JP7349372B2 - 建物における給水タンク設置構造 - Google Patents

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Description

本発明は、建物における給水タンク設置構造に関する。
特許文献1には、建物に非常用の給水タンクが設置された給水タンクの設置構造が開示されている。この設置構造では、給水タンクが外壁内や屋根裏に設置されている。この設置構造によれば、震災等により建物において断水が生じた場合でも、給水タンクの水を利用することが可能となっている。
特開平8-199634号公報
ところで、給水タンクを外壁内に設置する場合、それに伴い、外壁の厚みを大きくする必要が生じると考えられる。しかしながら、その場合、外壁の厚みを大きくすることで、居住スペースが狭くなるおそれがある。
また、屋根裏空間は、空調機器等の機器類が設置される設置スペースとして利用されたり、物品を収納する収納スペースとして利用されたりすることが考えられる。そのため、給水タンクを屋根裏空間に設置する場合、それによって、上記設置スペースや収納スペースが狭められるおそれがある。
このように、上記特許文献1の給水タンク設置構造では、他のスペースへの影響が懸念されるため、その点で未だ改善の余地があると考えられる。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、建物において給水タンクを好適に設置することができる建物における給水タンク設置構造を提供することを主たる目的とするものである。
上記課題を解決すべく、第1の発明の建物における給水タンク設置構造は、柱及び梁を有してなる複数の建物ユニットが互いに連結されて構築されるユニット式の建物に給水タンクが設置されている建物における給水タンク設置構造であって、隣り合う前記柱の間又は隣り合う前記梁の間には前記給水タンクの設置スペースが形成されており、前記給水タンクは長尺状に形成され、前記設置スペースにおいて前記柱又は前記梁に沿って設置されていることを特徴とする。
ユニット式建物では、隣り合う柱の間や隣り合う梁の間のスペースがデッドスペースになっていることが多い。そこで、第1の発明では、その点に着目し、柱間又は梁間のスペースを給水タンクの設置スペースとし、その設置スペースにおいて長尺状の給水タンクを柱又は梁に沿って設置している。この場合、給水タンクを設置するにあたって、居室スペース等、他のスペースに影響を与えるのを抑制することができる。そのため、建物において給水タンクを好適に設置することができる。
第2の発明の建物における給水タンク設置構造は、4つの前記建物ユニットの各柱が集合する柱集合部には、それら各柱により囲まれた内側に前記設置スペースが形成され、前記給水タンクは、前記設置スペースにおいて前記各柱に沿って設置されていることを特徴とする。
第2の発明によれば、4つの建物ユニットの柱が集合する柱集合部の内側に設置スペースが形成され、その設置スペースに給水タンクが柱に沿って設置されている。この場合、建物の内部側に給水タンクを設置することができる。そのため、給水タンクが外壁内や屋根裏に設置される場合と比べ、屋外の熱の影響を受けるのを抑制することができる。
第3の発明の建物における給水タンク設置構造は、前記給水タンクは、上下に延びる円柱状をなしており、その外径が当該給水タンクの外周側で隣接する前記柱同士の間隔よりも大きくなっていることを特徴とする。
第3の発明によれば、給水タンクが柱集合部の内側(設置スペース)に設置される上述の構成にあって、給水タンクが柱同士の隙間を通じて転倒するのを確実に防止することができる。
第4の発明の建物における給水タンク設置構造は、前記柱集合部を構成する前記各柱の下端部に跨がって設けられ、それら各柱を連結する連結プレートを備え、前記連結プレートには、前記給水タンクの下端部を位置決めした状態で固定する固定部が設けられていることを特徴とする。
柱集合部では、その柱集合部を構成する各柱の下端部が連結プレートを介して連結されることがある。そこで、第4の発明では、その連結プレートに、給水タンクの下端部を位置決め状態で固定する固定部を設けている。各柱により囲まれた内側の設置スペースに給水タンクが設置される上述の構成では、柱と給水タンクとの位置関係が重要となる。その点、各柱を連結する連結プレートに、給水タンクの位置決め用の固定部を設けたため、柱と給水タンクとの位置関係を規定し易くすることができる。
第5の発明の建物における給水タンク設置構造は、前記建物ユニットは、前記梁として、横並びに設けられた複数の天井小梁と、横並びに設けられた複数の床小梁とを有しており、隣り合う前記天井小梁の間又は隣り合う前記床小梁の間に前記設置スペースが形成され、その設置スペースに前記給水タンクが前記天井小梁又は前記床小梁に沿って設置されていることを特徴とする。
第5の発明によれば、隣り合う天井小梁の間又は隣り合う床小梁の間が設置スペースとされ、その設置スペースに給水タンクが小梁に沿って設置されている。この場合、設置スペースの幅が比較的広くなっているため、幅の大きい給水タンクを設置することが可能となる。
第6の発明の建物における給水タンク設置構造は、前記給水タンクを支持する支持部材を備え、前記支持部材は、前記隣り合う天井小梁又は前記隣り合う床小梁に跨がって設けられるとともに、それら各天井小梁又はそれら各床小梁にそれぞれ固定されていることを特徴とする。
第6の発明によれば、給水タンクを支持する支持部材が隣り合う各天井小梁又は隣り合う各床小梁に跨がって設けられ、それら各天井小梁又は各床小梁にそれぞれ固定されている。この場合、給水タンクの荷重をそれら各天井小梁又は各床小梁に支持部材を介して負担させることができる。このため、重量が大きくなることが想定される給水タンクを安定した状態で設置することが可能となる。
第1の実施形態における給水タンクの設置構造を示す斜視図。 給水タンクの設置構造を示す平面図。 図2のA-A線断面図。 連結プレート及びその連結プレートに固定されたブラケットを示す斜視図。 (a)が連結プレート及びブラケットを示す正面図であり、(b)が側面図である。 ユニット式建物の概要を示す斜視図。 建物ユニットの構成を示す斜視図。 第2の実施形態における給水タンクの設置構造を示す斜視図。
〔第1の実施形態〕
以下、本発明を具体化した一実施形態について図面を参照しつつ説明する。図6はユニット式建物の概要を示す斜視図である。
図6に示すように、住宅等の建物10は、二階建てのユニット式建物となっている。建物10は、基礎11(外周基礎)上に設けられた建物本体12と、建物本体12の上方に設けられた屋根部13とを備える。建物本体12は、直方体状をなす複数の建物ユニット20が互いに連結されることにより構成されている。
図7は建物ユニット20の構成を示す斜視図である。図7に示すように、建物ユニット20は、その四隅に配設される4本の柱21と、各柱21の上端部及び下端部をそれぞれ連結する各4本の天井大梁22及び床大梁23とを備える。そして、それら柱21、天井大梁22及び床大梁23により直方体状の骨格(フレーム)が形成されている。柱21は四角筒状の角形鋼よりなる。天井大梁22及び床大梁23は断面コ字状の溝形鋼よりなり、その開口部が向き合うようにして設置されている。
建物ユニット20の長辺部の相対する天井大梁22の間には、所定の間隔(詳しくは等間隔)で複数の天井小梁25が架け渡されている。また、建物ユニット20の長辺部の相対する床大梁23の間には、所定の間隔(詳しくは等間隔)で複数の床小梁26が架け渡されている。複数の天井小梁25によって天井面材27が上方から支持され、複数の床小梁26によって床面材28が下方から支持されている。
なお、天井大梁22、床大梁23、天井小梁25及び床小梁26がそれぞれ梁に相当する。
ここで、本建物10には、非常時用の給水タンク30が設置されている。これにより、本建物10では、震災等により断水が生じた場合でも、その給水タンク30に蓄えられた水を利用することが可能となっている。そこで、以下においては、建物10における給水タンク30の設置構造について説明する。
また、本建物10では、一階部分において4つの建物ユニット20の柱21が集合する柱集合部31に給水タンク30が設置されている。図1~図3には、その柱集合部31に給水タンク30が設置された給水タンク30の設置構造が示されている。図1は給水タンク30の設置構造を示す斜視図であり、図2は平面図である。また、図3は図2のA-A線断面図である。以下、これら図1~図3に基づき、給水タンク30の設置構造について説明する。
図1~図3に示すように、4つの建物ユニット20の柱21が集合する柱集合部31では、その柱集合部31を構成する各柱21(以下、これらの柱21の符号にAを付す)が独立基礎33の上に立設されている。各柱21Aは、連結プレート35を介して独立基礎33の上に立設されている。連結プレート35は平板状の鋼板により形成され、矩形形状詳しくは正方形状をなしている(図4や図5も参照)。連結プレート35は独立基礎33の上面に載置され、その載置された連結プレート35の上面に各柱21Aが下端部を載置した状態で立設されている。連結プレート35は、各柱21Aの下端部同士を連結するためのものであり、この連結プレート35を介して各柱21Aが連結され、ひいては各建物ユニット20が連結されている。なお、図1及び図2中の符号34は、独立基礎33と基礎11(外周基礎)とを繋ぐ繋ぎ梁である。
柱集合部31の内側には、給水タンク30を設置するための設置スペース37が形成されている。設置スペース37は、柱集合部31を構成する各柱21Aにより囲まれた内側のスペースとして形成されている。換言すると、設置スペース37は、各柱21Aのうち互いに対角に位置する柱21A同士の間、つまり対角方向に隣り合う柱21A同士の間に形成されている。
設置スペース37には、給水タンク30が設置されている。給水タンク30は、上下方向に延びる円柱状をなしており、その上下方向の長さが柱21Aの長さと略同じとされている。給水タンク30は、設置スペース37において各柱21Aに沿って設置されている。
柱集合部31では、給水タンク30の外周側で隣接する柱21A同士の間隔Lがいずれの隣接する柱21A同士の間においても同じとなっている。給水タンク30の外周側で隣接する各柱21Aは互いの側面を向き合わせた状態で配置されている。そして、それら向き合わせた各柱21Aの側面の間の間隔Lが、隣接する各柱21Aごとに同じとなっている。
給水タンク30は、その外径Dが隣接する各柱21Aの上記間隔Lよりも大きくなっている(D>L)。これにより、給水タンク30は、その一部が隣接する各柱21Aの間に入り込んだ状態で設置されている。
給水タンク30は、水道管の途中に設けられている。給水タンク30には、その下面(底面)に上流側の水道管38が接続され、上面(天面)に下流側の水道管39が接続されている。給水タンク30には水道管38より水道水が供給され、それにより給水タンク30に水が貯えられる。また、給水タンク30は水道管39を介して洗面台やキッチン等に設けられた水栓(図示略)と接続されている。これにより、水栓を開放させると、給水タンク30内の水が水道管39を介して洗面台等に供給されるようになっている。
給水タンク30は、その下端部が連結プレート35上において位置決めされた状態で固定されている。そこで、以下では、給水タンク30が固定されている連結プレート35周辺の構成について図3に加え図4及び図5に基づき説明する。図4は、連結プレート35及びその連結プレート35に固定されたブラケット45を示す斜視図である。図5は、(a)連結プレート35及びブラケット45を示す正面図であり、(b)が側面図である。
上述したように、連結プレート35の上面には柱集合部31を構成する各柱21Aが載置されており、その載置状態で各柱21Aの下端部が連結プレート35を介して連結されている。この連結プレート35を介した各柱21Aの連結構成について説明すると、独立基礎33には、図3に示すように、各柱21Aに対応する位置にそれぞれ金属製のスタッキングピン41が埋設されている。スタッキングピン41は上下方向に延びており、その下部が独立基礎33に埋設され、その上部が独立基礎33よりも上方に突出した突出部41aとなっている。
一方、各柱21Aにはそれぞれ、下端部に平板状のエンドプレート42が溶接により固定されている。各柱21Aは、そのエンドプレート42を連結プレート35の上面に載置した状態で立設されている。各柱21Aのエンドプレート42には、スタッキングピン41が挿通される挿通孔42aが形成されている。この挿通孔42aは、エンドプレート42の中央部に形成されている。
また、図3に加え図4及び図5に示すように、連結プレート35には、スタッキングピン41が挿通される挿通孔35aが形成されている。挿通孔35aは、各スタッキングピン41ごとに複数(具体的には4つ)形成され、それら各挿通孔35aはそれぞれ各柱21Aのエンドプレート42の挿通孔42aと連通されている。
各スタッキングピン41(詳しくはその突出部41a)はそれぞれ連結プレート35の挿通孔35aとエンドプレート42の挿通孔42aとにまとめて挿通されている。この場合、各柱21Aは連結プレート35にスタッキングピン41を介して連結されており、その結果、各柱21Aが連結プレート35を介して互いに連結されている。
なお、連結プレート35には、各辺ごとに配線通し用の切欠部35bが形成されている。これらの切欠部35bは、連結プレート35に必ずしも設ける必要はなく、不具備であってもよい。
連結プレート35には、給水タンク30の下端部を位置決めした状態で固定する一対のブラケット45が設けられている。これらのブラケット45は、鋼板によりL字状に形成されている。各ブラケット45は、連結プレート35の上面に互いに離間した状態で配置され、その配置状態で連結プレート35に固定されている。また、各ブラケット45は、連結プレート35の略中央部に配置されている。
詳しくは、各ブラケット45は、連結プレート35の上面に溶接固定された横板部45aと、その横板部45aから上方に延びる縦板部45bとを有する。各ブラケット45は、互いの横板部45aを向き合わせるように、かつ、互いの縦板部45bを対向させた状態で配置されている。この場合、各ブラケット45の縦板部45bは互いに平行に配置され、それら各縦板部45bの間の間隔は給水タンク30の外径Dと略同じとされている。
各ブラケット45の縦板部45bの間には給水タンク30の下端部が入り込んでいる。この場合、給水タンク30の下端部は各縦板部45bの間に挟まれた状態となっており、換言すると各縦板部45bの間に嵌合した状態となっている。そして、その嵌合により、給水タンク30の下端部が位置決め状態で固定されている。したがって、この場合、各ブラケット45により固定部が構成されている。
各ブラケット45の縦板部45bにはそれぞれ、給水タンク30の下面(底面)が載置される載置部46が設けられている。載置部46は、例えば平板状の鋼板からなる。載置部46は、各ブラケット45の縦板部45bから内側に突出して配置され、その配置状態で横板部45aに溶接により固定されている。この場合、各載置部46は、縦板部45bにおける上下方向の中間位置に配置され、互いの高さ位置が同じ位置に設定されている。
給水タンク30は、その下面が各載置部46の上面に跨がって載置され、その載置状態で給水タンク30の下端部が各ブラケット45の縦板部45bの間に嵌合している。この場合、給水タンク30は、その下面が連結プレート35の上面よりも高い位置に位置している。これにより、連結プレート35の上面と給水タンク30の下面との間には所定高さを有するタンク下スペース49が確保されている。そして、そのタンク下スペース49を通じて水道管38が給水タンク30の下面まで延び、その下面にて給水タンク30と接続されている。
続いて、給水タンク30を柱集合部31の設置スペース37に設置する際の作業手順について説明する。
上述したユニット式の建物10を構築するにあたっては、まずユニット製造工場において建物10を構成する各建物ユニット20を製造する。製造後、それら各建物ユニット20をトラック等により施工現場へ搬送する。施工現場では、各建物ユニット20を所定位置に設置するとともに、隣り合う建物ユニット20同士を互いに連結する。これにより、ユニット式の建物10が構築される。
給水タンク30を柱集合部31の設置スペース37に設置する作業は施工現場において一階部分の建物ユニット20を設置する際に併せて行う。そこで、以下においては、この際の作業の流れについて説明する。
まず、一階部分において柱集合部31を構成する4つの建物ユニット20のうち、横並びに隣り合う2つの建物ユニット20を所定位置に設置する。この場合、これら建物ユニット20の設置に先立ち、連結プレート35が独立基礎33上に予め載置されているものとする。各建物ユニット20が設置されることで、それら各建物ユニット20の柱21Aがそれぞれ連結プレート35上に立設される。
次に、給水タンク30を、上記各建物ユニット20の柱21Aに沿って設置する作業を行う。この設置作業では、給水タンク30の下端部を連結プレート35に設けられた各ブラケット45の縦板部45bの間に嵌め込む。これにより、給水タンク30の下端部が各ブラケット45により位置決めされた状態で固定される。
次に、柱集合部31を構成する4つの建物ユニット20のうち、残りの2つの建物ユニット20を所定位置に設置する。これにより、それら各建物ユニット20の柱21Aが連結プレート35上に立設され、それら各柱21Aとすでに連結プレート35上に立設されている各柱21Aとにより柱集合部31が構成される。そして、その柱集合部31を構成する4つの柱21Aにより囲まれた内側スペース、つまり設置スペース37に給水タンク30が設置された状態とされる。このようにして、本建物10では、設置スペース37に給水タンク30が設置されるようになっている。
また、給水タンク30を設置スペース37に設置する際の作業手順としては、上述した作業手順以外に、以下のような作業手順を採用してもよい。以下、その作業手順について説明する。
この作業手順ではまず、柱集合部31を構成する4つの建物ユニット20をそれぞれ所定位置に設置する。これにより、それら各建物ユニット20の柱21Aが連結プレート35上に立設され、それら各柱21Aにより柱集合部31が構成される。そして、柱集合部31を構成する各柱21Aの内側に設置スペース37が形成される。
次に、給水タンク30を設置スペース37に設置する作業を行う。この設置作業では、給水タンク30をクレーンにより縦向き状態で吊り上げ、その後、給水タンク30を降ろしながら設置スペース37に上方から挿入して設置する。この設置の際も、給水タンク30の下端部を連結プレート35上の各ブラケット45の間に嵌め込んで固定する。このような作業手順によっても、給水タンク30を設置スペース37に設置することが可能である。
以上、詳述した本実施形態の構成によれば、以下の優れた効果が得られる。
ユニット式建物10では、隣り合う柱21の間のスペースがデッドスペースになっていることが多い。そこで、上記の実施形態では、その点に着目し、隣り合う柱21A間のスペースを給水タンク30の設置スペース37とし、その設置スペース37において長尺状の給水タンク30を柱21Aに沿って設置した。この場合、給水タンク30を設置するにあたって、居室スペース等、他のスペースに影響を与えるのを抑制することができる。そのため、建物10において給水タンク30を好適に設置することができる。
4つの建物ユニット20の柱21Aが集合する柱集合部31の内側に給水タンク30の設置スペース37を形成し、その設置スペース37に給水タンク30を柱21Aに沿って設置した。この場合、建物10の内部側に給水タンク30を設置することができる。そのため、給水タンク30が外壁内や屋根裏に設置される場合と比べ、屋外の熱の影響を受けるのを抑制することができる。
給水タンク30を上下に延びる円柱状とし、その外径Dを給水タンク30の外周側で隣接する柱21A同士の間隔Lよりも大きくした。この場合、給水タンク30を柱集合部31の内側(設置スペース37)に設置した構成にあって、給水タンク30が柱21A同士の間を通じて転倒するのを確実に防止することが可能となる。
柱集合部31では、その柱集合部31を構成する各柱21Aの下端部が連結プレート35を介して連結される。そこで、上記の実施形態では、この点に着目し、連結プレート35に給水タンク30の下端部を位置決め状態で固定するブラケット45を設けた。各柱21Aにより囲まれた内側の設置スペース37に給水タンク30が設置される構成では、柱21Aと給水タンク30との位置関係が重要となる。その点、各柱21Aを連結する連結プレート35に給水タンク30の位置決め固定用のブラケット45を設けたことで、柱21Aと給水タンク30との位置関係を規定し易くすることができる。
また、給水タンク30を隣り合う柱21Aの間に設置することで、給水タンク30を建物10内部の見えない部分に設置することができる。そのため、人目につかず防犯性が高いという利点も得ることができる。
〔第2の実施形態〕
次に、第2の実施形態について説明する。本実施形態では、給水タンクの設置構造が上記第1の実施形態と相違している。そこで、以下においては、その相違点を中心に本実施形態の構成について図8に基づき説明する。図8は、本実施形態における給水タンクの設置構造を示す縦断面図である。
図8に示すように、建物ユニット20の天井部には、複数の天井小梁25が所定の間隔で横並びに配置されている。各天井小梁25は、例えば角形鋼からなる。各天井小梁25の下面には天井面材27がビス等で固定されている。天井面材27は、例えば石膏ボードからなる。天井面材27の上方空間は天井裏空間55となっている。なお、各天井小梁25は、リップ溝形鋼等、他の形鋼からなるものであってもよい。
建物ユニット20の床部には、複数の床小梁26が所定の間隔で横並びに配置されている。各床小梁26は、例えば角形鋼からなる。各床小梁26の上面には床面材28がビス等で固定されている。床面材28は、例えばパーティクルボードからなる。床面材28の下方の空間は床下空間56となっている。
床面材28と天井面材27との間は居室空間58となっている。居室空間58は、壁部59により外部と仕切られている。
ここで、本実施形態では、給水タンク60,70が天井裏空間55と床下空間56とにそれぞれ設置されている。そこで、以下では、本実施形態における給水タンク60,70の設置構造について説明する。
まず、天井裏空間55における給水タンク60の設置構造について説明する。天井裏空間55では、給水タンク60が隣り合う天井小梁25の間に設置されている。すなわち、天井裏空間55では、隣り合う天井小梁25の間が給水タンク60の設置スペース62となっており、その設置スペース62に給水タンク60が天井小梁25に沿って設置されている。給水タンク60は、上記第1の実施形態の給水タンク30と同様、円柱状をなしており、その外径が給水タンク30よりも大きくなっている。給水タンク60は、設置スペース62において各天井小梁25の間の中央部に配置され、それら各天井小梁25に沿って水平方向に延びている。
給水タンク60は、設置スペース62を挟んで隣り合う各天井小梁25に固定用バンド63を用いて固定されている。固定用バンド63は、帯状の板金部材からなる一対のバンド本体64を有して構成されている。各バンド本体64は、給水タンク60を上下に挟んでおり、それにより各バンド本体64ひいては固定用バンド63が給水タンク60に取り付けられている。この場合、各バンド本体64において給水タンク60を挟む部分は給水タンク60の外周に沿って円弧状をなしている。また、固定用バンド63は、給水タンク60の長手方向に複数配置されている。
各バンド本体64は、隣り合う天井小梁25に跨がって設けられ、両端部がそれら各天井小梁25の上面に載置されて固定されている。この場合、天井小梁25の上面では各バンド本体64が互いに重なり合っており、その重なり状態で各バンド本体64が天井小梁25にビス67により固定されている。かかる構成では、給水タンク60が固定用バンド63を介して各天井小梁25に支持された状態となっている。したがって、この場合、固定用バンド63が支持部材に相当する。また、この支持状態において給水タンク60と天井面材27との間には所定の隙間が存在している。そのため、給水タンク60の荷重が天井面材27に作用しないようになっている。
続いて、床下空間56における給水タンク70の設置構造について説明する。床下空間56では、給水タンク70が隣り合う床小梁26の間に設置されている。すなわち、床下空間56では、隣り合う床小梁26の間が給水タンク70の設置スペース72となっており、その設置スペース72に給水タンク70が床小梁26に沿って設置されている。給水タンク70は、天井裏空間55に設置された給水タンク60と同じ構成からなる。給水タンク70は、設置スペース72において各床小梁26の間の中央部に配置され、それら各床小梁26に沿って水平方向に延びている。
給水タンク70は、設置スペース72を挟んで隣り合う各床小梁26に固定用バンド73を用いて固定されている。固定用バンド73は、上述の固定用バンド63と同じ構成からなり、一対のバンド本体74を有している。各バンド本体74は、給水タンク70を上下に挟んだ状態で給水タンク70に取り付けられている。また、固定用バンド73は、給水タンク70の長手方向に複数配置されている。
各バンド本体74は、隣り合う床小梁26に跨がって設けられ、両端部がそれら各床小梁26の下面に固定されている。この場合、床小梁26の下面では各バンド本体74が互いに重なり合っており、その重なり状態で各バンド本体74が床小梁26にビス77により固定されている。かかる構成では、給水タンク70が固定用バンド73を介して各床小梁26に支持された状態となっている。したがって、この場合、固定用バンド73が支持部材に相当する。
以上、詳述した本実施形態の構成によれば、以下の優れた効果が得られる。
デッドスペースになりがちな隣り合う天井小梁25の間、及び隣り合う床小梁26の間をそれぞれ給水タンク60,70の設置スペース62,72とし、それら設置スペース62,72において給水タンク60,70を小梁25,26に沿って設置した。この場合にも、上記第1の実施形態と同様、給水タンク60,70を設置するにあたり、他のスペースに影響を与えるのを抑制することができる。そのため、建物10において給水タンク60,70を好適に設置することができる。
隣り合う天井小梁25の間の設置スペース62、及び隣り合う床小梁26の間の設置スペース72は、上記第1の実施形態における柱21A間の設置スペース37と比べ、スペースの幅が広くなっている。そのため、この場合、幅の大きい給水タンク60,70を設置することが可能となる。
給水タンク60,70を支持する支持部材としての固定用バンド63,73を隣り合う各小梁25,26に跨がって設けるとともに、それら各小梁25,26にそれぞれ固定した。この場合、給水タンク60,70の荷重を隣り合う各小梁25,26に固定用バンド63,73を介して負担させることができる。そのため、重量が大きくなることが想定される給水タンク60,70を安定した状態で設置することが可能となる。
なお、上記の実施形態では、給水タンク60,70を天井裏空間55及び床下空間56にそれぞれ設置したが、これら各空間55,56のうちいずれかの空間にのみ給水タンクを設置するようにしてもよい。
〔他の実施形態〕
本発明は上記実施形態に限らず、例えば次のように実施されてもよい。
(1)上記第1の実施形態では、給水タンク30の外径Dを給水タンク30の外周側で隣接する柱21A同士の間隔Lよりも大きくしたが、給水タンク30の外径Dを柱21A同士の間隔Lと同じか又はそれよりも小さくしてもよい。また、その場合、給水タンク30が柱21A間を通じて転倒するのを防止すべく、転倒防止金具を設けてもよい。図1には、転倒防止金具81の一例が示されている。この転倒防止金具81は、鋼板により形成されている。転倒防止金具81は、隣接する柱21Aの外側面に跨がって配置され、それら各柱21Aにビス等で固定されている。この場合、転倒防止金具81により給水タンク30の転倒を防止することが可能となる。また、図1の例では、転倒防止金具81が1つだけ配置されているが、転倒防止金具81を隣接する柱21Aごとに複数配置してもよい。
(2)上記第1の実施形態において、給水タンク30を予め製造工場において建物ユニット20に組み付けるようにしてもよい。すなわち、柱集合部31を構成する4つの建物ユニット20のうちいずれかの建物ユニット20に給水タンク30を予め組み付けるようにしてもよい。この場合、給水タンク30を柱21付近に組み付け、その組付状態で給水タンク30を建物ユニット20内に配置されるユニット内位置と、設置スペース37に配置されるユニット外位置との間で変位可能にすることが考えられる。そうすれば、製造工場から施工現場へ建物ユニット20を搬送する際には、給水タンク30をユニット内に位置させることで建物ユニット20の搬送を好適に行うことができる。また、施工現場では、給水タンク30をユニット内位置からユニット外位置に移動させることで、給水タンク30を設置スペース37に容易に配置することが可能となる。
なお、給水タンク30をユニット内位置とユニット外位置とに変位可能とする構成としては、例えば給水タンク30を建物ユニット20の柱21等に回動可能に取り付け、その回動により給水タンク30をユニット内位置とユニット外位置とに変位可能とする構成が考えられる。また、給水タンク30をユニット内位置とユニット外位置とに案内する案内レールを設け、その案内レールに沿って給水タンク30をユニット内位置とユニット外位置とに変位可能とする構成も考えられる。
(3)例えば、隣り合う建物ユニット20の天井大梁22同士の間を給水タンクの設置スペースとしてもよい。この場合、その設置スペースにおいて給水タンクを各天井大梁22に沿って設置することになる。また、隣り合う建物ユニット20の床大梁23同士の間を給水タンクの設置スペースとしてもよい。この場合、その設置スペースにおいて給水タンクを各床大梁23に沿って設置することになる。
(4)上記実施形態では、4つの建物ユニット20の柱21Aが集合する柱集合部31に給水タンク30の設置スペース37を形成したが、例えば2つの建物ユニット20の柱21が隣り合う柱隣接部においてそれら隣り合う柱21の間に設置スペースを形成してもよい。その場合、その設置スペースに給水タンク30を各柱21に沿って設置することになる。
(5)上記各実施形態では、給水タンク30を円柱状に形成したが、給水タンク30を四角柱状に形成したり、六角柱状に形成したりする等、円柱状以外の形状により形成してもよい。
10…建物、20…建物ユニット、21…柱、21A…柱、25…梁としての天井小梁、26…梁としての床小梁、30…給水タンク、31…柱集合部、35…連結プレート、37…設置スペース、60…給水タンク、62…設置スペース、63…支持部材としての固定用バンド、70…給水タンク、72…設置スペース、73…支持部材としての固定用バンド。

Claims (6)

  1. 柱及び梁を有してなる複数の建物ユニットが互いに連結されて構築されるユニット式の建物に給水タンクが設置されている建物における給水タンク設置構造であって、
    隣り合う前記柱の間又は隣り合う前記梁の間には前記給水タンクの設置スペースが形成されており、
    前記給水タンクは長尺状に形成され、前記設置スペースにおいて前記柱又は前記梁に沿って設置されていることを特徴とする建物における給水タンク設置構造。
  2. 4つの前記建物ユニットの各柱が集合する柱集合部には、それら各柱により囲まれた内側に前記設置スペースが形成され、
    前記給水タンクは、前記設置スペースにおいて前記各柱に沿って設置されていることを特徴とする請求項1に記載の建物における給水タンク設置構造。
  3. 前記給水タンクは、上下に延びる円柱状をなしており、その外径が当該給水タンクの外周側で隣接する前記柱同士の間隔よりも大きくなっていることを特徴とする請求項2に記載の建物における給水タンク設置構造。
  4. 前記柱集合部を構成する前記各柱の下端部に跨がって設けられ、それら各柱を連結する連結プレートを備え、
    前記連結プレートには、前記給水タンクの下端部を位置決めした状態で固定する固定部が設けられていることを特徴とする請求項2又は3に記載の建物における給水タンク設置構造。
  5. 前記建物ユニットは、前記梁として、横並びに設けられた複数の天井小梁と、横並びに設けられた複数の床小梁とを有しており、
    隣り合う前記天井小梁の間又は隣り合う前記床小梁の間に前記設置スペースが形成され、その設置スペースに前記給水タンクが前記天井小梁又は前記床小梁に沿って設置されていることを特徴とする請求項1に記載の建物における給水タンク設置構造。
  6. 前記給水タンクを支持する支持部材を備え、
    前記支持部材は、前記隣り合う天井小梁又は前記隣り合う床小梁に跨がって設けられるとともに、それら各天井小梁又はそれら各床小梁にそれぞれ固定されていることを特徴とする請求項5に記載の建物における給水タンク設置構造。
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