JP7336666B2 - 加熱用冶具、及び検査方法 - Google Patents
加熱用冶具、及び検査方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7336666B2 JP7336666B2 JP2019157421A JP2019157421A JP7336666B2 JP 7336666 B2 JP7336666 B2 JP 7336666B2 JP 2019157421 A JP2019157421 A JP 2019157421A JP 2019157421 A JP2019157421 A JP 2019157421A JP 7336666 B2 JP7336666 B2 JP 7336666B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heating
- heating jig
- contact
- connecting member
- heater
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Testing Electric Properties And Detecting Electric Faults (AREA)
- Manufacturing Of Electrical Connectors (AREA)
Description
本開示の一態様に係る加熱用冶具は、電流通電回路上で互いに接触させて電流を通電させる金属製の第1接続部材及び第2接続部材において、前記第1接続部材の側に加熱を行うための加熱用冶具である。前記加熱用冶具は、金属製の接触部と、加熱用のヒータ部と、を備える。前記接触部は、前記第2接続部材を模した形状を有して、前記第1接続部材に接触させる。前記ヒータ部は、前記接触部と一体となって構成される。前記ヒータ部は、ニクロム線から構成される熱源を内蔵する。
本開示の一態様に係る検査方法は、電流通電回路上で互いに接触させて電流を通電させる金属製の第1接続部材及び第2接続部材において、前記第1接続部材の側に加熱を行うための加熱用冶具を用いた検査方法である。前記検査方法は、第1ステップと、第2ステップと、を含む。第1ステップにて、前記加熱用冶具における、前記第2接続部材を模した形状を有する金属製の接触部を、前記第1接続部材に接触させる。前記第2ステップにて、前記加熱用冶具における、前記接触部と一体となって構成された加熱用のヒータ部からの熱により、前記第1接続部材を加熱させる。前記ヒータ部は、ニクロム線から構成される熱源を内蔵する。
以下の実施形態において説明する図1~図10は、模式的な図であり、図1~図10中の各構成要素の大きさや厚さそれぞれの比が、必ずしも実際の寸法比を反映しているとは限らない。
次に、本実施形態に係る加熱用冶具1及び検査方法について、より詳細に説明する。
まず、加熱用冶具1の全体構成について、図1、及び図2A~図2Dを参照して説明する。加熱用冶具1は、上述の通り、金属製の接触部10と、加熱用のヒータ部11と、を備えていて、接触部10とヒータ部11とは一体となって構成されている。加熱用冶具1は、全体として長尺で、かつ略直方体の形状となっている。また加熱用冶具1は、電気接続部13と、取付部14とを更に備えている(図1参照)。
次にコンセント2の概要を説明する。コンセント2は、例えば、電気機器のプラグ5(図4A参照)が接続されて電気機器への電力供給を行う配線器具、つまりアウトレット(Outlet)である。コンセント2の筐体の前面には、2個のプラグ5に対応するように、2個の接続口22(図3A参照)を有している。2個の接続口22は、各々が1つのプラグ5を接続可能に構成されており、筐体の前面において上下方向(鉛直方向)に沿って並んで配置されている。図示例のコンセント2では、2個の接続口22のうち、一方(下方)の接続口22は、交流100V用の2極接地極付きコンセントであって、他方(上方)の接続口22は、交流100V用の接地極無しの2極コンセントである。
次に、加熱用冶具1を用いた、コンセント2の検査方法の一例を、主に図3A及び3Bを参照しながら説明する。以下、加熱用冶具1及びはんだコテ3を含めて、検査システム100と呼ぶ。検査システム100は、図3Aに示すように、加熱用冶具1と、はんだコテ3と、補助プラグ6を先端に有したケーブル60と、負荷4と、電線S1と、を備えている。ここでは、一例として、検査が、コンセント2の製造後、その出荷前に行われることを想定する。またここでは、コンセント2が実際に設置される環境に近い状況を再現するために、図3Aに示すように、コンセント2が試験用に用意された壁材の造営面200に埋め込み設置された状態で、検査が行われる。コンセント2の背面側の端子部材には、商用電源等の交流電源AC1に繋がっている給電線PL1が接続されている。
ここで、本実施形態における加熱用冶具1と、幾つかの比較例とについて、図4A~4C、及び図5A~5Dを参照しながら説明する。
上記実施形態は、本開示の様々な実施形態の一つに過ぎない。上記実施形態は、本開示の目的を達成できれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。以下、上記実施形態の変形例を列挙する。以下に説明する変形例は、適宜組み合わせて適用可能である。なお、以下では、上記実施形態を「基本例」と呼ぶこともある。
以下、本変形例(変形例1)について、図6を参照しながら説明する。
以下、本変形例(変形例2)について、図7及び図8を参照しながら説明する。
基本例では、検査対象器具は、コンセント2であるが、上述の通り、コンセント2に限定されず、図9に示すようなブレーカ7又は端子台8でもよい。この場合、図9に示すように、加熱用冶具1Bは、丸端子からなる接触部10Bを備えてもよい。
以上説明したように、第1の態様に係る加熱用冶具(1、1A~1C)は、電流通電回路(500)上で互いに接触させて電流を通電させる金属製の第1接続部材(M1)及び第2接続部材(M2)において、第1接続部材(M1)の側に加熱を行う。加熱用冶具(1、1A~1C)は、金属製の接触部(10、10A、10B)と、加熱用のヒータ部(11、11A)と、を備える。接触部(10、10A、10B)は、第2接続部材(M2)を模した形状を有して、第1接続部材(M1)に接触させる。ヒータ部(11、11A)は、接触部(10、10A、10B)と一体となって構成される。第1の態様によれば、温度上昇に関する再現性を高めて、検査の信頼性の向上を図ることができる。
10、10A、10B 接触部
11、11A ヒータ部
12 受け部
13 電気接続部
500 電流通電回路
2 コンセント
3 はんだコテ
30 コテ先
4 負荷
5 プラグ
50 栓刃
A1 長手軸
A2 軸
H1 熱源
M1 第1接続部材
M2 第2接続部材
φ1 所定の角度
Claims (9)
- 電流通電回路上で互いに接触させて電流を通電させる金属製の第1接続部材及び第2接続部材において、前記第1接続部材の側に加熱を行うための加熱用冶具であって、
前記第2接続部材を模した形状を有して、前記第1接続部材に接触させる金属製の接触部と、
前記接触部と一体となって構成された加熱用のヒータ部と、
を備え、
前記ヒータ部の熱源は、はんだコテであり、
前記ヒータ部は、前記はんだコテのコテ先が組み入れられる受け部を有する、
加熱用冶具。 - 前記ヒータ部は、前記受け部を複数有し、
前記複数の受け部には、前記はんだコテが複数、それぞれに組み入れられる、
請求項1に記載の加熱用冶具。 - 前記接触部は、前記コテ先が前記受け部に組み入れられた前記はんだコテの長手軸に対して、所定の角度を有した軸を有する、
請求項1又は2に記載の加熱用冶具。 - 電流通電回路上で互いに接触させて電流を通電させる金属製の第1接続部材及び第2接続部材において、前記第1接続部材の側に加熱を行うための加熱用冶具であって、
前記第2接続部材を模した形状を有して、前記第1接続部材に接触させる金属製の接触部と、
前記接触部と一体となって構成された加熱用のヒータ部と、
を備え、
前記ヒータ部は、ニクロム線から構成される熱源を内蔵する、
加熱用冶具。 - 前記接触部に前記電流を通電させる電気接続部を、更に備える、
請求項1~4のいずれか1項に記載の加熱用冶具。 - 前記電気接続部は、負荷と電気的に接続される、
請求項5に記載の加熱用冶具。 - 前記第2接続部材は、コンセントに接続されるプラグの栓刃である、
請求項1~6のいずれか1項に記載の加熱用冶具。 - 電流通電回路上で互いに接触させて電流を通電させる金属製の第1接続部材及び第2接続部材において、前記第1接続部材の側に加熱を行うための加熱用冶具を用いた検査方法であって、
前記加熱用冶具における、前記第2接続部材を模した形状を有する金属製の接触部を、前記第1接続部材に接触させる第1ステップと、
前記加熱用冶具における、前記接触部と一体となって構成された加熱用のヒータ部からの熱により、前記第1接続部材を加熱させる第2ステップと、
を含み、
前記ヒータ部の熱源は、はんだコテであり、
前記ヒータ部は、前記はんだコテのコテ先が組み入れられる受け部を有する、
検査方法。 - 電流通電回路上で互いに接触させて電流を通電させる金属製の第1接続部材及び第2接続部材において、前記第1接続部材の側に加熱を行うための加熱用冶具を用いた検査方法であって、
前記加熱用冶具における、前記第2接続部材を模した形状を有する金属製の接触部を、前記第1接続部材に接触させる第1ステップと、
前記加熱用冶具における、前記接触部と一体となって構成された加熱用のヒータ部からの熱により、前記第1接続部材を加熱させる第2ステップと、
を含み、
前記ヒータ部は、ニクロム線から構成される熱源を内蔵する、
検査方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019157421A JP7336666B2 (ja) | 2019-08-29 | 2019-08-29 | 加熱用冶具、及び検査方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019157421A JP7336666B2 (ja) | 2019-08-29 | 2019-08-29 | 加熱用冶具、及び検査方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2021032870A JP2021032870A (ja) | 2021-03-01 |
JP7336666B2 true JP7336666B2 (ja) | 2023-09-01 |
Family
ID=74677322
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019157421A Active JP7336666B2 (ja) | 2019-08-29 | 2019-08-29 | 加熱用冶具、及び検査方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7336666B2 (ja) |
Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3023353U (ja) | 1995-09-29 | 1996-04-16 | 豊治 宮本 | コンセント過熱警報防止器 |
US20020097546A1 (en) | 2001-01-22 | 2002-07-25 | Weinberger Pedro J. | Safety electrical outlet with logic control circuit |
JP2002279543A (ja) | 2001-03-21 | 2002-09-27 | Osaka Gas Co Ltd | 火災報知器用点検治具 |
JP3185075U (ja) | 2013-05-08 | 2013-08-01 | 豊 平間 | 電気接続具用点検装置 |
JP5888542B2 (ja) | 2011-01-18 | 2016-03-22 | 矢崎総業株式会社 | 共鳴コイル保持部材、共鳴コイルユニット、及び、非接触電力伝送装置 |
JP2019220274A (ja) | 2018-06-15 | 2019-12-26 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | コンセント、及びコンセントシステム |
JP7033762B2 (ja) | 2018-03-30 | 2022-03-11 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | コンセントの過熱対策方法、及び、コンセント |
JP7213461B2 (ja) | 2018-11-29 | 2023-01-27 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 配線器具、及び制御方法 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5888542A (ja) * | 1981-11-20 | 1983-05-26 | Toshiba Corp | 電気オ−ブンの試験方法 |
JPH0793038A (ja) * | 1993-09-27 | 1995-04-07 | Nec Eng Ltd | サーモスタット制御ヒータの動作確認装置 |
JP2019003872A (ja) * | 2017-06-16 | 2019-01-10 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 異常検知システム、及び配線器具 |
-
2019
- 2019-08-29 JP JP2019157421A patent/JP7336666B2/ja active Active
Patent Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3023353U (ja) | 1995-09-29 | 1996-04-16 | 豊治 宮本 | コンセント過熱警報防止器 |
US20020097546A1 (en) | 2001-01-22 | 2002-07-25 | Weinberger Pedro J. | Safety electrical outlet with logic control circuit |
JP2002279543A (ja) | 2001-03-21 | 2002-09-27 | Osaka Gas Co Ltd | 火災報知器用点検治具 |
JP5888542B2 (ja) | 2011-01-18 | 2016-03-22 | 矢崎総業株式会社 | 共鳴コイル保持部材、共鳴コイルユニット、及び、非接触電力伝送装置 |
JP3185075U (ja) | 2013-05-08 | 2013-08-01 | 豊 平間 | 電気接続具用点検装置 |
JP7033762B2 (ja) | 2018-03-30 | 2022-03-11 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | コンセントの過熱対策方法、及び、コンセント |
JP2019220274A (ja) | 2018-06-15 | 2019-12-26 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | コンセント、及びコンセントシステム |
JP7213461B2 (ja) | 2018-11-29 | 2023-01-27 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 配線器具、及び制御方法 |
Non-Patent Citations (1)
Title |
---|
"防災事業",株式会社防災コンセント,2017年01月02日,http://web.archive.org/web/20170102000813/http:/www.bo-con.com/products.php/ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2021032870A (ja) | 2021-03-01 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5984091B2 (ja) | 電源コード | |
JP6491197B2 (ja) | 支持要素に収容された温度センサを備える電気付属品 | |
CN107454877B (zh) | 热监控的充电装置 | |
JP2016039147A (ja) | 電気車両用の充電プラグ、充電ケーブル、および充電方法 | |
TWI733570B (zh) | 插座之過熱對策方法及插座 | |
US20210103008A1 (en) | Electrical plug and methods for testing an electrical mains socket and an electrical mains plug | |
JP6507446B2 (ja) | プラグ | |
JP7336666B2 (ja) | 加熱用冶具、及び検査方法 | |
JP2016213118A (ja) | プラグ | |
US20220185132A1 (en) | Circuit board for an electric vehicle charging station | |
JP2020057482A (ja) | 検出システム、及びコンセント | |
JP6253138B2 (ja) | グロープラグの検査方法及びグロープラグの製造方法、並びに、シースヒータの検査方法及びシースヒータの製造方法 | |
JP7213461B2 (ja) | 配線器具、及び制御方法 | |
WO2020202795A1 (ja) | 回路遮断器 | |
TWI707510B (zh) | 插座系統 | |
KR101965984B1 (ko) | 멀티 테스터기 | |
TWI680614B (zh) | 插座 | |
JP6497618B2 (ja) | プラグ | |
CN109579998A (zh) | 光伏连接器接触电阻的检测方法 | |
JP7437708B2 (ja) | コンセント | |
CN2838086Y (zh) | 电源插座 | |
RU2794136C2 (ru) | Электрическая сетевая вилка | |
JP2021189084A (ja) | 電流テストプローブホルダーおよび電流テストプローブ装置 | |
JP2020167089A (ja) | 回路遮断器 | |
KR200325064Y1 (ko) | 접촉불량 테스트 장치 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20220221 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20221228 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20230110 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20230313 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20230704 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20230728 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 7336666 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |