JP7337936B2 - 貨物輸送用車載システムの支持取り付けベース、及び、そのようなベースを備えた車載システム - Google Patents

Description

本発明は、貨物輸送用車載システムの支持取り付けベース、特に、輸送用及び配送用自動車（特に電気自動車）に車載システムをロックするためのベースに関する。本発明はまた、そのようなベースを備えた車載システムに関する。

現在、都市環境における貨物の配送は、トラック又はバンによって行われている。配達専用車両には、貨物が直接載置されるプラットフォームを装備したものがあり、貨物は、（任意には小型コンテナに収容された状態で）ストラップで保持され、或いは、南京錠で繋がれたチェーンによって留められることがある。アクセスが容易な場合、貨物（又はコンテナ）を守るために、貨物毎に点でアクトする必要があり、時間がかかる。その他の配達専用車両は、保管スペース（一般的には閉鎖されている）を備えている。貨物へのアクセスがより安全になると、一般的に簡単ではなくなる。更に、そのような車両は、狭い通りでの配達に常に適合しているわけではない。

欧州特許第１９３７５１１号公報 欧州特許公開第２９１０４２１号公報

従って、貨物を車両に取り付けてロックするためのシステム、特に車載輸送システムに配置されたシンプルで安全なシステムが必要である。

ＩＳＯ規格に準拠するような、ボート、列車、及び、トラックで使用される重くてかさばる貨物のレセプタクル（又はコンテナル）をロックするために使用されるロックシステムがある。このようなシステムには、「Twistlock（登録商標）」のような、９０°回転させるとロックできる回転ロックシステムなどがある。他のシステムとしては、例えば、欧州特許第１９３７５１１号公報（ＥＰ１９３７５１１Ｂ２）、及び、欧州特許公開第２９１０４２１号公報（ＥＰ２９１０４２１Ａ２）に記載されているような、はさみ機構によってロックが得られるロックシステムがある。これらのロックシステムは、コンテナの底壁に統合されたアングルマウントと協働する。これらのマウントは、開口部を有しているため、水やダートがコンテナ内に侵入する可能性がある。従ってそのような配置は、水やダートに鈍感或いは殆ど敏感でない貨物、又は、保護されている貨物を収容したコンテナにのみ使用することができ、大量の貨物を収容したコンテナ（例えばＩＳＯ規格に準拠するコンテナよりも小さいコンテナ）には適合しない。

本発明は、車載システム（特にコンテナ）を支持面上で支持し、ロック部材を備えたロックシステムに車載システムを取り付けるための、車載システムの支持取り付けベースを提案することによって、これらの欠点を少なくとも部分的に克服することを目的とする。

本発明によれば、ベースは以下を含む。
車載システムの受け面に取り付けられることを目的とする平らな取り付け面、
取り付け面と平行に延在し、支持面又はロックシステムの面に載置されることを目的とする支持壁、
取り付け面に対して垂直であり、支持壁と取り付け面とを固定し、取り付け面、支持壁、及び、接続要素がロック部材を受け入れるための内部ハウジングを規定する接続要素、
前記取り付け面に設けられ、車載システムの受け面と協働することを目的とする、取り外し可能なアセンブリ要素、及び、
ロック部材を内部ハウジング内へ支持壁を通って挿入させるためのロック開口部。

この支持取り付けベースは、車載システムに取り外し可能に取り付けることができ、摩耗が発生した場合に簡単に交換することができる。更に、ベースには、ロック部材を通過させるロック開口部が設けられている。これにより、ベースが取り付けられる車載システム（例えばコンテナ）の受け面を、ソリッドな壁として設計することができ、不浸透性を有する車載システムを製造することができる。

本発明によるベースは、ロック部材を備えたロックシステムと協働するように適合されている。換言すれば、ロック開口部は、ロック部材が（特にベースの支持壁に対し垂直な挿入方向へ）通過することを可能にするために、また、ロック部材を支持壁上にロックするために適合されている、つまり、十分な形状及び寸法を有する。更に、内部レセプションハウジングは、これらのロック部材を、ロック位置及びロック解除位置で受け入れるために適合されている、つまり、十分な形状及び寸法を有する。

特に、本発明によるベースは、ベースの支持壁に対して垂直な挿入方向へロック開口部を自由に通過できる開位置と、開口部に対してロックされる（特に、ロック開口部を取り囲むベースの支持壁の一部の内面に対して圧力を加えることによって）閉位置との間で、ロック部材が移動可能であるロックシステムと協働するように特に適合されている。内部レセプションハウジングは、開位置及び閉位置においてロック部材を受け入れるのに十分な形状及び寸法を有している。ロック開口部は、開位置へのロック部材の通過と、閉位置におけるロック部材の保持の両方を可能にするのに十分な形状及び寸法を有している。

有利には、ベースは、接続要素によって少なくとも縁部が形成される平行六面体（特に外面が）とすることができる。従って、ベースは、わずかな材料で比較的簡単に製造することができる。

有利には、接続要素は、平らな側壁（特に互いに固定された）を形成することができる。これにより、内部レセプションハウジングへのアクセスを制限することが可能になり、ロック開口部を介してベース内に受け入れられたロック部材が保護される。

変形例では、少なくとも一つの側壁は、内部レセプションハウジングにアクセスするための貫通オリフィスを含み得る。これにより、特に、ロック部材がハウジング内に配置されている場合に、ロック部材の位置をチェックし、及び／又は、ロック部材にアクセスすることが可能となる。アクセス開口部は、操作者のツール又は指を通過させるのに十分な形状及び寸法を有し得る。そのようなオリフィスは、有利には、実質的に側壁の中央に配置され得る。

有利には、取り付け面は開放面とすることができる。これにより、ベースの製造が容易となり、製造に使用される材料の量、及び、その重量を制限できる。特に、接続要素が平らな壁である場合、ベースはボウルの形をしている。

有利には、アセンブリ要素は、取り付け面に対して垂直な軸を有るねじ穴（少なくとも前記取り付け面において開口し、接続要素の内側に形成される）を含み得る。この場合、ベースは、ねじにより、車載システムの受け面に取り付けることができる。特に、これらのねじ穴は、ベースの縁部に生成することができ、縁部は、より強い強度を得るために厚くすることができる。

有利には、ロック開口部は、楕円形の形状とすることができる。

有利には、より高い強度を得るため、及び、摩耗を低減するために、ベースは、金属製（例えばアルミニウム製、又は、合金製（例えば、アルミニウム合金製、又は、鋼製））とすることができる。しかしながら、ポリマー材料製のベースも想定され得る。

有利には、ベースは単一部品とすることができる。

一実施形態においては、支持壁は、ベースの残りの部分を形成する材料とは異なる材料によって製造することができる。この場合、ベースの残りの部分を単一部品で製造し、支持壁を接続要素に対して組み付けることができる。

もう一つの実施形態においては、ベースは、取り付け面の反対側において支持壁に固定されたプレート（支持壁の開口部とは反対側の開口部によって貫通され、ベースを形成する材料とは異なる材料から製造された）を含み得る。この場合、ベースを単一部品とし、プレートをベースの支持壁に対して組み付けることができる。

これらの二つの実施形態においては、支持壁の材料、及び、それぞれのプレートの材料は、ベースの残りの部分を形成する材料、及び、それぞれのベースを形成する材料よりも硬い材料（特に摩擦及び摩耗に対してより耐性のある材料）から選択することができ、また、ベースの残りの部分を形成する材料、又は、それぞれのベースを形成する材料よりも優れた磁気又は容量の検出が可能となる材料とすることができる。この材料は、金属又は合金（例えば鋼）とすることができ、ベースの残りの部分又はそれぞれのベースは、アルミニウム製又はアルミニウム合金製とすることができる。

本発明はまた、本発明による支持取り付けベースを少なくとも一つ備えた車載システム（特にコンテナ）（各ベースが、その取り付け面によって、車載システムの底部受け面に取り外し可能に取り付けられている）に関する。

有利には、車載システムは、互いに所定のスキームで配置された二つ以上のベースを備え得る。ベースは、特に、車載システムに取り付けられる前に（例えばテンプレートによって）取り付け面に関して事前に配置され得る。これにより、ベースの正しい相対位置を相互に確保し、また、同じ所定のスキームに配置されたロックシステムを含む支持面への車載システムの正しい取り付けが可能となる。

ここで本発明について、以下の非限定的な添付図面を参照して説明する。
図１は、一実施形態による支持取り付けベースの斜視図である。 図２は、図１に示すベースの平面図である。 図３は、図１に示すベースの側面図である。 図４は、図１に示すベースをロックするために使用することができるロックシステム（開位置）の斜視図である。 図５は、同ロックシステム（開位置）の側面図である。ロック部材は図１に示すベース内に挿入されている。 図６は、図５と同様の図である。ロックシステムは閉位置にある。 図７は、ベースを備えたコンテナの斜視図である。 図８は、もう一つの実施形態による支持ベースの側面図である。 図９は、更にもう一つの実施形態による支持ベースの側面図である。

本明細書において、「上部」及び「下部」という用語は、支持面上に載置されている車載システム（ここではコンテナ）の上にベースが取り付けられている場合における垂直方向を指す。従って、垂直方向は重力方向に対応する。

図１は、車載システム（特にコンテナ）（ここでは金属製の）の支持取り付けベース１０を示す図である。

「車載システム」という表現は、車両に搭載でき又は取り外すことがりできる、あらゆるタイプの積載を指す。典型的な車載システムは、密閉されたチャンバーを有するコンテナであり、本明細書においては、その例示的な実施形態が主に説明される。しかしながら本発明は、どのようなタイプの車載システム（例えば、構造物又はフレームに搭載された任意の機器）にも適用される。そのような構造物又はフレームは、本発明によるロックシステムを介して車両に可逆的に取り付けられる。本明細書の以下の部分では、記載事項が、本発明の範囲から逸脱することなく、他のタイプの車載システムにも適用され得ることを理解した上で、デフォルトでコンテナの例が参照される。

このようなベースは、支持面３上においてコンテナ１を支持することを目的とするが、コンテナ１を、ロック部材５，６を備えたロックシステム４に取り付けることも目的としている。換言すれば、図７に示すようにベース１０を備えたコンテナ１は、それらのベース１０を介して、地面などの支持面上に載置される。このコンテナを、支持面（例えば車両のローディングプラットフォーム）にロックする必要がある場合、各ベース（又は少なくとも二つベース）は、ロックシステム４（この目的のために提供され、それ自体が支持面３に固定されている）にロックされる。

図１～図３に示すように、ベース１０は、取り付け面１２、支持壁１４、接続要素１６、アセンブリ要素１８、及び、ロック開口部２０を含む。

取り付け面１２は、コンテナ１の底部受け面２に取り付けることを目的とする平面である。

支持壁１４は、取り付け面１２と平行に延在する。この支持壁１４は、支持面（ロックシステム４の一部を形成する面、又は、地面）上に直接載置される。

接続要素１６は、取り付け面１２と支持壁１４とを接続する。それらは、取り付け面１２、及び、支持壁１４に対し垂直に延在する。取り付け面１２、支持壁１４、及び、接続要素１６は、ロック部材５，６を受け入れるための内部ハウジング２２を規定する。

アセンブリ要素１８は、取り外し可能な組立要素であり、取り付け面１２に設けられ、コンテナ１の底部受け面２と協働する。これらは、コンテナへのベースの組み付けを可逆的に（換言すれば、コンテナからベースを取り外すことができるように）可能にする。

最後に、ロック開口部２０は、内部レセプションハウジング２２内へのロック部材５，６の挿入を可能にする。

この例では、接続要素１６は、互いに固定された四つの平らな側壁１６１，１６２，１６３，１６４を形成する。従って、ベース１０は、平行六面体の形態を有する。

更に、三つの側壁１６１，１６２，１６３は、内部レセプションハウジング２２にアクセスするための貫通オリフィス１７１，１７２，１７３をそれぞれ含む。

この例では、取り付け面１２は開放面であり、ソリッドな壁を有していない。換言すれば、ベース１０はボウルの形をしている。取り付け面１２は、ここでは、側壁１６１～１６４の自由縁部（支持壁１４とは反対側の）によって区切られている。これらの自由縁部は、平面を規定し、開いた取り付け面１２を形成する。

アセンブリ要素１８は、軸が取り付け面１２に対し垂直なねじ穴１８１，１８２，１８３，１８４（その中へ開口する）を含む。。これらのねじ穴は、接続要素１６の内部に設けられている。ここで、ねじ穴は、側壁の交点において、ベース１０の縁に位置している。図１及び図２に示すように、強度を高めるため、これらの側壁の接合部を厚くすることができる。

最後に、この例では、ロック開口部２０は、ロックシステム４のロック部材５，６が通過させる楕円形の形態を有する。ロック開口部２０の形状及び寸法は、図４～図６に示すロックシステムのロック部材が通過するように、特に適合されている。ロック開口部２０の形状及び寸法は、ロック開口部２０を通過するロックシステムのアレンジに応じて異なる可能性があることが留意される。

ロックシステム４の例を図４～図６に示す。このロックシステム４は、ロックされるベース１０の支持壁１４を受け止めるための上面４１を有するハウジング４０を含む。この上面４１は、開位置においてロック部材５，６を保護する突起４２を有する。この突起４２は、アーチに類似した形状を有し、その上部４３は、ロック開口部２０内への導入を容易にするスパイク形状となっている。この例では、ロック開口部２０は、この突起４２を通過させるのに十分な形状及び寸法となっている。ロック開口部２０は、以下に説明するように、支持壁に対し、ハウジングの上壁の方向への圧力が加えられる限り、ロック部材５，６によるクランプの質を損うことなく突起４２を容易に導入できるように、横方向のクリアランスが（支持壁１４の平面内において）２～５ｍｍオーダーとなるように製造され得ることが留意される。

ロックシステム４のロック部材５，６は、開位置（ロック解除位置）（図４、図５）と閉位置（ロック位置）（図６）との間で移動可能である。

開位置において、ロック部材５，６（ここでは二つ）は、支持壁１４の面に対して垂直な挿入方向Ｉへ、ロック開口部２０を自由に通過することができる。特に、この開位置では、ロック部材５，６は、ハウジング４０の突起４２から突出していないことが留意される。従って、突起４２は、ロック開口部２０を介して、ベースのレセプションハウジング２２の内側へ容易に導入することができる。その時、ロック部材５，６は、互いに対して、水平方向へ（導入方向Ｉに対して垂直な方向へ）最小分離位置にある。それらはまた、ハウジングの上面４１に対して（挿入方向Ｉへ）最大分離位置にある。

閉位置において、ロック部材５，６は、ロック開口部２０に対してロックされ、特に、ロック開口部２０を取り囲むベースの支持壁１４の一部の背後に引っ掛かる（図６）。その時、ロック部材は、互いに対して、水平方向へ最大分離位置にあり、ハウジングの上面４１に対して（垂直方向へ）（挿入方向Ｉへ）最小分離位置にある。従って、ロック部材５，６は、ベースの支持壁１４に対し、ハウジング４０の上面４１の方向へ圧力をかけることができる。

開位置と閉位置との間のロック部材５，６の動作は、図示しないはさみロック機構（欧州特許第１９３７５１１号公報、及び、欧州特許公開第２９１０４２１号公報に記載されているタイプのピボットの点で二つのアームが交差する）によって得られる。この時、ロック部材５，６がこれらのアームの上端を形成する。これらのアームの動作は、オプションで電動化することができる。

図７は、上述の通り四つのベース１０が底部受け面２に備えられたコンテナ１を示す図である。これらのベース１０は、所定のスキームで（換言すれば、互いに特定の距離で、互いに対して特定の配置で）、コンテナのコーナーに配置されている。この特定の位置に多数のベースを取り付けるために、それらがコンテナに取り付けられる前に、テンプレートを使用してそれらを配置することができる。
この時、四つのベース１０を同時に取り付けることが可能である。この取り付けは、例えば、各ベースの対応するねじ穴に、コンテナの底壁（外側面がコンテナの受け面２を形成する）を通してねじをねじ込むことによって行われる。変形例では、取り付けられるベース１０のねじ穴の位置に対応する正確な位置で、コンテナの底壁を貫通するための準備も可能である。ベース１０の正確な配置は、同じ特定のスキームに従って配置された四つのロックシステムを備えた支持壁へのコンテナのロックを提供する。

本発明は、その接続要素が平らな側壁を形成するベースを参照して説明されてきた。しかしながら、縁部に配置された、及び／又は、縁部から離れた位置に配置された（例えば取り付け面の周囲に分布する）ロッドと同様の小さな寸法の接続要素を想定することが可能である。アセンブリ要素は、太いロッド（例えば、ベースが多角形（特に平行六面体）である場合、ベースの縁部を形成する）に実装され得る。説明されていない実施形態において、各ベースの取り付け面は、ソリッドな壁であり得る。

図８に示す本発明の実施形態では、取り付け面１２の反対側の、ロック開口部２０が形成されるベースの台座が、ベースの本体の材料とは異なる材料から製造されたプレート２４を含む。このプレート２４は、図１～図７に示す実施形態のように支持壁１４が支持面上に直接載置されるのではなく、このプレート２４が支持面上に直接載置されるように、支持壁１４に対して適用される。その結果、支持面との摩擦を受けない限り、支持壁１４を薄くすることが可能である。

本体がアルミニウム又はアルミニウム合金から製造されたベースを考慮した場合、このプレート２４は、ベースの本体を形成する材料よりも硬い（摩擦及び／又は摩耗に対してより耐性がある）鋼又は金属又は合金から製造されることが好ましく、また、ベースの本体の材料よりも優れた磁気又は容量の検出を可能にすることが好ましい。それにより、プレート２４は、ベースを保護するための単一のプレートを形成し、プレートを備えたベースの存在を識別するセンサーによる自動検出を可能にする。

プレート２４は、図８に示すように、ロック開口部２０へのアクセスを可能にする中央窓２６を統合することによって、支持壁１４に固定され得る。

図９に示す本発明のもう一つの変形実施形態においては、プレート２４が、接続要素１６（側壁１６１～１６４を構成する）に直接取り付けられるとともに、ロック開口部２０を有する支持壁１４を直接構成する。

プレート２４は、例えば、支持壁１４に又は接続要素１６に、複数の固定ねじをねじ込むことによって取り付けられる。この時、ねじの頭部が、プレート２４の表面（ベースが支持面上に載置される側の）から突出しないように、プレートの厚さ方向内部に形成された皿穴に収容され得る。

Claims (9)

1. 支持面（３）上に車載システム（１）を支持し、ロック部材（５，６）を備えたロックシステム（４）に車載システム（１）を取り付けるための、車載システム、特にコンテナ、の支持取り付けベース（１０）であって、
   － 車載システムの受け面（２）に取り付けられることを目的とする平らな取り付け面（１２）、
   － 取り付け面（１２）と平行に延在し、支持面（３）又はロックシステム（４）の面（４１）に載置されることを目的とする支持壁（１４）、
   － 取り付け面（１２）に対して垂直であり、支持壁（１４）と取り付け面（１２）とを固定し、取り付け面（１２）、支持壁（１４）、及び、接続要素（１６）がロック部材（５，６）を受け入れるための内部ハウジング（２２）を規定する接続要素（１６）、
   － 前記取り付け面（１２）に設けられ、車載システムの受け面（２）と協働することを目的とする、取り外し可能なアセンブリ要素（１８）、及び、
   － ロック部材（５，６）を内部ハウジング（２２）内へ支持壁（１４）を通って挿入させるためのロック開口部（２０）、を含み、
   取り付け面（１２）に対して垂直な軸を有し、少なくとも前記取り付け面（１２）に開口し、接続要素（１６）の内側に設けられたねじ穴（１８１，１８２，１８３，１８４）を、アセンブリ要素（１８）が含み、また、
   取り付け面（１２）が開放面であることを特徴とする支持取り付けベース（１０）。
2. 平行六面体の形態を有し、接続要素（１６）が少なくとも縁部を形成することを特徴とする、請求項１に記載の支持取り付けベース（１０）。
3. 接続要素（１６）が、平らな側壁（１６１，１６２，１６３，１６４）を形成することを特徴とする、請求項１又は２に記載の支持取り付けベース（１０）。
4. 少なくとも一つの側壁（１６１，１６２，１６３）が、内部レセプションハウジング（２２）にアクセスするための貫通オリフィス（１７１，１７２，１７３）を含むことを特徴とする、請求項３に記載の支持取り付けベース（１０）。
5. ロック開口部が楕円形の形態を有することを特徴とする、請求項１～４のいずれかに記載の支持取り付けベース（１０）。
6. 金属製であることを特徴とする、請求項１～５のいずれかに記載の支持取り付けベース（１０）。
7. 支持面（３）上に車載システム（１）を支持し、ロック部材（５，６）を備えたロックシステム（４）に車載システム（１）を取り付けるための、車載システム、特にコンテナ、の支持取り付けベース（１０）であって、
   － 車載システムの受け面（２）に取り付けられることを目的とする平らな取り付け面（１２）、
   － 取り付け面（１２）と平行に延在し、支持面（３）又はロックシステム（４）の面（４１）に載置されることを目的とする支持壁（１４）、
   － 取り付け面（１２）に対して垂直であり、支持壁（１４）と取り付け面（１２）とを固定し、取り付け面（１２）、支持壁（１４）、及び、接続要素（１６）がロック部材（５，６）を受け入れるための内部ハウジング（２２）を規定する接続要素（１６）、
   － 前記取り付け面（１２）に設けられ、車載システムの受け面（２）と協働することを目的とする、取り外し可能なアセンブリ要素（１８）、及び、
   － ロック部材（５，６）を内部ハウジング（２２）内へ支持壁（１４）を通って挿入させるためのロック開口部（２０）、を含み、また、
   取り付け面（１２）に対して垂直な軸を有し、少なくとも前記取り付け面（１２）に開口し、接続要素（１６）の内側に設けられたねじ穴（１８１，１８２，１８３，１８４）を、アセンブリ要素（１８）が含み、
   支持壁（１４）が、ベースの残りの部分を形成する材料とは異なる材料から製造され、任意に、ベースの残りの部分を形成する材料よりも硬い材料から選択され、ベースの残りの部分を形成する材料によって提供されるものよりも優れた磁気又は容量の検出を可能にすることを特徴とする支持取り付けベース（１０）。
8. 支持面（３）上に車載システム（１）を支持し、ロック部材（５，６）を備えたロックシステム（４）に車載システム（１）を取り付けるための、車載システム、特にコンテナ、の支持取り付けベース（１０）であって、
   － 車載システムの受け面（２）に取り付けられることを目的とする平らな取り付け面（１２）、
   － 取り付け面（１２）と平行に延在し、支持面（３）又はロックシステム（４）の面（４１）に載置されることを目的とする支持壁（１４）、
   － 取り付け面（１２）に対して垂直であり、支持壁（１４）と取り付け面（１２）とを固定し、取り付け面（１２）、支持壁（１４）、及び、接続要素（１６）がロック部材（５，６）を受け入れるための内部ハウジング（２２）を規定する接続要素（１６）、
   － 前記取り付け面（１２）に設けられ、車載システムの受け面（２）と協働することを目的とする、取り外し可能なアセンブリ要素（１８）、
   － ロック部材（５，６）を内部ハウジング（２２）内へ支持壁（１４）を通って挿入させるためのロック開口部（２０）、及び、
   － 取り付け面（１２）の反対側において支持壁（１４）に固定され、開口部（２０）とは反対側の開口部によって貫通され、ベースを形成する材料とは異なる材料から製造され、任意に、ベースを形成する材料よりも硬い材料から選択され、ベースを形成する材料によって提供されるものよりも優れた磁気又は容量の検出を可能にするプレート（２４）を含み、
   取り付け面（１２）に対して垂直な軸を有し、少なくとも前記取り付け面（１２）に開口し、接続要素（１６）の内側に設けられたねじ穴（１８１，１８２，１８３，１８４）を、アセンブリ要素（１８）が含むことを特徴とする支持取り付けベース（１０）。
9. 請求項１～８のいずれかに記載の支持取り付けベース（１０）を少なくとも一つ備えた車載システム、特にコンテナ（１）、であって、各ベース（１０）が、その取り付け面（１２）によって、車載システムの底部受け面（２）に取り外し可能に取り付けられていることを特徴とする車載システム。

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