域Rが示す情報(特定検査領域データの解析により得られる情報)は、数値や文字列に限られず、所定の規則で配列することができる任意の情報が含まれる。
また、上記実施形態では、報知手段による報知の例として、操作表示部13による異常通知画面52~55の表示を例に挙げて説明したが、これに限られない。例えば、報知手段による報知は、警告灯の点灯、アラーム音の発生、ユーザーが操作する外部の端末に対するメール等のメッセージの送信などであってもよい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、本発明の範囲は、上述の実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲とその均等の範囲を含む。
1 画像形成システム
2 外部装置
10 画像形成装置
11 本体制御部
111 CPU
112 RAM
113 記憶部
113a プログラム
12 画像形成部
13 操作表示部(報知手段)
14 インターフェース
15 通信部
16 バス
20 画像検査装置
21 画像検査制御部(領域設定取得手段、異常判別手段、処理手段)
211 CPU
212 RAM
213 記憶部
213a プログラム
22 インラインスキャナー(画像読取手段)
23 インターフェース
24 バス
30 パージユニット
40 フィニッシャー
51 検査領域設定画面
51a 設定パネル
52~55 異常通知画面
Im 画像
R 特定検査領域
T1 第1排紙トレイ
T2 第2排紙トレイ

Claims (20)

  1. 画像を記録媒体上に形成する画像形成手段と、
    特定の検査の対象となる特定検査領域の向きをユーザーからの入力操作に基づいて設定する向き設定手段と、
    前記画像形成手段により画像が形成された前記記録媒体を読み取り、読取データを出力する読取手段と、
    前記特定検査領域の向きを設定した上で、前記読取データのうち前記特定検査領域に対応する特定検査領域データに対し、前記特定の検査を行う検査手段と、
    を備えることを特徴とする画像形成システム。
  2. 前記特定検査領域は文字領域であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成システム。
  3. 前記検査手段は、前記特定検査領域データに対してOCR処理を行うことを特徴とする請求項2に記載の画像形成システム。
  4. 前記特定検査領域はバーコードを含むバーコード領域であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成システム。
  5. 前記バーコードの種別を指定する種別指定手段を更に有し、
    前記検査手段は、前記種別を指定された上で、前記特定検査領域データに対して検査を行う
    ことを特徴とする請求項4に記載の画像形成システム。
  6. 前記種別指定手段は、バーコードの種別をドロップダウンリストを用いて指定する、
    ことを特徴とする請求項5に記載の画像形成システム。
  7. 前記検査手段は、前記特定検査領域データに含まれるバーコードをデコードすることを特徴とする請求項4~6のいずれか一項に記載の画像形成システム。
  8. 前記向き設定手段は、ユーザーによるドロップダウンリストによる入力操作に基づいて前記特定検査領域の向きを設定する、
    ことを特徴とする請求項1~7のいずれか一項に記載の画像形成システム。
  9. 画像検査装置を制御する制御部に、
    特定の検査の対象となる特定検査領域の向きをユーザーからの入力操作に基づいて設定する向き設定ステップと、
    前記特定検査領域の向きを設定した上で、画像が形成された記録媒体を読み取って得られた読取データのうち前記特定検査領域に対応する特定検査領域データに対し、前記特定の検査を行う検査ステップと、
    を実行させることを特徴とするプログラム。
  10. 前記特定検査領域は文字領域であることを特徴とする請求項9に記載のプログラム。
  11. 前記検査ステップは、前記特定検査領域データに対してOCR処理を行うことを特徴とする請求項10に記載のプログラム。
  12. 前記特定検査領域はバーコードを含むバーコード領域であることを特徴とする請求項9に記載のプログラム。
  13. 前記バーコードの種別を指定する種別指定ステップを前記制御部に実行させた上で、前記特定検査領域データに対して検査を行う
    ことを特徴とする請求項12に記載のプログラム。
  14. 前記種別指定ステップにおいて、前記バーコードの種別をドロップダウンリストを用いて指定する、
    ことを特徴とする請求項13に記載のプログラム。
  15. 前記検査ステップは、前記特定検査領域データに含まれるバーコードをデコードすることを特徴とする請求項12~14のいずれか一項に記載のプログラム。
  16. 前記向き設定ステップは、ユーザーによるドロップダウンリストによる入力操作に基づいて前記特定検査領域の向きを設定する、
    ことを特徴とする請求項9~15のいずれか一項に記載のプログラム。
  17. 特定の検査の対象となる特定検査領域の向きをユーザーからの入力操作に基づいて設定する向き設定ステップと、
    前記特定検査領域の向きを設定した上で、画像が形成された記録媒体を読み取って得られた読取データのうち前記特定検査領域に対応する特定検査領域データに対し、前記特定の検査を行う検査ステップと、
    を含むことを特徴とする画像検査方法。
  18. 前記特定検査領域は文字領域であることを特徴とする請求項17に記載の画像検査方法。
  19. 前記検査ステップは、前記特定検査領域データに対してOCR処理を行うことを特徴とする請求項18に記載の画像検査方法。
  20. 特定の検査の対象となる特定検査領域の向きをユーザーからの入力操作に基づいて設定する向き設定手段と、
    画像形成手段により画像が形成された記録媒体を読み取り、読取データを出力する読取手段と、
    前記特定検査領域の向きを設定した上で、前記読取データのうち前記特定検査領域に対応する特定検査領域データに対し、前記特定の検査を行う検査手段と、
    を備えることを特徴とする画像検査装置。
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