JP7348693B2 - ボール搭載用マスク及びその製造方法 - Google Patents

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Description

この発明は、導電性ボールを搭載するためのボール搭載用マスク及びその製造方法に関するものである。
ボール搭載用マスクにおいては、基板等の被搭載対象物の電極上に設けられた導電性ボールを固定させるためのフラックス等がマスク裏面に付着するのを防ぐ目的として、マスク本体の裏側でかつ導電性ボールが通過する多数の開口部が形成された開口パターン周辺に凹部が形成されたボール搭載用マスクが使用されている。この凹部を形成する方法として、例えば、板厚の厚いマスク本体の裏側に開口パターンを取り囲む凹部の縁部のメッキ突出を抑えるようにしたマスクが知られている(例えば、特許文献1参照)。また、他のボール搭載用マスクとしては、膜厚の厚いマスク本体の裏側に凹部を形成する方法ではなく、マスク本体の裏側に分離独立した円柱形や楕円形の突起部を多数形成する方法も用いられている(例えば、特許文献2参照)。
特開2010-247500号公報 特開2017-5023号公報
従来の特許文献1記載のボール搭載用マスクでは、開口パターン周辺を完全に厚いメッキ皮膜で取り囲むように凹部を形成しているので、開口パターン周辺の凹部に水平方向の張力がかからず、重要な開口パターン部に撓みや歪みが発生してしまい、搭載不良が発生し易くなるという問題があった。また、この製造方法では、工程の中で2次メッキを行う前に凹部を形成するために不要となる開口パターン部の1次メッキ電着層を除去する工程(捨てメッキ除去工程)が必要であるが、複数ある開口パターン毎に不要となる1次メッキ電着層を除去しなければならないため、量産での適応は工数がかかりすぎることもあり、量産での採用は難しかった。また、特許文献2記載のボール搭載用マスクでは、版枠への装着時にメッシュからもたらせる張力がマスク本体にかかる際に、分離独立した突起部が力の加わる方向に変位できるため、開口パターン部にも張力が作用し、開口パターン部に歪みが発生し難く、水平方向に維持されるというメリットがあるが、その反面で、マスク本体の大部分が薄い構造となるため、マスクとしての耐久性やマスクにかかる張力により開口パターン部の経時変形や位置精度のずれが発生し易いという問題があった。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、開口パターン部周辺を完全に厚いメッキ皮膜で取り囲むことなく、開口パターン部に水平方向の張力が作用するようにマスク裏面の厚膜の厚い凸部を分離独立させるための隣接する開口パターン部間に膜厚の薄い溝を形成して、開口パターン部の歪みや弛みを制御しつつ、マスクとしての耐久性と開口パターン部の位置精度の向上を実現させたボール搭載用マスク及びその製造方法を提供するものである。
この発明に係るボール搭載用マスクにおいては、メッキにより形成され、振り込まれた導電性ボールが通過する多数の開口部が形成された開口パターン部が縦方向及び横方向に複数配置され、開口パターン部に隣接する上下左右又は斜め上下左右、或いは上下、左右、斜め上下左右の一部のいずれかの開口パターン部間が連結溝により連結されたマスク本体と、メッキにより形成され、導電性ボールが振り込まれる側ではなく導電性ボールを搭載する被搭載物の電極と対向する側となるマスク本体裏面の開口パターン部以外に部分的に突出され、互に分離独立した複数の凸部とを備え、分離独立した複数の凸部は、開口パターン部及び連結溝の板厚よりも厚くなってマスク本体の耐久性を高めており、分離独立した複数の凸部は、その周縁エッジ部が丸味を持ったR形状に形成されているものである。
分離独立した複数の凸部は、第1のメッキ層により被搭載物とは接触しない側に形成される、突出した形状からなる内部凸部と、内部凸部の表面に第1のメッキ層とは別の第2のメッキ層により内部凸部の周側面及び被搭載物側の面を覆うように一体的に形成され、被搭載物の電極と対向する側となる外部凸部とからなり、分離独立した複数の凸部は、開口パターン部及び連結溝の板厚よりも厚くなってマスク本体の耐久性を高めたものである。
また、この発明に係るボール搭載用マスクの製造方法においては、メッキにより形成され、振り込まれた導電性ボールが通過する多数の開口部が形成された開口パターン部が縦方向及び横方向に複数配置され、開口パターン部に隣接する上下左右又は斜め上下左右、或いは上下、左右、斜め上下左右の一部のいずれかの開口パターン部間が連結溝により連結されたマスク本体と、メッキにより形成され、導電性ボールが振り込まれる側ではなく導電性ボールを搭載する被搭載物の電極と対向する側となるマスク本体裏面の開口パターン部以外に部分的に突出され、互に分離独立した複数の凸部とを備え、分離独立した複数の凸部は、第1のメッキ層により被搭載物とは接触しない側に形成される、剥がされずに残留された残留メッキ部分からなる内部凸部と、内部凸部の表面に第1のメッキ層とは別の第2のメッキ層により内部凸部の周側面及び被搭載物側の面を覆うように一体的に形成され、被搭載物の電極と対向する側となる外部凸部とからなり、マスク本体は、第2のメッキ層により外部凸部と一体的に形成されており、第1のメッキ層の残留メッキ部分と第2のメッキ層とが重なって形成された分離独立した複数の凸部は、開口パターン部及び連結溝の板厚よりも厚くなってマスク本体の耐久性を高めており、分離独立した複数の凸部は、その周縁エッジ部が丸味を持ったR形状に形成されるものであって、SUS母材上に凸部形成用のレジスト層を形成する工程と、凸部が所定の高さとなるようにSUS母材上にメッキすることにより、一次メッキ層を形成する工程と、一次メッキ層の形成が終わったら、凸部形成用のレジスト層を除去する工程と、一次メッキ層により形成され、剥がさずに残留させる一次残留メッキ部分からなる内部凸部形成部分以外の開口パターン部及び開口パターン部間の全てを連結する連結溝の形成部分の一次メッキ層を取り除き、SUS母材上に一次残留メッキ層による内部凸部を残す工程と、SUS母材上の内部凸部間に複数の開口部形成用のレジスト層を形成する工程と、マスク本体が指定の厚さとなるようにSUS母材上及び内部凸部上にメッキすることにより、二次メッキ層による開口パターン部、連結溝、及び外部凸部を一体的に形成する工程と、二次メッキ層の形成が終わったら、複数の開口部形成用のレジスト層を除去する工程と、SUS母材からマスク本体となる一次メッキ層の残留メッキ部分からなる内部凸部、二次メッキ層からなる外部凸部、前記開口パターン部及び連結部を剥離する工程と、を備えたものである。

また、メッキにより形成され、振り込まれた導電性ボールが通過する多数の開口部が形成された開口パターン部が縦方向及び横方向に複数配置され、開口パターン部に隣接する上下又は左右、或いは斜め上下左右のいずれかの開口パターン部の一部が連結溝により連結されたものであって、一次メッキ層により形成される、剥がさずに残留させる一次残留メッキ部分からなる内部凸部形成部分以外の開口パターン部及び開口パターン部間の一部を連結する連結溝の形成部分の一次メッキ層を取り除き、SUS母材上に一次残留メッキ層による内部凸部を残す工程を備えたものである。
この発明によれば、開口パターン部周辺を完全に厚いメッキ皮膜で取り囲むことなく、開口パターン部に版枠への装着時にメッシュからもたらせる水平方向の張力が作用するようにマスク裏面の厚膜の厚い凸部を分離独立させるための膜厚の薄い溝を形成して、開口パターン部の歪みや弛みを制御しつつ、マスクとしての耐久性と開口パターン部の位置精度の向上を実現させることができる。
この発明の実施例1におけるボール搭載用マスクを示す平面図である。 この発明の実施例1におけるボール搭載用マスクを示す図1のA-A線に沿った断面図である。 この発明の実施例1におけるボール搭載用マスクを示す図1のB-B線に沿った断面図である。 この発明の実施例1におけるボール搭載用マスクを示す図1のC-C線に沿った断面図である。 この発明の実施例1におけるボール搭載用マスクの製造方法を工程順に示す断面図である。 この発明の実施例2におけるボール搭載用マスクを示す平面図である。 この発明の実施例2におけるボール搭載用マスクを示す図6のD-D線に沿った断面図である。 この発明の実施例2におけるボール搭載用マスクを示す図6のE-E線に沿った断面図である。 この発明の実施例2におけるボール搭載用マスクを示す図6のF-F線に沿った断面図である。 この発明の実施例3におけるボール搭載用マスクを示す平面図である。 この発明の実施例4におけるボール搭載用マスクを示す平面図である。 この発明の実施例5におけるボール搭載用マスクを示す平面図である。
実施例1.
この発明の実施例1におけるボール搭載用マスクの構造について、図1~図4により説明する。
この発明のボール搭載用マスク1は、平面視で見ると、導電性ボール(図示せず)が通過する多数の開口部2が形成された四角形状の開口パターン部3を縦方向及び横方向に規則正しく整列配置したボール搭載用マスクである。この実施例では、四角形状の開口パターン部3を上下の垂直方向に4列、左右の水平方向に7列、計28個を配置した場合を示している。そして、互に隣接する四角形状の開口パターン部3は、上下左右の四辺の各中央部で上下の垂直方向及び左右の水平方向に延びる連結溝4により開口パターン部間の連結がなされている。この四角形状の開口パターン部3と連結溝4とが互いに一連に連結されていることが後述する製造方法において、剥がされて除去される一次メッキ層(捨てメッキ)の剥がし作業の際、重要な意味を持つことになる。四角形状の開口パターン部3と連結溝4とは、薄い板厚からなる二次メッキ層による第2のメッキ層により連結して形成されている。ボール搭載用マスク1の四角形状の開口パターン部3及び連結溝4以外の部分は、四角形状の開口パターン部3及び連結溝4よりも厚い板厚になるように形成された互に分離独立した複数の凸部5である。この分離独立した複数の凸部5は、第1のメッキ層により剥がされずに残留された残留メッキ層からなる内部凸部と、内部凸部の外周全面を覆う第2のメッキ層により形成された外部凸部とからなり、被搭載物の電極と対向する側となるマスク本体の被搭載物面側に突出して形成されるものである。そして、この分離独立した複数の凸部5の存在により、ボール搭載用マスク1としての強度が高められている。この実施例では、分離独立した複数の凸部5を上下の垂直方向に5列、左右の水平方向に8列、計40個を配置した場合を示している。分離独立した複数の凸部5のうち、中央部に配置された垂直方向の3列、水平方向の6列、計18個の凸部5aは、平面視で見ると、十字状を呈している。この十字状の凸部5aは、上下左右の4つ隅角部に上下左右4個の開口パターン部3の四角形状のうちの一角が食い込んでいる。また、分離独立した複数の凸部5のうち、4つの隅角部を除く上下左右辺の周縁部に配置された18個の凸部5bは、平面視で見ると、「凸」字状を呈している。この18個の「凸」字状の凸部5bのうち、上側辺に水平方向に配置された6個の凸部5bは、下部左右両側の2つ隅角部に上部左右2個の開口パターン部3の四角形状のうちの一角が食い込んでいる。この18個の「凸」字状の凸部5bのうち、下側辺に水平方向に配置された6個の凸部5bは、上部左右両側の2つ隅角部に下部左右2個の開口パターン部3の四角形状のうちの一角が食い込んでいる。この18個の「凸」字状の凸部5bのうち、右側辺に垂直方向に配置された3個の凸部5bは、左部上下両側の2つ隅角部に右部上下2個の開口パターン部3の四角形状のうちの一角が食い込んでいる。この18個の「凸」字状の凸部5bのうち、左側辺に垂直方向に配置された3個の凸部5bは、左部上下両側の2つ隅角部に左部上下の2個の開口パターン部3の四角形状のうちの一角が食い込んでいる。分離独立した複数の凸部5のうち、4つの隅角部に配置された4個の凸部5cは、平面視で見ると、L字状を呈している。このL字状の凸部5cのうち、上部左右2つの隅角部に配置された2個の凸部5cは、下部左側又は下部右側の隅角部に上部の開口パターン部3の四角形状のうちの一角が食い込んでいる。このL字状の凸部5cのうち、下部左右2つの隅角部に配置された2個の凸部5cは、上部左側又は上部右側の隅角部に下部の開口パターン部3の四角形状のうちの一角が食い込んでいる。また、分離独立した40個の凸部5の先端部は、図2、図3に示すように、周縁エッジ部が丸味を持ったR形状に形成されている。なお、図2に示す断面図では、簡略化のため、四角形状の開口パターン部3に多数形成される開口部2を省略して示している。
この発明の実施例1におけるボール搭載用マスクの製造方法を図5により説明する。
先ず、SUS母材6上にレジストをラミネートし、所要の露光、現像処理を行い、SUS母材6上に凸部形成用のレジスト層7を部分的に形成する(図5(a)参照)。なお、この発明の明細書ではフィルムレジストを用いているが、使用するレジストは液体レジストでも構わない。この凸部形成用のレジスト層7は、例えば突条、線状等であるが、多角形状等でも良く突条、線状に限ることはない。次に、SUS母材6上の全体にメッキすることにより、例えば、厚さ約20~30μmとなるように一次メッキ層8を形成する(図5(b)参照)。この時、形成される一次メッキ層8は、分離独立した複数の凸部5の基礎(下地)となる一次残留メッキ部分8aと、後の工程で剥がされて除去される一次捨てメッキ部分8bとに分かれる。そして、一次メッキ層8の形成が終わったら、凸部形成用のレジスト層7を除去する(図5(c)参照)。そして、この状態における平面視を見ると、互に隣接する四角形状の開口パターン部3は、上下左右の四辺の各中央部で上下垂直方向及び左右水平方向に延びる連結溝4により連結されており、この四角形状の開口パターン部3と連結溝4とが互いに一連に連結されていることにより、一次メッキ層8は、分離独立した複数の凸部5の基礎(下地)となる一次残留メッキ部分8a以外の、剥がされて除去される一次捨てメッキ部分8bのみを一度に剥がすことが可能になる訳である(図5(d)参照)。次に、分離独立した複数の凸部5の基礎(下地)となる一次残留メッキ部分8a以外の一次捨てメッキ部分8bを全て取り除き、SUS母材6上に分離独立した複数の凸部5の基礎(下地)となる一次残留メッキ部分8aのみを残し、第1のメッキ層からなる厚さ約20~30μmの内部凸部を形成する(図5(e)参照)。そして、図示及び詳細な説明を省略するが、SUS母材6上における四角形状の開口パターン部3の形成位置に周知の開口部形成用のレジストをラミネートし、パターン露光、現像等の処理を行い、導電性ボールが通過する開口部2用のレジストを形成する。次に、マスク本体が指定の厚さ、例えば、約30μmとなるようにSUS母材6上及び分離独立した複数の凸部5の基礎(下地)となる一次残留メッキ部分8a上にメッキすることにより、二次メッキ層9を形成する(図5(f)参照)。これにより、内部凸部の外周全面を覆う第2のメッキ層からなる外部凸部を形成する。最後に、SUS母材6から分離独立した複数の凸部5の基礎(下地)となる一次残留メッキ部分8a及び二次メッキ層9からなる四角形状の開口パターン部3及び連結溝4よりも厚い板厚(例えば、厚さ50~60μm)になるように形成された互に分離独立した複数の凸部5を備えたマスク本体を剥離する(図5(g)参照)。以上により、この発明の四角形状の開口パターン部3及び連結溝4よりも厚い板厚になるように形成された互に分離独立した複数の凸部5を備えたボール搭載用マスクが完成する。導電性ボールが挿通する開口部2aが複数形成された四角形状の開口パターン部3がボール搭載領域である。なお、完成したボール搭載用マスク1の分離独立した複数の凸部5の先端部は、その周縁エッジ部が、角張った形状ではなく、丸味を持ったR形状となる。
二次メッキ層9の厚み(例えば、約30μm)からなる連結溝4は、開口パターン部3の全てを連結させる必要はないが、開口パターン部3にメッシュからの張力を最大限作用させる効果や一次メッキ後に不要となる捨てメッキ除去作業の工数を勘案した場合、少なくとも上下(縦方向)又は左右(横方向)、或いは斜め上下左右いずれかの一方向だけでも隣接する全ての開口パターン部を溝加工で連結させることが望ましい。
マスク本体のパターンエリア外周の非パターンエリアに二次メッキ層の厚みのみで形成される薄い板厚部分を施すことで、開口部が形成されるパターンエリア内に水平方向の張力をより多く作用させる効果が認められることもあるので、マスク本体上の非パターンエリアに二次メッキ層のみで形成される膜厚の薄い部分を意図的に形成しても構わない。
フラックスの付着を防ぐため、マスク本体の被搭載物面側(裏側)に複数の円柱や楕円形の突起を形成する導電性ボール搭載用マスクが存在するが、マスク用データにはこれら複数の突起を開口パターン周辺部に配置するデータ処理作業が必要となる。導電性ボール搭載用マスクのパターンは、1点一様で大小様々なパターンが存在するため、特許文献2のように、分離独立した複数の突起をマスクデータに配置していく作業はかなり煩雑になる。これに対し、この発明の導電性ボール搭載用マスクは、凸部形成用のデータは非常に単純で簡素化されたものになるので、データ処理作業にかかる作業時間を大幅に短縮できる利点があり、データ作成の面でも作業効率の向上を図る効果が期待できる。
実施例2.
この発明の実施例2におけるボール搭載用マスクの構造について、図6~図9により説明する。
この発明のボール搭載用マスク1は、平面視で見ると、導電性ボール(図示せず)が通過する多数の開口部2が形成された四角形状の開口パターン部3を縦方向及び横方向に規則正しく整列配置したボール搭載用マスクであり、この実施例では、四角形状の開口パターン部3を上下の垂直方向に8列、左右の水平方向に6列、計48個を配置した場合を示している。そして、左右の水平方向に互に隣接する四角形状の開口パターン部3は、左右の二辺の各中央部で左右の水平方向に延びる連結溝4により連結されている。この左右の水平方向に互に隣接する四角形状の開口パターン部3と連結溝4とが互いに一連に連結されていることが実施例1と同様に製造方法において、剥がされて除去される一次メッキ(捨てメッキ)の剥がし作業の際、重要な意味を持つことになる。四角形状の開口パターン部3と連結溝4とは、薄い板厚からなる2次メッキ層により連結して形成されている。ボール搭載用マスク1の四角形状の開口パターン部3及び連結溝4以外の部分は、四角形状の開口パターン部3及び連結溝4よりも厚い板厚になるように形成された互に分離独立した複数(9個)の凸部5である。この分離独立した複数の凸部5の存在により、ボール搭載用マスク1としての強度が高められている。この実施例では、分離独立して水平方向に延びる凸部5を上下方向に所定の間隔を置いて9列配置した場合を示している。分離独立した複数の凸部5のうち、中央部に配置された水平方向に延びる7個の凸部5dは、上端部及び下端部に配置された水平方向に配置された2個の凸部5eよりも幅狭の構造である。分離独立した複数の凸部5のうち、中央部に配置された水平方向に延びる7個の凸部5dは、平面視で見ると、上下辺が四角形状の開口パターン部3と連結溝4とにそれぞれ接しており、中央部上下辺が鋸歯状になっている。また、分離独立した複数の凸部5のうち、上端部及び下端部に配置された水平方向に延びる2個の幅広の凸部5eは、平面視で見ると、上端部の幅広の凸部5eの中央部下辺及び下端部の幅広の凸部5eの中央部上辺が四角形状の開口パターン部3と連結溝4とにそれぞれ接しており、中央部下辺又は上辺が鋸歯状になっている。また、分離独立した9個の凸部5の先端部は、図7、図8に示すように、周縁エッジ部が丸味を持ったR形状に形成されている。
上記実施例1におけるボール搭載用マスクの製造方法においては、互に隣接する四角形状の開口パターン部3と、上下左右の四辺の各中央部で上下垂直方向及び左右水平方向に延びる連結溝4とを互いに連結させて、分離独立した複数の凸部5の基礎(下地)となる一次残留メッキ部分8a以外の、剥がされて除去される一次捨てメッキ部分8bのみを一度に剥がすことを説明した。この発明の実施例2におけるボール搭載用マスクの製造方法では、左右の水平方向に互に隣接する四角形状の開口パターン部3は、左右の二辺の各中央部で左右の水平方向に延びる連結溝4だけにより連結されており、上下の垂直方向などに隣接する開口パターン部3は連結溝4により連結されていないが、連結溝と同等の薄い板厚からなる二次メッキ層のみで形成されるエリアをマスク本体のパターンエリア外周部に設け、このパターンエリア外周部と開口パターン部を連結溝で繋ぐことにより、実施例1と同様に、一方向だけの連結でも分離独立した複数の凸部5の基礎(下地)となる一次残留メッキ部分8a以外の、剥がされて除去される一次捨てメッキ部分8b全てを一度に剥がすことが可能となる。また、実施例2と同様に、例えば、上下垂直方向の一方向のみで互に隣接する開口パターン部が連結されている場合でも、マスク本体のパターンエリア外周部に二次メッキ層のみの薄い板厚のエリアを設け、このパターンエリア外周部と開口パターン部を連結溝で繋げれば、捨てメッキ部分8bは一度に纏めて剥がすことができる。
実施例3.
この発明の実施例3におけるボール搭載用マスクの構造について、図10により説明する。
この発明のボール搭載用マスク1は、実施例2とほぼ同様の構成であり、平面視で見ると、導電性ボール(図示せず)が通過する多数の開口部2が形成された四角形状の開口パターン部3を縦方向及び横方向に規則正しく整列配置したボール搭載用マスクであり、この実施例では、四角形状の開口パターン部3を上下の垂直方向に4列、左右の水平方向に7列、計28個を配置した場合を示している。そして、左右の水平方向に互に隣接する四角形状の開口パターン部3は、左右の二辺の各中央部で左右の水平方向に延びる連結溝4により連結されている。四角形状の開口パターン部3と連結溝4とは、薄い板厚からなる2次メッキ層により連結して形成されている。ボール搭載用マスク1の四角形状の開口パターン部3及び連結溝4以外の部分は、四角形状の開口パターン部3及び連結溝4よりも厚い板厚になるように形成された互に分離独立した複数(5個)の凸部5である。この分離独立した複数の凸部5の存在により、ボール搭載用マスク1としての強度が高められている。この実施例では、分離独立して水平方向に延びる凸部5を上下方向に所定の間隔を置いて5列配置した場合を示している。分離独立した複数の凸部5のうち、中央部に配置された水平方向に延びる3個の凸部5dは、上端部及び下端部に配置された水平方向に配置された2個の凸部5eよりも若干幅広の構造である。分離独立した複数の凸部5のうち、中央部に配置された水平方向に延びる3個の凸部5dは、平面視で見ると、上下辺が四角形状の開口パターン部3と連結溝4とにそれぞれ接しており、中央部上下辺が鋸歯状になっている。また、分離独立した複数の凸部5のうち、上端部及び下端部に配置された水平方向に延びる2個の若干幅狭の凸部5eは、平面視で見ると、上端部の凸部5eの中央部下辺及び下端部の凸部5eの中央部上辺が四角形状の開口パターン部3と連結溝4とにそれぞれ接しており、中央部下辺又は上辺が鋸歯状になっている。また、分離独立した5個の凸部5の先端部は、周縁エッジ部が丸味を持ったR形状に形成されている。
この実施例3では、互に分離独立した複数(5個)の凸部5の更に外周に位置する部分(マスク本体のパターンエリア外周の非パターンエリア)に、二次メッキ層のみで形成される膜厚の薄い部分を意図的に形成したものである。
実施例4.
この発明の実施例4におけるボール搭載用マスクの構造について、図11により説明する。
この発明のボール搭載用マスク1は、平面視で見ると、導電性ボール(図示せず)が通過する多数の開口部2が形成された四角形状の開口パターン部3を縦方向及び横方向に規則正しく整列配置したボール搭載用マスクであり、この実施例では、四角形状の開口パターン部3を上下の垂直方向に4列、左右の水平方向に6列、計24個を配置した場合を示している。上下の垂直方向に互に隣接する四角形状の開口パターン部3は、開口パターン部3の左右両側端部の二箇所で上下の垂直方向に延びる連結溝4により連結されている。四角形状の開口パターン部3と連結溝4とは、薄い板厚からなる2次メッキ層により連結して形成されている。ボール搭載用マスク1の四角形状の開口パターン部3及び連結溝4以外の部分は、四角形状の開口パターン部3及び連結溝4よりも厚い板厚になるように形成された互に分離独立した複数(37個)の凸部5である。この分離独立した複数の凸部5の存在により、ボール搭載用マスク1としての強度が高められている。この実施例では、分離独立した複数の凸部5のうち、上下の垂直方向に連続して延びる縦長の凸部5fを左右の水平方向に所定の間隔を置いて7個(7列)配置し、分離独立した複数の凸部5のうち、縦長の凸部5fの間で、かつ開口パターン部3を中間部に配置して上下の垂直方向に間欠的に配置された5個の四角形状の凸部5gを6列配置した場合を示している。分離独立した複数の凸部5のうち、上下の垂直方向に延びる7個の縦長の凸部5fは、平面視で見ると、内側の4個の左右両側端部が四角形状の開口パターン部3と連結溝4とにそれぞれ接しており、縦長の凸部5fのうち、左右両側端部に配置された2個は、右側端部又は左側端部が四角形状の開口パターン部3と連結溝4とにそれぞれ接している。また、縦長の凸部5fの間で、かつ開口パターン部3を中間部に配置して上下の垂直方向に間欠的に配置された5個の四角形状の凸部5gのうち、中央部の3個は、平面視で見ると、左右両側端部及び上下両端部が四角形状の開口パターン部3と連結溝4とにそれぞれ接している。また、縦長の凸部5fの間で、かつ開口パターン部3を中間部に配置して上下の垂直方向に間欠的に配置された5個の四角形状の凸部5gのうち、上下端部の2個は、平面視で見ると、左右両側端部及び下端部又は上端部が四角形状の開口パターン部3と連結溝4とにそれぞれ接している。また、分離独立した37個の凸部5の先端部は、周縁エッジ部が丸味を持ったR形状に形成されている。
実施例5.
この発明の実施例5におけるボール搭載用マスクの構造について、図12により説明する。
この発明のボール搭載用マスク1は、平面視で見ると、導電性ボール(図示せず)が通過する多数の開口部2が形成された四角形状の開口パターン部3を縦方向及び横方向に規則正しく整列配置したボール搭載用マスクであり、この実施例では、四角形状の開口パターン部3を上下の垂直方向に4列、左右の水平方向に7列、計28個を配置した場合を示している。そして、互に隣接する四角形状の開口パターン部3のうち、左側端部又は右側端部に配置された各4個の四角形状の開口パターン部3は、上下の二辺の各中央部で上下の垂直方向に延びる連結溝4により上下に隣接する開口パターン部3間の全てが連結されている。また、互に隣接する四角形状の開口パターン部3のうち、中央部の縦5列に配置された20個の四角形状の開口パターン部3は、上下の二辺の各中央部及び下辺中央部又は上辺中央部で上下の垂直方向に延びる連結溝4により上下に隣接する開口パターン部3間の全てが連結されている。互に隣接する四角形状の開口パターン部3のうち、最上側端部に配置された7個の開口パターン部3と最下側端部に配置された7個の開口パターン部3は、左右の水平方向に延びる連結溝4により開口パターン部3の中央側辺に連結がなされている。この四角形状の開口パターン部3と連結溝4とが互いに一連に連結されていることが後述する製造方法において、剥がされて除去される一次メッキ層(捨てメッキ)の剥がし作業の際、重要な意味を持つことになる。四角形状の開口パターン部3と連結溝4とは、薄い板厚からなる二次メッキ層による第2のメッキ層により連結して形成されている。ボール搭載用マスク1の四角形状の開口パターン部3及び連結溝4以外の部分は、四角形状の開口パターン部3及び連結溝4よりも厚い板厚になるように形成された互に分離独立した複数の凸部5である。この分離独立した複数の凸部5は、第1のメッキ層により剥がされずに残留された残留メッキ層からなる内部凸部と、内部凸部の外周全面を覆う第2のメッキ層により形成された外部凸部とからなり、被搭載物の電極と対向する側となるマスク本体の被搭載物面側に突出して形成されるものである。そして、この分離独立した複数の凸部5の存在により、ボール搭載用マスク1としての強度が高められている。この実施例では、分離独立した複数の凸部5を上下両端部に2個、左右両端部に2個、中央部に6個、計10個を配置した場合を示している。分離独立した複数の凸部5のうち、左右両端部に配置された垂直方向の2個の凸部5hは、平面視で見ると、互に対向する側が鋸歯状を呈している。分離独立した複数の凸部5のうち、上下両端部に配置された水平方向の2個の凸部5hは、平面視で見ると、互に対向する側が鋸歯状を呈している。また、分離独立した複数の凸部5のうち、中央部に配置された6列、6個の凸部5iは、平面視で見ると、三階建て構造をしている。また、分離独立した10個の凸部5の先端部は、周縁エッジ部が丸味を持ったR形状に形成されている。
なお、上述した実施例では分離独立した複数の凸部の基礎(下地)となる内部凸部の形成方法として、一次メッキ後に取り除かれる捨てメッキ部以外のSUS母材上に突出して残存する残留メッキ部分を内部凸部に応用しているが、内部凸部の形成方法は、捨てメッキを剥がして取り除くやり方だけではない。例えば、内部凸部となる部分以外をレジスト膜等で被覆し、一次メッキで内部凸部部分だけをメッキ積層させる方法がある。また、一次メッキにより所定の板厚のメッキ層を形成後、内部凸部として残したい部分をレジスト膜等で被覆して、それ以外の取り除きたい部分を塩化第二鉄などのエッチングで腐食して内部凸部を形成することも可能である。但し、マスク本体の板厚精度を勘案した場合、実施例のように一次メッキで捨てメッキを除去する方法にて内部凸部を形成し、二次メッキによる第2メッキ層で前記内部凸部の外周を覆うように分離独立した複数の凸部を一体的に形成する方法が板厚の精度面では望ましい。
1 ボール搭載用マスク
2 開口部
3 開口パターン部(セル)
4 連結溝
5 分離独立した複数の凸部
5a 十字状の凸部
5b 凸字状の凸部
5c L字状の凸部
5d 幅狭又は幅広の凸部
5e 幅広又は幅狭の凸部
5f 縦長の凸部
5g 四角形状の凸部
5h 凸字状の凸部
5i L字状の凸部
6 SUS母材
7 凸部形成用のレジスト層
8 一次メッキ層
8a 一次残留メッキ部分
8b 一次捨てメッキ部分
9 二次メッキ層

Claims (4)

  1. メッキにより形成され、振り込まれた導電性ボールが通過する多数の開口部が形成された開口パターン部が縦方向及び横方向に複数配置され、前記開口パターン部に隣接する上下左右又は斜め上下左右、或いは上下、左右、斜め上下左右の一部のいずれかの開口パターン部間が連結溝により連結されたマスク本体と、メッキにより形成され、導電性ボールが振り込まれる側ではなく導電性ボールを搭載する被搭載物の電極と対向する側となる前記マスク本体裏面の前記開口パターン部以外に部分的に突出され、互に分離独立した複数の凸部とを備え、
    前記分離独立した複数の凸部は、第1のメッキ層により前記被搭載物とは接触しない側に形成される、突出した形状からなる内部凸部と、前記内部凸部の表面に前記第1のメッキ層とは別の第2のメッキ層により前記内部凸部の周側面及び前記被搭載物側の面を覆うように一体的に形成され、前記被搭載物の電極と対向する側となる外部凸部とからなり、
    前記マスク本体は、前記第2のメッキ層により前記外部凸部と一体的に形成されており、前記第1のメッキ層の残留メッキ部分と第2のメッキ層とが重なって形成された前記分離独立した複数の凸部は、前記開口パターン部及び前記連結溝の板厚よりも厚くなってマスク本体の耐久性を高めており、前記分離独立した複数の凸部は、その周縁エッジ部が丸味を持ったR形状に形成されていることを特徴とするボール搭載用マスク。
  2. メッキにより形成され、振り込まれた導電性ボールが通過する多数の開口部が形成された開口パターン部が縦方向及び横方向に複数配置され、前記開口パターン部に隣接する開口パターン部の一部が連結溝により連結されたマスク本体と、メッキにより形成され、導電性ボールが振り込まれる側ではなく導電性ボールを搭載する被搭載物の電極と対向する側となる前記マスク本体裏面の前記開口パターン部以外に部分的に突出され、互に分離独立した複数の凸部とを備え、
    前記分離独立した複数の凸部は、第1のメッキ層により前記被搭載物とは接触しない側に形成される、突出した部分からなる内部凸部と、前記内部凸部の表面に前記第1のメッキ層とは別の第2のメッキ層により前記内部凸部の周側面及び前記被搭載物側の面を覆うように一体的に形成され、前記被搭載物の電極と対向する側となる外部凸部とからなり、
    前記マスク本体は、前記第2のメッキ層により前記外部凸部と一体的に形成されており、前記第1のメッキ層の残留メッキ部分と第2のメッキ層とが重なって形成された前記分離独立した複数の凸部は、前記開口パターン部及び前記連結溝の板厚よりも厚くなってマスク本体の耐久性を高めており、前記分離独立した複数の凸部は、その周縁エッジ部が丸味を持ったR形状に形成されていることを特徴とするボール搭載用マスク。
  3. メッキにより形成され、振り込まれた導電性ボールが通過する多数の開口部が形成された開口パターン部が縦方向及び横方向に複数配置され、前記開口パターン部に隣接する上下左右又は斜め上下左右、或いは上下、左右、斜め上下左右の一部のいずれかの開口パターン部間が連結溝により連結されたマスク本体と、メッキにより形成され、導電性ボールが振り込まれる側ではなく導電性ボールを搭載する被搭載物の電極と対向する側となる前記マスク本体裏面の前記開口パターン部以外に部分的に突出され、互に分離独立した複数の凸部とを備え、
    前記分離独立した複数の凸部は、第1のメッキ層により前記被搭載物とは接触しない側に形成される、剥がされずに残留された残留メッキ部分からなる内部凸部と、前記内部凸部の表面に前記第1のメッキ層とは別の第2のメッキ層により前記内部凸部の周側面及び前記被搭載物側の面を覆うように一体的に形成され、前記被搭載物の電極と対向する側となる外部凸部とからなり、
    前記マスク本体は、前記第2のメッキ層により前記外部凸部と一体的に形成されており、前記第1のメッキ層の残留メッキ部分と第2のメッキ層とが重なって形成された前記分離独立した複数の凸部は、前記開口パターン部及び前記連結溝の板厚よりも厚くなってマスク本体の耐久性を高めており、前記分離独立した複数の凸部は、その周縁エッジ部が丸味を持ったR形状に形成されるボール搭載用マスクの製造方法であって、
    SUS母材上に前記凸部形成用のレジスト層を形成する工程と、
    前記凸部が所定の高さとなるようにSUS母材上にメッキすることにより、一次メッキ層を形成する工程と、
    一次メッキ層の形成が終わったら、凸部形成用のレジスト層を除去する工程と、
    一次メッキ層により形成され、剥がさずに残留させる一次残留メッキ部分からなる内部凸部形成部分以外の前記開口パターン部及び開口パターン部間の全てを連結する連結溝の形成部分の一次メッキ層を取り除き、SUS母材上に一次残留メッキ層による内部凸部を残す工程と、
    前記SUS母材上の前記内部凸部間に複数の開口部形成用のレジスト層を形成する工程と、
    前記マスク本体が指定の厚さとなるようにSUS母材上及び前記内部凸部上にメッキすることにより、二次メッキ層による開口パターン部、連結溝、及び外部凸部を一体的に形成する工程と、
    二次メッキ層の形成が終わったら、前記複数の開口部形成用のレジスト層を除去する工程と、
    前記SUS母材からマスク本体となる前記一次メッキ層の残留メッキ部分からなる内部凸部、二次メッキ層からなる外部凸部、前記開口パターン部及び連結部を剥離する工程と、
    を備えたことを特徴とするボール搭載用マスクの製造方法。
  4. メッキにより形成され、振り込まれた導電性ボールが通過する多数の開口部が形成された開口パターン部が縦方向及び横方向に複数配置され、前記開口パターン部に隣接する開口パターン部の一部が連結溝により連結されたマスク本体と、メッキにより形成され、導電性ボールが振り込まれる側ではなく導電性ボールを搭載する被搭載物の電極と対向する側となる前記マスク本体裏面の前記開口パターン部以外に部分的に突出され、互に分離独立した複数の凸部とを備え、
    前記分離独立した複数の凸部は、第1のメッキ層により前記被搭載物とは接触しない側に形成される、剥がされずに残留された残留メッキ部分からなる内部凸部と、前記内部凸部の表面に前記第1のメッキ層とは別の第2のメッキ層により前記内部凸部の周側面及び前記被搭載物側の面を覆うように一体的に形成され、前記被搭載物の電極と対向する側となる外部凸部とからなり、
    前記マスク本体は、前記第2のメッキ層により前記外部凸部と一体的に形成されており、前記第1のメッキ層の残留メッキ部分と第2のメッキ層とが重なって形成された前記分離独立した複数の凸部は、前記開口パターン部及び前記連結溝の板厚よりも厚くなってマスク本体の耐久性を高めており、前記分離独立した複数の凸部は、その周縁エッジ部が丸味を持ったR形状に形成されるボール搭載用マスクの製造方法であって、
    SUS母材上に前記凸部形成用のレジスト層を形成する工程と、
    前記凸部が所定の高さとなるようにSUS母材上にメッキすることにより、一次メッキ層を形成する工程と、
    一次メッキ層の形成が終わったら、凸部形成用のレジスト層を除去する工程と、
    一次メッキ層により形成され、剥がさずに残留させる一次残留メッキ部分からなる内部凸部形成部分以外の前記開口パターン部及び開口パターン部間の一部を連結する連結溝の形成部分の一次メッキ層を取り除き、SUS母材上に一次残留メッキ層による内部凸部を残す工程と、
    前記SUS母材上の前記内部凸部間に複数の開口部形成用のレジスト層を形成する工程と、
    前記マスク本体が指定の厚さとなるようにSUS母材上及び前記内部凸部上にメッキすることにより、二次メッキ層による開口パターン部、連結溝、及び外部凸部を一体的に形成する工程と、
    二次メッキ層の形成が終わったら、前記複数の開口部形成用のレジスト層を除去する工程と、
    前記SUS母材からマスク本体となる前記一次メッキ層の残留メッキ部分からなる内部凸部、二次メッキ層からなる外部凸部、前記開口パターン部及び連結部を剥離する工程と、
    を備えたことを特徴とするボール搭載用マスクの製造方法。
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