JP7350898B2 - 投影装置、投影方法、及び制御プログラム - Google Patents

投影装置、投影方法、及び制御プログラム Download PDF

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Description

本発明は、投影装置、投影方法、及び制御プログラムに関する。
従来、画像を大型スクリーン等の被投影物に投影することにより表示する投影装置が知られている。また、特許文献1には、投影画像の位置を光学的に移動させるレンズシフトと、投影画像の位置を電気的に移動させるデジタルシフトと、切り替えて行う投影装置が開示されている。また、特許文献2には、投射環境に応じて投射レンズの駆動分解能を制御する投影装置が開示されている。
日本国特開2011-27799号公報 日本国特開2013-250317号公報
本開示の技術に係る1つの実施形態は、上記事情に鑑みてなされたものであり、投影装置が照射する投影光の投影範囲の位置合わせを効率よく行うことのできる投影装置、投影方法、及び制御プログラムを提供する。
本発明の投影装置は、投影光を照射する投影部と、上記投影光の投影範囲を移動させる移動機構と、プロセッサとを有し、上記プロセッサは、上記投影部により、上記投影範囲を維持した状態で、第1操作に応じて上記投影範囲の移動先を示す画像を表示させ、上記移動機構により上記投影範囲を上記移動先に移動させる制御を実行するものである。
本発明の投影方法は、投影光を照射する投影部と、上記投影光の投影範囲を移動させる移動機構と、を有する投影装置による投影方法であって、上記投影部により、上記投影範囲を維持した状態で、第1操作に応じて上記投影範囲の移動先を示す画像を表示させ、上記移動機構により上記投影範囲を上記移動先に移動させるものである。
本発明の制御プログラムは、投影光を照射する投影部と、上記投影光の投影範囲を移動させる移動機構と、を有する投影装置の制御プログラムであって、上記投影部により、上記投影範囲を維持した状態で、第1操作に応じて上記投影範囲の移動先を示す画像を表示させ、上記移動機構により上記投影範囲を上記移動先に移動させる制御を実行する、処理をコンピュータに実行させるためのものである。
本発明によれば、投影装置が照射する投影光の投影範囲の位置合わせを効率よく行うことのできる投影装置、投影方法、及び制御プログラムを提供することができる。
本発明の投影装置の一実施形態である投影装置10の概略構成を示す模式図である。 図1に示す投影部1の内部構成の一例を示す模式図である。 投影装置10の外観構成を示す模式図である。 図3に示す投影装置10の光学ユニット106の断面模式図である。 投影装置10による投影範囲11の調整処理の一例を示すフローチャートである。 ユーザからのシフト操作に応じた投影装置10よる電子シフトの一例を示す図である。 ユーザからの位置決定操作に応じた投影装置10よる光学系シフトの一例を示す図である。 ユーザからの拡縮操作に応じた投影装置10よる電子拡縮の一例を示すフローチャートである。 投影装置10よる電子シフトにおける強調表示の一例を示す図(その1)である。 投影装置10よる電子シフトにおける強調表示の一例を示す図(その2)である。 投影装置10よる電子シフトにおける強調表示の他の一例を示す図である。 投影装置10よる電子拡縮における強調表示の一例を示す図である。 電子シフト及び光学系シフトの各分解能を考慮した投影範囲11の調整の一例を示す図である。 投影装置10による電子シフトの具体例を示す図(その1)である。 投影装置10による電子シフトの具体例を示す図(その2)である。 投影装置10による電子シフトに追従する光学系シフトの一例を示す図(その1)である。 投影装置10による電子シフトに追従する光学系シフトの一例を示す図(その2)である。 投影装置10による電子シフトに追従する光学系シフトの一例を示す図(その3)である。 投影装置10による電子シフトに追従する光学系シフトの一例を示す図(その4)である。 投影装置10によるシフトの限界の通知の他の一例を示す図(その1)である。 投影装置10によるシフトの限界の通知の他の一例を示す図(その2)である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
<本発明の投影装置の一実施形態である投影装置10の概略構成>
図1は、本発明の投影装置の一実施形態である投影装置10の概略構成を示す模式図である。
投影装置10は、投影部1と、制御装置4と、スクリーン6と、操作受付部2と、を備える。投影部1は、例えば液晶プロジェクタ又はLCOS(Liquid Crystal On Silicon)を用いたプロジェクタ等によって構成される。以下では、投影部1が液晶プロジェクタであるものとして説明する。
制御装置4は、各種のプロセッサにより構成される制御部と、各部と通信するための通信インタフェース(図示省略)と、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)、又はROM(Read Only Memory)等の記憶媒体4aと、を含む装置であり、投影部1を統括制御する。
制御装置4の制御部の各種のプロセッサとしては、プログラムを実行して各種処理を行う汎用的なプロセッサであるCPU(Central Processing Unit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)等の製造後に回路構成を変更可能なプロセッサであるプログラマブルロジックデバイス(Programmable Logic Device:PLD)、又はASIC(Application Specific Integrated Circuit)等の特定の処理を実行させるために専用に設計された回路構成を有するプロセッサである専用電気回路等が含まれる。
これら各種のプロセッサの構造は、より具体的には、半導体素子等の回路素子を組み合わせた電気回路である。制御装置4の制御部は、各種のプロセッサのうちの1つで構成されてもよいし、同種又は異種の2つ以上のプロセッサの組み合わせ(例えば、複数のFPGAの組み合わせ又はCPUとFPGAの組み合わせ)で構成されてもよい。
操作受付部2は、ユーザからの各種の操作を受け付けることにより、ユーザからの指示(ユーザ指示)を検出する。操作受付部2は、制御装置4に設けられたボタン、キー、ジョイスティック等であってもよいし、制御装置4の遠隔操作を行うリモートコントローラからの信号を受け付ける受信部等であってもよい。
スクリーン6は、投影部1によって投影画像が表示される投影面を有する被投影物である。図1に示す例では、スクリーン6の投影面は矩形である。図1におけるスクリーン6の上下左右が、実際のスクリーン6の上下左右であるとする。
投影範囲11は、投影部1により投影光が照射される範囲である。図1に示す例では、投影範囲11は矩形である。図1に示す状態では、スクリーン6に対して投影範囲11は位置も大きさも異なっている。ここでは、スクリーン6に対して投影範囲11を位置合わせする場合について説明する。
<図1に示す投影部1の内部構成>
図2は、図1に示す投影部1の内部構成の一例を示す模式図である。
図2に示すように、投影部1は、光源21と、光変調部22と、投影光学系23と、を備える。
光源21は、レーザ又はLED(Light Emitting Diode)等の発光素子を含み、例えば白色光を出射する。
光変調部22は、光源21から出射されて図示省略の色分離機構によって赤、青、緑の3色に分離された各色光を、画像情報に基づいて変調して各色画像を出射する3つの液晶パネルによって構成される。この3つの液晶パネルにそれぞれ赤、青、緑のフィルタを搭載し、光源21から出射された白色光を、各液晶パネルにて変調して各色画像を出射させてもよい。
投影光学系23は、光源21及び光変調部22からの光が入射されるものであり、少なくとも1つのレンズを含む、例えばリレー光学系によって構成されている。投影光学系23を通過した光はスクリーン6に投影される。
制御装置4は、表示用データに基づいて光源21及び光変調部22を制御することにより、この表示用データに基づく画像をスクリーン6に投影させる。表示用データは、赤表示用データと、青表示用データと、緑表示用データとの3つによって構成される。
また、制御装置4は、操作受付部2によって受け付けられたユーザからの操作に基づいて投影光学系23を変化させることにより、投影部1の投影範囲11(図1参照)の拡大や縮小を行う。また、制御装置4は、操作受付部2によって受け付けられたユーザからの操作に基づいて投影光学系23を変化させることにより、投影部1の投影範囲11の移動を行ってもよい。
また、投影装置10は、投影範囲11の位置を機械的又光学的に調整する調整部を備える。この調整部は、例えば、シフト機構、又は撮影方向変更機構により実現される。
シフト機構は、例えば、投影光学系23を光軸に垂直な方向に移動させるメカシフトを行うシフト機構(例えば図3,図4参照)、又は、投影光学系23を移動させる代わりに光変調部22を光軸に垂直な方向に移動させる光学シフトを行うものである。また、シフト機構は、メカシフト及び光学シフトを組み合わせて行うものであってもよい。シフト構成は、投影範囲11を移動させる移動機構の一例である。
このようなシフト機構を用いた投影範囲11のシフトを光学系シフトと称する。これに対して、投影範囲11はシフトせずに、光変調部22において光を透過させる範囲を調整することによる疑似的な投影範囲11のシフトを電子シフトと称する。
撮影方向変更機構は、機械的な回転で投影部1の向きを変更することにより、投影部1の投影方向を変更可能な機構である(例えば図3,図4参照)。
<投影装置10の機械的構成>
図3は、投影装置10の外観構成を示す模式図である。図4は、図3に示す投影装置10の光学ユニット106の断面模式図である。図4は、図3に示す本体部101から出射される光の光路に沿った面での断面を示している。
図3に示すように、投影装置10は、本体部101と、本体部101から突出して設けられた光学ユニット106と、を備える。図3に示す構成において、操作受付部2と、制御装置4と、投影部1における光源21及び光変調部22と、は本体部101に設けられる。投影部1における投影光学系23は光学ユニット106に設けられる。
光学ユニット106は、本体部101に支持される第一部材102と、第一部材102に支持された第二部材103と、を備える。
なお、第一部材102と第二部材103は一体化された部材であってもよい。光学ユニット106は、本体部101に着脱自在に構成(換言すると交換可能に構成)されていてもよい。
本体部101は、光学ユニット106と連結される部分に光を通すための開口15a(図4参照)が形成された筐体15(図4参照)を有する。
本体部101の筐体15の内部には、図3に示すように、光源21と、光源21から出射される光を入力画像データに基づいて空間変調して画像を生成する光変調部22(図2参照)を含む光変調ユニット12と、が設けられている。
図2に示す例では、光源21から出射された光は光変調部22に入射される。
図4に示すように、光変調ユニット12によって空間変調された光によって形成される画像は、筐体15の開口15aを通過して光学ユニット106に入射され、投影対象物としてのスクリーン6に投影されて、画像G1が観察者から視認可能となる。
図4に示すように、光学ユニット106は、本体部101の内部と繋がる中空部2Aを有する第一部材102と、中空部2Aと繋がる中空部3Aを有する第二部材103と、中空部2Aに配置された第一光学系121及び反射部材122と、中空部3Aに配置された第二光学系31、反射部材32、第三光学系33、及びレンズ34と、シフト機構105と、撮影方向変更機構104と、を備える。
第一部材102は、断面外形が一例として矩形の部材であり、開口2aと開口2bが互いに垂直な面に形成されている。第一部材102は、本体部101の開口15aと対面する位置に開口2aが配置される状態にて、本体部101によって支持されている。本体部101の光変調ユニット12の光変調部22から射出された光は、開口15a及び開口2aを通って第一部材102の中空部2Aに入射される。
本体部101から中空部2Aに入射される光の入射方向を方向X1と記載し、方向X1の逆方向を方向X2と記載し、方向X1と方向X2を総称して方向Xと記載する。また、図4において、紙面手前から奥に向かう方向とその逆方向を方向Zと記載する。方向Zのうち、紙面手前から奥に向かう方向を方向Z1と記載し、紙面奥から手前に向かう方向を方向Z2と記載する。
また、方向X及び方向Zに垂直な方向を方向Yと記載し、方向Yのうち、図4において上に向かう方向を方向Y1と記載し、図4において下に向かう方向を方向Y2と記載する。図4の例では方向Y2が鉛直方向となるように投影装置10が配置されている。
図2に示した投影光学系23は、第一光学系121、反射部材122、第二光学系31、反射部材32、第三光学系33、及びレンズ34により構成される。図4には、この投影光学系23の光軸Kが示されている。第一光学系121、反射部材122、第二光学系31、反射部材32、第三光学系33、及びレンズ34は、光変調部22側からこの順に光軸Kに沿って配置されている。
第一光学系121は、少なくとも1つのレンズを含み、本体部101から第一部材102に入射された方向X1に進む光を反射部材122に導く。
反射部材122は、第一光学系121から入射された光を方向Y1に反射させる。反射部材122は、例えばミラー等によって構成される。第一部材102には、反射部材122にて反射した光の光路上に開口2bが形成されており、この反射した光は開口2bを通過して第二部材103の中空部3Aへと進む。
第二部材103は、断面外形が略T字状の部材であり、第一部材102の開口2bと対面する位置に開口3aが形成されている。第一部材102の開口2bを通過した本体部101からの光は、この開口3aを通って第二部材103の中空部3Aに入射される。なお、第一部材102や第二部材103の断面外形は任意であり、上述したものには限定されない。
第二光学系31は、少なくとも1つのレンズを含み、第一部材102から入射された光を、反射部材32に導く。
反射部材32は、第二光学系31から入射される光を方向X2に反射させて第三光学系33に導く。反射部材32は、例えばミラー等によって構成される。
第三光学系33は、少なくとも1つのレンズを含み、反射部材32にて反射された光をレンズ34に導く。
レンズ34は、第二部材103の方向X2側の端部に形成された開口3cを塞ぐ形でこの端部に配置されている。レンズ34は、第三光学系33から入射された光をスクリーン6に投影する。
撮影方向変更機構104は、第一部材102に対して第二部材103を回転自在に連結する回転機構である。この撮影方向変更機構104によって、第二部材103は、方向Yに延びる回転軸(具体的には光軸K)の回りに回転自在に構成されている。なお、撮影方向変更機構104は、光学系を回転させることができればよく、図4に示した配置位置に限定されない。また、回転機構の数も1つに限らず、複数設けられていてもよい。
シフト機構105は、投影光学系の光軸K(換言すると光学ユニット106)をその光軸Kに垂直な方向(図4の方向Y)に移動させるための機構である。具体的には、シフト機構105は、第一部材102の本体部101に対する方向Yの位置を変更することができるように構成されている。シフト機構105は、手動にて第一部材102を移動させるものの他、電動にて第一部材102を移動させるものであってもよい。
図4は、シフト機構105によって第一部材102が方向Y1側に最大限移動された状態を示している。この図4に示す状態から、シフト機構105によって第一部材102が方向Y2に移動することで、光変調部22によって形成される画像の中心(換言すると表示面の中心)と光軸Kとの相対位置が変化して、スクリーン6に投影されている画像G1を方向Y2にシフト(平行移動)させることができる。
なお、シフト機構105は、光学ユニット106を方向Yに移動させる代わりに、光変調部22を方向Yに移動させる機構であってもよい。この場合でも、スクリーン6に投影されている画像G1を方向Y2に移動させることができる。
<投影装置10による投影範囲11の調整処理>
図5は、投影装置10による投影範囲11の調整処理の一例を示すフローチャートである。
まず、投影装置10は、投影部1による投影によって、投影範囲11に調整用画像の表示を開始する(ステップS51)。調整用画像は、現時点で仮決定されている光学系シフト後の投影範囲11を疑似的に示す画像である(例えば図6参照)。
ステップS51の時点で仮決定されている光学系シフト後の投影範囲11は、例えば現時点の投影範囲11と同じ範囲(すなわち光学系シフト量が0の投影範囲11)であるが、これに限らず任意に設定することができる。
次に、投影装置10は、操作受付部2を介してユーザからシフト操作を受け付けたか否かを判断する(ステップS52)。シフト操作は、投影装置10の光学系シフトの方向及び量を指示する操作であって、例えば、ジョイスティックを倒す操作や、カーソルキーの押下である。シフト操作は、本発明の第1操作の一例である。
ステップS52において、シフト操作を受け付けた場合(ステップS52:Yes)は、投影装置10は、受け付けたシフト操作に応じて電子シフトを行い(ステップS53)、ステップS52に戻る。電子シフトは、投影範囲11を維持しつつ、投影範囲11に表示している調整用画像が示す、光学系シフト後の投影範囲11を変化させるものである。電子シフトの具体例については後述する(例えば図6参照)。
ステップS52において、シフト操作を受け付けていない場合(ステップS52:No)は、投影装置10は、操作受付部2を介してユーザから位置決定操作を受け付けたか否かを判断する(ステップS54)。位置決定操作は、現時点で表示している調整用画像に合わせて投影範囲11の光学系シフトを行うことを指示する操作であって、例えば決定キーの押下等である。位置決定操作は、本発明の第2操作の一例である。
ステップS54において、位置決定操作を受け付けていない場合(ステップS54:No)は、投影装置10は、ステップS52へ戻る。位置決定操作を受け付けた場合(ステップS54:Yes)は、投影装置10は、現時点で表示している調整用画像に合わせて投影範囲11を移動させる光学系シフトを行う(ステップS55)。光学系シフトは、上記のように、シフト機構を用いた投影範囲11のシフトである。光学系シフトの具体例については後述する(例えば図7参照)。
次に、投影装置10は、操作受付部2を介してユーザから拡縮操作を受け付けたか否かを判断する(ステップS56)。拡縮操作は、光変調部22において光を透過させる範囲を拡縮することにより、投影範囲11のうち投影画像を表示する表示領域を拡縮することを指示する操作であって、例えば、ジョイスティックを倒す操作や、カーソルキーの押下である。拡縮操作は、本発明の第3操作の一例である。
ステップS56において、拡縮操作を受け付けた場合(ステップS56:Yes)は、投影装置10は、受け付けた拡縮操作に応じて投影範囲11の表示領域の電子拡縮を行い(ステップS57)、ステップS56へ戻る。
ステップS56において、拡縮操作を受け付けていない場合(ステップS56:No)は、投影装置10は、操作受付部2を介してユーザからサイズ決定操作を受け付けたか否かを判断する(ステップS58)。投影範囲11の表示領域を現時点のものに決定することを指示する操作であって、例えば決定ボタンの押下等の操作である。サイズ決定操作を受け付けていない場合(ステップS58:No)は、投影装置10は、ステップS56へ戻る。
ステップS58において、サイズ決定操作を受け付けた場合(ステップS58:Yes)は、投影装置10は、一連の調整処理を終了する。
<ユーザからのシフト操作に応じた投影装置10よる電子シフト>
図6は、ユーザからのシフト操作に応じた投影装置10よる電子シフトの一例を示す図である。図5のステップS51において、投影装置10は、調整用画像61及びブランク画像62からなる画像の表示を開始する。
調整用画像61は、光学系シフト後の投影範囲11を示す。ただし、光学系シフト後の投影範囲11は現時点の投影範囲11からはみ出す部分を含むため、調整用画像61は、光学系シフト後の投影範囲11のうち、現時点の投影範囲11に含まれる部分を示すことになる。例えば、調整用画像61は、全体が白等の画像であってもよいし、任意のコンテンツ画像であってもよいし、ユーザに操作等の案内を表示する画像であってもよい。調整用画像61は、シフト操作に応じた投影範囲11の移動先を示す画像の一例である。
ブランク画像62は、現時点の投影範囲11のうち調整用画像61を除く範囲、すなわち光学シフト後には投影範囲11に含まれなくなる範囲を示す。ブランク画像62は、例えば全体が黒色の画像である。ブランク画像62は、例えば図6に示すように投影範囲11の移動方向を示す矢印等の画像を含んでもよい。
例えば、図5のステップS51の時点では、投影範囲11のシフト量が0に設定されているものとする。この場合、図示しないが、投影範囲11には調整用画像61のみが表示される状態になる。
その後、ユーザが、投影範囲11を左上に移動させることを指示するシフト操作を行うと、図5のステップS53の電子シフトにより、調整用画像は図6に示すような状態となる。具体的には、投影装置10は、調整用画像61を縮小し、ブランク画像62を追加して表示する。これにより、調整用画像61の右下角61aが、投影範囲11の右下の角から左上の位置に変化する。
<ユーザからの位置決定操作に応じた投影装置10よる光学系シフト>
図7は、ユーザからの位置決定操作に応じた投影装置10よる光学系シフトの一例を示す図である。図6に示した状態においてユーザが位置決定操作を行うと、投影装置10は、図5のステップS55の光学系シフトにより、例えば図7に示すように投影範囲11を移動させる。
具体的には、投影装置10は、投影範囲11の右下角11aが、図6に示した調整用画像61の右下角61aの位置と一致するように、光学系シフトにより投影範囲11を左上に移動させる。これにより、ユーザが意図した位置に投影範囲11を移動させることができる。
このとき、図6に示した調整用画像を表示したまま光学系シフトを行うとユーザに違和感を与える場合があるため、投影装置10は、光学系シフトに伴ってブランク画像62が狭くなっていくように電子シフトを行うことにより、調整用画像61の右下角61aの位置が変化しないようにしてもよい。これにより、ユーザに違和感を与えずに投影範囲11を移動させることができる。又は、投影装置10は、光学系シフトを行う前に、調整用画像を非表示にしてもよい。
図6,図7において説明したように、投影装置10は、まず投影範囲11を維持した状態で、シフト操作に応じた投影範囲11を示す調整用画像61を表示させて電子シフトを行い、シフト操作の後に受け付けた位置決定操作に応じて、光学系シフトにより投影範囲11を調整用画像61に合わせて移動させる。
これにより、ユーザは、調整用画像61を見ながらシフト操作を繰り返し行うことにより、光学系シフト後の投影範囲11の領域を決定することができる。そして、ユーザは、シフト操作により光学系シフト後の投影範囲11の領域を決定してから位置決定操作を行うことにより、決定した領域に投影範囲11を移動させることができる。
このため、投影範囲11の位置合わせを効率よく行うことができる。例えば、シフト操作を行う段階では光学系シフトは行われないため、シフト操作の結果が遅延なく調整用画像61に反映される。また、光学系シフトの駆動回数も少なくなるため、光学系シフトの駆動系の消耗や消費電力を抑制することができる。また、繰り返し行われるシフト操作に伴う光学系シフトの駆動音等もないため、投影範囲11の位置合わせの差異の騒音を抑制することができる。
また、例えば電子シフトを優先的に行って投射画像をシフトさせ、電子シフトだけでは対応できない位置までの投射画像のシフトはレンズシフトで行う構成と比べて、電子シフトのためのマージンを投影範囲11内に確保しておかなくてもよいため、投影範囲を十分に活かした投影を行うことができる。
<ユーザからの拡縮操作に応じた投影装置10よる電子拡縮>
図8は、ユーザからの拡縮操作に応じた投影装置10よる電子拡縮の一例を示すフローチャートである。図7に示した状態においてユーザが拡縮操作を行うと、投影装置10は、図5のステップS57の電子拡縮により、例えば図8に示すように調整用画像61のサイズを変更する。
図8に示す例では、ユーザが、投影範囲11の表示領域の幅の縮小を指示する拡縮操作を行ったとする。ここで、図7において説明した光学系シフトは、投影範囲11を左上に移動させるものであり、投影範囲11の右下角11aを示す調整用画像61の右下角61aが表示された状態で行われたため、現時点の投影範囲11の右下角11aの位置はユーザの意図通りの位置であると判断することができる。
このため、投影装置10は、投影範囲11のうち右下角11aを含まない左端部に対して投影しないようにする(輝度を0付近にする)電子シフトを行うことで、調整用画像61の幅を縮小する。図8に示す例では、投影装置10は、調整用画像61の左端部に代えてブランク画像62を表示している。
同様に、図示しないが、ユーザが、投影範囲11の表示領域の高さの縮小を指示する拡縮操作を行ったとする。この場合、投影装置10は、投影範囲11のうち右下角11aを含まない上端部に対して投影しないようにする(輝度を0付近にする)電子シフトを行うことで、調整用画像61の高さを縮小する。具体的には、投影装置10は、調整用画像61の上端部に代えてブランク画像62を表示する。
そして、図5に示した調整処理が終了した後、コンテンツ画像を投影する運用段階において、投影装置10は、投影範囲11のうち調整用画像61を表示していた領域にコンテンツ画像を投影し、投影範囲11のうち残りの領域にはコンテンツ画像を投影しない(例えば輝度を0にする)。これにより、ユーザが意図した範囲にコンテンツ画像を表示することができる。
<投影装置10よる電子シフトにおける強調表示>
図9及び図10は、投影装置10よる電子シフトにおける強調表示の一例を示す図である。図6に示した電子シフトを行う際に、投影装置10は、例えば、投影範囲11の左右の移動を指示するシフト操作と、投影範囲11の上下の移動を指示するシフト操作と、を別々に受け付ける。
この場合に、投影装置10は、投影範囲11の左右の移動を指示するシフト操作を受け付ける場合には、図9に示すように、調整用画像61のうちのシフト操作に応じて表示位置が変化する、調整用画像61の右端部を強調表示してもよい。
同様に、投影装置10は、投影範囲11の上下の移動を指示するシフト操作を受け付ける場合には、図10に示すように、調整用画像61のうちのシフト操作に応じて表示位置が変化する、調整用画像61の下端部を強調表示してもよい。なお、図10においては、投影範囲11の左への移動を指示するシフト操作を受け付けた後に、投影範囲11の上下の移動を指示するシフト操作を受け付けた状態を図示している。
調整用画像61の端部の強調表示は、例えば、調整用画像61の端部の色等を調整用画像61の他の部分と異ならせたり、調整用画像61の端部を点滅させたりすることにより行うことができる。なお、調整用画像61の端部の強調表示は、これらに限らず、ユーザが調整用画像61の端部を他の部分と区別して認識できるようにする表示であればよい。
図11は、投影装置10よる電子シフトにおける強調表示の他の一例を示す図である。図6に示した電子シフトを行う際に、投影装置10は、例えば、投影範囲11の左上、左下、右上、右下等の斜めの移動を指示するシフト操作を受け付けてもよい。
例えば、投影装置10は、投影範囲11を左上に移動させることを指示するシフト操作を受け付けたとする。この場合に、投影装置10は、図11に示すように、調整用画像61のうちのシフト操作に応じて表示位置が変化する、調整用画像61の右端部及び下端部を強調表示してもよい。
<投影装置10よる電子拡縮における強調表示>
図12は、投影装置10よる電子拡縮における強調表示の一例を示す図である。図8に示した電子拡縮を行う際にも、投影装置10は、拡縮操作に応じて表示位置が変化する、調整用画像61の端部を強調表示してもよい。
図12に示す例では、図8に示した例と同様に、投影範囲11の表示領域の幅の縮小を指示する拡縮操作が行われるものとする。この場合に、投影装置10は、図12に示すように、調整用画像61のうちの拡縮操作に応じて表示位置が変化する、調整用画像61の左端部を強調表示してもよい。
また、電子拡縮における強調表示は、電子シフトにおける強調表示と異なる態様で行われてもよい。例えば、図12に示す電子拡縮における強調表示では、図9~図11に示した電子シフトにおける強調表示と異なり、調整用画像61の左端部の一部のみが強調表示されている。
<電子シフト及び光学系シフトの各分解能について>
ここで、電子シフト及び光学系シフトの各分解能について説明する。シフト操作に応じた電子シフトは、例えば光変調部22のピクセル単位の分解能で行うことができる。これに対して、光学系シフトは投影光学系23の機械的な駆動を伴うため、光学系シフトの分解能は、光変調部22のピクセル単位よりも大きい場合がある。
投影装置10は、シフト操作における変位量と、投影光学系23の駆動機構(例えばシフト機構105)の変位量と、の対応情報に基づいて、投影光学系23の駆動機構を制御することにより、光学系シフトによる投影範囲11の移動を行う。
シフト操作における変位量は、シフト操作に応じた電子シフトにおける、1単位あたりの調整用画像61の移動量(ピッチ)である。投影光学系23の駆動機構の変位量は、投影光学系23の駆動による光学系シフトにおける、1単位あたりの投影範囲11の移動量である。
一例としては、シフト操作に応じた電子シフトにおいては、1単位あたりの調整用画像61の移動量が1ピクセルである。一方で、光学系シフトにおいては、1単位あたりの投影範囲11の移動量が4ピクセルである。この関係を示す対応情報(光学系シフトの1単位=電子シフトの1単位×4)が投影装置10に予め設定される。
この場合に、投影装置10は、受け付けたシフト操作に応じた調整用画像61の移動量だけ投影範囲11を移動させるための、投影光学系23の駆動量を、上記の対応情報から導出する。そして、投影装置10は、導出した駆動量により投影光学系23を駆動することにより、受け付けたシフト操作に応じた調整用画像61の移動量だけ投影範囲11を移動させることができる。
例えば、投影装置10は、投影範囲11を左に8単位(例えば8ピクセル)移動させることを指示するシフト操作を受け付けた後に位置決定操作を受け付けた場合、対応情報(光学系シフトの1単位=電子シフトの1単位×4)に基づいて、投影光学系23の駆動機構を2単位駆動することで、受け付けたシフト操作に応じた調整用画像61の移動量だけ投影範囲11を移動させることができる。
<電子シフト及び光学系シフトの各分解能を考慮した投影範囲11の調整>
図13は、電子シフト及び光学系シフトの各分解能を考慮した投影範囲11の調整の一例を示す図である。
上記のように、光学系シフトの分解能は、光変調部22のピクセル単位よりも大きい場合がある。このような場合に、光学系シフトのみでは、シフト操作に応じた調整用画像61の移動量だけ投影範囲11を移動させることができない場合がある。
例えば、図5のステップS52~S54において、図13に示す電子シフト131が行われたとする。そして、電子シフト131の結果に基づいて光学系シフトを行う際に、光学系シフトをN単位行うと電子シフト131の結果に対して投影範囲11の変位量が足りず、光学系シフトをN+1単位行うと電子シフト131の結果に対して投影範囲11の変位量が多過ぎるとする。Nは0以上の自然数である。
この場合に、投影装置10は、図5のステップS55において、例えばN単位の光学系シフト132を行い、さらに、電子シフト131の結果に対して投影範囲11の変位量が足りない分だけ調整用画像61を縮小する電子シフト133を行ってからステップS56へ移行する。
このように、投影装置10は、シフト操作の後の位置決定操作に応じて、投影光学系23の駆動機構による投影範囲11の移動(光学系シフト)と、投影範囲11内における調整用画像61の表示領域の変更と、を組み合わせて行う。これにより、光学系シフトのみでは、シフト操作に応じた調整用画像61の移動量だけ投影範囲11を移動させることができない場合においても、投影範囲11の表示領域の端部をユーザの意図通りの位置に移動させることができる。
又は、投影装置10は、シフト操作に応じた電子シフトにおける1単位あたりの調整用画像61の移動量を、光学系シフトにおける、1単位あたりの投影範囲11の移動量に合わせる制御を行ってもよい。例えば、投影装置10は、1単位のシフト操作を受け付けるごとに、調整用画像61を光変調部22の4ピクセル分移動させる電子シフトを行ってもよい。
なお、光学系シフトの分解能が光変調部22のピクセル単位以下である場合は、特に制限なく、光学系シフトによって、シフト操作に応じた調整用画像61の移動量だけ投影範囲11を移動させることができる。
図14及び図15は、投影装置10による電子シフトの具体例を示す図である。電子シフトにおいて調整用画像61の端部を移動させる方法として、図14に示すシフト方式と、図15に示すトリミング方式と、がある。
図形61bは、調整用画像61の中央付近に含まれる図形である。
ここでは図6に示した例と同様に、投影範囲11を左上に移動させることを指示するシフト操作が行われたとする。
図14に示すシフト方式の電子シフトにおいては、投影装置10は、調整用画像61の全体を左上に移動させ、調整用画像61のうち投影範囲11からはみ出る部分(図14の例では左端部と上端部)については表示しないようにすることにより、調整用画像61の端部(右下角61a)を移動させる。この場合、図14に示すように、図形61bは左上に移動する。
図15に示すトリミング方式の電子シフトにおいては、投影装置10は、調整用画像61を移動させず、調整用画像61のうち移動方向とは反対側の端部(図15の例では右端部とした端部)については表示しないようにすることにより、調整用画像61の端部(右下角61a)を移動させる。この場合、図15に示すように、図形61bは移動しない。
また、投影装置10は、操作受付部2に対するユーザ操作に応じて、シフト方式とトリミング方式とを切り替えるようにしてもよい。
<投影装置10による電子シフトに追従する光学系シフト>
図16~図19は、投影装置10による電子シフトに追従する光学系シフトの一例を示す図である。図5のステップS53において、投影装置10は、電子シフトを行うとともに、電子シフトに追従する光学系シフトを行ってもよい。
光学系シフト範囲161は、光学系シフトにより投影範囲11を移動させることが可能な範囲である。光学系シフト範囲161は、投影光学系23の駆動機構の制限や、光学系シフトにより生じる投影画像の歪等に基づいて予め投影装置10に設定される。
図16に示す状態においては、図6に示した状態と同様に、シフト操作により、調整用画像61の右下角61aを上下左右に移動させることができる。
図16に示す状態から、投影範囲11を右に移動させることを指示するシフト操作が行われ、図17に示すように、調整用画像61の右端部が投影範囲11の右端部に達したとする。
図17に示す状態においては、調整用画像61の右端部をこれ以上右に移動させることができない。この状態において、投影範囲11を右に移動させることを指示するシフト操作がさらに行われると、投影装置10は、そのシフト操作に応じて、図18に示すように、光学系シフトにより投影範囲11を右に移動させる。
このように、投影装置10は、シフト操作によって変化する調整用画像61の一部の端部(例えば右端部)の表示位置が投影範囲11を超える場合に、投影光学系23の駆動機構を制御する光学系シフトにより投影範囲11を移動させる。これにより、調整用画像61の一部の端部(例えば右端部)の可変範囲を広げ、投影範囲11の位置合わせをより柔軟に行うことができる。
図18に示す状態において、投影範囲11を右に移動させることを指示するシフト操作がさらに行われ、図19に示すように、投影範囲11の右端部が光学系シフト範囲161の右端部に達したとする。
図19に示す状態においては、投影範囲11の右端部をこれ以上右に移動させることができない。このため、投影装置10は、調整用画像61(投影範囲11)の右端部をこれ以上右に移動させることができないことをユーザに通知する。図19に示す例では、投影装置10は、調整用画像61の右端部を強調表示することによりこの通知を行っている。
図19に示す強調表示は、図9~図12において説明した強調表示と同様に、各種の強調表示とすることができる。図19に示す強調表示を図9~図12において説明した強調表示と併せて行う場合は、図19に示す強調表示は、図9~図12において説明した強調表示とは別の態様で行うようにしてもよい。
このように、投影装置10は、シフト操作に応じた投影範囲11の移動先が、投影範囲11の移動可能な光学系シフト範囲161を超える場合に、ユーザに対して通知を行う。これにより、ユーザは、それ以上の光学系シフトができないことを容易に把握し、投影装置10の設置の位置や向きを変えるなどの対応を行うことができる。
図20及び図21は、投影装置10によるシフトの限界の通知の他の一例を示す図である。図20に示す仮想投影範囲201は、調整用画像61が示す光学系シフト後の投影範囲11の全体の領域を、仮想的に図示したものである。なお、調整用画像61は、仮想投影範囲201のうち現時点の投影範囲11に含まれる部分を示すものである。
図20に示す状態において、調整用画像61が示す光学系シフト後の投影範囲11を左に移動しても、仮想投影範囲201の左端部が光学系シフト範囲161の左端部に達しているため、図5のステップS55において調整用画像61に合わせた光学系シフトを行うことはできないと予測することができる。
このため、投影装置10は、これ以上左にシフトを行うことができないことをユーザに通知する。図20に示す例では、投影装置10は、調整用画像61の右端部を強調表示することにより、この通知を行っている。又は、投影装置10は、調整用画像61の左端部を強調表示(不図示)することにより、この通知を行ってもよい。
同様に、図21に示す状態において、調整用画像61が示す光学系シフト後の投影範囲11を左又は上に移動しても、仮想投影範囲201の左上の角が光学系シフト範囲161の左上の角に達しているため、図5のステップS55において調整用画像61に合わせた光学系シフトを行うことはできないと予測することができる。
このため、投影装置10は、これ以上左又は上にシフトを行うことができないことをユーザに通知する。図21に示す例では、投影装置10は、調整用画像61の右端部及び下端部を強調表示することにより、この通知を行っている。又は、投影装置10は、調整用画像61の左端部及び上端部を強調表示(不図示)することにより、この通知を行ってもよい。
図20,図21に示す強調表示は、図9~図12,図19において説明した強調表示と同様に、各種の強調表示とすることができる。図20,図21に示す強調表示を図9~図12,図19において説明した強調表示と併せて行う場合は、図20,図21に示す強調表示は、図9~図12,図19において説明した強調表示とは別の態様で行うようにしてもよい。
<本形態の変形例>
例えば、上記のシフト操作がジョイスティックを倒す操作である場合に、投影装置10は、そのジョイスティックにユーザがふれたことを検知した場合に、図5に示した処理を開始してもよい。これにより、ユーザがジョイスティックに触れると、投影装置10によって調整用画像が自動的に表示され、ユーザがそのままジョイスティックを倒す操作を行うことにより電子シフトを行うことができる。
光学系シフトを行うことを指示する位置決定操作の例として、決定キーの押下等を説明したが、位置決定操作は、例えば上記のシフト操作を一定時間以上行わないことであってもよい。これにより、ユーザは、シフト操作を行って投影装置10に電子シフトを実行させた後、シフト操作を一定時間行わないことで、投影装置10に対して光学系シフトを実行させることができる。同様に、サイズ決定操作は、例えば上記の拡縮操作を一定時間以上行わないことであってもよい。この一定時間は、一般的にユーザが調整を行う際のシフト操作の間隔より長い時間であり、一例としては5秒程度とすることができる。
また、この一定時間を例えば1秒程度の短い時間としてもよい。この場合に、投影装置10は、シフト操作に対して1秒程度の遅延で追従して光学系シフトを行う。
本明細書には少なくとも以下の事項が記載されている。
(1)
投影光を照射する投影部と、上記投影光の投影範囲を移動させる移動機構と、プロセッサとを有し、
上記プロセッサは、
上記投影部により、上記投影範囲を維持した状態で、第1操作に応じて上記投影範囲の移動先を示す画像を表示させ、
上記移動機構により上記投影範囲を上記移動先に移動させる制御を実行する、
投影装置。
(2)
(1)記載の投影装置であって、
上記プロセッサは、
上記投影部により上記投影範囲を維持した状態で、上記投影範囲を示す画像を表示させ、
上記移動機構により上記投影範囲を上記画像に合わせて移動させる制御を実行する、
投影装置。
(3)
(1)又は2記載の投影装置であって、
上記プロセッサは、
第2操作に応じて、上記投影範囲を上記移動先に移動させる制御を実行する、
投影装置。
(4)
(1)から(3)いずれか1つに記載の投影装置であって、
上記プロセッサは、
上記投影範囲に上記画像を表示させ、かつ上記投影範囲を維持した状態で、上記第1操作に応じて、上記投影範囲における上記画像の領域を縮小することにより上記画像の一部の端部の表示位置を変化させる制御を実行する、
投影装置。
(5)
(4)記載の投影装置であって、
第2操作に応じて、変化した上記一部の端部の表示位置に、上記投影範囲の端部が一致するように上記投影範囲を移動させる制御を実行する、
投影装置。
(6)
(4)又は(5)記載の投影装置であって、
上記プロセッサは、
上記第1操作を受け付ける状態において、上記画像の端部のうち、上記第1操作に応じて表示位置が変化する上記一部の端部を強調表示する制御を実行する、
投影装置。
(7)
(4)から(6)いずれか1つに記載の投影装置であって、
上記プロセッサは、
上記投影範囲を移動させ、かつ第3操作に応じて、上記投影範囲を維持した状態で上記画像のサイズ変更を行う制御を実行する、
投影装置。
(8)
(7)記載の投影装置であって、
上記プロセッサは、
上記第3操作を受け付ける状態において、上記第3操作に応じて表示位置が変化する上記画像の端部を強調表示する制御を実行する、
投影装置。
(9)
(1)から(8)のいずれか1つに記載の投影装置であって、
上記プロセッサは、
上記第1操作における変位量と、上記移動機構の変位量と、の対応情報に基づいて上記移動機構を制御することにより上記投影範囲を移動させる制御を実行する、
投影装置。
(10)
(9)記載の投影装置であって、
上記第1操作における変位量と、上記移動機構の変位量と、が異なる場合に、
上記プロセッサは、
第2操作に応じて、上記移動機構による上記投影範囲の移動と、上記投影範囲内における画像の表示領域の変更と、を組み合わせて行う制御を実行する、
投影装置。
(11)
(1)から(10)のいずれか1つに記載の投影装置であって、
上記プロセッサは、
上記第1操作に応じた上記投影範囲の移動先が、上記投影範囲の移動可能な範囲を超える場合に、通知を行う制御を実行する、
投影装置。
(12)
(4)から(8)のいずれか1つに記載の投影装置であって、
上記プロセッサは、
上記第1操作によって変化する上記一部の端部の表示位置が上記投影範囲を超える場合に、上記移動機構を制御することにより上記投影範囲を移動させる制御を実行する、
投影装置。
(13)
投影光を照射する投影部と、上記投影光の投影範囲を移動させる移動機構と、を有する投影装置による投影方法であって、
上記投影部により、上記投影範囲を維持した状態で、第1操作に応じて上記投影範囲の移動先を示す画像を表示させ、
上記移動機構により上記投影範囲を上記移動先に移動させる、
投影方法。
(14)
(13)記載の投影方法であって、
上記投影部により上記投影範囲を維持した状態で、上記投影範囲を示す画像を表示させ、
上記移動機構により上記投影範囲を上記画像に合わせて移動させる、
投影方法。
(15)
(13)又は14記載の投影方法であって、
第2操作に応じて、上記投影範囲を上記移動先に移動させる、
投影方法。
(16)
(13)から(15)いずれか1つに記載の投影方法であって、
上記投影範囲に上記画像を表示させ、かつ上記投影範囲を維持した状態で、上記第1操作に応じて、上記投影範囲における上記画像の領域を縮小することにより上記画像の一部の端部の表示位置を変化させる、
投影方法。
(17)
(16)記載の投影方法であって、
第2操作に応じて、変化した上記一部の端部の表示位置に、上記投影範囲の端部が一致するように上記投影範囲を移動させる、
投影方法。
(18)
(16)又は(17)記載の投影方法であって、
上記第1操作を受け付ける状態において、上記画像の端部のうち、上記第1操作に応じて表示位置が変化する上記一部の端部を強調表示する、
投影方法。
(19)
(16)から(18)いずれか1つに記載の投影方法であって、
上記投影範囲を移動させ、かつ第3操作に応じて、上記投影範囲を維持した状態で上記画像のサイズ変更を行う、
投影方法。
(20)
(19)記載の投影方法であって、
上記第3操作を受け付ける状態において、上記第3操作に応じて表示位置が変化する上記画像の端部を強調表示する、
投影方法。
(21)
(13)から(20)のいずれか1つに記載の投影方法であって、
上記第1操作における変位量と、上記移動機構の変位量と、の対応情報に基づいて上記移動機構を制御することにより上記投影範囲を移動させる、
投影方法。
(22)
(21)記載の投影方法であって、
上記第1操作における変位量と、上記移動機構の変位量と、が異なる場合に、
第2操作に応じて、上記移動機構による上記投影範囲の移動と、上記投影範囲内における画像の表示領域の変更と、を組み合わせて行う、
投影方法。
(23)
(13)から(22)のいずれか1つに記載の投影方法であって、
上記第1操作に応じて上記投影範囲の移動先が、上記投影範囲の移動可能な範囲を超える場合に、通知を行う、
投影方法。
(24)
(16)から(20)のいずれか1つに記載の投影方法であって、
上記第1操作によって変化する上記一部の端部の表示位置が上記投影範囲を超える場合に、上記移動機構を制御することにより上記投影範囲を移動させる、
投影方法。
(25)
投影光を照射する投影部と、上記投影光の投影範囲を移動させる移動機構と、を有する投影装置の制御プログラムであって、
上記投影部により、上記投影範囲を維持した状態で、第1操作に応じて上記投影範囲の移動先を示す画像を表示させ、
上記移動機構により上記投影範囲を上記移動先に移動させる制御を実行する、
処理をコンピュータに実行させるための制御プログラム。
以上、図面を参照しながら各種の実施の形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例又は修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。また、発明の趣旨を逸脱しない範囲において、上記実施の形態における各構成要素を任意に組み合わせてもよい。
なお、本出願は、2020年1月29日出願の日本特許出願(特願2020-012987)に基づくものであり、その内容は本出願の中に参照として援用される。
1 投影部
2 操作受付部
2A,3A 中空部
2a,2b,3a,3c,15a 開口
4 制御装置
4a 記憶媒体
6 スクリーン
10 投影装置
11 投影範囲
11a,61a 右下角
12 光変調ユニット
15 筐体
21 光源
22 光変調部
23 投影光学系
31 第二光学系
32 反射部材
33 第三光学系
34 レンズ
61 調整用画像
61b 図形
62 ブランク画像
101 本体部
102 第一部材
103 第二部材
104 撮影方向変更機構
105 シフト機構
106 光学ユニット
121 第一光学系
122 反射部材
131,133 電子シフト
132 光学系シフト
161 光学系シフト範囲
201 仮想投影範囲
G1 画像

Claims (25)

  1. 投影光を照射する投影部と、前記投影光の投影範囲を移動させる移動機構と、プロセッサとを有し、
    前記プロセッサは、
    前記投影部により、前記投影範囲を維持した状態で、第1操作に応じた前記投影範囲の移動先に基づいて、前記投影範囲のうち記移動先の範囲を示す部分と、前記投影範囲のうち前記移動先の範囲を除く範囲を示す部分と、を含む画像を生成し、生成した前記画像を前記投影範囲に表示させ、
    前記移動機構により前記投影範囲を前記移動先に移動させる制御を実行する、
    投影装置。
  2. 請求項1記載の投影装置であって、
    前記プロセッサは、
    前記投影部により前記投影範囲を維持した状態で、前記投影範囲を示す画像を表示させ、
    前記移動機構により前記投影範囲を前記画像に合わせて移動させる制御を実行する、
    投影装置。
  3. 請求項1又は2記載の投影装置であって、
    前記プロセッサは、
    第2操作に応じて、前記投影範囲を前記移動先に移動させる制御を実行する、
    投影装置。
  4. 請求項1から3のいずれか1項記載の投影装置であって、
    前記プロセッサは、
    前記第1操作における変位量と、前記移動機構の変位量と、の対応情報に基づいて前記移動機構を制御することにより前記投影範囲を移動させる制御を実行する、
    投影装置。
  5. 請求項4記載の投影装置であって、
    前記第1操作における変位量と、前記移動機構の変位量と、が異なる場合に、
    前記プロセッサは、
    第2操作に応じて、前記移動機構による前記投影範囲の移動と、前記投影範囲内における画像の表示領域の変更と、を組み合わせて行う制御を実行する、
    投影装置。
  6. 請求項1から5のいずれか1項記載の投影装置であって、
    前記プロセッサは、
    前記第1操作に応じた前記投影範囲の移動先が、前記投影範囲の移動可能な範囲を超える場合に、通知を行う制御を実行する、
    投影装置。
  7. 投影光を照射する投影部と、前記投影光の投影範囲を移動させる移動機構と、を有する投影装置による投影方法であって、
    前記投影部により、前記投影範囲を維持した状態で、第1操作に応じた前記投影範囲の移動先に基づいて、前記投影範囲のうち記移動先の範囲を示す部分と、前記投影範囲のうち前記移動先の範囲を除く範囲を示す部分と、を含む画像を生成し、生成した前記画像を前記投影範囲に表示させ、
    前記移動機構により前記投影範囲を前記移動先に移動させる、
    投影方法。
  8. 請求項7記載の投影方法であって、
    前記投影部により前記投影範囲を維持した状態で、前記投影範囲を示す画像を表示させ、
    前記移動機構により前記投影範囲を前記画像に合わせて移動させる、
    投影方法。
  9. 請求項7又は8記載の投影方法であって、
    第2操作に応じて、前記投影範囲を前記移動先に移動させる、
    投影方法。
  10. 請求項7から9のいずれか1項記載の投影方法であって、
    前記第1操作における変位量と、前記移動機構の変位量と、の対応情報に基づいて前記移動機構を制御することにより前記投影範囲を移動させる、
    投影方法。
  11. 請求項10記載の投影方法であって、
    前記第1操作における変位量と、前記移動機構の変位量と、が異なる場合に、
    第2操作に応じて、前記移動機構による前記投影範囲の移動と、前記投影範囲内における画像の表示領域の変更と、を組み合わせて行う、
    投影方法。
  12. 請求項7から11のいずれか1項記載の投影方法であって、
    前記第1操作に応じた前記投影範囲の移動先が、前記投影範囲の移動可能な範囲を超える場合に、通知を行う、
    投影方法。
  13. 投影光を照射する投影部と、前記投影光の投影範囲を移動させる移動機構と、を有する投影装置の制御プログラムであって、
    前記投影部により、前記投影範囲を維持した状態で、第1操作に応じた前記投影範囲の移動先に基づいて、前記投影範囲のうち記移動先の範囲を示す部分と、前記投影範囲のうち前記移動先の範囲を除く範囲を示す部分と、を含む画像を生成し、生成した前記画像を前記投影範囲に表示させ、
    前記移動機構により前記投影範囲を前記移動先に移動させる制御を実行する、
    処理をコンピュータに実行させるための制御プログラム。
  14. 投影光を照射する投影部と、前記投影光の投影範囲を移動させる移動機構と、プロセッサとを有し、
    前記プロセッサは、
    前記投影部により、前記投影範囲に画像を表示させ、かつ前記投影範囲を維持した状態で、第1操作に応じて、前記投影範囲における前記画像の領域を縮小して前記画像の一部の端部の表示位置を変化させることにより前記投影範囲の移動先を示す画像を表示させ、
    前記移動機構により前記投影範囲を前記移動先に移動させる制御を実行する、
    投影装置。
  15. 請求項14記載の投影装置であって、
    第2操作に応じて、変化した前記一部の端部の表示位置に、前記投影範囲の端部が一致するように前記投影範囲を移動させる制御を実行する、
    投影装置。
  16. 請求項14又は15記載の投影装置であって、
    前記プロセッサは、
    前記第1操作を受け付ける状態において、前記画像の端部のうち、前記第1操作に応じて表示位置が変化する前記一部の端部を強調表示する制御を実行する、
    投影装置。
  17. 請求項14から16のいずれか1項記載の投影装置であって、
    前記プロセッサは、
    前記投影範囲を移動させ、かつ第3操作に応じて、前記投影範囲を維持した状態で前記画像のサイズ変更を行う制御を実行する、
    投影装置。
  18. 請求項17記載の投影装置であって、
    前記プロセッサは、
    前記第3操作を受け付ける状態において、前記第3操作に応じて表示位置が変化する前記画像の端部を強調表示する制御を実行する、
    投影装置。
  19. 請求項14から18のいずれか1項記載の投影装置であって、
    前記プロセッサは、
    前記第1操作によって変化する前記一部の端部の表示位置が前記投影範囲を超える場合に、前記移動機構を制御することにより前記投影範囲を移動させる制御を実行する、
    投影装置。
  20. 投影光を照射する投影部と、前記投影光の投影範囲を移動させる移動機構と、を有する投影装置による投影方法であって、
    前記投影部により、前記投影範囲に画像を表示させ、かつ前記投影範囲を維持した状態で、第1操作に応じて、前記投影範囲における前記画像の領域を縮小して前記画像の一部の端部の表示位置を変化させることにより前記投影範囲の移動先を示す画像を表示させ、
    前記移動機構により前記投影範囲を前記移動先に移動させる、
    投影方法。
  21. 請求項20記載の投影方法であって、
    第2操作に応じて、変化した前記一部の端部の表示位置に、前記投影範囲の端部が一致するように前記投影範囲を移動させる、
    投影方法。
  22. 請求項20又は21記載の投影方法であって、
    前記第1操作を受け付ける状態において、前記画像の端部のうち、前記第1操作に応じて表示位置が変化する前記一部の端部を強調表示する、
    投影方法。
  23. 請求項20から22のいずれか1項記載の投影方法であって、
    前記投影範囲を移動させ、かつ第3操作に応じて、前記投影範囲を維持した状態で前記画像のサイズ変更を行う、
    投影方法。
  24. 請求項23記載の投影方法であって、
    前記第3操作を受け付ける状態において、前記第3操作に応じて表示位置が変化する前記画像の端部を強調表示する、
    投影方法。
  25. 請求項20から24のいずれか1項記載の投影方法であって、
    前記第1操作によって変化する前記一部の端部の表示位置が前記投影範囲を超える場合に、前記移動機構を制御することにより前記投影範囲を移動させる、
    投影方法。
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