JP2006330468A - プロジェクタ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 プロジェクタ装置の大画面を有効に利用し、ある時は画面分割制御を行ない、複数の画像を参照、比較しながらの効果的なプレゼンテーションや画像鑑賞が可能とすること。
【解決手段】 画像信号を発信する複数の画像発信機(2a,2b)の画像信号を入力するための複数の入力端子(1a,1b)を有し、複数の入力端子からの複数の画像信号を並べて再生表示可能なプロジェクタ装置において、入力端子の入力信号を判定する判定手段と、上記入力信号判定手段の出力結果に基いて、上記複数画像を並べて表示する第1の表示モードと、一方の画像のみを表示する第2の表示モードとを切換える切換手段(S1,S3)とを有する。
【選択図】 図4
【解決手段】 画像信号を発信する複数の画像発信機(2a,2b)の画像信号を入力するための複数の入力端子(1a,1b)を有し、複数の入力端子からの複数の画像信号を並べて再生表示可能なプロジェクタ装置において、入力端子の入力信号を判定する判定手段と、上記入力信号判定手段の出力結果に基いて、上記複数画像を並べて表示する第1の表示モードと、一方の画像のみを表示する第2の表示モードとを切換える切換手段(S1,S3)とを有する。
【選択図】 図4
Description
本発明は、複数の機器から画像信号を1台のプロジェクタに対して送信し、この信号に基いて拡大マルチ画面、表示を行いながら効果的な画面切換えを行うプロジェクタ装置の改良に関する。
複数のパソコンを利用して1台のプロジェクタ装置を用いて投射する技術は知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−330436
しかし、前記公報記載の装置は、システムが複雑であらかじめどの画像の画像投射を行うかの順序の設定が必要であった。従って、投影時の自由度が小さかった。
本発明は上記の点に鑑みてなされたもので、その目的は、複数の画像を並置表示、単一画面表示、拡大/縮小表示することにより、それらを比較・参照しつつ効果的なプレゼンテーションを行うことができるプロジェクタ装置を提供することにある。
請求項1記載の発明は、画像信号を発信する複数の画像発信機の画像信号を入力するための複数の入力端子を有し、上記複数の入力端子からの複数の画像信号を並べて再生表示可能なプロジェクタ装置において、上記入力端子の入力信号を判定する判定手段と、上記入力信号判定手段の出力結果に基いて、上記複数画像を並べて表示する第1の表示モードと、一方の画像のみを表示する第2の表示モードとを切換える切換手段とを有することを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の複数画像を並べて表示する第1の表示モードの際に、上記複数の画像の一方の画面の切換えが行われた時には別の画面の画像は切換えを禁止する禁止手段を具備したことを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1記載の複数画像を並べて表示する第1の表示モードの際に、上記複数の画面の一方の画面の拡大が行われた時には、別の画面の画像は縮小して、上記拡大画面で隠れないようにする拡大縮小制御手段とを具備したことを特徴とする。
請求項4記載の発明は、画像信号を発信する複数の画像発信機の画像信号を入力するための複数の入力端子を有し、上記複数の入力端子からの複数の画像信号を並べて再生表示可能なプロジェクタ装置において、上記複数の入力端子の一方の入力信号を判定する判定手段と、上記一方の入力信号判定結果に基いて、他方の入力端子に入力された画像信号を表示、非表示を切換制御する切換制御手段と、を具備することを特徴とする。
請求項5記載の発明は、複数の画像信号を入力するための複数の画像入力端子を有し、これら複数の画像入力端子から入力される複数の画像信号にそれぞれ対応する複数の画像を複数の態様にて表示可能なプロジェクタ装置において、上記複数の画像入力端子に接続され、上記複数の画像信号の状態をそれぞれ判定する判定手段と、上記複数の画像入力端子に接続され、上記判定手段の出力に応じて画像表示態様を決定する加工手段と、を具備することを特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項5記載の加工手段による上記複数の表示態様は、略同一の画面サイズで全画面を並べて表示する態様と、何れか一画面のみを拡大表示し、残りは縮小表示する態様と、何れか一画面のみを表示する態様とを含むことを特徴とする。
請求項7記載の発明は、請求項5記載の判定手段は、上記入力される複数の画像信号の継続状態、または画像変更の有無を検出することを特徴とする。
請求項8記載の発明は、複数機器からの画像信号をそれぞれ入力するための複数の入力端子を有し、上記複数の画像信号にそれぞれ対応する複数の画像を並べて再生可能なプロジェクタ装置の制御方法において、上記複数の入力端子に入力される複数の画像信号のうち、一の画像信号の状態を判定し、この判定結果に基いて、残りの画像信号の表示・非表示を切換えることを特徴とする。
本発明によれば、プロジェクタ装置の大画面を有効に利用し、ある時は画面分割制御を行ない、複数の画像を参照、比較しながらの効果的なプレゼンテーションや画像鑑賞が可能となる。
本発明によれば、プロジェクタ装置の大画面を有効に利用し、ある時は画面分割制御を行ない、複数の画像を参照、比較しながらの効果的なプレゼンテーションや画像鑑賞が可能となる。
以下図面を参照して本発明の一実施の形態について説明する。図1を参照して、プロジェクタ装置のブロック図について説明する。図1において、1は投影拡大画像6を表示するプロジェクタである。このプロジェクタ1は、画像信号を送信する例えばパーソナルコンピュータのような複数の機器(ここではA,B)である画像送信手段2a,2bの信号を受信し、それらの信号を加工手段4で加工再生して表示手段5で画像を投影画像6に変換する。以降、画像送信手段2a,2bをPC2a,2bとも呼ぶ。
前記2つの画像送信手段2a,2bからの入力端子1a,1bを介して入力される信号は、プロジェクタ1の判定手段3に入力される。この判定手段3は、画像送信手段2a,2bからの入力信号を判定し、この判定結果によって加工手段4による画像加工の方法を切換える。例えば、加工手段4は、判定手段3の判定結果によって、投影画像6として略同一の画面サイズで全画面を並べて表示する態様と、何れか一画面のみを拡大表示し、残りは縮小表示する態様と、何れか一画面のみを表示する態様に切換える。この判定手段3及び加工手段4は、専用の画像処理回路やマイクロコントローラーを含むASICで構成されている。
表示手段5は、液晶やDMDなど電気信号によって画素ごとに色や明暗を変更できる表示素子や光源となるランプやLED、投影レンズや、上記表示素子に光を投射する照明光学系等からなる。
以上のように構成されたこの実施の形態の動作を図2を参照しながら説明する。図2は、プロジェクタシステムを用いて投影画像6を見ながら打ち合わせをしている様子を示す。
2人のユーザー10a,10bは画像送信手段2a,2bを操作して、プロジェクタ1で再生される画像の切換えを行っている。
例えばユーザー10aがプレゼンターである時、あらかじめ作ってあった資料の他に、ユーザー10bがPC2b内に持っている資料を参照して投射したいことがある。これは、ユーザー10aがあらかじめ予測していれば手持ちの資料の中に入れておくこともできるが、参加者11a,11bの意見や質問によってこうした用意していなかった資料をプレゼンテーション時に参考にするようなシーンも数多く見受けられる。
つまり、プレゼンター10aは図3(a)のようなグラフ6aを表示している時に参加者11aがプレゼンター10a自身は持っていないが、プレゼンター以外の人物10bがPC2bの中に保持している資料の画像6bが見たくなるという状況がある。
従来、このようなシーンでは一度プロジェクタ1の入力を繋ぎ替えたりして6aの画像を消して、6bの画像を投射表示するような事が行われていた。
しかし、これではプレゼンテーションの流れが滞ったり停止したりしがちであった。本発明ではこのような状況では、図3(b)のようにメインの6aの画像に並べて、新たに参考画像6bをユーザー10bのPC2bからプロジェクタ1に投射できるようにした。
これによって、プレゼンテーションの流れをそこなう事なく、見ている人の気になる点を即座に納得してもらいながら円滑にプレゼンテーションを続け、画像を切換えていく事ができる。
この時、2人のユーザー10a,10bが同時にプロジェクタ1を操作している事になるので、本発明では2人が同時に違う操作をして画像が重なってしまったり先に送られてしまったりしてプレゼンテーションの流れがとどこおってしまう事を防止している。つまり、こうした会議の中でのコミュニケーションは口頭で行なわれており、画面の変更をこうした口頭での合図なしにそれぞれのPCから行なうと同時に画面が変化したりして、何が起こったかわからなくなってしまう。例えば、図3(a)から(b)のような画面になったあと、本発明ではいきなり、図3(d)のような両方の画面が同時に変化してプレゼンテーションの流れが乱れるのを防止している。まず、図3(b)の画面からは図3(e)の全画面表示に戻るか図3(c)のように一方の画面を切換えてからでないと、図3(d)のような画面にはならないようにしている。同時に切換えるような効果が必要な時は、ユーザーがあらかじめ一方のPCにそうした効果までを踏まえての資料を作成しておくべきで、本発明の主旨は、あくまで予期せぬ別資料提示時に円滑に対応する所にある。
このような制御を図4のフローチャートを参照して説明する。プロジェクタ1の判定手段3は入力信号の入り方によって図4のようなフローチャートの処理により画像の表示切換えを行う。
まず、一方のPC2aの入力画像の表示が行われる(第2の表示モード)(ステップS1)。別のユーザ10bが別のPC2bをプロジェクタ1につなぐと、サブ画像が参照されたかが判定される(判定手段)(ステップS2)。つまり、2つの画像が入力された事が判定される。この時、先につないでいたPC2aの画像は消さずに、図3(b)に示すように2つの画像が並べて表示される(第1の表示モード)(ステップS3)。これによって、別のユーザー10bの意志が入って来ても本来のユーザー10aの意志が無視される事はない。
どちらかのユーザーが別の画面に切換えようとして別の画像が参照されたかが判定される(ステップS4)。このステップS4の判定で「YES」と判定された場合には、図3(c)に示すように一方の画面を切り換え、他方の画面はそのままとしている(禁止手段)(ステップS5)。このようにすることにより、別の画面を消してしまうような事はない。
一方、ステップS4の判定で「NO」と判定された場合には、ステップS2の処理に戻る。
そして、一方のユーザーが信号入力をやめると、このステップS4の判定で「NO」と判定されてステップS6に進む。このステップS6において、投射が終了したかが判定される。このステップS6の判定で「NO」と判定された場合には、ステップS1に戻り、図3(c)に示すようにもう一方の画像の表示はメイン画像として表示が継続される。
ところで、ステップS6の判定で「NO」、つまり両方の画像入力がなくなると判定されると、表示は終了する。
次に、図5のフローチャートを参照して図4のフローチャートにおける分岐判断S2,S4の判定方法について詳細に説明する。
PC2a,2bとプロジェクタ1が細かい通信を行えば色々な判定方法があるが、ここでは単純なRGB信号により判定している。例えば図5のような判定によって、図4のS2で示したようなサブ画面を参照するか否かの判定が可能である。
まず、例えばプロジェクタ1の電源を入れた状態などプロジェクタ1内の信号入力部(図示しない)からの信号レベル(ノイズレベル)を検出して記憶しておく(ステップS11)。そのレベルをIo とする。
次に、このレベルIo と信号入力部に現在入力Aあるいは入力Bとして入力されている画像信号のレベルを比較する(ステップS12,S13)。入力Aあるいは入力Bの画像信号のレベルがレベルIoより小さければ画像信号の入力が無いと判定される。
そして、ステップS12及び13の判定でいずれも「YES」と判定された場合のみサブ画面が参照されたと判定される(ステップS14)。
一方、ステップS12あるいは13において「NO」と判定された場合には、サブ画面の参照は無いと判定される(ステップS15)。
次に、図6を参照して図4のステップS4の画面切換判定について説明する。つまり、あらかじめ記録していたこれまで表示していた画像信号IA,IB を読み出す(ステップS21,S22)。そして、入力Aの画像信号と画像信号IAとを比較する(ステップS23)。
そして、入力Aの画像信号と画像信号IAに対して変化が有るかが判定される(ステップS24)。
このステップS24の判定で「NO」と判定された場合には、入力Bの画像信号と画像信号IBとを比較する(ステップS26)。
そして、入力Bの画像信号と画像信号IBに対して変化が有るかが判定される(ステップS26)。
ステップS24及び26において、いずれも「NO」と判定された場合には、別画面参照なしと判定される(ステップS27)。
一方、ステップ24あるいは26において「NO」と判定された場合には、変化後の信号をそれぞれ画像信号IA,IBとして記録して次の変化を判定する時の基準として保持しておく(ステップS28)。別の画面の参照を行なう(ステップS29)。このステップS29の処理により、
つまり、図3(b)のような表示から、図3(c)のような表示に切換える事で、各入力信号を並べた形で合成表示できるように画像加工するものである。
つまり、図3(b)のような表示から、図3(c)のような表示に切換える事で、各入力信号を並べた形で合成表示できるように画像加工するものである。
このように、画像信号の変化の判定のみで、複雑な通信を行うことなく画像の合成や切換えの制御開始を決定することができる。これによって受信側(プロジェクタ1側)の判定のみで画像切換えを可能とし、システムを単純化することが可能となる。
次に、プロジェクタ1で2つの画像を表示させておき、一方の画像を拡大させ、他方の画像を縮小させる動作について図7及び図8を参照して説明する。
図7において、あらかじめ入力されている入力信号I1 を読み出し(ステップS31)、現在入力されている信号と比較する(ステップS32)。
そして、無信号であるかを判定する(ステップS33)。このステップS33において、「YES」と判定、つまり無信号になったと判定すると、タイマーリセットし(t=0)(ステップS34)、無信号時間をタイマtでカウントする(ステップS35)。
そして、再度信号判定を行なう(ステップS36)。このステップS36において「NO」、つまり無信号ではないと判定されると、分岐所定時間内に再度入力されてきた信号IがステップS31の信号I1 と同じであるかが判定される(ステップS41)。
このステップS41において、「YES」と判定された場合には、この信号の画像を拡大表示し、マルチ表示時のもう一方の画像は、縮小して重なって見えなくなるのを防止している(拡大縮小制御手段)(ステップS42,S43)。
一方、ステップS41において「NO」、つまりこの信号が別信号と判定された場合には、拡大は行なわず通常の表示を行う(ステップS45)。
なお、ステップS37で「YES」と判定、つまり無信号判定時、所定時間t1 を超えて信号が入ってこないかが判定される(ステップS38)。このステップS38において「YES」と判定されると、表示そのものを終了する。なお、このステップS38において「NO」と判定されると前述のステップS35の処理に戻る。
このように画像信号のみを使いその拡大表示する画像信号をON/OFFの制御によって、新しく信号ラインを増設することなく図8(a)のようなマルチ画像の一方画像21aを図8(b)の画像21bのように拡大表示制御させ、図8(a)のようなマルチ画像の他方の画像22aを図8(b)の画像22bのように拡大表示制御させることができる。
このようにして、プロジェクタ1に対し、入力させる画像信号の入力をON/OFFする切換えのみで一方の画像を拡大させて、それ以外の制御信号ラインを増設したりせずに効果的な画面分割表示を行うことができる。
このように、画像信号の入力状態のみで判定しているので従来例のように複雑な通信機器設定の手続き等複雑な通信プロトコルの操作が必要なくプロジェクタ1内部のマイクロコントローラーの設計のみで対応でき、送信側の機器を設け変更する必要がない。
次に、図9及び図10を参照してプロジェクタ1により表示された2つの画像のうち、一方の画像を非表示する実施例について説明する。
この実施例は、画像を送信する2つの機器のうち一方のPCのみに画像参照の権限が設けられており、もう一方のPCからはプロジェクタ画面の切換えを一部操作できないように制限するようにして、プレゼンターが権限を持ったPCを操作して、全体のプレゼンテーションの流れを乱さないように工夫している。
この実施例の動作について説明する。まず、一方のPC2aからの画像Aが入力されているかどうかをプロジェクタ1は判定する(ステップS51)。このステップS51の判定で「YES」と判定された場合には、図10(A)に示すようにこの画像Aを表示する(ステップS52)。
一方、ステップS51の判定で「NO」と判定された場合には、画像表示は行なわない(ステップS59)。
この画像Aは、プレゼンターが操作するPC2aから入力されており、画像Bが入力されていてもこれは他のユーザーのPC2bの出力なのでプレゼンターは参照のみに利用するようにし、その旨の操作を行なわなければ画像Bの表示は行わない。
他のユーザーのPC2bに入っている画像Bを表示するには、画像Aが入力表示されている状態(ステップS52以降)で、以下に述べる処理を行うことによりなされる。
つまり、画像Aが入力表示されている状態(ステップS52)で、画像Bが入力されたかが判定される(ステップS53)。このステップS53において「YES」と判定された場合には、画像Aの入力を瞬間的に遮断する瞬断する操作がなされたかが判定される(ステップS54)。このステップS54において「YES」と判定された場合には、図10(b)に示すように画像A,Bが並べて表示される(ステップS55)。
ここで、他のユーザーが拒絶する時は、その意志を重視できる。つまり、画像Bの入力を行わないと画像A,Bは並べて表示されない。
そして、図10(b)に示すように画像A,Bを並べて表示された状態において、ステップS54と同じ画像Aの入力の瞬断操作がなされたかが判定される(ステップS56)。このステップS56において「YES」と判定されると、図10(a)に示すように画像Aのみ表示される(ステップS57)。
一方、ステップS56の判定で「NO」と判定されると、画像Aが入力されているかが判定される(ステップS58)。このステップS58の判定で「YES」と判定された場合、つまり画像Aが継続して入力されていると判定された場合には、図10(b)に示すように画像A,Bが並べて表示される(ステップS55)。
一方、ステップS58の判定で「NO」と判定されると、画像を非表示させる処理が行われる(ステップS59)。
以上説明したようにこの実施の形態によれば一方のPCを操作する人がホストとなり、画面の分割/解除のコントロールを行うことができ、プレゼンテーションの流れを仕切ることができる。またもう一方のユーザーの著作権や意志表示の問題も考慮された構成となっている。
次に、図11を参照して、このようなマルチ画面表示時の画像の縮小について説明する。
図11(a)のような明暗がx1〜8、y1〜6として示した各画素に像として形成されている時(x,y)=(1,1)(1,2)(2,1)(2,2)の2×2の4画素で示されている像を1つの画素で表わすと、図11(b)のような1/4の画像ができる。また、(x,y)=(1,1)(1,2)(1,3)(2,1)(2,2)(2,3)(3,1)(3,2)(3,3)の3×3の9画素で示されている領域を(x,y)=(1,1)(1,2)(2,1)(2,2)の2×2の4画素で表現すると、1辺2/3の大きさの縮小画像が形成できる。このような表示の縮小に従って、2画面を1つの投影画面上に表示すると、図13(a)〜(c)のように、各々1辺1/3と1辺2/3の2画像表示、1辺1/2、1辺1/2の2画像表示、1辺2/3と1辺1/3の2画面表示と、2つの画像A,Bの大きさの比率を選んで表示できるプロジェクタが提供できる。
このような2画像の比率切換えについて図12のフローチャートを参照して説明する。例えば、プレゼンターのPCと、もう1人の所有するPCから画像信号が入力されている状態での比率切換方法について説明する。画像AはPCで表示する内容を切換えれば逐次表示変更できるが、画像Bの内容は、ステップS70でのみ更新される。
まず、プレゼンターがPCの画像外部出力(プロジェクタ1への入力)を1瞬OFFさせて再度ONさせる操作を判定する(判定手段)(ステップS61)。そして、その操作回数が1回目であるか(ステップS62)、2回目であるか(ステップS63)、3回目であるかを判定する(ステップS64)。
ここで、ステップS62で「YES」と判定される1回の操作では、画像Bを取り込み(ステップS70)、図13(a)のようなA,B画像の比率が1/3:2/3となる表示が行なわれる(ステップS71)。
一方、ステップS63の判定で「YES」と判定される2回の操作判定では、図13(b)のような各画像1/4:1/4(図11(a)→(b)のような縮小)となる表示がなされる。
また、ステップS64の判定で「YES」と判定される3回の操作判定では、各画像を縮小加工し図13(c)のようなA画像とB画像が2/3:1/3となる表示が行なわれる。この比率切換えではB画像の更新は行なわない。
また、再度、同時の操作を判定すると、プレゼンターのPCからのA画像のみ表示するようにする。A,B各画像は各PCの画像信号切換えによって、独立に切換えられるようになっているが、Bの画像はプレゼンテーションの混乱を避けるためにプレゼンターの意志によってしか、更新されないようにしている。
このように、本実施の形態では、プレゼンターのPCをホストとして、もう1台のPCの画像の表示をコントロールして、なおかつその大きさの切換えを簡単な構成にて実現することができる。
以上説明したように、プロジェクタの大画面を有効に利用し、ある時は画面分割制御を行ない、複数の画像を参照、比較しながらの効果的なプレゼンテーションや画像鑑賞が可能となる。
また、各々の送信機器をあやつる人が、各々別の判断で画像を変更しようとするとお互いに相手の思惑がわからず、画面の同時変更等が行なわれ、見ている鑑賞者にも混乱をまねくが本発明では、こうしたアクシデントを防止しあたかも一台の操作手段で制御がされているように画面を切換えることができる。
1…プロジェクタ、2a,2b…画像送信手段(PC)、3…判定手段、4…加工手段、5…表示手段。
Claims (8)
- 画像信号を発信する複数の画像発信機の画像信号を入力するための複数の入力端子を有し、上記複数の入力端子からの複数の画像信号を並べて再生表示可能なプロジェクタ装置において、
上記入力端子の入力信号を判定する判定手段と、
上記入力信号判定手段の出力結果に基いて、上記複数画像を並べて表示する第1の表示モードと、一方の画像のみを表示する第2の表示モードとを切換える切換手段とを有することを特徴とするプロジェクタ装置。 - 複数画像を並べて表示する第1の表示モードの際に、上記複数の画像の一方の画面の切換えが行われた時には別の画面の画像は切換えを禁止する禁止手段を具備したことを特徴とする請求項1記載のプロジェクタ装置。
- 複数画像を並べて表示する第1の表示モードの際に、上記複数の画面の一方の画面の拡大が行われた時には、別の画面の画像は縮小して、上記拡大画面で隠れないようにする拡大縮小制御手段とを具備したことを特徴とする請求項1記載のプロジェクタ装置。
- 画像信号を発信する複数の画像発信機の画像信号を入力するための複数の入力端子を有し、上記複数の入力端子からの複数の画像信号を並べて再生表示可能なプロジェクタ装置において、
上記複数の入力端子の一方の入力信号を判定する判定手段と、上記一方の入力信号判定結果に基いて、他方の入力端子に入力された画像信号を表示、非表示を切換制御する切換制御手段と、
を具備することを特徴とするプロジェクタ装置。 - 複数の画像信号を入力するための複数の画像入力端子を有し、これら複数の画像入力端子から入力される複数の画像信号にそれぞれ対応する複数の画像を複数の態様にて表示可能なプロジェクタ装置において、
上記複数の画像入力端子に接続され、上記複数の画像信号の状態をそれぞれ判定する判定手段と、
上記複数の画像入力端子に接続され、上記判定手段の出力に応じて画像表示態様を決定する加工手段と、
を具備することを特徴とするプロジェクタ装置。 - 上記加工手段による上記複数の表示態様は、略同一の画面サイズで全画面を並べて表示する態様と、何れか一画面のみを拡大表示し、残りは縮小表示する態様と、何れか一画面のみを表示する態様とを含むことを特徴とする請求項5記載のプロジェクタ装置。
- 上記判定手段は、上記入力される複数の画像信号の継続状態、または画像変更の有無を検出することを特徴とする請求項5記載のプロジェクタ装置。
- 複数機器からの画像信号をそれぞれ入力するための複数の入力端子を有し、上記複数の画像信号にそれぞれ対応する複数の画像を並べて再生可能なプロジェクタ装置の制御方法において、
上記複数の入力端子に入力される複数の画像信号のうち、一の画像信号の状態を判定し、
この判定結果に基いて、残りの画像信号の表示・非表示を切換えることを特徴とする制御方法。
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Cited By (3)
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JP2008221281A (ja) * | 2007-03-13 | 2008-09-25 | Daihen Corp | 自動溶接機の位置検出システム |
JP2013061380A (ja) * | 2011-09-12 | 2013-04-04 | Seiko Epson Corp | 表示制御装置、画像表示装置、表示システム、表示システムの制御方法、及び、プログラム |
JP2020134596A (ja) * | 2019-02-14 | 2020-08-31 | 株式会社サカワ | プロジェクタシステム |
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- 2005-05-27 JP JP2005155606A patent/JP2006330468A/ja active Pending
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