JP7343725B1 - サービス提供装置、サービス提供システム、サービス提供方法、およびプログラム - Google Patents

Abstract

【課題】サービスの利用の活性化を支援すること。【解決手段】電子決済サービスにおける電子決済に応じて、前記電子決済を行った利用者のアカウントにインセンティブを付与するインセンティブ処理部と、前記インセンティブと引き換えに抽選の参加権限を前記利用者のアカウントに付与する権限処理部と、前記参加権限を用いた前記抽選の結果、前記利用者が当選した場合、前記利用者のアカウントに当選に係る対価を付与する対価処理部と、を備えるサービス提供装置。【選択図】図４

Description

本発明は、サービス提供装置、サービス提供システム、サービス提供方法、プログラム、およびアプリケーションプログラムに関する。

従来、電気通信回線網の上で電子的な抽選券を発行して抽選を行なう方法が開示されている（例えば引用文献１参照）。

特開２００３－３０３２４９号公報

従来の技術では、サービスの利用の活性化への寄与が十分でないことがあった。

本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、サービスの利用の活性化を支援することができるサービス提供装置、サービス提供システム、サービス提供方法、プログラム、およびアプリケーションプログラムを提供することを目的の一つとする。

本発明の一態様は、電子決済サービスにおける電子決済に応じて、前記電子決済を行った利用者のアカウントにインセンティブを付与するインセンティブ処理部と、前記インセンティブと引き換えに抽選の参加権限を前記利用者のアカウントに付与する権限処理部と、前記参加権限を用いた前記抽選の結果、前記利用者が当選した場合、前記利用者のアカウントに当選に係る対価を付与する対価処理部と、を備えるサービス提供装置である。

本発明の一態様によれば、サービスの利用の活性化を支援することができるサービス提供装置、サービス提供システム、サービス提供方法、プログラム、およびアプリケーションプログラムを提供することができる。

電子決済サービスが実現されるための構成の一例を示す図である。 電子決済の大まかな流れを例示したシーケンス図（その１）である。 電子決済の大まかな流れを例示したシーケンス図（その２）である。 第１実施形態に係る決済サーバ１００の構成図である。 利用者情報１７２の内容の一例を示す図である。 加盟店／店舗情報１７６の内容の一例を示す図である。 第１ロッタリー情報１８２の内容の一例を示す図である。 第２ロッタリー情報１８４の内容の一例を示す図である。 決済アプリ２０のトップ画面ＩＦ１の一例を示す図である。 インターフェース画面ＩＦ２の一例を示す図である。 インターフェース画面ＩＦ３の一例を示す図である。 インターフェース画面ＩＦ４の一例を示す図である。 決済アプリ２０および決済サーバ１００により実行される処理の流れの一例を示すシーケンス図である。 設定された条件を示すインターフェース画面の一例を示す図である。 決済アプリ２０が表示するインターフェース画面ＩＦ６の一例を示す図である。

以下、図面を参照し、本発明の決済サーバの実施形態について説明する。アプリケーションプログラムと決済サーバは、協働して電子決済サービスを提供する。以下の説明ではアプリケーションプログラムを決済アプリと称する。電子決済サービスは、店舗における商品やサービスの購買に係る決済をサポートするサービスである。店舗とは、例えば、現実空間に存在する物理的な店舗（実店舗）であるが、電子商取引の仮想店舗を含んでもよい。仮想店舗は、電子決済サービスの運営者とは異なる主体によって提供されるものを含んでもよい。その場合、仮想店舗における買い物の決済の際に、電子決済サービスのインターフェース画面に遷移するように制御される。電子決済サービスにおいて、店舗は、例えば加盟店（ブランド）に属するものとして扱われ、店舗において購買行動が行われた際の決済などの処理は、主として利用者（ユーザ）と加盟店の間で行われる。これに代えて、決済などの処理が利用者と店舗との間で行われてもよい。

［概要］
本実施形態の決済サーバは、電子決済サービスにおける電子決済に応じて、前記電子決済を行った利用者のアカウントにインセンティブを付与するインセンティブ処理部と、前記インセンティブと引き換えに抽選の参加権限を前記利用者のアカウントに付与する権限処理部と、前記参加権限を用いた前記抽選の結果、前記利用者が当選した場合、前記利用者のアカウントに当選に係る対価を付与する対価処理部とを備える。

インセンティブは、例えば、前記電子決済サービスにおける電子決済の支払いに利用可能なポイントである。対価は、例えば、電子決済サービスを利用する複数の利用者と引き換えたインセンティブの合計の一部または全部である。対価は、例えば、前記電子決済サービスを利用可能な加盟店から提供された商品またはサービスであってもよいし、前記電子決済サービスの所定の加盟店において利用可能なバウチャー（商品券など）であってもよい。

［電子決済サービス］
図１は、電子決済サービスが実現されるための構成の一例を示す図である。電子決済サービスは、決済サーバ１００を中心として実現される。決済サーバ１００は、例えば、一以上の利用者端末装置１０、一以上の第１店舗端末装置５０、及び一以上の第２店舗端末装置７０のそれぞれとネットワークＮＷを介して通信する。ネットワークＮＷは、例えば、インターネット、ＬＡＮ（Local Area Network）、無線基地局、プロバイダ装置などを含む。

利用者端末装置１０は、例えば、スマートフォンやタブレット端末等の可搬型端末装置である。利用者端末装置１０は、少なくとも、光学読取機能、通信機能、表示機能、入力受付機能、プログラム実行機能を有するコンピュータ装置である。以下の説明では、これらの機能を実現するための構成をそれぞれカメラ、通信装置、タッチパネル、ＣＰＵ（Central Processing Unit）等と称する。利用者端末装置１０では、ＣＰＵ等のプロセッサにより決済アプリ２０が実行されることで、決済サーバ１００と連携して電子決済サービスを利用者に提供するように動作する。決済アプリ２０は、例えば、アプリケーションストアから利用者端末装置１０にインストールされ、カメラ、通信装置、タッチパネルなどを制御する。

決済アプリ２０は、電子決済サービスとは異なるサービスを提供する一以上のミニアプリを含んでもよい。ミニアプリは、例えば、決済アプリ２０が利用者端末装置１０にダウンロードされると、決済アプリ２０に含まれるミニアプリも利用者端末装置１０にダウンロードされる。ミニアプリは、決済アプリ２０内で起動可能なように開発されたアプリケーションである。例えば、ミニアプリは、決済アプリ２０内で起動し、ｗｅｂビュー機能を用いて各種画面を表示する。例えば、ミニアプリが起動すると、ミニアプリは、ミニアプリに対応するサービスサーバが提供するＡＰＩ；Application Programming Interface）と協働してサービスサーバが提供するコンテンツを利用者端末装置１０の表示部に表示させる。ミニアプリは、例えば、ＵＲＬ（Uniform Resource Locator）にアクセスし、ｗｅｂビュー機能により、サービスサーバが提供するＨＴＭＬ（Hyper Text Markup Language）コンテンツを表示する。後述するロッタリーサービスは、決済アプリ２０に代えてミニアプリが決済サーバ１００または他のサービスサーバ（決済サーバとは異なるサーバ）と連携して実施してもよい。

第１店舗端末装置５０は、例えば、店舗に設置される。第１店舗端末装置５０は、少なくとも、商品価格取得機能、光学読取機能、プログラム実行機能、通信機能を有するコンピュータ装置である。第１店舗端末装置５０は、いわゆるＰＯＳ（Point of Sale）装置を含み、ＰＯＳ装置によって商品価格取得機能や光学読取機能を実現してもよい。店舗コード画像６０は、店舗に置かれ、ＱＲコード（登録商標）等のコード画像が紙やプラスチックの媒体に印刷されたものである。なお、店舗コード画像６０は、店舗に置かれたディスプレイ（スマートフォンなどの端末装置のディスプレイでもよい）によって表示されてもよい。

第２店舗端末装置７０は、加盟店の運営者によって使用される。第２店舗端末装置７０は、スマートフォンやタブレット端末、パーソナルコンピュータ等である。第２店舗端末装置７０では、加盟店向けインターフェース７２が動作する。加盟店向けインターフェース７２は、加盟店向けアプリであってもよいし、ブラウザであってもよい。加盟店向けインターフェース７２は、加盟店の運営者によるクーポンの設定等を受け付け、決済サーバ１００に送信する。スマートフォンである第２店舗端末装置７０は、加盟店向けアプリを実行することで、店舗コード画像に相当するコード画像を表示したり、利用者端末装置１０が表示するコード画像を読み取ったりする機能を有する。

決済サーバ１００は、利用者端末装置１０または第１店舗端末装置５０から受信した決済情報に基づいて電子決済を実現する。第１店舗端末装置５０は、ＰＯＳ装置と加盟店サーバを含む場合があり、その場合、ＰＯＳ装置から加盟店サーバを介して決済情報が決済サーバ１００に送信される。以下の説明では、これを特に区別せず、第１店舗端末装置５０から決済情報が送信されるものとする。

図２および図３は、電子決済の大まかな流れを例示したシーケンス図である。電子決済には、パターン１とパターン２の二つが存在してよい。

図２に示すパターン１（以下、ユーザスキャンと称する）の場合、決済アプリ２０が起動した状態の利用者端末装置１０が、光学読取機能によって店舗コード画像６０をデコードする（Ｓ１）。店舗コード画像６０には、店舗ＵＲＬ（Uniform Resource Locator）の情報が含まれている。この店舗ＵＲＬは、電子決済サービスのドメインに対して店舗を識別可能な情報が付加されたものであり、決済サーバ１００において加盟店ＩＤや店舗ＩＤ等との対応付けがなされている（後述）。決済アプリ２０は、店舗ＵＲＬとアカウントＩＤを含む第１決済情報を決済サーバ１００に送信する（Ｓ２）。決済サーバ１００は、店舗ＵＲＬに対応する加盟店ＩＤ、店舗ＩＤから、店舗情報（後述）を検索して加盟店名と店舗名の情報を取得し（Ｓ３）、決済アプリ２０に送信する（Ｓ４）。利用者は、加盟店名や店舗名が表示された画面において、決済金額を利用者端末装置１０に入力する（Ｓ５）。そして、利用者端末装置１０は、少なくとも決済金額を含む第２決済情報を生成し、決済サーバ１００に送信する（Ｓ６）。決済サーバ１００は、受信した第２決済情報に基づいて電子決済を行う（Ｓ７）。そして、決済サーバ１００は、決済完了通知（決済完了画面を表示するための情報）を決済アプリ２０に送信し（Ｓ８）、決済アプリ２０は決済完了画面を表示する（Ｓ９）。なお、店舗コード画像６０が店舗に置かれたディスプレイによって表示される場合、店舗コード画像６０には、店舗ＵＲＬだけでなく決済金額の情報が含まれる場合がある。この場合、利用者が決済金額を入力する手順が省略され、第１決済情報に決済金額の情報が含められて決済サーバ１００に送信される。加盟店名や店舗名の情報は、決済完了画面に含めて表示されてよい。

図３に示すパターン２（以下、ストアスキャンと称する）の場合、決済アプリ２０の起動時、決済アプリ２０において支払う操作が行われたとき、自動更新のタイミング（例えば１分おき）になったとき、およびその他のタイミングで、決済アプリ２０はワンタイムコードの発行要求を決済サーバ１００に送信する（Ｓ１１）。決済サーバ１００はワンタイムコードを生成し（Ｓ１２）、決済アプリ２０に送信する（Ｓ１３）。決済アプリ２０は、ワンタイムコードに基づいて生成した、ＱＲコードやバーコード等のコード画像を表示する（Ｓ１４）。利用者は利用者端末装置１０の表示面を第１店舗端末装置５０に翳し（提示し）、第１店舗端末装置５０は、光学読取機能によってコード画像をデコードし、ワンタイムコード等を取得する（Ｓ１５）。そして、第１店舗端末装置５０は、ワンタイムコード、決済金額、加盟店ＩＤ、店舗ＩＤ等を含む決済情報を生成し、決済サーバ１００に送信する（Ｓ１６）。決済金額の情報は、予めバーコード読み取りや手入力等によって取得されている。決済サーバ１００は、受信した情報に基づいて、ワンタイムコードに対応する利用者を特定し、電子決済を行う（Ｓ１７）。そして、決済サーバ１００は、決済完了通知を決済アプリ２０に送信し（Ｓ１８）、決済アプリ２０は決済完了画面を表示する（Ｓ１９）。

なお、上記のいずれか一方のみのパターンで電子決済が行われてもよい。また、図２で説明した「アカウントＩＤ」は、利用者の識別情報として用いられ得る他の情報（例えば電話番号）であってもよい。また、ストアスキャンにおいてワンタイムコードの発行が省略され、決済アプリ２０は、利用者のアカウントＩＤに基づいて生成したコード画像を表示してもよい。その場合、決済サーバ１００は、ワンタイムコードに対応する利用者を特定するのに代えて、アカウントＩＤに対応する利用者を特定する。

［決済サーバ］
図４は、第１実施形態に係る決済サーバ１００の構成図である。決済サーバ１００は、例えば、通信部１１０と、決済コンテンツ提供部１２０と、決済処理部１３０と、情報管理部１４０と、インセンティブ付与部１５０と、権限付与部１５２（「権限処理部」の一例）と、対価処理部１５４と、対価決定部１５６と、ロッタリー処理部１５８（「抽選部」の一例）と、ロッタリーコンテンツ提供部１６０（「表示制御部」の一例）と、記憶部１７０とを備える。通信部１１０および記憶部１７０以外の構成要素は、例えば、ＣＰＵなどのハードウェアプロセッサがプログラム（ソフトウェア）を実行することにより実現される。これらの構成要素のうち一部または全部は、ＬＳＩ（Large Scale Integration）やＡＳＩＣ（Application Specific Integrated Circuit）、ＦＰＧＡ（Field-Programmable Gate Array）、ＧＰＵ（Graphics Processing Unit）などのハードウェア（回路部；circuitryを含む）によって実現されてもよいし、ソフトウェアとハードウェアの協働によって実現されてもよい。プログラムは、予めＨＤＤ（Hard Disk Drive）やフラッシュメモリなどの記憶装置（非一過性の記憶媒体を備える記憶装置）に格納されていてもよいし、ＤＶＤやＣＤ－ＲＯＭなどの着脱可能な記憶媒体（非一過性の記憶媒体）に格納されており、記憶媒体がドライブ装置に装着されることで記憶装置にインストールされてもよい。

記憶部１７０は、ＨＤＤやフラッシュメモリ、ＲＡＭ（Random Access Memory）などである。記憶部１７０は、決済サーバ１００がネットワークを介してアクセス可能なＮＡＳ（Network Attached Storage）装置であってもよい。記憶部１７０には、利用者情報１７２、決済コンテンツ情報１７４、加盟店／店舗情報１７６、ロッタリーコンテンツ情報１７８、ロッタリー情報１８０などの情報が格納される。

通信部１１０は、ネットワークＮＷに接続するための通信インターフェースである。通信部１１０は、例えばネットワークインターフェースカードである。

決済コンテンツ提供部１２０は、例えば、Ｗｅｂサーバの機能を有し、電子決済サービスの各種画面を表示するための情報（コンテンツ）を利用者端末装置１０に提供する。決済コンテンツ提供部１２０は、決済コンテンツ情報１７４から適宜、必要なコンテンツを読み出して利用者端末装置１０に提供する。利用者端末装置１０は、決済アプリ２０によってコンテンツが再生された状態で利用者による各種入力を受け付け、前述した決済情報などを決済サーバ１００に送信する。

決済処理部１３０は、利用者端末装置１０または第１店舗端末装置５０により送信された決済情報に基づいて、決済処理を行う。決済処理部１３０は、利用者情報１７２を参照しながら決済処理を行う。

図５は、利用者情報１７２の内容の一例を示す図である。利用者情報１７２は、利用者の登録情報の一例である。利用者情報１７２は、例えば、利用者ＵＲＬ、アカウントＩＤ、電話番号、パスワードの他、メールアドレス、利用者ＩＤ、氏名・住所・生年月日、登録日、チャージ残高、後払い設定、後払い枠、後払い利用額、後払い利用可能額、決済方法設定、銀行口座、クレジットカード番号、チャージ履歴情報、決済履歴情報、バウチャー情報、ポイントなどの情報が対応付けられたものである。利用者ＵＲＬは、利用者間の送金処理に使用される。電子決済サービスへの新規登録時には、電話番号およびパスワードの登録が必須となる。アカウントＩＤは、決済サーバ１００によって利用者に発行されるものであり、利用者ＩＤは、利用者が任意に設定できる（設定しなくてもよい）ＩＤである。メールアドレス、および氏名・住所・生年月日も同様に、利用者が任意に設定できる（設定しなくてもよい）情報である。登録日とは利用者が電子決済サービスに登録した日（アカウントを作成した日）である。以下、これらの情報が対応付けられた利用者のインスタンス（電子決済口座）のことをアカウントと称する。

チャージ残高は、利用者が予めアカウントに送金することで設定された電子マネーの残高を示す情報である。送金の手段としては、指定業者（銀行）のＡＴＭ（Automatic Teller Machine）からの送金、登録された銀行口座からの送金などがある。

後払い枠は月ごとに利用可能な後払いの限度額であり、後払い利用額は、当月に既に利用された後払いの金額であり、後払い利用可能額は、後払い枠から後払い利用額を差し引いて求められる、当月に利用可能な後払いの金額である。図では後払い枠を一つだけ示しているが、実際には更に日ごとの上限額などが存在し、それらの低い方が後払い枠に設定されてよい。後払いの更なる詳細については後述する。決済方法設定は、その時点において利用者がチャージ残高による電子決済を行うのか、後払いによる決済を行うのかを示す設定情報である。銀行口座とクレジットカード番号のそれぞれは、電子決済サービスに入金可能な銀行口座またはクレジットカード番号の情報（口座番号、カード番号）である。チャージ履歴情報は、利用者が予め電子決済サービスに送金してチャージ残高を増加させた履歴である。決済履歴情報は、利用者が行った決済の内訳（日時、購買行動が行われた店舗の店舗ＩＤ、決済金額、決済方法など）を、決済ごとに示す情報である。バウチャー情報は、電子決済サービスにおいて利用可能なバウチャーの金額やバウチャーの種別（利用できる加盟店や、サービス提供者、利用できる商品またはサービス）などの情報である。ポイントは、電子決済サービスにおける電子決済の支払いに応じて付与されるポイントであり、電子決済の支払いに利用可能なポイントである。例えば、電子決済の額に対して所定パーセントがポイントとして付与される。

図６は、加盟店／店舗情報１７６の内容の一例を示す図である。加盟店／店舗情報１７６は、例えば、店舗ＵＲＬに対して加盟店ＩＤと店舗ＩＤが対応付けられた第１テーブル１７６Ａと、加盟店ＩＤに対して加盟店名と売上金（前述）が対応付けられた第２テーブル１７６Ｂと、店舗ＩＤに対して店舗ＩＤが対応付けられた第３テーブル１７６Ｃとを含む。加盟店／店舗情報１７６には、これらの情報の他、加盟店または店舗のカテゴリ、店舗の所在地、決済パターン等の情報が含まれてもよい。

情報管理部１４０は、利用者端末装置１０や第２店舗端末装置７０から取得した情報に基づいて、利用者情報１７２および加盟店／店舗情報１７６を管理する。情報管理部１４０は、利用者情報１７２および加盟店／店舗情報１７６について新規レコードの追加、編集、削除などを行う。

インセンティブ付与部１５０は、例えば、電子決済サービスにおける電子決済に応じて、電子決済を行った利用者のアカウントにインセンティブ（例えばポイント）を付与する。

権限付与部１５２は、インセンティブと引き換えに抽選（例えばロッタリーやくじなど）の参加権限を利用者のアカウントに付与する。例えば、インセンティブと引き換えに、抽選に参加できる引き換えチケットが付与される。権限付与部１５２は、処理結果に基づいてロッタリー情報１８０に含まれる第１ロッタリー情報１８２を生成する。権限付与部１５２は、例えば、チャージ残高と引き換えに抽選の参加権限を付与することを許容せず、インセンティブと引き換えに抽選の参加権限を付与することを許容してもよいし、チャージ残高と引き換えに抽選の参加権限を付与することを許容してもよい。

図７は、第１ロッタリー情報１８２の内容の一例を示す図である。図７の例では、所定のユーザが取得したチケットの情報を示している。第１ロッタリー情報１８２は、例えば、抽選に利用されるチケットのロッタリー番号と、チケットを取得した日と、チケットの取得（購入）に要したポイントとが対応付けられた情報である。

対価処理部１５４は、参加権限を用いた抽選の結果、利用者が抽選に当選した場合、利用者のアカウントに当選に係る対価を付与する。対価は、例えば、電子決済サービスの加盟店で利用できる商品や、サービス、バウチャー、ポイントなどである。

対価決定部１５６は、抽選に当選した利用者に提供する対価を決定する。対価決定部１５６は、例えば、チケットの販売によって得たポイントの一部または全部や、電子決済サービスを利用可能な加盟店から提供された商品またはサービス、バウチャーを対価に決定する。例えば、対価決定部１５６は、例えば、ロッタリーへの参加が締め切られるまでのチケットが購入されたポイントの合計のうち、所定のパーセントをロッタリーサービスの開催の対価として取得し、残りを利用者への対価に決定する。

ロッタリー処理部１５８は、抽選を実行したり、抽選に当選した利用者を決定したりする。ロッタリー処理部１５８は、予め設定されたタイミングで抽選を実施して、１等、２等などの順位ごとの当選番号を決定する。順位には、予め対価が付与されている。ロッタリー処理部１５８は、上記の処理結果に基づいて第２ロッタリー情報１８４を生成する。

図８は、第２ロッタリー情報１８４の内容の一例を示す図である。第２ロッタリー情報１８４は、例えば、順位と、当選番号と、当選実施日（または当選予定日）と、対価とが対応付けられた情報である。図８に示す例では、１等の当選者には１００，０００ポイント、２等の当選者には○○利用券、３等の当選者には商品○○が付与される。

ロッタリーコンテンツ提供部１６０は、ロッタリーに関するコンテンツを決済アプリ２０に提供する。ロッタリーコンテンツ提供部１６０は、Ｗｅｂサーバの機能を有し、ロッタリーに関する各種画面を表示するための情報（コンテンツ）を利用者端末装置１０に提供する。ロッタリーコンテンツ提供部１６０は、ロッタリーに関するコンテンツを含むロッタリーコンテンツ情報１７８から適宜、必要なコンテンツを読み出して利用者端末装置１０に提供する。

［電子決済］
決済処理部１３０は、利用者端末装置１０または第１店舗端末装置５０から決済情報が取得されると、利用者情報１７２を参照して当該利用者の「決済方法設定」を取得する。決済処理部１３０は、「決済方法設定」が「チャージ残高」に設定されている利用者に関して、以下のように電子決済を行う。決済処理部１３０は、例えば、利用者ＩＤに対応付けて管理しているチャージ残高を減少させ、加盟店の売上金の項目値を増加させることで、電子決済を行う。加盟店の売上金の項目値は、例えば、それ自体が電子マネーとして使用されるものでは無く、加盟店と電子決済サービスとの取り決めに応じたサイクルで、売上金の項目値に対応する金額が銀行口座に送金される。

決済処理部１３０は、「設定情報」が「後払い」に設定されている利用者に関して、以下のように電子決済を行う。後払いとは、電子決済サービスの運営者とは別主体であるクレジットカード会社との連携による「クレジット払い」とは別枠で設定されるものであり、電子決済サービスの運営者が与信者となって、後払い枠の範囲内でチャージ残高に依存しない電子決済を許容するものである。なお後払いサービスを受けるために、電子決済サービスの運営者が提供するクレジットカードの取得が要求されてよい。後払いで利用された金額は、一か月分まとめて翌月の支払日に、例えば銀行口座からの引き落としによって決済される。この場合、決済処理部１３０は、後払い利用額に決済金額を加算し、後払い利用可能額から同額を差し引くことで暫定決済を行い、締め日になると上記のように当月分の決済を翌月の支払い日に引き落とすための処理を行う。なお暫定決済の時点で決済金額が後払い利用可能額を超える場合は、エラー通知が決済アプリ２０に返信される。

［トップ画面］
図９は、決済アプリ２０のトップ画面ＩＦ１の一例を示す図である。トップ画面ＩＦ１には、コード画像ＣＤが表示される。コード画像ＣＤは、例えばバーコードとＱＲコードを含む。また、トップ画面ＩＦ１は、ロッタリーに関するコンテンツを含むインターフェース画面を表示させるためのボタンＢ１を含む。「ボタン（スイッチ）」はタッチパネルと協働して実現されるＧＵＩ（Graphical User Interface）である。ボタンＢ１が操作されると、後述する図１０のロッタリーに関するインターフェース画面に遷移する。またトップ画面ＩＦ１には、各種サービスを開始するためのボタンや、用意されたミニアプリを起動させるためのボタンなどを含む。各種サービスとは、電子決済サービスで提供しているサービスや、電子決済サービスと連携しているサービスなど種々のサービスである。

図１０は、インターフェース画面ＩＦ２の一例を示す図である。インターフェース画面ＩＦ２は、ボタンＢ１が操作された後に表示されたインターフェース画面である。インターフェース画面ＩＦ２は、例えば、領域ＡＲ１、領域ＡＲ２、領域ＡＲ３、ボタン２、およびボタンＢ３を含む。

領域ＡＲ１の情報は、チケットの購入に対応するポイント（参加している利用者が購入したチケットのポイントの合計）を示している。ロッタリーへの参加するためのチケットが購入されるほど、領域ＡＲ１のポイントは増加する。領域ＡＲ２の情報は、当選した場合の対価である。領域ＡＲ３の情報は、利用者が保有しているチケットの数（参加権限の数）や、保有しているポイントなどである。ボタンＢ２は、チケットを購入することを指示するボタンである。例えば、利用者がチケットの枚数を指定して、ボタンＢ２を操作すると、チケットが購入される。ボタンＢ３は、保有しているポイントで購入可能な最大枚数のチケットを購入するためのボタンである。利用者がボタンＢ３を操作すると、保有しているポイントで購入な枚数のチケットが購入される。

利用者が、領域ＡＲ２の対価の詳細を確認するためのボタンを操作すると、インターフェース画面ＩＦ３が表示部に表示される。図１１は、インターフェース画面ＩＦ３の一例を示す図である。インターフェース画面ＩＦ３には、各等の対価の情報を含む。

抽選が行われた場合、インターフェース画面ＩＦ４が表示部に表示される。対価処理部１５４は、例えば、電子決済サービスにおける電子決済の支払いに利用可能なポイントを対価として付与し、付与されたポイントを次回の抽選の参加権限に交換するか、またはポイントを電子決済サービスのチャージ残高に移動させるかを問い合わせるインターフェース画面を表示部に表示させる。利用者がインターフェース画面に対して次回の抽選の参加権限に交換する指示を行った場合、権限付与部１５２は、ポイントを次回の抽選の参加権限に交換して利用者のアカウントに参加権限を付与し、利用者がポイントを電子決済サービスのチャージ残高に移動させる指示を行った場合、対価処理部１５４は、ポイントを利用者のチャージ残高に加算する。

図１２は、インターフェース画面ＩＦ４の一例を示す図である。インターフェース画面ＩＦ４は、利用者が当選した場合に表示部に表示されるインターフェース画面である。インターフェース画面ＩＦ４には、例えば、当選結果（例えば「５００ｐｔｓ」が当選したことを示す情報）と、ボタンＢ１１、ボタンＢ１２と、ボタンＢ１２とを含む。ボタンＢ１１は、当選したポイントをチャージ残高に移行することを指示するためのボタンである。ボタンＢ１２は、当選ポイントでチケットを購入することを指示するボタンである。例えば、利用者がチケットの枚数を指定して、ボタンＢ１２を操作すると、当選したポイントで指定した枚数のチケットが購入される。ボタンＢ１３は、当選したポイントで購入可能な最大枚数のチケットを購入するためのボタンである。利用者がボタンＢ１３を操作すると、当選したポイント（または当選したポイントと保有するポイントとを合計したポイント）で購入な枚数のチケットが購入される。

上記のように、利用者は、容易に当選した対価をチャージしたり、次の抽選に投資したりすることができるため、利用者の利便性が向上する。

［シーケンス図］
図１３は、決済アプリ２０および決済サーバ１００により実行される処理の流れの一例を示すシーケンス図である。まず、利用者が、決済アプリ２０を操作して、チケットを購入する操作を行うと（Ｓ１００）、決済アプリ２０は、操作情報を決済サーバ１００に送信する（Ｓ１０２）。操作情報は、利用者の識別情報や、利用者が購入を指定したチケットの枚数などの情報を含む。

次に、決済サーバ１００が、操作情報に基づいて利用者のアカウントにチケットを付与するための処理を実行する（Ｓ１０４）。そして、決済サーバ１００は、チケットを付与したことを決済アプリ２０に通知する（Ｓ１０６）。

決済サーバ１００は、抽選タイミングが到来したか否を判定する（Ｓ１０８）。抽選タイミングが到来した場合、決済サーバ１００は、抽選を実施して（Ｓ１１０）、利用者ごとに抽選結果を対応付ける（Ｓ１１２）。そして、決済サーバ１００は、抽選結果を決済アプリ２０に通知する（Ｓ１１４）。決済アプリ２０は、上記の通知に応じて、抽選結果を表示部に表示させる（Ｓ１１６）。

次に、決済アプリ２０は、利用者の操作を受け付け（Ｓ１１８）、操作に応じた情報を決済サーバ１００に送信する（Ｓ１２０）。例えば、決済アプリ２０は、当選したポイントをチャージ残高に加算する指示や、当選したポイントを利用してチケットを購入する指示などを決済サーバ１００に送信する。次に、決済サーバ１００は、Ｓ１２０で送信された操作に応じた情報に応じた処理を実行する（Ｓ１２２）。決済サーバ１００は、例えば、電子決済サービスで利用可能なバウチャーが当選した場合、バウチャーを利用者のアカウントに対応付ける処理を実行する。

上記のように、決済アプリ２０と決済サーバ１００とは連携してロッタリーサービスを利用者に提供することで、サービスの利用の活性化を支援することができる。

上記のようなロッタリーサービスを利用者に提供することで、以下のようなメリットが期待できる。
（１）電子決済サービスは、コストを掛けずにロッタリーサービスを運用することが可能である。チケットの購入代金のうち一部は、ロッタリーサービスの提供の対価として計上することができる。この結果、電子決済サービスの提供者は、負担を軽減しつつ、対価を得ることができる。

（２）ロッタリーサービスを利用したい利用者の電子決済サービスの利用を促進することができる。電子決済サービスの電子決済で付与されるインセンティブによってチケットを購入することができるため、より一層電子決済を利用者が利用することが期待できる。また、多くの利用者が参加すれば、多くの対価を提供することができるため、より一層利用者の参加が期待できる。

（３）利用者は、ロッタリーサービスの利用や、ロッタリーの当選の確認などのために決済アプリ２０を起動させることが期待でき、決済アプリ２０の利用の促進や電子決済の利用の促進が期待できる。また、利用者間の口コミなどで電子決済サービスの利用が促進される。

（４）対価は、電子決済サービスの加盟店から提供されるものも含むため、加盟店はロッタリーサービスをマーケティングに利用することができる。例えば、加盟店は、キャンペーンのために、所定の日に抽選がされるロッタリーサービスの対価を、すべて当該加盟店で利用可能なバウチャーとすることができる。こうすることで、所定の日に抽選がされるロッタリーサービスをマーケティングとして利用することができる。

上記のように、電子決済サービスのポイントを利用したロッタリーサービスの提供は、電子決済サービスのサービス提供者、利用者、加盟店にとって好適である。

＜変形例１＞
上述した抽選のイベントは、所定の間隔で実施される。例えば、１週間間隔や１カ月間隔など所定の間隔で実施される。権限付与部１５２は、利用者の操作に依らずに、所定の間隔で実施される抽選のイベントのそれぞれの参加権限を自動でポイントと引き換えて利用者のアカウントに付与してもよい。

例えば、ロッタリーコンテンツ提供部１６０は、決済アプリ２０に上記のように自動でイベントのそれぞれの参加権限を自動で購入か否かを設定するためのインターフェースを提供する。利用者が、このインターフェース画面において、イベントのそれぞれにおいて購入することや、各イベントにおける購入数などを設定した場合、権限付与部１５２は、設定された条件に基づいてチケットを購入する。

図１４は、設定された条件を示すインターフェース画面の一例を示す図である。図１４のインターフェース画面には、例えば、利用者が毎回イベントに参加し、各イベントにおいてポイントで購入できる分のチケットを購入することが設定されていることを示している。この場合、権限付与部１５２は、所定の間隔で実施されるイベントのそれぞれにおいて購入可能なチケットを購入する。

上記に代えて、利用者は、任意に購入の条件を設定することができる。例えば、ポイントが閾値である場合に購入することや、ポイントが閾値以上である場合に、閾値以上のポイントを利用して購入を行うこと、月に１回チケットを購入することなどを設定することができる。権限付与部１５２は、設定された条件に基づいて、チケットを購入する。

上記のように、利用者は、所望の条件で抽選のチケットを購入することができるため、利用者の利便性が向上する。

＜変形例２＞
ロッタリー処理部１５８は、記憶部１７０に記憶された利用者情報１７２（利用者の電子決済サービスの電子決済の利用履歴）に基づいて当選の確率を調整してもよい。図１５は、決済アプリ２０が表示するインターフェース画面ＩＦ６の一例を示す図である。図１５の領域ＡＲ２に示すように、電子決済サービスの電子決済の利用履歴に基づく所定の利用者の当選の確率が高くなるように調整されてもよい。また、電子決済サービスの電子決済の利用履歴に基づく所定の利用者の参加が制限されてもよい。電子決済サービスの電子決済の利用履歴に基づいて所定の利用者の参加の可否が決定されてもよい。

例えば、以下の利用者を調整の対象としてもよい。
（Ａ）所定度合以上、対象の加盟店で電子決済を行っている利用者であること。所定度合とは、回数や金額、頻度など種々の度合である。
（Ｂ）対象の加盟店で電子決済を行っていない利用者であること（対象の加盟店を利用していないこと）、または対象の加盟店における電子決済の利用の度合が所定以下であること。

調整とは、例えば、当選の確率を上昇させたり、当選の確率を低下させたりすることである。例えば、対象の利用者の抽選回数を所定倍（例えば２倍や３倍など）にして当選の確率を上昇させたり、他の利用者の抽選回数を所定倍（例えば０．８倍や０．５倍など）にして当選の確率を低下させたりする。調整には、確率を１００パーセントやゼロパーセントにすることを含む。

また、ロッタリー処理部１５８は、電子決済サービスの利用度合が高いほど当選の確率を上昇させたり、低下させたりしてもよい。反対に、ロッタリー処理部１５８は、電子決済サービスの利用度合が低いほど当選の確率を上昇させたり、低下させたりしてもよい。

上記のように調整が行われることにより、ターゲットとする利用者の当選の確率を上昇させて、マーケティングの効果を増大させることができる。

また、上記の処理は、対価ごとに設定されてもよい。例えば、対価がポイント、加盟店Ａで利用可能なバウチャーである場合、ポイントに対しては当選の確率の調整は行われずに、加盟店Ａのバウチャーに対しては当選の確率の調整が行われてもよい。これにより、対象でない利用者の抽選の参加のモチベーションを維持させることができる。

上記の例では、当選確率を調整することについて説明したが、調整に代えて（加えて）、抽選の参加の条件が設定されてもよい。この条件は、上述した（Ａ）および（Ｂ）の条件と同様であってもよいし、異なっていてもよい。権限付与部１５２は、記憶部１７０に記憶された利用者情報１７２（利用者の電子決済サービスの電子決済の利用履歴）に基づいて、抽選への参加の可否を決定する。例えば、対象の加盟店で所定回数以上電子決済を利用した利用者を参加対象にしてもよいし、一度も電子決済を行っていない利用者を参加対象にしてもよい。

＜変形例３＞
ロッタリー処理部１５８は、決済アプリ２０から取得した利用者の位置情報（例えば位置情報の履歴）に基づいて、当選の確率を調整したり、抽選への参加の可否を判定したりしてもよい。例えば、ロッタリー処理部１５８は、所定の領域内における位置情報の出現頻度や出現回数が閾値以上の利用者の当選確率を上昇させたり、閾値以上の利用者を抽選の参加条件に設定したりしてもよい。ロッタリー処理部１５８は、例えば、所定の領域を訪れる利用者が顧客としたい加盟店がある場合、この所定の領域をよく訪れる利用者の当選確率を上昇させたり、参加条件を満たすように設定したりすることで、所望の利用者の利用を促進することができる。なお、この処理においても、対価ごとに調整がされてもよい。

上記のように、位置情報に基づいて、当選の確率が調整されたり、抽選への参加の回避が決定されたりするため、対価を提供する加盟店にとっての利便性が向上する。

以上説明した実施形態によれば、決済サーバ１００は、電子決済サービスにおける電子決済に応じて、前記電子決済を行った利用者のアカウントにインセンティブを付与し、前記インセンティブと引き換えに抽選の参加権限を前記利用者のアカウントに付与し、前記参加権限を用いた前記抽選の結果、前記利用者が当選した場合、前記利用者のアカウントに当選に係る対価を付与することにより、サービスの利用の活性化を支援することができる。

以上、本発明を実施するための形態について実施形態を用いて説明したが、本発明はこうした実施形態に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変形及び置換を加えることができる。

１０ 利用者端末装置
２０ 決済アプリ
１００ 決済サーバ
１２０ 決済コンテンツ提供部
１３０ 決済処理部
１４０ 情報管理部
１５０ インセンティブ付与部
１５２ 権限付与部
１５４ 対価処理部
１５６ 対価決定部
１５８ ロッタリー処理部
１６０ ロッタリーコンテンツ提供部
１７２ 利用者情報

Claims (18)

1. 電子決済サービスにおける決済アプリを利用した電子決済に応じて、前記電子決済を行った利用者のアカウントにインセンティブを付与するインセンティブ処理部と、
   前記インセンティブと引き換えにネットワーク上で行われる抽選の参加権限を前記利用者のアカウントに付与する権限処理部と、
   前記参加権限を用いた前記抽選の結果、前記利用者が当選した場合、前記利用者のアカウントに当選に係る対価を付与する対価処理部と、
   前記抽選に応じたタイミングが到来した場合、抽選を行う抽選部と、
   を備え、
   前記抽選部は、記憶部に記憶された前記決済アプリから提供された利用者の位置情報の履歴に基づいて、前記利用者が前記電子決済サービスにおける加盟店が対象とする所定の地域を訪れる度合を求め、前記度合が閾値以上であるか否に基づいて、前記当選の確率を調整する、
   サービス提供装置。
2. 電子決済サービスにおける決済アプリを利用した電子決済に応じて、前記電子決済を行った利用者のアカウントにインセンティブを付与するインセンティブ処理部と、
   前記インセンティブと引き換えにネットワーク上で行われる抽選の参加権限を前記利用者のアカウントに付与する権限処理部と、
   前記参加権限を用いた前記抽選の結果、前記利用者が当選した場合、前記利用者のアカウントに当選に係る対価を付与する対価処理部と、
   を備え、
   前記権限処理部は、記憶部に記憶された前記決済アプリから提供された利用者の位置情報の履歴に基づいて、前記利用者が前記電子決済サービスにおける加盟店が対象とする所定の地域を訪れる度合を求め、前記度合が閾値以上であるか否に基づいて、前記抽選への参加の可否を決定する、
   サービス提供装置。
3. 前記インセンティブは、前記電子決済サービスにおける電子決済の支払いに利用可能なポイントである、
   請求項１または２に記載のサービス提供装置。
4. 前記電子決済サービスの電子決済において前記利用者のアカウントに対応付けられたチャージ残高と前記ポイントとのうち一方または双方を利用して電子決済を実行する決済処理部を備え、
   前記権限処理部は、前記チャージ残高と引き換えに前記抽選の参加権限を付与することを許容せず、前記インセンティブと引き換えに抽選の参加権限を付与することを許容する、
   請求項３に記載のサービス提供装置。
5. 前記対価処理部は、前記電子決済サービスを利用する複数の利用者と引き換えた前記インセンティブの合計の一部または全部を前記抽選に係る対価に決定する、
   請求項１または２に記載のサービス提供装置。
6. 前記電子決済サービスを利用可能な加盟店から提供された商品またはサービスを前記抽選に係る対価に決定する対価決定部を更に備える、
   請求項１または２に記載のサービス提供装置。
7. 前記電子決済サービスの所定の加盟店において利用可能なバウチャーを前記抽選に係る対価に決定する対価決定部を更に備える、
   請求項１または２に記載のサービス提供装置。
8. 前記抽選のイベントは、所定の間隔で実施され、
   前記権限処理部は、前記利用者の操作に依らずに、前記所定の間隔で実施される前記抽選のイベントのそれぞれの参加権限を自動で前記インセンティブと引き換えて前記利用者のアカウントに付与する、
   請求項１または２に記載のサービス提供装置。
9. 前記抽選に応じたタイミングが到来した場合、抽選を行う抽選部を備え、
   前記抽選部は、記憶部に記憶された利用者の電子決済サービスの電子決済の利用履歴に基づいて、前記当選の確率を調整する、
   請求項１または２に記載のサービス提供装置。
10. 前記権限処理部は、記憶部に記憶された利用者の電子決済サービスの電子決済の利用履歴に基づいて、前記抽選への参加の可否を決定する、
    請求項１または２に記載のサービス提供装置。
11. 前記対価処理部は、前記電子決済サービスにおける電子決済の支払いに利用可能なポイントを前記対価として付与し、
    付与された前記ポイントを次回の抽選の参加権限に交換するか、または前記ポイントを前記電子決済サービスのチャージ残高に移動させるかを問い合わせるインターフェース画面を表示部に表示させる表示制御部を備える、
    請求項１または２に記載のサービス提供装置。
12. 前記利用者が前記インターフェース画面に対して次回の抽選の参加権限に交換する指示を行った場合、前記権限処理部は、前記ポイントを前記次回の抽選の参加権限に交換して前記利用者のアカウントに前記参加権限を付与し、
    前記利用者が前記ポイントを前記電子決済サービスのチャージ残高に移動させる指示を行った場合、前記対価処理部は、前記ポイントを前記利用者のチャージ残高に加算する、
    請求項１１に記載のサービス提供装置。
13. 前記電子決済サービスの電子決済において前記利用者のアカウントに対応付けられたチャージ残高と前記電子決済サービスにおける電子決済の支払いに利用可能なポイントとのうち一方または双方を利用して電子決済を実行する決済処理部を備える請求項１または２に記載のサービス提供装置と、
    前記サービス提供装置と連携して前記電子決済サービスの電子決済を行う決済アプリと、を備え、
    前記決済アプリは、前記電子決済サービスの加盟店において前記加盟店の識別情報がエンコードされたコード情報をユーザの端末装置に読み取らせ、読み取らせた前記加盟店の識別情報および前記利用者の識別情報を前記サービス提供装置に送信し、または前記加盟店の端末装置に読み取らせるために前記利用者の端末装置の表示部に前記利用者の識別情報がエンコードされたコード情報を表示させ、
    前記決済処理部は、
    前記決済アプリにより送信された情報または前記加盟店の端末装置が読み取って前記サービス提供装置に送信した前記利用者の識別情報および前記加盟店の識別情報と、前記利用者のアカウントのチャージ残高とに基づいて、電子決済を行い、電子決済の結果に応じて前記利用者のアカウントに前記電子決済サービスにおける電子決済の支払いに利用可能なポイントを付与する、
    サービス提供システム。
14. 前記決済アプリは、前記付与されたポイントを前記利用者の操作に応じて前記抽選の参加権限に引き換えるための処理を実行する、
    請求項１３に記載のサービス提供システム。
15. コンピュータが、
    電子決済サービスにおける決済アプリを利用した電子決済に応じて、前記電子決済を行った利用者のアカウントにインセンティブを付与し、
    前記インセンティブと引き換えにネットワーク上で行われる抽選の参加権限を前記利用者のアカウントに付与し、
    前記参加権限を用いた前記抽選の結果、前記利用者が当選した場合、前記利用者のアカウントに当選に係る対価を付与し、
    前記抽選に応じたタイミングが到来した場合、抽選を行い、
    記憶部に記憶された前記決済アプリから提供された利用者の位置情報の履歴に基づいて、前記利用者が前記電子決済サービスにおける加盟店が対象とする所定の地域を訪れる度合を求め、前記度合が閾値以上であるか否に基づいて、前記当選の確率を調整する、
    サービス提供方法。
16. コンピュータに、
    電子決済サービスにおける決済アプリを利用した電子決済に応じて、前記電子決済を行った利用者のアカウントにインセンティブを付与する処理と、
    前記インセンティブと引き換えにネットワーク上で行われる抽選の参加権限を前記利用者のアカウントに付与する処理と、
    前記参加権限を用いた前記抽選の結果、前記利用者が当選した場合、前記利用者のアカウントに当選に係る対価を付与する処理と、
    前記抽選に応じたタイミングが到来した場合、抽選を行う処理と、
    記憶部に記憶された前記決済アプリから提供された利用者の位置情報の履歴に基づいて、前記利用者が前記電子決済サービスにおける加盟店が対象とする所定の地域を訪れる度合を求め、前記度合が閾値以上であるか否に基づいて、前記当選の確率を調整する処理と、を実行させる、
    プログラム。
17. コンピュータが、
    電子決済サービスにおける決済アプリを利用した電子決済に応じて、前記電子決済を行った利用者のアカウントにインセンティブを付与し、
    前記インセンティブと引き換えにネットワーク上で行われる抽選の参加権限を前記利用者のアカウントに付与し、
    前記参加権限を用いた前記抽選の結果、前記利用者が当選した場合、前記利用者のアカウントに当選に係る対価を付与し、
    記憶部に記憶された前記決済アプリから提供された利用者の位置情報の履歴に基づいて、前記利用者が前記電子決済サービスにおける加盟店が対象とする所定の地域を訪れる度合を求め、前記度合が閾値以上であるか否に基づいて、前記抽選への参加の可否を決定する、
    サービス提供方法。
18. コンピュータに、
    電子決済サービスにおける決済アプリを利用した電子決済に応じて、前記電子決済を行った利用者のアカウントにインセンティブを付与する処理と、
    前記インセンティブと引き換えにネットワーク上で行われる抽選の参加権限を前記利用者のアカウントに付与する処理と、
    前記参加権限を用いた前記抽選の結果、前記利用者が当選した場合、前記利用者のアカウントに当選に係る対価を付与する処理と、
    記憶部に記憶された前記決済アプリから提供された利用者の位置情報の履歴に基づいて、前記利用者が前記電子決済サービスにおける加盟店が対象とする所定の地域を訪れる度合を求め、前記度合が閾値以上であるか否に基づいて、前記抽選への参加の可否を決定する処理と、を実行させる、
    プログラム。

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