JP7340195B2 - 微細セルロース繊維、その製造方法、スラリー及び複合体 - Google Patents
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本発明の一実施形態に係る微細セルロース繊維は、カルバメート基を有する。カルバメート基は、-O-CO-NH-で表される基であり、-O-CO-NH2、-O-CO-NHR、-O-CO-NR2等で表わされる基であってよい。Rは、それぞれ独立して、飽和直鎖状炭化水素基、飽和分岐鎖状炭化水素基、飽和環状炭化水素基、不飽和直鎖状炭化水素基、不飽和分岐鎖状炭化水素基、芳香族基、及びこれらの誘導基のいずれかである。当該微細セルロース繊維は、極性の高いヒドロキシ基の一部が、相対的に極性の低いカルバメート基に置換されているものである。従って、当該微細セルロース繊維は、従来の微細セルロース繊維と比較して親水性が低くなり、一方、極性の低い樹脂等との親和性が高まっている。このため、当該微細セルロース繊維は、樹脂との均一分散性に優れる。また、当該微細セルロース繊維のスラリーは、従来の微細セルロース繊維のスラリーと比較して粘性も低い。
当該微細セルロース繊維を電子顕微鏡にて観察した平均繊維径の下限としては、2nmが好ましく、20nmがより好ましく、100nmがより好ましい。また、この下限は、500nmであってもよく、1μmであってもよい。一方、この上限としては、10μmや、1μmであってもよいが、500nmが好ましく、450nmがより好ましく、400nmがさらに好ましい。また、当該微細セルロース繊維の平均繊維長は、例えば1μm以上5000μm以下である。
本発明の一実施形態に係る微細セルロース繊維の製造方法は、図1に示すように、混合工程、除去工程、加熱処理工程及び微細化処理工程をこの順に備える。なお、加熱処理工程及び微細化処理以外の工程は、必須の工程では無い。また、上記混合工程及び上記除去工程が、上記加熱処理工程に供される混合物を調製する工程である。以下、各工程順に説明する。
混合工程は、植物原料と尿素又はその誘導体(以下、尿素又は尿素の誘導体を尿素等と称する場合がある)とを分散媒中で混合する工程である。この混合工程を経ることで、植物原料と尿素等とが均一性高く混合した混合物を得ることができる。
広葉樹晒クラフトパルプ(LBKP)、広葉樹未晒クラフトパルプ(LUKP)等の広葉樹クラフトパルプ(LKP)、針葉樹晒クラフトパルプ(NBKP)、針葉樹未晒クラフトパルプ(NUKP)等の針葉樹クラフトパルプ(NKP)等の化学パルプ;
ストーングランドパルプ(SGP)、加圧ストーングランドパルプ(PGW)、リファイナーグランドパルプ(RGP)、ケミグランドパルプ(CGP)、サーモグランドパルプ(TGP)、グランドパルプ(GP)、サーモメカニカルパルプ(TMP)、ケミサーモメカニカルパルプ(CTMP)、晒サーモメカニカルパルプ(BTMP)等の機械パルプ;
茶古紙、クラフト封筒古紙、雑誌古紙、新聞古紙、チラシ古紙、オフィス古紙、段ボール古紙、上白古紙、ケント古紙、模造古紙、地券古紙、更紙古紙等から製造される古紙パルプ;
古紙パルプを脱墨処理した脱墨パルプ(DIP)などが挙げられる。これらは、本発明の効果を損なわない限り、単独で用いてもよく、複数種を組み合わせて用いてもよい。
除去工程は、上記混合工程で得られた植物原料及び尿素等を含む分散液から、分散媒を除去する工程である。分散媒を十分に除去することで、次の加熱処理工程において、効率的に尿素等を反応させることができる。
加熱処理工程は、植物原料と尿素等との混合物を加熱処理する工程である。この加熱処理工程において、植物原料の主成分であるセルロースのヒドロキシ基の少なくとも一部が尿素等と反応し、ヒドロキシ基がカルバメート基に置換される。
微細化工程は、加熱処理工程で尿素等と反応させた植物原料(パルプ等)を微細化処理する工程である。これにより、植物原料が解繊され、CNF等の微細セルロース繊維を得ることができる。
当該微細セルロース繊維は、上記方法以外の方法によって製造することもできる。例えば、パルプ等の植物原料を微細化処理して微細セルロース繊維を得た後、この微細セルロース繊維と尿素等とを混合して加熱処理に供してもよい。また、例えば、分散液中の植物原料と尿素等とをそのまま高温に加熱し、分散媒の除去工程とカルバメート化反応を伴う加熱処理工程とを、連続的あるいは一体的に行ってもよい。また、水等の分散媒を用いることなく粉末状の尿素等と植物原料とを混合し、この混合物に対して加熱処理を施してもよい。
本発明の一実施形態に係るスラリーは、上記微細セルロース繊維を含む。当該スラリーは、比較的粘性が低いことなどにより、取扱性に優れる。また、ヒドロキシ基がカルバメート基に置換されている微細セルロース繊維が用いられていることで、当該スラリーは、乾燥効率も比較的高い。
本発明の一実施形態に係る複合体は、上記微細セルロース繊維と樹脂とを含む複合体である。当該複合体は、カルバメート基を有する微細セルロース繊維を含み、この微細セルロース繊維は樹脂に対して均一性高く分散することができるため、高い強度等を有することができる。
植物原料(パルプ等)と尿素等との混合物を加熱処理する工程、及び
上記加熱処理された植物原料と樹脂とを混練する工程
を備えることができる。
以下の各種物性は、以下の評価方法に準じて測定した。
微細セルロース繊維の水分散液のB型粘度(mPa・s)は、固形分濃度2質量%の微細セルロース繊維の水分散液について、JIS-Z8803:2011の「液体の粘度測定方法」に準拠して測定した。
微細セルロース繊維のゼータ電位(mV)は、ゼータ電位測定装置(MUTEK社の「model:SZP06」)を用い、電気泳動光散乱測定法により流動電位値を測定した。
微細セルロース繊維のパルプ粘度(cP)は、JIS-P8215:1998に準拠して測定した。
微細セルロース繊維の保水度(%)は、JAPAN TAPPI No.26:2000に準拠して測定した。
引張弾性率及び引張強さは、各試験片について、JIS-K7171:2008に準拠して測定した。
<製造例1>
水を分散媒とし、パルプと尿素とを質量比で100:40で混合した(尿素配合量40%)。これを105℃で一晩放置することで乾燥させ、その後、反応時間1時間、反応温度140℃で加熱処理し、洗浄した。
尿素配合量、反応時間及び反応温度を表1に記載の通りとしたこと以外は製造例1と同様にした。
製造例1~10で得られた変性パルプについて、絶乾状態で赤外線スペクトルを測定した。IRスペクトルにおける3300cm-1近傍に現れるピークの高さに対する1715cm-1近傍に現れるピークの高さの比(1715cm-1/3300cm-1ピーク比)を表1に示す。IRスペクトルにおいて、1715cm-1近傍に現れるピークがカルバメート基に由来するピークであり、3300cm-1近傍に現れるピークがヒドロキシ基に由来するピークである。上記ピーク比が高い場合、ヒドロキシ基がカルバメート基に置換された割合が高いと言える。尿素配合量を多くすること、反応時間を長くすること、反応温度を高くすることで、カルバメート基の置換度が高くなることがわかる。
また、製造例4~10で得られた変性パルプについて、ケルダール法による窒素定量により、ヒドロキシ基のカルバメート基への置換度を測定した。測定結果を表1に示す。反応時間を長くすることや、反応温度を高くすることで置換度0.4程度までカルバメート基へ置換されることが分かる。
得られた変性パルプにおいてケルダール法により窒素定量から求めたカルバメート基への置換度(x)と、IRスペクトルにおける1715cm-1/3300cm-1ピーク比(y)との相関をとると、高い相関関係があることが確認できた。
<製造例11~13>
水を分散媒とし、パルプと尿素とを質量比で100:40で混合し、これにクエン酸又は水酸化ナトリウムを添加しpHを調整した(製造例11:pH11.3、製造例12:pH7.9、製造例13:pH3.6)。これを105℃で一晩放置することで乾燥させ、その後、反応時間4時間、反応温度140℃で加熱処理し、洗浄した。
製造例11~13で得られた変性パルプについて、絶乾状態で赤外線スペクトルを測定した。IRスペクトルにおける3300cm-1近傍に現れるピークの高さに対する1715cm-1近傍に現れるピークの高さの比(1715cm-1/3300cm-1ピーク比)を表2に示す。アルカリ性又は酸性下、特に酸性下で加熱処理することで、カルバメート基への置換度が高くなることがわかる。
<製造例14>
水を分散媒とし、パルプと尿素とを質量比で100:40で混合した。これを100℃で一晩放置することで乾燥させ、その後、反応時間4時間、反応温度140℃で加熱処理し、洗浄した。
製造例14の操作を2回繰り返した。すなわち、製造例14を行った後、水を分散媒とし、パルプと尿素とを質量比で100:40で混合した。これを105℃で一晩放置することで乾燥させ、その後、反応時間4時間、反応温度140℃で加熱処理し、洗浄した。
製造例14の操作を3回繰り返した。
製造例14~16で得られた変性パルプについて、絶乾状態で赤外線スペクトルを測定した。IRスペクトルにおける3300cm-1近傍に現れるピークの高さに対する1715cm-1近傍に現れるピークの高さの比(1715cm-1/3300cm-1ピーク比)を表3に示す。処理回数を増やすことで、カルバメート基への置換度が高くなっていくことがわかる。
製造例8で得られた変性パルプに対し、予備叩解としてリファイナー処理し、次いで高圧ホモジナイザーで解繊(微細化)処理し、カルバメート基を有する微細セルロース繊維のスラリーを得た。なお、リファイナー処理及び高圧ホモジナイザー処理は、いずれも複数回の循環処理を行った。得られたスラリーに含まれる実施例1の微細セルロース繊維のSEM画像を図3に示す。SEM画像より、微細セルロース繊維が得られたことが確認できる。
変性パルプの代わりに、非変性のパルプを用いたこと以外は実施例1と同様にして、比較例1の微細セルロース繊維を得た。得られた比較例1の微細セルロース繊維のSEM画像を図4に示す。
得られた微細セルロース繊維について、上記した方法にて、B型粘度、ゼータ電位、パルプ粘度及び保水度を測定した。結果を表4に示す。
製造例8で得られた変性パルプを補強材として用い、ナノ解繊とナノ分散との同時プロセス(SFCプロセス)により、微細セルロース繊維強化樹脂の複合体を以下の要領で得た。
(1)プレミックスの調整
変性パルプ水分散液の水をエタノールで置換し、エタノール置換変性パルプ分散液を得た。エタノール置換変性パルプ分散液と高密度ポリエチレン(HDPE)(住友精化社の「フロービーズHE-3040」)とを固形分換算で3.3:4.9(w/w)の比率で混合後、減圧乾燥(60℃)により乾燥させ、変性パルプ/樹脂のプレミックスを得た。
(2)複合体の作製
得られたプレミックスに対して、変性パルプのセルロース部分の濃度が10質量%になるようにHDPE(旭化成ケミカルズ社の「サンテック-HD J320」)で希釈した。これを以下の条件で溶融混練した後、以下の条件で射出成型することで実施例2の複合体を得た。なお、変性パルプのセルロース部分とは、尿素変性された部分を含まない、原料のパルプに対応する部分をいう。すなわち、変性パルプのセルロース部分の濃度とは、原料パルプに換算した濃度をいう(以下、同様)。
(混練条件)
・混練装置:Xplore Instruments社製のXplore MC15K
・混練条件:二軸回転数200rpm,混練時間60min,混練温度140℃
(射出成型条件)
・射出成形機:Xplore Instruments社製のIM12K
・成型温度:150℃
・金型温度:50℃
・射出圧力:10bar/5s~13bar/32s
変性パルプの代わりに、非変性のパルプを用いたこと以外は実施例2と同様にして、比較例2の複合体を得た。
得られた実施例2及び比較例2の複合体について、上記した方法にて引張弾性率及び引張強さを測定した。結果を表5に示す。
得られたプレミックスに対して、分散剤としてのマレイン酸変性ポリプロピレン(MAPP)(東洋紡社の「トーヨータックPMA H-1100P」)を変性パルプのセルロース部分10質量部に対して6質量部添加し、変性パルプのセルロース部分濃度が10質量%になるようにHDPEで希釈したこと以外は実施例2と同様にして、実施例3の複合体を得た。
得られたプレミックスに対して、以下に示す高分子分散剤を用いたこと以外は実施例3と同様にして、実施例4の複合体を得た。以下に、上記高分子分散剤の化学構造を示す。
変性パルプの代わりに、非変性のパルプを用いたこと以外は実施例3と同様にして、比較例3の複合体を得た。
得られた実施例3、4及び比較例3の複合体について、上記した方法にて引張弾性率及び引張強さを測定した。結果を表6に示す。また、実施例4で得られた複合体を熱キシレン抽出でHDPE部分を除去した微細セルロース繊維のSEM画像を図5に示す。
プレミックス調整時、エタノールで置換せずに変性パルプ水分散液の水とHDPEとを混合したこと以外は実施例3と同様にして、実施例5の複合体を得た。
変性パルプの代わりに、非変性のパルプを用いたこと以外は実施例5と同様にして、比較例4の複合体を得た。
得られた実施例5及び比較例4の複合体について、上記した方法にて引張弾性率及び引張強さを測定した。結果を表7に示す。
Claims (9)
- カルバメート基を有し、
平均繊維径が20nm以上500nm以下であり、
濃度を2質量%とした場合における水分散液のB型粘度が、1500mPa・s以上4000mPa・s以下であり、
ヒドロキシ基の少なくとも一部が上記カルバメート基で置換されており、
上記カルバメート基が、-O-CO-NH 2 である微細セルロース繊維。 - カルバメート基を有し、
平均繊維径が20nm以上500nm以下であり、
ゼータ電位が-100mV以上-50mV以下であり、
ヒドロキシ基の少なくとも一部が上記カルバメート基で置換されており、
上記カルバメート基が、-O-CO-NH 2 である微細セルロース繊維。 - ヒドロキシ基に対する上記カルバメート基の置換度が0.05以上0.5以下である請求項1又は請求項2に記載の微細セルロース繊維。
- 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の微細セルロース繊維を含むスラリー。
- 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の微細セルロース繊維及び樹脂を含む複合体。
- 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の微細セルロース繊維を製造する方法であって、
植物原料と尿素又はその誘導体との混合物を加熱処理する工程、及び
上記植物原料を微細化処理する工程
を備える微細セルロース繊維の製造方法。 - 上記加熱処理工程を120℃以上200℃以下で行う請求項6に記載の微細セルロース繊維の製造方法。
- 上記加熱処理工程を酸性下で行う請求項6又は請求項7に記載の微細セルロース繊維の製造方法。
- 上記微細セルロース繊維が樹脂の補強材として用いられる請求項6から請求項8のいずれか1項に記載の微細セルロース繊維の製造方法。
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