JP7340159B2 - 洗浄・滅菌装置 - Google Patents

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Description

本発明は、被処理物を洗浄または滅菌する洗浄・滅菌装置に関するものである。
従来、下記特許文献1に開示される減圧沸騰洗浄装置や、下記特許文献2に開示される蒸気滅菌装置など、各種の洗浄・滅菌装置が知られている。この種の装置では、処理槽内に被処理物を収容して、処理槽のドアを閉めた状態で、被処理物の洗浄または滅菌が図られる。処理後には、処理槽のドアを開けて、処理槽外に被処理物が取り出され、使用場所への払い出しが行われる。処理が行われたことは、装置から出力される記録紙の情報(運転中の処理槽内の温度や圧力のグラフや数値など)や、被処理物とともに処理槽内に収容されて処理されたインジケータで知ることができる。
しかしながら、たとえば、ある作業者Aが処理槽内に被処理物を入れたが、運転のスタートボタンを押し忘れたり、スタートボタンを押しても接触不良等により運転が受け付けられなかったりした場合、不都合を生じるおそれがある。すなわち、別の作業者Bが、運転が完了したと勘違いし、処理槽から被処理物を取り出すおそれがある。もちろん、記録紙やインジケータを確認すれば、未処理であることは分かるが、万一、その確認を怠った場合、未処理の被処理物が払い出しされるおそれが残る。
特開平10-10509号公報 特開2003-24418号公報
本発明が解決しようとする課題は、処理槽内へ入れられた被処理物が未処理のまま取り出されるのを防止できる洗浄・滅菌装置を提供することにある。
本発明は、前記課題を解決するためになされたもので、請求項1に記載の発明は、ドアで開閉可能とされ、被処理物が収容される処理槽と、この処理槽内の被処理物を洗浄または滅菌する処理手段と、表示および/または音で報知する報知手段と、前記処理手段および前記報知手段を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記ドアの閉鎖後、洗浄または滅菌の処理を開始または終了することなく、前記ドアの開放または開放指示を検知した場合、未処理である旨を前記報知手段により報知する洗浄・滅菌装置であって、前記報知手段による報知は、前記ドアの閉鎖から設定時間内に前記ドアの開放または開放指示を検知した場合には行わず、前記設定時間経過して前記ドアの開放または開放指示を検知した場合に行うことを特徴とする洗浄・滅菌装置である。
請求項1に記載の発明によれば、ドアの閉鎖後、洗浄または滅菌の処理を開始または終了することなく、ドアの開放またはその指示を検知した場合、未処理である旨を報知することができる。このような注意喚起により、処理槽内へ入れられた被処理物が未処理のまま取り出されるのを防止することができる。
処理槽内には、複数回に分けて被処理物が収容されることがあるが、ドアを開く度に、未処理である旨の報知がなされるのでは、煩わしい場合がある。ところが、請求項1に記載の発明によれば、ドアの閉鎖から設定時間経過してドアの開放またはその指示を検知した場合に報知することになる。そのため、運転開始前に複数回に分けて処理槽内に被処理物を入れる場合には、未処理である旨の報知を行わず、煩わしさを抑えることができる。
請求項2に記載の発明は、前記制御手段は、前記報知手段による報知後、所定の承諾操作がなされたことを条件に、前記ドアを開放することを特徴とする請求項1に記載の洗浄・滅菌装置である。
請求項2に記載の発明によれば、未処理である旨の報知があった場合には、所定の承諾操作がなされたことを条件に、ドアを開放することになる。これにより、被処理物が未処理のまま取り出されるのを、一層確実に防止することができる。
請求項3に記載の発明は、前記報知手段による報知の有無を切替可能とされたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の洗浄・滅菌装置である。
請求項3に記載の発明によれば、報知手段による報知の有無を切替可能とされるので、たとえばメンテナンス時には報知機能を停止しておくことで、円滑に作業することができる。
さらに、請求項4に記載の発明は、前記処理槽には、搬入側ドアと搬出側ドアとが設けられており、前記搬出側ドアの閉鎖状態で前記搬入側ドアも閉鎖後、洗浄または滅菌の処理を開始または終了することなく、前記搬出側ドアの開放が指示された場合、未処理である旨報知することを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載の洗浄・滅菌装置である。
請求項4に記載の発明によれば、搬入側ドアと搬出側ドアとを備える両ドア式の装置においても、被処理物が未処理のまま処理槽から取り出されるのを、防止することができる。
本発明の洗浄・滅菌装置によれば、処理槽内へ入れられた被処理物が未処理のまま取り出されるのを防止することができる。
本発明の一実施例の洗浄・滅菌装置を示す概略正面図である。 図1の洗浄・滅菌装置のドア開放処理の一例を示すフローチャートである。
以下、本発明の具体的実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施例の洗浄・滅菌装置1を示す概略正面図である。ここでは、外観上は蒸気滅菌装置の一例を示しているが、以下に説明するように、その他の滅菌装置や洗浄装置にも、本発明を同様に適用可能である。
本実施例の洗浄・滅菌装置1は、ドア2で開閉可能とされると共に被処理物が収容される処理槽3と、この処理槽3内の被処理物を洗浄または滅菌する処理手段(図示省略)と、表示および/または音で作業者に報知する報知手段4と、ドア2、処理手段および報知手段4などを制御する制御手段(図示省略)とを備える。さらに、本実施例では、洗浄・滅菌装置1は、操作パネル5を備え、この操作パネル5により、各種設定や表示などの入出力を行うことができる。そして、操作パネル5を、報知手段4として用いることができる。
処理槽3は、被処理物が収容される中空容器であり、ドア2で開閉可能とされる。ドア2の閉鎖は、典型的には、処理槽3の開口部にドア2を配置する操作C1と、その後、(処理槽3側からドア2にパッキンを押し付けるなどして)処理槽3とドア2との隙間をシールする操作C2とを含む。逆に、ドア2の開放は、処理槽3とドア2とのシールを解除する操作O1と、その後、処理槽3の開口部からドア2を移動させる操作O2とを含む。そのため、ドア2の閉鎖とは、前記C1の操作、あるいはさらにC2の操作をいい、ドア2の開放とは、前記O1の操作、あるいはさらにO2の操作をいう。但し、たとえば超音波洗浄装置のように、装置によっては、パッキン操作(C2,O1)が不要の場合がある。
処理槽3の構成は、典型的には次のとおりである。すなわち、洗浄・滅菌装置1が蒸気滅菌装置、ガス滅菌装置またはシャワー洗浄装置の場合には、図示例のように、処理槽3は正面に開口部を有し、この開口部がドア2で開閉可能とされる。一方、洗浄・滅菌装置1が浸漬洗浄装置または減圧沸騰洗浄装置の場合には、処理槽3は上面に開口部を有し、この開口部がドア2で開閉可能とされる。但し、洗浄・滅菌装置1が浸漬洗浄装置または減圧沸騰洗浄装置であっても、シャワー洗浄装置等と同様に、処理槽3は正面に開口部を有し、この開口部がドア2で開閉可能とされる場合もある。
ドア2は、図示例ではシャッター式とされるが、開き戸または引き戸などとされてもよい。本実施例では、ドア2は、ドア開閉機構により、自動で開閉可能とされる。この開閉操作は、前述したとおり、開放時には操作O1やO2が含まれ、閉鎖時には操作C1やC2が含まれる。
処理手段(図示省略)は、洗浄または滅菌の方法に応じて設定される。たとえば、洗浄・滅菌装置1が蒸気滅菌装置の場合、処理槽3内を減圧する減圧手段と、減圧された処理槽3内へ外気を導入する復圧手段と、処理槽3内へ蒸気を供給する給蒸手段と、処理槽3内から蒸気の凝縮水を排出するドレン排出手段と、蒸気供給により加圧された処理槽3内からの排気手段などを備える。また、洗浄・滅菌装置1がガス滅菌装置の場合、蒸気滅菌装置の各手段に加えて(または一部手段に代えて)、処理槽3内への滅菌ガスの供給手段を備える。
一方、洗浄・滅菌装置1がシャワー洗浄装置の場合、処理槽3内には、被処理物へ液体を噴射する洗浄ノズルが設けられると共に、処理槽3内底部には液貯留部が設けられる。そして、処理手段として、液貯留部への給水手段と、液貯留部からの排水手段と、液貯留部の液体を洗浄ノズルへ供給する循環手段などを備える。
また、洗浄・滅菌装置1が浸漬洗浄装置の場合、処理槽3内への給水手段と、処理槽3内からの排水手段と、貯留液の加熱手段とを備える。特に、超音波洗浄装置の場合、さらに超音波振動子を備える。一方、洗浄・滅菌装置1が減圧沸騰洗浄装置の場合、処理槽3への給水手段と、処理槽3からの排水手段と、貯留液の加熱手段の他、処理槽3内を減圧する減圧手段と、減圧下の液相部へ外気を導入する液相給気手段と、減圧下の気相部へ外気を導入する気相給気手段などを備える。この場合、処理槽3内を減圧(および/または貯留液を加熱)して貯留液を沸騰させた状態で、液相部および/または気相部に給気する操作を含んで、被処理物を洗浄する。なお、さらに超音波振動子を備えてもよい。
操作パネル5は、各種の入出力を行う機器である。本実施例では、操作パネル5は、タッチパネル6の他、運転スイッチ7や操作ボタン8~11を備え、それぞれ制御手段に接続されている。また、操作パネル5の下部には、プリンタ12が設けられており、運転に伴い記録紙が出力される。この記録紙には、たとえば、運転中の処理槽3内の温度や圧力のグラフ(および/または数値)が出力される。
タッチパネル6は、周知のとおり、液晶ディスプレイのような表示装置の画面上に、タッチパッドのような入力装置を組み込んで構成される。そして、表示装置にて各種表示を行うと共に、画面上の表示ボタンが押されるとそれを検知し、適宜画面表示を変えながら、各種の設定または操作を可能とする。本実施例では、タッチパネル6は、運転条件の設定器として機能すると共に、ドア開放時の報知手段4としても機能する。
運転スイッチ7の他、操作ボタンとして本実施例では、ドア開放ボタン8、ドア閉鎖ボタン9、スタートボタン10、ストップボタン11を備える。運転スイッチ7は電源スイッチであり、ドア開放ボタン8はドア2の開放(前記操作O1+O2)を指示するボタンであり、ドア閉鎖ボタン9はドア2の閉鎖(前記操作C1+C2)を指示するボタンであり、スタートボタン10は運転の開始を指示するボタンであり、ストップボタン11は運転の停止を指示するボタンである。
制御手段は、ドア2、処理手段および操作パネル5(報知手段4を含む)を制御する制御器(図示省略)である。具体的には、制御手段は、操作パネル5からの指示に基づき、ドア2の開閉を制御すると共に、処理手段を制御して処理槽3内の被処理物を洗浄または滅菌する。また、制御手段は、ドア2の開放が指示された場合、後述するドア開放処理を実行する。
制御手段による制御は、概ね次のとおりである。すなわち、運転スイッチ7を入れて装置が起動された状態で、ドア開放ボタン8が押されるとドア2を開放する。これにより、処理槽3に対し被処理物を出し入れすることができる。その後、ドア閉鎖ボタン9が押されるとドア2を閉鎖する。処理槽3内に被処理物を収容すると共にドア2を閉鎖した状態で、スタートボタン10が押されると、予め定めた手順に従い、処理槽3内の被処理物を洗浄または滅菌する。この洗浄または滅菌の処理が完了する(またはストップボタン11が押される)と、処理を終了する。そして、ドア開放ボタン8が押されるとドア2を開放して、処理槽3内から被処理物を取り出すことができる。但し、洗浄または滅菌の処理がなされることなく、処理槽3内から被処理物が取り出されることのないように、本実施例では、ドア2を開放しようとする際、所定のドア開放処理がなされる。以下、制御手段によるドア開放処理の一例について説明する。
図2は、本実施例の洗浄・滅菌装置1のドア開放処理の一例を示すフローチャートである。
ドア開放ボタン8が押されると(S1でYES)、ドア閉鎖から設定時間経過しているか否かを判定する(S2)。設定時間の起算点は、直近のドア閉鎖時であるが、場合により、空の処理槽3内への被処理物の最初の投入時(初回のドア閉鎖時)としてもよい。ドア2の閉鎖は、ドア閉鎖ボタン9の押下げの検出、または、センサによる全閉位置でのドア2の検出などの内、いずれか一以上の情報から把握可能である。
ドア閉鎖から設定時間経過していない場合(S2でNO)、ドア2を開放する(S6)。処理槽3内には時間をあけて複数回に分けて被処理物が収容される場合があり、その度にドア2の開閉がなされるが、ドア2の閉鎖から設定時間経過する前は、ドア開放ボタン8が押されると、後述する報知を行うことなくドア2を開放することで、処理槽3内への被処理物の追加作業を円滑に行うことができる。
なお、操作パネル5を用いて前記設定時間を変更可能とすることで、現場に応じた運用を図ることができる。つまり、どの程度の時間内ならば被処理物を追加する可能性があるかは予めある程度分かるので、それに応じて時間を設定しておけばよい。そして、設定時間内にドア開放ボタン8が押された場合、直ちにドア2を開放することで、使い勝手を確保する一方、設定時間を超えてドア開放ボタン8が押された場合、必要に応じて後述する報知を行うことで、未処理の被処理物が取り出されるのを防止することができる。
ドア閉鎖から設定時間経過している場合(S2でYES)、洗浄または滅菌の運転が未スタートの状態(または(スタートしてもエラー等による停止により)洗浄・滅菌の処理が未完了の状態)か否かを判定する(S3)。未スタート状態か否かは、(ドア閉鎖後に)スタートボタン10が押されたか否かで把握することができる。スタートボタン10が押されており運転未スタート状態でない場合(または洗浄・滅菌の処理が未完了状態でない場合)(S3でNO)、ドア2を開放する(S6)。もちろん、安全性等を考慮して、所定の条件を満たした後(たとえば処理槽3内の圧力確認をしてから)、ドア2を開放してもよい。一方、スタートボタン10の押し忘れか、スタートボタン10が押されても接触不良等により受け付けられていない場合(または洗浄・滅菌の処理が未完了である場合)(S3でYES)、運転未スタート状態(または処理未完了状態)として、未処理である旨、報知手段4により報知する(S4)。たとえば、タッチパネル6に、「未処理の場合があるためご注意ください」といったメッセージを表示する。この画面には、「了解」とのボタンも表示しておくのがよい。
タッチパネル6に未処理である旨の表示がなされた場合には、所定の承諾操作が行われたことを条件に、ドア2を開放する(S5、S6)。承諾操作とは、本実施例では、タッチパネル6に表示された前記「了解」ボタンの押下げである。なお、タッチパネル6に「取消」ボタンも用意しておけば、誤ってドア開放ボタン8が押された場合には、「取消」ボタンを押して、ドア2の開放指示を取り消すことができる。
本実施例の洗浄・滅菌装置1によれば、ドア2の閉鎖後、洗浄または滅菌の処理を開始(または終了)することなく、ドア2の開放指示を受けた場合、未処理である旨を報知することができる。このような注意喚起により、処理槽3内へ入れられた被処理物が未処理のまま取り出されるのを防止することができる。しかも、運転開始前に複数回に分けて処理槽3内に被処理物を入れる場合を考慮して、ドア2の閉鎖から設定時間経過してドア2の開放指示を受けた場合にのみ報知することができる。
次に、前記実施例の変形例について説明する。前記実施例および各変形例の内、複数の併用も可能である。
前記実施例では、ドア2の閉鎖後、基本的には、洗浄または滅菌の処理を「開始」することなく、ドア2の開放指示を受けた場合に、未処理である旨を報知手段4により報知したが、運転未スタート状態ではなく、運転未完了状態の場合に報知するようにしてもよい。すなわち、図2のステップS3の説明で括弧書きしたように、ドア2の閉鎖後、洗浄または滅菌の処理を「終了」することなく、ドア2の開放指示を受けた場合に、未処理である旨を報知手段4により報知してもよい。
前記実施例では、運転未スタート状態でドア開放ボタン8が押された場合(つまりドア2の実際の開放前)に、未処理である旨の報知を行ったが、ドア2の実際の開放を検知した場合に、報知するようにしてもよい。たとえば、ドア2の全開位置をリミットスイッチなどのセンサで監視し、そのセンサによるドア2の開放検知に基づき、所定の場合に報知するようにしてもよい。
前記実施例では、運転未スタート状態でドア開放ボタン8が押された場合に、タッチパネル6へのメッセージ表示により、未処理である旨報知したが、報知方法は、タッチパネル6への出力に限らない。たとえば、ランプの点灯、ブザーまたはスピーカからの出力などを用いてもよい。また、これら手段の内、複数を併用してもよい。
前記実施例において、報知手段4による報知の有無を切替可能としてよい。つまり、ドア開放ボタン8が押された場合に、図2のドア開放処理を実行するか否かを切替可能としてもよい。たとえば、タッチパネル6の所定操作によるメンテナンス画面で、報知機能(図2のドア開放処理の実行)の停止を設定可能としておけばよい。そして、メンテナンス時には報知機能を停止しておくことで、円滑にメンテナンス作業することができる。報知機能を停止させた場合でも、電源スイッチをオフすることで、報知機能の停止はリセットされ、次回の起動時には、報知機能が有効になるようにするのが好ましい。
前記実施例では、処理槽3のドア2は一つである例(いわば下記の搬入側ドアと搬出側ドアとを共通にして、搬入と搬出とを一つのドアで共用する例)を示したが、処理槽3のドア2は複数あってもよい。たとえば、処理槽3は前後に開口部を有し、各開口部がドア2で開閉可能とされる。一方のドア2は、処理槽3内へ被処理物を搬入する際に開く搬入側(一般側)ドアとされ、他方のドア2は、洗浄または滅菌後の被処理物を処理槽3外へ搬出する際に開く搬出側(クリーン側)ドアとされる。搬入側および搬出側には、それぞれ操作パネル5が設けられる。但し、搬出側の操作パネル5は、搬入側の操作パネル5よりも簡易なものとしてもよい。たとえば、搬入側には図1に示すような操作パネル5を設ける一方、搬出側の操作パネル5には、タッチパネル6や運転スイッチ7(さらに場合によりスタートボタン10やストップボタン11)の設置を省略したものでもよい。搬入側ドアの開閉は搬入側のドア開閉ボタン8,9で行われ、搬出側ドアの開閉は搬出側のドア開閉ボタン8,9で行われる。
このような両ドア式の装置の場合、搬出側ドアの閉鎖状態で搬入側ドアを開けて、処理槽3内に被処理物を収容することができる。そして、搬入側ドアの閉鎖後、洗浄または滅菌の処理を開始(または終了)することなく、搬出側ドアの開放またはその指示を検知した場合、未処理である旨報知すればよい。その際、前記実施例と同様に、搬入側ドアの閉鎖から設定時間経過を条件に報知したり、所定の承諾操作がなされたことを条件に搬出側ドアを開放したりしてもよい。なお、未スタート状態であれば、搬入側ドアについては、搬入側のドア開放ボタン8が押されると、特に承諾操作を要することなく、搬入側ドアを開放可能としてもよい。
また、報知は、前記実施例と同様に、搬入側のタッチパネル6にて行える他、これに代えてまたはこれに加えて、搬出側にもタッチパネル6を設けてそのタッチパネル6にて行うこともできる。あるいは、搬出側(および/または搬入側)にて、その他の表示および/または音で、作業者に報知するようにしてもよい。
本発明の洗浄・滅菌装置1は、前記実施例(変形例を含む)の内容に限らず適宜変更可能である。特に、(a)ドア2で開閉可能とされ、被処理物が収容される処理槽3と、(b)この処理槽3内の被処理物を洗浄または滅菌する処理手段と、(c)表示および/または音で報知する報知手段4と、(d)処理手段および報知手段4を制御する制御手段とを備え、(e)制御手段は、ドア2の閉鎖後、洗浄または滅菌の処理を開始または終了することなく、ドア2の開放またはその指示を検知した場合、未処理である旨を報知手段4により報知するのであれば、その他の構造は適宜に変更可能である。
たとえば、前記実施例では、処理槽3のドア2の開閉は自動で行われる例を示したが、ドア2の開放と閉鎖の内、一方または双方は手動でなされてもよい。ドア2の開閉を手動で行う場合も、ドア2の開放や閉鎖をセンサで検知して、前記実施例と同様に制御することができる。
また、図2において、ステップS2は、場合により省略可能である。同様に、図2において、ステップS5は、場合により省略可能である。
さらに、前記実施例では、蒸気滅菌装置、ガス滅菌装置、シャワー洗浄装置、浸漬洗浄装置または減圧沸騰洗浄装置に適用した例を示したが、その他の洗浄装置や滅菌装置にも同様に適用可能である。洗浄または滅菌の方法に応じて、処理手段を変更すればよい。
1 洗浄・滅菌装置
2 ドア
3 処理槽
4 報知手段
5 操作パネル
6 タッチパネル
7 運転スイッチ
8 ドア開放ボタン
9 ドア閉鎖ボタン
10 スタートボタン
11 ストップボタン
12 プリンタ

Claims (4)

  1. ドアで開閉可能とされ、被処理物が収容される処理槽と、
    この処理槽内の被処理物を洗浄または滅菌する処理手段と、
    表示および/または音で報知する報知手段と、
    前記処理手段および前記報知手段を制御する制御手段とを備え、
    前記制御手段は、前記ドアの閉鎖後、洗浄または滅菌の処理を開始または終了することなく、前記ドアの開放または開放指示を検知した場合、未処理である旨を前記報知手段により報知する洗浄・滅菌装置であって、
    前記報知手段による報知は、前記ドアの閉鎖から設定時間内に前記ドアの開放または開放指示を検知した場合には行わず、前記設定時間経過して前記ドアの開放または開放指示を検知した場合に行う
    ことを特徴とする洗浄・滅菌装置。
  2. 前記制御手段は、前記報知手段による報知後、所定の承諾操作がなされたことを条件に、前記ドアを開放する
    ことを特徴とする請求項1に記載の洗浄・滅菌装置。
  3. 前記報知手段による報知の有無を切替可能とされた
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の洗浄・滅菌装置。
  4. 前記処理槽には、搬入側ドアと搬出側ドアとが設けられており、
    前記搬出側ドアの閉鎖状態で前記搬入側ドアも閉鎖後、洗浄または滅菌の処理を開始または終了することなく、前記搬出側ドアの開放が指示された場合、未処理である旨報知する
    ことを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載の洗浄・滅菌装置。
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