JPH10257774A - 高周波電源装置 - Google Patents

高周波電源装置

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JPH10257774A
JPH10257774A JP9070435A JP7043597A JPH10257774A JP H10257774 A JPH10257774 A JP H10257774A JP 9070435 A JP9070435 A JP 9070435A JP 7043597 A JP7043597 A JP 7043597A JP H10257774 A JPH10257774 A JP H10257774A
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JP
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power supply
output
frequency
waveform
frequency amplifier
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JP9070435A
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Koichi Nagai
孝一 永井
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Horiba Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高周波電源装置の電源幹線に流れる高調波電
流を可及的になくすことがきる高周波電源装置を提供す
る。 【解決手段】 交流電源2を全波整流して得られる整流
電圧VDCを直流電源VCCとして高周波増幅器5に直接供
給する一方、整流電圧波形VDCによって変調された高周
波発振信号を高周波増幅器5にドライブ信号Dとして供
給することにより、電源幹線に流れる電流IACの高調波
成分をなくすように制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は例えば高周波誘導加
熱に用いられる高周波電源装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より用いられる高周波電源装置は図
5に示すように構成されている。図5において、20は
高周波電源装置で、この高周波電源装置20は、交流電
源21(電源幹線)からの電力を任意の位相角で点弧す
るサイリスタ22と、サイリスタ22の制御回路23
と、変圧器24と、変圧された交流電源を直流(電圧が
DC)に整流する整流ブリッジ25と、高周波成分を吸
収させるためのチョークコイル26と、このチョークコ
イル26により平滑された出力を電源VCCとして高周波
の電力を出力する高周波発振器27とから成っている。
【0003】前記高周波増幅器27には負荷としてワー
クコイル28が接続されており、このワークコイル28
に供給される高周波の電力によって誘導加熱炉29内の
試料を加熱する。誘導加熱炉29には酸素が供給され
て、誘導加熱炉29内の試料を燃焼させ、燃焼ガスを例
えば非分散型赤外線分析計などの分析器で分析すること
により、試料中に含まれる成分を分析することができ
る。つまり、出力電力設定信号Pinに従って制御回路2
3がサイリスタ22の点弧角を調整し、このサイリスタ
22が導通している期間のみ電源幹線に電流IACが流れ
ることにより、電力の調整をしている。
【0004】図6は従来の他の高周波電源装置30の例
を示している。この図において、高周波電源装置30
は、交流電源21からの電圧VACを変圧する変圧器24
と、この変圧器24の出力を整流する整流ブリッジ25
と、整流された直流を平滑するコンデンサ31と、この
平滑された直流電力(電圧がVDC)が電源VCCとして供
給される高周波増幅器32と、この高周波増幅器32に
よって出力する高周波の電力制御を行なうドライブ波形
Dを出力する出力電力制御部33と、この出力電力制御
部33に一定振幅の高周波発振信号Oを供給する発振部
34とからなっている。
【0005】つまり、この例の高周波増幅器32は自ら
発振するのではなく、高周波のドライブ波形Dに合わせ
てワークコイル6に高周波の電力を出力するものであ
り、前記出力電圧制御部33は発振部33からの高周波
発振信号Oによって出力電力設定信号入力Pinを変調し
てドライブ波形Dを出力するものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、図5に示す
ように、サイリスタ22による位相制御を使用した場合
には、サイリスタ22に流れる交流電流IACは、正弦波
の一部分であり、非常に大きな高調波成分を含んでい
る。つまり、サイリスタ22により発生する高調波成分
を電源幹線に確実に流してしまうことになる。そして、
電源幹線に高調波電流が流れた場合には無効電流が流れ
て電源幹線に接続される他の機器に発熱の問題が生じた
り、通信線にノイズを発生させたり、リレー回路などの
誤動作を発生することがある。
【0007】また、図6に示すような整流後平滑回路を
使用した電源装置では、整流ブリッジ25の下流側に平
滑用のコンデンサ31を挿入しているために、電源幹線
電圧VACのピーク近傍でのみ大きな交流電流IACが流れ
るという欠点がある。そして、この場合も非常に大きな
高調波電流が流れるという欠点があった。
【0008】この発明は、上述の事柄に留意してなされ
たもので、高周波電源装置の電源幹線に流れる高調波電
流を可及的になくすことがきる高周波電源装置を提供す
ることを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、第1発明の高周波電源装置は、交流電源を全波整流
して得られる整流電圧を直流電源として高周波増幅器に
直接供給する一方、整流電圧波形によって変調された高
周波発振信号を高周波増幅器にドライブ信号として供給
することにより、電源幹線に流れる電流の高調波成分を
なくすように制御することを特徴としている。
【0010】第2発明の高周波電源装置は、交流電源を
全波整流して得られる整流電圧を直流電源として高周波
増幅器に直接供給する一方、前記高周波増幅器のバイア
スを整流電圧波形によって調整することにより、電源幹
線に流れる電流の高調波成分をなくすように制御するこ
とを特徴としている。
【0011】上記各高周波電源装置によれば、整流ブリ
ッジに流れる電流の波形が整流電圧波形と相似の波形
(振幅が電力に比例する大きさで、形状が同じ波形)と
なるように制御することにより、電源側から見た高周波
電源装置の負荷は純抵抗となり、電源幹線に高調波電流
を流すことがなくなる。そして、ドライブ波形の大きさ
(振幅)を進行波電力の大きさに応じて調整することに
より、高調波成分を含む交流電流を電源幹線に流すこと
なく、出力する電力の調整を任意に行うことが可能とな
る。
【0012】また、上記高周波電源装置において、前記
高周波増幅器から出力される進行波電力、出力電圧、出
力電流および前記高周波増幅器に流れる直流電流のうち
少なくとも一つをフィードバック制御に用いてもよい。
【0013】上記フィードバック制御を用いることによ
り、整流ブリッジの出力側に流れる電流波形が確実に整
流電圧波形に相似となるように制御することができ、電
源幹線に流れる電流の高調波成分を最小限に抑えること
ができる。
【0014】さらに、上記高周波電源装置において、前
記高周波増幅器から出力される進行波電力、出力電圧、
出力電流および反射波電力のうち少なくとも一つをリミ
ッタに入力し、限界値を越える場合に異常発生を検知
し、高周波増幅器の出力を抑制してもよい。
【0015】上記リミッタが作動することにより、高周
波電源装置および高周波電源装置を組み込んだ機器の破
壊を未然に防ぐことができる。また、本発明の高周波電
源装置を試料抽出炉の電源として用いた赤外線分析計を
形成し、これを用いて実験を行なう場合には、実験者は
試料の抽出不良による不正確な分析結果に基づいた判断
をする事がなくなる。
【0016】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係る高周波電源装
置1の一例を示す図で、この図において、1は高周波電
源装置で、2は交流電源、4はこの交流電源2に接続さ
れた整流ブリッジ、5は高周波増幅部、6は負荷である
ワークコイル、7はるつぼ、8は前記高周波増幅部5に
対する出力電力の制御部、9は高周波発振部である。ま
た、本発明の高周波電源装置1は上記構成に加えて整流
ブリッジ4から出力される直流電力の電圧波形の検出部
10と、高周波増幅部5からワークコイル6に供給され
る進行波電力Pf の検出部11と、これら検出部10,
11の出力信号および外部から入力される出力電力設定
信号Pinを用いて前記出力電力制御部8に変調信号Sを
出力する制御部12とを有している。
【0017】前記制御部12は、2つの乗算器12a,
12bと差動増幅器12cとからなり、前記検出部1
0,11の出力信号および出力電力設定信号Pinを用い
て高周波電源装置1から出力される電力を調節する。
【0018】以下、前記高周波電源装置1の動作を図2
の波形図を参照しながら説明する。図2(A)は、電源
幹線2(交流電源)から供給された交流を整流ブリッジ
4で整流した整流電圧波形VDCを示しており、この脈流
電圧VDCを直接高周波増幅部5の直流電源VCCとして供
給している。前記整流された整流電圧波形VDCは、前記
電源電圧検出部10で検出されて制御部12内の乗算回
路12aによって図2(B)に示す出力電力設定信号P
inと掛け算されて、図2(C)に示す出力制御波形S0
を出力する。したがって、乗算回路12aの出力S
0 は、整流電圧波形VDCと相似の波形(すなわち、本例
の場合正弦波の全波整流波形)であり、その振幅は出力
電力設定信号Pinに追従して変化する。
【0019】上記実施形態における出力電力検出部11
は進行波電力Pf を平方根の大きさで出力するので、こ
の出力電力検出部11からの出力波形を制御部12内の
乗算回路12bによって2乗にして、進行波電力波形P
f を算出した後に、この進行波電力波形Pf が前記出力
制御波形S0 〔図2(C)に示す波形〕と同じになるよ
うにフィードバックされる。そして、演算増幅器12c
によって前記出力制御波形S0 から進行波電力波形Pf
を減算して増幅し、これを変調信号Sとして用いる。す
なわち、本例の高周波電源装置1は進行波電力波形Pf
によってフィードバック制御される例を示している。
【0020】前記変調信号Sは、出力電力制御部8や高
周波増幅器5およびワークコイル6などの回路構成に従
って、幾らか歪まされるものの、ほぼ出力制御波形S0
と相似の形状になる。そして、発振部9で発生した一定
振幅の高周波信号O〔図2(D)参照〕は、前記変調信
号Sによって出力電力制御部8内で変調されて、図2
(E)に示すドライブ波形D(すなわち、整流電圧波形
DCによって変調された高周波発振信号)を出力する。
つまり、高周波増幅器5から出力される進行波電力波形
f はドライブ波形Dの振幅の変動に従って、整流電圧
波形VDCの脈動に合わせて周期的に変動する。
【0021】したがって、高周波増幅部5の出力側に接
続されるワークコイル6の進行波電力波形Pf の大きさ
(振幅)は、図2(C)に示す出力制御波形S0 と同一
の形状となり、結果的に高周波増幅部5の直流電源VCC
に流れる直流電流波形IDCは、図2(F)に示すように
出力制御波形S0 とほぼ同一の波形となる。
【0022】ここで、図2(A)に示す整流電圧波形V
DCを、図2(F)に示す直流電流波形IDCと比較する
と、両者は相似形(個々の波形が両者とも正弦波の絶対
値の形状で、その振幅のみ異なっている形状)である。
すなわち、電源幹線から見た交流電圧VACおよび交流電
流IACは図2(G)および図2(H)のように変化し
て、高周波電源装置1の全負荷は純抵抗となり、電源幹
線に高周波電流が流れない。また、本例によれば、高周
波電源装置1の力率を100%にすることが可能であ
り、無効電力が全くなくなり、必要電力量(VA)を約
半分に低減できる。
【0023】なお、上述の説明において、図2(A)〜
(F)に示す各波形の変化する速さの違いは、図示して
説明できる程度にして示しているが、実際には、電源周
波数(電圧波形VDC,VAC、電流波形IDC,IACおよび
出力制御波形S0 の変化する周波数)は50〜60Hz
であるから33〜40ms毎に変化するのに対し、出力
電力設定信号Pinは数秒程度で変化する。一方、高周波
信号Oおよびドライブ波形Dは20MHz程度であるの
で、50ns程度で変化するものである。したがって、
出力電力設定信号Pinの大きさが変化する瞬間に、整流
電圧波形VDCと直流電流波形IDCが相似でなくなること
によって生じる高調波電流や、ワークコイル6等の回路
が持つリアクタンスによる直流電流IDCの遅れは無視で
きるほど小さいことはいうまでもない。
【0024】図3は、本発明の別の実施例を示してお
り、図3に示す高周波電源装置1において図1の高周波
電源装置1と異なる点は、高周波発振部9の出力信号で
ある高周波信号Oを出力電力制御部8で変調することな
くそのままドライブ波形Dとして高周波増幅器5に入力
した点と、制御部12から出力される変調信号Sを用い
て高周波増幅器5のバイアス電圧VB を変動させている
点である。
【0025】前記バイアス電圧VB は高周波増幅器5の
高周波信号入力側のトランス5aの二次側巻線に加えら
れるものである。また、このトランス5aの二次側には
増幅用のFET5b,5c,トランス5d,コンデンサ
5eが接続されている。したがって、たとえトランス5
aの一次側に一定振幅の高周波信号Oが入力されていて
も、バイアス電圧VB を整流電圧波形VDCによって調節
することにより、ワークコイル6に供給される電力ひい
ては電流IDCを随時変動させることができる。
【0026】つまり、高周波増幅器5に流れる直流電流
DCが整流電圧波形VDCと相似形となるように調整する
ことにより、交流電流IACの高調波成分をなくすように
制御することが可能となり、図1に示す高周波電源装置
1と同様の効果を得ることができる。なお、前記高周波
電源装置1においては、ドライブ信号Dの大きさを一定
に設定しているが、本発明はこれに限られるものではな
く、ドライブ信号Dの大きさも随時調節するようにして
もよいことは言うまでもない。
【0027】上述の各例は高周波増幅器5から出力され
る進行波電力波形Pf をフィードバックすることによ
り、ワークコイル6に出力される進行波電力Pf を調整
し、高周波電源装置1の高周波電流の発生を抑止してい
る。しかしながら、本発明はこれに限られるものではな
く、高周波増幅器5からワークコイル6に出力される出
力電圧VO や出力電流IO および高周波増幅器5に供給
される直流電流IDCなどのうち少なくとも一つをフィー
ドバックしても高周波電源装置1の高周波電流の発生を
抑止することができる。また、これらの場合には、高周
波増幅器5の出力側に出力電圧検出部や、出力電流検出
部を設けたり、整流回路4の下流側に直流電流IDCの検
出部を設ける必要があることはいうまでもない。
【0028】図4は本発明のさらに他の実施例を示すも
のであり、この高周波電源装置1は、図1に示す高周波
電源装置1の制御部12に反射波電力Pr 、出力電圧V
O および出力電流IO による制限値を設けて、リミッタ
を形成した例を示している。したがって、この図におい
て、図1と同一の符号が付された部材は同一または同等
の部材であるので、その詳細な説明を省略する。なお、
以下に示すリミッタを図3に示す高周波電源装置1にも
同様に設けることも可能である。
【0029】図4において、13は出力電圧検出部、1
4は出力電流検出部、12d〜12fはそれぞれ各検出
部13,14,11によって検出される出力電圧VO
出力電流IO および反射波電力Pr (ワークコイル6に
おいて消費されることがなく、再び高周波増幅器5側に
反射される電力)をそれぞれの限界値と比較する比較
器、12g〜12iは出力電圧VO ,出力電流IO およ
び反射波電力Pr の限界値を設定する記憶装置、12j
は各比較器12d〜12fによって限界値オーバーを検
出したときに出力電力を削減するミキサである。
【0030】なお、前記記憶装置12g〜12iに記憶
される限界値は、例えばそれぞれ100V,10A,1
00Wに設定されているが、本発明は各限界値を限定す
るものではないことはいうまでもない。上述のように高
周波電源装置1にリミッタ回路12d〜12jを設ける
ことによって、高周波電源装置1を過電圧、過電流など
の危険から保護することができ、この高周波電源装置1
を用いた機器を破壊から守ることができる。
【0031】また、図示は省略するが、前記比較器12
d〜12fによる限界値オーバーの検出によって異常発
生を警告する警報装置を設けてもよい。この場合、高周
波電源装置1を赤外線分析計の試料抽出炉の電源として
用いたときに、この赤外線分析計を利用する実験者は高
周波電源装置1が何らかの原因で異常状態にあり、試料
が十分に抽出されていないことを認知することで分析結
果が正確でないことを知ることができ、不正確な数値を
基に間違った判断をすることがなくなる。
【0032】なお、本例の高周波電源装置1はリミッタ
回路の一例を示しているに過ぎず、進行波電力Pf ,出
力電圧VO ,出力電流IO および反射波電力Pr のうち
少なくとも一つの限界値を設定するようにすればよい。
例えば、反射波電力Pr のみに限界値を設定する場合に
は、前記出力電圧の検出部13,出力電流の検出部1
4,差動増幅器12d,12e,記憶装置12g,12
hを省略することが可能である。
【0033】なお、上記各例の高周波電源装置1におい
て、発振部9や出力電力制御部8および制御部12の電
源VCCにも整流電圧波形VDCを用いてもよい。この場
合、発振部9や出力電力制御部8および制御部12に対
して直流電力を供給するために新たな直流電源回路を形
成する必要がなく、それだけ電源幹線に高調波成分を含
む電流を流すことがなくなる。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
整流ブリッジに流れる電流の波形が整流電圧波形と相似
の波形となるように制御することができ、電源側から見
た高周波電源装置の負荷は純抵抗となり、電源側に高調
波電流を流すことがなくなる。つまり、高調波成分を含
む電流を電源幹線に流すことなく、出力する電力の調整
を任意に行うことができる。
【0035】また、フィードバック制御を用いた場合に
は、整流ブリッジの出力側に流れる電流波形が確実に整
流電圧波形に相似となるように制御することができ、電
源幹線に流れる電流の高調波成分を最小限に抑えること
ができる。
【0036】さらに、前記高周波増幅器から出力される
進行波電力、出力電圧、出力電流および反射波電力のう
ち少なくとも一つをリミッタとして用いて異常発生を検
知し、高周波増幅器の出力を抑制した場合には、リミッ
タが作動することにより、高周波電源装置の破壊を防ぐ
ことができる。また、この高周波電源装置を例えば試料
抽出炉の電源として組み込んだ赤外線分析計などの機器
を破壊から守ることができる。さらに、上述のような赤
外線分析計を実験に用いている場合には、実験者は試料
の抽出不良などによって生じた不正確な分析結果に基づ
いて誤った判断をすることがなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の高周波電源装置を示す図
である。
【図2】前記高周波電源装置の各部の状態を示す図であ
る。
【図3】本発明の第2実施例の高周波電源装置を示す図
である。
【図4】本発明の第3実施例の高周波電源装置を示す図
である。
【図5】従来の高周波電源装置の一例を示す図である。
【図6】従来の高周波電源装置の別の例を示す図であ
る。
【符号の説明】
1…高周波電源装置、2…電源幹線、5…高周波増幅
器、D…高周波発振信号、IAC…直流電流、IDC…直流
電流、IO …出力電流、VB …バイアス、VCC…直流電
源、VDC…整流電圧、VO …出力電圧、Pf …進行波電
力、Pr …反射波電力。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H05B 6/12 320 H05B 6/12 320

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流電源を全波整流して得られる整流電
    圧を直流電源として高周波増幅器に直接供給する一方、
    整流電圧波形によって変調された高周波発振信号を高周
    波増幅器にドライブ信号として供給することにより、電
    源幹線に流れる電流の高調波成分をなくすように制御す
    ることを特徴とする高周波電源装置。
  2. 【請求項2】 交流電源を全波整流して得られる整流電
    圧を直流電源として高周波増幅器に直接供給する一方、
    前記高周波増幅器のバイアスを整流電圧波形によって調
    整することにより、電源幹線に流れる電流の高調波成分
    をなくすように制御することを特徴とする高周波電源装
    置。
  3. 【請求項3】 前記高周波増幅器から出力される進行波
    電力、出力電圧、出力電流および前記高周波増幅器に流
    れる直流電流のうち少なくとも一つをフィードバック制
    御に用いる請求項1または2に記載の高周波電源装置。
  4. 【請求項4】 前記高周波増幅器から出力される進行波
    電力、出力電圧、出力電流および反射波電力のうち少な
    くとも一つをリミッタに入力し、限界値を越える場合に
    異常発生を検知し、高周波増幅器の出力を抑制する請求
    項1〜3の何れかに記載の高周波電源装置。
JP9070435A 1997-03-07 1997-03-07 高周波電源装置 Pending JPH10257774A (ja)

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