JP7341715B2 - 画像処理装置、制御方法、およびプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、レンダリングを行う画像処理装置、制御方法、及びプログラムに関する。
印刷装置において、RGB形式などで表現されたカラー原稿をグレースケール形式で出力する場合、入力されるRGB値を、全カラー値を対象とする一律の変換式(NTSC変換など)を用いてグレースケールに変換して出力することが一般的である。全カラーを対象として行われる色変換(以下、全カラー対象色変換と呼ぶ。)は、階調性が求められている原稿には有効である。
しかし、全カラー対象色変換では、RGB(3チャネル)をグレー(1チャネル)に変換する過程で色情報が欠落する。そのため、異なるRGB値(色)で表現されている複数色が、全カラー対象色変換によって同じ(あるいは近い)グレー値に変換され、複数色間における色の違いが識別不能になってしまう場合がある。特に、円グラフなど、二つの色が部分的に重なるように、あるいは接するように描画されている画像においては、二つの色の境界線が消滅してしまう。したがって、そのようにして生成された画像をモノクロ出力した場合、カラー出力した場合に比べて弁別性が悪くなる可能性があった。
また、色弱者にとっては、異なるRGB値(色)で表現されている各色が、同じ(あるいは近い)色に見えてしまう場合がある。したがって、RGB形式などで表現されたカラー原稿をカラー出力した場合でも、色弱者にとっては色の違いが識別できなかったり、一般色覚者と色弱者との間で見え方が異なったりするなど、弁別性が悪くなる可能性があった。
そこで、出力画像の弁別性を高めるための方法として、原稿で使用されている色数に応じて色変換を行う方法が提案されている(特許文献1参照)。特許文献1には、PDLデータからページ内で使用されている色やオブジェクトなどを解析して色数の情報を取得し、その情報に基づいて、色変換テーブルを生成する方法が記載されている。また、中間データからRIP(Raster Image Processor)画像を生成する際に、そのような色変換テーブルを用いて色変換を行う方法が提案されている(特許文献2参照)。
特開2017-38242号公報 特開2000-141789号公報
しかし、上述した方法のようにRIP画像に対して色変換を行う方法は、画素ごとに色変換を行う必要があり、処理負荷を増大させる可能性がある。そこで、本発明は、変換処理を効率的に行いつつ、弁別性を向上させる画像を生成することができる画像処理装置を提供することを目的とする。
本発明の画像処理装置は、PDLデータをページ単位で解析して中間データを生成する第1の生成手段と、前記第1の生成手段によって生成される中間データのページで使用される複数の色のオブジェクトのそれぞれに識別情報を割り当てる割当手段と、前記第1の生成手段によって生成される中間データのページで使用される前記複数の色の色値を取得する取得手段と、前記取得手段によって色値が取得された前記複数の色の数をカウントするカウント手段と、前記カウント手段によってカウントされた数に基づいて前記ページで使用される前記複数の色の色値にそれぞれ対応する無彩色を決定する決定手段と、前記取得手段によって取得された色値を前記決定手段によって決定された無彩色に変換された中間データを生成する第2の生成手段と、所定の色変換方式に基づいて色変換テーブルを生成する第3の生成手段と、前記ページで使われる前記複数の色のオブジェクトの色値と、前記ページに使用されている色の色値を所定の色変換方式で変換することによって決められた色値が互いに関連付けられた、前記第3の生成手段によって生成された色変換テーブルを使って前記取得手段によって取得された色値を変換する変換手段と、前記第2の生成手段によって生成された中間データに基づいてレンダリングを実行するレンダリング手段と、を備え、前記変換手段は、色値が同じ複数のオブジェクトの色値を、前記割当手段によって割り当てられた前記識別情報に対応する同じ色変換方式を使って変換することを特徴とする。
本発明によれば、変換処理を効率的に行いつつ、弁別性を向上させる画像を生成することができる。
第1実施形態に係る印刷制御装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 印刷制御装置のソフトウェア構成の一例を示す図である。 オブジェクトの構成の一例を示す図である。 第1実施形態に係る印刷制御装置の動作を示すフローチャートである。 第1実施形態におけるDL生成処理を示すフローチャートである。 DLの構成例を示す図である。 色変換テーブルを説明するための図である。 第1実施形態における特定色対象色変換処理を示すフローチャートである。 S804の処理を説明するための図である。 第1実施形態における全カラー対象色変換処理を示すフローチャートである。 第2実施形態に係る印刷制御装置の動作を示すフローチャートである。 第2実施形態におけるDL生成処理を示すフローチャートである。 第3実施形態における色変換テーブルを説明するための図である。 第3実施形態におけるDL生成処理を示すフローチャートである。 第4実施形態における色変換テーブルを説明するための図である。 第4実施形態におけるDL生成処理を示すフローチャートである。
以下、本発明を実施するための形態について図面を用いて説明する。なお、以下の実施の形態に記載されている構成要素は、本発明の例としての形態を示すものであり、本発明の範囲をそれらのみに限定するものではない。
<第1実施形態>
第1実施形態では、グレースケール変換を実行する際に、印刷データを解析して中間データを生成した後に、印刷データの解析結果に応じて色変換方式を切り替える印刷制御装置を例にする。
図1は、第1実施形態に係る印刷制御装置100のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。CPU101は、印刷制御装置100の制御中枢部である。RAM102は、CPU101がアクセス可能な記憶デバイスであり、本実施形態では、CPU101が動作するためのワークメモリとして利用される。ROM103には、プログラムが格納されていて、該プログラムをCPU101がRAM102上にロードして実行することで、後述する図2に示す各ソフトウェアモジュールが動作する。ネットワークIF104は、ネットワークを介して外部装置(パーソナルコンピュータや他の装置等)と接続され、主に印刷データの受信を行うためのインタフェースである。なお、本実施形態では、外部装置から印刷データとしてPDL(Page Description Language)データが受信されるものとする。エンジン105は、CPU101によって解釈されたPDLデータに従って記録媒体(用紙等)に印刷を行う印刷エンジンである。
図2は、印刷制御装置100のソフトウェア構成の一例を示す図である。図2に示すように、印刷制御装置100は、ソフトウェアモジュール201~206を有する。上述したように、CPU101がROM103からRAM102上にロードしたプログラムを実行することで、これらのソフトウェアモジュールが動作する。またこれらのソフトウェアモジュールが動作することで、印刷制御装置100は、画像処理装置としても機能する。
PDL受信部201は、ネットワークIF104からPDLデータを受信する。受信されたPDLデータは、RAM102に格納される。なお、本実施形態では、ネットワークを介して外部装置からPDLデータを受信する場合を例にするが、PDLデータはRAM102に予め保存されていてもよい。PDL解釈部202は、RAM102に格納されたPDLデータで指定される描画コマンドを読み出して解釈する。この描画コマンドに従い、描画対象であるオブジェクトの形状や色情報が決定され、オブジェクトが生成される。
ここで、オブジェクトの構成について説明する。図3は、オブジェクトの構成の一例を示す図である。オブジェクト情報301は、オブジェクトがイメージオブジェクトであるか、グラフィックオブジェクトであるか等、オブジェクトの属性を示す情報である。パス形状情報302は、オブジェクトの描画範囲情報や、オブジェクトのアウトラインを点列で表現したパス点列情報等、オブジェクトの位置やアウトラインに関する情報である。オペランド情報303は、オブジェクトのオペランド種別(イメージ(Image)、フラットフィル(FlatFill)等)、色情報、色空間(RGB、グレー(Gray)等)といった、描画に関する情報である。オペレータ情報304は、オブジェクトの階層に関連する情報である。
図2の説明に戻る。DL生成部203は、オブジェクトから中間データであるDL(Display List)を生成する。また、DL生成部203は、オブジェクトに紐付く色情報を解析し、解析した色情報を保持する。特定色対象色変換部(以下、第1の色変換部と呼ぶ。)204は、DL生成部203が保持する色情報が所定の条件を満たす場合、特定の色に限定した特別な色変換(以下、特定色対象色変換と呼ぶ。)を実行する。全カラー対象色変換部(以下、第2の色変換部と呼ぶ。)205は、DL生成部203で保持しておいた色情報が所定の条件を満たさない場合、全カラー対象色変換、すなわち全カラー値を一律にグレー値に変換するグレースケール変換方式(NTSC変換など)を用いた色変換を実行する。RIP処理部206は、DL生成部203で生成されたDLをレンダリング(ラスタライズ)する。DLの構造については図6を用いて後述する。
次に、図4を用いて印刷制御装置100の動作について説明する。図4は、第1実施形態に係る印刷制御装置100の動作を示すフローチャートである。図4に示すフローチャートに示す一連の処理は、CPU101がROM103に記憶されたプログラムをRAM102に展開し実行することによって実現される。
PDL受信部201は、ネットワークIF104からPDLデータを受信すると(S401)、該PDLデータをRAM102に格納する。すると、RAM102に格納されたPDLデータに含まれる各描画コマンドに対して、S403,S404の処理が繰り返し実行される(S402)。S403では、PDL解釈部202が、RAM102に格納されたPDLデータから描画コマンドを読み出し、該描画コマンドを解釈してオブジェクトを生成する。S404では、DL生成部203が、S403で生成されたオブジェクトからDLを生成する。また、DL生成部203は、オブジェクトに紐付く色情報を解析し、解析した色情報に基づいて色変換方式を選択する。本実施形態では、DL生成部203は、色変換方式として、全カラー対象色変換と特定色対象色変換のいずれかを選択する。S404におけるDL生成部203の処理(DL生成処理)については、図5を用いて後述する。
すべての描画コマンドに対してS403,S404の処理が完了すると、第1の色変換部204は、S404で全カラー対象色変換が選択されているか判定する(S405)。全カラー対象色変換が選択されている場合(S405のYES)、第2の色変換部205が、S402~S404の処理で生成されたDLに対して全カラー対象色変換処理を実行する(S406)。全カラー対象色変換の詳細については図10を用いて後述する。一方、全カラー対象色変換が選択されていない場合(S405のNO)、S402~S404の処理で生成されたDLに対して特定色対象色変換処理を実行する(S407)。特定色対象色変換処理の詳細については図8を用いて後述する。
次いで、RIP処理部206は、変換されたDLをラスタライズする(S408)。これにより、色変換後のラスタライズ画像が生成される。なお、S401~S408の処理はページ単位で実行され、各ページに対応するラスタライズ画像が生成される。最後に、CPU101は、生成されたラスタライズ画像に対して必要な画像処理を施し、エンジン105は、画像処理後のラスタライズ画像を記録媒体に出力する。
ここで、図5を用いて、S404のDL生成処理を説明する。図5に示すように、本実施形態のDL生成部203は、フィル(Fill)生成処理、レベル(Level)生成処理、エッジ(Edge)生成処理を順次実行した後、それらの処理結果をDLにマージする。また、DL生成部203は、フィル生成処理を実行する際に、色情報解析処理(後述するS502~S507の処理)を実行する。図5に示す各処理について説明する前に、図6を用いてS404で生成されるDLの構造について説明する。図6には、DLの構造が簡易的に示されている。DL600は、オブジェクトのパス形状情報から導出されたエッジの開始点座標を軸とするリスト構造を有するエッジリスト情報601と、エッジ同士の上下関係を保持するレベルリスト情報602と、色情報を保持するフィルリスト情報603とを含む。DL生成処理では、DL生成部203がオブジェクトからエッジリスト情報601、レベルリスト情報602、フィルリスト情報603を生成し、それらをDLにマージ(合成)する処理を実行する。
図5に示す各処理を説明する。まず、DL生成部203は、オブジェクトのオペランド情報からフィルリスト情報603を生成する(S501)。フィルリスト情報603には、オブジェクトに塗られている色やパターンに関する情報が格納される。使用色テーブル604は、フィルリスト情報のオブジェクト種別(Image、FlatFill等)、オブジェクトに塗られている色のみに着目した、フィルリスト情報を簡易的に示すテーブルである。図6に示す例では、ID(FillID)が1であるFillのオブジェクト種別が、一様に同じ色で塗られるFlatFillであり、赤色で塗られることを表している。また、IDが2、3であるFillも同様にFlatFillであり、それぞれ緑色、青色で塗られることを表している。なお、オブジェクト種別、オブジェクトに塗られている色以外の情報については本実施形態では説明不要なため、使用色テーブル604では省略されている。
次いで、DL生成部203は、色の識別情報とその色値を取得する(S502)。ここでは、色の識別情報として、色が塗られるオブジェクトの属性や、色数などが取得される。次いで、DL生成部203は、取得したオブジェクトの属性がイメージであるかを判断する(S503)。オブジェクトの属性がイメージである場合(S503のYES)、DL生成部203は、使用されている色が多数であると判断できるため、全カラー対象色変換を選択し(S504)、S508の処理に移行する。このとき、既に全カラー対象色変換が選択されている場合、DL生成部203は、特に処理は実行せずにS508の処理に移行する。一方、オブジェクトの属性がイメージでない場合(S503のNO)、DL生成部203は、S502で取得した色値を色変換前の色値として、図7に示す色変換テーブル700に格納(登録)する(S505)。図7は、色変換テーブルを説明するための図である。色変換テーブル700は、色変換前の色値と色変換後の色値とを対応付けて格納するテーブルである。このとき、色変換テーブルが生成されていなければ、DL生成部203は、色変換テーブルを生成する。また、S502で取得した色値と同じ色値が既に登録済みであれば、DL生成部203は登録を行わない。DL生成部203は、S505で色変換テーブル700に新規に色値を登録した場合、色変換テーブル700に登録されている色数のカウント値(以下、色カウントと呼ぶ。)をインクリメントする(S506)。色カンウトは、DL生成部203によって保持される。次いで、DL生成部203は、色カウントが所定の閾値以上であるかを判断する(S507)。色カウントが所定の閾値以上であれば(S507のYES)、DL生成部203は、使用されている色が多数であると判断し、全カラー対象色変換を選択し(S504)、S508の処理に移行する。このとき、既に全カラー対象色変換が選択されている場合、DL生成部203は、特に処理は実行せずにS508の処理に移行する。一方、色カウントが所定の閾値未満であれば(S507のNO)、DL生成部203は、オペレータ情報からレベルリスト情報を生成する(S508)。レベルリスト情報は、ページ内に配置されるオブジェクトをZオーダー量(X方向およびY方向に直交するZ方向での値)で表現した情報である。例えばレベルが2であるオブジェクトは、レベルが1であるオブジェクトより上側(Z方向におけるプラス側)に描かれることを示す。レベルリスト情報については、オペレータ情報に含まれるROP(Raster OPeration)情報等を考慮しながら、原則としてオブジェクトの処理順にレベルが決定される。図6に示すように、S501で生成されたフィルリスト情報603は、レベルリスト情報602からリンクされる。次いで、DL生成部203は、オブジェクトのパス形状情報からエッジリスト情報を生成する(S509)。図6に示すように、S508で生成されたレベルリスト情報602は、エッジリスト情報601からリンクされる。図6に示す例では、IDが1であるエッジのレベルが2であり、IDが2であるエッジのレベルが3であり、IDが3であるエッジのレベルが1であることを示している。以下、IDがnであるエッジを、単にID#nと表現する場合がある。DL生成部203は、以上のようにして生成した、エッジリスト情報601、レベルリスト情報602、及びフィルリスト情報603を、上記のようにリンクさせてDL600にマージする(S510)。すべてのオブジェクトに対し、S501~S510の処理を繰り返し実行することで、DL生成処理が完了する。なお、DL生成処理が終了した場合、特定色変換テーブル700は、図7(a)に示すように登録IDと変換前の色値のみが格納された状態となる。
次に、図8を用いて、S407にて第1の色変換部204が行う特定色対象色変換処理について説明する。図8は、特定色対象色変換処理を示すフローチャートである。まず、第1の色変換部204は、生成された図7(a)に示す色変換テーブル700と色カウントを取得する(S801)。次いで、第1の色変換部204は、色カウントと色変換テーブル700に格納された変換前の色値とに基づき、特定色対象色変換処理を実行する(S802)。例えば、変換前の色値が色変換テーブル700の図7(a)に示される値であるとする。このとき、第1の色変換部204は、まず、変換前の各色値に対して、全カラー対象のグレー変換(NTSC変換など)の変換式を用いてグレー値を算出し、出力濃度を求める。次いで、第1の色変換部204は、各色値を出力濃度が高い順に並べる。図7(a)に示す例では、ConvID#3>ConvID#1>ConvID#2となる。なお、ConvID#nは、ConvertIDがnである色値を表す。最後に、第1の色変換部204は、色カウントの数に応じて、出力濃度が低い色値から順に均等に濃度を割り当てるように変換後の色値を決定する。なお、特定色対象色変換の方法は上記に限定されるものではなく、例えば変換前の値に関わらず色カウントのみを用いて均等に濃度を割り当てても良いし、別の方法を用いても構わない。
変換後の色値を決定すると、第1の色変換部204は、変換後の色値を色変換テーブル700に格納する(S803)。変換後の色値が格納された色変換テーブル700の例を図7(b)に示す。そして、第1の色変換部204は、S501で生成した使用色テーブル604に格納されている色値を色変換テーブル700に従って差し替えて、使用色テーブル604を書き換える(S804)。ここで、図9を用いてS804の処理を説明する。まず、第1の色変換部204は、S501で生成された使用色テーブル604を取得する。次に、第1の色変換部204は、使用色テーブル604内に、色変換テーブル700の変換前の色値と一致する色値があるか探索を行う。一致する色値があった場合、第1の色変換部204は、その色値を色変換テーブル700の変換後の色値に差し替える。この処理を色変換テーブル700に格納されている色値について繰り返し行うことで、図9に示すように、差し替え後の使用色テーブル901が完成する。
次に、図10を用いて、第2の色変換部205が行うS406の全カラー対象色変換処理について説明する。図10は、全カラー対象色変換処理を示すフローチャートである。まず、第2の色変換部205は、生成された図7(a)に示す色変換テーブル700を取得する(S1001)。次いで、第2の色変換部205は、色変換テーブル700に格納された変換前の色値を、全カラー値を一律にグレー値に変換するグレースケール変換方式を用いてグレー値に変換し、変換後の色値を決定する(S1002)。変換後の色値を決定すると、第2の色変換部205は、変換後の色値を色変換テーブル700に格納する(S1003)。S1004の処理は、S804と同様であるため説明を省略する。最後に、第2の色変換部205は使用色テーブルにイメージオブジェクトが含まれている場合、そのイメージオブジェクトに対してグレー変換を実行する(S1005)。このとき、イメージオブジェクトに対して画素単位でグレー変換が行われる。なお、本実施形態ではカラー原稿の色空間がRGBである場合について説明したが、色空間がCMYKなど他の色空間であっても構わない。
以上のように、本実施形態では、中間データを生成した後に色変換を実行する場合において、中間データに格納されている使用色を、RIPを実行する前に差し替える。よって、RIP時に画素ごとに色変換テーブルを参照して色を置き換える従来の方法と比較して、効率的に色変換を行うことが可能となる。また、本実施形態では、色数に応じて、出力濃度が低い色値から順に均等に濃度が分散されるように、変換後の色値を決定している。したがって、カラー原稿をグレースケール形式で出力した場合における出力画像の弁別性を向上させることができる。
また、色変換処理を実行する際、イメージブジェクトについては画素ごとに色を置き換える必要があるが、従来の方法のように原稿の全面に対して画素を置き換える処理を適用すると、処理負荷を増大させる可能性がある。一方、本実施形態では、画素を置き換える処理を、イメージブジェクトについて部分的に行うようにしている。つまり、イメージオブジェクト以外のオブジェクトについては画素ごとに色を置き換える処理を行わないようにしている。そのため、カラー原稿にイメージオブジェクトが含まれている場合でも、色変換処理時の処理負荷を必要以上に増大させない。
<第2実施形態>
第1実施形態では、PDLデータを解析して中間データを生成した後に、PDLデータの解析結果に応じて特定のカラー値をグレースケール変換する印刷制御装置を例にした。本実施形態では、PDLデータの解析結果に応じて特定のカラー値に対して新しいカラー値に色変換する印刷制御装置を例にする。なお、第2実施形態の印刷制御装置の構成は、図1に示す第1実施形態の構成と同様である。以下では、第1実施形態と異なる点について説明する。
図11は、第2実施形態に係る印刷制御装置100の動作を示すフローチャートである。図11に示す一連の処理は、ROM103に記憶されたプログラムをCPU101が実行することによって実現される。S1101~S1104の処理は、第1実施形態におけるS401~S404の処理と同様である。ただし、S1104にて、DL生成部203は、特定色対象の色変換処理を実行するかを選択するだけでなく、色変換が不要かどうかを選択する。S1104におけるDL生成処理の詳細については、図12を用いて後述する。
すべての描画コマンドに対してS1103,S1104の処理が完了すると、第1の色変換部204は、色変換が必要か判定する(S1105)。色変換不要と判断した場合(S1105のNO)、第1の色変換部204は、特定色対象色変換処理を実行せず、S1107の処理に移行する。一方、特定色対象色変換が必要と判断した場合(S1105のYES)、S1102~S1104の処理で生成されたDLに対して特定色対象色変換処理を実行する(S1106)。このとき、第1実施形態と同様の処理、すなわち図8に示す処理が実行される。S1107,S1108の処理は、第1実施形態におけるS408,S409の処理と同様であるため説明を省略する。
図12を用いて、S1104のDL生成処理を説明する。図12に示すように、本実施形態においても同様に、DL生成部203は、フィル生成処理、レベル生成処理、エッジ生成処理を順次実行した後、それらの処理結果をDLにマージする。また、DL生成部203は、フィル生成処理を実行する際に、色情報解析処理(後述するS1204~S1209の処理)を実行する。
図12に示す各処理を説明する。S1201の処理は、第1実施形態におけるS501の処理と同様である。S1201の後、DL生成部203は、色変換が必要かどうかを示す色変換要否情報を取得する(S1202)。色変換要否情報には、初期値として、色変換が必要であることを示す値が格納されているものとする。次いで、DL生成部203は、色変換要否情報から色変換が不要であるか否かを判定する(S1203)。色変換が不要である場合(S1203のYES)、DL生成部203は、S1210の処理に移行する。一方、色変換が必要である場合は(S1203のNO)、DL生成部203は、S1204~S1209の処理を実行する。なお、S1204,S1205の処理は、第1実施形態におけるS502,S503の処理と同様である。
S1205にてオブジェクトの属性がイメージであると判断した場合(S1205のYES)、DL生成部203は、使用されている色が多数であると判断し、色変換要否情報を、色変換が不要であることを示す値に更新する(S1206)。そして、DL生成部203は、S1210の処理に移行する。このとき、作成中の色変換テーブル700が存在する場合、DL生成部203は、色変換テーブル700を削除する。一方、S1205にてオブジェクトの属性がイメージでないと判断した場合(S1205のNO)、DL生成部203は、S1207~S1209の処理を実行する。なお、S11207~S1209の処理は、第1実施形態におけるS505~S507の処理と同様である。
S1209にて色カウントが所定の閾値以上であると判断した場合(S1209のYES)、DL生成部203は、色変換要否情報を、色変換が不要であることを示す値に更新して(S1206)、S1210の処理に移行する。このとき、作成中の色変換テーブル700が存在する場合には、DL生成部203は、色変換テーブル700を削除する。一方、S1209にて色カウントが所定の閾値未満であると判断した場合(S1209のNO)、DL生成部203は、S1210の処理に移行する。
S1210~S1212の処理は、S508~S510の処理と同様である。すべてのオブジェクトに対し、S1201~S1212の処理を繰り返し実行することで、DL生成処理が完了する。なお、すべてのオブジェクトに対してS1206にて色変換要否情報を、色変換が不要であることを示す値に更新されなかった場合、図7(a)に示すように登録IDと変換前の色値とが格納された特定色変換テーブル700が得られる。
次に、S1106にて第1の色変換部204が行う特定色対象色変換処理について説明する。なお、本実施形態の特定色対象色変換処理は、第1実施形態の特定色対象色変換処理と同様である。なお、第1実施形態では、第1の色変換部204がカラー値をグレー値に変換する例を取り上げたが、本実施形態の第1の色変換部204は、変換前のカラー値を、配色を見直して新たなカラー値に変換する。例えば、本実施形態の第1の色変換部204は、誰が見ても理解できる配色を用いて視覚バリアフリーを実現するCUD(カラーユニバーサルデザイン)変換の方式を適用して変換後の色値を決定する。なお、特定色対象色変換の方法は上記に限定されるものではなく、別の方法を用いても構わない。
以上のように、本実施形態では、中間データを生成した後に色変換を実行する場合において、RIP処理を実行する前にCUD変換などの特別なカラー変換を実行する。それにより、第1実施形態と同様に、効率的に色変換を行うことができる。また、カラー画像を出力する場合においても、出力画像の弁別性を向上させることが可能となる。
また本実施形態では、中間データの生成処理において、色変換が不要であるか否かを判定し、色変換不要と判断した場合には、中間データ生成後に色変換を実行しない。また、色変換が不要とわかった段階でそれ以降、色変換のための色情報解析処理を実行しない。よって、処理負荷をさらに軽減することができる。
なお、本実施形態ではカラー原稿の色空間がRGBを例に挙げて説明を行ったが、色空間がCMYKなど他の色空間であっても構わない。
<第3実施形態>
第1実施形態では、図2に示す第1の色変換部204が、図6に示す使用色テーブル604内に、図7に示す色変換テーブル700の変換前の色値と一致する色値があるか探索を行う印刷装置を例にした。しかし、DL生成部203は、フィル(Fill)生成処理時に同じ色値であってもオブジェクトの属性(グラフィック、文字、くり抜き指定など)に応じて、異なるFillIDでフィルリスト情報に登録する。したがって、フィルリスト情報内の色値に重複が発生することになり、第1実施形態の色値を用いた探索では同じ色値を複数回変換することになる。本実施形態では、このような色値の重複を加味し、色値による探索処理を行わない色変換方法と、該色変換方法に適した色変換テーブルとを使用する印刷制御装置を例にする。なお、第3実施形態の印刷制御装置の構成は、図1に示す第1実施形態の構成と同様である。以下では、第1実施形態と異なる点について説明する。
図13は、第3実施形態に係る色変換テーブルを説明するための図である。また、図14は図13に示す色変換テーブルを作成する印刷制御装置100の動作を示し、第3実施形態におけるDL生成処理(S404の処理)を示すフローチャートである。図14に示す各処理の説明と共に、図13に示す色変換テーブルの構成を説明する。
オブジェクトのオペランド情報からフィルリスト情報603を生成する処理(S1401)から全カラー対象色変換を選択する処理(S1404)までは図5に示す処理と差異が無いため説明を省略する。
オブジェクトの属性がイメージでない場合(S1403のNO)、DL生成部203は、色変換テーブルが生成済みかどうか判断する。(S1405)。色変換テーブルが生成されていない場合(S1405のNO)、DL生成部203は、色変換テーブルを生成する(S1406)。図13(a)に示す色変換テーブル1300は、生成直後の色変換テーブルである。
次に、DL生成部203はS1402で取得した色値を色変換テーブルに登録する。しかし、S1402で取得した色値が未登録の場合(S1407のYES)、DL生成部203は、図13(b)に示す色変換テーブル1310のように、新たなConvID(ここでは、にConvID#1)と共に色変換テーブルに登録する(S1408)。このとき、DL生成部203は、図13(b)に示すような重複色のインデックスリスト1311を作成し、色値を管理する情報としてFillIDを重複色のインデックスリスト1311に登録する。そして、DL生成部203は、色変換テーブル1310に、作成した重複色のインデックスリスト1311へのアドレス(ポインタ)を登録する。図中における白丸は、ポインタを模式的に表している。図中における矢印は、ポインタによる参照を模式的に表している。S1402で取得した色値が登録済みの場合(S1407のNO)、DL生成部203は色値に対応する重複色のインデックスリストにFillIDを登録する。図13(c)には、複数のFillIDが登録された重複色のインデックスリスト1321、1322、および、1323が示されている。重複色のインデックスリスト1322には、ConvID#2に対応する変換前の色値を有する、FillID#2、FillID#12、FillID#25、および、FillID#30が登録されている。
DL生成部203は、S1408で色変換テーブルに新規に色値を登録した場合、色変換テーブルに登録されている色数を示すConvIDが閾値を超えるかどうか判定する(S1410)。ConvIDが閾値を超える場合(S1410のYES)、DL生成部203は、使用されている色が多数であると判断し、全カラー対象色変換を選択し(S1404)、S1411の処理に移行する。S1411~S1413の処理は図5に示すS508~S510と同じであるため説明を省略する。
第3実施形態における第1の色変換部204が行う特定色対象色変換処理(S407の処理)は、第1実施形態と同様である。ただし、図8に示すフローにおけるS804の処理のみ第1実施形態と異なる。第3実施形態における第1の色変換部204は、S804において、色変換テーブル1320の各重複色のインデックスリストに登録されるFillIDから使用色テーブル604内の同FillIDを有する色値を上書きする。これにより、図9に示すように、差し替え後の使用色テーブル901が完成する。
以上のように、本実施形態では、色値をもとに中間データに格納されている使用色を探索するのではなく、FillIDをもとに中間データに格納されている使用色を直接参照するため、探索処理を削減でき、より効率的に色変換を行うことが可能となる。
<第4実施形態>
第3実施形態では、色変換テーブルがConvID毎に重複色のインデックスリストを有する場合を例にした。各重複色のインデックスリストは、PDLデータやDLと同じくRAM102上に格納される。第1実施形態では色カウントが閾値を超える場合は全カラー対象色変換に処理を切り替える。しかし、全カラー対象色変換に処理を切り替える閾値を超えなくても重複色の数やRAM102の使用状況によっては重複色のインデックスリストを保持できない場合がある。そこで本実施形態では、重複色のインデックスリストを格納できなくなった際に縮退処理を実行して、重複色のインデックスリストを格納できるようにする。なお、本実施形態の印刷制御装置の構成は、図1に示す第1実施形態の構成と同様であり、以下では、第1実施形態、および、第3実施形態と異なる点について説明する。
図15は、第4実施形態に係る色変換テーブルを説明するための図である。図16は、図15に示す色変換テーブルを作成する印刷制御装置100の動作を示し、第4実施形態におけるDL生成処理(S404の処理)を示すフローチャートである。S1601~S1607までの処理は、図14に示すS1401~S1408までと差異が無いため説明を省略する。
S1607において、色値が未登録の場合(S1607のYES)、DL生成部203は、色変換テーブル1500のように、新たなConvID(ここでは、にConvID#1)と共に色変換テーブルに登録する(S1608)。このとき、DL生成部203は、図15(a)に示すような重複色のインデックスリスト1501を作成しFillIDを登録する。重複色のインデックスリスト1501はRAM102上の空き領域が離散的に存在することを加味し、次の重複色のインデックスリストへのアドレスを格納するヘッダ部を有する。図中の「Next」は、次の重複色のインデックスリストへのアドレスを表していて、図中の「Next」が格納されている領域は、ヘッダ部を表している。
色値が登録済みの場合(S1607のNO)、作成済みの重複色のインデックスリストにFillIDを追加する。重複色のインデックスリストにFillIDを追加するための空きがない場合(S1609のNO)、RAM102上に新たな重複色のインデックスリストを作成できるだけの空き容量が存在するか確認する(S1610)。作成可能な場合(S1610のYES)、新たな重複色のインデックスリストを作成し(S1611)、作成した新たな重複色のインデックスリストにFillIDを追加する(S1612)。図15(b)に示す色変換テーブル1510では、最初に作成した重複色のインデックスリスト1511に空きがなく、新たな重複色のインデックスリスト1512が作成されている。そして、新たに作成された重複色のインデックスリスト1512にFillIDが追加されている。最初に作成した重複色のインデックスリスト1511は、図15(b)に示すように、新たな重複色のインデックスリスト1512のアドレスをヘッダ部に保持する。
また、RAM102上に新たな重複色のインデックスリストを作成できるだけの空き容量が存在しない場合(S1610のNO)、DL生成部203は、インデックスの総数が最も少ない重複色のインデックスリストを削除する(S1613)。そしてDL生成部203は、新たな重複色のインデックスリストを作成する(S1611)。図15(b)に示す色変換テーブル1510の場合、ConvID#3に対応する重複色のインデックスリストを削除したのち、新たな重複色のインデックスリスト1512を作成する。したがって、ConvID#3に対応する重複色のインデックスリスト情報はインデックスの総数が0になり、重複色のインデックスリストへのアドレスも削除される。
S1614~S1617の処理は、図14に示すS1410~S1413と同じであるため説明を省略する。
第4実施形態における第1の色変換部204が行う特定色対象色変換処理(S407の処理)も、第1実施形態と同様である。ただし、図8に示すフローにおけるS804の処理のみ第1実施形態と異なる。第4実施形態における第1の色変換部204は、第3実施形態における第1の色変換部204と同様にS804において、色変換テーブル1320の各重複色のインデックスリストを用いて使用色テーブル604内の同FillIDを有する色値を上書きする。このとき、重複色のインデックスリストが存在しない色値については、第1実施形態と同じく色値を用いた探索を行う。これにより、図9に示すように、差し替え後の使用色テーブル901が完成する。
以上のように、本実施形態では、第3実施形態と同様に重複色のインデックスリストに登録されるFillIDをもとに中間データに格納されている使用色を直接参照するため、探索処理を削減でき、より効率的に色変換を行うことが可能となる。また、重複色のインデックスリストを削除することが可能であるため、受信したPDLデータを処理する過程において使用されるRAMの使用状況に応じた柔軟な対応が可能となる。
(その他の実施形態)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
100 印刷制御装置
101 CPU
202 PDL解釈部
203 DL生成部
204 特定色対象色変換部
205 全カラー対象色変換部
206 RIP処理部

Claims (8)

  1. PDLデータをページ単位で解析して中間データを生成する第1の生成手段と、
    前記第1の生成手段によって生成される中間データのページで使用される複数の色のオブジェクトのそれぞれに識別情報を割り当てる割当手段と、
    前記第1の生成手段によって生成される中間データのページで使用される前記複数の色の色値を取得する取得手段と、
    前記取得手段によって色値が取得された前記複数の色の数をカウントするカウント手段と、
    前記カウント手段によってカウントされた数に基づいて前記ページで使用される前記複数の色の色値にそれぞれ対応する無彩色を決定する決定手段と、
    前記取得手段によって取得された色値を前記決定手段によって決定された無彩色に変換された中間データを生成する第2の生成手段と、
    所定の色変換方式に基づいて色変換テーブルを生成する第3の生成手段と、
    前記ページで使われる前記複数の色のオブジェクトの色値と、前記ページに使用されている色の色値を所定の色変換方式で変換することによって決められた色値が互いに関連付けられた、前記第3の生成手段によって生成された色変換テーブルを使って前記取得手段によって取得された色値を変換する変換手段と、
    前記第2の生成手段によって生成された中間データに基づいてレンダリングを実行するレンダリング手段と、を備え、
    前記変換手段は、色値が同じ複数のオブジェクトの色値を、前記割当手段によって割り当てられた前記識別情報に対応する同じ色変換方式を使って変換する
    ことを特徴とする画像処理装置。
  2. ページ内で使用される色の数に応じて、前記色変換テーブルを生成するために用いる前記所定の色変換方式を選択する選択手段をさらに有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記第2の生成手段は、
    ページ内で使用される色の数が所定の閾値未満である場合、前記所定の色変換方式として、濃度が低い色から順に濃度が均等に分散されるようにページ内で使用される各色の色値をグレー値に変換する第1の色変換方式を選択する
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記第2の生成手段は、
    ページ内で使用される色の数が前記所定の閾値以上である場合、前記所定の色変換方式として、全カラー値を一律にグレー値に変換する第2の色変換方式を選択する
    ことを特徴とする請求項に記載の画像処理装置。
  5. 前記第2の生成手段は、
    ページ内で使用される色の数が前記所定の閾値未満であっても、ページ内にイメージオブジェクトが含まれる場合には、前記所定の色変換方式として、前記第2の色変換方式を選択する
    ことを特徴とする請求項4に記載の画像処理装置。
  6. 前記第2の生成手段は、
    ページ内にイメージオブジェクトが含まれる場合には、イメージオブジェクト以外のオブジェクトの描画に使用される各色について、前記第2の色変換方式に従った前記色変換テーブルを生成する
    ことを特徴とする請求項5に記載の画像処理装置。
  7. PDLデータをページ単位で解析して中間データを生成する第1の生成工程と、
    前記第1の生成工程によって生成される中間データのページで使用される複数の色のオブジェクトのそれぞれに識別情報を割り当てる割当工程と、
    前記第1の生成工程で生成される中間データのページで使用される前記複数の色の色値を取得する取得工程と、
    前記取得工程で色値が取得された前記複数の色の数をカウントするカウント工程と、
    前記カウント工程でカウントされた数に基づいて前記ページで使用される前記複数の色の色値にそれぞれ対応する無彩色を決定する決定工程と、
    前記取得工程で取得された色値を前記決定工程で決定された無彩色に変換された中間データを生成する第2の生成工程と、
    所定の色変換方式に基づいて色変換テーブルを生成する第3の生成工程と、
    前記ページで使われる前記複数の色のオブジェクトの色値と、前記ページに使用されている色の色値を所定の色変換方式で変換することによって決められた色値が互いに関連付けられた、前記第3の生成工程によって生成された色変換テーブルを使って前記取得工程によって取得された色値を変換する変換工程と、
    前記第2の生成工程で生成された中間データに基づいてレンダリングを実行するレンダリング工程と、を備え、
    前記変換工程では、色値が同じ複数のオブジェクトの色値を、前記割当工程によって割り当てられた前記識別情報に対応する同じ色変換方式を使って変換する
    ことを特徴とする画像処理装置の制御方法。
  8. 請求項7に記載された制御方法を、コンピュータに実行させるためのプログラム。
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