JP7349047B1 - 水膨潤性の皮膜形成型外用剤基剤 - Google Patents
水膨潤性の皮膜形成型外用剤基剤 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7349047B1 JP7349047B1 JP2022578647A JP2022578647A JP7349047B1 JP 7349047 B1 JP7349047 B1 JP 7349047B1 JP 2022578647 A JP2022578647 A JP 2022578647A JP 2022578647 A JP2022578647 A JP 2022578647A JP 7349047 B1 JP7349047 B1 JP 7349047B1
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- film
- water
- external preparation
- container
- oil
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Landscapes
- Medicinal Preparation (AREA)
Abstract
本発明として、例えば、次の成分A~成分Cを含む、水膨潤性の皮膜形成型外用剤基剤が挙げられる:
A)(メタ)アクリル酸系重合体などのポリマー粒子が水媒体中に分散している水系ポリマーエマルションからなる皮膜形成剤であって、前記ポリマーのガラス転移温度、および前記エマルションの最低造膜温度が共に30℃以下であり、かつ形成された皮膜を水に24時間浸漬し膨潤させた場合の、下記式から算出される膨潤率が30%以上である皮膜形成剤、
膨潤率(%)=(W2-W1)/W1×100
(式中、W1は浸漬前重量(g)、W2は浸漬後重量(g));
B)多価アルコールなどの可塑剤;および
C)担体溶媒として、水または水および基剤全量中20質量%未満の有機溶媒。
Description
皮膜形成型外用剤の皮膜形成剤としては、従来から、例えば、(メタ)アクリル酸系ポリマー(特許文献1)、ピロキシリン(特許文献2)が知られている。
本発明は、皮膚刺激性が低く、速乾性があり、皮膚からの剥離が容易であり、また柔軟性、伸縮性および強度といった条件を満足する新たな水膨潤性の皮膜形成型外用剤のための基剤を提供することを主な課題とする。
[1]次の成分A~成分Cを含む、水膨潤性の皮膜形成型外用剤基剤:
A)(メタ)アクリル酸系重合体および(メタ)アクリル酸系モノマーを分子内に含む共重合体から選択されるポリマー粒子が水媒体中に分散している水系ポリマーエマルションからなる皮膜形成剤であって、前記ポリマーのガラス転移温度、および前記エマルションの最低造膜温度が共に30℃以下であり、かつ形成された皮膜を水に24時間浸漬し膨潤させた場合の、下記式から算出される膨潤率が30%以上である皮膜形成剤、
膨潤率(%)=(W2-W1)/W1×100
(式中、W1は浸漬前重量(g)を、W2は浸漬後重量(g)を、それぞれ表す。);
B)多価アルコール、界面活性剤、および水溶性高分子から選択される1種以上の可塑剤;および
C)担体溶媒として、水または水および基剤全量中20質量%未満の有機溶媒。
[2]さらに、水不溶性の油分を含む、上記[1]に記載の皮膜形成型外用剤基剤。
[3]上記ポリマーが、(メタ)アクリル酸アルキルエステル重合体、または(メタ)アクリル酸アルキルエステルモノマーを含む共重合体である、上記[1]に記載の皮膜形成型外用剤基剤。
[4]動的光散乱法で測定した場合の上記ポリマー粒子の平均粒子径が、50~1000nmの範囲内である、上記[1]に記載の皮膜形成型外用剤基剤。
[5]上記水系エマルション中におけるポリマー固形分量が、20~70質量%の範囲内である、上記[1]に記載の皮膜形成型外用剤基剤。
[6]多価アルコールが、ポリエチレングリコール400であり;界面活性剤が、ポリオキシエチレンオレイルエーテル、モノラウリン酸ポリオキシエチレンソルビット、テトラオレイン酸ポリオキシエチレンソルビット、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油60、またはポリソルベート80であり;水溶性高分子が、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒプロメロース、疎水化ヒドロキシプロピルセルロース、ポリビニルアルコール、またはポリビニルピロリドンである、上記[1]に記載の皮膜形成型外用剤基剤。
[7]上記水不溶性の油分が、エステル類、炭化水素類、脂肪酸、動植物油、およびシリコーンからなる群から選択される1種以上である、上記[2]に記載の皮膜形成型外用剤基剤。
[8]エステル類が、ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸オクチルドデシル、酢酸トコフェロール、トリ(カプリル・カプリン酸)グリセリル、もしくはセバシン酸ジエチルであり;炭化水素類が、流動パラフィン、スクワラン、もしくはワセリンであり;脂肪酸が、ラウリン酸、ミリスチン酸、ステアリン酸、イソステアリン酸、もしくはオレイン酸であり;動植物油が、ヒマシ油、ホホバ油、もしくはマカデミアナッツ油であり;またはシリコーンがポリジメチルシロキサンである、上記[7]に記載の皮膜形成型外用剤基剤。
[10]上記[1]~[8]のいずれか一項に記載の皮膜形成型外用剤基剤と薬効成分とを含む、医薬用外用剤。
[11]液体絆創膏である、上記[10]に記載の医薬用外用剤。
[12]上記薬効成分が、殺菌消毒剤、水虫薬、鎮痒剤、保湿剤、または鎮痛消炎剤である、上記[10]に記載の医薬用外用剤。
[13]外用剤が、ピンプッシュ型容器、ロールオン容器もしくはミニロールオン容器、噴霧容器、またはハケ付き容器に封入された、上記[9]に記載の非医薬用外用剤。
[14]外用剤が、ピンプッシュ型容器、ロールオン容器もしくはミニロールオン容器、噴霧容器、またはハケ付き容器に封入された、上記[10]に記載の医薬用外用剤。
本発明基剤は、次の成分A~成分Cを含むことを特徴とする。
A)(メタ)アクリル酸系重合体および(メタ)アクリル酸系モノマーを分子内に含む共重合体から選択されるポリマー粒子が水媒体中に分散している水系ポリマーエマルションからなる皮膜形成剤であって、前記ポリマーのガラス転移温度、および前記エマルションの最低造膜温度が共に30℃以下であり、かつ形成された皮膜を水に24時間浸漬し膨潤させた場合の、下記式から算出される膨潤率が30%以上である皮膜形成剤。
膨潤率(%)=(W2-W1)/W1×100
(式中、W1およびW2は前記と同義。)
B)多価アルコール、界面活性剤、および水溶性高分子から選択される1種以上の可塑剤。
C)担体溶媒として、水または水および基剤全量中20質量%未満の有機溶媒。
本発明基剤は、成分Aを含む。成分Aは、(メタ)アクリル酸系重合体および(メタ)アクリル酸系モノマーを分子内に含む共重合体から選択されるポリマー粒子が水媒体中に分散している水系ポリマーエマルションからなる皮膜形成剤であって、前記ポリマーのガラス転移温度(Tg)、および前記エマルションの最低造膜温度(MFT:Minimum Film-forming Temperature)が共に30℃以下であり、かつ形成された皮膜を水に24時間浸漬し膨潤させた場合の、下記式から算出される膨潤率が30%以上である皮膜形成剤である。かかる皮膜形成剤の成分Aは、水溶液である。
膨潤率(%)=(W2-W1)/W1×100
(式中、W1およびW2は前記と同義。)
また、本発明に係る水系ポリマーエマルションが形成する皮膜は、上記式から算出される膨潤率が30%以上であるが、当該膨潤率が30%未満であると、皮膚上に形成された皮膜を剥離することが困難になるおそれがある。
本発明においては、(メタ)アクリル酸アルキルエステルを主構成モノマーとする重合体または共重合体((メタ)アクリル酸アルキルエステル重合体)が好ましい。これに、例えば、(メタ)アクリル酸や、疎水性モノマー、親水性モノマーの1種以上を構成モノマーとして分子内に含んでいてもよい。
成分Bは、多価アルコール、界面活性剤、および水溶性高分子から選択される1種以上の可塑剤であって、本発明基剤は当該成分Bを含む。成分Bは、皮膚上に形成された皮膜(成膜)に柔軟性と伸縮性を与えるものである。
なお、成分Bに係る「多価アルコール」、「界面活性剤」、および「水溶性高分子」は、お互い同じ化合物を含みうる。例えば、ポリエチレングリコールは、多価アルコールでも水溶性高分子でもある。
本発明基剤は、担体溶媒として、水または水および本発明基剤全量中20質量%未満の有機溶媒を含む。ここで「担体溶媒」とは、本発明基剤を用いた製剤を皮膚に適用するまで、皮膜形成剤の成分Aや可塑剤の成分Bなどを基剤中に保持するための媒体であり、皮膚適用後、最終的には蒸発して消失するものである。かかる担体溶媒を以下、「成分C」という。
成分Cは、基本的には水のみであり、有機溶媒は本発明基剤中含まないこと(0質量%)が好ましい。有機溶媒を含む場合には、成分Cは、本発明基剤全量中、20質量%未満であるが、好ましくは15質量%未満、より好ましくは10質量%未満、更に好ましくは5質量%未満ないし1質量%未満であり、可能な限り少量とすべきである。成分Cは、基本的には水か、水と僅かな有機溶媒を含むものであるため、本発明基剤は、低刺激性である。また、耐水性についても良好である。
成分Cは、上記の通り、基本的には水であるから、エチルアルコール等の低級一価アルコールを含む有機溶媒は、本発明基剤に含まれていなくてもよいし、刺激性の観点からは、含まれていないことが好ましい。
本発明基剤は、水不溶性の油分を含むことができる。かかる油分を以下、「成分D」ともいう。
成分Dは、疎水性薬物の本発明基剤への溶解を助けることができ、当該薬物を本発明基剤に配合することを容易にすることができる。そのため、成分Dは、薬物(薬効成分)のための可溶化剤、溶解促進剤などと称することもできる。よって、本発明基剤は、非医薬用外用剤の調製に用いることができる他、本発明基剤に成分Dを含めることによって、医薬用外用剤への用途をより広げることができる。
脂肪酸としては、具体的には、例えば、ベヘニン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、ステアリン酸、イソステアリン酸、オレイン酸を挙げることができる。
上記水不溶性の油分は、上記いずれか1種であっても任意の2種以上の併用であってもよい。
本発明基剤は、基本的にエタノール等の低級アルコールを含まない。それ故、ノンアルコール性水系基剤ということができる。
上記粘着増強剤としては、例えば、キサンタンガム、ポリエチレングリコール(マクロゴール)6000を挙げることができる。
上記粘稠(化)剤としては、例えば、ケイ酸マグネシウムアルミニウム、ポリビニルアルコールを挙げることができる。
上記溶剤としては、例えば、濃グリセリン、プロピレングリコール、ベンジルアルコールを挙げることができる。
上記添加剤は、所望に応じて、いずれか1種であっても任意の2種以上の併用であってもよい。
本発明基剤の製造方法は、特に制限されず、本発明基剤の調製に必要な各種成分を適宜選択、配合して、適当な撹拌機を用いて常法により撹拌など行うことにより本発明基剤を製造することができる。
本発明基剤は、非医薬品としての皮膜形成型外用剤、または医薬品に係る薬効成分を配合した皮膜形成型外用剤のための基剤として用いることができる。本発明には、本発明基剤を含み薬効成分を含まない雑貨、化粧品等といった非医薬用外用剤、および本発明基剤と薬効成分とを含む医薬用外用剤を含めることができる。
本発明に係る非医薬用外用剤の一態様として、液体手袋等の雑貨、マスカラ等の化粧品を挙げることができる。
本発明に係る医薬用外用剤の一態様として、液体絆創膏、うおのめ・たこ用剤を挙げることができる。以下、本発明に係る非医薬用外用剤と本発明に係る医薬用外用剤とを合わせて、「本発明外用剤」という。
工程2:本発明に係る水系エマルションに各種添加物を配合し、撹拌機で撹拌して本発明基剤を調製する(基剤相)。
工程3:基剤相に薬物相を添加し、撹拌機で撹拌する(製剤バルク)。
工程4:製剤バルクを、充填機を用いて任意の容器に充填する。
当該容器の材質としては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート等プラスチック全般を挙げることができる。
市販されている下記の水系ポリマーエマルション(WPE)について、膜の形成状態を評価した。
当該膜は、WPE液0.5gを5.0cm2の円形のポリプロピレン製容器に入れ、室温で一夜乾燥させて調製した(塗布量:0.1g/cm2、n=3)。その結果を表1および表2に示す。
なお、膨潤率(%)は、次の方法で算出した(以下の試験例でも同じ)。
得られた膜の重量(W1)を測定後、当該膜を精製水の入ったガラス容器に入れ、室温下で24時間浸漬した。浸漬後ガラス容器から当該膜を取り出し、表面の水分を拭いた後の当該膜の重量(W2)を測定し、下記式から膨潤率(%)を算出した。
(式中、W1およびW2は前記と同義。)
また、ポリマー粒子の重量平均粒子径は、Nanotrac WaveII(MICROTRAC社製)を用い、動的光散乱法(DLS)により測定した。
1:アクリル酸アルキル共重合体エマルション(DERMACRYL、マツモト交商社製)
2:アクリル酸アルキル共重合体エマルション(COVACRYL E14 WP、センシエント テクノロジーズ ジャパン社製)
3:アクリル酸アルキル共重合体エマルション(COVACRYL MS11 WP、センシエント テクノロジーズ ジャパン社製)
4:アクリル酸アルキル共重合体エマルション(YODOSOL GH800F、マツモト交商社製)
5:アクリル酸アルキル共重合体エマルション(YODOSOL GH810F、マツモト交商社製)
6:アクリル酸アルキル共重合体エマルション(ビニゾール1086WP、大同化成工業社製)
7:アクリル酸アルキル共重合体エマルション(ビニゾール1089HT、大同化成工業社製)
8:アクリル酸アルキル・スチレン共重合体エマルション(YODOSOL GH41H、マツモト交商社製)
9:アクリル酸アルキル・スチレン共重合体エマルション(ビニゾール1012JC、大同化成工業社製)
10:アクリル酸アルキル・スチレン共重合体エマルション(ビニゾール1013JH、大同化成工業社製)
11:アクリル酸アルキル・スチレン共重合体エマルション(ビニゾール1019CT、大同化成工業社製)
12:アクリル酸アルキル・酢酸ビニル共重合体エマルション(ビニゾール2140L、大同化成工業社製)
13:アクリル酸アルキル・酢酸ビニル共重合体エマルション(ビニゾール2140LH、大同化成工業社製)
一定の添加物10質量%を秤量後、これに上記水系ポリマーエマルション13を添加して100質量%とした。この液を撹拌機(IKA T18basic(ULTRA-TURRAX社製))で1分間撹拌した。得られた液0.5gを用いて、試験例1と同様にして膜調製を行い、得られた膜の気泡状態、透明性、柔軟性、伸縮性、強度、および耐水性(色調と柔軟性)を評価した(n=3)。また、各々得られた膜の膨潤率を算出した。
試験例2において、可塑剤であるポリエチレングリコール400の結果が良かったことから、ポリエチレングリコール400の添加量について検討した。実験は、試験例2と同様に膜調製を行い、調製した膜について試験例2と同様の評価を行った(n=3)。その結果を表5と表6に示す。
上記水系ポリマーエマルション13、およびポリエチレングリコール400(添加量:2.50質量%)またはポリエチレングリコール400(添加量:2.50質量%)とポリビニルアルコール(添加量:5質量%)に、一定の水不溶性油分を添加し(添加量:2.50質量%)、試験例2と同様に膜調製を行い、調製した膜について試験例2と同様の評価を行った(n=3)。また、その結果を表7および表8に示す。
本発明基剤は、可塑剤として配合される水溶性高分子によって、粘度の調整も容易である。
Claims (12)
- 次の成分A~成分Cを含む、水膨潤性の皮膜形成型外用剤基剤:
A)アクリル酸アルキル・酢酸ビニル共重合体からなるポリマー粒子が水媒体中に分散している、水系ポリマーエマルションからなる皮膜形成剤であって、前記ポリマーのガラス転移温度、および前記エマルションの最低造膜温度が共に30℃以下であり、かつ形成された皮膜を水に24時間浸漬し膨潤させた場合の、下記式から算出される膨潤率が30%以上である皮膜形成剤、
膨潤率(%)=(W2-W1)/W1×100
(式中、W1は浸漬前重量(g)を、W2は浸漬後重量(g)を、それぞれ表す。);
B)ポリエチレングリコール400、ポリオキシエチレンオレイルエーテル、モノラウリン酸ポリオキシエチレンソルビット、テトラオレイン酸ポリオキシエチレンソルビット、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油60、ポリソルベート80、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒプロメロース、疎水化ヒドロキシプロピルセルロース、ポリビニルアルコール、およびポリビニルピロリドンから選択される1種以上の可塑剤;および
C)担体溶媒として、水および基剤全量中0~10質量%の範囲内の有機溶媒。 - さらに、水不溶性の油分を含む、請求項1に記載の皮膜形成型外用剤基剤。
- 動的光散乱法で測定した場合の上記ポリマー粒子の平均粒子径が、50~1000nmの範囲内である、請求項1に記載の皮膜形成型外用剤基剤。
- 上記水系ポリマーエマルション中におけるポリマー固形分量が、20~70質量%の範囲内である、請求項1に記載の皮膜形成型外用剤基剤。
- 上記水不溶性の油分が、エステル類、炭化水素類、脂肪酸、動植物油、およびシリコーンからなる群から選択される1種以上である、請求項2に記載の皮膜形成型外用剤基剤。
- エステル類が、ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸オクチルドデシル、酢酸トコフェロール、トリ(カプリル・カプリン酸)グリセリル、もしくはセバシン酸ジエチルであり;炭化水素類が、流動パラフィン、スクワラン、もしくはワセリンであり;脂肪酸が、ラウリン酸、ミリスチン酸、ステアリン酸、イソステアリン酸、もしくはオレイン酸であり;動植物油が、ヒマシ油、ホホバ油、もしくはマカデミアナッツ油であり;またはシリコーンがポリジメチルシロキサンである、請求項5に記載の皮膜形成型外用剤基剤。
- 請求項1~6のいずれか一項に記載の皮膜形成型外用剤基剤を含む、非医薬用外用剤。
- 請求項1~6のいずれか一項に記載の皮膜形成型外用剤基剤と薬効成分とを含む、医薬用外用剤。
- 液体絆創膏である、請求項8に記載の医薬用外用剤。
- 上記薬効成分が、殺菌消毒剤、水虫薬、鎮痒剤、保湿剤、または鎮痛消炎剤である、請求項8に記載の医薬用外用剤。
- 外用剤が、ピンプッシュ型容器、ロールオン容器もしくはミニロールオン容器、噴霧容器、またはハケ付き容器に封入された、請求項7に記載の非医薬用外用剤。
- 外用剤が、ピンプッシュ型容器、ロールオン容器もしくはミニロールオン容器、噴霧容器、またはハケ付き容器に封入された、請求項8に記載の医薬用外用剤。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
PCT/JP2022/015989 WO2023188109A1 (ja) | 2022-03-30 | 2022-03-30 | 水膨潤性の皮膜形成型外用剤基剤 |
JPPCT/JP2022/015989 | 2022-03-30 | ||
PCT/JP2022/032520 WO2023188457A1 (ja) | 2022-03-30 | 2022-08-30 | 水膨潤性の皮膜形成型外用剤基剤 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP7349047B1 true JP7349047B1 (ja) | 2023-09-22 |
JPWO2023188457A1 JPWO2023188457A1 (ja) | 2023-10-05 |
Family
ID=88021834
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2022578647A Active JP7349047B1 (ja) | 2022-03-30 | 2022-08-30 | 水膨潤性の皮膜形成型外用剤基剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7349047B1 (ja) |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011126796A (ja) | 2009-12-16 | 2011-06-30 | Kracie Home Products Ltd | 手指用外用剤 |
JP2011126797A (ja) | 2009-12-16 | 2011-06-30 | Kracie Home Products Ltd | 手指用外用剤 |
JP2018095559A (ja) | 2016-12-08 | 2018-06-21 | ケン・プロダクツ株式会社 | メイクアップ化粧料及びメイクアップ方法 |
JP2021006522A (ja) | 2019-06-27 | 2021-01-21 | ロート製薬株式会社 | 被膜形成性皮膚外用組成物 |
-
2022
- 2022-08-30 JP JP2022578647A patent/JP7349047B1/ja active Active
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011126796A (ja) | 2009-12-16 | 2011-06-30 | Kracie Home Products Ltd | 手指用外用剤 |
JP2011126797A (ja) | 2009-12-16 | 2011-06-30 | Kracie Home Products Ltd | 手指用外用剤 |
JP2018095559A (ja) | 2016-12-08 | 2018-06-21 | ケン・プロダクツ株式会社 | メイクアップ化粧料及びメイクアップ方法 |
JP2021006522A (ja) | 2019-06-27 | 2021-01-21 | ロート製薬株式会社 | 被膜形成性皮膚外用組成物 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPWO2023188457A1 (ja) | 2023-10-05 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8840870B2 (en) | Polymers and compositions | |
JP6516083B2 (ja) | 経皮吸収基材 | |
JP2002104920A (ja) | 化粧品組成物、及び、皮膚クレンジングマスクとしてのその使用 | |
CN107735107A (zh) | 含有脂质肽型化合物的棒状基材 | |
TW200536562A (en) | Water-soluble thickener and cosmetic preparation containing same | |
WO2016121822A1 (ja) | 脂質ペプチド型化合物を含有する保湿基材 | |
JP2013107862A (ja) | ジェル状皮膚化粧料 | |
CN107206095A (zh) | 含有脂质肽型化合物的经皮吸收基材 | |
JP2002284621A (ja) | 皮膚及び頭髪に潤いを与える化粧用不粘着性モイスチャライザー | |
WO2007039974A1 (ja) | 乳剤性ローション剤 | |
JP4160463B2 (ja) | 皮膚外用剤 | |
TW200817040A (en) | Emulsion composition with good feeling of use | |
TWI662969B (zh) | 含有脂質胜肽型化合物之增黏性組成物 | |
WO2023188456A1 (ja) | 水非膨潤性の皮膜形成型外用剤基剤 | |
JP7374755B2 (ja) | 皮膚外用組成物 | |
JP2009096769A (ja) | 発酵セルロース含有化粧料 | |
JP7349047B1 (ja) | 水膨潤性の皮膜形成型外用剤基剤 | |
JP7349048B1 (ja) | 水非膨潤性の皮膜形成型外用剤基剤 | |
CN107708660A (zh) | 包含脂质肽型化合物的棒状基材 | |
WO2023188457A1 (ja) | 水膨潤性の皮膜形成型外用剤基剤 | |
JP6260111B2 (ja) | 抗しわ組成物及び化粧料 | |
TW202408460A (zh) | 非水膨潤性之皮膜形成型外用劑基劑 | |
JP2002226354A (ja) | ピールオフ型パック化粧料 | |
JP5359171B2 (ja) | 水中油中アルコール型エマルション組成物 | |
JP3351954B2 (ja) | 乳化組成物 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20221221 |
|
A871 | Explanation of circumstances concerning accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871 Effective date: 20221221 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20230203 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20230322 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20230522 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20230621 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20230628 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20230728 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7349047 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |