JP2002028853A - 研磨装置 - Google Patents

研磨装置

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JP2002028853A
JP2002028853A JP2000214218A JP2000214218A JP2002028853A JP 2002028853 A JP2002028853 A JP 2002028853A JP 2000214218 A JP2000214218 A JP 2000214218A JP 2000214218 A JP2000214218 A JP 2000214218A JP 2002028853 A JP2002028853 A JP 2002028853A
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polishing
top ring
polished
dresser
wafer
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JP2000214218A
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English (en)
Inventor
Tetsuji Togawa
哲二 戸川
Osamu Nabeya
治 鍋谷
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Ebara Corp
Original Assignee
Ebara Corp
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B24GRINDING; POLISHING
    • B24BMACHINES, DEVICES, OR PROCESSES FOR GRINDING OR POLISHING; DRESSING OR CONDITIONING OF ABRADING SURFACES; FEEDING OF GRINDING, POLISHING, OR LAPPING AGENTS
    • B24B37/00Lapping machines or devices; Accessories
    • B24B37/11Lapping tools
    • B24B37/20Lapping pads for working plane surfaces
    • B24B37/26Lapping pads for working plane surfaces characterised by the shape of the lapping pad surface, e.g. grooved
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B24GRINDING; POLISHING
    • B24BMACHINES, DEVICES, OR PROCESSES FOR GRINDING OR POLISHING; DRESSING OR CONDITIONING OF ABRADING SURFACES; FEEDING OF GRINDING, POLISHING, OR LAPPING AGENTS
    • B24B47/00Drives or gearings; Equipment therefor
    • B24B47/10Drives or gearings; Equipment therefor for rotating or reciprocating working-spindles carrying grinding wheels or workpieces
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B24GRINDING; POLISHING
    • B24DTOOLS FOR GRINDING, BUFFING OR SHARPENING
    • B24D11/00Constructional features of flexible abrasive materials; Special features in the manufacture of such materials
    • B24D11/04Zonally-graded surfaces

Abstract

(57)【要約】 【課題】 パッドの交換が容易であり、また固定砥粒を
用いようとすれば容易にそれを実現できる研磨装置を提
供する。 【解決手段】 被研磨物Wを保持するトップリング17
と;トップリング17に対して相対的に移動する研磨テ
ーブル12であって、トップリング17に保持された被
研磨物Wを研磨する研磨面を有する研磨テーブル12
と;前記研磨面13に研磨液を供給する研磨液供給手段
とを備え;トップリング17と研磨テーブル12の少な
くとも一方が第1の方向(x軸方向)に往復直線運動す
るように構成される研磨装置。トップリングと研磨テー
ブルの少なくとも一方が第1の方向に往復直線運動する
ように構成されるので、均一な研磨ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、研磨装置に関し、
特に半導体用の基板を研磨するのに適した研磨装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体ウエハWのデバイス表面の平坦化
には、従来から研磨パッドを回転させる回転式の他に、
図21に示すようにベルトを備える装置101が用いら
れていた。図中、弾性を有する研磨パッド105を表面
に貼付したベルト102が、平行な軸回りに回転する一
対のローラ103、104に卷回されている。ローラ1
03、104の中間でベルト102が直線になった箇所
には、ベルト102を裏から支持するバックアップ板1
09が設けられ、支持されたベルトに対向してウエハW
を研磨パッド105に押しつけて保持するトップリング
108が回転可能に配置されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】以上のような従来の研
磨装置によれば、可撓性のあるエンドレスなベルトに貼
付されたパッドは交換が容易ではなく、また弾性パッド
によって凹部の研磨が進んでしまう所謂ディッシングを
防止するために固定砥粒を用いようとしても、ベルトが
可撓性を有するが故に困難であった。
【0004】そこで、本発明はパッドの交換が容易であ
り、また固定砥粒を用いようとすれば容易にそれを実現
できる研磨装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に係る発明による 研磨装置は、例えば図
1に示すように、被研磨物Wを保持するトップリング1
7と;トップリング17に対して相対的に移動する研磨
テーブル12であって、トップリング17に保持された
被研磨物Wを研磨する研磨面13を有する研磨テーブル
12と;研磨面13に研磨液を供給する研磨液供給手段
とを備え;トップリング17と研磨テーブル12の少な
くとも一方が第1の方向(x軸方向)に往復直線運動す
るように構成される。被研磨物は典型的には半導体デバ
イス製造用ウエハであり、研磨液は、典型的には砥液で
あるが、水であってもよい。
【0006】このように構成すると、トップリングに対
して相対的に移動して、トップリングに保持された被研
磨物を研磨する研磨テーブル12を備え、トップリング
と研磨テーブルの少なくとも一方が第1の方向(x軸方
向)に往復直線運動するように構成されるので、均一な
研磨ができる。
【0007】また請求項2に記載のように、請求項1に
記載の研磨装置では、ドレッシングのために第2の方向
に往復直線運動するドレッサを備える。第2の方向は、
典型的には、第1の方向に交差する方向であり、特に第
1の方向に直交する方向とするのがよい。第2の方向は
第1の方向と一致していてもよく、このときは研磨面上
のゴミを掻き出す作用を有する。
【0008】このように構成すると、第2の方向に往復
直線運動するドレッサを備えるので、研磨面を均一にド
レッシングすることができる。
【0009】ここで請求項3に記載のように、請求項2
に記載の研磨装置では、前記ドレッサを1個の前記トッ
プリング17に対して複数21a、21b備えるように
してもよい。
【0010】このように構成すると、複数のドレッサの
種類を変えることができ、状況に応じてそれらを使い分
けることができる。また、ドレッサ21a、21bをト
ップリング17の両側に備える場合は、ドレッシングの
ための第1の方向の往復直線運動の距離を短くすること
ができ、装置の小型化を図ることができる。
【0011】また請求項4に記載のように、請求項1乃
至請求項3のいずれか1項に記載の研磨装置では、トッ
プリング17は、前記第1の方向に交差する第3の方向
に往復直線運動するように構成するのが好ましい。第3
の方向は、典型的には第2の方向と同方向である。
【0012】このように構成すると、トップリングは、
前記第1の方向に交差する第3の方向に往復直線運動す
るので、研磨面を局部的に使用することなく均一な研磨
をすることができる。
【0013】また請求項5に記載のように、請求項1乃
至請求項4のいずれか1項に記載の研磨装置では、トッ
プリング17は、保持した被研磨物Wを、研磨テーブル
12に対して回転するように構成するとよい。トップリ
ング17の回転は、例えば回転数10min−1程度あ
るいはそれより遅い低速回転とするのが好ましい。
【0014】このように構成すると、トップリングは、
保持した被研磨物を、研磨テーブルに対して回転するの
で、被研磨面に局所的な傷が付くのを防止することがで
きる。
【0015】さらに請求項6に記載のように、請求項1
乃至請求項5のいずれか1項に記載の研磨装置では、研
磨テーブル12の研磨面には、研磨面上の廃物を排出す
る溝16を形成するのが好ましい。排出する廃物は、例
えば研磨カスや使用済みの砥液である。溝は、典型的に
は、洗浄液を噴出し、また廃物を吸引するように構成さ
れている。
【0016】また請求項7に記載のように、請求項1乃
至請求項6のいずれか1項に記載の研磨装置では、研磨
テーブル12は粗さの異なる複数の研磨面を備えるよう
にするとよい。このとき研磨面に固定砥粒を用いてもよ
く、特に粗削り用の粗い研磨面を固定砥粒研磨面とする
のがよい。
【0017】このように構成すると、粗さの異なる複数
の研磨面を備えるので、被研磨面の形状や性質に合った
研磨条件で研磨するようにすることができる。
【0018】さらに請求項8に記載のように、請求項1
乃至請求項7のいずれか1項に記載の研磨装置では、前
記往復直線運動を行うリニアモータを備えるようにする
とよい。
【0019】また請求項9に記載のように、請求項1乃
至請求項8のいずれか1項に記載の研磨装置では、研磨
テーブル12が、前記第1の方向に往復直線運動するよ
うに構成され、研磨テーブル12は直線状ガイドに流体
圧力で支持されるようにするのが好ましい。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して説明する。なお、各図において互い
に同一あるいは相当する部材には同一符号または類似符
号を付し、重複した説明は省略する。
【0021】図1及び図2を参照して本発明の第1の実
施の形態を説明する。図1は、本発明の第1の実施の形
態である研磨装置としてのリニアポリッシング装置10
0の基本構成を示す平面図(a)と正面図(b)であ
る。図中ガイド面を水平に設置した直線状のガイドとし
てのレール11のガイド面上に、ガイドレール11によ
る直動案内で水平方向に往復直線運動する研磨テーブル
12が載置されている。図2は、図1の装置の斜視図で
ある。
【0022】ここでx、y、z直交座標系を、x軸がガ
イドレール11の往復直線運動方向に、y軸がx軸に直
交し且つ水平面内に、そしてz軸が鉛直方向になるよう
にとる。ここでは、本発明の第1の方向がx軸方向にと
られていることになる。
【0023】研磨テーブル12の上面は、水平面内に含
まれる研磨面13を構成している。研磨面13は、目の
粗い粗削り用研磨面14と目の細かい仕上げ用研磨面1
5に分割されており、粗削り用研磨面14と仕上げ用研
磨面15との間には、ガイドレール11による直線運動
方向(x軸方向)に直交する方向(y軸方向)に直線状
に掘られた多機能溝16が設けられている。以下の説明
では、研磨面を粗削り用研磨面14と仕上げ用研磨面1
5に区別して説明する必要がないときは、単に研磨面1
3という。
【0024】ここでは、研磨面が2種類14、15の場
合で説明するが、これに限定されず、プロセスにより3
種類以上に増やしてもよい。例えば、粗削り、仕上げの
他、洗浄効果を向上する目的で表面を改質するための改
質面を備えてもよい。
【0025】研磨面13の鉛直方向上方には、研磨面1
3に対向して研磨対象物、例えば円形の半導体ウエハW
を保持し、研磨面13に押し付ける、厚い円板状のトッ
プリング17が配置されている。トップリング17は、
ウエハWの保持面とは反対の側に、トップリング17を
水平方向に回転させるパッド押し付け機構18を有して
いる。パッド押し付け機構18は、研磨テーブル12の
運動方向に対して直交する水平方向にトップリング17
を移動し、また研磨パッド13に押し付けるように構成
されている。パッド押し付け機構18は、アーム19
(図2)により移動可能に構成されている。
【0026】さらにトップリング17のx軸方向に隣接
する位置には、研磨面13をドレッシングするドレッサ
21a、21bが、トップリング17に対称に一対設け
られている。ドレッサ21a、21bは、ドレッサ素材
22a、22bを研磨面13に対向するように有してい
る。ドレッサ21a、21b及びそれに取り付けたドレ
ッサ素材22a、22bは、長方形に形成されており、
ドレッサ素材22a、22bは、長方形の長手方向がy
軸方向に向けて配置されている。またドレッサ21a、
21bに液体を供給するためのノズル23a、23b
が、それぞれトップリング17とドレッサ21a、21
bとの間に設けられている。
【0027】またドレッサ21a、21bに対してノズ
ル23a、23bのそれぞれx軸方向反対側には、長方
形のドレッサポッド24a、24bが長方形の長手方向
をy軸方向に向けてそれぞれ配置されている。
【0028】以下の説明では、複数の例えば2つの同一
要素例えばドレッサ21a、21bを区別して説明する
必要がないときは、添字a、bを省略して、例えば単に
ドレッサ21という。
【0029】図1、図2を参照して、以上のように構成
された研磨装置100の作用を説明する。先ず、 研磨
処理をするに当たって、x軸方向に往復直線運動をして
いる研磨面14、15に、トップリング17で被研磨面
を鉛直方向下向きに真空吸着により保持されたウエハW
を押し付ける。
【0030】トップリング17は研磨面14、15の往
復直線運動方向(x軸方向)に対して直交する方向(y
軸方向)(本発明の第3の方向)に往復直線運動する。
被研磨面に局所的な傷が付くことを防止するために、ト
ップリング17は例えば10min―1程度までの低速
回転で回転させる。回転が低速であるので、ウエハWの
被研磨面は、研磨面13に対しては、実質的に直線運動
していることに変わりはない。または、トップリング1
7は、被研磨面が研磨面13に対して実質的に直線運動
していることに変わりがないと言える程度の低速で回転
させると言い換えてもよい。
【0031】一般に、往復直線運動する研磨面13に対
して、静止した状態で押し付けられた被研磨面は、その
すべての面で研磨面に対して同じ移動速度をもつので、
均一な研磨が理論上成り立つ。さらに本実施の形態で
は、被研磨面を極く低速で回転することにより均一な研
磨を維持しつつ、被研磨面に局所的な傷が付くことを防
止することができる。
【0032】研磨面14、15には砥液吐出用の複数の
穴(図1、2には不図示)が開いており、研磨面14、
15とウエハWとの間に直接砥液を供給する。このよう
に砥液を供給するので、本実施の形態の往復直線運動は
回転運動と違ってスラリーが供給しにくいが、砥液を被
研磨面に対して均一に供給することができる。
【0033】先ず粗削り研磨を研磨面14で行うため、
研磨テーブル12は研磨面14のみでウエハWが研磨さ
れるようにx軸方向に往復直線運動する。同様に仕上げ
研磨を行う研磨面15の場合も、研磨面15の範囲に合
わせて研磨テーブル12はx軸方向に往復直線運動をす
る。これにより、同一研磨テーブル12上で異なる粗さ
の研磨を行うことができる。
【0034】研磨面14、15は、研磨布のような弾性
パッドとしてもよいが、研磨テーブル12を往復直線運
動させる構造としているので、研磨面14、15のいず
れか一方又は双方に固定砥粒を用いることができる。固
定砥粒を用いれば、被研磨面にディッシングが生じるの
を防止することができる。また研磨テーブル12は、往
復直線運動させる構造であるので、研磨テーブル12の
上面はエンドレスベルトと異なり、所定の広がりを持つ
通常は矩形の平面であるので、パッドの交換が容易であ
る。
【0035】すなわち、一般に研磨パッドを貼りつける
ことで形成されている装置では、砥液がポリッシング
(研磨)対象物と研磨パッドの間に供給される。しか
し、研磨パッドは弾性体であるので、ポリッシング対象
物全体を均等に加圧して研磨を行っても、ポリッシング
対象物の被研磨面に凹凸があると、凸の部分だけでな
く、凹の部分も研磨されてしまう。凸の部分の研磨が終
了した段階で、凹の部分にも研磨が進んでしまってい
る。このような、研磨後に生じている凹部をディッシン
グと呼ぶ。研磨レートを高める一つの方法として、押圧
力を上げることが挙げられる。しかし、研磨パッドを用
いると上述のような問題が顕著に現れてくるので、高い
研磨レートと平坦化の両立が困難である。
【0036】しかしながら、本発明の実施の形態のよう
に、固定砥粒を用いれば、高い研磨レートとディッシン
グの防止を同時に達成することができる。特に粗削り用
の研磨面14として固定砥粒を用いるとよい。
【0037】また粗削り用研磨面14あるいは仕上げ削
り用研磨面15のいずれにしても、各種の溝が研磨面を
完全に横切るように設けるとよく、その溝の角度は研磨
面の運動方向(x軸方向)に対して直角、または不要と
なった砥液等の排出を促し、且つクロスの剥がれを防止
するために斜めに設置するとよい。
【0038】また、効率の良い研磨を行うため、1行程
で粗削りと仕上げの2種類の研磨が必要とされることが
ある。従来はこれらの研磨面をそれぞれ別の場所に用意
するため、多種類の研磨面の必要性は、ただちに装置設
置面積の増大につながった。しかしながら、本発明の実
施の形態によれば、研磨面13に粗削り用と仕上げ用の
複数例えば2種類の研磨面14、15を用意するので、
装置設置面積を増大させることなく、効率のよい研磨を
行うことのできる研磨装置を提供することが可能とな
る。
【0039】このように、1つの研磨テーブル12に固
定砥粒とクロスを選択的に具備することにより、ポリッ
シング対象物の被研磨面形状や性質に合った研磨条件で
研磨を行うことができ、研磨精度を向上させることがで
きる。また、1つの研磨テーブル上に2つ以上の同質、
または異質の研磨面を具備することで、単位設置面積当
たりの処理能力と研磨方法構築の自由度を高めることが
できる。
【0040】次に、本発明における研磨面14、15の
目立てや異物の除去、および再生を行うドレッシング処
理を説明する。ドレッサ素材22a、22b、例えば硬
質のものであればダイヤモンド、軟質のものであればナ
イロンブラシなどを、x軸方向に往復直線運動をしてい
る研磨面14、15にそれぞれ押し付ける。
【0041】ドレッサ21a、21bは研磨面14、1
5の運動方向(x軸方向)に対して直交する方向(y軸
方向)(本発明の第2の方向)に往復直線運動を行う。
このように、往復直線運動をする研磨面14、15に対
して直角方向に運動するドレッサを具備することで、研
磨面14、15全体に対して均一なドレッシングを行う
ことができる。
【0042】ドレッシングを行う際には、ドレッシング
用の液体がドレッサ21a、21b近傍にあるノズル2
3a、23bから吐出され、浮遊した異物を研磨面1
4、15外に排出させる。
【0043】このようにドレッサ21a、21bをトッ
プリング17の両側に備えることにより、ドレッシング
のためのx方向の往復直線運動の距離を短くすることが
でき、装置の小型化を図ることができる。また長方形の
ドレッサ21a、21b乃至はドレッサ素材22a、2
2bの長手方向の長さを研磨テーブル12の幅よりも大
きくするのが好ましく、このように構成すると、ドレッ
シングの均一性を向上することができる。
【0044】トップリング17側に異物等が留まると、
研磨性能に悪影響を及ぼすので、例えば後半のドレッシ
ング動作では、研磨テーブル12の端がドレッサ21
a、21bから離れる動作のときはドレッサ21a、2
1bを研磨面14、15から離間させ、近づく動作のと
きはドレッサ21a、21bを研磨面14、15に当て
て異物等を研磨テーブル12から多機能溝16とは反対
側に掃き出す動作をしてもよい。その場合には、研磨テ
ーブル12がドレッサ21a、21bを研磨テーブル1
2から外れる位置まで移動することで、完全に異物等を
掃き出すことができる。また、多機能溝16の排出機能
を用いてドレッサ21a、21bが寄せ集める異物等を
排出させてもよい。
【0045】ドレッシングを行わない場合は、ドレッサ
21a、21bはその昇降機構を用いて研磨面14、1
5より離間した位置で待機しており、この位置でもドレ
ッサ素材22a、22bに液体をリンスできるようにノ
ズル23a、23bの吐出位置は決められている。
【0046】以上の説明では、ほぼ矩形のドレッサ21
a、21bは、その長手方向をy軸方向に向けて取り付
けられており、また第2の方向としてのドレッサ21
a、21bの往復直線運動の方向をy軸方向としたが、
これに限らず、x軸方向に交差する方向であればよい。
但し、第2の方向は多機能溝16と同じ方向とするのが
好ましい。同様に、第3の方向としてのトップリング1
7の往復直線運動の方向をy軸方向としたが、これに限
らず、x軸方向に交差する方向であればよい。
【0047】図3を参照して、複数のドレッサの配置例
を説明する。(a)の平面図には、2つの研磨面14、
15のうち研磨面15に対するトップリング17とドレ
ッサ21a、21bの配置例を示してある。研磨面14
のほうは、図示を省略してあるが、同様にトップリング
とドレッサが配置されている。
【0048】図中トップリング17のx軸方向両側に、
ほぼ矩形の2個のドレッサ21a、21bが、長手方向
をy軸方向に向けて配置されている。2個のドレッサ2
1a、21bは、同一仕様のドレッサDRその1、DR
その2である。このように2個の同質のドレッサを配置
すると、1個の場合と比較して、研磨面15全域をドレ
ッシングしたいとき、研磨テーブル12の移動量が半分
で済む。したがって装置の小型化を図ることができる。
【0049】(a)の説明では、ドレッサ21a、21
bは、同一仕様であるとしたが、(c)のG矢視図に示
すように、異なる2種類のドレッサDR−A、DR−B
としてもよい。このように構成すると、1つの研磨領域
に対して複数種類のドレッサを配置し、複数種のドレッ
シング効果を複合させることができる。
【0050】ドレッサDR−Aは、ドレッシング素材が
直線状に植え込まれており、平坦な研磨面15全体を均
一にドレッシングすることができる。ドレッサDR−B
1は、例えば両端にドレッシング素材が植え込まれ、中
央部には植え込まれていない。あるいは、DR−B2
は、中央部が凸に出っ張っており、両端が逃げたカーブ
状にドレッシング素材が植え込まれている。
【0051】リニアポリッシュでは、研磨面の中央部が
両端部よりも頻繁に研磨に利用されるため、研磨面の中
央部が凹になる摩耗が起こりやすい。このようなときに
は、両端にドレッシング素材が植え込まれ、中央部には
植え込まれていないドレッサDR−B1を用いてドレッ
シングを行えばよいし、両端部が逃げすぎたときには、
中央部が凸に出っ張っており、両端が逃げているドレッ
サDR−B2を用いてドレッシングを行えばよい。この
ように複数の種類のドレッサを用いて研磨面を平坦に戻
すことができる。
【0052】図3(b)の平面図に示すように、トップ
リング17のx軸方向片側に複数(本図では3個)のド
レッサ21a、21b、21cを設けてもよい。この実
施の形態では、3個のドレッサ21a、21b、21c
はほぼ矩形であり、それぞれ長手方向をy軸方向に向け
て設置されている。この例では、トップリング17に最
も近いドレッサ21aは、研磨面15全体を均一にドレ
ッシングするドレッサDR−Aである。3個のうち中央
に設置されたドレッサ21bは、研磨面15を局所的に
研磨するドレッサDR−Bである。
【0053】さらにトップリング17から最も遠い側に
設置されているのは、ドレッサDR−Cである。ドレッ
サDR−Cは、アトマイザーであり、水と窒素の混合物
を霧状にして吹き付ける。ドレッサDR−Cは、研磨パ
ッドに目詰まりした研磨カスや砥粒を叩き出す作用を有
する。ドレッサ21cとしては、ナイロンブラシを用い
てもよい。ナイロンブラシは、研磨カス掻き出しの作用
を有する。
【0054】以上のように、ドレッサ21a、21b
を、トップリング17を挟むように設定するときは、ド
レッサ21a、21bを、ドレッシング面が同じ素材、
同じ形状にして、ドレッシングのための往復直線運動を
短くしてもよいし、素材と形状を変え、例えば全面をド
レッシングするものと、局所的にドレッシングするもの
とに目的を分けてもよい。
【0055】図4(図1のA−A矢視図)を参照して、
ドレッシング性能に大きく関係するドレッサ21の押付
け圧の制御方法の一例を説明する。ドレッサ21には、
ドレッサ21乃至はドレッサ素材22を研磨面13に対
し押し付ける方向に上下移動させるアーム25が取り付
けられており、アーム25には雌ねじ26がその軸線を
鉛直方向に向けて備えられている。
【0056】一方研磨装置100の固定台座に対して固
定された送りねじ機構台27には、ACサーボモータ2
8が設けられており、ACサーボモータ28には雌ねじ
26に噛合する雄ねじ29が結合されている。
【0057】またアーム25には、アーム25とドレッ
サ21乃至はドレッサ素材22との鉛直方向の距離及び
研磨面13との鉛直方向の距離を検知する距離測定セン
サ30が固定的に取り付けられている。距離測定センサ
30の出力信号は、不図示の調節器を介して、または直
接ACサーボモータ28にフィードバックされる。
【0058】このように昇降機構はACサーボモータ2
8、雄ねじ29、雌ねじ26で構成されている。
【0059】このような構成において、 昇降機構は、
ドレッシング毎に、研磨面13とドレッサ21乃至はド
レッサ素材22の距離をセンサ30で測定して、設定さ
れた押し付け量になるようにその設定に対する誤差をモ
ータ28のパルス数としてフィードバックする。そのフ
ィードバックにより、ACサーボモータ28をそのパル
ス数だけ駆動させて、押し付け量を補正する。
【0060】また昇降機構は、ACサーボモータ28、
雄ねじ29、雌ねじ26で構成する代わりに、エアシリ
ンダ/ピストンとエア圧力調節器との組合せとし、研磨
テーブル12へのドレッサ21の押し付け圧力を一定に
するように構成してもよい。
【0061】さらにドレッサ21とアーム25とを接続
するリンクにロードセル75を設置し、直接荷重を測定
することにより、その荷重を圧力調節器にフィードバッ
クして、制御してもよい。
【0062】図5を参照して、研磨面13と被研磨物1
0の被研磨面に砥液61を直接供給する構成の1例を説
明する。図中研磨テーブル12内には砥液ライン62が
敷設されている。砥液ライン62は、研磨面13に開け
られた多数の砥液供給孔62aに連通している。研磨面
13の上方には、被研磨物10を保持するトップリング
17が研磨面13に対向して設けられている。砥液供給
孔62aは、被研磨物10の被研磨面に対する分布に合
わせて配置するとよい。
【0063】このような構成において、砥液61が、砥
液ライン62を経由して、複数の砥液供給孔62aから
研磨面13とトップリング17が保持する被研磨物10
の被研磨面の間に供給される。複数の砥液供給孔62a
は、被研磨面に対する分布に合わせて配置されているの
で、砥液61は被研磨面に均一に供給される。
【0064】図6(図1のB−B矢視)を参照して、研
磨面13に備えられた多機能溝16の1例を説明する。
多機能溝16は、研磨テーブル12の一部を直線状に且
つ断面が矩形になるように切り欠いて、この多機能溝1
6により研磨面13が研磨面14と研磨面15とに分離
されるように形成されている。
【0065】多機能溝16は、x軸方向に対して角度を
もち、典型的には直角方向(y軸方向)であり、両端は
研磨テーブル12の端に達しているのが好ましい。多機
能溝16のx軸方向に対する角度は、長方形のドレッサ
21a、21bの長手方向のx軸になす角度、あるいは
ドレッサ21a、21bの往復直線運動方向と同じとす
るのが好ましい。典型的には、ドレッサ21a、21b
は、その長手方向に往復直線運動をする。
【0066】多機能溝16の方向は、この実施の形態で
はy軸方向である。多機能溝16の下方、研磨テーブル
12内には、多機能溝16に平行に研磨テーブル12の
一方の端から他方の端に貫通する貫通穴63が敷設され
ている。貫通穴63と多機能溝16との間は複数の開口
64で連通している。
【0067】貫通穴63の一方の端には、洗浄液ライン
65が、他方の端には、真空ライン66が接続されてい
る。
【0068】このような構成では、ドレッサ21乃至は
ドレッサ素材22(図6には不図示)、研磨面13、ト
ップリング17の洗浄を行うときは、洗浄液ライン65
から洗浄液を貫通穴63を介して、複数の開口64に送
り、ここから洗浄液を多機能溝16に噴出させる。
【0069】多機能溝16に溜まった洗浄液や砥液や異
物などを取り除くときは、開口64から貫通穴63を介
して、真空ライン66を使って積極的に、異物等を研磨
面13外へ排出する。
【0070】また、貫通穴63と複数の開口64とを、
洗浄液ライン65と真空ライン66に対してそれぞれ独
立に設けて、洗浄液吐出と真空による吸引を同時に行っ
てもよい。また、貫通穴63に砥液吐出用の配管を具備
して、または洗浄液ライン65に砥液吐出ラインを兼ね
させて、開口64から砥液を供給するようにしてもよ
い。
【0071】図7の断面図を参照して、多機能溝16か
ら異物を除去する構成の一例を説明する。図中、多機能
溝16は長手方向(本実施の形態ではy軸方向)に断面
されている。多機能溝16には、徐々に前述の排出用真
空では吸い取れない異物が溜まっていく。この異物は、
研磨性能に悪影響を及ぼすので除去しなくてはならな
い。この異物を除去するために、ジェットノズル71が
取り付けられている。ジェットノズル71は、摺動方向
が水平に設置されたシリンダ74中を摺動するピストン
に取り付けられている。ジェットノズル71からは、高
圧の液体72が高速で噴射される。
【0072】ジェットノズル71から噴射される高圧の
液体72は、溝16の中の異物73にぶつけられ、これ
を除去する。溝16は細長い形状であるが、シリンダ7
4を用いてジェットノズル71を移動させることができ
るので、溝16全体に噴射を行うことができる。研磨テ
ーブル12の移動方向への、ノズル噴射の位置決めは研
磨テーブル12自身を移動させて行う。
【0073】ジェットノズル71の代わりに、物理的な
接触でこの異物を除去するスクレーパとして、例えばナ
イロンブラシ(不図示)などをジェットノズル71の代
わりに取り付けてもよい。また、高圧の液体のかわり
に、超音波を付加した液体を用いてもよい。超音波印加
水は、研磨面の洗浄、異物除去にも用いるので、研磨面
にも供給できるようにするとよい。
【0074】図8を参照して、多機能溝の配列の別の例
を説明する。以上、多機能溝は2つの研磨面を区分けす
るように設けられた場合を説明したが、これに限らず同
一種類の研磨面に複数の多機能溝を設けてもよく、その
場合を含めて以下のように種々の形態がある。
【0075】(a)は、同一種類の研磨面に複数(本形
態では3本)の多機能溝16dが等間隔で第1の方向で
あるx軸方向に向けて設けられた場合の研磨面の平面図
と、多機能溝16dに直交する面で断面した断面図であ
る。
【0076】(b)は、同一種類の研磨面に複数(本形
態では4本)の多機能溝16eが等間隔で第1の方向に
直交するy軸方向に向けて設けられた場合の研磨面の平
面図と、多機能溝16eに直交する面で断面した断面図
である。また多機能溝16eの拡大断面図に示すよう
に、多機能溝16eに接する研磨面(研磨布あるいは砥
石)の角を面取りしてもよく、このときはウエハが受け
るダメージを低減することができる。この面取りは、
(a)の場合あるいは以下に説明する場合にも適用する
ことができる。
【0077】(c)は、同一種類の研磨面に、x軸方向
の複数(本形態では2本)の多機能溝16dと、y軸方
向の複数(本形態では4本)の多機能溝16eとがそれ
ぞれ等間隔で設けられた場合の研磨面の平面図である。
【0078】(d)は、同一種類の研磨面に複数(本形
態では3)の多機能溝16e、16fがy軸方向に向け
て設けられた場合の研磨面の平面図である。ここでは、
多機能溝16eと多機能溝16fの幅が異なる。2本の
幅の狭い多機能溝16eが、研磨面の中央に設けられた
幅の広い多機能溝16fを挟んで設けられている。
【0079】(e)は、同一種類の研磨面に複数(本形
態では5)の多機能溝16eがy軸方向に向けて設けら
れた場合の研磨面の平面図である。ここでは、複数の多
機能溝16eの配置の密度が一様ではない。即ち、研磨
面の中央付近に設けられた3本の多機能溝16eは、近
接して配置されており、それらの両側に設けられた多機
能溝16eは、中央付近よりも粗な密度で配置されてい
る。
【0080】研磨面の中央部は、研磨布や砥石が削れや
すいので、(d)に示すように、研磨カスを排出する多
機能溝16fを幅広くする、又は(e)に示すように、
中央付近に多機能溝16eを多く配置するとよい。
【0081】以上のように種々配置された多機能溝は、
2種類の研磨面14と15とで同一の溝形状、溝配置と
してもよいし、研磨面の種類により異なる溝形状、溝配
置としてもよい。
【0082】このように研磨面の中央部と端部とで多機
能溝の形状や密度を変えることにより、研磨面が均等に
摩耗するようにすることができる。
【0083】リニアポリッシュでは、研磨面の移動の仕
方によって研磨面の使用度も異なり、また研磨カスの生
成量も異なるため、適切な多機能溝の形状や配置は、研
磨面全体に対して均一、一様とは限らない。以上のよう
に、種々の溝形状と溝配置を用意することにより、適切
な多機能溝を研磨装置に備えることが可能となる。
【0084】図9の平面図と断面図を参照して、多機能
溝のさらに別の変形例を説明する。(a)は、2つの研
磨面を区分けする多機能溝16gが、平面図上で円形の
トップリング17a、17bが通常位置にあるとき、そ
のトップリング17a、17bと同心円を形成するカー
ブで、切られている場合を示す。このように形成する
と、多機能溝16gのエッジ部とトップリング17a、
17bの外周との距離がほぼ一様になるので、研磨カス
を排出し易い。
【0085】図9(b)は、2つの研磨面を区分けする
多機能溝16hが、y軸方向ではなく、それに角度(本
図では約30°)をもって、設けられている場合の平面
図である。このように斜めに多機能溝16hを切ると、
研磨液が流れ易い。
【0086】図10の斜視図を参照して、2式の研磨ユ
ニット100a、100bを装置内に並列に配置した、
本発明の第2の実施の形態を説明する。ここでは、2式
の研磨ユニット100a、100bのガイドレール11
a、11bが平行に設置されている。このように配置す
ると、研磨ユニット100a、100bが全体として長
方形であるため、円板状のターンテーブルのときと比べ
て、効率良く研磨ユニットを増やすことができ、単位設
置面積当たりの処理能力を向上させることができる。な
お、研磨ユニットは2式に限らず3式以上としてもよ
く、そのときはさらに処理能力を向上できる。
【0087】以上の実施の形態では、ガイドレール11
は水平に設置されるものとして説明したが、1個の研磨
装置100をガイドレール11が鉛直方向となるように
(x軸が鉛直方向を向くように)設置してもよい。研磨
ユニット100はz軸方向の厚みが少ない構造をしてい
るので、鉛直方向に配置すれば設置面積を大幅に抑える
ことができる。また、複数の研磨ユニット100a、1
00b・・・を鉛直方向に立ててて配置してもよく、そ
の場合は、設置面積当たりの処理能力を大幅に向上する
ことができる。
【0088】また、図11の斜視図に本発明の第3の実
施の形態を示す。この実施の形態では、研磨装置のガイ
ドレールを鉛直方向に立てたものを、装置内に2式10
0a、100b背中合わせにして設置している。背中合
わせとは、2本のガイドレール11a、11bの研磨テ
ーブル12a、12bが摺動するのとは反対側即ち背を
合わせることをいう。ここで2本のガイドレール11
a、11bを一体に製作してもよく、やはり2個の研磨
テーブル12a、12bは、背中合わせ状態で鉛直方向
に往復直線運動をする。このように構成すると、省スペ
ース化とメンテナンス性を両立させることができる。
【0089】また、図12の斜視図を参照して第4の実
施の形態である研磨装置を説明する。図中、同一のガイ
ドレール11上に、それぞれ直列に配置された、2つの
トップリング17a、17b、4つのドレッサ21a、
21b、21c、21d、2つの異種研磨面14a、1
4bと15a、15b、3つの多機能溝16a、16
b、16cを具備する。このように構成することで単位
設置面積当たりの処理能力を向上させることができる。
【0090】図13の断面図を参照して、研磨テーブル
12をガイドレール上に流体圧で支持する構成の一例を
説明する。本図はガイドレールの長手方向に直交する面
で断面した図である。図中、ベース81がガイドレール
を構成しており、ベース81と研磨テーブル12の間に
すきま82が形成される。この隙間82に、電空レギュ
ータ(不図示)等で圧力制御された流体83を供給し
て、この流体83で研磨テーブル12をフローティング
させる。研磨テーブル12はフローティングした状態で
支持されるので、研磨テーブル12にかかる圧力に合わ
せて研磨テーブル12の姿勢が変化する。このフローテ
ィングにより、研磨面13はトップリング17に対して
多少のミスアライメントがあっても、それが吸収され、
研磨の均一性を向上させることができる。
【0091】研磨テーブル12は、ベース81上にフロ
ーティングして、不図示のリニアモータ等でリニア駆動
される。
【0092】リニアモータの制御は後で詳しく説明する
が、リニア駆動の制御電流は、その駆動される機構の負
荷によって変化する。負荷が大きければ、制御電流も大
きくなる。その負荷の一つである研磨中の摩擦抵抗は被
研磨面の状態によって変化する。このことを利用して研
磨終了のタイミングを、リニア駆動の制御電流の測定値
から検知することができる。同様にドレッシングもその
摩擦抵抗は変化するので、同様の制御電流の測定により
ドレッシングの終点を検知することができる。
【0093】図14の平面図を参照して、本発明の研磨
装置であるリニアポリッシュ装置の実施の形態を説明す
る。この装置は、本発明をウエハーのポリッシング装置
として構成したものの一例である。
【0094】このポリッシング装置は、2台の対称のリ
ニアポリッシュテーブルを具備する。処理能力向上のた
め、それぞれにウエハーの搬送機構を具備し、2つのテ
ーブルで同時かつ独立してウエハーを研磨することが可
能である。すなわちリニア搬送ライン100cを中心
に、それぞれ反転機42、上側リニアトランスポーター
40、リフター43、下側リニアトランスポーター5
6、プッシャー39が1つずつ線対称に設けられてい
る。ただし図14では、一部図示を省略してある。
【0095】このポリッシング装置は、ウエハーW(不
図示)を収納するカセット46を置く台、カセットステ
ージ48を4つ具備している。双腕型の搬送ロボット4
9がカセットステージ48上のカセット46の中からウ
エハーを取り出し、ウエハーステーション50へ搬送す
る。ウエハーステーション50はウエハーの載置台であ
る。
【0096】防水仕様の双腕型の搬送ロボット44は、
ウエハーステーション50から、ウエハーを挟んだ状態
で表裏反転させる反転機42へ搬送する。反転機42に
より反転させられたウエハーはパターン面が下側にな
る。反転機42の下側にあるリフター43が上昇し、反
転機42からウエハーを受け取る。リフター43がウエ
ハーを受け取って下降すると、その下で待ち受けている
上側リニアトランスポータ40にリフター43はウエハ
ーを渡す。この水平移動軸を持つリニアトランスポータ
は同じ搬送ラインに上下二つ存在し、上側リニアトラン
スポータ40、下側リニアトランスポータ56から構成
され、それぞれ独立して移動可能である。
【0097】ウエハーを渡してから更にリフター43は
下降し、上側リニアトランスポータ40の搬送面から離
れる。上側リニアトランスポータは、ウエハーを下側リ
ニアトランスポータ56よりも下側で待機しているプッ
シャー39の位置までウエハーを搬送する。トップリン
グ36とプッシャー39と上側リニアトランスポータ4
0のウエハー保持時の中心が一致すると、プッシャー3
9は上昇し、上側リニアトランスポータ40からトップ
リング36へウエハーを受け渡す。この時、トップリン
グ36は研磨面よりも高いステージに具備された水平移
動機構52を用いて、プッシャー39の位置まで移動し
ている。
【0098】ウエハーを真空吸着で保持したトップリン
グ36は、研磨テーブル35へ移動する。研磨テーブル
35は、毎秒2m程度の最大到達速度で往復直線運動を
行う。研磨テーブル35は、異種の研磨面を具備するこ
とができる。ここでは1例として、弾性体である研磨パ
ッド53を具備する部分と固定砥粒54の研磨面を具備
する部分を持つ研磨テーブルを具備している。研磨特性
は研磨面の材質により大きく左右される。このことを利
用し、たとえば研磨レートが高い固定砥粒を用いて粗研
磨を行ったあと、研磨レートは低いが研磨精度の高い研
磨パッドで仕上げ研磨を行うことで、相反する高い研磨
レートと研磨精度を確保可能である。この場合、異種の
研磨面の間には多機能溝55を具備させ、異なる砥液や
研磨材のかすが混ざることを防ぐ。
【0099】トップリング36の左右には長方形のドレ
ッサ37が具備されている。ドレッサ37は、昇降機
構、長手方向に移動する機構、ドレッサ37内に取り付
けられたドレッサ37の乾燥を防ぐノズル、ドレッサ3
7から垂れる液体を受けるドレッサポッド57を具備す
る。ドレッサ37は研磨面53、54にドレッサ素材、
例えばダイヤモンド粒を押し付けることで、研磨パッド
の目立てや目詰まりの除去、清掃等を行う。
【0100】昇降機構軸は、研磨テーブル35に対して
直角ではなく、斜めに取り付けられている。斜めに取り
付けることで、ポッド上に移動する時の上下と左右の2
軸の動きを1軸に省略している。斜めに上昇したときに
ドレッサ37の下にドレッサポッド57が位置するよう
な位置関係を作られているので、ドレッサ37の乾燥防
止にドレッサノズルから液体を吐出させても、その液体
全てをドレッサポッド57が受け止めることにより、研
磨面53、54へのドレッサリンスの悪影響、例えばス
ラリーの希釈を防ぐことができる。
【0101】トップリング36は保持したウエハーを、
往復直線運動を行っている粗研磨用の固定砥粒54に押
し付けて研磨を行う。固定砥粒54を用いて研磨を行う
場合、研磨テーブル35の運動範囲はトップリング36
に対して固定砥粒54の範囲に限定される。固定砥粒5
4と研磨テーブル35には砥液供給を行う径2mm程度
の穴が複数具備され、ウエハーと固定砥粒54の間に直
接砥液を供給する。具備された研磨判断器により粗研磨
終了のタイミングは決定される。
【0102】トップリング36は粗研磨を終えたウエハ
ーを保持しながら上昇する。次に仕上げ研磨を行う研磨
パッド53の研磨面がトップリング36の下へ移動し、
仕上げ研磨を行う。この場合も研磨終了のタイミングは
研磨判断器により決定される。
【0103】粗研磨、仕上げ研磨が終了すると、トップ
リング36はウエハーを保持しながらプッシャー39の
位置まで移動し、ウエハーの受け渡しを行う。トップリ
ング36が一連のウエハーの受け渡しを行っている間、
研磨パッド53と固定砥粒54の両方の研磨面では各々
のドレッサ37を用いてドレッシングを行う。各々のド
レッサ37は各々の研磨面の中央付近に配置されている
ので、同時にドレッシングすることが可能である。この
ドレッシングにより研磨テーブル35から排出されるべ
き異物等がもう一方の研磨面に移らないように、多機能
溝55では真空を用いてこれらを強制的に排出させてい
る。
【0104】ウエハーを受け取ったプッシャー39は、
下降時に下側リニアトランスポータ56へウエハーを渡
す。この時点で上側リニアトランスポータ40は、既に
搬送ロボット44からウエハーを受け取った状態で搬送
ロボット44側にて待機している。下側リニアトランス
ポータ56が搬送ロボット44側へ移動を始めると、上
側リニアトランスポータ40はプッシャー39側へ移動
し、同じ手順でウエハーをトップリング36へ搬送す
る。
【0105】下側リニアトランスポータ56からウエハ
ーを反転機42へ、リフター43の上昇により搬送す
る。反転機42は受け取ったウエハーを表裏反転させ
る。搬送ロボット44は反転機42からウエハーを受け
取り、一次洗浄ユニット45、二次洗浄ユニット47へ
それぞれ搬送する。また、ウエハーステーション50を
用いて2つの搬送ロボット44間でウエハーを受け渡
し、1枚のウエハーに対して自由に研磨プロセス、洗浄
プロセスを組み合わせることが可能である。例えば、一
方の研磨テーブルで研磨を行い、一次洗浄処理をする。
その後、ウエハーステーション50を介してもう一方の
研磨テーブルで異なる条件で研磨を行い、一次洗浄、二
次洗浄処理を行うなどしてもよい。
【0106】二次洗浄ユニット47で、ウエハーは処理
の最後に乾燥処理される。乾燥処理されたウエハーは搬
送ロボット49が元のカセット46へ搬送し、このウエ
ハーの処理を完了する。
【0107】図15〜図20を参照して、本発明の往復
直線運動をさせるのに適した駆動機構を説明する。
【0108】図15の表に、リニアモータの一般的な特
性をまとめて示す。表にあるように、インダクションモ
ータ方式のリニアモータLIMは、大出力、中高速輸送
に適している。また、DC方式のリニアモータLDM
は、小変位高速の位置決め制御性に優れる。パルスモー
タLPMは、低速大推力、間欠搬送、位置決め制御性に
優れる。したがって、本発明の研磨テーブルの往復直線
運動、トップリングの往復直線運動、ドレッサの往復運
動の駆動用として適宜用いることができる。
【0109】図16のブロック図を参照して、インダク
ション方式リニアモータLIMの制御を説明する。図
中、INV(ドライバ)出力がLIM(リニアインダク
ションモータ)入力されLIMは動作する。
【0110】INVの出力電圧と電流を各々出力電圧検
出器と出力電流検出器に入力し、各々の検出を行い、運
転指令(モータ制御)、出力電力検出器、研磨判断器
(比較器)へ出力する。
【0111】図17は時間・電流/電圧チャートであ
る。この(a)に示すように、出力周波数と出力電圧が
一定の場合は、出力電圧検出器の信号を運転指令にフィ
ードバックし、INV出力電圧を一定に制御する。この
ときは、INVの出力として、負荷に応じた電流が流れ
るため、INVの出力電流・電力が変化しそれにより研
磨完了等の判断を研磨判断器で行うことができる。
【0112】図17(b)に示すように、出力周波数と
出力電圧が可変の場合は、出力電圧検出器と出力電流検
出器の信号を運転指令にフィードバックし、INVの出
力電圧を変化させ力率(滑り・速度)をほぼ一定に制御
することにより、負荷に応じた電圧・電流を出力する。
このときは、INVの出力として、負荷に応じた電圧・
電流が出力されるため、INVの出力電流と電力が変化
し、それにより研磨完了等の判断を研磨判断器で行うこ
とができる。
【0113】また、図示していないが、速度検出器を設
け、インダクションモータの滑りを一定になるように制
御してもよい。
【0114】次に図18のブロック図を参照して、DC
方式リニアモータLDMの制御を説明する。図中、IN
V(ドライバ)出力がLDM(リニアDCモータ)入力
されLDMは動作する。INVの出力電圧と電流を各々
出力電圧検出器、出力電流検出器に入力し、各々の検出
を行い、運転指令(モータ制御)、出力電力検出器、研
磨判断器(比較器)へ出力する。
【0115】DCモータは出力電圧で速度が決まる。速
度一定の運転をしたい場合は、出力電圧検出器と位相検
出器及び速度の信号を運転指令にフィードバックし、I
NVの出力電圧を一定に制御する事により、速度を一定
に保つことができる。
【0116】このときは、図19(a)に示すように、
INVの出力として、負荷に応じた電流が流れるため、
INV出力電圧・電流・電力が変化しそれにより研磨完
了等の判断を研磨判断器で行うことができる。
【0117】図19(b)に示すように出力電流が一定
の場合は、出力電圧検出器と出力電流検出器及び速度の
信号を運転指令にフィードバックし、INVの出力電圧
を変化させ電流(トルク)をほぼ一定に制御することに
より、負荷に応じた電圧・電力を出力する。
【0118】このときは、INVの出力として、負荷に
応じた電圧・電力が出力されるため、INV出力電圧・
電力が変化しそれにより研磨完了等の判断を研磨判断器
で行うことができる。また、出力電圧が変化すれば速度
も変化するので、速度検出器の信号で研磨完了等の判断
を研磨判断器で行うことも可能である。
【0119】図20のブロック図を参照して、往復直線
運動をさせるのに適した駆動機構としてエア駆動装置を
説明する。
【0120】図中1個のアクチュエータに、2個のエア
レギュレータから制御された空気が供給される。2個の
エアレギュレータには空気源からエアが供給される。一
方アクチュエータには速度/加速度検出器が連動するよ
うに設けられており、検出信号は運転指令(圧力制御)
に送られる。そのようにして発せられる運転指令からの
出力信号は2個のレギュレータに送信され、アクチュエ
ータの速度あるいは加速度が一定になるように制御する
ことができる。
【0121】また研磨の負荷に応じて、アクチュエータ
の往復運動の速度/加速度に変化が現れるので、速度/
加速度検出器の検出信号を研磨判断比較器に送信し、こ
こで研磨完了等の判断を行うことも可能である。
【0122】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、トップリ
ングに対して相対的に移動して、トップリングに保持さ
れた被研磨物を研磨する研磨テーブル12を備え、トッ
プリングと研磨テーブルの少なくとも一方が第1の方向
に往復直線運動するように構成されるので、均一な研磨
のできる研磨装置を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態である研磨装置の平
面図と正面図である。
【図2】図1の研磨装置の斜視図である。
【図3】ドレッサの配置例を示す平面図及びドレッサの
正面図である。
【図4】図1の研磨装置に適したドレッサの押し付け機
構を説明する一部断面のA−A矢視図である。
【図5】図1の研磨装置に適した砥液供給の構成を説明
する断面面図である。
【図6】図1の研磨装置に適した多機能溝の構成を説明
するB−B矢視断面図である。
【図7】図6の多機能溝から異物を除去する構成を説明
するB−B矢視断面図である。
【図8】多機能溝の配置例を示す平面図及び多機能溝の
断面図である。
【図9】多機能溝の別の例を示す平面図及び多機能溝の
断面図である。
【図10】本発明の第2の実施の形態である研磨装置の
斜視図である。
【図11】本発明の第3の実施の形態である研磨装置の
斜視図である。
【図12】本発明の第4の実施の形態である研磨装置の
斜視図である。
【図13】研磨テーブルを流体圧で支持する構成を説明
する断面図である。
【図14】本発明の研磨装置を組み込んだCMPユニッ
トの平面図である。
【図15】リニアモータの一般的な特性をまとめた表を
示す図である。
【図16】インダクションリニアモータの制御を説明す
るブロック図である。
【図17】図16のインダクションリニアモータの制御
を説明時間対電圧/電流線図である。
【図18】DCリニアモータの制御を説明するブロック
図である。するブロック図である。
【図19】図18のDCリニアモータの制御を説明時間
対電圧/電流線図である。
【図20】エア駆動の制御を説明するブロック図であ
る。
【図21】従来の研磨装置の斜視図である。
【符号の説明】
11 ガイドレール 12 研磨テーブル 13 研磨面 14 粗削り研磨面 15 仕上げ削り研磨面 16 多機能溝 17 トップリング 21、21a、21b ドレッサ 26 雌ねじ 28 ACサーボモータ 29 雄ねじ 30 距離測定センサ 35 研磨テーブル 36 トップリング 37 ドレッサ 39 プッシャー 53 研磨パッド 55 多機能溝 57 ドレッサポッド 62 砥液ライン 63 貫通穴 64 複数の開口 65 洗浄液ライン 66 真空ライン 71 ジェットノズル 75 ロードセル
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成13年6月7日(2001.6.7)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0108
【補正方法】変更
【補正内容】
【0108】 図15の表(「モータエレクトロニクス
入門」(編著者:上山直彦、発行者:(株)オーム社、
発行日:平成4年11月30日)の表9・2から抜粋し
て引用)に、リニアモータの一般的な特性をまとめて示
す。表にあるように、インダクションモータ方式のリニ
アモータLIMは、大出力、中高速輸送に適している。
また、DC方式のリニアモータLDMは、小変位高速の
位置決め制御性に優れる。パルスモータLPMは、低速
大推力、間欠搬送、位置決め制御性に優れる。したがっ
て、本発明の研磨テーブルの往復直線運動、トップリン
グの往復直線運動、ドレッサの往復運動の駆動用として
適宜用いることができる。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被研磨物を保持するトップリングと;前
    記トップリングに対して相対的に移動する研磨テーブル
    であって、前記トップリングに保持された前記被研磨物
    を研磨する研磨面を有する研磨テーブルと;前記研磨面
    に研磨液を供給する研磨液供給手段とを備え;前記トッ
    プリングと前記研磨テーブルの少なくとも一方が第1の
    方向に往復直線運動するように構成された;研磨装置。
  2. 【請求項2】 ドレッシングのために第2の方向に往復
    直線運動するドレッサを備える、請求項1に記載の研磨
    装置。
  3. 【請求項3】 前記ドレッサを前記トップリング1個に
    対して複数備える、請求項2に記載の研磨装置。
  4. 【請求項4】 前記トップリングは、前記第1の方向に
    交差する第3の方向に往復直線運動するように構成され
    た、請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の研磨
    装置。
  5. 【請求項5】 前記トップリングは、保持した前記被研
    磨物を、前記研磨テーブルに対して回転するように構成
    された、請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の
    研磨装置。
  6. 【請求項6】 前記研磨テーブルの研磨面には、研磨面
    上の廃物を排出する溝が形成されている、請求項1乃至
    請求項5のいずれか1項に記載の研磨装置。
  7. 【請求項7】 前記研磨テーブルは粗さの異なる複数の
    研磨面を備える、請求項1乃至請求項6のいずれか1項
    に記載の研磨装置。
  8. 【請求項8】 前記往復直線運動を行うリニアモータを
    備えた、請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載の
    研磨装置。
  9. 【請求項9】 前記研磨テーブルが、前記第1の方向に
    往復直線運動するように構成され、該研磨テーブルは直
    線状ガイドに流体圧力で支持されている、請求項1乃至
    請求項8のいずれか1項に記載の研磨装置。
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