JP6964753B2 - 重量物を固定する方法及びシステム - Google Patents

重量物を固定する方法及びシステム Download PDF

Info

Publication number
JP6964753B2
JP6964753B2 JP2020503760A JP2020503760A JP6964753B2 JP 6964753 B2 JP6964753 B2 JP 6964753B2 JP 2020503760 A JP2020503760 A JP 2020503760A JP 2020503760 A JP2020503760 A JP 2020503760A JP 6964753 B2 JP6964753 B2 JP 6964753B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fixing device
leaf
main surface
corner post
container
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2020503760A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020530425A (ja
Inventor
ベルロ,ペリー ファン
ディーデリックス,エルモ
Original Assignee
コードストラップ ベー.フェー.
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by コードストラップ ベー.フェー. filed Critical コードストラップ ベー.フェー.
Publication of JP2020530425A publication Critical patent/JP2020530425A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6964753B2 publication Critical patent/JP6964753B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60PVEHICLES ADAPTED FOR LOAD TRANSPORTATION OR TO TRANSPORT, TO CARRY, OR TO COMPRISE SPECIAL LOADS OR OBJECTS
    • B60P7/00Securing or covering of load on vehicles
    • B60P7/06Securing of load
    • B60P7/08Securing to the vehicle floor or sides
    • B60P7/0807Attachment points
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B61RAILWAYS
    • B61DBODY DETAILS OR KINDS OF RAILWAY VEHICLES
    • B61D45/00Means or devices for securing or supporting the cargo, including protection against shocks
    • B61D45/001Devices for fixing to walls or floors
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60PVEHICLES ADAPTED FOR LOAD TRANSPORTATION OR TO TRANSPORT, TO CARRY, OR TO COMPRISE SPECIAL LOADS OR OBJECTS
    • B60P7/00Securing or covering of load on vehicles
    • B60P7/06Securing of load
    • B60P7/08Securing to the vehicle floor or sides
    • B60P7/0823Straps; Tighteners
    • B60P7/0869Protecting the strap or the load from wear
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D2590/00Component parts, details or accessories for large containers
    • B65D2590/0041Contents retaining means
    • B65D2590/005Contents retaining means adaptable to the size of the transport goods
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D2590/00Component parts, details or accessories for large containers
    • B65D2590/0041Contents retaining means
    • B65D2590/0058Contents retaining means for cylindrical transport goods
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D90/00Component parts, details or accessories for large containers
    • B65D90/004Contents retaining means
    • B65D90/0053Contents retaining means fixed on the side wall of the container

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)
  • Package Frames And Binding Bands (AREA)
  • Connection Of Plates (AREA)

Description

本発明は、コンテナ内の重量物を固定する方法及びシステムの技術分野に関する。
海上輸送コンテナに積み込まれた貨物は、いかなる方向にも、特にドアに向かって移動するのを防止するように固定しなければならない。個々の貨物ユニット及び/又はコンテナ壁間の隙間は埋めなければならず、及び/又は、貨物は、上下のサイドレールとコーナーポストとに設けられる複数の固縛点及び固定点を用いて、落下、転倒、及び摺動しないように固定することができる。これらの固縛点は通常、積荷を固定するのに用いるストラップ又はロープを通すことが可能なリング(例えばDリング)を含む。
欧州特許出願公開第2978634号は、コンテナのコーナーポストの剛性内部構造部に取付け可能な壁面固定装置を記載している。これに関して、この装置は、ストラップを通すことができる固縛点を画定する。
本発明は、改良された壁面固定装置を提供することを目的とする。上記壁面固定装置は、時間節約的かつ費用節約的で、使用が簡単であり、国際規制当局によって広く認められる可能性があるものとすることが好ましい。
第1の態様において、本発明は、コンテナ内の積荷を固定する請求項1に記載の壁面固定装置を開示する。壁面固定装置は、表主面及び裏主面を有する少なくとも2つのリーフ部を有し、これに関して、上記リーフ部のうちの少なくとも1つは、表主面と裏主面との間に延在する少なくとも1つの開口を有する。装置は、ストラップを受けるように、このような開口を2つ有する。特に、上記リーフ部の裏主面は、突出部を有する。
第2の態様において、本発明は、本発明の第1の態様に係る壁面固定装置を用いることによってコンテナ内の積荷を固定する、請求項16に記載の方法を開示する。
上記突出部が存在する結果として、装置の取付けが非常に容易になる。加えて、突出部によって、装置の適切な係止が確実になる。さらに、固縛装置の安定性が大幅に高められる。突出部は、装置がコンテナのコーナーポストに配置されるとき、突出部の少なくとも一部が上記コーナーポストのコーナー形状部に当接して配置されるようになっていることが好ましい。突出部は、壁面固定装置の裏側に突出する剛性の中実部であることが更に好ましい。したがって、主な機能は、ストラップが壁面固定装置にかける引張力の大部分を上記コーナーポストに向けて伝達するのを補助することである。
コンテナのコーナーポスト形状部の概略図であり、斜線領域は、本発明に係る装置の好ましい位置を示す。 A&B:従来技術に係る壁面固定装置の可能な実施形態を示す図である。 C&D:従来技術に係る壁面固定装置の可能な実施形態を示す図である。 E&F:従来技術に係る壁面固定装置の可能な実施形態を示す図である。 G:本発明に係る壁面固定装置の可能な実施形態を示す図である。 H&I:本発明に係る壁面固定装置の可能な実施形態を示す図である。 J&K:本発明の一実施形態に係る壁面固定装置が設置されたコーナーポスト/形状部を示す図である。 A:従来技術の一実施形態に係る壁面固定装置が設置されたコーナーポストの上面図である。B:従来技術の一実施形態に係る壁面固定装置が設置されたコーナーポストの斜視図である。 C:コンテナのコーナーポストに設置され、積荷を固定するストラップが配された、本発明の可能な一実施形態に係る装置を示す図である。 D:本発明の実施形態に係る壁面固定装置が設置されたコンテナのコーナーポスト/形状部の上面図である。E:本発明の実施形態に係る壁面固定装置が設置されたコンテナのコーナーポスト/形状部の上面図である。F:本発明の一実施形態に係る壁面固定装置をコンテナのコーナーポスト/形状部に設置する様々な段階を示す図である。 A:本発明の可能な一実施形態に係る取付け補助手段を示す図である。B:コンテナのコーナー形状部に設置された本発明の一実施形態に係る固定装置の上面図である。 C:本発明の一実施形態に係る固定装置の斜視図である。 本発明の2つの実施形態(左側及び右側)に係る、外周粗面を有する壁面固定装置の横断部の図である。 本発明の一実施形態に係る外周粗面を有する壁面固定装置の横断部の断面図(左側)及び表面の詳細図(右側)である。
本発明は、コンテナ内の貨物積荷を固定する方法、及びこの方法において用いることが可能な壁面固定装置に関する。この壁面固定装置により、物品をコンテナに固定する簡単で時間節約的な方法が可能になり、それにより、上記物品が適切に固定されることが確実になる。さらに、本発明の目的は、Dリング等のよく知られている従来技術の固縛点及び固定点に代わる、使用が簡単で効率の良い一代替形態を提供することである。本発明の目的は、それゆえ全ての規制条件を通過することが確実であり、ひいては従来技術の固縛点では目下除外されている種々の積荷に用いることができるシステムを提供することである。またさらに、本発明の目的は、顧客にとって省コストな方法及びシステムを提供することである。
欧州特許出願公開第2978634号(引用することによりその内容全体が本明細書の一部をなす)は、コンテナのコーナーポストの剛性内部構造部に取付け可能な壁面固定装置を記載している。これに関して、装置は、ストラップを通すことができる固縛点を画定する。
特に、装置の裏主面が本発明に係る突出部を有する結果として、壁面固定装置は、現行の技術水準による壁面固定装置と比較してより一層簡便に、コンテナのコーナー形状部に配置することができる。突出部によって、部材が簡便に最適に位置決めされることが確実になる。
別途定義されない限り、本発明の開示において使用される技術用語及び科学用語を包含する全ての用語は、本発明が属する技術分野における当業者によって通常理解される意味を有する。更なる指標により、本発明の教示をよりよく理解する用語の定義が包含される。
本明細書で使用される以下の用語は、以下の意味を有する。
本明細書で使用される数量を特定していない単数形("A", "an", and "the")は、別途文脈により明確に指示されない限り、単数及び複数の両方の指示物を意味する。例えば、「区画(a compartment)」は1又は2以上の区画を意味する。
本明細書においてパラメーター、量、期間等の計測可能な値に対する言及で使用される「約(About)」は、規定値より±20%以下、好ましくは±10%以下、より好ましくは±5%以下、更に好ましくは±1%以下、そして更に好ましくは±0.1%以下の変動を包含することを意味し、そのような変動は、開示される本発明を実施するのに適切である範囲にある。しかしながら、修飾語句「約」が言及する値そのものは具体的に開示されることも理解される。
本明細書で使用される「含む、備える("Comprise," "comprising," and "comprises" and "comprised of")」は、「包含する、含有する("include", "including", "includes" or "contain", "containing", "contains")」と同義であり、例えば成分等のその後に続く語の存在を明示する総称又は無制限の用語であって、この技術分野において既知又は本明細書に開示される追加の特定されていない成分、特徴、因子、部材、ステップの存在を排除又は除外するものではない。
「壁」という用語は、壁及びコーナーポストを含み得る。
端点による数値範囲の記述は、その範囲内に含まれる全ての数及び端数を包含し、同様に記述された端点も包含される。
「重量%」(重量パーセント)の表現は、別途定義されない限りここ及び本明細書全体において、配合の全重量に基づく各成分の相対的重量を意味する。
本明細書で使用される「壁面固定装置」及び「固定装置」という用語は、同義に使用され得る。
第1の態様において、本発明は、側壁とコーナーポストとを備えるコンテナ内の積荷を固定するようにコンテナの剛性内部構造部に取付け可能な壁面固定装置に関する。壁面固定装置は、少なくとも2つのリーフ部を有し、このリーフ部は、表主面及び裏主面を有するとともに、表主面と裏主面との間に延在する接触面を更に有し、接触面は、コーナーポストの形状部に接触するように壁面固定装置の先端部に形成され、上記リーフ部のうちの少なくとも1つは、表主面と裏主面との間に延在する少なくとも1つの開口を有し、この装置は、ストラップを受けるように、このような開口を少なくとも2つ有する。特に、リーフ部の裏主面は、突出部を有する。
これに関して、壁面固定装置は、コンテナのコーナーポストに配置されるように構成される。本発明の文脈では、リーフ部の「裏主面」は、コーナーポストに配置されている場合、実質的に主要コンテナ荷積み領域(すなわち、コンテナのばら荷)から離れる方を向く主面として解釈されるものとする。したがって、他方で「表主面」は、実質的に主要コンテナ荷積み領域に向く主面として解釈されるものとする。装置を複数の方式でコーナーポストに配置することができ、表主面及び裏主面が事実上交換可能になっている場合には、装置の少なくとも1つのリーフ部の主面のうちの少なくとも1つが、突出部を有する。上記リーフ部の「裏主面」は、これらの主面のうちの1つである。
同様に、本発明に係る壁面固定装置に関して「裏側」及び「表側」を規定することができる。これに関して、裏主面及び表主面は、それぞれ実質的に装置の裏側及び表側に向く。
装置は、輸送手段に配置されたコンテナ内の重量貨物の積荷を固縛するのに特に適している。このような輸送手段は、コンテナ船等の水上輸送船舶、トラック若しくは軌道車等の地上車両、又は飛行機等の空輸機とすることができることが好ましい。
これらの壁面固定装置は、コンテナの内壁である内部構造部、好ましくはコンテナの内壁に含まれるコーナーポストに取り付けられ、貨物積荷を固縛するのに用いる固定手段の固定点又は通過点として機能する。好ましい一実施形態において、上記壁面固定装置はコンテナのコーナーポストに取り付けられる。上記装置は、このようなコーナーポストのコーナー形状部に取り付けられることが好ましい。このようなコンテナは、4つのコーナーポストからなる鋼枠を備える。これらのコーナーポストは、コンテナの荷重保持部材として機能する。鋼枠は、2つの下サイドレール、2つの上サイドレール、2つの下横材、前上端レール、及び鴨居(door header)を更に備える。側壁及び端壁並びに屋根は標準的なボックスコンテナの要素であるが、これらは最小荷重しか支えることが可能でない。コーナーポストは、本発明に係る壁面固定装置の取付けを可能にするのに十分な強度を提供し、それにより、同様に、固定手段の固定を可能にするのに十分頑丈な点を提供し、荷重を支える。取付けは物理的又は機械的に行うことができる。取付けには、装置をコーナーポストのコーナー形状部に物理的に固定することを含むことができる。これにより、装置がコンテナ内の貨物の妨害又は干渉をしないことも確実になる。本発明の一実施形態において、壁面固定装置は、コンテナに取外し可能に取り付けることができる。「取外し可能に取り付ける」という用語は、ねじ回し、釘、ねじ等の工具を用いることなく簡単な着脱が可能な手段によって、装置が壁に結合されることを意味する。このような取外し可能な取付けは、接着ストリップ、発泡部材、ばねタイプ部材、糊若しくは糊様の材料等の1つ以上の取付け補助手段を含んでもよく、磁力を利用してもよい。好ましい一実施形態において、上記取付け補助手段は、コーナーポストの壁と装置との間に位置付けられる、クランプ、ばね、又は発泡部材を含む。最も好ましくは、上記取付け補助手段は、上記装置の裏側に結合される発泡部材である。上記発泡部材は圧縮性発泡体を含むことが好ましい。
代替的には、上記壁面固定装置は、溶接等の従来の手段によってコンテナに永続的に固定することができる。
壁面固定装置は位置を調整可能とすることができ、すなわち、装置の位置をコンテナの上下に関して調整する、例えば低くしたり高くしたりすることができる。この目的では、装置をレールに締結する手段を有するレールシステムをコーナーポストに設けてもよく、それにより、装置の位置をコンテナの底部の上部に関して変更することが可能になる。
好ましい一実施形態において、固定装置は、コンテナの屋根又は床壁に対して垂直な1つの平面に設置される、すなわち、固定装置は全てコンテナの1つの面に設けられる。固定装置は、ドア(複数の場合もある)とは反対側のコンテナの端壁においてコーナーポストに設けられることが好ましい。例えば、積荷を固定するためにストラップが使用される。このストラップは、コンテナの表側で、コーナーポストにおける少なくとも1つの積荷固定装置の少なくとも1つの開口に通してループにされる。このストラップ端部は、積荷の片側に沿ってコンテナの奥に向かって積荷を周り、それによって、これらのストラップ端部は、コンテナの上記奥にあるバックルを用いて閉じられる。非常に便利なことに、バックルには表側開口を介して到達することができる。各固定装置は、少なくとも2つの開口を有し、ストラップは、これらの開口に通してループにされることが好ましい。最も好ましい形態では、この端壁の各コーナーポストには、少なくとも1つの壁面固定装置が設けられる。各コーナーポストには2つの装置が設けられることが好ましく、その場合、装置のうちの一方がコンテナの上の方に設置され、もう一方がコンテナの床の方に設置されることが好ましい。
積荷の固縛時、固定手段は、壁面固定装置の開口に通される。壁面固定装置は、1つ以上の開口を有することができる。本発明の一実施形態において、壁面固定装置は、1つ以上のリーフ部を有する。これらのリーフ部のうちの少なくとも1つ、好ましくは、各リーフ部が表主面と裏主面との間に延在する開口を画定する。更なる一実施形態において、装置は、2つのリーフ部を有し、両方のリーフ部は、それぞれこのような開口を有する。ストラップ等の固定手段を壁面固定装置の第1の開口に通し、その後、上記固定手段の第1の経路に対して反対の方向に、この同じ壁面固定装置の第2の開口に通すことができる。このような固定手段は、ポリマーコーティング付き若しくはポリマーコーティングなしの鋼ストラップ、ポリプロピレンストラップ、又はポリエステルストラップ等のストラップであることが好ましい。本システム及び方法は、織糸又は複合糸のポリエステル糸を含むポリエステルストラップとともに用いることが好ましい。複合糸により製造されたストラップは、ポリプロピレン又はポリエチレン等のポリマーコーティングでコーティングされることが好ましい。固定手段の自由端部はバックルによって連結される。そのようなバックルは高品質鋼から製造され、滑りを回避又は完全に防止する手段を備えることが好ましい。本文書を通して、「ストラップ」という用語は、あらゆる種類の固定手段に言及する際に使用される。当業者は、壁面固定装置との使用に適した別の固定手段を選択するのに十分適任であることが明らかである。
好ましい一実施形態において、上記壁面固定装置は、固定手段が設けられる場合、少なくとも6トン(絶対値)の荷重を支えることができる。固定手段にかかる力は、固定手段の第1の経路の方向とは反対側かつ第2の経路に対して平行に及ぶ。
壁面固定装置は、コーナーポストに取り付けられ、このポストのコーナー形状部に嵌合するように特に設計されている。壁面固定装置は、高品質鋼、ステンレス鋼、アルミニウム等の金属、又はプラスチックから製造することができる。好ましい一実施形態において、壁面固定装置は2つ以上の開口を有し、この開口にはストラップ等の固定手段を通すことが可能である。
装置の好ましい一実施形態において、少なくとも1つのリーフ部の裏主面は、突出部を有する。上記裏主面は、実質的に平坦であるか又はほんの僅かに湾曲していることが好ましい。「突出部」は、本発明の文脈では、装置の裏側に向かって突出する裏主面の一部とみなされるか、又は代替的には、上記裏主面に設けられた裏側に突出する要素とみなされるものとする。したがって、「突出部」は、裏主面の実質的に平坦な又は僅かに湾曲した性質を中断することが好ましい。
突出部は、装置がコンテナのコーナーポストに配置されるとき、突出部の少なくとも一部が上記コーナーポストのコーナー形状部に当接して配置されるようになっていることが好ましい。代替的には、このことは、1つ以上の固縛ストラップを介して上記装置に十分大きな引張力が更にかかる場合に、その結果として装置がいくらか(弾性)変形することによってのみ起こる。いずれの場合も、突出部は、固縛装置の安定性を大幅に高める。
突出部は、壁面固定装置の裏側に突出する剛性の中実部であることが好ましい。したがって、その原理機能は、例えば以下に記載するような発泡体又はばねタイプの取付け補助手段の機能とは異なり、きちんと配置された壁面固定装置の滑り落ちの防止である。突出部は、むしろ(又は加えて)、ストラップを介して壁面固定装置にかけられる引張力の大部分を上記コーナーポストに向けて伝達するのを補助することが好ましい。突出部は、リーフ部の他の部分と一体に形成されることが好ましく、突出部は、装置の他の部分と一体に形成されることがより好ましい。
装置の更なる又は代替的な一実施形態によれば、突出部は、スロープ部を含む。本発明の文脈では、「スロープ部」は、突出部に隣接する、上記突出部へと上方に角度の付いた部分とみなされるものとする。少なくとも1つのスロープ部を有する突出部は、本発明の実施形態を検討すると理解されるように、コンテナのコーナーポストにおける装置の取り付けやすさを阻害しないという利点を有する。特に、スロープ部は、装置を或る角度でコーナー形状部に挿入することを可能にする。その後、装置は傾けられ、それによって適所に係止される。他方で、突出部は、引張力/固縛力の大部分を依然としてコーナー形状部に向けて伝達することができる。スロープ部は、突出部をリーフ部の「起点」(下記で更に記載するように「横断部」付近にある)とリーフ部の「先端部」との間の或る場所に延在するものとみなす場合、突出部の側部に沿って延在することが好ましい。
装置の更なる又は代替的な一実施形態によれば、突出部は、先端部を含む。本発明の文脈では、「先端部」は、リーフ部の末端部の少なくとも一部を覆う部分とみなされるものとする。したがって、突出部は、装置の上記末端部に向かって延在する。したがって、突出部は、装置の末端部付近で、コーナー形状部に接触する部分を提供することが好ましい。これにより、装置の安定性が更に高められる。
装置の更なる又は代替的な一実施形態によれば、突出部は、装置の末端部において、上述した接触面の少なくとも一部まで延在する。結果として、接触面の上記部分は、装置末端部を端面から視た場合、異形(すなわち、真っ直ぐでない)断面を特徴とする。異形断面を特徴とする構造は、同量の材料で、曲げ及び捻れにより良好に抵抗することが知られている。突出部が装置の末端部において接触面の一部まで延在することで、上記接触面の強度及び剛性が増大することが非常に有利である。
装置の更なる又は代替的な一実施形態によれば、突出部は、隆起部である。これに関して、換言すれば、装置の裏主面が湾曲するように変形することで、上記突出部となる。本発明の文脈では、「隆起部」は、裏主面の一部/裏主面における一部が裏側に突出する表面部分となったものと理解されるものとする。隆起部は、裏主面の平坦又は僅かに湾曲した主な推移と比較して、依然として分断的である。しかしながら、隆起部を主面の他の部分から隔てる鋭い縁部等の不連続部は存在しないことが好ましい。利点は、このような装置が鋭い縁部を有しないため、より洗浄しやすく安全であることである。また、このような装置は、隆起部をコーナー形状部の表面に沿って摺動式に誘導することができるので、より簡便に配置することができる。
更なる一実施形態によれば、突出部は、片側又は両側におけるスロープ部を特徴とする隆起部である。
隆起部の更なる利点は、コーナーポストの寸法のばらつきを考慮して、装置をより広範に使用することができることである。
装置の更に好ましい一実施形態によれば、突出部は、裏主面の材料と一体に形成される。例えば、装置は、例えば成形又は鋳造によって作製された、突出部と少なくとも1つのリーフ部とを有する金属装置として作製することができる。代替的には、突出部は、リーフ部を裏側に向けて凹ませることによって形成される。突出部を有するリーフ部を実現する他の適した作製技術が存在し得る。可能な一実施形態において、装置全体が1つの一体部品として形成される。
装置の更なる又は代替的な一実施形態によれば、上記装置は、上記コーナーポストに配置された場合、コーナーポストの内側領域を越えて延びない。このことは、コンテナ内の積荷を固縛することに有利である。
装置の更なる又は代替的な一実施形態によれば、上記装置は、第1の開口を備える第1のリーフ部と、第2の開口を備える第2のリーフ部とを有する。
装置の更なる又は代替的な一実施形態によれば、上記リーフ部と上記もう一方のリーフ部とは、約45度〜約180度の内角を形成する。これに関して、約180度の内角を形成する2つのリーフ部は、代替的に単一のリーフ部として解釈することができる。同様に、第1のリーフ部と第2のリーフ部とを区別することができない湾曲した装置もまた、単一の湾曲したリーフ部を有する装置とみなすことができる。このような単一のリーフ部は、ストラップを受けるように、2つの開口を有することが好ましい。
装置の更なる又は代替的な一実施形態によれば、上記リーフ部と上記もう一方のリーフ部とは、約90度〜約120度の内角を形成する。
装置の更なる又は代替的な一実施形態によれば、上記装置は、開口に通された場合のストラップの一部を支持する横断部を更に有する。開口は、これらの開口に通された場合のストラップの支持として用いられる横断部によって分割されている。上記開口は、装置の別個のリーフ部の一部である。上記横断部は、平坦要素、湾曲要素、又は凹凸要素を含んでもよい。好ましい一実施形態において、上記横断部は、バー又はロッド等の円筒形要素を含む。一実施形態において、この横断部は、上記固定手段の引張方向とは実質的に逆の方向に配置される。通常、上記引張方向は、水平面と比較して上方に15度〜下方に15度の間で変動する角度を有する。したがって、装置は、ストラップの固定点及び荷重支持点の双方を提供する。引張方向に対する横断部の位置は、固縛中にこの横断部によりストラップに適切な支持を与えるように選択される。
装置の更なる又は代替的な一実施形態によれば、横断部は、ストラップの引張方向を横切る方向に延在する。
装置及び好ましくは横断部の領域には、外周粗面を設けてもよい。このような外周粗面又は研磨性表面は、例えば、横断部の材料にエンボス加工されるか又は砥粒材コーティングによって横断部若しくは装置全体をコーティングすることによる特定のパターン(例えば格子)を有することができる。このような外周粗面は、ストラップの滑りを防止する。装置は、積荷表面に取り付ける手段を更に備えることもできる。コンテナへの取付けは、取外し可能であっても永続的なものであってもよい。好ましい一実施形態において、上記外周粗面は、リーフ部と上記もう一方のリーフ部との横断部に配置される。
指摘したとおり、壁面固定装置にはストラップを通す開口が設けられる。各壁面固定装置は2つの開口を有することが好ましい。1つの実施形態において、開口は上記壁面固定装置の全面のうちの10%〜80%を構成する。上記開口は装置の全面のうちの25%〜60%を構成することが好ましい。これにより、開口にストラップが簡単に通ること、またストラップが複数本通ることも確実になるが、それでも装置は、この装置を用いて貨物を固定する場合に装置にかかる力に耐える。
更なる一実施形態において、各開口は、装置の別個のリーフ部によって形成される仮想平面、好ましくは接平面である、上記壁面固定装置の平面に配置され、これらの平面は、45度〜180度、好ましくは90度〜180度、より好ましくは100度〜180度、より好ましくは100度〜150度、より好ましくは100度〜120度、更により好ましくは100度〜110度の内角αを形成する。したがって、これにより、装置をコンテナのコーナーポストの壁に取り付けることを可能にする特定の形態の装置が可能になる。
「内角」とは、上記リーフ部の先端部付近で接線を取ると、リーフ部のそれぞれの表主面に対する仮想接平面間に広がる最小角度であることが好ましい。同様に、「外角」とは、リーフ部のそれぞれの裏主面に対する仮想接平面間に広がる最大角度であることが好ましい。利点は、装置が、コーナーポストに配置された場合、コンテナの実質的にビーム形の主要収納空間に向かって突き出ることなく、通常のコンテナコーナー形状部の包囲内に固縛点を提供することである。換言すれば、装置は、コーナーポストの内側領域を越えて延在しない。したがって、壁面固定装置は、特にコーナーポスト付近で、上記収納空間内に(ビーム形)物品の積荷を効率的に積み上げることに制限を課さない。
上記装置は、横断部の高さのところで互いにつながっている2つのリーフ部を有することが好ましい。これらのリーフ部は、45度〜180度、好ましくは90度〜180度、より好ましくは100度〜180度、より好ましくは100度〜150度、より好ましくは100度〜120度、更により好ましくは100度〜110度の角度を形成することが好ましい。最も好ましい一実施形態において、上記角度は、100度〜105度、例えば、100度、101度、102度、103度、104度、又は105度を含む。この範囲の角度は、コーナーポストに対する装置の適切な位置決めを可能にするとともに、固定手段が開口に通ることを確実にすることがわかっている。
一実施形態において、装置の上記リーフ部は略矩形の形状を有する。別の実施形態において、上記リーフ部は多角形の形状を有する。好ましい一実施形態において、上記リーフ部は、横断部において交わって鈍角を形成する少なくとも2つの面を有する。したがって、上記リーフ部は斜縁を有する。上記鈍角は、91度〜178度、好ましくは95度〜150度、より好ましくは100度〜130度、最も好ましくは105度〜120度、例えば118度を含む。この角度を形成する上記リーフ部のうちの一方は、上記装置の横断部に対して平行に広がることが好ましい。このことは、コーナー形状部に対する装置の位置決めにとって有利であることがわかっている。
上記横断部に対して平行に広がる上記リーフ部と同様に横断部を形成する第2のリーフ部は、上記平行な面に対して略垂直に位置付けられる。
一実施形態において、上記装置には2つのリーフ部が設けられ、上記鈍角は、横断部により形成される仮想対称軸の横又は反対側に位置する。
装置をコーナー形状部に配置する場合、第1の例では、装置をコーナー形状部に挿入することができ、その後、装置を4分の1回転以上させて正しく位置決めすることができる。突出部は、スロープ部を含む、及び/又は、上記リーフ部のうちの1つ以上は、装置のこのような回転を行うことができるように斜縁を有することが有利である。
リーフ部の厚さは、5 mm〜15 mm、好ましくは8 mm〜12 mm、より好ましくは10 mmであることが好ましい。リーフ部の長さは、100 mm〜130 mm、より好ましくは105 mm〜125 mmであることが好ましい。装置のリーフ部の上記長さは変更することができる。この変更は、コンテナのコーナー形状部の寸法の変更に応じて必要となる可能性がある。
横断部は上記リーフ部よりも厚いことが好ましい。好ましい一実施形態において、横断部の厚さとリーフ部の厚さとのその比は、3:1〜2:1である。横断部の上記厚さは20 mm〜30 mmであることが好ましい。
装置の更なる又は代替的な一実施形態によれば、上記装置は、コーナーポストへの上記装置の取付けを補助する取付け補助手段を更に備える。上記取付け補助手段は、一方又は双方のリーフ部の裏側に存在することが好ましい。このような取付け補助手段は、コーナー形状部に対する装置の取付けに更なる補助を提供し、また、ばね部材又はクランプ部材、発泡部材、磁石又は磁気ストリップ、糊要素を含むことができる。別の実施形態において、上記取付け補助手段は発泡部材である。この発泡部材は、上記リーフ部の後部を少なくとも部分的に覆う。上記発泡部材は、上記後部の少なくとも5%、より好ましくは少なくとも10%、より好ましくは20%を覆うことが好ましい。別の実施形態において、上記部材は、上記後部の1%〜100%、5%〜90%、より好ましくは10%〜90%を覆う。上記部材は、円形、矩形、正方形、多角形等の任意の従来形状とすることができる。
好ましい一実施形態において、上記発泡部材は独立気泡発泡体を含み、この独立気泡発泡体は、楕円形又は円形の気泡、最も好ましくは円形の気泡を有することが好ましい。更なる好ましい一実施形態において、上記発泡部材は、LDPE又はPP等の架橋ポリオレフィンである。発泡体の好ましい密度は50 kg/m3〜100 kg/m3である。発泡体の上記厚さは、好ましくは10 mm〜30 mm、より好ましくは15 mm〜25 mmである。
取付け補助手段としての発泡体の使用は、上記発泡体の圧縮性により特に有用であることがわかっている。このことは、位置決め時の装置とコンテナ壁との間の空間が各点ごとに異なるため重要である。特に、円形の気泡又は略円形の気泡を有する発泡体の使用は、こうした発泡体がかなりの使用時間の後でも十分な戻り圧力をもたらすことから非常に有利であることがわかっている。上記発泡部材は、その特定の性質により、例えば温度差に起因する寸法変化にも耐える。上記発泡部材は、糊付け等の従来の方法により装置に取り付けてもよく、コーナーポストに位置決めする際に上記装置の後ろに配置するだけでもよい。
好ましい一実施形態において、上記壁面固定装置は、固定手段が設けられる場合、少なくとも6トン(絶対値)の荷重を支えることができる。
装置の更なる又は代替的な一実施形態によれば、上記装置は、上述したように表主面及び裏主面を有する少なくとも2つのリーフ部を有することができ、これに関して、上記リーフ部のうちの少なくとも2つは、上述したものと同様に、裏主面に突出部を画定する。
第2の態様において、本発明は、上述した壁面固定装置を用いてコンテナ内の積荷を固定する方法に関する。これに関して、上記コンテナは、3つの側壁と、屋根と、床と、コーナー形状部を画定する4つのコーナーポストとを備え、上記方法は、上記壁面固定装置をコンテナのコーナーポストに取り付ける/配置するステップと、ストラップを上記装置の開口に通すステップと、上記ストラップを用いて上記積荷を固縛するステップとを含む。これに関して、上記装置の突出部は、上記コーナーポストのコーナー形状部に接触するように配置されることが好ましい。上記ストラップは、上記装置の少なくとも2つの開口に通されることが好ましい。
固定手段は、上記ポストに対して実質的に垂直に延在することができる。固定装置は、コーナーポストに固定的に取り付けることができる。固定装置は、コーナーポストに取外し可能に取り付けることができる。固定装置は、位置調整可能とすることができ、より具体的には高さ調整可能とすることができる。1つの固定装置を設けることができる。コーナーポストごとに2つの固定装置を設けることができる。コーナーポストごとに3つ以上の固定装置を設けることができる。積荷の固縛時、固定手段を壁面固定装置の第1の開口に通し、続いて、固定手段の第1の経路とは逆であり得る方向において同じ壁面固定装置の第2の開口に通すことができる。固定装置をコンテナの扉の反対側でコンテナの前壁のコーナーポストに配置することができ、及び/又は、コンテナを輸送手段上に配置することができる。
開口は、固定装置の全表面の約10%〜80%、好ましくは約25%〜60%を占めることができる。固定装置は、2つの開口を有してもよく、各開口は、固定装置の平面に配置してもよく、これに関して、それらの平面は、約45度〜約180度、好ましくは約90度〜約180度、より好ましくは約100度〜約110度の内角を形成することができる。固定装置には、外周粗面を設けることができる。外周粗面は、横断部に配置することができる。固定装置は、装置をコンテナ等の荷積み面に取り付ける手段によって設置することができ、及び/又は、固定装置は、コンテナ内の貨物積荷を固定するように埋め込むことができる。
コンテナには、本発明の原理に従って構築された1つ以上の壁面固定装置を備え付けることができる。
本発明に係る固定装置と、ストラップ等の固定手段及び固定手段を留めるバックルとを備えるキットを提供することができる。当業者には理解されるように、固定手段は、本発明の原理に係る固定装置に取り付けることができる任意のタイプの機構を含むことができる。固定手段は、ポリエステル糸を含むストラップを含むことができる。ストラップ(複数の場合もある)は、ポリエステル織糸を含むことができる。ストラップ(複数の場合もある)は、ポリマーコーティングに埋め込まれ得るポリエステル複合糸を含むことができ、ポリマーコーティングは、ポリプロピレンを含むことができる。バックルは、2つの側壁を有する本体と、これらの側壁間に延在するバーとを備えることができる。バックルのバーには、外周粗面を設けることができる。バーのうちの少なくとも1つには、ストラップの引張方向とは反対側を向き得るセレーション(serration:鋸歯状溝)を含む外周粗面を設けることができ、及び/又は、キットは、固定手段に張力を付加するテンショナーを含むことができる。
また更なる一態様によれば、側壁とコーナーポストとを備えるコンテナ内の積荷を固定するようにコンテナの剛性内部構造部に取付け可能な壁面固定装置が提供される。壁面固定装置は、リーフ部を有し、リーフ部は、表主面及び裏主面と、表主面と裏主面との間に延在する接触面であって、コーナーポストの形状部に接触するように壁面固定装置の末端部に形成される接触面と、ストラップを受けるように、表主面と裏主面との間に延在する開口とを有し、リーフ部の裏主面は、スロープ−フック部を含む。スロープ−フック部は、スロープ部を含むことができる。スロープ−フック部は、フック部を含むことができる。フック部は、隆起部を含むことができる。本明細書で使用される「スロープ−フック部」という用語は、「突出部」と等価とみなされ得る。
本発明のまた更なる一態様によれば、表主面及び裏主面と、表主面と裏主面との間に延在する開口と、表主面と裏主面との間に延在する接触面であって、壁面固定装置の末端部に配置される接触面とを有する壁面固定装置が提供され、裏主面は、スロープ−フック部を有する。スロープ−フック部は、スロープ部及びフック部を含むことができる。フック部は、隆起部を含むことができる。
本発明の態様は、例及び図によって更に説明されるが、これらの例又は図に限定されるものではない。
図1は、本発明に係る装置1を収納するのに適したコーナーポスト4/コーナー形状部13の詳細図を示している。斜線付きの表面(例えば、コーナーポストの内側領域)は、コーナーポストにおける装置1の最適位置を表している。装置1は、コーナーポストの内側領域に配置して、内側領域を越えず、貨物と干渉しないようにすることができる。正確に配置されない(例えば、この位置から外れている)場合、装置は、コンテナ内の積荷を妨害するリスクがある。
図2A〜図2Fは、従来技術に係る壁面固定装置の可能な実施形態を示している。これらの装置1は全て、開口2、好ましくは横断部3によって分割された2つの開口2、2'が設けられたリーフ部14、14'を有することを特徴とする。開口2、2'にはストラップ10を通すことが可能であり、その際、横断部がストラップに支持を提供する。全ての実施形態は2つの開口を有する装置を示しているが、複数の開口、好ましくは偶数の開口が、同様に本発明の範囲に入ることが理解されるべきである。
図2A及び図2Cに示されているように、固定装置1は本質的に平坦とすることができ、その場合、2つの開口2、2'のそれぞれは、180度の角度を形成する仮想平面にある。この装置は矩形又は正方形とすることができ、ヒステリシス曲線形状等の丸みのある角部を設けてもよい。
別の実施形態において、図2Bに示されているように、固定装置1は湾曲を有することができる。
図2D及び図2Eに示されている実施形態において、リーフ部は、好ましくは鈍角である内角を形成する。リーフ部のそれぞれには開口2、2'が設けられている。
図2Eに示されているように、リーフ部14、14'は横断部3によって分割されており、この横断部3は棒状の外観を有する。
上記リーフ部14、14'のそれぞれには斜縁16が設けられ、そこでは2つの交差辺A及びB(又はA'及びB')が角度β(又はβ')を形成する。上記角度βは鈍角であることが好ましい。各リーフ部の上記角度は、横断部3から見て反対側である。
図2Fに示されているように、外周粗面12は、横断部3に配置することができる。外周粗面12は、図5及び図6を参照して後述される外周粗面と同じである。
図2Gは、本発明に係る壁面固定装置1の一実施形態を示している。この実施形態において、装置1は、2つのリーフ部14、14'を有し、2つのリーフ部14、14'の末端部(壁面固定装置の末端部である)には、接触面が形成されている。これらの接触面は、必要に応じて、リーフ部14、14'の表主面及び/又は裏主面の部分を覆う。リーフ部は、裏主面に突出部24を有する。他方のリーフ部は、交差辺A'及びB'を有することができ、これに関して斜縁16を特徴とする。交差辺A'及び/又はB'は、実質的に真っ直ぐな縁を有するものとして示されているが、湾曲縁、半円形縁、又は例えば図3Gを参照しながら後述されるコーナーポスト/コーナー形状部への装置1の設置を容易にすることができる任意の他の形状の縁を有してもよい。壁面固定装置1は、外周粗面12(図2Fに示されている)を有することができる。外周粗面12は、横断部3に配置することができる。
図2Gに示されているように、突出部24を有する接触面は、例えば制限的な寸法を有するコーナーポスト/コーナー形状部への壁面固定装置1の設置を容易にするように、スロープ部25を含むことができる。突出部24を有する接触面は、コーナーポスト/コーナー形状部が右手側コーナーポスト/コーナー形状部であるか左手側コーナーポスト/コーナー形状部であるかにかかわらず、コーナーポスト/コーナー形状部への壁面固定装置1の両手側での(ambidextrous)(すなわち二方向での)設置を容易にするように、別のスロープ部27を有してもよい。突出部24を有する接触面は、完全に設置された場合のコーナーポスト/コーナー形状部における壁面固定装置1の係止を容易にするように、先端部28を有することができる。接触面とは反対側のリーフ部14の表面は、実質的に平坦とすることができる。
図2Hは、図2Gに示されている壁面固定装置1の実施形態の側面斜視図を示している。突出部24は、図2G及び図2Hに示されているようにリーフ部14の表主面が実質的に平坦かつ平面的である場合、中実部として形成してもよい。
図2Iは、突出部24を有する接触面を有するリーフ部14、14'の一方(又は双方)を有する壁面固定装置1の別の実施形態を示している。図2G及び図2Hの実施形態と同様に、図2Iに示されている装置1の実施形態は、スロープ部25又は27及び先端部28を含む突出部24を有する接触面を有することができる。同様に、装置1のこの実施形態は、第2のスロープ部27又は25も有することで、コーナーポスト/コーナー形状部への両手側での(すなわち二方向での)設置を可能にし、それによってコーナーポスト/形状部が右手側であるか左手側であるかにかかわらない使用を提供することができる。しかしながら、図2G及び図2Hに示されている装置1の実施形態とは異なり、リーフ部14の表主面は、裏主面の輪郭と同様に(又は裏主面の輪郭とは異なる形状に)輪郭加工することができる。非限定的な実施形態によれば、裏主面とは反対側のリーフ部14の表面を、表主面と同様に輪郭加工し、それによって、本明細書に記載される機能を維持したまま、装置1を作製するのに使用される材料(及び重量)を低減することができる。加えて、このことにより、リーフ部材料の一部を裏側に向かって凹ませるようにして、突出部を簡単に実現することができる。突出部24は、装置1の他の部分とともに単一のステップで作製してもよいし、突出部24は、装置1のリーフ部14(例えば、図2Dに示されている)を、突出部24の輪郭及び形状を帯びるように曲げることによって形成してもよい。
図2Iの実施形態において、リーフ部14、14'の一方(又は双方)は、突出部24を含むことができる。他方のリーフ部は、交差辺A'及びB'を有することができる。壁面固定装置1は、外周粗面12(図2Fに示されている)を有することができる。外周粗面12は、横断部3に配置することができる。
図2Jは、突出部24を有するリーフ部14、14'の一方(又は双方(図示せず))を有する、図2G〜図2Iの壁面固定装置1の実施形態の側面図を示している。装置1は、上述したように、取付け補助手段15を備えることができ、取付け補助手段15は、好ましくはばね鋼から作製され、装置1の裏側に位置決めされる又は取り付けられる金属部材を含んでもよく、コーナー形状部に対する装置1の固定を補助する。このような取付け補助手段15は、図4Aに示されている。代替的には、装置1は、装置の裏側に発泡部材15を備えてもよい。
図2G〜図2Jを参照すると、突出部24の先端部28は、例えば、装置末端部を端面から視た場合、異形断面を有することができる。上記形状部は、実質的にU字形であり、裏側に向かって突出するか(図示)、V字形(図示せず)、W字形(図示せず)、円形(図示せず)、三角形(図示せず)、台形(図示せず)としてもよいし、コーナーポスト/コーナー形状部に設置された場合の適所への装置1の係止を容易にするように突出し得る任意の他の形状を有してもよい。先端部28は、縁部に最も近いところで最大高さを有し、横断部3により近い地点で高さが徐々に減じるように示されているが、先端部28は、リーフ部14、14'の主面の任意の場所に配置された最大高さを有することができる。スロープ部25、27は、実質的に平坦としてもよいし、先端部28まで上方に続く勾配の付いた表面を有してもよい。
図2Kは、コーナーポスト4/コーナー形状部13に設置された図2J(又は図2H)の壁面固定装置1の一例を示している。装置1の寸法は、係止位置(図3Fを参照しながら後述する)に設置及び位置決めされた場合に、装置1がコーナーポスト/コーナー形状部にぴったりと確実に適合するように選択することができる。
壁面固定装置は、コンテナのコーナーポストに取り付けることができる。装置は、固定的に又は取外し可能に取り付けることができる。取付けは、機械的手段(溶接、接着、磁気)によって又は物理的手段(例えば、摩擦)によって行うことができる。
図3Aは、コーナーポストのコーナー形状部に設置されている、本発明に係る壁面固定装置の好ましい一実施形態の細部を示す図である。装置1はコーナーポストに位置決めされ、このとき、横断部3に対して平行な2つの辺がコーナーポストの壁に当接して位置決めされる。装置1は、コーナーポストの縁から或る特定の距離を置いて位置決めされる。このことは、そうでなければ積荷を固定する間に装置がコーナーポストから「抜け出る」リスクがあるため重要である。装置1のリーフ部14、14'によって形成される角度により、装置と壁との間にストラップを通すのに好適な空間が形成される。装置は、それぞれ装置のリーフ部14、14'の2つの先端部付近に、コーナー形状部に対する2つの比較的小さな線形支持体を備えることが見て取れる。加えて、装置は、コーナー形状部13に対して同等に支持される剛性の中実突出部24を有する。また、装置は、装置1の滑り落ちを防止する発泡体取付け補助手段15を備える。
図3Bは、ストラップを用いて積荷を固定するのに使用されるコーナーポストに配置された装置1を示している。このような構成は、本発明に係る装置に適用可能である。ストラップは、第1の経路を介して第1の開口2に通され、次に、ストラップの第1の経路の方向とは実質的に逆の方向において第2の開口2'に通される。Fは、ストラップに加えられ得る力の方向を示している。力Fは、図3Bに示されている方向とは逆の方向に加えられる場合もある。ストラップは、連結部から図3Bにおける図の右側に延在するように配されるのではなく、連結部から図3Bにおける図の左側に延在するように配される場合もある。加えられる力Fの方向は、積荷の固定時の第1の方向、すなわち第1のストラップ経路の方向とは正反対である。双方のリーフ部のうちの少なくとも一方の裏主面にある突出部(図示せず)は、コーナー形状部13に接触することが好ましい。
図3Cは、スロープ−突出部24が、ストラップを用いて積荷を固定するのに使用されるコーナーポストに配置された状態の、リーフ部14(又は14')を有する装置1の図を示している。図3Cに示されているように、装置1は、ストラップが装置1にかける力Fの方向を含む取付け平面Dに設置することができる。
図3Dは、装置1に設置されたストラップ10を示している。装置1は、2つのリーフ部14を有し、そのうちの一方には、裏側に向かって突出部24が設けられている。ストラップを介して装置にかけられる引張力は、後者のリーフ部が延在する方向とそれほど異ならない方向に延びることが見て取れる。突出部24が上記リーフ部に設けられた結果として、装置1は、より大きな引張力に抵抗することができる。また、上記突出部24は、先端部を含み、接触面が湾曲していることでより大きな接触面を提供するようになっている。結果として、大きな引張力がかかっても、コンテナが損傷する/凹むリスクが低くなる。加えて、装置は、横断部3が、立方形コンテナ空間の仮想リブの付近に配置されるように設計される。このことは、ストラップの準備に有利である。
図3Fは、装置1(例えば、図2H又は図2Jの装置1)をコーナーポストに設置する段階S1〜S5を示している。最初に、段階S1に示されているように、装置1(例えば、図2G又は図2Iの装置)を、例えば45度等の特定の角度でコーナーポストに挿入することができる。次に、段階S2、S3、S4に示されているように、装置1を旋回して調整することができ、最終的に、段階S5に示されているように係止位置に配置する。図3Gに示されているように、装置1を旋回して調整する際、装置1は回転しながら(段階S2〜S4)空間を減少させ、最終的に、装置1は係止位置(段階S5)に達し、この時点で、装置1は、コーナーポスト4/コーナー形状部13内に確実かつぴったりと配置することができる。
図3Fに示されているように、図2G(又は図2I)の装置1は、装置1をコーナーポスト/コーナー形状部に配置する際(例えば、段階S1)には空間を提供し、回転されると、先端部28が係止位置(段階S5)へと移動(段階S2〜S4)するにつれて空間を減少させ、それによって装置1をコーナーポスト/コーナー形状部内の最適な位置に係止するように構成することができる。このために、突出部は、少なくとも1つのスロープ部を含む。図の実施形態において、装置は、突出部の両側にスロープ部を含む。換言すれば、突出部は、隆起部である。したがって、図に示されているように、同じ装置1を右手側及び左手側両方の用途に使用することができる。
突出部24は、2つのスロープ部を含み、装置1を左手側及び右手側両方のコーナー形状部に簡便に配置することができるようになっている。
コーナーポストへの適切な取付けを確実にするために、本発明に係る装置には、取付け補助手段15を設けてもよい。
図4Aは、このような取付け補助手段15の一実施形態を示している。取付け補助手段15は、好ましくはばね鋼から作製され、装置1の裏側に位置決めされる又は取り付けられる金属部材を含んでもよく、コーナー形状部13に対する装置1の固定を補助する。これに関して、金属部材は、装置に関して裏側に向く弾性変形可能な部材を伴うリーフ部のうちの1つを含むことが好ましい。
取付け補助手段15が別個に形成された部品であることは必須ではない。特に材料及び厚さに関して、適切な設計を選択することによって、取付け補助手段(例えば、ばね部材)は、装置の一体部分として形成することができる。
代替的には、図4Bに示されているように、装置は、弾性/変形可能な発泡部材15を備えるとともに、裏側に剛性/中実な突出部24を設けてもよい。突出部24は、金属製とすることができ、装置(device)1の残りの部分と一体に形成してもよい。
取付け補助手段15は、コーナー形状部13に配置されたら、コーナー形状部に対して押圧力を加え、それによって壁面固定装置1が自然に滑り落ちる/脱落するのを防止することが好ましい。他方で、突出部24は、装置1に対して剛性支持を与える。
同様に、図4Cに示されているように、取付け補助手段15、15'のうちのいずれか一方は、剛性の中実な突出部によって置き換えてもよく、上記突出部は、装置のリーフ部14と一体に形成されることが好ましい。
本発明において、リーフ部は、裏主面に1つ以上の突出部を有してもよく、必要に応じて、表主面及び/又は裏主面に、本明細書に記載された取付け補助手段が付け足されてもよい。
図5及び図6に示されているように、横断部16には、外周粗面12を設けることができる。この粗面12は、格子のセレーションの形態を取ることができる。
本発明は、上述したいずれの具現形態にも限定されず、付随する実施形態を再検討することなく、提示された例に複数の変更を加えることができる。
プロセスステップ、方法ステップ等が順番に記載されている場合があるが、このようなプロセス又は方法は、別の順序で機能するように構成することができる。換言すれば、ステップのシーケンス又は順序が記載されている場合があっても、ステップがその順序で実行されることが必須であることを必ずしも意味しない。本明細書に記載されるプロセス又は方法のステップは、任意の実用的な順序で実行することができる。さらに、複数のステップを同時に実行してもよい。
単一の装置又は物品が本明細書に記載されている場合、2つ以上の装置又は物品を単一の装置又は物品の代わりに用いてもよいことが容易に明らかとなる。同様に、2つ以上の装置又は物品が本明細書に記載されている場合、単一の装置又は物品を2つ以上の装置又は物品の代わりに用いてもよいことが容易に明らかとなる。装置の機能又は特徴は、そのような機能又は特徴を有するとして明示的に記載されていない1つ以上の他の装置によって代替的に実施してもよい。
本発明は例示的な実施形態に関して記載されているが、当業者には、添付の特許請求の範囲の趣旨及び範囲内の変更を伴って本開示が実施される場合があることが認識される。これらの例は、単に例示的なものであり、本発明の全ての可能な設計、実施形態、応用形態又は変更形態の網羅的なリストであることは意図されていない。
1 壁面固定装置
2 開口
3 横断部
4 コーナーポスト
10 ストラップ
11 積荷
12 外周粗面
13 コーナー形状部
14 リーフ部
15 取付け補助手段
16 斜縁
24 突出部
25 スロープ部
27 スロープ部
28 先端部
A 交差辺
B 交差辺

Claims (15)

  1. 側壁とコーナーポスト(4)とを備えるコンテナ内の積荷(11)を固定するように前記コンテナの剛性内部構造部に取付け可能な固定装置(1)であって、該固定装置(1)は、
    少なくとも2つのリーフ部(14、14')であって、該リーフ部は、表主面及び裏主面を有するとともに、前記表主面と前記裏主面との間に延在する接触面を更に有し、該接触面は、前記コーナーポスト(4)の形状部(13)に接触するように該リーフ部(14、14')の先端部に形成される、少なくとも2つのリーフ部(14、14')、
    を有し、
    前記リーフ部(14、14')のうちの少なくとも1つは、前記表主面と前記裏主面との間に延在する少なくとも1つの開口(2)を有し、該装置は、ストラップ(10)を受けるように、このような開口(2)を少なくとも2つ有し、
    前記リーフ部(14、14')の前記裏主面は、突出部(24)を有し、前記突出部(24)は、前記リーフ部(14、14')の末端部の少なくとも一部を覆う先端部(28)を含むことを特徴とする、固定装置。
  2. 請求項1に記載の固定装置(1)であって、前記突出部(24)は、スロープ部(27)を含む、固定装置。
  3. 請求項1又は2に記載の固定装置(1)であって、前記突出部(24)は、隆起部を含む、固定装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の固定装置(1)であって、該装置(1)は、前記コーナーポスト(4)に配置された場合、前記コーナーポスト(4)の内側領域を越えて延在しない、固定装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の固定装置(1)であって、該装置(1)は、第1の開口(2)を備える第1のリーフ部(14)と、第2の開口(2')を備える第2のリーフ部(14')とを有する、固定装置。
  6. 請求項5に記載の固定装置(1)であって、前記リーフ部(14、14')は、約45度〜約180度の内角を形成する、固定装置。
  7. 請求項5に記載の固定装置(1)であって、前記リーフ部(14、14')は、約90度〜約120度の内角を形成する、固定装置。
  8. 請求項57のいずれか1項に記載の固定装置(1)であって、横断部(3)を更に有し、該横断部は、前記開口(2、2')の間に配置され、該横断部(3)は、前記開口(2)に通された場合の前記ストラップ(10)の一部を支持する、固定装置。
  9. 請求項8に記載の固定装置(1)であって、前記横断部(3)は、前記ストラップ(1)の引張方向を横切る方向に延在する、固定装置。
  10. 請求項8又は9に記載の固定装置(1)であって、前記開口(2、2')は、前記装置(1)の前記表主面又は前記裏主面の約10%〜約80%を占める、固定装置。
  11. 請求項10に記載の固定装置(1)であって、前記開口(2、2')は、前記装置(1)の前記表主面又は前記裏主面の約25%〜約60%を占める、固定装置。
  12. 請求項811のいずれか1項に記載の固定装置(1)であって、外周粗面(12)を更に有する、固定装置。
  13. 請求項12に記載の固定装置(1)であって、前記外周粗面(12)は、前記横断部(3)に配置される、固定装置。
  14. 請求項1〜13のいずれか1項に記載の固定装置(1)であって、前記コーナーポスト(4)への前記装置(1)の取付けを補助する取付け補助手段(15)を更に備える、固定装置。
  15. 請求項1〜14のいずれか1項に記載の固定装置(1)を用いてコンテナ内の積荷(11)を固定する方法であって、前記コンテナは、3つの側壁と、屋根と、床と、4つのコーナーポスト(4)とを備え、該コーナーポスト(4)は、コーナー形状部(13)を画定し、該方法は、前記壁面固定装置(1)を前記コンテナのコーナーポスト(4)に取り付けるステップであって、それによって前記装置(1)の少なくとも1つの突出部(24)を前記コーナーポスト(4)の前記コーナー形状部(13)に接触するように配置するステップと、ストラップ(10)を前記装置(1)の開口(2)に通すステップと、前記ストラップ(10)を用いて前記積荷(11)を固縛するステップとを含む、方法。
JP2020503760A 2017-07-24 2017-07-24 重量物を固定する方法及びシステム Active JP6964753B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/EP2017/000894 WO2019020154A1 (en) 2017-07-24 2017-07-24 METHOD AND SYSTEM FOR FIXING HEAVY LOADS

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020530425A JP2020530425A (ja) 2020-10-22
JP6964753B2 true JP6964753B2 (ja) 2021-11-10

Family

ID=59399388

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020503760A Active JP6964753B2 (ja) 2017-07-24 2017-07-24 重量物を固定する方法及びシステム

Country Status (8)

Country Link
US (2) US11447059B2 (ja)
EP (1) EP3658412B1 (ja)
JP (1) JP6964753B2 (ja)
CN (1) CN110958959B (ja)
BR (1) BR112020001477A2 (ja)
CA (1) CA3070638C (ja)
ES (1) ES2892899T3 (ja)
WO (1) WO2019020154A1 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
USD985466S1 (en) * 2020-09-23 2023-05-09 American Railroad Supply, LLC Edge protector for cargo transport
US11821675B2 (en) * 2020-10-15 2023-11-21 Haier Us Appliance Solutions, Inc. Mounting system for refrigerator appliance

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2583257A (en) * 1949-02-11 1952-01-22 American Car & Foundry Co Door post and tie strap anchor
US4887946A (en) * 1988-10-11 1989-12-19 Sevier Jeff R Load enclosing chain release
US5518348A (en) * 1993-03-19 1996-05-21 Corner Buddy, Inc. Protective device
US7431547B2 (en) * 2000-10-04 2008-10-07 Ppg Industries Ohio, Inc. Corner restraint for securing articles on a shipping and/or storage rack
US6481941B2 (en) * 2001-01-12 2002-11-19 Ireco, Llc Lading tie anchor
US7556463B1 (en) * 2005-06-06 2009-07-07 Hall Kennith C Mounting structure
DE202010011440U1 (de) * 2010-08-16 2010-11-04 Fahrzeugbau Karl Tang Gmbh Vorrichtung zum Sichern von Ladung auf einer Ladefläche eines Fahrzeugaufbaus
US20140003878A1 (en) 2012-06-29 2014-01-02 Ancra International Llc Strap end fitting for use in vertical mounting system for movable beams
NL1040133C2 (en) * 2013-03-28 2014-09-30 Cordstrap B V Method and system for securing heavy loads.

Also Published As

Publication number Publication date
CN110958959A (zh) 2020-04-03
CN110958959B (zh) 2022-11-15
US11447059B2 (en) 2022-09-20
CA3070638A1 (en) 2019-01-31
CA3070638C (en) 2022-07-05
JP2020530425A (ja) 2020-10-22
BR112020001477A2 (pt) 2020-09-08
WO2019020154A1 (en) 2019-01-31
EP3658412B1 (en) 2021-09-08
EP3658412A1 (en) 2020-06-03
US20200171997A1 (en) 2020-06-04
ES2892899T3 (es) 2022-02-07
US20220379798A1 (en) 2022-12-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN211995359U (zh) 自立式保持装置
KR102220970B1 (ko) 무거운 부하를 고정하기 위한 방법 및 시스템
US20220379798A1 (en) Method and system for securing heavy loads
US9987966B2 (en) Method and system for securing heavy loads
US8979158B2 (en) Luggage compartment structure of vehicle
US20030161700A1 (en) Beam clamp accessory
AU2008316250A1 (en) Attachment device
JP6767877B2 (ja) フレーム付きコンテナのための結束補助用具及び結束方法
JP2015533735A (ja) パレットコンテナ
CN201761757U (zh) 一种卡扣式捆绑带
US20120048847A1 (en) Single bar flexible bulk cargo liner
US20050249568A1 (en) Container securing system
JP2010064754A (ja) 荷役パレット積荷拘束装置に用いられる蓋体
US6382451B1 (en) Flexible cover device for a recycle container
NO20171468A1 (en) Cargo container closure systems
AU2018201365B2 (en) An improved tray for a utility vehicle
CA3232160A1 (en) System for lashing a container load and use thereof
CA2328340C (en) Cargo snugger strap and hook mechanism

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200618

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210601

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210830

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20211011

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20211019

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6964753

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150