JP7337386B2 - セントルの脚部材の直立方法 - Google Patents

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Description

本発明は、トンネルの覆工コンクリートの成形に用いられるコンクリート型枠装置としてのセントルにおいて、そのセントルの脚部材の直立方法に関するものである。
特許文献1には、トンネル内においてセントルを組み立てるための方法が開示されている。この方法においては、トンネルの底面にセントルの左右両側の脚部材が立てられた後に、その両側の脚部材の上端間に梁材が架設されて、セントルの橋脚が構築される。そして、この橋脚上にコンクリート成形面を構成するフォームなどが組み付けられ、その後、フォームなどを支持した橋脚がジャッキによってコンクリート成形位置まで上昇されて、フォームとトンネル内周面との間にコンクリートが充填されて、覆工コンクリートが成形される。
この場合、脚部材の上端間に梁材を架設する際に、作業の容易性などのために、脚部材を直立した安定状態にする必要がある。加えて、脚部材の上端間に梁材を正確かつ適切に架設するために、脚部材を鉛直線に沿って正確に立てる必要がある。脚部材が鉛直線に沿って立てられない場合は、例えば、脚部材と梁材とを固定するボルトのための脚部材および梁材のボルト孔が合致しないために、脚部材と梁材とを連結することが困難になるおそれがある。
特開2005-282096号公報
ところで、従来は、脚部材を直立させるため、その脚部材に対して複数本の単管を結束材などを用いて傾斜状態となるように括り付けて、その単管を下端において接地させて地面に立て掛けることにより、単管によって脚部材を直立状態に支持するようにしていた。この方法においては、単管が地面上を滑るようにして移動しやすく、また、単管と脚部材との相互角度など位置関係が変化しやすく、このように変化したりすれば、脚部材の直立角度を正確に保つことができない。従って、このような状態では、梁材の架設作業に困難をともなうばかりでなく、セントルを高精度に組み立て得ない問題がある。しかも、単管を脚部材に結束することは、手間がかかるものであった。
本発明の目的は、簡単な構成を利用することにより、セントルを高精度に組み立てることができるセントルの脚部材の直立方法を提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明のセントルの脚部材の直立方法は一対の脚部材と前記一対の脚部材の上端間に架設される梁材とを有する複数の橋脚がトンネルの延長方向に沿って立設されるセントルの脚部材の直立方法において、前記一対の脚部材の下部側面において前記トンネルの延長方向及び上下方向の複数箇所に透設されたボルト挿通孔から選択された何れかにボルトによってアームの基端部を取り付けるとともに、前記トンネルの底面におけるレールの上面に前記一対の脚部材の底面を当接させた状態で、前記アームにジャッキを支持し、前記ジャッキを接地させて、高さ調節することにより、前記一対の脚部材の立設角度を調節することを特徴とする。
従って、セントルの脚部材の下部側面にアームを取り付けるとともに、ジャッキの上下位置を調節して、そのジャッキを接地させれば、脚部材を鉛直線に沿って直立させることができる。そして、その直立状態では、単管を用いた場合とは異なり、脚部材を鉛直線上において安定状態に維持できる。従って、脚部材上に対する梁材の架設を容易かつ正確に行うことができ、ひいては、セントルを高精度に組み立てることができる。
本発明によれば、簡単な構成を利用することにより、セントルを高精度に組み立てることができるという効果を有する。
セントルの正面を示すトンネルの断面図。 脚部材の直立補助装置を使用した状態を示すトンネルの断面図。 脚部材の直立補助装置を使用した状態を示す橋脚の斜視図。 直立補助装置の使用状態を示す一部斜視図。 直立補助装置の斜視図。 直立補助装置の分解斜視図。
本発明を具体化した実施形態を図面に従って説明する。
はじめに、セントル30の脚部材の直立補助装置11の構成について説明する。
図4~図6に示すように、直立補助装置11は、三角形状の板材よりなるアーム12を備え、そのアーム12の基端部には取付板13が固着されている。取付板13の4箇所(四隅部)にはボルト挿通孔14が透設されている。アーム12の上縁及び下縁において、アーム12と取付板13との間には補強板15,16が固着されている。アーム12の先端部には、中心軸線が上下方向に延長された筒部としての挿通筒23が固着されている。挿通筒23にはジャッキ17の雄ネジよりなるジャッキロッド18が挿通されており、このジャッキロッド18の下端部には接地板19が固着されている。挿通筒23の上下において、ジャッキロッド18には、そのジャッキロッド18のネジに螺合する雌ネジ部材20,21が設けられており、両雌ネジ部材20,21にはハンドル22が突設されている。
次に、以上のように構成された直立補助装置11の使用方法について説明する。
図1~図3に示すように、セントル30の橋脚31は、左右一対の脚部材32と、その脚部材32の上端間に架設されて、ボルト(図示しない)によって固定される梁材33とが設けられる。そして、図1に示すように、橋脚31上に面板40を有するフォーム41や足場など(図示しない)が搭載される。図3に示すように、脚部材32は、トンネル100の奥行き方向に延長されている。
図2に示すように、橋脚31の組み立てにおいて、左右の両脚部材32はトンネル100の底盤101上の左右のレール102上にそれぞれ設置される。なお、本実施形態において、左右とは、図1及び図2の左右とする。
図3に示すように、両脚部材32の立設に際しては、脚部材32の下部おける左右両側にそれぞれ複数の直立補助装置11がトンネル延長方向に相互間隔をおいて支持される。脚部材32の下部はH型鋼34によって構成されており、直立補助装置11はH型鋼34の外側面に取り付けられる。その外側面には、その延長方向及び上下方向の複数箇所にボルト挿通孔36が透設されている。そして、図4に示すように、直立補助装置11は、その取付板13のボルト挿通孔14と、H型鋼34のボルト挿通孔36とを適宜に組み合わせて、ボルト挿通孔14,36を通るボルト37及びナット(図示しない)により、トンネル延長方向の位置及び上下方向の位置,つまり、高さを選択して取り付けられる。
また、ジャッキ17のジャッキロッド18の上下位置が調節されて、その位置において上下の雌ネジ部材20が挿通筒23の上下両端部に当接する位置に配置される。このようにすれば、左右のジャッキロッド18の接地板19の高さが調節される。従って、脚部材32がレール102上に配置された位置において、その脚部材32の立設角度を鉛直方向に沿うように調節できる。このため、脚部材32と梁材33とのボルト孔がずれることなく、ボルト孔を一致させて脚部材32と梁材33とをボルトによって固定することができる。
梁材33が架設された後は、図1に示すように、その上にフォーム41などの各種部材が組み付けられる。そして、脚部材32がレール102から上方へ離間するように、セントル30全体がジャッキ装置(図示しない)によって上昇される。次いで、脚部材32の下端に対して、下端に車輪322有する追加の脚部材321がさらに連結され、その車輪322がレール102上に支持される。直立補助装置11は、追加の脚部材321の取り付けの前後に取り外される。その後、トンネル100の内周面と、前記フォーム41との間にコンクリート103が打設される。
本実施形態においては、以下の効果がある。
(1)セントル30の脚部材32の下部側面の所要位置に適切な数の直立補助装置11のアーム12を取り付けるとともに、ジャッキロッド18の上下位置を調節して、そのジャッキロッド18の接地板19を接地させれば、脚部材32を鉛直線に沿って簡単に直立させることができる。このため、脚部材32を鉛直線に沿って正確に位置決めでき、ひいては、脚部材32と梁材33との位置関係を正確に合わせることができて、セントル30を高精度に組み立てることができる。
(2)脚部材32を直立させるために、単管を用いた場合とは異なり、脚部材32を安定状態に維持できる。従って、脚部材32上に対する梁材33の架設を容易かつ正確に行うことができる。
(3)脚部材32のボルト挿通孔36と、直立補助装置11の取付板13のボルト挿通孔14との組み合わせを適宜に選択することにより、直立補助装置11の高さやトンネル延長方向の位置を調節できる。また、ジャッキロッド18と雌ネジ部材20とのネジ作用によってジャッキロッド18の高さを自在に調節できる。従って、トンネル100の底盤101の高さや、レール102の上面の位置にあわせて、接地板19を適切な位置に高さ調節できて、脚部材32を鉛直線に沿って安定させることができる。
(4)直立補助装置11は、アーム12,ジャッキロッド18及び雌ネジ部材20により構成されているだけであるため、部品点数が少なく、構成が簡単である。
(変更例)
本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、以下のような態様で具体化することも可能である。そして、各実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・ジャッキロッド18の雌ネジ部材20を省略し、雌ネジ部材21を挿通筒23の下側のみに設けること。
・挿通筒23をネジ筒とし、そのネジ筒内にジャッキロッド18を螺入すること。この構成の場合、雌ネジ部材20はジャッキロッド18の回り止めとなる。
・レール102が設けられていない底盤101において前記直立補助装置11を用いること。あるいは、脚部材32がレール102から浮き上がった状態において前記直立補助装置11を用いること。この場合には、ジャッキロッド18が脚部材32を支える脚となる。
11…直立補助装置
12…アーム
14…ボルト挿通孔
16…挿通筒
17…ジャッキ
18…ジャッキロッド
19…接地板
20…雌ネジ部材
21…雌ネジ部材
22…本体
37…ボルト

Claims (2)

  1. 一対の脚部材と前記一対の脚部材の上端間に架設される梁材とを有する複数の橋脚がトンネルの延長方向に沿って立設されるセントルの脚部材の直立方法において、
    前記一対の脚部材の下部側面において前記トンネルの延長方向及び上下方向の複数箇所に透設されたボルト挿通孔から選択された何れかにボルトによってアームの基端部を取り付けるとともに、前記トンネルの底面におけるレールの上面に前記一対の脚部材の底面を当接させた状態で、前記アームにジャッキを支持し、前記ジャッキを接地させて、高さ調節することにより、前記一対の脚部材の立設角度を調節するセントルの脚部材の直立方法。
  2. 前記一対の脚部材と前記梁材とを固定した状態で前記セントルをジャッキにより上昇させ、下端に車輪を有する部材と前記一対の脚部材の下端とを連結した状態で前記車輪が前記レール上に支持される請求項1に記載のセントルの脚部材の直立方法。
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