JP2007079240A - 画像表示装置及び画像表示方法 - Google Patents

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真二 中田
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Abstract

【課題】 複数の端末からの画面データを同時に外部モニタに出力して表示できるようにする。
【解決手段】 画像表示装置(2)は、n台の端末(PC〜PC)から送られてくるn個の画像を取り込む取り込み手段(30、37)、前記取り込み手段によって取り込まれたn個の画像を個別に保持する保持手段(36)、前記保持手段に保持されたn個の画像を順次に読み出して所定の表示パターンでビデオRAM(41)上に配列する配列手段(37、40)と、前記ビデオRAM上に配列された画像を読み出して表示する表示手段(37、42、43、49)を備える。
【選択図】 図4

Description

本発明は、画像表示装置及び画像表示方法に関し、詳しくは、パーソナルコンピュータ等のディスプレイ画面をプロジェクタなどの外部モニタに出力する際に用いられる画像表示装置及び画像表示方法に関する。
近年、会議やプレゼンテーション等の発表の場(以下、これらを総称してプレゼンテーションという)の場で、パーソナルコンピュータ等の端末内に記録された様々な電子化資料を、プロジェクタなどの外部モニタに出力して拡大表示することが行われている。
たとえば、下記の特許文献1には、パーソナルコンピュータ等の端末装置の表示画面に表示される画面を外部モニタに出力して表示させるための表示制御装置(以下、従来技術という)が記載されており、この従来技術の目的は、「端末にて表示される複数の画面データのうちで、必要な画面データのみを出力する」ことにある。ここで、“端末にて表示される複数の画面データ”とは、ウィンドウと呼ばれる独立したオブジェクトのことを指し、また、“必要な画面データ”とは、端末にて表示される複数の画面データ(ウィンドウ)のうち、プレゼンテーション用のアクティブウィンドウのこと指している。
かかる従来技術によれば、パーソナルコンピュータにおける操作画面等の不要な画面を外部モニタに出力しないようにすることができる。
すなわち、一般的に、パーソナルコンピュータ等の端末装置の表示画面に表示される画面を外部モニタに出力する際は、端末装置の表示画面と同じ画面を外部モニタに出力するが、この場合は、たとえば、ファイル選択画面等の不要画面(プレゼンテーションに不必要な画面)も外部モニタに出力してしまうため、プレゼンテーション参加者の注意力を散漫にし、プレゼンテーションのスマートさを阻害する欠点がある。これに対して、従来技術のようにすると、プレゼンテーション用のアクティブウィンドウのみを外部モニタに出力し、それ以外の、たとえば、ファイル選択画面等の不要画面を外部モニタに出力しないようにできるので、かかる欠点を解消できる。
特開2000−339130号公報
しかしながら、上記の従来技術にあっては、「端末にて表示される複数の画面データのうちで、必要な画面データのみを出力する」ことにより、プレゼンテーションのスマートさを改善できるようにした点で有益であるものの、外部モニタに接続する端末(パーソナルコンピュータ等)の数を“1台”しか想定していないため、“複数の端末”を同時に使用することができなかった。
このため、複数の端末を使用する場合には、たとえば、それらの端末と外部モニタとの間に信号切り換え器を介在させたり、あるいは、いちいちケーブルを差し替えたりする必要があり、相当な手間と面倒な操作を伴うという問題点がある。
そこで、本発明は、複数の端末からの画面データを同時に外部モニタに出力して表示できる画像表示装置及び画像表示方法を提供することを目的とする。
請求項1記載の発明は、n台の端末から送られてくるn個の画像を表示する画像表示装置であって、前記n台の端末から送られてくるn個の画像を取り込む取り込み手段と、前記取り込み手段によって取り込まれたn個の画像を個別に保持する保持手段と、前記保持手段に保持されたn個の画像を順次に読み出して所定の表示パターンでビデオRAM上に配列する配列手段と、前記ビデオRAM上に配列された画像を読み出して表示する表示手段とを備えたことを特徴とする画像表示装置である。
請求項2記載の発明は、前記n台の端末から送られてくるn個の画像は、各々の端末において画面キャプチャされた画像であることを特徴とする請求項1記載の画像表示装置である。
請求項3記載の発明は、前記所定のパターンは、n個の画像の一部を重ねた積層状態の表示パターンまたは非積層状態の表示パターンのいずれかであることを特徴とする請求項1記載の画像表示装置である。
請求項4記載の発明は、n台の端末から送られてくるn個の画像を表示する画像表示方法であって、前記n台の端末から送られてくるn個の画像を取り込む取り込み工程と、前記取り込み工程で取り込まれたn個の画像を個別に保持する保持工程と、前記保持工程で保持されたn個の画像を順次に読み出して所定の表示パターンでビデオRAM上に配列する配列工程と、前記ビデオRAM上に配列された画像を読み出して表示する表示工程とを含むことを特徴とする画像表示方法である。
請求項5記載の発明は、前記n台の端末から送られてくるn個の画像は、各々の端末において画面キャプチャされた画像であることを特徴とする請求項4記載の画像表示方法である。
請求項6記載の発明は、前記所定のパターンは、n個の画像の一部を重ねた積層状態の表示パターンまたは非積層状態の表示パターンのいずれかであることを特徴とする請求項4記載の画像表示方法である。
本発明では、n台の端末から各々画像が送られてくると、それらのn個の画像が所定の表示パターンでビデオRAM上に配列され、そのビデオRAM上に配列された画像が読み出されて表示されるので、たとえば、前記所定のパターンをn個の画像の一部を重ねた積層状態の表示パターンまたは非積層状態の表示パターンのいずれかとすれば、n台の端末から送られてくるn個の画像を、積層状態または非積層状態で一つの画面にまとめて表示することができる。したがって、複数の端末からの画面データを同時に外部モニタに出力して表示することができ、前記の発明の課題を解決できる。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照しながら説明する。なお、以下の説明における様々な細部の特定ないし実例および数値や文字列その他の記号の例示は、本発明の思想を明瞭にするための、あくまでも参考であって、それらのすべてまたは一部によって本発明の思想が限定されないことは明らかである。また、周知の手法、周知の手順、周知のアーキテクチャおよび周知の回路構成等(以下「周知事項」)についてはその細部にわたる説明を避けるが、これも説明を簡潔にするためであって、これら周知事項のすべてまたは一部を意図的に排除するものではない。かかる周知事項は本発明の出願時点で当業者の知り得るところであるので、以下の説明に当然含まれている。
まず、構成を説明する。
図1は、本実施形態のシステム構成図である。この図において、スクリーン1の近くのテーブルTの上には、端末としてのn台(ここでは便宜的にn=4)のパーソナルコンピュータPC〜PCと、外部モニタとしての1台のプロジェクタ2と、それらの端末及び外部モニタ間のデータ送受信を中継する、たとえば、無線LANアクセスポイント3とが載置されている。なお、図示のユーザUはパーソナルコンピュータPCの操作者、ユーザUはパーソナルコンピュータPCの操作者、ユーザUはパーソナルコンピュータPCの操作者である。
各々のパーソナルコンピュータPC(iは1〜n:以下同様とする)には、ウィンドウオブジェクトを表示できるGUI(グラフィカルユーザインターフェース)対応の汎用OS(たとえば、Windows(登録商標))と、そのOS上で動作する様々なアプリケーションプログラムとが実装されており、プロジェクタ2は、各々のパーソナルコンピュータPCからの表示画像データ(最大でn個の表示画像データ)を、無線LANアクセスポイント3を経由して取り込み、それらのn個の表示画像データをスクリーン1の上に所定の態様、たとえば、少しずつずらしながら重ねて表示したり、あるいは、並べて表示したりすることができる。
各々のパーソナルコンピュータPCとプロジェクタ2にはそれぞれ無線LANカードが実装されており、それらの無線LANカードと無線LANアクセスポイント3との間で、たとえば、国際標準(IEEE802.11aまたはg/b)規格の無線通信を行い、相互にデジタルパケットデータのやり取りを行うことができるようになっている。なお、無線LANカードの“カード”に特段の意味はない。無線LANアクセスポイント3と対で動作する無線LAN用のデバイスであればよく、たとえば、パーソナルコンピュータPCに内蔵されるタイプのもの、取り外し可能な形で実装あるいはケーブル接続されるタイプのもの、あるいはその他のタイプのデバイスであっても構わない。
図2は、パーソナルコンピュータPCの表示画面構成図であり、ここでは、デスクトップ画面(a)と最大化ウィンドウ(b)の二つの表示例を示している。デスクトップ画面4は、パーソナルコンピュータPCの表示画面の有効表示面と同じ大きさの画面(たとえば、1024×768画素の画面)であり、一般的にデスクトップ画面4は、任意色または任意画像の背景エリア5に、OSによって規定された(または、ユーザによって選択された)様々なショートカットアイコン6を配列表示すると共に、その背景エリア5の下辺部に、スタートボタン7や実行中のアプリケーションアイコン8などを表示するためのタスクバー9を配置しており、さらに、その背景エリア5に、ユーザ操作に応答して実行された任意のアプリケーションソフトのウィンドウ(図では便宜的に二つのウィンドウW1、W2)を表示できるようになっている。ここで、二つのウィンドウW1、W2は、デスクトップ画面4よりも小さな任意サイズのウィンドウであり、前面側に位置するウィンドウW1はアクティブウィンドウ、背面側に位置するウィンドウW2は非アクティブウィンドウである。
ウィンドウW1、W2は、いずれも、左端にシステムメニューアイコン10を配置するとともに、右端に最小化ボタン11や最大化ボタン12及び閉じるボタン13を配置したタイトルバー14と、そのタイトルバー14の下に広がるクライアントエリア15と、それらのタイトルバー14及びクライアントエリア15の周囲を取り囲む微細幅のウィンドウ枠16とから構成されている。閉じるボタン13を押すと、そのウィンドウが閉じられ(アプリケーションソフトの終了)、また、最小化ボタン11を押すと、そのウィンドウが最小化される(タスクバー9にアイコンとして格納される)ようになっており、さらに、最大化ボタン12を押すと、そのウィンドウがデスクトップ画面4一杯に拡大(最大化)されるようになっている。
ウィンドウを最大化した場合、(b)に示すように、その最大化ウィンドウW3の大きさは、デスクトップ画面4の背景エリア5と同じ大きさになり、したがって、デスクトップ画面4の背景エリア5は、その最大化ウィンドウW3の陰に隠れて見えなくなる。なお、特定のOSでは、タスクバー9を「自動的に隠す」設定にすることが可能である。この設定にしている場合、最大化ウィンドウW3の大きさは、表示装置3の有効表示面と同じ大きさになり、この場合、タスクバー9を含むデスクトップ画面4の全体が最大化ウィンドウW3の陰に隠れて見えなくなる。
図3は、パーソナルコンピュータPCの簡略ブロック図である。この図において、パーソナルコンピュータPCは、CPU17、RAM18、ディスクコントローラ19、ディスク装置20、ディスプレイコントローラ21、ディスプレイ装置22、キーボードコントローラ23、キーボード装置24、ポインティングデバイス装置25、無線LANカードを含む通信制御装置26、メインバス27、バスインターフェース28および内部バス29などを有する。
パーソナルコンピュータPCは、ディスク装置20にあらかじめ格納されている通信プログラムをRAM18にロードしてCPU17で実行することにより、通信制御装置26を介して、無線LANアクセスポイント3にアクセスできるようになっている。
さらに、パーソナルコンピュータPCは、同じくディスク装置20にあらかじめ格納されているプレゼンテーション用プログラムやワープロ用プログラムまたは表計算用プログラムあるいはその他の応用プログラムをRAM18にロードしてCPU17で実行することにより、ディスプレイ装置22の画面上に、それらのプログラムの実行画面(ウィンドウオブジェクト)を、たとえば、図2(a)または図2(b)のような態様で表示できるようになっている。
また、パーソナルコンピュータPCは、搭載OSの標準機能の一つとして提供される「画面の切り出し(画面キャプチャともいう)機能」を利用して、ディスプレイ装置22の表示画面の全部(デスクトップ画面4の全体)または一部(アクティブ状態にあるウィンドウ)をキャプチャし、そのキャプチャデータ(図5のG〜G参照)をRAM18の特定エリア(クリップボードと呼ばれるエリア)に格納できるようになっている。たとえば、キーボード装置24の「PrintScreen」キーを押すとデスクトップ画面4の全体をキャプチャし、あるいは、キーボード装置24の「PrintScreen」キーと「ALT」キーを同時に押すとアクティブウィンドウをキャプチャする。このキャプチャデータの使い方については後述する。
図4は、プロジェクタ2の内部ブロック図である。プロジェクタ2は、無線LANカードを含む通信制御装置30、スピーカ31、音声処理部32、表示駆動部33、本体操作表示部34(平面表示デバイス34a、タッチパネル34b)、操作部35、バッファメモリ36、CPU37やROM37b及びRAM37cを含む中央制御部37、入出力コネクタ38、入出力I/F39、画面変換部40、ビデオRAM41(少なくともR画面プレーン41a、G画面プレーン41b及びB画面プレーン41cを含む)、投影エンコーダ42、投影駆動部43、リフレクタ44、光源45、カラーホイール46、カラーホイール駆動用モータ47、カラーホイール回転角センサ48、DMD49、投影レンズ50、フォーカス/ズーム駆動用モータ51、冷却ファン52、冷却ファン駆動用モータ53などのブロックを含む。なお、前記のパーソナルコンピュータPCと同様に、このプロジェクタ2においても、無線LANカードの“カード”に特段の意味はない。無線LANアクセスポイント3と対で動作する無線LAN用のデバイスであればよく、たとえば、プロジェクタ2に内蔵されるタイプのもの、取り外し可能な形で実装あるいはケーブル接続されるタイプのもの、あるいはその他のタイプのデバイスであっても構わない。
中央制御部37は、あらかじめROM37bに書き込まれている制御プログラムをRAM37cにロードして、そのプログラムをCPU37aで実行することにより、たとえば、表示駆動部33を介して本体操作表示部34の平面表示デバイス34aに所要の操作ボタン類をグラフィカル表示する。図1のユーザU〜Uのいずれかによって任意の操作ボタンがタッチ操作されると、そのタッチ座標がタッチパネル34bで検出され、中央制御部37は、その検出座標に基づいて、タッチ操作されたボタンの種類を特定し、その特定結果に対応した制御モード(たとえば、フォーカスやズーム等の投影条件設定モード)を実行する。
また、中央制御部37は、表示駆動部33を介して本体操作表示部34の平面表示デバイス34aに、入力画面の解像度や音声の有無等の設定に必要な操作ボタン類をグラフィカル表示する他、さらに、画像入力の経路選択、すなわち、入力コネクタ部20を経由して画像を取り込むワイヤード入力か、あるいは、通信制御装置30を経由して画像を取り込むワイヤレス入力(無線LAN入力)かの選択に必要な操作ボタン類をグラフィカル表示する。ユーザによって任意の操作ボタンがタッチ操作されると、そのタッチ座標がタッチパネル34bで検出され、中央制御部37は、その検出座標に基づいて、タッチ操作されたボタンの種類を特定し、その特定結果に対応した設定動作を実行する。
たとえば、無線LANによるワイヤレス入力の場合は、通信制御装置30をコントロールして無線LANアクセスポイント3からの入力画面と音声とを取り込み、入力画面をバッファメモリ36に格納すると共に、入力音声を音声処理部32に転送する。
さらに、中央制御部37は、表示駆動部33を介して本体操作表示部34の平面表示デバイス34aに、後述の「表示位置調整処理」(図7参照)を実行する際に必要となるユーザ操作入力のための操作ボタン類をグラフィカル表示する。ユーザによって任意の操作ボタンがタッチ操作されると、そのタッチ座標がタッチパネル34bで検出され、中央制御部37は、その検出座標に基づいて、タッチ操作されたボタンの種類を特定し、その特定結果に対応した表示位置調整処理を実行する。
音声処理部32は、入力音声を増幅してスピーカ31で拡声出力し、画面変換部40は、バッファメモリ36に格納されている入力画面のサイズ調整と表示位置調整を行い、それらの調整後の画面データを投影エンコーダ42に転送する。サイズ調整と表示位置調整については後述する。
投影エンコーダ42は、送られてきた画面信号をビデオRAM41に展開記憶(R画面→R画面プレーン41a、G画面→G画面プレーン41b、B画面→B画面プレーン41c)させた上で、このビデオRAM41の各プレーンの記憶内容を、R表示の画面信号(以下、R画面信号)、G表示の画面信号(以下、G画面信号)及びB表示の画面信号(以下、B画面信号)の順に読み出す。
投影駆動部43は、それらのR画面信号、G画面信号及びB画面信号から構成される、たとえば、30フレーム/秒のフレーム画面でDMD49を駆動する。
DMD49(Digital Micro-mirror Device)は、微小な可動ミラーを多数個平面上に敷き詰めた半導体集積光スイッチである。可動ミラーの大きさは、たとえば、十数μm角であり、ミラーのオンとオフの状態で±10度程度傾斜が変化するように支柱に取り付けられている。ミラーの直下にはメモリー素子が形成されており、このメモリー素子の正電界作用によってミラーのオンとオフの状態を切り換える。DMD49の反射光量は、ミラーをオンにしたときに最大(白階調)、オフにしたときに最小(黒階調)となるが、各ミラーのスイッチングスピード(オンとオフの切り換えスピード)を毎秒50万回以上にすることもできるため、各ミラーのスイッチングレシオを変えることにより、DMD49の反射光量を中間階調(グレースケール)にすることもできる。
このようなDMD49に対して、リフレクタ44内に配置された超高圧水銀灯等の光源45から高輝度の白色のスポット光Paを照射すると、その反射光Pbは、DMD49の各ミラーのオンオフ及びそのスイッチングレシオに対応して画素ごとに光変調(画面信号の内容で画素単位に光変調)されたものとなり、この反射光Pbを投影レンズ50を介してスクリーン10に投射することによって、そのスクリーン10に画面信号の拡大映像を投影することができる。
但し、図示の例では、DMD49の数は1個であり、また、光源45から照射されたスポット光Paは「白色光」であるから、この場合、スクリーン上にはモノクロの映像しか投影できない。そこで、実際には、光源45の前面にカラーホイール46を配置して、このカラーホイール46をカラーホイール駆動用モータ47で回転駆動するようにし、且つ、ビデオRAM41に画面信号を展開記憶する際に、光の三原色(RGB)ごとのビデオ信号成分(R画面信号、G画面信号、B画面信号)に分けて展開記憶するようにしている。
次に、作用を説明する。
図5は、本実施形態の概念的な作用説明図である。この図において、各々のパーソナルコンピュータPCの直下に描かれた画面キャプチャデータG〜Gは、それぞれの上に位置するパーソナルコンピュータPCの画面キャプチャデータである。無線LANアクセスポイント3を経由してプロジェクタ2に取り込まれたこれらの画面キャプチャデータG〜Gは、プロジェクタ2のバッファメモリ36に独立して格納される。たとえば、パーソナルコンピュータPCの画面キャプチャデータGはバッファメモリ36のPCエリアに格納され、パーソナルコンピュータPCの画面キャプチャデータGはバッファメモリ36のPCエリアに格納され、パーソナルコンピュータPCの画面キャプチャデータGはバッファメモリ36のPCエリアに格納され、パーソナルコンピュータPCの画面キャプチャデータGはバッファメモリ36のPCエリアに格納される。
バッファメモリ36に格納されたこれらの画面キャプチャデータG〜Gは、画像変換部40に逐次転送される。そして、画像変換部40において、各々の画面キャプチャデータG〜Gの大きさを揃えるためのサイズ調整が施されると共に、ユーザ指示に対応した表示態様(たとえば、重ねて表示または並べて表示)となるように、各々の画面キャプチャデータG〜Gの表示位置調整が行われる。調整済みの画像データは、ビデオRAM41に書き込まれ、このビデオRAM41の画像データが投影エンコーダ42及び投影駆動部43を経てDMD49に出力され、このDMD41で光変調された後、その変調光が投影レンズ50を介してスクリーン1の上に拡大投影される。
図6は、パーソナルコンピュータPCにおける画面キャプチャデータ送信処理のフローチャートを示す図である。既述のとおり、パーソナルコンピュータPCのキーボード装置24の「PrintScreen」キーを押すとデスクトップ画面4の全体がキャプチャされ、また、キーボード装置24の「PrintScreen」キーと「ALT」キーを同時に押すとアクティブウィンドウがキャプチャされる。そして、いずれの場合も、その画面キャプチャデータがクリップボードに格納されると同時に、OS上で所定のイベント(クリックボードの更新イベント)が発生する。
図示のフローチャートは、まず、このイベントの発生有無を判定する(ステップS11)。イベントが発生すると、次に、クリップボードのデータがビットマップデータであるか否かを判定する(ステップS12)。ビットマップデータでない場合は、クリップボードのデータが、たとえば、テキストデータ等であると判断して、再び、イベント発生の有無判定に復帰する一方、ビットマップデータである場合は、クリップボードのデータが画面キャプチャデータであると判断して、そのクリップボードのデータを通信制御装置26及び無線LANアクセスポイント3経由でプロジェクタ2に出力する(ステップS13)。
なお、図示のフローチャートでは、クリップボードのデータがビットマップデータである場合に、そのデータを画面キャプチャデータであると判断しているが、たとえば、写真などのオブジェクトを選択してコピー操作(「CTLR」キーと「C」キーの同時押し)を行った場合にも、クリップボードにビットマップデータが格納されるため、こうした写真などのオブジェクトデータを画面キャプチャデータと誤認してしまう。
この対策としては、たとえば、ステップS12で、画面キャプチャ特有のキー操作、すなわち、「PrintScreen」キーの単独操作や、「PrintScreen」キーと「ALT」キーの同時操作の有無を判定してもよい。
図7は、プロジェクタ2の動作フローチャートを示す図であり、パーソナルコンピュータPCから出力された画面キャプチャデータの取り込み処理(ステップS14)、そのデータの調整処理(ステップS15、ステップS16)及び投影処理(ステップS17、ステップS18)を簡略化して示す図である。
図8は、パーソナルコンピュータPCから出力された画面キャプチャデータの取り込み処理(図7のステップS14)の具体的なフローチャートを示す図である。このフローチャートにおいて、まず、ループ変数iを初期化(i=1)する(ステップS14a)と共に、ループ変数最大値imaxにパーソナルコンピュータPCの接続数(n)をセットする(ステップS14b)。
次に、パーソナルコンピュータPCからの画面キャプチャデータGを受信し(ステップS14c)、受信した画面キャプチャデータGをバッファメモリ36のPCエリアに格納する(ステップS14d)。ここで、現在のループ変数iは初期値の“1”であるから、この段階におけるステップS14c及びステップS14dでは、パーソナルコンピュータPCからの画面キャプチャデータGを受信し、受信した画面キャプチャデータGをバッファメモリ36のPCエリアに格納することになる。
次いで、ループ変数iをカウントアップ(+1)し(ステップS14e)、カウントアップ後のループ変数iの値がループ変数最大値imaxを越えているか否か、すなわち、パーソナルコンピュータPCの接続数(n)を越えているか否かを判定する(ステップS14f)。現在のループ変数iはカウントアップによって“2”となっており、パーソナルコンピュータPCの接続数(n)は“4”であるから、今のところ、カウントアップ後のループ変数iの値はループ変数最大値imaxを越えていない。したがって、この場合は、ステップS14c以降のループを実行する。
すなわち、再び、パーソナルコンピュータPCからの画面キャプチャデータGを受信し(ステップS14c)、受信した画面キャプチャデータGをバッファメモリ36のPCエリアに格納する(ステップS14d)。ここで、現在のループ変数iは“2”であるから、この段階におけるステップS14c及びステップS14dでは、パーソナルコンピュータPCからの画面キャプチャデータGを受信し、受信した画面キャプチャデータGをバッファメモリ36のPCエリアに格納することになる。
次いで、ループ変数iをカウントアップ(+1)し(ステップS14e)、カウントアップ後のループ変数iの値がループ変数最大値imaxを越えているか否か、すなわち、パーソナルコンピュータPCの接続数(n)を越えているか否かを判定する(ステップS14f)。現在のループ変数iはカウントアップによって“3”となっており、パーソナルコンピュータPCの接続数(n)は“4”であるから、まだ、カウントアップ後のループ変数iの値はループ変数最大値imaxを越えていない。したがって、この場合も、再びステップS14c以降のループを実行する。
すなわち、再び、パーソナルコンピュータPCからの画面キャプチャデータGを受信し(ステップS14c)、受信した画面キャプチャデータGをバッファメモリ36のPCエリアに格納する(ステップS14d)。ここで、現在のループ変数iは“3”であるから、この段階におけるステップS14c及びステップS14dでは、パーソナルコンピュータPCからの画面キャプチャデータGを受信し、受信した画面キャプチャデータGをバッファメモリ36のPCエリアに格納することになる。
次いで、ループ変数iをカウントアップ(+1)し(ステップS14e)、カウントアップ後のループ変数iの値がループ変数最大値imaxを越えているか否か、すなわち、パーソナルコンピュータPCの接続数(n)を越えているか否かを判定する(ステップS14f)。現在のループ変数iはカウントアップによって“4”となっており、パーソナルコンピュータPCの接続数(n)は“4”であるから、まだ、カウントアップ後のループ変数iの値はループ変数最大値imaxを越えていない。したがって、この場合も、再びステップS14c以降のループを実行する。
すなわち、再び、パーソナルコンピュータPCからの画面キャプチャデータGを受信し(ステップS14c)、受信した画面キャプチャデータGをバッファメモリ36のPCエリアに格納する(ステップS14d)。ここで、現在のループ変数iは“4”であるから、この段階におけるステップS14c及びステップS14dでは、パーソナルコンピュータPCからの画面キャプチャデータGを受信し、受信した画面キャプチャデータGをバッファメモリ36のPCエリアに格納することになる。
次いで、ループ変数iをカウントアップ(+1)し(ステップS14e)、カウントアップ後のループ変数iの値がループ変数最大値imaxを越えているか否か、すなわち、パーソナルコンピュータPCの接続数(n)を越えているか否かを判定する(ステップS14f)が、現在のループ変数iはカウントアップによって“5”となっており、パーソナルコンピュータPCの接続数(n=4)を越えているから、フローチャートを終了し、図7のプロジェクタ側処理に復帰する。
図9は、サイズ調整処理(図7のステップS15)の具体的なフローチャートを示す図である。このフローチャートにおいて、まず、ループ変数iを初期化(i=1)する(ステップS15a)と共に、ループ変数最大値imaxにパーソナルコンピュータPCの接続数(n)をセットする(ステップS15b)。
次に、バッファメモリ36のPCエリアに格納されている画面キャプチャデータGのサイズがプロジェクタ2の表示サイズよりも大きいか否かを判定する(ステップS15c)。ここで、現在のループ変数iは初期値の“1”であるから、この段階におけるステップS15cでは、バッファメモリ36のPCエリアに格納されている画面キャプチャデータGのサイズがプロジェクタ2の表示サイズよりも大きいか否かを判定することになる。
今、プロジェクタ2の表示サイズ、すなわち、DMD49の画素数を便宜的にXGA(1024×768)とすると、バッファメモリ36のPCエリアに格納されている画面キャプチャデータGのサイズがXGA以下であれば、その画面キャプチャデータGの全体を支障なくスクリーン1に拡大投影することができる。しかし、もし、画面キャプチャデータGのサイズがXGA以下でなければ、その画面キャプチャデータGの全体をスクリーン1に拡大投影した際に画像の一部が欠けてしてしまうので、何らかの対策を講じなければならない。
ステップS15dの「画面キャプチャデータGのサイズを縮小する」という処理は、そのための対策である。すなわち、このステップS15dでは、画面キャプチャデータGの全体をスクリーン1に拡大投影した際に、画像の一部が欠けないように、画面キャプチャデータGの大きさを適量縮小することを行う。
このように、縮小処理を行い(ステップS15cの“YES”→ステップS15d)、または、縮小処理を行わなかった場合(ステップS15cの“NO”)には、次いで、ループ変数iをカウントアップ(+1)し(ステップS15e)、カウントアップ後のループ変数iの値がループ変数最大値imaxを越えているか否か、すなわち、パーソナルコンピュータPCの接続数(n)を越えているか否かを判定する(ステップS15f)。現在のループ変数iはカウントアップによって“2”となっており、パーソナルコンピュータPCの接続数(n)は“4”であるから、今のところ、カウントアップ後のループ変数iの値はループ変数最大値imaxを越えていない。したがって、この場合は、ステップS15c以降のループを実行する。
すなわち、再び、バッファメモリ36のPCエリアに格納されている画像キャプチャデータGのサイズがプロジェクタ2の表示サイズよりも大きいか否かを判定する(ステップS15c)。ここで、現在のループ変数iは“2”であるから、この段階におけるステップS15cでは、バッファメモリ36のPCエリアに格納されている画面キャプチャデータGのサイズがプロジェクタ2の表示サイズよりも大きいか否かを判定することになる。前記と同様に、もし、画面キャプチャデータGのサイズがXGA以下でなければ、その画面キャプチャデータGの全体をスクリーン1に拡大投影した際に画像の一部が欠けてしてしまうと判断し、画像の一部が欠けないないように、画面キャプチャデータGの大きさを適量縮小する(ステップS15d)。
このように、縮小処理を行い、または、縮小処理を行わなかった場合には、次いで、ループ変数iをカウントアップ(+1)し(ステップS15e)、カウントアップ後のループ変数iの値がループ変数最大値imaxを越えているか否か、すなわち、パーソナルコンピュータPCの接続数(n)を越えているか否かを判定する(ステップS15f)。現在のループ変数iはカウントアップによって“3”となっており、パーソナルコンピュータPCの接続数(n)は“4”であるから、今のところ、カウントアップ後のループ変数iの値はループ変数最大値imaxを越えていない。したがって、この場合も、ステップS15c以降のループを実行する。
すなわち、再び、バッファメモリ36のPCエリアに格納されている画像キャプチャデータGのサイズがプロジェクタ2の表示サイズよりも大きいか否かを判定する(ステップS15c)。ここで、現在のループ変数iは“3”であるから、この段階におけるステップS15cでは、バッファメモリ36のPCエリアに格納されている画面キャプチャデータGのサイズがプロジェクタ2の表示サイズよりも大きいか否かを判定することになる。前記と同様に、もし、画面キャプチャデータGのサイズがXGA以下でなければ、その画面キャプチャデータGの全体をスクリーン1に拡大投影した際に画像の一部が欠けてしてしまうと判断し、画像の一部が欠けないように、画面キャプチャデータGの大きさを適量縮小する(ステップS15d)。
このように、縮小処理を行い、または、縮小処理を行わなかった場合には、次いで、ループ変数iをカウントアップ(+1)し(ステップS15e)、カウントアップ後のループ変数iの値がループ変数最大値imaxを越えているか否か、すなわち、パーソナルコンピュータPCの接続数(n)を越えているか否かを判定する(ステップS15f)。現在のループ変数iはカウントアップによって“4”となっており、パーソナルコンピュータPCの接続数(n)は“4”であるから、今のところ、カウントアップ後のループ変数iの値はループ変数最大値imaxを越えていない。したがって、この場合も、ステップS15c以降のループを実行する。
すなわち、再び、バッファメモリ36のPCエリアに格納されている画像キャプチャデータGのサイズがプロジェクタ2の表示サイズよりも大きいか否かを判定する(ステップS15c)。ここで、現在のループ変数iは“4”であるから、この段階におけるステップS15cでは、バッファメモリ36のPCエリアに格納されている画面キャプチャデータGのサイズがプロジェクタ2の表示サイズよりも大きいか否かを判定することになる。前記と同様に、もし、画面キャプチャデータGのサイズがXGA以下でなければ、その画面キャプチャデータGの全体をスクリーン1に拡大投影した際に画像の一部が欠けてしてしまうと判断し、画像の一部が欠けないように、画面キャプチャデータGの大きさを適量縮小する(ステップS15d)。
このように、縮小処理を行い、または、縮小処理を行わなかった場合には、次いで、ループ変数iをカウントアップ(+1)し(ステップS15e)、カウントアップ後のループ変数iの値がループ変数最大値imaxを越えているか否か、すなわち、パーソナルコンピュータPCの接続数(n)を越えているか否かを判定する(ステップS15f)。現在のループ変数iはカウントアップによって“5”となっており、パーソナルコンピュータPCの接続数(n=4)を越えているから、フローチャートを終了し、図7のプロジェクタ側処理に復帰する。
なお、以上の説明では、バッファメモリ36のPCエリアに格納されている画面キャプチャデータGのサイズがプロジェクタ2の表示サイズよりも大きい場合に、自動的に画像サイズの縮小処理を行うようにしているが、これに限定されない。プレゼンテーションの都合によっては、画像を相当大きく拡大して見せなければならない状況があり得る。このようなとき、画像の欠けは当然のこととして許されるので、画像縮小の自動化をオフにできるようにしておくことが望ましい。また、ユーザの所望により、任意の画像サイズに手動で設定できるようにしておいてもよい。
図10は、表示位置調整処理(図7のステップS16)の具体的なフローチャートを示す図である。このフローチャートにおいて、まず、表示パターンを選択する(ステップS16a)。“表示パターン”とは、ユーザUの選択操作(タッチパネル34bのタッチ操作または操作部35のボタン操作)によって指定された任意の表示パターンのことをいい、たとえば、「重ねて表示」または「並べて表示」などの表示パターンのことをいう。
図11は、表示パターンの一例説明図であり、(a)は「重ねて表示」、(b)は「並べて表示」の表示パターンである。まず、(a)の「重ねて表示」を説明すると、この表示パターンでは、スクリーン1の上に、各パーソナルコンピュータPCから送られてきたn個の画像(画面キャプチャデータGの画像)I〜Iが、一部を重ねた積層状態で表示されている。画像IはパーソナルコンピュータPCから送られてきた画面キャプチャデータGの画像であり、画像IはパーソナルコンピュータPCから送られてきた画面キャプチャデータGの画像である。同様に、画像IはパーソナルコンピュータPCから送られてきた画面キャプチャデータGの画像であり、画像IはパーソナルコンピュータPCから送られてきた画面キャプチャデータGの画像である。なお、ハッチング付きの画像Iは選択中の画像を表しており、この選択操作は、たとえば、プロジェクタ2のタッチパネル34bのタッチ操作または操作部35のボタン操作などによって行うことができるようになっている。
次に、(b)の「並べて表示」を説明すると、この表示パターンでは、スクリーン1の上に、各パーソナルコンピュータPCから送られてきたn個の画像(画面キャプチャデータGの画像)I〜Iが、非積層状態で等間隔に表示されている。上記のパターンと同様に、画像IはパーソナルコンピュータPCから送られてきた画面キャプチャデータGの画像であり、画像IはパーソナルコンピュータPCから送られてきた画面キャプチャデータGの画像である。同じく、画像IはパーソナルコンピュータPCから送られてきた画面キャプチャデータGの画像であり、画像IはパーソナルコンピュータPCから送られてきた画面キャプチャデータGの画像である。なお、この表示パターンにおいても、ハッチング付きの画像Iは選択中の画像を表しており、この選択操作は、たとえば、プロジェクタ2のタッチパネル34bのタッチ操作または操作部35のボタン操作などによって行うことができるようになっている。
なお、上記の例では、ユーザUの操作に応答して「重ねて表示」と「並べて表示」とを選択しているが、これに加えて、さらに、画像の表示順、すなわち、画像を重ねる順番あるいは並べる順番をユーザUの操作によって任意に指定できるようにしてもよい。
再び、図10において、表示パターン処理を完了すると、次に、選択画像の位置移動処理を行う(ステップS16b)。
図12は、選択画像の位置移動処理の概念図である。(a)に示すように、プロジェクタ2のタッチパネル34bのタッチ操作または操作部35のボタン操作などによって、任意の画像(図では画像I)を選択すると、その画像Iが新たに選択中の画像(画像Iから画像Iへの選択変更)となる。そして、プロジェクタ2のタッチパネル34bのタッチ操作または操作部35のボタン操作などによって、その選択中の画像Iの異動方向と移動量を指定すると、(b)に示すように、選択中の画像Iが指定された方向に指定された量だけ移動する。他の画像I、I、Iについても、同様な選択操作と移動操作を行うことにより、スクリーン1の上の各画像I〜Iの配置を自在に変更することができる。
なお、位置移動の有無にかかわらず、選択された画像(選択画像)を他の画像よりも目立つようにしておくと好ましい。たとえば、プレゼンテーションを行う際に、その選択画像に対して出席者の注意力を向けさせることができるからである。選択画像を目立たせるための方法としては、たとえば、選択画像以外の画像(非選択画像)の輝度や明度を落としたり、色純度を低下させたり、あるいは、透明化したり様々な方法が考えられる。多様な方法を試して最も効果的(つまり、選択画像を最も目立たせることができる)と思われるものを採用すればよい。
図13は、選択画像を目立たせるようにした一例を示す図である。この図において、画像Aは選択画像、画像B、Cは非選択画像である。(a)は画像Aの輝度に対して画像B、Cの輝度を適量低下させた(暗くした)例である。この場合、相対的に画像Aが明るく見える。このため、明るく見える画像A、つまり、選択画像が目立つこととなり、たとえば、プレゼンテーションを行う際に、画像A(選択画像)に対して出席者の注意力を向けさせることができる。
また、(b)の例も、画像B、Cの輝度を低下させている点で(a)と同様であるが、この(b)は、画像B、Cの各々の輝度を“個別”に低下させている点で相違する。たとえば、画像Bの輝度に対して画像Cはより低輝度になっている。これは、画像B、Cの輝度を(a)のように一律に低下させたとしても、画像B、Cの内容によっては、見た目に同一の暗さにならないからである。たとえば、白レベルを多く含む画像は明るく見えるからである。このような場合、白レベルを多く含む画像は、より低輝度化する必要がある。(b)の例は、このような要求に応えるものであり、非選択画像(画像B、C)の輝度を段階的または直線的に変更できるようにしたものである。
このように、本実施形態によれば、複数のパーソナルコンピュータPCの各々で画面全体のキャプチャ、または、所望ウィンドウのキャプチャを行うだけで、それらの画面キャプチャデータGをプロジェクタ2に出力することができる。そして、プロジェクタ2において、それらの画面キャプチャデータGの画像G〜Gを任意の表示パターン(たとえば、重ねて表示または並べて表示)で配列構成し、スクリーン1の上に拡大表示することができる。さらに、プロジェクタ2のタッチパネル34bのタッチ操作または操作部35のボタン操作などによって、スクリーン1の上の各画像I〜Iの配列を自由に変更することもできる。
そのため、たとえば、図1のように、パーソナルコンピュータPCを持参した複数の参加者(ユーザU〜U)によって行われる会議またはプレゼンテーションの場において、それらのパーソナルコンピュータPCの画面をプロジェクタ2からスクリーン1に同時に拡大投影することができるようになる。したがって、ケーブルの付け替え、または、信号切り換え器を不要にすることができ、面倒な操作や大きな手間をかけることなく、複数端末対応のプロジェクションシステムを構築することができ、会議やプレゼンテーションの流れをスムーズにすることができる。
なお、本発明は、以上の実施形態に限定されず、その技術思想の範囲内において多様な変形例や発展例を包含することはもちろんである。
たとえば、以上の実施形態では、外部モニタとしてプロジェクタ2を用いているが、これに限定されない。たとえば、大型の液晶モニタ、プラズマモニタ、プロジェクションテレビ、CRTモニタなどであってもよいし、その他の外部モニタであってもよい。
また、以上の実施形態では、複数のパーソナルコンピュータPCとプロジェクタ2の間を無線LANで接続しているが、これに限定されない。複数のパーソナルコンピュータPCからプロジェクタ2への画面キャプチャデータGの伝送を可能とする構成であればよく、たとえば、ブルーツース等の近距離通信や赤外線通信などであってもよく、あるいは、有線LANやその他の有線通信であっても構わない。
また、上記の実施形態では、パーソナルコンピュータPCにおいて、全画面のキャプチャやアクティブウィンドウのキャプチャを行うこととしているが、これ以外のキャプチャ、たとえば、OS標準の機能ではないが、指定された矩形範囲のキャプチャを行うものに適用してもよい。
図14は、矩形範囲キャプチャ処理のフローチャートを示す図である。このフローチャートにおいて、パーソナルコンピュータPCのポインティングデバイス装置25でディスプレイ装置22の画面上の任意地点をポイント(クリック)すると、そのポイント位置が始点座標として読み込まれる(ステップS18)。次いで、同ポインティングデバイス装置25でディスプレイ装置22の画面上の他の任意地点をポイント(クリック)すると、そのポイント位置が終点座標として読み込まれ(ステップS19)、それらの始点座標から終点座標までの矩形範囲の画面キャプチャが行われる(ステップS20)。そして、画面キャプチャデータがクリップボードに格納されると、OS上で所定のイベント(クリックボードの更新イベント)が発生し、図6のフローチャートのステップS11の判定結果が“YES”となって、以降、図6のフローチャートに動作が引き継がれる。
したがって、パーソナルコンピュータPCで、この矩形範囲キャプチャ処理を実行することにより、指定された矩形範囲の画面キャプチャを行い、その画面キャプチャデータをプロジェクタ2に出力することができる。このため、先に説明した全画面とアクティブウィンドウのスクリーン表示に加え、さらに、指定された矩形範囲の画像もスクリーン表示することができるようになり、より一層、柔軟な表示態様を実現してプロジェクションシステムの利便性の向上を図ることができる。
本実施形態のシステム構成図である。 パーソナルコンピュータPCの表示画面構成図である。 パーソナルコンピュータPCの簡略ブロック図である。 プロジェクタ2の内部ブロック図である。 本実施形態の概念的な作用説明図である。 画面キャプチャデータ送信処理のフローチャートを示す図である。 プロジェクタ2の動作フローチャートを示す図である。 画面キャプチャデータの取り込み処理の具体的なフローチャートを示す図である。 サイズ調整処理の具体的なフローチャートを示す図である。 表示位置調整処理の具体的なフローチャートを示す図である。 表示パターンの一例説明図である。 選択画像の位置移動処理の概念図である。 選択画像を目立たせるように改良した一例を示す図である。 矩形範囲キャプチャ処理のフローチャートを示す図である。
符号の説明
PC〜PC パーソナルコンピュータ(端末)
2 プロジェクタ(画像表示装置)
30 通信制御装置(取り込み手段)
36 バッファメモリ(保持手段)
37 中央制御部(取り込み手段、配列手段、表示手段)
40 画像変換部(配列手段)
41 ビデオRAM
42 投影エンコーダ(表示手段)
43 投影駆動部(表示手段)
49 DMD(表示手段)

Claims (6)

  1. n台の端末から送られてくるn個の画像を表示する画像表示装置であって、
    前記n台の端末から送られてくるn個の画像を取り込む取り込み手段と、
    前記取り込み手段によって取り込まれたn個の画像を個別に保持する保持手段と、
    前記保持手段に保持されたn個の画像を順次に読み出して所定の表示パターンでビデオRAM上に配列する配列手段と、
    前記ビデオRAM上に配列された画像を読み出して表示する表示手段と
    を備えたことを特徴とする画像表示装置。
  2. 前記n台の端末から送られてくるn個の画像は、各々の端末において画面キャプチャされた画像であることを特徴とする請求項1記載の画像表示装置。
  3. 前記所定のパターンは、n個の画像の一部を重ねた積層状態の表示パターンまたは非積層状態の表示パターンのいずれかであることを特徴とする請求項1記載の画像表示装置。
  4. n台の端末から送られてくるn個の画像を表示する画像表示方法であって、
    前記n台の端末から送られてくるn個の画像を取り込む取り込み工程と、
    前記取り込み工程で取り込まれたn個の画像を個別に保持する保持工程と、
    前記保持工程で保持されたn個の画像を順次に読み出して所定の表示パターンでビデオRAM上に配列する配列工程と、
    前記ビデオRAM上に配列された画像を読み出して表示する表示工程と
    を含むことを特徴とする画像表示方法。
  5. 前記n台の端末から送られてくるn個の画像は、各々の端末において画面キャプチャされた画像であることを特徴とする請求項4記載の画像表示方法。
  6. 前記所定のパターンは、n個の画像の一部を重ねた積層状態の表示パターンまたは非積層状態の表示パターンのいずれかであることを特徴とする請求項4記載の画像表示方法。
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