JP7347308B2 - 点火システム - Google Patents

点火システム Download PDF

Info

Publication number
JP7347308B2
JP7347308B2 JP2020067668A JP2020067668A JP7347308B2 JP 7347308 B2 JP7347308 B2 JP 7347308B2 JP 2020067668 A JP2020067668 A JP 2020067668A JP 2020067668 A JP2020067668 A JP 2020067668A JP 7347308 B2 JP7347308 B2 JP 7347308B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
communication hole
top dead
dead center
ignition
discharge
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2020067668A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2021116805A5 (ja
JP2021116805A (ja
Inventor
泰臣 今中
良 田村
勇司 梶
篤 岩見
達也 岡
祐太 河嶋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to EP21747804.9A priority Critical patent/EP4098857A4/en
Priority to PCT/JP2021/001282 priority patent/WO2021153275A1/ja
Priority to CN202180011851.4A priority patent/CN115038858A/zh
Publication of JP2021116805A publication Critical patent/JP2021116805A/ja
Publication of JP2021116805A5 publication Critical patent/JP2021116805A5/ja
Priority to US17/874,671 priority patent/US11754032B2/en
Application granted granted Critical
Publication of JP7347308B2 publication Critical patent/JP7347308B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

Landscapes

  • Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)
  • Spark Plugs (AREA)

Description

本発明は、エンジンの燃焼室内において燃料に点火する点火システムに関する。
点火システムは、一般的に点火プラグを有する。その点火プラグは、多くの場合、中心電極とそれに対向する接地電極とを有する。接地電極は、点火プラグの長さ方向に延びる立設部と、その立設部の先端から内側に延びて中心電極と対向する対向部とを有する。そして、中心電極と対向部との間の放電ギャップに電圧を印加して放電火花を発生させることにより、燃焼室内の燃料に点火する。
以下、その点火についてより詳しく説明する。放電ギャップには、燃焼室内に発生するタンブルやスワールによる気流が流れ込む。その気流により、放電火花が風下に伸長して着火性が向上する。しかしながら、タンブルやスワールの態様等によっては、放電ギャップの位置が接地電極の立設部のちょうど風下になってしまうことがある。その場合、立設部により気流が遮られることにより、放電ギャップに流れる気流が弱まる。それにより、放電火花の伸長が小さくなり、放電火花による着火性が低下してしまう。そのため、以下に示す特許文献1では、接地電極の立設部の横に、気流を放電ギャップに案内するための導風突起が並設されている。
特許第5919214号公報
上記技術によれば、放電ギャップの位置が接地電極の立設部のちょうど風下になってしまった場合にも、圧縮上死点前においては、タンブルやスワールによる気流を導風突起により放電ギャップに導いて、放電ギャップに流れる気流を強めることができる。そのため、圧縮上死点前に点火される場合においては、放電火花を伸長させて着火性を向上させることができる。
しかしながら、例えば触媒暖機のためのファーストアイドル時等、エンジンが所定の運転状況の時には、圧縮上死点前にではなく、圧縮上死点後に点火を行うこともある。その場合には、ピストンが圧縮上死点を通過する際にタンブルやスワール自体が一旦崩壊してしまうことが多い。そのため、圧縮上死点後にタンブルやスワールによる気流を導風突起により放電ギャップに導くことは困難になってしまう。よって、圧縮上死点後に放電火花による点火が行われる場合においては、その放電火花による着火性を向上させることが困難になってしまう。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、圧縮上死点後に放電火花による点火が行われる場合において、その放電火花による着火性を向上させることを目的とする。
本発明の点火システムは、エンジンの燃焼室内において放電ギャップに電圧を印加して放電火花を発生させることにより燃料に点火する点火プラグと、前記点火プラグを制御する点火制御部とを有する。前記点火制御部は、前記エンジンが所定の運転状況の時には、圧縮上死点後に前記点火を行う上死点後点火制御を行う。
前記点火システムは、気流を少なくとも前記圧縮上死点後に前記放電ギャップに流れ易くする気流支援構造を有する。そして、前記点火システムは、前記気流支援構造と前記点火のタイミングとにより、前記上死点後点火制御における前記放電火花の発生期間である上死点後火花期間に前記放電ギャップに流速5m/s以上の気流が流れるように構成されている。
本発明によれば、気流支援構造と点火のタイミングとにより、上死点後火花期間に放電ギャップに流速5m/s以上の気流が流れるように構成されているため、その気流により放電火花を伸長させて着火性を向上させることができる。よって、圧縮上死点後に放電火花による点火が行われる場合において、その放電火花による着火性を向上させることができる。
第1実施形態の点火システム及びその周辺を示す概略図 副室及びその周辺を示す断面図 圧縮上死点の前後における気流の様子を示す概略図 圧縮上死点の前後における気流の流速変化のイメージを示すグラフ 上死点前点火制御の際の副室及びその周辺を示す断面図 上死点後点火制御の際の副室及びその周辺を示す断面図 比較例及び本実施形態での燃焼を示すグラフ 第2実施形態において、副室及びその周辺を示す断面図
次に本発明の実施形態について図面を参照しつつ説明する。ただし、本発明は実施形態に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更して実施できる。
[第1実施形態]
図1は、第1実施形態の点火システム70及びその周辺を示す断面図である。この点火システム70は、エンジン90に対して設置されている。エンジン90は、一燃焼サイクルが吸気行程→圧縮行程→膨張行程→排気行程の4行程からなる4ストロークエンジンである。以下では、それらのうちの圧縮行程と膨張行程との間の上死点を「圧縮上死点Td」という。エンジン90は、シリンダ10と、その上部に取り付けられているヘッド20とを有する。
以下では、図に合わせて、シリンダ10の中心線Xの長さ方向を上下方向として説明する。ただし、例えば、当該中心線Xを上下方向に対して斜めにしてエンジン90及び点火システム70を設置したり、当該中心線Xを水平方向にしてエンジン90及び点火システム70を設置したりする等、エンジン90及び点火システム70は、任意の方向に設置することができる。
シリンダ10内には、ピストン18が設置されている。ピストン18は、リンク12を介してクランクシャフト11に連結されており、クランクシャフト11の回転に従い上下動する。そのピストン18の上方に燃焼室30が形成されている。
ヘッド20には、燃焼室30内に気体を吸入するための吸気通路21と、燃焼室30内の気体を排出するための排気通路29とが設けられている。そして、吸気通路21には吸気弁24が設置され、排気通路29には排気弁26が設置されている。吸気弁24は吸気カム23により駆動され、排気弁26は排気カム27により駆動される。そして、ヘッド20には、吸気通路21に燃料を噴射するための燃料噴射装置22が設置されている。
点火システム70は、ヘッド20に取り付けられている点火プラグ40と、その点火プラグ40を制御する点火制御部50と、気流を点火プラグ40の放電ギャップ45に流れ易くする気流支援構造Asとを有する。
点火制御部50は、ECU(電子制御ユニット)等であり、エンジン90の回転速度や負荷等の、エンジン90の運転状況に応じて点火のタイミングを変更する。また、点火制御部50は、ファーストアイドリング時等、エンジン90が所定の運転状況の時には、圧縮上死点後Ta(すなわち膨張行程)に点火を行う上死点後点火制御を行う。他方、それ以外の運転状況の時には、圧縮上死点前Tb(すなわち圧縮行程)に点火を行う上死点前点火制御を行う。なお、上記のファーストアイドリング時とは、エンジン90の始動後において、触媒暖機等のためにアイドル回転数を通常よりも高くする期間である。
図2は、副室38及びその周辺を示す断面図である。点火プラグ40は、中心電極44とその外周側に設けられている絶縁碍子41とを有する。絶縁碍子41の下端部周辺には、中心電極44の下端部を下方及び側方から囲む形で隔壁34が設けられている。その隔壁34により、燃焼室30が主室31と副室38とに区分けされている。具体的には、隔壁34よりも内側が副室38を構成し、隔壁34よりも外側が主室31を構成している。その隔壁34は、導電体製であり、点火プラグ40の接地電極を兼ねている。
隔壁34には複数の連通孔35が設けられており、それら複数の連通孔35により、副室38と主室31とが連通している。それら複数の連通孔35のうちの1つである中央連通孔35cは、シリンダ10の中心線X上に設けられており、隔壁34を上下方向に貫通している。その中央連通孔35cのすぐ上方に中心電極44の下端部が位置している。すなわち、中心電極44の下部は、絶縁碍子41の下端から下方に長く延びており、中心電極44の下端部は中央連通孔35cに近接している。その中心電極44の下端部と、隔壁34における中央連通孔35cの上端周辺部との間の隙間が、放電ギャップ45を構成している。よって、放電ギャップ45は、副室38内における中央連通孔35cの直ぐ近くに設けられている。よって、放電ギャップ45は、複数の連通孔35のうち中央連通孔35cに最も近接している。点火プラグ40は、この放電ギャップ45に電圧を印加して放電火花Fを発生させることにより、燃焼室30内において燃料に点火する。
このように、放電ギャップ45が中央連通孔35cに近接していることにより、放電ギャップ45に気流が流れ易くなっている。この構造が、気流支援構造Asを構成している。すなわち、気流支援構造Asとして、放電ギャップ45が中央連通孔35cに近接している構造が形成されている。
図3は、圧縮上死点Tdの前後における気流の様子を示す概略図である。以下では、タンブルやスワール等による気流を「一般気流A1」といい、中央連通孔35cに流れる気流を「連通気流A2」という。
図3(a)に示すように、圧縮上死点前Tb(圧縮行程)においては、ピストン18が上昇する。このとき、燃焼室30内には、一般気流A1に加え、主室31側から副室38側に流れる連通気流A2が発生している。
図3(b)に示すように、圧縮上死点Tdにおいては、ピストン18の動きが上昇から下降に転じるため一瞬止まる。このとき、燃焼室30内では、一般気流A1が崩壊するか極度に弱まると共に、連通気流A2も止まる。
図3(c)に示すように、圧縮上死点後Ta(膨張行程)においては、ピストン18が下降する。このとき、燃焼室30内には、副室38側から主室31側に流れる連通気流A2が発生する。さらに、それに遅れて一般気流A1が発生する。
図4は、以上に示した一般気流A1及び連通気流A2の流速(絶対値)の変化のイメージを示すグラフである。一般気流A1の流速は、圧縮上死点前Tbにおいては圧縮上死点Tdに近づくに従い低下していく。そして一般気流A1は、圧縮上死点Td又はその近傍で崩壊するか極度に低下する。そして一般気流A1は、圧縮上死点後Taにおいては、圧縮上死点Tdからしばらく経過してから再び発生する。タンブルやスワールによる一般気流A1は、ピストン18が下降を開始して主室31内の気圧が減少し始めても、所定のきっかけがあるまでは発生しないからである。
他方、連通気流A2の流速については、圧縮上死点前Tbにおいては、圧縮上死点Tdに近づくに従い低下していく。そして連通気流A2は、圧縮上死点Td又はその近傍で、一旦零になる。しかし連通気流A2は、圧縮上死点後Taに再び速やかに発生する。連通気流A2は、ピストン18が下降を開始して副室38と主室31との間に気圧差が発生し始めると、発生するからである。
以上のとおり、圧縮上死点後Taにおいては、一般気流A1については直ぐには発生しない一方、連通気流A2については速やかに発生する。そこで、本実施形態では、上死点後点火制御の際には、一般気流A1ではなく連通気流A2を積極的に利用して、放電ギャップ45に気流を流すようにしている。それが上記の気流支援構造Asである。その気流支援構造Asにより放電ギャップ45に流速Vaf=10~240m/sの気流が流れているタイミングTafで、点火プラグ40による点火が行われる。
以下では、上死点後点火制御における放電火花Fの発生期間を「上死点後火花期間」とする。以上のとおり、点火システム70は、気流支援構造Asと点火のタイミングTfとにより、上死点後火花期間に放電ギャップ45に流速Vaf=10~240m/sの気流が流れるように構成されている。別の言い方をすれば、気流支援構造Asとして、上死点後火花期間に放電ギャップ45に流速5m/s以上の気流が流れる状態まで、放電ギャップ45が中央連通孔35cに近接している構造が形成されている。
図5は、通常時等、上死点前点火制御の際の副室38及びその周辺を示す断面図である。上死点前点火制御の際には、主室31側から副室38側に流れる上向きの連通気流A2が放電ギャップ45に流れる。その連通気流A2により、放電火花Fが副室38内において上方に伸長する。その放電火花Fにより、点火プラグ40が副室38内の燃料に点火する。それにより副室38内で発生した炎は、各連通孔35から主室31内に向けて放出される。ただし、中央連通孔35cについては、放電ギャップ45が近接しており、中心電極44等が炎の放出の妨げとなるので、他の連通孔35に比べて炎の放出が小さくなる。よって、主に中央連通孔35c以外の連通孔35から炎が放出される。
図6は、ファーストアイドル時等、上死点後点火制御の際の副室38及びその周辺を示す断面図である。上死点後点火制御の際には、副室38側から主室31側に流れる下向きの連通気流A2が放電ギャップ45に流れる。その連通気流A2により、放電火花Fが副室38内から中央連通孔35cを通じて主室31内にまで伸長する。その放電火花Fにより、点火プラグ40が主室31内の燃料に点火する。
本実施形態によれば、上死点後火花期間に放電ギャップ45に流速Vaf=10~240m/sの気流が流れるため、その気流により放電火花Fを伸長させて着火性を向上させることができる。よって、圧縮上死点後Taに放電火花Fによる点火が行われる場合において、その放電火花Fによる着火性を向上させることができる。そのため、ファーストアイドリング時においては、触媒暖機を効率的に行うことができる。その詳細について、図7を参照しつつ説明する。
図7(a)は、本実施形態とは違い、燃焼室が主室と副室とを分かれていない比較例1、すなわち、燃焼室の全てが主室である比較例1のタイミングチャートである。この比較例1の場合、点火が主室内で行われ、そのまま主室内に火炎が伝播する。しかし、副室がないことから、副室内から主室内への火炎放出がなく、副室がある場合に比べて主室内での火炎伝播が遅くなってしまう。それにより、燃料が燃え切るタイミング、すなわち、図7に示す主室火炎伝播の区間の終わりが遅くなってしまう。そして、この燃料が燃え切るタイミングは、排気開始よりも早いタイミングであることが必要となる。未燃の燃料が排出されるのを防ぐためである。そのため、この制約から、燃え切るタイミングが遅くなる比較例1では、点火タイミングをさほど遅角側に設定することができない。そのため、ファーストアイドリングにおいて、触媒暖機をさほど効率的に行うことができない。
他方、図7(b)は、燃焼室が主室と副室とに分かれているが、本実施形態とは違い、気流支援構造がない比較例2のタイミングチャートである。比較例2の場合、本来なら、副室内で火花が形成され、その後副室内に火炎が伝播し、その後火炎が連通孔から主室内に放出され、その後主室内に火炎が伝播することとなる。しかし、圧縮上死点後には、副室内で気流が弱くなることから、上死点後点火制御では、副室内での着火や火炎伝播が極端に悪くなり、この図7(b)に示すように、失火してしまうおそれがある。
その点、図7(c)の本実施形態では、気流支援構造Asがあるため、上死点後点火制御でも、副室38内での着火や火炎伝播が極端に悪くなることはなく、そのため、副室38内で失火してしまうようなことはない。そのため、上死点後点火制御であっても、本来どおり、副室38内で火花が形成され、その後副室38内に火炎が伝播し、その後火炎が連通孔35から主室31内に放出され、その後主室31内に火炎が伝播することとなる。それにより、図7(a)に示す、副室がない比較例1に比べて、図7(c)の上側に示すように、点火タイミングが同じならば、燃料が燃え切るタイミング、すなわち、図7に示す主室火炎伝播の区間の終わりが早くなる。
図7(d)は、その詳細を示している。このように、副室38がある本実施形態では、副室がない比較例1に比べて、副室38からの火炎の放出により、主室内火炎伝播における燃焼割合の上昇が速くなり、上記の通り、燃料が燃え切るタイミングが早くなる。それにより、図7(c)の上側に示すように、その燃え切ったタイミングから排気開始までに時間的余裕ができる。そのため、燃え切るタイミングを排気開始よりも早いタイミングにするという制約の中、図7(c)の下側に示すように、点火時期をより遅角側に設定することが可能になる。そのため、ファーストアイドリングにおいて、触媒暖機を効率的に行うことができる。
また、以下に示す効果も得られる。中央連通孔35cに放電ギャップ45を近接させて配置することにより、気流支援構造Asを簡単に形成することができる。また、気流支援構造Asは、圧縮上死点前Tbにおいては、主室31側から副室38側に流れる上向きの連通気流A2により放電ギャップ45に流れる気流を強め、圧縮上死点後Taにおいては、副室38側から主室31側に流れる下向きの連通気流A2により放電ギャップ45に流れる気流を強める。そのため、上死点前点火制御及び上死点後点火制御のいずれの際においても、放電火花Fの発生期間に放電ギャップ45に流れる気流を強めて、着火性を向上させることができる。
また、上死点前点火制御の際には、連通孔35から炎が放出されるため、この点でも着火性を向上させることができる。またこの際、連通孔35が複数あるため、次の効果も得られる。すなわち、放電ギャップ45に流れる気流を強めるための中央連通孔35cについては、上記のとおり中心電極44等が炎の放出の妨げになることにより、炎の放出が弱くなってしまう。その点、本実施形態では、上記のとおり連通孔35が複数設けられており、中央連通孔35cに比べてそれ以外の連通孔35から炎が強く放出される。そのため、上死点前点火制御における炎の放出については主に中央連通孔35c以外の連通孔35により行い、上死点後点火制御において放電ギャップ45に流れる気流の強化については中央連通孔35cにより行うことができる。これにより、上死点前点火制御における炎の放出及び上死点後点火制御における気流の強化の両方を、充分に確保することができる。
また、上死点後点火制御の際には、放電火花Fが中央連通孔35cを通じて主室31内にまで伸長するため、主室31内で点火することができる。そのため、炎を主室31内全体に素早く広げることができる。また、シリンダ10の中心線X上に、中央連通孔35cが設置されており、上死点後点火制御の際には、放電火花Fがその中央連通孔35cを通じてシリンダ10の中心線Xに沿って下方に伸長する。そのため、主室31の中心部で点火することができ、この点でも炎を主室31内全体に素早く広げることができる。
また、隔壁34が点火プラグ40の接地電極を兼ねているため、点火プラグ40の構成がシンプルになると共に、放電ギャップ45を中央連通孔35cに効率的に近接させて配置することができる。
[第2実施形態]
次に第2実施形態について説明する。以下の実施形態では、それ以前の実施形態のものと同一の又は対応する部材等は同一の符号を付する。本実施形態については、第1実施形態をベースにこれと異なる点を中心に説明する。
図8は、本実施形態の副室38及びその周辺を示す断面図である。本実施形態でも、隔壁34には複数の連通孔35が設けられているが、中央連通孔35cは設けられていない。そして、放電ギャップ45は、副室38内における、第1実施形態の場合よりも連通孔35から離間した位置に設けられている。具体的には、隔壁34には、一方の電極を構成する突起36が、他方の電極である中心電極44に向けて突出する形で形成されている。その突起36と中心電極44との間が放電ギャップ45を構成している。そして、上死点後点火制御の際には、副室38内から所定の連通孔35を通じて主室31内に流れ込む気流により、放電火花Fがその所定の連通孔35に向けて伸長する。ここで、上記の所定の連通孔35、すなわち、気流支援構造Asとして放電火花Fを伸長させる連通孔35は、毎回同じ連通孔35になるように構成されていてもよいし、エンジン90の運転状況に応じて別々の連通孔35になるように構成されていてもよい。
点火制御部50は、上死点後点火制御の際には、放電火花Fが発生してから当該放電火花Fが上記の所定の連通孔35にまで伸長するのに最低限必要な期間としての必要期間以上、当該放電火花Fが維持されるように点火プラグ40を制御する。より好ましくは、放電火花Fが発生してから当該放電火花Fが上記の所定の連通孔35を通じて主室31内にまで伸長するのに最低限必要な期間としての必要期間以上、当該放電火花Fが維持されるように点火プラグ40を制御する。
このような点火プラグ40の制御は、例えば、エンジン90の運転状況に基づいて、上記の必要期間を算出し、その算出された必要期間以上、放電火花Fが維持されるように点火プラグ40を制御することにより実行できる。その運転状況としては、例えば、エンジン90の回転速度や負荷や吸気量や内圧等が挙げられる。また、これ以外にも、このような点火プラグ40の制御は、例えば、ファーストアイドリング時において、上記の必要期間を絶対に下回らない期間以上、放電火花Fが維持されるように点火プラグ40を制御することによっても実行できる。
本実施形態によれば、上死点後点火制御の際には、副室38内から上記の所定の連通孔35を通じて主室31内に流れ込む気流により、放電火花Fを上記の所定の連通孔35に向けて伸長させて着火性を向上させることができる。よって、本実施形態でも、圧縮上死点後Taに放電火花Fによる点火が行われる場合において、その放電火花Fによる着火性を向上させることができる。
また、上記のように、エンジン90の運転状況に基づいて上記の必要期間を算出し、その算出された必要期間以上、放電火花Fが維持されるように点火プラグ40を制御するようにすれば、エンジン90の運転状況に応じて、適宜、上記の必要期間を変更して、適宜、放電期間を変更することができる。そのため、放電期間を過不足のない最適な期間に制御し易くなる。
[他の実施形態]
以上の実施形態は、次のように変更して実施できる。例えば、第1実施形態では、気流支援構造Asとして、放電ギャップ45が中央連通孔35cに近接している構造を採用しているが、これに代えて又は加えて、上死点後火花期間において放電ギャップ45に空気又は混合気を吹き付ける吹付装置を、気流支援構造Asとして設けてもよい。また、この場合において、隔壁34をなくして、主室31と副室38とを一続きの燃焼室30にしてもよい。
また例えば、第1実施形態では、吸気通路21に燃料を噴射しているが、これに代えて又は加えて、主室31内や副室38内に燃料や、燃料と空気との混合気を噴射するようにしたりしてもよい。また例えば、第1実施形態では、隔壁34に複数の連通孔35が設けられているが、連通孔35は中央連通孔35cの1つのみであってもよい。また例えば、第1実施形態では、放電ギャップ45が近接している中央連通孔35cに比べて、それ以外の連通孔35から炎が強く放出されるが、これに代えて、放電ギャップ45が近接している中央連通孔35cから最も強く炎が放出されるようにしてもよい。
また例えば、第1実施形態では、隔壁34が点火プラグ40の接地電極を兼ねているが、点火プラグ40が隔壁34とは別に接地電極を有していてもよい。そして、その接地電極の外側に隔壁34が設けられており、気流支援構造Asとして、その接地電極と中心電極44との間の放電ギャップ45が連通孔35に近接していてもよい。
また例えば、第1実施形態では、上死点後火花期間における放電ギャップ45に流速Vaf=10~240m/Sの気流が流れるが、これに代えて、流速Vaf=240m/sを上回る気流や、流速Vaf=10m/sを下回る気流が流れるようにしてもよい。ただし、この場合においても、上死点後火花期間における放電ギャップ45に流速Vaf=5m/s以上の気流が流れることが好ましい。気流支援構造As無しでは、上死点後火花期間における放電ギャップ45に流速Vaf=5m/s以上の気流を流すことが困難になるので、当該流速Vaf=5m/s以上の気流を流すのであれば、気流支援構造Asを設ける効果を充分に発揮することができるからである。
また例えば、第1実施形態では、中心電極44の下端は中央連通孔35cの上端よりも上方に配置されているが、中央連通孔35c内に配置されていたり中央連通孔35cの下端よりも下方に配置されていたりしてもよい。すなわち、第1実施形態では、放電ギャップ45は、副室38内における中央連通孔35cのすぐ近くに設けられているが、中央連通孔35c内や、主室31内における中央連通孔35cのすぐ近くに設けられていてもよい。
また例えば、第1実施形態では、中心電極44がシリンダ10の中心線X上に配置されているが、これ以外の位置に配置されていてもよい。また例えば、第1実施形態では、放電ギャップ45を中央連通孔35cに近接させているが、それ以外の連通孔35に近接させてもよい。
また例えば、第1実施形態では、上死点後点火制御の際に放電火花Fが下方に伸長するように構成されているが、これに代えてそれ以外の方向に伸長するように構成してもよい。具体的には、エンジン90の仕様に合わせて、放電火花Fが例えば燃焼の進展が遅い方向に伸長するように、点火システム70を構成することが好ましい。それにより、燃焼の進展が遅い場所での燃焼を促進することができる。
また例えば、第1実施形態では、エンジン90が4ストロークエンジンであるが、エンジン90を、一燃焼サイクルが圧縮行程及び膨張行程のみからなり、膨張行程の後半及び圧縮行程の前半に吸気及び排気の両方を行う2ストロークエンジンにしてもよい。
30…燃焼室、40…点火プラグ、45…放電ギャップ、50…点火制御部、70…点火システム、90…エンジン、As…気流支援構造、F…放電火花、Ta…圧縮上死点後、Taf…点火のタイミング。

Claims (11)

  1. エンジン(90)の燃焼室(30)内において放電ギャップ(45)に電圧を印加して放電火花(F)を発生させることにより燃料に点火する点火プラグ(40)と、前記点火プラグを制御する点火制御部(50)とを有し、
    前記点火制御部は、前記エンジンが所定の運転状況の時には、圧縮上死点後(Ta)に前記点火を行う上死点後点火制御を行う、点火システムにおいて、
    前記燃焼室は、連通孔(35)が設けられている隔壁(34)により主室(31)と副室(38)とに区分けされることにより、前記圧縮上死点後には、前記副室内から気流が前記連通孔を通じて前記主室内に流れ込むように構成されており、
    前記放電ギャップは、前記副室内又は前記連通孔内に配置されており、前記上死点後点火制御の際には、前記放電火花が気流により前記連通孔を通じて前記主室内にまで伸長し、
    前記放電ギャップは、前記副室内に設けられており、
    前記上死点後点火制御の際には、前記副室内から所定の前記連通孔である所定連通孔を通じて前記主室内に流れ込む気流により、前記放電火花が前記所定連通孔に向けて伸長し、
    前記点火制御部は、前記上死点後点火制御の際には、前記放電火花が発生してから当該放電火花が前記所定連通孔を通じて前記主室内にまで伸長するのに最低限必要な期間としての必要期間以上、当該放電火花が維持されるように前記点火プラグを制御し、前記エンジンの運転状況に基づいて前記必要期間を算出し、算出された前記必要期間以上、前記放電火花が維持されるように前記点火プラグを制御する、点火システム。
  2. 気流を少なくとも前記圧縮上死点後に前記放電ギャップに流れ易くする気流支援構造(As)を有し、
    前記気流支援構造と前記点火のタイミング(Taf)とにより、前記上死点後点火制御における前記放電火花の発生期間である上死点後火花期間に前記放電ギャップに流速5m/s以上の気流が流れるように構成されており、
    前記気流支援構造として、前記上死点後火花期間に前記放電ギャップに前記流速5m/s以上の気流が流れる状態まで、前記放電ギャップが前記連通孔に近接している、請求項1に記載の点火システム。
  3. 前記隔壁に前記連通孔が複数設けられており、
    前記気流支援構造として、前記上死点後火花期間に前記放電ギャップに前記流速5m/s以上の気流が流れる状態まで、前記放電ギャップが複数の前記連通孔のうちの1つの所定連通孔(35c)に近接している、請求項2に記載の点火システム。
  4. エンジン(90)の燃焼室(30)内において放電ギャップ(45)に電圧を印加して放電火花(F)を発生させることにより燃料に点火する点火プラグ(40)と、前記点火プラグを制御する点火制御部(50)とを有し、
    前記点火制御部は、前記エンジンが所定の運転状況の時には、圧縮上死点後(Ta)に前記点火を行う上死点後点火制御を行う、点火システムにおいて、
    前記燃焼室は、複数の連通孔(35)が設けられている隔壁(34)により主室(31)と副室(38)とに区分けされることにより、前記圧縮上死点後には、前記副室内から気流が前記連通孔を通じて前記主室内に流れ込むように構成されており、
    前記放電ギャップは、複数の前記連通孔のうち、所定の前記連通孔である所定連通孔(35c)に最も近接した状態で前記副室内又は前記所定連通孔内に配置されており、
    前記上死点後点火制御の際には、前記放電火花が気流により前記所定連通孔を通じて前記主室内にまで伸長し、
    前記放電ギャップは、前記副室内に設けられており、
    前記上死点後点火制御の際には、前記副室内から所定の前記連通孔である所定連通孔を通じて前記主室内に流れ込む気流により、前記放電火花が前記所定連通孔に向けて伸長し、
    前記点火制御部は、前記上死点後点火制御の際には、前記放電火花が発生してから当該放電火花が前記所定連通孔を通じて前記主室内にまで伸長するのに最低限必要な期間としての必要期間以上、当該放電火花が維持されるように前記点火プラグを制御し、前記エンジンの運転状況に基づいて前記必要期間を算出し、算出された前記必要期間以上、前記放電火花が維持されるように前記点火プラグを制御する、点火システム。
  5. 前記点火制御部は、前記所定の運転状況の時以外の時に、圧縮上死点前(Tb)に前記点火を行う上死点前点火制御を行うものであり、
    少なくとも前記上死点前点火制御における点火の後には、少なくとも前記所定連通孔以外の前記連通孔から炎が前記主室内に向けて放出される、請求項3又は4に記載の点火システム。
  6. 前記所定連通孔に比べて、前記所定連通孔以外の前記連通孔から前記炎が強く放出される、請求項5に記載の点火システム。
  7. エンジン(90)の燃焼室(30)内において放電ギャップ(45)に電圧を印加して放電火花(F)を発生させることにより燃料に点火する点火プラグ(40)と、前記点火プラグを制御する点火制御部(50)とを有し、
    前記点火制御部は、前記エンジンが所定の運転状況の時には、圧縮上死点後(Ta)に前記点火を行う上死点後点火制御を行う、点火システムにおいて、
    前記燃焼室は、一又は複数の連通孔(35)が設けられている隔壁(34)により主室(31)と副室(38)とに区分けされることにより、前記圧縮上死点後には、前記副室内から気流が所定の前記連通孔である所定連通孔を通じて前記主室内に流れ込むように構成されており、
    前記放電ギャップは、前記副室内に設けられており、
    前記上死点後点火制御の際には、前記副室内から前記所定連通孔を通じて前記主室内に流れ込む気流により、前記放電火花が前記所定連通孔に向けて伸長し、
    前記点火制御部は、前記上死点後点火制御の際には、前記放電火花が発生してから当該放電火花が前記所定連通孔を通じて前記主室内にまで伸長するのに最低限必要な期間としての必要期間以上、当該放電火花が維持されるように前記点火プラグを制御し、前記エンジンの運転状況に基づいて前記必要期間を算出し、算出された前記必要期間以上、前記放電火花が維持されるように前記点火プラグを制御する、点火システム。
  8. 前記エンジンの運転状況は、前記エンジンの回転速度又は負荷又は吸気量である、請求項1~7のいずれか1項に記載の点火システム。
  9. 前記燃焼室はシリンダ(10)内に形成されており、前記シリンダの中心線(X)上に前記連通孔が設けられており、
    前記上死点後点火制御の際には、前記放電火花が前記中心線上の前記連通孔を通じて前記中心線の長さ方向に伸長する、請求項1~のいずれか1項に記載の点火システム。
  10. 前記放電ギャップは2つの電極(34,44)間に形成されており、前記隔壁は、前記2つの電極のうちの一方の電極(34)を兼ねている、請求項1~のいずれか1項に記載の点火システム。
  11. 前記放電ギャップは2つの電極(36,44)間に形成されており、前記隔壁には、一方の前記電極を構成する突起(36)が、他方の前記電極(44)に向けて突出する形で形成されている、請求項1~のいずれか1項に記載の点火システム。
JP2020067668A 2020-01-29 2020-04-03 点火システム Active JP7347308B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
EP21747804.9A EP4098857A4 (en) 2020-01-29 2021-01-15 IGNITION SYSTEM
PCT/JP2021/001282 WO2021153275A1 (ja) 2020-01-29 2021-01-15 点火システム
CN202180011851.4A CN115038858A (zh) 2020-01-29 2021-01-15 点火系统
US17/874,671 US11754032B2 (en) 2020-01-29 2022-07-27 Ignition system

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020012918 2020-01-29
JP2020012918 2020-01-29

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2021116805A JP2021116805A (ja) 2021-08-10
JP2021116805A5 JP2021116805A5 (ja) 2022-04-01
JP7347308B2 true JP7347308B2 (ja) 2023-09-20

Family

ID=77174394

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020067668A Active JP7347308B2 (ja) 2020-01-29 2020-04-03 点火システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7347308B2 (ja)

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003083124A (ja) 2001-09-06 2003-03-19 Mazda Motor Corp 火花点火式直噴エンジンの制御装置
JP2010261407A (ja) 2009-05-11 2010-11-18 Nippon Soken Inc 副燃焼室式点火装置
WO2014149290A1 (en) 2013-03-15 2014-09-25 Cummins, Inc. Pre-chamber for internal combustion engine
US20160053673A1 (en) 2013-03-12 2016-02-25 Prometheus Applied Technologies, Llc Active scavenge prechamber
JP2018076823A (ja) 2016-11-09 2018-05-17 株式会社Soken 内燃機関の点火制御装置
JP2020009747A (ja) 2018-07-03 2020-01-16 日本特殊陶業株式会社 スパークプラグ
JP2020159355A (ja) 2019-03-21 2020-10-01 株式会社Soken 内燃機関用のスパークプラグ及びこれを備えた内燃機関

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2736659B2 (ja) * 1988-09-19 1998-04-02 ヤンマーディーゼル株式会社 副室式ガス機関

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003083124A (ja) 2001-09-06 2003-03-19 Mazda Motor Corp 火花点火式直噴エンジンの制御装置
JP2010261407A (ja) 2009-05-11 2010-11-18 Nippon Soken Inc 副燃焼室式点火装置
US20160053673A1 (en) 2013-03-12 2016-02-25 Prometheus Applied Technologies, Llc Active scavenge prechamber
WO2014149290A1 (en) 2013-03-15 2014-09-25 Cummins, Inc. Pre-chamber for internal combustion engine
JP2018076823A (ja) 2016-11-09 2018-05-17 株式会社Soken 内燃機関の点火制御装置
JP2020009747A (ja) 2018-07-03 2020-01-16 日本特殊陶業株式会社 スパークプラグ
JP2020159355A (ja) 2019-03-21 2020-10-01 株式会社Soken 内燃機関用のスパークプラグ及びこれを備えた内燃機関

Also Published As

Publication number Publication date
JP2021116805A (ja) 2021-08-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7597085B2 (en) Direct fuel injection-type spark ignition internal combustion engine
EP1406003B1 (en) Cylinder direct injection type internal combustion engine
US20230184160A1 (en) Ignition system
JP2007297942A (ja) 内燃機関の点火装置
US11754032B2 (en) Ignition system
JP2000104551A (ja) 直接噴射ガソリンエンジン
JP3937874B2 (ja) 筒内噴射式内燃機関における点火制御
JP7347308B2 (ja) 点火システム
JP2007138780A (ja) 副室式内燃機関
JP7334636B2 (ja) 副室式点火システム
JP4582049B2 (ja) 筒内噴射式火花点火内燃機関
JP4609227B2 (ja) 内燃機関
JP2008128105A (ja) 内燃機関
JP2006046276A (ja) 直噴火花点火式内燃機関の点火制御装置
JP2003206796A (ja) 筒内噴射式内燃機関
WO2023181393A1 (ja) エンジン
JP4120452B2 (ja) 筒内噴射式内燃機関
JP4320345B2 (ja) 直噴形エンジンの制御装置
JP2008088920A (ja) 筒内噴射式火花点火内燃機関
JP6515943B2 (ja) 火花点火式内燃機関
JPH0693861A (ja) 内燃機関
JPH08312354A (ja) 筒内噴射型内燃機関
JPH04136415A (ja) 副燃焼室式ディーゼルエンジン
WO2017134747A1 (ja) 筒内直接噴射式内燃機関の制御方法及び制御装置
JP2007278279A (ja) エンジンの点火装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220324

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20221026

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230613

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230727

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230808

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230821

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 7347308

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151