JP7342623B2 - 熱電変換素子及びこれを備える熱電変換デバイス - Google Patents

熱電変換素子及びこれを備える熱電変換デバイス Download PDF

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Description

本発明は熱電変換素子及びこれを備える熱電変換デバイスに関し、特に、磁化方向、温度勾配方向及び起電力方向が互いに直交する熱電変換素子及びこれを備える熱電変換デバイスに関する。
エネルギー問題は人類の抱える大きな問題であり、環境中に存在するエネルギーを電力に変換する技術が強く求められている。特に、IoT(Internet of Things)社会を実現するためには、あらゆるデバイスに対する電力供給源の確保が大きな課題となっており、その観点から、温度勾配など、環境中のエネルギーを電力供給源として活用する技術への期待は大きい。温度勾配を利用して発電を行う熱電変換素子としては、ゼーベック効果を利用した熱電変換素子や、ネルンスト効果を利用した熱電変換素子が知られている。
ネルンスト効果とは、導体に温度勾配を生じさせた状態で、温度勾配方向(熱流方向)に交差(好ましくは直交)する方向に磁場を加えると、温度勾配方向と磁場方向の双方に直交する方向に起電力が生じる現象である。ネルンスト効果は、原理的にゼーベック効果よりも高効率であると言われている。実際に、ネルンスト効果の逆過程であるエッチングスハウゼン効果は、ゼーベック効果の逆過程であるペルチェ効果を凌ぐ効率が得られていることから、ネルンスト効果の効率の高さが証明されている。しかし、ネルンスト効果を発現させるためには強磁場が必要であることが大きな障害となり、ネルンスト効果を利用する熱電素子は未だ実用化されておらず、研究開発も活発ではない。
そこで、外部磁場ではなく材料の異方性磁化を利用する異常ネルンスト効果(Anomalous Nernst Effect:ANE)が注目されている。異常ネルンスト効果の定義は必ずしも統一されていないが、ここでは「磁性体の磁化方向に対して垂直な方向に温度勾配が存在するときに、磁化方向と温度勾配方向の双方に対して垂直な方向に起電力が生じる現象」と定義する。
特許文献1及び2には、異常ネルンスト効果を利用した熱電変換素子が開示されている。特許文献1及び2に記載された熱電変換素子は、異常ネルンスト効果を発現する熱電材料からなる直線パターンを絶縁層の表面に複数本配列し、各直線パターンに生じる起電力が累積するよう、直線パターン同士を接続配線によって直列に接続した構成を有している。また、特許文献3には、異常ネルンスト効果を発現する熱起電圧の高い材料が開示されている。
特開2014-072256号公報 特開2018-078147号公報 国際公開第2019/009308号パンフレット
しかしながら、特許文献1及び2に記載された熱電変換素子は、熱起電圧が低いという問題があった。熱起電圧を高めるためには、熱電材料からなる直線パターンの合計長さを長くする必要があるが、特許文献1及び2に記載された構造では、単位面積あたりの直線パターンの合計長さを長くすることは困難であった。
したがって、本発明は、磁化方向、温度勾配方向及び起電力方向が互いに直交する熱電変換素子及びこれを備える熱電変換デバイスにおいて、素子サイズの大型化を抑えつつ、熱電材料の起電力方向における長さを長くすることによって熱起電圧を高めることを目的とする。
本発明の一側面による熱電変換素子は、径方向に磁化され、軸方向の温度勾配に応じて周方向に起電力を生じる熱電材料が環状に巻回されてなる熱電変換素子である。
本発明によれば、熱電材料が直線的ではなく環状に巻回されていることから、複数の熱電材料を接続するための接続配線が不要となる。特に、熱電材料を複数ターンに亘って巻回すれば、熱電材料の起電力方向における単位面積あたりの長さを非常に長くすることができることから、素子サイズの大型化を抑えつつ、熱起電圧を大幅に高めることが可能となる。
本発明において、熱電材料は、同軸状に積層され、互いに巻回方向が逆である第1及び第2のスパイラルパターンを構成し、第1のスパイラルパターンの内周端は、第2のスパイラルパターンの内周端に接続されていても構わない。これによれば、2つのスパイラルパターンが積層されることから、温度勾配方向に対して垂直な方向における素子サイズを大型化させることなく、熱起電圧を高めることが可能となる。しかも、2つのスパイラルパターンの内周端同士が接続されていることから、熱電材料と端子電極の接続を容易に行うことができる。
本発明の他の側面による熱電変換素子は、磁化方向、温度勾配の方向及び起電力の方向が互いに垂直となる熱電材料を含む配線層が絶縁層を介して複数積層され、複数の配線層に含まれる熱電材料は、起電力が累積するよう直列に接続されていることを特徴とする。
本発明によれば、熱電材料を含む配線層が複数積層されていることから、積層方向に対して垂直な方向における平面サイズを抑えつつ、熱起電圧を高めることが可能となる。
本発明において、複数の配線層は温度勾配の方向に積層され、複数の配線層は熱電材料からなり起電力の方向に延在する複数の直線パターンをそれぞれ有し、複数の配線層に含まれる複数の直線パターンは、起電力が累積するよう、複数の配線層の面内において直列に接続されるとともに、絶縁層に設けられたビアを介して複数の配線層の層間において直列に接続されていても構わない。これによれば、温度勾配方向に対して垂直な方向における平面サイズを抑えつつ、熱起電圧を高めることが可能となる。
本発明による熱電変換素子は、磁化方向に隣接する熱電材料間に埋め込まれ、絶縁性を有するとともに熱電材料よりも熱伝導率の低い充填材をさらに備えていても構わない。これによれば、熱流の大部分が熱電材料を通過することから、より大きな熱起電圧を得ることが可能となる。この場合、充填材の熱伝導率は、熱電材料を支持する絶縁層の熱伝導率よりも低くても構わないし、熱電材料の熱伝導率をaとし、絶縁層の熱伝導率をbとした場合、b≧0.8aを満たしていても構わない。これらによれば、よりいっそう大きな熱起電圧を得ることが可能となる。
本発明による熱電変換素子は、熱電材料を温度勾配方向から挟み込むように設けられ、熱伝導率が絶縁層の熱伝導率よりも高い第1及び第2の均熱層をさらに備えていても構わない。これによれば、面内における温度差が小さくなることから、温度勾配の面内分布がより均一化される。
本発明において、熱電材料は、フェルミエネルギー近傍にワイル点を有し、かつ異常ネルンスト効果を示す材料からなるものであっても構わない。これによれば、よりいっそう大きな熱起電圧を得ることが可能となる。
本発明による熱電変換素子は、熱電材料の起電力方向における一端及び他端に接続された第1及び第2の端子電極をさらに備えていても構わない。これによれば、第1及び第2の端子電極に所望の回路を接続することが可能となる。
本発明による熱電変換デバイスは、第1及び第2の配線パターンを有する基板と、上記の熱電変換素子とを備え、第1及び第2の配線パターンは、それぞれ第1及び第2の端子電極に接続されていても構わない。これによれば、第1及び第2の配線パターンに現れる電圧を所望の回路によって利用することが可能となる。
このように、本発明によれば、磁化方向、温度勾配方向及び起電力方向が互いに直交する熱電変換素子及びこれを備える熱電変換デバイスにおいて、素子サイズの大型化を抑えつつ、熱電材料の起電力方向における長さを長くすることによって熱起電圧を高めることが可能となる。
図1は、本発明の第1の実施形態による熱電変換素子1の外観を示す略斜視図である。 図2は、熱電変換素子1の内部構造を説明するための略分解斜視図である。 図3は、熱電変換素子1の内部構造を説明するための略断面図である。 図4は、第1の変形例によるスパイラルパターンSaのパターン形状を説明するための略平面図である。 図5は、第2の変形例によるスパイラルパターンSbのパターン形状を説明するための略平面図である。 図6は、均熱層31と端子電極E1,E2を同一面に形成した例を示す略底面図である。 図7は、熱電変換素子1を備える熱電変換デバイスの略部分断面図である。 図8は、本発明の第2の実施形態による熱電変換素子2の内部構造を説明するための略分解斜視図である。 図9(a)は図8に示すA-A線に沿った略断面図であり、図9(b)は図8に示すB-B線に沿った略断面図である。 図10は、実施例1~12の熱電変換素子の構成及び起電力を示す表である。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の好ましい実施形態について詳細に説明する。
<第1の実施形態>
図1は、本発明の第1の実施形態による熱電変換素子1の外観を示す略斜視図である。また、図2及び図3は、それぞれ熱電変換素子1の内部構造を説明するための略分解斜視図及び略断面図である。
本実施形態による熱電変換素子1は、z方向の温度勾配に基づいて熱起電圧を発生させる素子であり、図1~図3に示すように、積層構造体10と、積層構造体10をz方向に挟み込む均熱層31,32と、熱起電圧が現れる端子電極E1,E2を備えている。また、積層構造体10及び均熱層31,32には、z方向に貫通する貫通孔Hが設けられている。貫通孔Hは、空洞であっても構わないし、樹脂などで埋め込まれていても構わない。本実施形態による熱電変換素子1の用途については特に限定されず、温度勾配を利用して発電を行うマイクロ発電デバイスに応用しても構わないし、微弱な熱流を検出する熱流センサに応用しても構わない。
積層構造体10は、樹脂などからなる絶縁層11~15と、絶縁層11~14の表面にそれぞれ形成された熱電材料からなるスパイラルパターンS1~S4と、絶縁層11~14の表面にそれぞれ形成され、スパイラルパターンS1~S4で覆われていない領域に埋め込まれた充填材21~24を含んでいる。スパイラルパターンS1~S4はそれぞれ配線層51~54を構成する。したがって、本実施形態による熱電変換素子1は、4つの配線層51~54が積層された構造を有している。
スパイラルパターンS1~S4を構成する熱電材料は、磁化方向、温度勾配の方向及び起電力の方向が互いに垂直となる材料であれば特に限定されず、異常ネルンスト効果を有する材料(CoMnGa、MnSn、FePtなど)や、スピンゼーベック効果を有する材料(YIG/Ptなど)を用いることができる。異常ネルンスト効果を有する材料のうち、FePtの熱電係数は約1μV/Kであり、CoMnGaの熱電係数は約7μV/Kである。特に、異常ネルンスト効果を有する材料として、フェルミエネルギー近傍にワイル点を有する材料を用いれば、より大きな起電力を得ることが可能となる。
ここで、スパイラルパターンS1~S4を構成する熱電材料が異常ネルンスト効果を有する材料である場合、温度勾配ΔT/tによって得られる電圧Vは、
V=SΔT(l/t)
で定義される。ここで、Sはネルンスト係数であり、lは熱電材料の起電力方向における長さであり、tは熱電材料の温度勾配方向における厚みである。したがって、より高い電圧Vを得るためには、熱電材料の起電力方向における長さlを長くするか、熱電材料の温度勾配方向における厚みtを薄くすれば良い。しかしながら、熱電材料の温度勾配方向における厚みを薄くすると、その分、温度差ΔTが小さくなるため、熱電材料の温度勾配方向における厚みtを薄くすることによって電圧Vを高めることは困難である。このため、より高い電圧Vを得るためには、熱電材料の起電力方向における長さlを長くする必要がある。
しかしながら、熱電材料の起電力方向における長さlを直線的に長くすると、熱電変換素子のサイズが大きくなってしまう。この点を考慮し、本実施形態による熱電変換素子1は、熱電材料を直線的に長くするのではなく、熱電材料を複数ターンに亘って平面スパイラル状に巻回するとともに、同軸状に積層された複数のスパイラルパターンS1~S4を直列に接続している。これにより、平面サイズの増加を抑えつつ、熱電材料の起電力方向における長さlを十分に確保することが可能となる。本実施形態においては、スパイラルパターンS1~S4の磁化方向は径方向であり、軸方向(z方向)の温度勾配に応じて、周方向に起電力が生じる。スパイラルパターンS1~S4を径方向に磁化させるためには、貫通孔Hの内部をN極(又はS極)とし、スパイラルパターンS1~S4の周囲をS極(又はN極)とした着磁を行えば良い。
図2に示すように、スパイラルパターンS1,S3は外周端から内周端に向かって右回り(時計回り)に巻回されているのに対し、スパイラルパターンS2,S4は外周端から内周端に向かって左回り(反時計回り)に巻回されている。つまり、スパイラルパターンS1,S3とスパイラルパターンS2,S4は、巻回方向が互いに逆である。そして、スパイラルパターンS1,S2の内周端は、絶縁層12に設けられたビアV1を介して相互に接続され、スパイラルパターンS2,S3の外周端は、絶縁層13に設けられたビアV2を介して相互に接続され、スパイラルパターンS3,S4の内周端は、絶縁層14に設けられたビアV3を介して相互に接続される。スパイラルパターンS1の外周端は端子電極E1に接続され、スパイラルパターンS4の外周端は端子電極E2に接続される。これにより、端子電極E1,E2間には、スパイラルパターンS1~S4が直列に接続されることになる。
これにより、z方向の温度勾配が存在すると、各スパイラルパターンS1~S4において周方向に起電力が生じ、これら起電力が累積するようスパイラルパターンS1~S4が直列に接続されていることから、端子電極E1,E2間には従来の熱電変換素子よりも高い電圧Vが現れる。
充填材21~24は、z方向の温度勾配を効率よくスパイラルパターンS1~S4に印加するために用いられる。したがって、充填材21~24の熱伝導率は十分に低いことが好ましく、少なくとも、スパイラルパターンS1~S4を構成する熱電材料の熱伝導率よりも低い必要がある。このような材料としては、ポリイミドなどの樹脂が挙げられる。ポリイミドの熱伝導率は1W/mK未満である。スパイラルパターンS1~S4の熱伝導率は、使用する熱電材料によって異なり、1~100W/mK程度である。例えば、CoMnGaの熱伝導率は約25W/mKであり、FePtの熱伝導率は約10W/mKである。このように、磁化方向に隣接する熱電材料間に熱伝導率の低い充填材21~24を埋め込めば、図3に示すように、熱流Fの大部分がスパイラルパターンS1~S4をz方向に通過するため、より高い電圧Vを得ることが可能となる。
一方、絶縁層11~15については、スパイラルパターンS1~S4をz方向に通過する熱流Fを妨げないよう、熱伝導率が十分に高い材料を用いることが好ましい。特に、熱電材料の熱伝導率をaとし、絶縁層11~15の熱伝導率をbとした場合、b≧0.8aを満たす材料を用いることが好ましい。このような材料としては、樹脂にAlなど熱伝導率の高いフィラーが添加された複合材料が挙げられる。このような複合材料を用いれば、フィラーの種類及び充填率によって、熱伝導率を1~100W/mK程度に調整することができる。
均熱層31,32は、xy平面方向における温度差を小さくすることによって、積層構造体10に与えられる温度勾配の面内分布をより均一化する役割を果たす。均熱層31,32の材料としては、Cuなど熱伝導率の高い金属材料を用いることができる。Cuの熱伝導率は約380W/mKである。
以上説明したように、本実施形態による熱電変換素子1は、径方向に磁化された熱電材料によってスパイラルパターンS1~S4が構成され、これらスパイラルパターンS1~S4が軸方向に積層されるとともに、起電力が累積するよう直列に接続されていることから、xy平面サイズを抑えつつ、z方向の温度勾配に応じて高い電圧Vを得ることが可能となる。
ここで、熱電材料のパターン形状については、環状であれば特に限定されず、図4に示すスパイラルパターンSaのように、x方向に直線的に延在する区間とy方向に直線的に延在する区間を組み合わせからなる矩形状のスパイラルパターンであっても構わない。このような矩形状のスパイラルパターンを用いれば、熱電材料の起電力方向における単位面積あたり長さをより長くすることが可能となる。また、図5に示すスパイラルパターンSbのように、ターン数が1ターン又はそれ以下であっても構わない。図5に示すスパイラルパターンSbは、基板サイズが非常に小さく、複数ターンに亘って熱電材料を平面スパイラル状に巻回することが困難な場合に有効である。さらに、複数の環状パターンを軸方向に積層する点も必須ではなく、環状パターンが1層のみであっても構わない。
さらに、端子電極E1,E2の位置についても特に限定されず、図6に示す例のように、Cuなどからなる均熱層31にスリットSL1,SL2を設け、スリットSL1,SL2によって分離された領域をそれぞれ端子電極E1,E2として利用しても構わない。この場合、スパイラルパターンS1~S4に印加される温度勾配の面内分布をより均一化するためには、平面視でスパイラルパターンS1~S4の形成領域と重ならない位置にスリットSL1,SL2を設けることが好ましい。
このように、均熱層31の一部を端子電極E1,E2として用いれば、図7に示すように、熱電変換素子1を熱電変換デバイスの基板3に表面実装することが可能となる。図7に示す例では、基板3の表面にランドパターンP1~P3が設けられており、ハンダ33を介して端子電極E1,E2及び均熱層31がそれぞれランドパターンP1~P3に接続されている。これによれば、基板3の熱が均熱層31を介して積層構造体10に効率よく伝わるため、基板3の熱を効率よく電力に変換することが可能となる。
<第2の実施形態>
図8は、本発明の第2の実施形態による熱電変換素子2の内部構造を説明するための略分解斜視図である。また、図9(a)は図8に示すA-A線に沿った略断面図であり、図9(b)は図8に示すB-B線に沿った略断面図である。
図8及び図9に示すように、本実施形態による熱電変換素子2は、積層構造体10の内部構造が第1の実施形態による熱電変換素子1と相違している。その他の基本的な構成は、第1の実施形態による熱電変換素子1と同一であることから、同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
本実施形態においては、絶縁層11の表面に熱電材料からなる直線パターンL1と接続配線41が設けられ、絶縁層12の表面に熱電材料からなる直線パターンL2と接続配線42が設けられ、絶縁層13の表面に熱電材料からなる直線パターンL3と接続配線43が設けられている。接続配線41~43はCuなどの良導体からなる。絶縁層11~13の表面のうち、直線パターンL1~L3又は接続配線41~43で覆われていない領域には、充填材21~23が埋め込まれている。直線パターンL1及び接続配線41は1層目の配線層61を構成し、直線パターンL2及び接続配線42は2層目の配線層62を構成し、直線パターンL3及び接続配線43は3層目の配線層63を構成する。したがって、本実施形態による熱電変換素子2は、3つの配線層61~63が積層された構造を有している。
直線パターンL1~L3はいずれもx方向に延在し、且つ、y方向に磁化されている。このため、z方向の温度勾配が存在すると、直線パターンL1~L3にはx方向の起電力が生じる。そして、起電力が累積するよう接続配線41によって複数の直線パターンL1が直列に接続され、起電力が累積するよう接続配線42によって複数の直線パターンL2が直列に接続され、起電力が累積するよう接続配線43によって複数の直線パターンL3が直列に接続される。さらに、端部に位置する直線パターンL1の一端は、絶縁層12に設けられたビアV4を介して端部に位置する接続配線42の一端に接続され、端部に位置する直線パターンL2の一端は、絶縁層13に設けられたビアV5を介して端部に位置する接続配線43の一端に接続される。端部に位置する接続配線41の一端は端子電極E1に接続され、端部に位置する直線パターンL3の一端は端子電極E2に接続される。これにより、端子電極E1,E2間には、直線パターンL1~L3が直列に接続されることになる。
これにより、z方向の温度勾配が存在すると、各直線パターンL1~L3においてx方向に起電力が生じ、これら起電力が累積するよう、直線パターンL1~L3が直列に接続されていることから、端子電極E1,E2間には従来の熱電変換素子よりも高い電圧Vが現れる。
このように、本実施形態においては、複数の直線パターンL1~L3に生じる起電力が累積するよう、接続配線41~43を用いて電流方向を折り返すことにより、各配線層の面内及び層間において直線パターンL1~L3を直列に接続していることから、xy平面サイズを抑えつつ、z方向の温度勾配に応じて高い電圧Vを得ることが可能となる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は、上記の実施形態に限定されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることはいうまでもない。
図10は、実施例1~12の熱電変換素子の構成及び起電力を示す表である。
[実施例1]
図2に示す絶縁層11及びスパイラルパターンS1のみからなる熱電変換素子を作製した。熱電材料としては厚さ20μmのFePtを用い、面積が1cmである絶縁層11の表面に複数ターンに亘って巻回することにより、周方向における長さを15.69cmとした。スパイラルパターンの径方向におけるパターン幅は200μmであり、径方向に隣接するパターン間隔は300μmである。貫通孔Hの径は2mmである。また、熱電材料の熱伝導率は10W/mKであり、絶縁層の熱伝導率は5W/mKである。このような構造を有する実施例1の熱電変換素子に対し、z方向に50℃/cmの温度勾配を与え、スパイラルパターンの両端に現れる電圧を測定した。その結果、得られた電圧は0.43mVであった。
[実施例2]
絶縁層を介してスパイラルパターンを5層積層することによって積層構造体を構成し、各スパイラルパターンを直列に接続した他は、実施例1と同様の構造を持つ実施例2の熱電変換素子を作製し、同様の条件で電圧を測定した。その結果、得られた電圧は2.15mVであり、実施例1に対して約5倍の電圧が得られた。
[実施例3]
各絶縁層の表面に充填材を設けた他は、実施例2と同様の構造を持つ実施例3の熱電変換素子を作製し、同様の条件で電圧を測定した。充填材の熱伝導率は0.3W/mKである。その結果、得られた電圧は2.38mVであり、実施例2よりも高い電圧が得られた。
[実施例4]
絶縁層の材料として、熱伝導率が30W/mKである材料を用いた他は、実施例3と同様の構造を持つ実施例4の熱電変換素子を作製し、同様の条件で電圧を測定した。その結果、得られた電圧は2.74mVであり、実施例3よりも高い電圧が得られた。
[実施例5]
積層構造体の軸方向における両面にCuからなる均熱層を設けた他は、実施例4と同様の構造を持つ実施例5の熱電変換素子を作製し、同様の条件で電圧を測定した。その結果、得られた電圧は3.06mVであり、実施例4よりも高い電圧が得られた。
[実施例6]
絶縁層を介してスパイラルパターン及び充填材を10層積層し、各スパイラルパターンを直列に接続した他は、実施例5と同様の構造を持つ実施例6の熱電変換素子を作製し、同様の条件で電圧を測定した。その結果、得られた電圧は6.71mVであり、実施例5に対して2倍以上の電圧が得られた。
[実施例7]
絶縁層を介してスパイラルパターン及び充填材を20層積層し、各スパイラルパターンを直列に接続した他は、実施例6と同様の構造を持つ実施例7の熱電変換素子を作製し、同様の条件で電圧を測定した。その結果、得られた電圧は13.42mVであり、実施例6に対して約2倍の電圧が得られた。
[実施例8]
熱電材料としてCoMnGaを用い、積層数を2層とした他は、実施例6,7と同様の構造を持つ実施例8の熱電変換素子を作製し、同様の条件で電圧を測定した。CoMnGaの熱伝導率は25W/mKである。その結果、得られた電圧は10.43mVであり、層数に比して高い電圧が得られた。
[実施例9]
積層数を4層とした他は、実施例8と同様の構造を持つ実施例9の熱電変換素子を作製し、同様の条件で電圧を測定した。その結果、得られた電圧は20.58mVであり、実施例8に対して約2倍の電圧が得られた。
[実施例10]
図8に示した配線層61~63を5層構造とし、1層当たりの直線パターンの合計長さを実施例1~9と同様に15.69cmとした他は、実施例5と同様の構造を持つ実施例11の熱電変換素子を作製し、同様の条件で電圧を測定した。その結果、得られた電圧は0.27mVであった。
[実施例11]
積層数を10層とした他は、実施例10と同様の構造を持つ実施例11の熱電変換素子を作製し、同様の条件で電圧を測定した。その結果、得られた電圧は0.54mVであり、実施例10に対して約2倍の電圧が得られた。
[実施例12]
積層数を15層とした他は、実施例10と同様の構造を持つ実施例12の熱電変換素子を作製し、同様の条件で電圧を測定した。その結果、得られた電圧は0.81mVであり、実施例10に対して約3倍の電圧が得られた。
1,2 熱電変換素子
3 基板
10 積層構造体
11~15 絶縁層
21~24 充填材
31,32 均熱層
33 ハンダ
41~43 接続配線
51~54,61~63 配線層
E1,E2 端子電極
F 熱流
H 貫通孔
L1~L3 直線パターン
P1~P3 ランドパターン
S1~S4,Sa,Sb スパイラルパターン
SL1,SL2 スリット
V1~V5 ビア

Claims (8)

  1. 径方向に磁化され、軸方向の温度勾配に応じて周方向に起電力を生じる熱電材料が環状に巻回されてなる熱電変換素子であって、
    前記熱電材料は、同軸状に積層され、互いに巻回方向が逆である第1及び第2のスパイラルパターンを構成し、
    前記第1のスパイラルパターンの内周端は、前記第2のスパイラルパターンの内周端に接続されていることを特徴とする熱電変換素子
  2. 磁化方向に隣接する熱電材料間に埋め込まれ、絶縁性を有するとともに前記熱電材料よりも熱伝導率の低い充填材をさらに備えることを特徴とする請求項に記載の熱電変換素子。
  3. 前記充填材の熱伝導率は、前記熱電材料を支持する絶縁層の熱伝導率よりも低いことを特徴とする請求項に記載の熱電変換素子。
  4. 前記熱電材料の熱伝導率をaとし、前記絶縁層の熱伝導率をbとした場合、b≧0.8aを満たすことを特徴とする請求項に記載の熱電変換素子。
  5. 前記熱電材料を温度勾配方向から挟み込むように設けられ、熱伝導率が前記絶縁層の熱伝導率よりも高い第1及び第2の均熱層をさらに備えることを特徴とする請求項3又は4に記載の熱電変換素子。
  6. 前記熱電材料は、フェルミエネルギー近傍にワイル点を有し、かつ異常ネルンスト効果を示す材料からなることを特徴とする請求項1乃至のいずれか一項に記載の熱電変換素子。
  7. 前記熱電材料の起電力方向における一端及び他端に接続された第1及び第2の端子電極をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至のいずれか一項に記載の熱電変換素子。
  8. 第1及び第2の配線パターンを有する基板と、
    請求項に記載の熱電変換素子と、を備え、
    前記第1及び第2の配線パターンは、それぞれ前記第1及び第2の端子電極に接続されていることを特徴とする熱電変換デバイス。
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