JP7335755B2 - 市場対応案件管理制御装置、市場対応案件管理制御プログラム - Google Patents

市場対応案件管理制御装置、市場対応案件管理制御プログラム Download PDF

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Description

本発明は、顧客識別情報と、当該顧客が所有する機器情報とを関連付けた顧客管理を利用して、市場対応案件(例えば、リコール発生に基づく対応等)に関する業務の進捗を管理するための市場対応案件管理制御装置、市場対応案件管理制御プログラムに関するものである。
主としてガスを消費する設備に用いられる関連機器(以下、単に機器という)の市場対応案件(リコール対応やメンテナンス対応)業務は、不定期に発生する場合がある。
例えば、リコール対応においては、リコール対象機器の管理責任側(例えば、メーカー)からのリコール案内があった時点で、市場に出回っているリコール対象機器の検索を行い、各対象機器のリコール対応進捗状況を認識する必要がある。
特許文献1には、ガス設備の点検のための一般的な対応として、住宅のガス設備に関する機器の点検、取替え、修理の作業を受付けた場合に、各作業の進捗を、コンピュータのデータ処理により管理することが記載されている。
具体的には、受け付けた作業を住戸単位に作業案件テーブルに新規登録する作業登録手段と、作業を下請けする指定工事業者の業者端末との発注処理データ送信と受注確認データ受信により、作業案件テーブルの作業進捗状態を作業中案件として登録する作業依頼手段と、点検を依頼した指定工事業者の業者端末から受信した点検結果データに基づき、追加作業を作業案件テーブルに登録する追加登録手段を備え、追加登録手段は、追加作業を依頼する指定工事業者に変更がない場合は、追加作業の進捗状態を依頼中案件または作業中案件として作業案件テーブルを更新し、変更がある場合は、進捗状態を依頼中案件として作業案件テーブルに新規登録する。
また、特許文献2には、ガス器具のリコールに関する技術として、リコール対象器具を判別することが可能なガスメータについて記載されている。
具体的には、ガスメータは、流量変動後又は圧力変動後における流量振動波形若しくは圧力振動波形、及び流量振動波形若しくは圧力振動波形を加工した加工データの少なくとも1つからなる器具データを順次記憶していく記憶部と、リコール対象となるリコール対象器具の器具データが入力された場合に、記憶部により記憶される器具データと照合して、リコール対象器具が設置されているか否かを判断する判断部と、を備えている。
さらに、特許文献3には、リコール情報を蓄積する技術の参考として、対象乗物が所定の条件を満たすか否かを的確に認識させることが記載されている。
具体的には、対象車両を特定するための特定情報を記憶する特定情報記憶部と、特定情報記憶部から読み出された特定情報によって特定される対象車両がリコール対象候補の車両やリコール未実施車両であるかどうかの判定結果を取得する判定結果取得部と、対象車両がリコール対象候補の車両やリコール未実施車両であるという判定結果を判定結果取得部が取得したときに、当該判定結果に応じた情報を通知するための処理を実行する情報通知処理部と、を有しており、判定結果取得部は、リコール対象候補の車両やリコール未実施車両を抽出するために設定された乗物抽出情報を蓄積しているデータベースにアクセスして判定結果を取得する。
特開2004-295286号公報 特開2011-164037号公報 特開2018-163455号公報
しかしながら、当該市場対応とは関係ない業務で出向いた現場で、未登録の機器が見つかったとしても、当該機器が市場対応案件対象の機器か否かを判断することはできず、単純に顧客管理データベースに登録するのみであった。このため、登録した機器が市場対応案件対象の機器であった場合、これを見逃すと対応が遅れてしまう。
また、未登録機器を発見し、新規で市場対応用の業務遂行の報告書を作成した場合に、登録を監視する監視インタバルが長ければ長いほど、市場対応案件の業務遂行指示書の抽出が遅くなる。現状では、1ヶ月程度のインタバルで監視を行っているため、新規で作成した市場対応用の業務遂行指示書が、市場対応案件の進捗情報として反映されるまで時間を要している。
本発明は、業務遂行現場において、未登録の機器が見つかった場合に、当該機器が市場対応案件対象の機器か否かを迅速に判別することができる市場対応案件管理制御装置、市場対応案件管理制御プログラムを得ることにある。
本発明に係る市場対応案件管理制御装置は、顧客を識別する識別情報と前記顧客が所有する機器を特定し得る機器情報とが対応付けられて格納された顧客管理データベース、及び、市場対応案件と当該市場対応案件の対象となる機器情報とが対応付けられて格納された市場対応案件管理データベースを備え、前記市場対応案件を対象とする市場対応案件業務を遂行するために必要な前記市場対応案件のための業務遂行指示情報と前記市場対応案件業務の業務遂行の進捗情報とを管理する市場対応案件管理制御装置であって、前記市場対応案件とは連携しない現場訪問業務を遂行する業務遂行現場において、業務遂行担当者が所持する通信端末装置から、前記顧客管理データベースに未登録の機器情報を受け付けた場合に、当該未登録の機器情報を、前記顧客管理データベースに登録する登録部と、登録された前記機器情報によって特定される機器が、前記市場対応案件の対象機器であるか否かを判定する判定部と、登録された前記機器情報によって特定される機器が市場対応案件の対象機器と判定された場合に、少なくとも前記市場対応案件業務の業務遂行の進捗情報を未済に設定する設定部と、前記通信端末装置に対して、前記進捗情報の未済の設定に基づいて、登録された前記機器情報によって特定される機器が市場対応案件の対象機器であることを報知する報知部と、を有し、前記登録部で登録した前記機器情報によって特定される機器が、未済の市場対応案件対象の機器であることが報知された場合に、現場訪問業務の業務遂行に基づく報告書を作成するときに、前記市場対応案件業務の業務遂行指示書を添付する、ことを特徴としている。
本発明によれば、業務遂行担当者が現場に出向いて業務(開栓、定保等)を行う際、通信端末装置から、顧客管理データベースに未登録の機器情報を受け付けた場合に、当該未登録の機器情報を、顧客管理データベースに登録する。
判定部では、登録部により顧客管理データベースに登録された機器情報によって特定される機器が、市場対応案件の対象機器であるか否かを判定し、設定部では、登録された機器情報によって特定される機器が市場対応案件の対象機器と判定された場合に、少なくとも市場対応案件の業務遂行の進捗情報を未済に設定する。
この結果、通信端末装置には、進捗情報の未済の設定に基づいて、登録された機器情報によって特定される機器が市場対応案件の対象機器であることが報知され、現場にいる業務遂行担当者が、迅速に市場対応案件が未済であることを認識することができる。
報知を受けた業務遂行担当者は、通常業務の業務遂行の報告書を作成し管理制御装置へ通知するときに、業務遂行現場で登録した機器に対して新規で作成した市場対応業務指示書を添付する。
その後、新規で作成した市場対応業務指示書について、業務遂行した場合でも、市場対応管理システムに紐づいた市場対応業務指示書に報告した場合同様に、市場対応業務進捗情報が早期に反映(未済⇒済)される。
例えば、比較例では、新規に機器情報が登録された場合、市場対応案件であることを見逃す場合があった。また、新規で作成した市場対応案件の業務遂行指示書を登録する場合、登録を監視する監視インタバルが長ければ長いほど、市場対応案件の業務遂行指示書の抽出が遅くなる。現状では、1ヶ月程度のインタバルで監視を行っているため、新規で作成した市場対応用の業務遂行指示書が、市場対応案件の進捗情報として反映(例えば、R等有無欄:済)されるまで時間を要している。
これに対して本発明は、通常業務の報告書に、新規で作成した市場対応案件の業務遂行指示書を添付し、その市場対応案件の業務遂行指示書に基づいて業務遂行して報告する場合でも、迅速に、市場対応案件の業務の進捗が反映される。
本発明において、前記現場訪問業務が、開栓及び定期保安点検を含む現場を訪問する通常業務であることを特徴としている。
通常業務としては、開栓及び定期保安点検を含む市場対応とは連携しない現場訪問業務であり、当該通常業務において、市場対応案件対象の機器の有無を、現場で認識することができる。
本発明に係る市場対応案件管理制御プログラムは、コンピュータを、上記の市場対応案件管理制御装置の前記登録部、前記判定部、前記設定部、及び前記報知部として動作させることを特徴としている。
以上説明した如く本発明では、業務遂行現場において、未登録の機器が見つかった場合に、当該機器が市場対応案件対象の機器か否かを迅速に判別することができるという効果を奏する。
本実施の形態に係る市場対応案件管理制御システムの概略図である。 業務遂行関係者が閲覧可能なモニタ上に表示される画像であり(A)はお客様情報画面、(B)はR等有無欄の拡大図、(C)はR等有無欄のプルダウンメニュー画面である。 本実施の形態に係る市場対応案件管理制御システムにおける、市場対応案件登録制御ルーチンを示すフローチャートである。 本実施の形態に係る市場対応案件管理制御システムにおける、当日作業事前確認制御ルーチンを示すフローチャートである。 本実施の形態に係る市場対応案件管理制御システムにおける、通信携帯端末、顧客管理サーバー、及び業務支援管理サーバーとの間で実行される、未登録機器発見時の通信プロトコルである。
図1は、本実施の形態に係る市場対応案件管理制御システム10の概略図である。
市場対応案件管理制御システム10は、例えば、ガス管理者側に設けられた市場対応案件管理制御装置12と、提携店14に設置された顧客対応端末装置16とを備えている。
市場対応案件管理制御装置12は、顧客管理サーバー18と、業務支援管理サーバー19とを備えると共に、図示しないマイクロコンピュータを備えている。マイクロコンピュータは、本発明の登録部、判定部、設定部、及び報知部としての機能を備えており、顧客管理サーバー18と、業務支援管理サーバー19とを総括して制御する。
顧客管理サーバー18は、顧客固有情報データベース18DB(以下、「DB1」という場合がある。)を管理する。また、業務支援管理サーバー19は、市場対応案件管理データベース19DB(以下、「DB2」という場合がある。)を管理する。
顧客固有情報データベース18DBには、顧客固有情報と、当該顧客が所有している機器との相関テーブルが格納されている。
市場対応案件管理データベース19DBには、機器と、当該機器が市場対応案件となっているか否かの情報とが対応付けられた相関テーブルが格納されている。
市場対応案件管理制御装置12と顧客対応端末装置16とは、ネットワーク20を介して接続され、相互に情報の通信が可能となっている。
また、提携店14には、前記顧客対応端末装置16と同等の機能を有し、業務遂行担当者が業務遂行現場まで携帯することが可能な、通信携帯端末22が具備されている。
通信携帯端末22は、業務遂行現場を通信エリアとする無線通信基地20Aを介して、提携店14の顧客対応端末装置16と通信する他、直接、ガス管理者側(例えば、市場対応案件管理制御装置12)へもアクセス可能となっている。
ここで、顧客24は、例えば、顧客端末26から、提携店14に対して、ガス機器等の修理依頼を行うと、提携店14では、当該修理依頼を受け付ける。
なお、図1では、顧客端末26として、スマートホンをイメージして図示しているが、携帯電話や固定電話等の他の通信機器であってもよい。
また、顧客24は、提携店14に修理を依頼せず、直接ガス管理者側のお客様センター(図1では、図示省略)へ連絡してもよいし、顧客24が所持するPC(パーソナルコンピュータ、図示省略)を用いて、ネット通信で修理を依頼してもよい。
顧客24から提携店14へ修理依頼があり、これを受け付けると、提携店14では、顧客対応端末装置16からネットワーク20を介して市場対応案件管理制御装置12の顧客管理サーバー18へアクセスする。
顧客管理サーバー18では、顧客対応端末装置16から受け付けた顧客24を特定する顧客識別情報に基づいて、顧客固有情報データベース18DBから当該顧客24が所有している機器情報を読み出し、顧客対応端末装置16へ返信する。なお、市場対応案件管理制御装置12へアクセスするのは、通信携帯端末22であってもよい。
提携店14では、顧客24との対応において、受け付けた修理の業務遂行の日時等を決定し、通常業務の業務遂行指示情報として登録する。なお、通常業務の業務遂行指示情報は、通常業務の業務遂行指示書として利用される。すなわち、本発明における業務指示情報とは、顧客24から業務(例えば、修理依頼)を受け付けたときに集約される情報であり、顧客情報としては、住所、氏名、電話番号、メールアドレス、地図上における現地までのルート情報等を取得し、業務情報として、例えば修理業務の場合は、修理対象品名、型番、製造年月等を取得して、1ファイルとして管理される情報である。この1ファイルとして管理された情報が、業務遂行指示書となる。
業務遂行指示書は、当該提携店14で管理する業務遂行担当者に割り当てられ、スケジュール管理がなされる。
なお、上記では、顧客24からの修理依頼に基づく修理業務のスケジュール管理を説明したが、当該修理業務を含め、業務遂行担当者が遂行する所謂通常業務としては、開栓(閉栓)業務、定期保安点検業務等が含まれる。以下において、通常業務とした場合は、何れか1つの業務又は複数の業務を対象とする。
これらの通常業務は、緊急性の高い修理業務とは異なり、予め日程が決まっている業務がほとんどであり、スケジュール管理の下で、業務遂行担当者が業務を遂行することになる。なお、通常業務の範疇であるが、例外として、一部の開栓作業や定保作業においては、突然発生する可能性もある。
(市場対応案件の登録)
図1に示される如く、ネットワーク20には、機器の製造元や管理元であるメーカーサイト28が接続されている。メーカーサイト28では、アクセス許可を受けている、市場対応案件管理制御装置12の業務支援管理サーバー19に対して、自社製造の機器等のリコールを発信する。リコールは、市場対応案件の1つであり、また、メーカーサイト28からのリコール発信は、市場対応案件の不定期発生の一例である。リコールは、例えば、前記通常業務を遂行する業務遂行担当者が代行して対応するようになっている。市場対応案件としては、リコール以外に「特別巡回業務」等が挙げられ、基本的には、機器の種類(製造年月等の指定有り)に紐付けられることになる。なお、新規で市場対応案件が発生した際に、市場対応件管理制御装置12に市場対応案件を登録する構成は、上記構成に限定されるものではない。
そこで、本実施の形態の市場対応案件管理制御装置12の業務支援管理サーバー19では、メーカーサイト28から市場対応案件(リコール)の発信があると、市場対応案件管理データベース19DBに、機器と、当該機器が市場対応案件となっているか否かの情報とが対応付けられた相関テーブルに登録する。
このとき、顧客管理サーバー18の顧客固有情報データベース18DBから、顧客固有情報と、当該顧客が所有している機器との相関テーブルを読み出して、顧客毎に市場対応案件対象の機器の有無を照合する。
図2(A)は、顧客対応端末装置16に設置されたタッチパネル16TP又は通信携帯端末22に設置されたタッチパネル22TPに表示される、「お客様情報」画面30である。
市場対応案件対象の機器を所有している顧客に対しては、「お客様情報」画面30の『R等有無』欄画面32に、「R未済」と付記することで、市場対応案件と顧客との紐付けを行うようになっている。『R等有無』欄画面32は、本発明の市場対応案件照会項目の一例である。
図2(B)は、『R等有無』欄画面32の拡大図であり、図2(B)に示される如く、『R等有無』欄画面32には、「R未済」の詳細情報を指定するアドレス情報が記載されている。
この『R等有無』欄画面32のアドレス情報を選択操作(クリック操作等)すると、図2(C)に示される如く、「R未済」の詳細情報画面34がプルダウンメニューとして表示されるようになっている。
図2(C)に示される如く、詳細情報画面34では、当該顧客に対して、2種類の市場対応案件(リコール及び特別巡回)が登録されていることがわかる。
なお、プルダウンメニューとしては、メーカーサイト28からのリコール案内文書を添付するようにしてもよい。一例として、プルダウンメニュー内において、さらに、選択操作(クリック操作等)をすることで、市場対応案系名の概要(公表内容)を表示する。
(業務遂行事前対応)
業務遂行現場に向かう前に、業務遂行担当者は、当該業務遂行現場を管理する顧客(居住者、管理人等)に紐付けられた市場対応案件の有無を確認する。
すなわち、顧客管理サーバー18の顧客固有情報データベース18DBと、業務支援管理サーバー19の市場対応案件管理データベース19DBにアクセスして、例えば、通信携帯端末22のタッチパネル22TPに表示される「お客様情報」画面30(図2(A)参照)の内、『R等有無』欄画面32に、「R未済」が表示されているか否かを確認する。
『R等有無』欄画面32に、「R未済」の表示があった場合、さらに、該当する市場対応案件の業務遂行指示書の有無を確認する。
業務遂行担当者は、通常業務の遂行のために業務遂行現場に出向くため、基本的には、市場対応案件の対応に必要な治工具の準備ができていない場合がある。しかしながら、これから出向く業務遂行現場に、リコール市場対応案件が存在することが判っていれば、業務遂行現場において、当日の通常業務の遂行時(業務遂行前後を含む)に、顧客との間で、市場対応案件の業務の日程を決めることで、市場対応案件を進捗させることができる。
(未登録市場対応案件の対応「その1」)
一方、業務遂行現場に向かう前に、業務遂行担当者が、例えば、通信携帯端末22のタッチパネル22TPに表示される「お客様情報」画面30(図2(A)参照)の内、『R等有無』欄画面32を確認したとき、未記載(空欄)の場合は、基本的には、これから向かう業務遂行現場には、市場対応案件対象の機器はないと判断することになる。
しかしながら、業務遂行現場に到着したとき、当該業務遂行現場に、顧客管理サーバー18の顧客固有情報データベース18DBには登録されていない機器(未登録機器)が存在する場合がある。
未登録機器は、当然、業務支援管理サーバー19の市場対応案件管理データベース19DBに登録されている市場対応案件との紐付けがされていないため、当該未登録機器が市場対応案件か否かの判別がつかない。例えば、顧客がガス会社等を通さず、直接聞きを購入した場合等に起こり得る。
そこで、本実施の形態では、業務遂行現場において、未登録機器の識別情報を特定し、登録処理を実行する。
具体的には、機器を特定する識別情報を顧客管理サーバー18へ送って当該機器と顧客とを紐付けた後、業務支援管理サーバー19へ送って当該機器が市場対応案件か否かを照合し、結果を、送信元(通信携帯端末22)へ返信する処理である。
当該機器が市場対応案件対象であった場合、返信によって、例えば、通信携帯端末22のタッチパネル22TPに表示される「お客様情報」画面30(図2(A)参照)の内、『R等有無』欄画面32に、「R未済」が表示される(アラート表示)。
(未登録市場対応案件の対応「その2」)
ところで、アラート表示がなされると、市場対応案件管理制御装置12のアラート表示に基づき、市場対応案件の業務を遂行することになる。
参考として、現状では、未登録の市場対応案件の対象機器が見つかったとしても、当該機器から対象機器か否かを判断することはできず、単純に顧客管理サーバー18に登録するのみであった。このため、登録した機器が市場対応案件の対象機器であった場合、見逃した際は対応が遅れてしまう場合がある。
そこで、本実施の形態では、機器登録が可能した後、例えば、通信携帯端末22のタッチパネル22TPに表示される「お客様情報」画面30(図2(A)参照)の内、『R等有無』欄画面32に、「R未済」が表示され、アラートを確認した場合、業務遂行現場で通常業務の報告書を作成するときに、追加業務として、市場対応案件の業務遂行指示書を添付して、報告書を通知する。
この結果、顧客管理サーバー18の顧客固有情報データベース18DBには、市場対応案件の業務遂行指示書が登録される。この登録によって、業務遂行を推進することができる。
以下に、本実施の形態の作業を、図3及び図4のフローチャート、並びに図5の通信プロトコルに従い説明する。
(市場対応案件の登録)
図3は、本実施の形態に係る市場対応案件管理制御システム10における、市場対応案件登録制御ルーチンを示すフローチャートである。
メーカーから市場対応案件の案内があると、ステップ52では、市場対応案件に関する情報を、業務支援管理サーバー19の市場対応案件管理データベース19DBへ格納し、ステップ54へ移行する。
ステップ54では、顧客管理サーバー18の顧客固有情報データベース18DBにアクセスして、顧客毎に市場対応案件対象の機器所有の有無を照合し、ステップ58へ移行する。なお、ステップ52とステップ54は、並行処理可能なCOU(コア)であれば、並行処理される。
ステップ58では、ステップ56の照合の結果、該当する顧客に対して、図2(A)に示す「お客様情報」画面30の『R等有無』欄画面32に、「R未済」を付記する。以後は、この『R等有無』欄画面32の表示(「R未済」)がアラートとなり、業務遂行担当者への注意喚起を行うことができる。
次のステップ60では、『R等有無』欄画面32に付記した「R未済」のプルダウンメニューとして、図2(C)に示す詳細情報画面34を添付する。詳細情報画面34には、市場対応案件機器一覧表が表示され、このルーチンは終了する。なお、詳細情報画面34としては、市場対応案件機器一覧表に加え、プルダウンメニュー内において、さらに選択操作(クリック操作等)をすることで、市場対応案件の概要(公表内容)を表示する仕組みを要している。市場対応案件の概要(公表内容)の表示は、顧客に説明するため資料として利用することができる。
(業務遂行事前対応)
図4は、本実施の形態に係る市場対応案件管理制御システム10における、当日作業事前確認制御ルーチンを示すフローチャートである。
ステップ70では、顧客管理サーバー18の顧客固有情報データベース18DBへアクセスして、当日作業の顧客の一覧を取得し、タッチパネル16TP又は22TPに、「お客様情報」画面30(図2(A)参照)を表示させる。
次のステップ72では、市場対応案件対象の機器が有るか否かを判断する。すなわち、「お客様情報」画面30の一部を構成する『R等有無』欄画面32(図2(B)参照)に「R未済」と表示されているか否かを判断する。
このステップ72で否定判定された場合は、当該顧客は市場対応案件対象の機器を所有していないと判断し、ステップ74へ移行して、通常処理(当日業務の遂行の準備等)を行い、このルーチンは終了する。
また、ステップ72で肯定判定、すなわち、当該顧客が市場対応案件対象の機器を所有していると判断した場合は、ステップ76へ移行して、市場対応案件対象の機器が複数か否かを判断する。
このステップ76で肯定判定されると、ステップ78へ移行して、当日作業の顧客の「お客様情報」画面30(図2(A)参照)を詳細情報画面34(図2(C)参照)を確認し、ステップ80へ移行する。また、ステップ76で否定判定された場合は、ステップ80へ移行する。
ステップ80では、市場対応案件の業務遂行指示書が存在するか否かを判断し、否定判定(存在しない)場合は、ステップ82へ移行して、市場対応案件の業務遂行指示書を作成し、ステップ84へ移行する。また、ステップ80で肯定判定(業務遂行指示書が存在する)された場合は、ステップ84へ移行する。
ステップ84では、当日業務遂行時に、対顧客と、市場対応案件の業務遂行日程調整処理を実行し、ステップ86へ移行する。
ステップ86では、業務支援管理サーバー19の市場対応案件管理データベース19DBの更新処理を行い、このルーチンは終了する。
(未登録市場対応案件の対応「その1」、「その2」)
図5は、本実施の形態に係る市場対応案件管理制御システムにおける、通信携帯端末、顧客管理サーバー、及び業務支援管理サーバーとの間で実行される、未登録機器発見時の通信プロトコルである。
業務遂行現場において、業務遂行担当者が未登録機器を発見すると、当該未登録機器の登録操作を実行する(ステップ100)。具体的には、未登録機器に付された製造番号、型式、製造年月等を市場対応案件管理制御装置12の顧客管理サーバー18へ通知する。
顧客管理サーバー18では、顧客固有情報データベース18DB、にアクセスして、未登録機器の登録を実行する(ステップ102)
登録が完了すると、顧客管理サーバー18は、業務支援管理サーバー19に対して、登録した機器に関する情報(登録情報)を通知する(ステップ104)。
業務支援管理サーバー19では、まず、通知を受けた機器を認定し(ステップ106)、市場対応案件管理データベース19DBにアクセスして、市場対応案件機器との照合を実行する(ステップ108)。
業務支援管理サーバー19では、照合の判定結果を確認し(ステップ110)、市場対応案件機器ではない(ステップ112)又は市場対応案件機器である(ステップ114)に分岐する。
照合の判定結果の内、市場対応案件機器であると判定されると(ステップ114)、市場対応案件管理データベース19DBにアクセスして、市場対応案件の進捗情報を「未対応」に設定し(ステップ116)、次いで、顧客管理サーバー18を経由して、通信携帯端末22へ、未登録機器が市場対応案件対象機器であり、かつ、未対応であることを通知する(ステップ118)。この通知が顧客管理サーバー18を経由するとき、当該顧客管理サーバー18の顧客固有情報データベース18DBの「お客様情報」画面30の『R等有無』欄画面32に、「R未済」と付記する。
通信携帯端末22では、業務遂行現場において、例えば、通常業務が終了した後に業務遂行担当者は、アラート(R等有無欄:未済表示)を確認する(ステップ120)。
これにより、未登録であった機器が、市場対応案件対象機器であることが登録される。
一方、業務遂行担当者は、通常業務が終了すると、通常業務の報告書を作成する、この通常業務の報告書の作成時に、市場対応案件の業務遂行指示書を作成して(ステップ126)、顧客管理サーバー18の顧客固有情報データベース18DBにアクセスして、通常業務の報告書を通知する(ステップ128)。
報告処理に添付された市場対応案件の業務遂行指示書は、業務支援管理サーバー19と連携される(ステップ130)。
このように、業務遂行現場において発見した未登録機器が、「R未済」の機器であった場合、当該業務遂行現場において、市場対応案件の業務遂行指示書を作成するようにした。
すなわち、現状では、新規で作成した市場対応用の業務指示書に報告した場合、1月単位で市場対応対象の報告か否かを確認しているが、業務遂行現場での新規で作成した市場対応用の業務指示書に報告してから、業務支援管理サーバー19に結果が反映されるまで、最大2ヶ月要する場合があった。しかし、本実施の形態では、業務遂行現場において、業務支援管理サーバー19に紐付いた市場対応業務指示書に報告した場合同様に、市場対応案件業務の進捗情報を早期に反映させることができる。
10 市場対応案件管理制御システム
12 市場対応案件管理制御装置
14 提携店
16 顧客対応端末装置
18 顧客管理サーバー
19 業務支援管理サーバー
18DB 顧客固有情報データベース
19DB 市場対応案件管理データベース
20 ネットワーク
22 通信携帯端末
24 顧客
26 顧客端末
28 メーカーサイト
30 「お客様情報」画面
32 『R等有無』欄画面
34 詳細情報画面
34 詳細情報画面

Claims (3)

  1. 顧客を識別する識別情報と前記顧客が所有する機器を特定し得る機器情報とが対応付けられて格納された顧客管理データベース、及び、市場対応案件と当該市場対応案件の対象となる機器情報とが対応付けられて格納された市場対応案件管理データベースを備え、前記市場対応案件を対象とする市場対応案件業務を遂行するために必要な前記市場対応案件のための業務遂行指示情報と前記市場対応案件業務の業務遂行の進捗情報とを管理する市場対応案件管理制御装置であって、
    前記市場対応案件とは連携しない現場訪問業務を遂行する業務遂行現場において、業務遂行担当者が所持する通信端末装置から、前記顧客管理データベースに未登録の機器情報を受け付けた場合に、当該未登録の機器情報を、前記顧客管理データベースに登録する登録部と、
    登録された前記機器情報によって特定される機器が、前記市場対応案件の対象機器であるか否かを判定する判定部と、
    登録された前記機器情報によって特定される機器が市場対応案件の対象機器と判定された場合に、少なくとも前記市場対応案件業務の業務遂行の進捗情報を未済に設定する設定部と、
    前記通信端末装置に対して、前記進捗情報の未済の設定に基づいて、登録された前記機器情報によって特定される機器が市場対応案件の対象機器であることを報知する報知部と、を有し、
    前記登録部で登録した前記機器情報によって特定される機器が、未済の市場対応案件対象の機器であることが報知された場合に、現場訪問業務の業務遂行に基づく報告書を作成するときに、前記市場対応案件業務の業務遂行指示書を添付する、ことを特徴とする市場対応案件管理制御装置。
  2. 前記現場訪問業務が、開栓及び定期保安点検を含む現場を訪問する通常業務であることを特徴とする請求項1記載の市場対応案件管理制御装置。
  3. コンピュータを、
    請求項1又は請求項2記載の市場対応案件管理制御装置の前記登録部、前記判定部、前記設定部、及び前記報知部として動作させる、
    市場対応案件管理制御プログラム。
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