JP7341101B2 - 研削機構及び研削装置 - Google Patents

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Description

本発明は、研削機構及び研削装置に関するものである。
例えば樹脂封止基板などの研削対象物を研削する場合には、粗研削した後に仕上げ研削が行われる場合がある。
そして従来は、粗研削及び仕上げ研削はそれぞれ別の研削装置で行う、又は、特許文献1に示すような2つのテーブルを有する半導体ストリップグラインダーにおいて、一方のテーブルで粗研削を行い、他方のテーブルで仕上げ研削を行うことが考えられる。
特許第6181799号公報
しかしながら、別々の研削装置で粗研削及び仕上げ研削を行う場合、及び、特許文献1のように別々のテーブルで粗研削及び仕上げ研削を行う場合のいずれにおいても、粗研削後に研削対象物を別のテーブルに載せ替える必要がある。そうすると、載せ替えた後のテーブルにおいて再度位置合わせをする必要がある。位置合わせをしても、載せ替え前後でテーブルの水平度は全く同じではないため、テーブル上に固定されて研削される研削対象物の平坦度に影響を及ぼし、粗研削時の研削対象物の平坦度と仕上げ研削時の研削対象物の平坦度とが変わってしまう。その結果、研削精度が悪くなる恐れがある。特に、研削対象物が薄いもの(例えば、5mm以下、1mm以下)である場合、この平坦度(研削精度)の問題は重大である。
そこで本発明は、研削対象物に対する粗研削及び仕上げ研削において平坦度を一定にすることをその主たる課題とするものである。
すなわち本発明に係る研削機構は、板状の研削対象物を保持する複数のテーブルと、前記研削対象物を粗研削する少なくとも1つの粗研削部と、前記研削対象物を仕上げ研削する少なくとも1つの仕上げ研削部とを備え、前記複数のテーブルそれぞれに、前記粗研削部及び前記仕上げ研削部が移動可能に構成されていることを特徴とする。
このように構成した本発明によれば、複数のテーブルそれぞれにおいて粗研削及び仕上げ研削の平坦度を一定にすることができる。
本発明に係る研削装置の一実施形態の構成を模式的に示す平面図である。 同実施形態の研削機構の構成を模式的に示す正面図(手前側から見た図)である。 同実施形態の研削機構の構成を模式的に示す背面図(奥側から見た図)である。 同実施形態の(A)粗研削を行っている状態、(B)仕上げ研削を行っている状態を模式的に示す平面図である。 本発明に係る研削装置において(A)仕上げ研削部を兼用する場合、(B)粗研削部及び仕上げ研削部を兼用する場合の構成を模式的に示す平面図である。 本発明に係る研削装置の変形実施形態の構成を模式的に示す平面図である。 変形実施形態のベルト研削部の構成を模式的に示す正面図及び側面図である。 ベルト研削部におけるケーシングの構成を示す模式図である。 粗研削部、仕上げ研削部及びベルト研削部のZ方向スライダへの取り付け構造を模式的に示す図である。
次に、本発明について、例を挙げてさらに詳細に説明する。ただし、本発明は、以下の説明により限定されない。
本発明の研削機構は、前述のとおり、板状の研削対象物を保持する複数のテーブルと、前記研削対象物を粗研削する少なくとも1つの粗研削部と、前記研削対象物を仕上げ研削する少なくとも1つの仕上げ研削部とを備え、前記複数のテーブルそれぞれに、前記粗研削部及び前記仕上げ研削部が移動可能に構成されていることを特徴とする。
このような研削機構であれば、複数のテーブルそれぞれに、粗研削部及び仕上げ研削部が移動可能に構成されているので、各テーブルに研削対象物を保持した状態で粗研削及び仕上げ研削の両方を行うことができる。これにより、研削対象物を異なるテーブルに載せ替える必要がなく、異なるテーブルでの再度の位置合わせが不要となり、複数のテーブルそれぞれにおいて粗研削及び仕上げ研削の平坦度を一定にすることができる。その結果、複数の研削対象物を同時に研削することでスループット(処理能力)を向上させつつ、各テーブルにおける研削対象物の研削精度を向上することができる。
各テーブルにおいて、他のテーブルとは独立して、粗研削及び仕上げ研削の両方を行う構成にするためには、前記粗研削部及び前記仕上げ研削部は、前記複数のテーブルそれぞれに対応して複数設けられていることが望ましい。
2つのテーブルにおいて、一方のテーブルで粗研削を行う際に、他方のテーブルで仕上げ研削を行う場合(2つのテーブルで同じタイミングで粗研削又は仕上げ研削を行わない場合)には、両方のテーブルそれぞれに対応して粗研削部及び仕上げ研削部を設ける必要が無い。このため、構成を簡略化するためには、前記粗研削部又は前記仕上げ研削部の少なくとも一方は、少なくとも2つの前記テーブルにおいて兼用されることが望ましい。
本発明の研削機構において、複数のテーブルを移動させる具体的な実施の態様としては、研削機構が、前記複数のテーブルそれぞれに設けられ、前記テーブルを一方向に沿って所定の範囲内で直線往復移動させる複数のテーブル移動部をさらに備えることが考えられる。
この構成において、前記粗研削部及び前記仕上げ研削部の具体的な移動態様としては、前記粗研削部及び前記仕上げ研削部は、前記テーブル移動部による前記テーブルの往復移動方向を横切る方向に移動することが考えられる。好ましくは、前記粗研削部及び前記仕上げ研削部は、前記テーブルの往復移動方向と直交する方向に移動することが考えられる。
粗研削は研削量が多くなるため、粗研削用砥石の目詰まりが問題となる。このため、前記粗研削部は、粗研削用砥石を有する横軸型のものであることが望ましい。なお、横軸型の研削部は、テーブル面に対して砥石の回転軸が平行となる研削方式である。
この構成であれば、粗研削用砥石の目詰まりを少なくすることができる。
また、前記仕上げ研削部は、仕上げ研削用砥石を有する縦軸型のものであることが望ましい。なお、縦軸型の研削部は、テーブル面に対して砥石の回転軸が垂直な研削方式である。
この構成であれば、高精度な研削が可能となり、研削面積が大きく生産性を高めることができる。
研削対象物の種類によっては、粗研削用砥石や仕上げ研削用砥石の目詰まりの問題が大きくなる。また、例えば銅配線部や半田部を露出させるだけの研削対象物などのように研削精度がさほど要求されない研削対象物もある。このような研削対象物の場合には、粗研削用砥石や仕上げ研削用砥石を用いるとランニングコストが大きくなってしまう。
この問題を好適に解決するためには、前記粗研削部又は前記仕上げ研削部は、無端帯状の研削ベルトを用いたベルト研削型のものであることが望ましい。研削ベルトは、粗研削用砥石や仕上げ研削用砥石に比べて安価であり、大幅なコストダウンを図ることができる。また、研削ベルトは、粗研削用砥石や仕上げ研削用砥石に比べて交換作業も容易である。
研削対象物の種類に応じた研削態様を選択できるようにして研削機構の汎用性を向上させるためには、前記粗研削部は、粗研削用砥石を有する横軸型のものと無端帯状の研削ベルトを用いたベルト研削型のものとで変更可能に構成されており、前記仕上げ研削部は、仕上げ研削用砥石を有する縦軸型のものと無端帯状の研削ベルトを用いたベルト研削型のものとで変更可能に構成されていることが望ましい。
粗研削部及び仕上げ研削部を安定的に支持することによって、研削精度を向上するためには、前記複数のテーブルを挟んで設けられた一対の脚部と、前記一対の脚部に架け渡された連結梁部とをさらに備え、前記粗研削部及び前記仕上げ研削部は、前記連結梁部に移動可能に支持されていることが望ましい。
ここで、前記連結梁部において、手前側に前記粗研削部又は前記仕上げ研削部の一方が支持されており、奥側に前記粗研削部又は前記仕上げ研削部の他方が支持されていることが望ましい。この構成であれば、テーブル毎で、連結梁部の撓み等から受ける粗研削のばらつきを同じにでき、連結梁部の撓み等から受ける仕上げ研削のばらつきを同じにできる。
その他、研削機構の汎用性を向上させるためには、前記粗研削部及び前記仕上げ研削部とは別に、無端帯状の研削ベルトを用いたベルト研削部をさらに備え、前記複数のテーブルそれぞれに、前記ベルト研削部が移動可能に構成されていることが望ましい。
バリによる研削不良を抑制したり、研削対象物の品質を向上したりするためには、研削機構は、前記研削対象物のバリ取りを行うバリ取り部をさらに備え、前記複数のテーブルそれぞれに、前記バリ取り部が移動可能に構成されていることが望ましい。
また上述した研削機構を有する研削装置も本発明の一態様である。
<本発明の一実施形態>
以下に、本発明に係る研削装置の一実施形態について、図面を参照して説明する。なお、以下に示すいずれの図についても、分り易くするために、適宜省略し又は誇張して模式的に描かれている。同一の構成要素については、同一の符号を付して説明を適宜省略する。
以下の説明においては、板状の研削対象物として、樹脂封止された基板(封止済基板)を一例として説明する。基板としては、例えば、ガラスエポキシ基板、セラミック基板、樹脂基板、金属基板などの一般的な基板及びリードフレームなどが挙げられる。その他、板状の研削対象物は、基板以外のものであっても良い。
<研削装置100の全体構成>
本実施形態の研削装置100は、封止済基板W(以下、単に「基板W」という。)の表面を平面研削することによって、基板Wの高さ調整(厚み調整)、又は基板Wに搭載された電子部品の放熱性の向上等の基板の改質を行うものである。
具体的に研削装置100は、図1に示すように、基板Wを供給する基板供給モジュール100Aと、基板Wを研削する基板研削モジュール100Bと、研削された基板Wを洗浄する基板洗浄モジュール100Cと、研削された基板Wを収納する基板収納モジュール100Dとを、それぞれ構成要素として備える。各構成要素100A~100Dは、それぞれ他の構成要素に対して互いに着脱されることができ、かつ、交換されることができる。また、各モジュール100A~100D間での基板Wの移動は、基板搬送機構100E及び/又はロボットアーム(図示せず)により行われる。本実施形態の研削装置100全体の動作は、後述する制御部9を含む制御機器CTLにより制御される。
基板供給モジュール100Aは、研削前の基板W(研削前基板)を供給するものである。具体的に基板供給モジュール100Aは、基板Wを供給する研削前基板供給部11を備えている。
基板研削モジュール100Bは、基板搬送機構100E及び/又はロボットアーム(図示せず)により搬送された基板Wの表面を平面研削するものであり、具体的に基板研削モジュール100Bは、粗研削及び仕上げ研削の両方を行うものである。詳細は後述する。
基板洗浄モジュール100Cは、基板研削モジュール100Bにより研削された基板W(研削済基板)を洗浄するものである。具体的に基板洗浄モジュール100Cは、研削された基板Wに例えば水等の洗浄液により洗浄する回転式の洗浄部13と、洗浄された基板Wを乾燥させる乾燥部14とを有する。その他、基板洗浄モジュール100Cには、基板Wの良否を判断するためのカメラを有する検査部15を設けても良い。なお、この検査部15は、基板洗浄モジュール100Cとは別に検査モジュールとして設けても良い。
基板収納モジュール100Dは、基板洗浄モジュール100Cにより洗浄されて、基板搬送機構100E及び/又はロボットアーム(図示せず)により搬送された基板Wを収納するものである。具体的に基板収納モジュール100Dは、基板Wを収納する研削済基板収納部12を備えている。なお、研削済基板収納部12を基板供給モジュール100Aに設けることにより、基板収納モジュール100Dを基板供給モジュール100Aと同じモジュールとしても良い。
<基板研削モジュール100B(研削機構)>
次に、基板研削モジュール100B(研削機構)について詳述する。
具体的に基板研削モジュール100Bは、図1~図3に示すように、基板Wを保持する複数のテーブル2と、複数のテーブル2それぞれを直線往復移動させる複数のテーブル移動部3と、基板Wを粗研削する少なくとも1つの粗研削部4と、基板Wを仕上げ研削する少なくとも1つの仕上げ研削部5とを備え、複数のテーブル2それぞれに、粗研削部4及び仕上げ研削部5が移動可能に構成されている。なお、本実施形態では、2つのテーブル2及び2つのテーブル移動部3を有する構成である。
各テーブル2は、基板Wを吸着保持するものであり、その上面に基板Wを吸着するための多数の吸着孔(不図示)が形成されている。なお、多数の吸着孔は、吸引ポンプVPに接続されている。本実施形態のテーブル2は、平面視長方形状の基板Wに対応して平面視長方形状をなすものである。
各テーブル移動部3は、テーブル2を一方向(Y方向)に沿って所定の範囲内で直線往復移動させるものである。また、各テーブル移動部3は、他のテーブル移動部3とは独立してテーブル2を直線往復移動することができる。具体的に各テーブル移動部3は、Y方向において手前側に設定された第1の位置Pと、Y方向において奥側に設定された第2の位置Qとの間でテーブル2を直線往復移動させる。ここでは、第1の位置Pは、基板Wの受け取り及び受け渡しが行われる位置であるが、基板Wの受け取り及び受け渡しが行われる位置とは別の位置に設定しても良い。
本実施形態の各テーブル移動部3は、テーブル2の長手方向とテーブル2の往復移動方向(Y方向)とが一致するようにテーブル2を移動させる構成である。また、各テーブル移動部3は、高い研削精度を達成するために、テーブル2を回転させる機構を備えていないことが望ましい。2つのテーブル移動部3は、X方向に横並びに設けられており、各テーブル移動部3は、Y方向に沿って設けられたY方向レールと、当該Y方向レール上をスライドするとともにテーブル2が固定されたY方向スライダと、当該Y方向スライダを駆動するY方向駆動部(例えば、ボールネジ及びサーボモータ)とを備えている。なお、Y方向駆動部は、後述する制御部9により制御されることによって、テーブル2がY方向レールに沿って直線往復移動する。
本実施形態では、粗研削部4及び仕上げ研削部5は、複数のテーブル2(複数のテーブル移動部3)それぞれに対して少なくとも1つ設けられている。具体的には、本実施形態では、一方のテーブル2に対応して1つの粗研削部4及び1つの仕上げ研削部5が設けられており、他方のテーブル2に対応して1つの粗研削部4及び1つの仕上げ研削部5が設けられている。
各粗研削部4は、対応するテーブル移動部3による基板Wの移動範囲内に移動して、基板Wの上面を粗研削するものである。この粗研削部4は、粗研削用砥石41を有する横軸型のものであり、粗研削用砥石41を回転させるスピンドル42の回転軸がテーブル面に対して平行となるように設定されている。この粗研削用砥石41は、円板形状をなすものであり、その外側周面が研削に用いられる使用面となる。
各仕上げ研削部5は、対応するテーブル移動部3による基板Wの移動範囲内に移動して、基板Wを仕上げ研削するものである。この仕上げ研削部5は、仕上げ研削用砥石51を有する縦軸型のものであり、仕上げ研削用砥石51を回転させるスピンドル52の回転軸がテーブル面に対して垂直となるように設定されている。ここで、仕上げ研削用砥石51は、粗研削用砥石41よりも目の細かい砥石である。また、仕上げ研削用砥石51は、円環形状又は円板形状をなすものであり、その軸方向の一端面が研削に用いられる使用面となる。さらに、仕上げ研削用砥石51は、基板Wの幅寸法よりも大きな直径を有する。
具体的に各粗研削部4及び各仕上げ研削部5は、テーブル移動部3によるテーブル2の往復移動方向(Y方向)を横切る方向に移動するように構成されている。本実施形態では、各粗研削部4及び各仕上げ研削部5は、第1の位置Pと第2の位置Qとの間において、Y方向に直交するX方向に移動するように構成されている。
そして、本実施形態の基板研削モジュール100Bは、各粗研削部4及び各仕上げ研削部5を移動可能に支持する門型の支持部6を備えている。この支持部6は、図2及び図3に示すように、2つのテーブル2(2つのテーブル移動部3)の両側に設けられた一対の脚部61と、一対の脚部61に架け渡された連結梁部62とを備えており、当該連結梁部62に各粗研削部4及び各仕上げ研削部5が移動可能に支持されている。連結梁部62は、第1の位置Pと第2の位置Qとの間においてX方向に沿って設けられている。本実施形態では、連結梁部62の手前側に、2つの粗研削部4が支持され、連結梁部62の奥側に2つの仕上げ研削部5が支持される構成である。この構成により、2つの基板Wに対して粗研削又は仕上げ研削されるY方向の位置が同じ位置となる。その結果、テーブル2毎で、連結梁部62の撓み等から受ける粗研削のばらつきを同じにでき、連結梁部62の撓み等から受ける仕上げ研削のばらつきを同じにできる。
ここで、連結梁部62と各粗研削部4との間には、図2に示すように、粗研削部移動部7が設けられており、連結梁部62と各仕上げ研削部5との間には、図3に示すように、仕上げ研削部移動部8が設けられている。なお、図1において、粗研削部移動部7及び仕上げ研削部移動部8は図示していない。
粗研削部移動部7は、各粗研削部4をX方向に移動させるものであり、例えば、連結梁部62においてX方向に沿って設けられたX方向レールと、当該X方向レールに沿って移動するX方向スライダと、当該X方向スライダを駆動するX方向駆動部とを備えている。X方向スライダ及びX方向駆動部は、2つの粗研削部4それぞれに対応して設けられている。なお、X方向レールは、2つの粗研削部4で共通としているが、それぞれに対応して設けられても良い。各X方向駆動部が後述する制御部9によって制御され、各粗研削部4が互いに独立してX方向に沿って移動する。
また、粗研削部移動部7は、各粗研削部4をZ方向に移動できる構成としてあり、連結梁部62においてZ方向に沿って設けられたZ方向レールと、当該Z方向レールに沿って移動するZ方向スライダと、当該Z方向スライダを駆動するZ方向駆動部とを備えている。Z方向レール、Z方向スライダ及びZ方向駆動部は、2つの粗研削部4それぞれに対応して設けられている。各Z方向駆動部が後述する制御部9によって制御され、各粗研削部4が互いに独立してZ方向に沿って移動する。
仕上げ研削部移動部8は、各仕上げ研削部5をX方向に移動させるものであり、例えば、連結梁部62においてX方向に沿って設けられたX方向レールと、当該X方向レールに沿って移動するX方向スライダと、当該X方向スライダを駆動するX方向駆動部とを備えている。X方向スライダ及びX方向駆動部は、2つの仕上げ研削部5それぞれに対応して設けられている。なお、X方向レールは、2つの仕上げ研削部5で共通としているが、それぞれに対応して設けられても良い。各X方向駆動部が後述する制御部9によって制御され、各仕上げ研削部5が互いに独立してX方向に沿って移動する。
また、仕上げ研削部移動部8は、各仕上げ研削部5をZ方向に移動させる構成としてあり、連結梁部62においてZ方向に沿って設けられたZ方向レールと、当該Z方向レールに沿って移動するZ方向スライダと、当該Z方向スライダを駆動するZ方向駆動部とを備えている。Z方向レール、Z方向スライダ及びZ方向駆動部は、2つの仕上げ研削部5それぞれに対応して設けられている。各Z方向駆動部が後述する制御部9によって制御され、各仕上げ研削部5が互いに独立してZ方向に沿って移動する。
上述した構成において、制御部9が各部を制御することよって、複数のテーブル2に保持された基板Wそれぞれの粗研削及び仕上げ研削が行われる。
以下に、1つのテーブル2に着目して、当該テーブル2に保持された基板Wの粗研削及び仕上げ研削について説明する。
制御部9は、各基板Wを粗研削する場合には、図4(A)に示すように、粗研削部4を基板Wの移動範囲内に移動させて、所定のシーケンスで粗研削する。
制御部9は、テーブル移動部3を制御して基板Wを直線往復移動させつつ、粗研削部移動部7を制御して粗研削部4をX方向に移動させることにより、基板Wの上面全体を粗研削する。例えば、制御部9は、テーブル2を少なくとも1回直線移動させて基板Wの所要箇所を長手方向に沿って粗研削し、その後、粗研削部4をX方向にずらして、粗研削部4が未研削部分に当たるようにし、テーブル2を少なくとも1回直線移動させて基板Wの所要箇所を長手方向に沿って粗研削する。これを繰り返すことによって、基板Wの上面全体を粗研削する。
上記の粗研削において、制御部9は、粗研削部4のZ方向の位置をフィードバック制御して、基板Wの粗研削量を調整する。
具体的に制御部9は、基板Wに接触する1又は複数の接触センサ10(図1参照)からの検出信号に基づいて、基板Wの厚みが所定の目標値となるように、粗研削部4のZ方向の位置をフィードバック制御する。接触センサ10は、各テーブル2に対応して設けられている。ここで、基板Wの厚みは、テーブル上面のZ方向の位置と基板上面のZ方向の位置との差から求めても良いし、研削前の基板上面のZ方向の位置と研削後の基板上面のZ方向の位置とから求まる研削量に基づいて求めても良い。なお、基板Wの厚み又は研削量を検出するセンサとしては、接触センサの他、光学式センサ等のその他の方式の変位センサであっても良い。
制御部9は、粗研削後に基板Wを仕上げ研削する場合には、図4(B)に示すように、仕上げ研削部5を基板Wの移動範囲内に移動させて、所定のシーケンスで仕上げ研削する。
制御部9は、仕上げ研削部移動部8を制御して、仕上げ研削部5の仕上げ研削用砥石51を基板Wに接触する位置に配置し、テーブル移動部3を制御して基板Wを直線移動さることにより、基板Wの上面全体を仕上げ研削する。例えば、制御部9は、仕上げ研削部移動部8を制御して、仕上げ研削用砥石51が基板Wの幅方向全体に接触する位置に配置した後に、テーブル移動部3を制御して基板Wを少なくとも1回直線移動させて、基板Wを長手方向に沿って仕上げ研削する。
上記の仕上げ研削において、制御部9は、仕上げ研削部5のZ方向の位置をフィードバック制御して、基板Wの仕上げ研削量を調整する。具体的に制御部9は、基板Wに接触する接触センサ10からの検出信号に基づいて、基板Wの厚みが所定の目標値となるように、仕上げ研削部5のZ方向の位置をフィードバック制御する。ここで、基板Wの厚みは、テーブル上面のZ方向の位置と基板上面のZ方向の位置との差から求めても良いし、研削前の基板上面のZ方向の位置と研削後の基板上面のZ方向の位置とから求まる研削量に基づいて求めても良い。
ここで、2つのテーブル2に保持された基板Wを粗研削及び仕上げ研削するにあたり、各粗研削部4及び各仕上げ研削部5が互いに干渉しないように構成されている。本実施形態では、図2に示すように、2つの粗研削部4(横軸型の研削部)の粗研削用砥石41が内側において互いに対向し、スピンドル42が外側に位置するように設けられている。
また、制御部9は、各テーブル2において、粗研削部4又は仕上げ研削部5の一方が基板Wを研削する際に、粗研削部4又は仕上げ研削部5の他方を、他のテーブル2とは反対側(外側)に退避させる。これにより、他のテーブル2で研削している研削部4、5の移動を邪魔しないようにする。その他、粗研削部4又は仕上げ研削部5の一方が基板Wを研削する際に、粗研削部4又は仕上げ研削部5の他方を、Z方向に上昇させることにより退避する構成としても良い。
<研削方法>
次に、本実施形態の研削装置100による研削方法の一例について説明する。この例では、2つのテーブル2において、粗研削を同時に行い、その後、仕上げ研削を同時に行う場合を想定している。
まず、基板搬送機構100Eが基板収納モジュール100Aの研削前基板供給部11から基板Wを受け取り、基板研削モジュール100Bの2つのテーブル2に順次搬送する。ここで、テーブル2は、搬送された基板Wを吸着して保持する。
本実施形態では、高い研削精度を達成するために、テーブル移動部3は、テーブル2を回転させる機構を備えていない。そのため、研削装置100は、基板搬送機構100Eの基板Wの向きとテーブル移動部3の基板Wの向き(図1参照)とを揃える整列機構を備える。整列機構は、例えば、基板搬送機構100Eに備えられた回転機構であってもよいし、又は、基板Wの向きを適切に回転させながら、基板Wを基板搬送機構100Eからテーブル2に移動させるロボットアームなどの搬送機構であってもよい。
その後、各テーブル2に対応する粗研削部4が所定の研削位置に移動するとともに、テーブル移動部3がテーブル2を直線往復移動させて基板Wの粗研削を行う。この粗研削において、接触センサ10の検出信号に基づいて、基板Wの厚みが所定の目標値となるように、粗研削部4のZ方向の位置がフィードバック制御される。
粗研削が終了した後に、粗研削部4は、テーブル2の移動範囲外に退避する。そして、各テーブル2に対応する仕上げ研削部5が所定の研削位置に移動するとともに、テーブル移動部3がテーブル2を直線往復移動させて粗研削された基板Wの仕上げ研削を行う。この仕上げ研削において、接触センサ10の検出信号に基づいて、基板Wの厚みが所定の目標値となるように、仕上げ研削部5のZ方向の位置がフィードバック制御される。
仕上げ研削が終了した後に、基板搬送機構100E及び/又はロボットアーム(図示せず)は、基板Wを基板洗浄モジュール100Cに順次搬送する。この基板洗浄モジュール100Cで洗浄及び検査された基板Wは、基板搬送機構100E及び/又はロボットアーム(図示せず)により基板収納モジュール100Dの研削済基板収納部12に搬送される。
その他の研削方法としては、一方のテーブル2において粗研削を行う際に、他方のテーブル2において仕上げ研削を行うといったように、2つのテーブル2で粗研削と仕上げ研削を交互に行う等、2つのテーブル2で研削タイミングをずらすことも考えられる。また、別の研削方法としては、各テーブル2で独立して粗研削及び仕上げ研削を行うことも考えられる。
これらの場合、各テーブル2における粗研削及び仕上げ研削の手順は、上記と同様であるが、基板搬送機構100E及び/又はロボットアーム(図示せず)は、仕上げ研削が終了する度に、当該仕上げ研削された基板Wを基板洗浄モジュール100Cに搬送するとともに、研削前の基板Wを研削前基板供給部11から基板Wを保持していないテーブル2に搬送する。
<本実施形態の効果>
本実施形態の研削装置100によれば、複数のテーブル2それぞれに、粗研削部4及び仕上げ研削部5が移動可能に構成されているので、各テーブル2に基板Wを保持した状態で粗研削及び仕上げ研削の両方を行うことができる。これにより、基板Wを異なるテーブルに載せ替える必要がなく、異なるテーブルでの再度の位置合わせが不要となり、複数のテーブル2それぞれにおいて粗研削及び仕上げ研削の平坦度を一定にすることができる。その結果、複数の基板Wを同時に研削することでスループット(処理能力)を向上させつつ、各テーブル2における基板Wの研削精度を向上することができる。
<その他の変形実施形態>
なお、本発明は前記実施形態に限られるものではない。
例えば、図5に示すように、粗研削部4又は仕上げ研削部5の少なくとも一方を、少なくとも2つのテーブル2において兼用する構成としても良い。例えば、図5(A)に示すように、2つのテーブル2それぞれに粗研削部4を設け、1つの仕上げ研削部5を2つのテーブル2において兼用する構成としても良い。また、図5(B)に示すように、1つの粗研削部4及び1つの仕上げ研削部5を2つのテーブル2において兼用する構成とし、2つのテーブル2において粗研削及び仕上げ研削を交互に行うようにしても良い。さらに、図示しないが、2つのテーブル2それぞれに仕上げ研削部5を設け、1つの粗研削部4を2つのテーブル2において兼用する構成としても良い。
また、連結梁部62において、2つの粗研削部4の一方を手前側、他方を奥側に設け、2つの仕上げ研削部の一方を手前側、他方を奥側に設けても良い。この構成であれば、2つのテーブル2において粗研削を同時に行う場合、又は、仕上げ研削を同時に行う場合において、粗研削部4同士、又は、仕上げ研削部5同士が構造的に相互に干渉しないようにできる。
さらに、前記実施形態に加えて、図6に示すように、テーブル移動部3による基板Wの移動範囲内に移動して、基板Wのバリ取りを行うバリ取り部16を設けても良い。このバリ取り部16は、粗研削部4及び仕上げ研削部5と同様に、連結梁部62に移動可能に支持することが考えられる。バリ取り部16としては、例えばブラシから構成することが考えられる。ここで、バリ取り部16を設ける場合には、2つのテーブル2において粗研削部4又は仕上げ研削部5を兼用する構成と組わせることで、その配置を容易にすることができる。また、バリ取り部16は、2つのテーブル2で兼用にすることができる。
前記実施形態の粗研削部4は粗研削用砥石41を用いたものであり、仕上げ研削部5は仕上げ研削用砥石51を用いたものであったが、図7に示すように、粗研削部4又は仕上げ研削部5は、無端帯状の研削ベルト171を用いたベルト研削型のもの(以下、ベルト研削部17)であってもよい。なお、研削ベルト171は、表面に砥粒が付着させてある帯状の研磨布紙の両端を接合し、ベルト状にしたものである。研削ベルト171は、粗研削用砥石41や仕上げ研削用砥石51に比べて安価であり、大幅なコストダウンを図ることができる。また、研削ベルト171は、粗研削用砥石41や仕上げ研削用砥石51に比べて交換作業も容易である。さらに、ベルト研削部17は、粗研削用砥石41や仕上げ研削用砥石51では目詰まりの問題が顕著となる基板Wや、例えば銅配線部や半田部を露出させるだけの基板Wなどのように研削精度がさほど要求されない研削対象物を研削する場合や、研削対象物にできたバリを除去する場合などに有効である。
このベルト研削部17は、スピンドル172の駆動軸173により回転駆動される駆動ホイール174と、コンタクトホイール175と、それらホイール174、175に掛け回された無端帯状の研削ベルト171とを有している。なお、研削ベルト171にテンションを付与するテンションホイール176を有していても良い。これらの各部品172~176は、ベース部材170に支持されている。
また、このベルト研削部17は、図8に示すように、研削ベルト171の一部が露出するように研削ベルト171をカバーするカバー体177を有している。カバー体177の下壁部177a(基板Wと対向する壁面)は平面形状を成しており、当該下壁部177aに研削ベルト171を露出されるための開口部177Hが形成されている。ここで、カバー体177の下壁部177aが基板Wと対向する平面形状をなすことから、外部から供給される水などの研削液が、下壁部177aの下面と基板Wの上面との間に形成される空間を流れて、研削部分に効率良く供給される。
また、カバー体177の下壁部177a又は当該下壁部177aに繋がる側壁部177bの下側部分には、カバー体177の内部に入り込んだ研削液を外部に排出するための排出孔177cが形成されている。なお、粗研削部4及び仕上げ研削部5にも、ベルト研削部17と同様に、それらの砥石41、51の一部が露出するようにカバーするカバー体を設けても良い。
また、粗研削部4又は仕上げ研削部5をベルト研削部17にする構成の他に、基板研削モジュール100B(研削機構)は、粗研削部4及び仕上げ研削部5とは別に、無端帯状の研削ベルト171を用いたベルト研削部17をさらに備えていても良い。このベルト研削部17は、複数のテーブル2それぞれに移動可能に構成されており、粗研削部4及び仕上げ研削部5と同様に、連結梁部62に移動可能に支持することが考えられる。
加えて、粗研削部4は、粗研削用砥石41を有する横軸型のものと無端帯状の研削ベルト171を用いたベルト研削型のものとで変更可能に構成しても良いし、仕上げ研削部5は、仕上げ研削用砥石51を有する縦軸型のものと無端帯状の研削ベルト171を用いたベルト研削型のものとで変更可能に構成しても良い。これらを変更可能にすることにより、基板Wの種類に応じた研削態様を選択できるようになり、基板研削モジュール100B(研削機構)の汎用性を向上させることができる。
この場合、図9に示すように、粗研削部4及び仕上げ研削部5におけるZ方向移動部のZ方向スライダ18に対して、アタッチメント部材19a、19bを用いて取り付けるように構成しても良い。例えば、粗研削部4は、粗研削部4用のアタッチメント部材19aを介してZ方向スライダに取り付けられる。また、仕上げ研削部5は、仕上げ研削部5用のアタッチメント部材19bを介してZ方向スライダ18に取り付けられる。なお、図9では、ベルト研削部17は、アタッチメント部材を用いずにZ方向スライダ18に取り付けられた例を示しているが、ベルト研削部用のアタッチメント部材を用いてZ方向スライダ18に取り付けるようにしても良い。このように各研削部4、5に対応したアタッチメント部材19a、19bを用いることで、粗研削部4(横軸型)とベルト研削部17とが相互に変更可能となり、仕上げ研削部5(縦軸型)とベルト研削部17とが相互に変更可能となる。図9では、粗研削部4と仕上げ研削部5とZ方向移動部のZ方向スライダ18を共通としているので、粗研削部4(横軸型)と仕上げ研削部5(縦軸型)とベルト研削部17とを相互に変更可能となる。その他、横軸型のスピンドル42とベルト研削部17のスピンドル172とを共通にして、この共通のスピンドルに対して粗研削用砥石41と研削ベルト171とを相互に変更可能に構成しても良い。
さらに、前記実施形態に加えて、仕上げ研削部5の仕上げ研削用砥石51よりも目の細かい研磨用砥石を有する研磨研削部を設けても良い。この研磨研削部は、複数のテーブル2それぞれに移動可能に構成されており、粗研削部4及び仕上げ研削部5と同様に、連結梁部62に移動可能に支持することが考えられる。
前記実施形態では2つのテーブル2を並列配置する構成であったが、3つ以上のテーブル2を並列配置する構成であっても良い。
前記実施形態では、1種類の研削対象物Wを複数のテーブル2で研削する構成であったが、複数のテーブル2それぞれで研削する研削対象物Wの種類を異ならせることにより、複数種類の研削対象物Wを研削する構成としても良い。この場合、各テーブル2に対応して設けられる粗研削部4及び仕上げ研削部5は、各研削対象物Wの種類に合わせて選択される。
また、前記実施形態の粗研削部4は横軸型の研削部であったが、縦軸型の研削部としても良い。一方、前記実施形態の仕上げ研削部5は縦軸型の研削部であったが、横軸型の研削部としても良い。また、研削部のスピンドルに取り付ける砥石を例えば粗研削用砥石と仕上げ研削用砥石とで交換することにより、粗研削部及び仕上げ研削部を種々の配置にすることができる。
また、各研削部と研削部移動部との間に研削部を回転させる回転部を設けても良い。この回転部は、研削部の回転軸を90度回転させるものであり、縦軸型と横軸型とで切り替えを可能にする。
加えて、前記実施形態の支持部6は門型であったが、1つの脚部と当該脚部から延びる梁部を有する片持ち型のものであっても良い。
その他、本発明は前記実施形態に限られず、その趣旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能であるのは言うまでもない。
100・・・研削装置
W・・・板状の研削対象物
100B・・・基板研削モジュール(研削機構)
2・・・テーブル
3・・・テーブル移動部
4・・・粗研削部
41・・・粗研削用砥石
5・・・仕上げ研削部
51・・・仕上げ研削用砥石
61・・・一対の脚部
62・・・連結梁部
7・・・粗研削部移動部
8・・・仕上げ研削部移動部
9・・・制御部
16・・・バリ取り部
17・・・ベルト研削部
171・・・研削ベルト

Claims (6)

  1. 金属基板が樹脂封止された板状の研削対象物を保持する2つのテーブルと、
    前記研削対象物を粗研削する2つの粗研削部と、
    前記研削対象物を仕上げ研削する少なくとも1つの仕上げ研削部と
    前記研削対象物のバリ取りを行う1つのバリ取り部と、
    前記2つのテーブルそれぞれに設けられ、前記テーブルを一方向に沿って所定の範囲内で直線往復移動させる2つのテーブル移動部と、
    前記2つのテーブルを挟んで設けられた一対の脚部と、
    前記一対の脚部に架け渡され、前記2つのテーブル移動部による直線往復移動方向に直交する方向に沿う連結梁部とを備え、
    前記粗研削部、前記仕上げ研削部及び前記バリ取り部は、前記2つのテーブル移動部による直線往復移動方向に直交する方向で、前記2つのテーブル両方に移動可能なように前記連結梁部に支持されており、
    前記2つの粗研削部は、前記連結梁部の一方の側に配置され、
    前記仕上げ研削部及び前記バリ取り部は、前記一方の側とは反対側の前記連結梁部の他方の側に配置されている、研削機構。
  2. 前記粗研削部は、粗研削用砥石を有する横軸型のものであり、
    前記仕上げ研削部は、仕上げ研削用砥石を有する縦軸型のものである、請求項1に記載の研削機構。
  3. 前記粗研削部又は前記仕上げ研削部は、無端帯状の研削ベルトを用いたベルト研削型のものである、請求項1又は2に記載の研削機構。
  4. 前記粗研削部は、粗研削用砥石を有する横軸型のものと無端帯状の研削ベルトを用いたベルト研削型のものとで変更可能に構成されており、
    前記仕上げ研削部は、仕上げ研削用砥石を有する縦軸型のものと無端帯状の研削ベルトを用いたベルト研削型のものとで変更可能に構成されている、請求項1又は2に記載の研削機構。
  5. 前記粗研削部及び前記仕上げ研削部とは別に、無端帯状の研削ベルトを用いたベルト研削部をさらに備え、
    前記2つのテーブルそれぞれに、前記ベルト研削部が移動可能に構成されている、請求項1乃至の何れか一項に記載の研削機構。
  6. 請求項1乃至の何れか一項に記載の研削機構を有する研削装置。
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