JP7348101B2 - 高周波電源装置の制御方法及び高周波電源装置 - Google Patents
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Description
本発明の高周波電源装置の制御方法は、
(1)高周波電源装置の出力を出力指令に基づいて制御する出力制御と、
(2)直流―交流変換により高周波電力を出力する高周波増幅器と負荷との間のインピーダンスを整合するインピーダンスマッチング制御を備え、出力制御とインピーダンスマッチング制御とを個別に独立して行う。本発明の制御により電力を供給する負荷対象は、例えばインピーダンス状態が変動するプラズマ負荷がある。
(A)高周波増幅器のフィードバック信号に基づいて制御周波数を変動させてインピーダンス整合を行う周波数制御と、
(B)周波数制御の周波数範囲を規定する周波数リミット値を定める周波数リミット値制御とを備え、
(C)周波数制御は、周波数リミット値制御で定められた周波数リミット値の周波数範囲内において高周波増幅器の周波数を制御することでインピーダンス整合を行う。
インピーダンスマッチング制御は、周波数制御の可変周波数の周波数範囲を制限し、周波数範囲を制限することにより、高周波増幅器が許容する出力指令の上限を超えないように出力指令値を抑制する。
(D)周波数範囲において、出力を制限する出力リミット値を定める出力リミット値制御を備え、
(E)出力リミット値制御で定められた出力リミット値を上限とする出力指令値により高周波増幅器の出力を制御する。
(F)出力制御とインピーダンスマッチング制御とは個別に独立して行う。
本発明の高周波電源装置は、負荷に高周波電力を供給する高周波電源装置であり、高周波電力を出力する高周波増幅器と、
高周波電源装置の出力を出力制御する出力制御部と、
高周波増幅器の出力を周波数制御して負荷とのインピーダンスを整合するインピーダンスマッチング制御の制御部とを備える。
(a)高周波増幅器のフィードバック信号に基づく制御周波数により制御周波数を変動させてインピーダンス整合を行う周波数制御部と、
(b)周波数制御の周波数範囲を規定する周波数リミット値を定める周波数リミット値制御部と、
を備え、
周波数制御部は、
(c)周波数リミット値制御部で定められた周波数リミット値の周波数範囲内において高周波増幅器の周波数を制御する。
出力制御部は、
(d)周波数範囲において出力制御部の出力制御値を制限する出力リミット値を定める出力リミット値制御を備え、
(e)出力リミット値制御で定められた出力リミット値を上限とする出力指令値により高周波増幅器の出力を制御する。
出力制御部とインピーダンスマッチング制御部とは、
(f)個別に独立して制御される。
周波数制御は、高周波電源装置と負荷とのインピーダンス整合状態を目指して制御周波数を変更する制御である。周波数制御において、インピーダンス整合時の周波数を基準周波数としたとき、制御周波数が基準周波数からのずれる程度が大きい程、出力指令値と出力フィードバック信号との差異が大きくなるため、この差異を解消しようとして出力指令値を増大させる。
周波数リミット値制御は、周波数制御によってインピーダンス整合を行うインピーダンスマッチング制御において、制御を行う制御周波数について周波数リミット値を定め、この周波数リミット値で規定される周波数範囲内で制御周波数を可変とする。
出力リミット値制御は、可変周波数の周波数範囲内において出力指令値を出力リミット値に制限する制御であり、出力指令値が出力リミット値を超える場合には、出力指令値を出力リミット値に制限し、出力リミット値を超える出力指令値が高周波増幅器に出力されないように制御する。
周波数制御及びリミット制御において、高周波電源装置のフィードバック信号は、高周波電源装置の出力側で得られる高周波増幅器の信号を用いる。このフィードバック信号として進行波電力(FWD電力)、反射波電力(REF電圧)、負荷電力(LOAD電力)、及び出力電圧がある。一方、高周波電源装置の入力側の直流電源の信号として直流電圧、直流電流があり、また、高周波電源装置の電力供給に発生するものとして損失電力がある。負荷電力は、進行波電力から反射波電力を差し引くことにより取得することができる。
(出力制御及びインピーダンスマッチング制御)
本発明の高周波電源装置の制御は、高周波電源装置の出力を設定出力に制御する出力制御と、高周波電源装置と負荷との間のインピーダンスを整合するインピーダンスマッチング制御とをそれぞれ個別に行う。図1は本発明の高周波電源装置の制御の概略を示している。
図2,3のフローチャート及び波形図を用いて、高周波電源装置による出力制御及び可変周波数制御について説明する。図3は電力波形の一例を示している。
本発明の高周波電源装置の概略構成について図4を用いて説明する。図4において、高周波電源装置1は、電力供給源、高周波増幅器3、高周波センサ4、整合器5、及び制御器10を備え、高周波出力を負荷6に出力する。図4では、制御器10が行う出力制御として負荷電力制御(LOAD制御)又は進行波電力制御(FWD制御)の例を示している。
出力制御部10Aは、出力制御を進行波電力制御(FWD制御)により行う場合には、出力制御部10AaとしてFWD制御部を備え、出力リミット値制御部10AbとしてFWDリミット値制御部を備える。出力制御を負荷電力制御(LOAD制御)により行う場合には、出力制御部10AaとしてLOAD制御部を備え、出力リミット値制御部10AbとしてLOADリミット値制御部を備える。
インピーダンスマッチング制御部10Bは、周波数制御部10Ba、及び周波数リミット値制御部10Bbを備える。
駆動制御部10Cは、出力制御部10Aの出力制御部10Aaで求めた出力指令値、及びインピーダンスマッチング制御部10Bの周波数制御部10Baで求めた制御周波数ωを出力指令値として、高周波増幅器3の増幅を制御する。
周波数制御、及び周波数リミット値制御について、図5のフローチャート、及び図6~図10の各制御の周波数特性を用いて説明する。
以下、周波数制御、周波数リミット値制御(FLV(Frequency Limit Value)制御)、及び出力リミット値制御について順に説明する。なお、図6、7は周波数制御中の反射電力制御(S2)を説明するための図であり、図8は周波数リミット値制御(FLV(Frequency Limit Value)制御)を説明するための図であり、図9、10は出力リミット値制御を説明するための図である。
周波数制御は、高周波電源装置の出力周波数を周波数変更するによって、負荷のインピーダンス変動に対してインピーダンス整合を行うインピーダンスマッチング制御であり、負荷から高周波電源装置に戻る反射波電力を低減させ、高周波電源装置から負荷への電力供給を制御する。
位相制御工程は、制御開始時において、高周波電源装置の位相状態に基づいて、周波数変更の周波数を増加又は減少させる周波数の掃引方向を定める。
周波数制御の制御目標は反射係数Γの絶対値|Γ|を極小とすることであるが、反射係数Γの絶対値|Γ|は位相φが0°において必ずしも極小とはならない。そこで、位相制御工程によって反射係数Γの位相φを0°に向かって周波数掃引を開始させた後、反射電力制御によって反射係数の絶対値|Γ|が極小となるように周波数を制御する。
位相制御工程及び反射電力制御工程で求めた周波数を維持して出力を負荷に供給する。その後、負荷側等が変動するとインピーダンス整合が適正な状態から外れることになる。このような場合に、再制御工程によって位相制御工程S1と反射電力制御工程S2とを繰り返して、再度適切な周波数ωを求めて、インピーダンス整合を行う。再制御工程では、位相制御工程及び反射電力制御工程で得られた周波数における反射係数、反射量を極小値として記憶しておき、以後に得られる反射係数、反射量がしきい値を越えた場合には、再制御を行う。
図6(a)はインピーダンスが整合した状態を示している。インピーダンスの整合状態では、高周波増幅器は反射係数Γが小さい基準周波数ωoにおいて高周波数波電力を出力する。インピーダンス整合状態の反射係数Γは小さいため、反射波電力のフィードバック値REF-FBは小さくなり、進行波電力指令値FWD-COは負荷電力指令値LOAD-COとほぼ同等と見なせる値となり、進行波電力のフィードバック値FWD-BFは負荷電力指令値LOAD-CO(進行波電力指令値FWD-CO)に近い値となる。以下、進行波電力と進行波電力フィードバック値とをFWD-BFで表し、反射波電力と反射波電力フィードバック値とをREF-BFで表す。進行波電力FWD-BFから反射波電力REF-BFを減算した電力(FWD-BF-REF-BF)は負荷電力であり、負荷に実効的に供給される実効電力である。
図6(b)は、基準周波数ωoを制御周波数とした状態において、インピーダンスが整合状態から不整合状態に遷移した状態を示している。負荷変動等によりインピーダンス整合状態から外れ、インピーダンス不整合状態となると反射係数Γの周波数特性が変化し、反射係数Γが最小となる周波数は基準周波数ωoから外れる。図6(b)では、反射係数Γの特性曲線が低周波数側に遷移した状態を示している。反射係数Γの遷移により基準周波数ωoでの反射係数Γが増加すると、反射波電力REF-FBが増加する。反射波電力REF-FBの増加に伴い、進行波電力フィードバック値FWD-FBが増加する。このとき、進行波電力フィードバック値FWD-FBは進行波電力閾値を超え、反射波電力フィードバック値REF-FBは反射波電力閾値を超える。
周波数制御により、制御周波数は基準周波数ωoから制御周波数ω1に変化する。図6(c)は、制御周波数ω1における周波数制御の状態を示している。制御周波数ω1の反射係数Γは基準周波数ωoの反射係数Γよりも小さくなり、反射波電力REF-FBが減少する。反射波電力REF-FBの減少に伴い、進行波電力フィードバック値FWD-FBも減少する。図6(c)に示す状態は、依然として、進行波電力フィードバック値FWD-FBが進行波電力閾値を超え、反射波電力フィードバック値REF-FBが反射波電力閾値を超えた状態にある。
周波数制御により、制御周波数は基準周波数ω1から制御周波数ω2に変化する。図6(d)は、制御周波数ω2における周波数制御の状態を示している。制御周波数ω2の反射係数Γは基準周波数ω1の反射係数Γよりもさらに小さくなり、反射波電力フィードバック値REF-FBも減少する。反射波電力フィードバック値REF-FBの減少に伴い、進行波電力フィードバック値FWD-FBもさらに減少する。図6(d)に示す状態において、反射波電力フィードバック値REF-FBは最小の状態になる。
S2cの工程において、サンプリングのタイミングを異にして得られた反射係数Γ(k-1)と反射係数Γ(k)とを比較し、後のサンプリング(k)で得られたΓ(k)が1サンプリング前のサンプリング(k-1)で得られたΓ(k-1)を越えた場合(Γ(k-1)<Γ(k))には、周波数掃引を続けると反射係数Γは大きくなると判断し、S2dの工程において、次のサンプリング(k+1)でΓ(k+1)=Γ(k-1)として制御を完了する。図7中のチューニング周波数付近において、周波数のりターン箇所はこのS2dの工程を示している。
次に、周波数リミット値制御(FLV制御;Frequency Limit Value制御)について説明する。以下、図5のフローチャート、及び図8の説明図に基づいて説明する。
図8(a)において、斜線を付した周波数範囲は進行波電力リミット状態にある領域を示している。進行波電力リミット状態にある場合には、出力周波数ωが内側にシフトして(S12)進行波電力リミット状態を解除し、その時の周波数ωsを周波数リミット値ωLimitとする(S13、S14)。
図8(b)において、斜線を付した周波数範囲は進行波電力リミット状態にない領域を示している。進行波電力リミット状態にない場合には、周波数リミット値ωLimitを予め設定しておいた最大周波数のωmaxに戻し(S18)、周波数ωmaxを周波数リミット値ωLimitとする(S19)。
周波数リミット値制御、出力リミット値制御、及び出力制御の動作例を、図9,10の周波数特性変化の一例に基づいて説明する。ここでは、出力指令値を負荷電力指令値とし、進行波電力値を出力値として出力制御を行う例とし、このときの周波数リミット値制御、及び出力リミット値制御を示している。なお、図9,10に示す周波数特性変化は模式的に示したものであり、実際の周波数特性変化を示すものではない。
インピーダンス整合状態を示す図9(A),(B)において、図9(A)は出力値が進行波電力リミット値よりも大きい場合を示し、図9(B)は出力値が進行波電力リミット値未満の場合を示している。なお、図9(A),(B)に示す進行波電力リミット値の周波数特性は、周波数リミット値で定まる周波数範囲[ω-,ω+]において進行波電力リミット値FWD-Limitが等しい値に設定される例を示し、破線で示される進行波電力リミット値FWD-Limitは周波数範囲[ω-,ω+]の全範囲において同一の値である。
(A1)は、出力値である進行波電力値が進行波電力リミット値を超える状態を示している。出力(進行波電力(FWD))リミット値制御は、進行波電力FWD-FBが進行波電力リミット値FWD-Limitよりも大きい場合に、進行波電力リミット値FWD-Limitの値を制御値として、制御値に制限を加える。
(A2)は、制御値を進行波電力リミット値FWD-Limitに制限した状態を示している。制御値は、周波数範囲[ω-,ω+]の全範囲において破線で示される進行波電力リミット値FWD-Limitに制限される。
(A3)は、進行波電力リミット値FWD-Limitに制限された制御値に基づいて行われる出力制御(進行波電力制御)の状態を示している。
進行波電力(FWD)リミット制御で得られた制御値に基づいて出力制御が行われることにより、反射波電力フィードバック値REF-FBは反射波電力閾値以下に抑制される。図示する進行波電力フィードバック値FWD-FB及び反射波電力フィードバック値REF-FBは、周波数リミット値制御による周波数リミット値、及び進行波電力リミット値制御による進行波電力リミット値に制限された制御値に基づいて出力制御された一例を示している。
(B1)は、出力値である進行波電力値が進行波電力リミット値以下である状態を示している。なお、(B)は、(A)と同様に、破線で示される進行波電力リミット値FWD-Limit値は、周波数リミット値で定まる周波数範囲[ω-,ω+]の全範囲において同一の値に設定される。
(B2)は、進行波電力リミット値による制限が加えらない制御値の基づく制御状態を示している。出力(進行波電力(FWD))リミット値制御は、進行波電力FWD-FBが進行波電力リミット値FWD-Limitよりも小さい場合には制御値に制限を加える必要はない。制御値は、負荷電力指令値LOAD-COに基づいて定まる。
(B3)は、制御値に基づいて行われる出力制御(進行波電力制御)の状態を示している。出力制御は、負荷電力指令値LOAD-COによる制御値に基づいて行われる制御値は進行波電力リミット値FWD-Limit未満であるため、制御値に基づいて出力制御を行うことにより、反射波電力フィードバック値REF-FBは反射波電力閾値以下に抑制される。図示する進行波電力フィードバック値FWD-FB及び反射波電力フィードバック値REF-FBは、制御値に基づいて出力制御された一例を示している。なお、上記した進行波電力値と進行波電力リミット値との比較において、両者の値が等しい場合の選択は(A)又は(B)の何れで行ってもよい。
インピーダンス不整合状態を示す図10(A),(B)は、何れも進行波電力値が進行波電力リミット値よりも大きい場合を示している。図10(A)は周波数範囲内において進行波電力リミット値が同一の値に設定されるフラットな周波数特性例を示し、図10(B)の周波数特性例は、図10(A)の周波数範囲よりも広い周波数範囲内において進行波電力リミット値が異なる値で設定された傾斜特性を有した周波数特性例を示している。なお、図10の進行波電力及び反射波電力の周波数特性は、インピーダンス不整合により基準周波数ωoを最小とすることなく、高周波数から低周波数に向かって傾斜する周波数特性を有する例を示している。
破線で示す進行波電力リミット値FWDlimitは、進行波電力リミット値が設定される周波数範囲内[ω-,ω+]の全範囲において進行波電力リミット値FWDlimitが同一値である周波数特性例である。
(A1)は、出力値である進行波電力値が進行波電力リミット値を超える状態を示している。出力(進行波電力(FWD))リミット値制御は、進行波電力FWD-FBが進行波電力リミット値FWD-Limitよりも大きい場合に、進行波電力リミット値FWD-Limitの値を制御値として、制御値に制限を加える。
(A2)は、制御値を進行波電力リミット値FWD-Limitに制限した状態を示している。制御値は、周波数範囲[ω-,ω+]の全範囲において破線で示される進行波電力リミット値FWD-Limitに制限される。
(A3)は、進行波電力リミット値FWD-Limitに制限された制御値に基づいて行われる出力制御(進行波電力制御)の状態を示している。進行波電力(FWD)リミット制御で得られた制御値に基づいて出力制御が行われることにより、反射波電力フィードバック値REF-FBは反射波電力閾値を下回る方向に向かって低減し、反射波電力閾値以下に抑制される。図示する進行波電力フィードバック値FWD-FB及び反射波電力フィードバック値REF-FBは、周波数リミット値制御による周波数リミット値、及び進行波電力リミット値制御による進行波電力リミット値に制限された制御値に基づいて出力制御された一例を示している。
広い周波数範囲において出力リミット値制御を行うために、基準周波数ωo近傍の周波数については進行波電力リミット値を大きな値に設定し、基準周波数ωoからのずれが大きい周波数については進行波電力リミット値を小さな値に設定して、進行波電力リミット値を非フラットな周波数特性とする。(B)の非フラットな周波数特性例は、(A)の周波数範囲よりも広い周波数範囲内において進行波電力リミット値が異なる値で設定された傾斜特性を有した周波数特性例を示し、破線で示す進行波電力リミット値は進行波電力リミット値の周波数範囲[ω-,ω+]において、基準周波数ωoの近傍では同一値とし、その外側のω-,ω+に向かって減少する値である。
(B1)に示す周波数特性では、周波数範囲が広いため、反射波電力REF-FBが反射波電力閾値(一点鎖線で示す)を超え、過剰な反射波電力が発生する場合がある。(B1)では高周波数域において反射波電力REF-FBは反射波電力閾値を超えている。
次に、周波数リミット値制御として、出力指令が負荷電力指令である制御について、図11のフローチャート、及び図12の進行波電力リミット値制御の電力状態図を用いて説明する。ここでは、負荷電力指令値に基づいた進行波電力制御による出力制御を例として説明する。図11のフローチャートのS31~S39は周波数リミット値制御を示し、図5に示したフローチャートのS11~S20の周波数リミット値制御に対応する。また、図11のフローチャートのS41~S45はFWDリミット値制御を示し、図5に示したフローチャートのS20の周波数リミット値制御に対応する。
進行波電力リミット値が設定されたFWDリミット状態にある場合には、進行波電力リミット値の設定が外れるまでFWDリミット状態にある周波数を周波数範囲内の基準周波数ωoに向かってシフトし(S32)、進行波電力リミット状態を解消し、動作中の周波数ωsを格納する(S33)。(図12(a)のS32,S33)。格納した周波数ωsを周波数リミット値ωLimitとして設定する。これにより周波数範囲[-ωLimit,+ωLimit]が設定される(S34,図12(a)のS34)。その後、周波数制御、及びFWDリミット値制御を経てFWD制御に戻る。
S31の工程においてFWDリミット動作状態にないと判定された場合には、S35~S39の工程により、周波数リミット値ωLimitの設定を行う。
出力リミット値制御(FWDリミット値(進行波電力リミット値))を設定する制御はS41~S45により行われる。制御周波数は周波数範囲の周波数端の周波数±ωLimitからシフトする。制御周波数のシフトは、周波数範囲の高周波数端+ωLimitからの低周波数側に向かうシフト、あるいは周波数範囲の低周波数端-ωLimitからの高周波数側に向かうシフトの何れかを選択することができる(S41、図12(b),(e)のS41)。制御周波数のシフトにおいて、シフト時の周波数ωsについて設定された進行波電力リミット値FWD-limitを読み出す(S42、図12(b)のS42)。
図12(b),(c)及び図12(e),(f)は、FWDリミット状態にある場合及びFWDリミット状態にない場合について、周波数制御及びリミット制御を示している。なお、FWDリミット状態にある場合において、図12(b)は出力値≧進行波電力リミット値FWD-Limitの場合を示し、図12(c)は出力値<進行波電力リミット値FWD-Limitの場合を示している。また、FWDリミット状態にない場合において、図12(e)は出力値≧進行波電力リミット値FWD-Limitの場合を示し、図12(f)は出力値<進行波電力リミット値FWD-Limitの場合を示している。
図12(b)はFWDリミット状態であって、出力値≧進行波電力リミット値FWD-Limitの場合の周波数制御の一例を示している。S34で得られた周波数リミット値ωsから周波数制御を行う。この周波数ωsでの出力値は進行波電力制限値FWD-Limitを超えた値であるため(S43)、進行波電力制限値FWD-Limitを制限値として出力制御を行う(S45)。
図12(c)はFWDリミット状態であって、出力値<進行波電力リミット値FWD-Limitの場合の周波数制御の一例を示している。FWDリミット状態にある場合には、S34で得られた周波数リミット値ωsから周波数制御を行う。この周波数ωsでの出力値は進行波電力制限値FWD-Limitを超えない値であるため(S43)、進行波電力制限値FWD-Limitによる制限を加えることなく出力制御を行う(S44)。
図12(e)はFWDリミット状態にない場合であって、出力値≧進行波電力リミット値FWD-Limitの場合の周波数制御の一例を示している。S39で得られた周波数リミット値ωmaxから周波数制御を行う。この周波数制御で得られた出力値は進行波電力制限値FWD-Limitを超えた値であるため(S43)、進行波電力制限値FWD-Limitを制限値として出力制御を行う(S45)。
図12(f)はFWDリミット状態にない場合であって、出力値<進行波電力リミット値FWD-Limitの場合の周波数制御の一例を示している。S39で得られた周波数リミット値ωsから周波数制御を行う。この周波数制御で得られた出力値は進行波電力制限値FWD-Limitを超えない値であるため(S43)、進行波電力制限値FWD-Limitによる制限を加えることなく出力制御を行う(S44)。
次に、FWDリミット値制御とREFリミット値制御の切替えについて、図13を用いて説明する。
図13(a)において、一点鎖線で示す周波数よりも低い周波数範囲では、反射波電力REF-FBは反射波電力リミット値REF-Limitを超えない値であるため、進行波電力リミット値に制限した制御値を用いて出力リミット値制御を行う。一方、一点鎖線で示す周波数よりも高い周波数範囲では、反射波電力REF-FBは反射波電力リミット値REF-Limitを超える値であるため、反射波電力リミット値に制限した制御値を用いて反射波リミット値制御を行う。
次に、負荷電力指令値の切替えた場合の制御例について図14~図18を用いて説明する。以下、3つの切替え例について示す。切替え例1は、負荷電力を小電力から大電力に切替える例であり、切替え例2,3は、負荷電力を大電力から小電力に切替える例である。切替え例2,3は制御を開始する周波数が異なる例を示している。なお、ここで、大電力と小電力の大小は電力の大きさを比較するための表記であり、電力値の絶対値について特定されるものではない。ここでは、小電力を200Wとし大電力を600Wとする例を示す。なお、図14,17,18において、横軸に示す%Freqは基準周波数からのずれの程度を表すものであり、基準周波数を0%Freqとし、基準周波数からずれた周波数分を基準周波数に対して%表示で示している。
図14~図16は切替え例1を示している。切替え例1では、負荷レシピP1から負荷レシピP2に切替える例であり、図14において、負荷レシピP1は丸文字1から丸文字3の順に従って制御され、丸文字4において負荷レシピP1から負荷レシピP2への切替えが行われ、負荷レシピP2は丸文字5から丸文字7の順に従って制御される。
負荷レシピP2において、周波数制御により周波数は反射波電力が低減する方向に変化する(S107)。
図17は切替え例2を示している。切替え例2では、負荷レシピP2から負荷レシピP1に切替える例であり、負荷レシピP2は丸文字1から丸文字2の順に従って制御され、丸文字2から丸文字3の間において負荷レシピP2から負荷レシピP1への切替えが行われ、負荷レシピP1は丸文字3から丸文字5の順に従って制御される。なお、切替え例2において制御を開始する周波数は切替え例1の開始周波数と同じ例を示している。
図18は切替え例3を示している。切替え例3は切替え例2と同様に、負荷レシピP2から負荷レシピP1に 切替える例であるが、制御を開始する周波数が異なっている。切替え例2では、負荷レシピP2は丸文字1から丸文字4の順に従って制御され、丸文字4から丸文字5の間において負荷レシピP2から負荷レシピP1への切替えが行われ、負荷レシピP1は丸文字5から丸文字7の順に従って制御される。
本発明の高周波電源装置の詳細な構成例を図19に基づいて説明する。高周波電源装置1は、直流電源2、高周波増幅器3、変圧器7、高周波フィルタ8、高周波センサ4、整合器5、及び制御器10を備え、出力を負荷6に供給する。
以下、出力リミット値の例について図20~22を用いて説明する。出力リミット値は基準周波数を含む周波数範囲内に設定され、周波数特性は周波数範囲内の基準周波数に対して対称又は非対称に設定することができる。
基準周波数に対して高周波数側と低周波数側の出力指令値の周波数特性が同様と見なせる場合には、の周波数特性は周波数範囲内の基準周波数に対して対称に設定することができる。
制御周波数が基準周波数よりも高い周波数の出力指令値の周波数特性と、制御周波数が基準周波数よりも低い周波数の出力指令値の周波数特性とが異なる周波数特性となる場合がある。出力指令値の周波数特性が基準周波数に対して非対称であるときには、出力リミット値の周波数特性は周波数範囲内の基準周波数に対して非対称に設定することができる。
2 直流電源
3 高周波増幅器
4 高周波センサ
5 整合器
6 負荷
7 変圧器
8 高周波フィルタ
10 制御器
10A 出力制御部
10B インピーダンスマッチング制御部
10C 駆動制御部
10AA 出力制御部
10AB リミット制御部
10Aa 出力制御部
10Ab 出力リミット値制御部
10Ba 周波数制御部
10Bb 周波数リミット値制御部
10Ca ホールド回路
10Cb 制御値誤差増幅回路
10Cc 駆動回路
10Ab-c~10Ab-h 演算部
10Ab-2、10Ab-3 演算部
10a 進行波電力指令値
10b 負荷電力指令値
10c 出力(Vpp)電圧リミット値
10d 進行波電力リミット値
10e 反射波電力リミット値
10f 直流電圧リミット値
10g 直流電流リミット値
10h 損失電力リミット値
FWD 進行波電力
FWD-CO 進行波電力指令値
FWD-BF 進行波電力フィードバック値
FWD-limit 進行波電力リミット値
FWDmonitor 進行波電力モニタ値
Idc-CO 直流電流指令値
Idc-FB 直流電流フィードバック値
Loss-limit 損失電力リミット値
Loss- CO 負荷電力指令値
Loss 損失電力
Pcommand1 出力指令値
Pcommand2 出力指令値
Pdc-FB 直流電源電力のフィードバック値
Plimit 上限値
Pout 出力
REF 反射波電力
REF-CO 反射波電力指令値
REF-BF 反射波電力フィードバック値
REFmonitor 反射波電力モニタ値
Vdc-CO 直流電圧指令値
Vdc-FB 直流電圧フィードバック値
Vpp 出力電圧
Vpp-CO 出力電圧指令値
Vpp-FB 出力電圧フィードバック値
Γ 反射係数
Δ 差分
Δhigh 所定周波数幅分
Δlow 所定周波数幅分
ΔFWD 差分
ΔFWDset 閾値
ΔREF 差分
ΔREFset 閾値
ω 制御周波数
ωo 基準周波数
Claims (8)
- 負荷に高周波電力を供給する高周波電源装置の制御方法において、
直流―交流変換により高周波電力を出力する高周波増幅器の出力を出力指令に基づいて制御する出力制御と、
前記高周波増幅器と負荷との間のインピーダンスを整合するインピーダンスマッチング制御を備え、
前記インピーダンスマッチング制御は、
(A)前記高周波増幅器のフィードバック信号に基づいて制御周波数を変動させてインピーダンス整合を行う周波数制御と、
(B)出力制御において、出力指令値の上限を制限する出力リミット状態にあるか否かを判定して周波数リミット値を設定し、前記周波数制御の周波数範囲を規定する周波数リミット値を定める周波数リミット値制御と、
を備え、
(C)前記周波数制御は、前記周波数リミット値制御で定められた周波数リミット値の周波数範囲内において前記高周波増幅器の周波数を制御し、
前記出力制御は、
(D)前記周波数範囲において、出力を制限する出力リミット値を定める出力リミット値制御を備え、
(E)前記出力リミット値制御で定められた出力リミット値を上限とする出力指令値により前記高周波増幅器の出力を制御し、
(F)前記出力制御と前記インピーダンスマッチング制御とは個別に独立した制御である、
高周波電源装置の制御方法。 - 前記出力指令は、負荷に供給する実効的な負荷電力(LOAD電力)、又は高周波電源装置から負荷に向けて供給する進行波電力である、
請求項1に記載の高周波電源装置の制御方法。 - 前記出力制御は、連続する制御過程において、前記出力指令の指令値を複数段階で切り替え自在である、
請求項1又は2に記載の高周波電源装置の制御方法。 - 前記出力リミット値制御において、前記高周波増幅器の出力指令値が出力リミット値を超えたとき、出力指令値を出力リミット値に置き換えることにより出力指令値を制限する、
請求項1から3の何れか一つに記載の高周波電源装置の制御方法。 - 前記フィードバック信号は、前記高周波増幅器の進行波電力、反射波電力、出力電圧、直流電圧、直流電流の少なくとも何れか一つの信号であり、
前記出力リミット値は、それぞれ前記各フィードバック信号に対応して設定された、進行波電力リミット値、反射波電力リミット値、出力電圧リミット値、直流電圧リミット値、直流電流リミット値、及び/又は損失電力リミット値であり、
各制御周波数において、前記出力指令値が出力指令リミット値を超えるときには、前記出力指令値を当該出力リミット値に制限し、制限された出力指令値により高周波増幅器の出力を制御する、請求項1から4の何れか一つに記載の高周波電源装置の制御方法。 - 前記出力リミット値の周波数特性は、前記周波数範囲内の基準周波数に対して対称であることを特徴とする、
請求項1から5の何れか一つに記載の高周波電源装置の制御方法。 - 前記出力リミット値の周波数特性は、前記周波数範囲内の基準周波数に対して非対称であり、
前記非対称は、高周波増幅器の増幅の周波数特性、及び負荷インピーダンスの周波数特性に対応した周波数特性である、
請求項1から5の何れか一つに記載の高周波電源装置の制御方法。 - 負荷に高周波電力を供給する高周波電源装置において、
前記高周波電力を出力する高周波増幅器と、
前記高周波増幅器の出力を出力制御する出力制御部と、
前記高周波増幅器と負荷とのインピーダンスを整合するインピーダンスマッチング制御部と、を備え、
前記インピーダンスマッチング制御部は、
(a)前記高周波増幅器のフィードバック信号に基づく周波数制御により制御周波数を変動させてインピーダンス整合を行う周波数制御部と、
(b)出力制御において、出力指令値の上限を制限する出力リミット状態にあるか否かを判定して周波数リミット値を設定し、前記周波数制御の周波数範囲を規定する周波数リミット値を定める周波数リミット値制御部と、
を備え、
前記周波数制御部は、
(c)前記周波数リミット値制御部で定められた周波数リミット値の周波数範囲内において前記高周波増幅器の周波数を制御し、
前記出力制御部は、
(d)前記周波数範囲において前記出力制御部の出力制御値を制限する出力リミット値を定める出力リミット値制御を備え、
(e)前記出力リミット値制御で定められた出力リミット値を上限とする出力指令値により前記高周波増幅器の出力を制御し、
前記出力制御部と前記インピーダンスマッチング制御部とは、
(f)個別に独立した制御である、
高周波電源装置。
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