JP7334557B2 - モニターケース - Google Patents

モニターケース Download PDF

Info

Publication number
JP7334557B2
JP7334557B2 JP2019174150A JP2019174150A JP7334557B2 JP 7334557 B2 JP7334557 B2 JP 7334557B2 JP 2019174150 A JP2019174150 A JP 2019174150A JP 2019174150 A JP2019174150 A JP 2019174150A JP 7334557 B2 JP7334557 B2 JP 7334557B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
monitor
jig
axis
main body
case
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019174150A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2021051195A (ja
Inventor
良視 榎本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JVCKenwood Corp
Original Assignee
JVCKenwood Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by JVCKenwood Corp filed Critical JVCKenwood Corp
Priority to JP2019174150A priority Critical patent/JP7334557B2/ja
Publication of JP2021051195A publication Critical patent/JP2021051195A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7334557B2 publication Critical patent/JP7334557B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)

Description

本発明は、モニターケースに関する。
例えば、鉄道の駅などには、乗降客の乗降を確認するためにモニターが設置されている。このようなモニターは、設置状況に応じて、モニターケースのケース本体の内部に搭載されたモニター本体の仰角を調整できる構成とされている。例えば、特許文献1のモニターは、モニター本体の上端部に設けられたヒンジ部材によって当該モニター本体の仰角を調整可能な構成とされている。
特開2006-154592号公報
特許文献1のモニターは、モニター本体と、ケース本体におけるモニター本体から出射される画像が透過する透過部を有する前面部と、の間隔を調整することができる構成とされていない。そのため、特許文献1のモニターにおいては、モニター本体を回転(傾動)させた際に当該モニター本体の上端部又は下端部がケース本体の前面部に接触しないように、予め設定されたモニター本体の最大傾動角度時に当該モニター本体がケース本体の前面部に接触しない十分な間隔を、モニター本体とケース本体の前面部との間に確保している。
つまり、特許文献1のモニターにおいては、モニター本体が予めケース本体の内部の奥まった位置に配置されている。そのため、ケース本体の透過部にモニター本体から出射された画像が到達するまでの間に、当該画像の明るさが低下し、視認性が低い課題を有する。また、特許文献1のモニターにおいては、モニター本体における画像が出射する前面とケース本体の前面部との間隔が広いため、乱反射の影響度が増し、やはり、視認性が低い課題を有する。
本発明の目的は、上述した課題を解決するためになされたものであり、視認性の低下を抑制しつつ、モニター本体の仰角調整が可能なモニターケースを実現する。
本発明の一形態に係るモニターケースは、
モニター本体を収容し、前記モニター本体を支持する支持部を有するケース本体と、
前記モニター本体の後面に固定される第1の治具と、
前記第1の治具を支持し、前記ケース本体の支持部に固定される第2の治具と、
前記モニター本体の仰角を調整する仰角調整部と、
を備え、
前記第2の治具は、前記第2の治具の後側に向かって突出し、且つ、前記第2の治具の前後方向に間隔を開けて凹部が形成された第1の突出部を有し、
前記ケース本体の支持部に形成された第1の貫通孔に前記第1の突出部が通された状態で、前記凹部が前記第1の貫通孔の縁部に引っ掛けられる。
本発明によれば、視認性の低下を抑制しつつ、モニター本体の仰角調整が可能なモニターケースを実現することができる。
実施の形態1のモニターを模式的に示す正面図である。 実施の形態1のモニターを模式的に示す側面図である。 実施の形態1のモニターにおいて、カバー部が取り外された状態を模式的に示す正面図である。 実施の形態1のモニターを上方から見た透視図であり、モニター本体を後側に配置した状態を示している。 モニター本体を鉛直に配置した場合の当該モニター本体の表示領域と視野角との関係を示す図である。 実施の形態1のモニターにおけるモニター本体と第1の治具と第2の治具との分解図である。 第2の治具の第1の突出部の側がモニターケースの仕切り部に固定される様子を示す図である。 第2の治具の第2の突出部の側がモニターケースの仕切り部に固定される様子を示す図である。 第2の治具の第1の突出部がモニターケースの仕切り部の第1の貫通孔に通される前の状態を示す平面図である。 第2の治具の第1の突出部近傍を示す側面図である。 第2の治具の第1の突出部近傍を示す正面図である。 第2の治具の第1の突出部近傍を示す斜視図である。 モニター本体をモニターケースで支持する様子を示す図である。 軸を中心にモニター本体を前傾させた場合の当該モニター本体の表示領域と視野角との関係を示す図である。 軸を中心にモニター本体を後傾させた場合の当該モニター本体の表示領域と視野角との関係を示す図である。 実施の形態1のモニターを上方から見た透視図であり、モニター本体を前側に配置した状態を示している。 モニター本体を開閉する手順を説明するための図である。 モニター本体の開放角度が制限される様子を示す図である。
以下、本発明を適用した具体的な実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。但し、本発明が以下の実施の形態に限定される訳ではない。また、説明を明確にするため、以下の記載及び図面は、適宜、簡略化されている。
<実施の形態1>
先ず、本実施の形態のモニターケースを用いたモニターの構成を説明する。図1は、本実施の形態のモニターを模式的に示す正面図である。図2は、本実施の形態のモニターを模式的に示す側面図である。図3は、本実施の形態のモニターにおいて、カバー部が取り外された状態を模式的に示す正面図である。図4は、本実施の形態のモニターを上方から見た透視図であり、モニター本体を後側に配置した状態を示している。図5は、モニター本体を鉛直に配置した場合の当該モニター本体の表示領域と視野角との関係を示す図である。図6は、本実施の形態のモニターにおけるモニター本体と第1の治具と第2の治具との分解図である。図7は、第2の治具の第1の突出部の側がモニターケースの仕切り部に固定される様子を示す図である。図8は、第2の治具の第2の突出部の側がモニターケースの仕切り部に固定される様子を示す図である。
なお、以下の説明では、説明を明確にするために、三次元(XYZ)座標系を用いて説明する。ここで、X軸+側がモニターの前側であり、X軸-側がモニターの後側である。また、Y軸+側がモニターの左側であり、Y軸-側がモニターの右側である。さらに、Z軸+側がモニターの上側であり、Z軸-側がモニターの下側である。ちなみに、以下に説明するモニターの構成は、図1乃至図5に示す各部材の姿勢状態を基準に説明する。
本実施の形態のモニター1は、例えば、電車の乗降客の乗降を確認するために鉄道の駅に設置される。但し、モニター1の設置場所や用途などは、特に限定されない。モニター1は、図1乃至図4に示すように、モニター本体2及びモニターケース3を備えており、例えば、支柱4によって支持されている。このようなモニター1は、詳細は後述するが、モニター本体2の仰角、及びモニター本体2とモニターケース3との間隔を調整可能な構成とされている。
モニター本体2は、一般的な液晶ディスプレイなどの表示装置であり、図5及び図6に示すように、モニター本体2のX軸+側の面に画像を出射する表示領域2aを備えている。また、モニター本体2は、例えば、モニター本体2のX軸-側の面におけるVESA(Video Electronics Standards Association)規格に基づく位置にねじ穴を備えている。なお、モニター本体2は、一般的な表示装置であればよく、例えば、有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイなどでもよい。
モニターケース3には、図3及び図4に示すように、一つ又は複数のモニター本体2、モニター本体2に電源を供給するACアダプタ5、及びモニター本体2を加熱するためのヒータ6などが収容されている。モニターケース3は、ケース本体7、第1の治具8及び第2の治具9を備えている。
ケース本体7は、カバー部10及び収容部11を備えている。カバー部10は、図4に示すように、収容部11のZ軸+側の端部にヒンジ機構10aによって開閉可能に連結されている。カバー部10を閉じた状態で、カバー部10が収容部11のX軸+側の開口部を覆い当該収容部11の前面部を成す。一方、カバー部10が開いた状態で、収容部11の内部が露出する。このようなカバー部10は、図示を省略したロック機構によって閉じた状態に維持される。
カバー部10は、図1及び図5に示すように、カバー部10の予め設定された範囲にモニター本体2から出射される画像を透過する透過部10bを備えている。ちなみに、カバー部10は、モニター本体2への外光の入射を抑制するために、庇部10cを備えているとよい。ここで、図5では、一点鎖線で挟まれた領域がモニター1における予め設定された視野角Vである。
収容部11は、図4に示すように、X軸+側に開口部を有する箱形状を基本形態としており、支持部11aを備えている。支持部11aは、第1の治具8及び第2の治具9を介してモニター本体2を支持する。このような支持部11aは、図4、及び図6乃至図8に示すように、仕切り部11b、貫通部11c、第1の貫通孔11d、第2の貫通孔11e、第1のねじ孔11f、突出部11g及び第3の貫通孔11hを備えている。
仕切り部11bは、図4に示すように、YZ平面と略平行な板体11iを備えており、当該板体11iによって収容部11の内部をX軸+側の空間とX軸-側の空間とに仕切る。貫通部11cは、仕切り部11bの板体11iをX軸方向に貫通するように形成されており、詳細は後述するが、第1の治具8及び第2の治具9の一部が収容される。ちなみに、本実施の形態の仕切り部11bは、貫通部11cに対してY軸+側の部分とY軸-側の部分とに分断されている。
第1の貫通孔11dは、図6及び図7に示すように、貫通部11cに対してY軸-側に配置されており、仕切り部11bの板体11iをX軸方向に貫通するように形成されている。第1の貫通孔11dは、例えば、X軸方向から見て略四角形状であり、モニターケース3に収容されるモニター本体2夫々に対して複数(図3では2個)の第1の貫通孔11dを一組とする第1の貫通孔群が仕切り部11bの板体11iに形成されている。このとき、第1の貫通孔群を成す複数の第1の貫通孔11dは、Z軸方向に間隔を開けて配置されている。
第2の貫通孔11eは、図6及び図8に示すように、貫通部11cに対してY軸+側に配置されており、仕切り部11bの板体11iをX軸方向に貫通するように形成されている。第2の貫通孔11eは、例えば、X軸方向から見て略四角形状であり、モニターケース3に収容されるモニター本体2夫々に対して1個の第2の貫通孔11eが形成されている。このとき、第2の貫通孔11eは、Y軸方向から見て、第1の貫通孔群を成すZ軸+側に配置される第1の貫通孔11dとZ軸-側に配置される第1の貫通孔11dとの間に配置されている。
第1のねじ孔11fは、図6及び図8に示すように、第2の貫通孔11eに対してY軸-側に配置されており、仕切り部11bの板体11iをX軸方向に貫通するように形成されている。突出部11gは、XZ平面と略平行な板形状を基本形態としている。そして、突出部11gは、第2の貫通孔11eのY軸+側の辺に沿って配置されており、仕切り部11bの板体11iからX軸+側に突出している。第3の貫通孔11hは、突出部11gをY軸方向に貫通するように形成されている。
第1の治具8は、図4及び図5に示すように、モニター本体2のX軸-側の面に固定されている。第1の治具8は、図6に示すように、被固定部8a、突出部8b、軸8c及びアーム部8dを備えている。被固定部8aは、詳細は後述するが、モニター本体2のX軸-側の面に固定される。被固定部8aは、例えば、YZ平面と略平行な略四角形状の板形状を基本形態としており、モニター本体2のねじ穴に対応する位置に複数の貫通孔8eを備えている。
突出部8bは、XZ平面と略平行な板形状を基本形態としている。そして、突出部8bは、被固定部8aのZ軸+側の部分でY軸方向に間隔を開けて配置されており、被固定部8aからX軸-側に突出している。突出部8bは、例えば、被固定部8aのZ軸+側であって、且つ、Y軸+側の角部、及び被固定部8aのZ軸+側であって、且つ、Y軸-側の角部に夫々、配置されている。
軸8cは、Y軸方向に延在しており、各々の突出部8bを貫通した状態で当該突出部8bに固定されている。そして、軸8cのY軸+側の端部は、Y軸+側の突出部8bからY軸+側に突出し、軸8cのY軸-側の端部は、Y軸-側の突出部8bからY軸-側に突出している。つまり、軸8cは、Y軸+側の突出部8bとY軸-側の突出部8bとを掛け渡すように配置されている。本実施の形態では、軸8cとして第1の軸8c1、第2の軸8c2及び第3の軸8c3を備えている。但し、モニター1は、複数本の軸8cを備えていればよく、軸8cの本数は限定されない。また、軸8cは突出部8bに掛け渡されていなくてもよく、突出部8bから突出された部分が形成されていればよい。
第1の軸8c1は、図5に示すように、Y軸方向から見て、第2の軸8c2及び第3の軸8c3に対してX軸+側に配置されており、第2の軸8c2及び第3の軸8c3に対してZ軸+側に配置されている。第2の軸8c2は、Y軸方向から見て、第1の軸8c1に対してX軸-側であって、且つ、第3の軸8c3に対してX軸+側に配置されており、第1の軸8c1及び第3の軸8c3に対してZ軸-側に配置されている。そのため、第3の軸8c3は、Y軸方向から見て、第1の軸8c1及び第2の軸8c2に対してX軸-側に配置されており、第1の軸8c1に対してZ軸-側であって、且つ、第2の軸8c2に対してZ軸+側に配置されている。なお、X軸+側はモニター本体2の前側方向を意味し、X軸-側はモニター本体2の後側方向を意味するといえる。また、Z軸+側はモニター本体2の上側方向を意味し、Z軸-側はモニター本体2の下側方向を意味するといえる。
アーム部8dは、後述する第2の治具9のアーム部9bとで当該第2の治具9に対する第1の治具8の仰角を固定するための固定部として機能する。アーム部8dは、図6に示すように、被固定部8aのZ軸-側の部分でY軸方向に間隔を開けて配置されている。このようなアーム部8dは、例えば、YZ平面と略平行な板形状であり、第1の部分8f、第2の部分8g、第3の部分8h及び長孔8iを備えている。第1の部分8fは、逆L字形状に形成されている。第1の部分8fのZ軸+側の部分におけるX軸+側の端部は、被固定部8aのZ軸-側であって、且つ、Y軸+側の角部、又は被固定部8aのZ軸-側であって、且つ、Y軸-側の角部に固定されている。第2の部分8gは、Y軸方向から見て、Z軸-側に凸状の円弧形状に形成されており、第2の部分8gのX軸-側の端部が第1の部分8fのZ軸-側の端部と連続している。
ここで、第2の部分8gの曲率は、予め設定された軸8cを中心に第1の治具8が傾動する際の第1の部分8fのZ軸-側の端部の軌跡などに基づいて、適宜、設定される。第3の部分8hは、第2の部分8gのX軸+側の端部と連続しており、第2の部分8gのX軸+側の端部に引いた接線と略直交する方向に延在している。長孔8iは、第3の部分8hをY軸方向に貫通するように形成されており、第3の部分8hが延在する方向に延在している。
このような第1の治具8は、図5に示すように、被固定部8aの貫通孔8eに通されたボルト12をモニター本体2のねじ穴にねじ込むことで当該モニター本体2のX軸-側の面に固定されている。このようにVESA規格に基づく位置に予め形成されたねじ穴を用いて第1の治具8をモニター本体2に固定するので、第1の治具8の汎用性を向上させることができる。
第2の治具9は、図4に示すように、モニターケース3の収容部11の内部に固定されている。第2の治具9は、図6に示すように、被固定部9a及びアーム部9bを備えている。被固定部9aは、詳細は後述するが、モニターケース3の収容部11の仕切り部11bに固定される。被固定部9aは、本体部9c、第1の突出部9d、貫通孔9e、第2の突出部9f及びねじ孔9gを備えている。
本体部9cは、YZ平面と略平行な板形状であり、第1の部分9h及び第2の部分9iを備えている。第1の部分9hは、第1の治具8の突出部8bとアーム部8dとの間に配置可能なZ軸方向の高さを有し、例えば、Z軸方向の高さに対するY軸方向の長さの比が大きい、Y軸方向に長い略四角形状を基本形態としている。
第2の部分9iは、第1の部分9hのY軸-側の端部と連続しており、X軸方向から見て、第1の部分9hと第2の部分9iとで略倒T字形状を形成する。第1の突出部9dは、第2の部分9iのY軸-側の端部からX軸-側に突出しており、モニターケース3の仕切り部11bの第1の貫通孔群を成す第1の貫通孔11dに挿入できるように配置されている。なお、第1の突出部9dが突出するX軸-側は、支持部11a側を意味するといえる。
ここで、図9は、第2の治具の第1の突出部がモニターケースの仕切り部の第1の貫通孔に通される前の状態を示す平面図である。図10は、第2の治具の第1の突出部近傍を示す側面図である。図11は、第2の治具の第1の突出部近傍を示す正面図である。図12は、第2の治具の第1の突出部近傍を示す斜視図である。
第1の突出部9dは、図9乃至図12に示すように、Z軸方向から見て、クランク形状に形成されている。詳細には、第1の突出部9dは、モニターケース3の仕切り部11bの第1の貫通孔11dのZ軸方向の高さと略等しい高さを有し、且つ、当該第1の貫通孔11dのY軸方向の幅寸法と略等しい厚さを有する板体がクランク形状に折り曲げられて形成されている。クランク形状とは、階段状に形成された形状である。
第1の突出部9dは、第1の部分9j、第2の部分9k、第3の部分9l、第1の凹部9m及び第2の凹部9nを備えている。第1の部分9jは、YZ平面と略平行に配置されており、第1の部分9jのY軸+側の端部が本体部9cの第2の部分9iのY軸-側の端部に固定されている。第2の部分9kも、YZ平面と略平行に配置されている。第3の部分9lは、XZ平面と略平行に配置されており、第3の部分9lのX軸+側の端部が第1の部分9jのY軸-側の端部と連続し、第3の部分9lのX軸-側の端部が第2の部分9kのY軸+側の端部と連続している。
第1の凹部9mは、図12に示すように、第3の部分9lのX軸+側の部分から当該第3の部分9lと第1の部分9jとの角部に差し掛かるように形成されており、第1の凹部9mのZ軸-側の部分が開放されている。また、第2の凹部9nは、第3の部分9lのX軸-側の部分から当該第3の部分9lと第2の部分9kとの角部に差し掛かるように形成されており、第2の凹部9nのZ軸-側の部分が開放されている。なお、第1の凹部9mはモニター本体2の近くに位置し、第2の凹部9nは第1の凹部9mよりモニター本体2の遠くに位置する。これらの第1の凹部9m及び第2の凹部9nは、モニターケース3の仕切り部11bのX軸方向の厚さよりも長いX軸方向の幅寸法を有する。
貫通孔9eは、図8に示すように、本体部9cのY軸+側の部分に形成されている。第2の突出部9fは、XZ平面と略平行な板形状である。そして、第2の突出部9fは、モニターケース3の仕切り部11bの第2の貫通孔11eに挿抜することができるように、本体部9cの第1の部分9hのY軸+側の端部からX軸-側に突出している。第2の突出部9fは、例えば、X軸方向から見て、モニターケース3の仕切り部11bの第2の貫通孔11eのZ軸方向の高さと略等しい高さを有し、且つ、当該第2の貫通孔11eのY軸方向の幅寸法と略等しい厚さを有する略四角形状に形成されている。ねじ孔9gは、第2の突出部9fをY軸方向に貫通するように形成されている。
アーム部9bは、第1の治具8の突出部8bの間隔よりも広い間隔をY軸方向に開けて、図6に示すように、本体部9cの第1の部分9hのX軸-側の面に固定されている。そして、アーム部9bは、例えば、XZ平面と略平行な板形状であり、第1の部分9o、凹部9p、第2の部分9q及び長孔9rを備えている。第1の部分9oは、Z軸方向に延在しており、本体部9cの第1の部分9hのX軸-側の面に固定されている。凹部9pは、第1の部分9oのZ軸+側の端部に形成されており、当該凹部9pのZ軸+側の部分が開放されている。凹部9pは、詳細は後述するが、所定の軸8cと係合される。
第2の部分9qは、Y軸方向から見て、Z軸-側に凸状の円弧形状に形成されており、第2の部分9qのX軸-側の端部が第1の部分9oのZ軸-側の端部と連続している。第2の部分9qの曲率は、第1の治具8の第2の部分8gの曲率と略等しい。長孔9rは、第2の部分9qをY軸方向に貫通するように形成されており、Y軸方向から見て、第2の部分9qに倣う円弧形状である。そして、第2の治具9の凹部9pと第1の治具8の軸8cとが係合され、後述するようにモニター本体2の仰角が調整された状態で、長孔9rと第1の治具8の長孔8iとにボルト13が通され、当該ボルト13にナット14がねじ込まれる。
このような第2の治具9のY軸-側の部分は、詳細は後述するが、第1の突出部9dがモニターケース3の仕切り部11bの第1の貫通孔11dに通された状態で、第1の凹部9m又は第2の凹部9nに当該第1の貫通孔11dのZ軸-側の縁部が挿入されて引っ掛けられ、図7に示すように、モニターケース3の仕切り部11bに形成された第2のねじ孔11jにボルト15がねじ込まれることで、ボルト15のボルト頭が第1の貫通孔11dの上部を塞ぎ、第1の突出部9dがZ軸+側にスライドして第1の貫通孔11dから抜けることが防がれる。
このように第1の突出部9dの第1の凹部9mにモニターケース3の仕切り部11bの第1の貫通孔11dのZ軸-側の縁部が挿入されて引っ掛けられた際に、貫通孔9eが仕切り部11bの第1のねじ孔11fと重なるように配置される。そして、図8に示すように、貫通孔9eに通されたボルト16が仕切り部11bの第1のねじ孔11fにねじ込まれることで、第2の治具9のY軸+側の部分がモニターケース3の仕切り部11bに固定される。このとき、第2の突出部9fは、仕切り部11bの第2の貫通孔11eに通される。
一方、第1の突出部9dの第2の凹部9nにモニターケース3の仕切り部11bの第1の貫通孔11dのZ軸-側の縁部が挿入されて引っ掛けられた際に、第2の突出部9fのY軸+側の面が当該仕切り部11bの突出部11gのY軸-側の面と略面接触する。それと共に、ねじ孔9gは、仕切り部11bの突出部11gの第3の貫通孔11hと重なるように配置される。そして、図8に示すように、仕切り部11bの突出部11gの第3の貫通孔11hに通されたボルト17が第2の突出部9fのねじ孔9gにねじ込まれることで、第2の治具9のY軸+側の部分がモニターケース3の仕切り部11bに固定される。
なお、貫通孔9e及び仕切り部11bの第1のねじ孔11fは、相互に対応する配置及び個数であれば、上述の配置及び個数に限定されない。また、第2の突出部9f、仕切り部11bの第2の貫通孔11e及び突出部11gも、相互に対応する配置及び個数であれば、上述の配置及び個数に限定されない。
図13は、モニター本体をモニターケースで支持する様子を示す図である。上述のようにモニター本体2のX軸-側の面に第1の治具8が固定され、モニターケース3の仕切り部11bに第2の治具9が固定された状態で、図13に示すように、第2の治具9の凹部9pに第1の治具8の軸8cを落とし込むことで、第1の治具8及び第2の治具9を介してモニターケース3にモニター本体2が支持される。
そして、後述するようにモニター本体2の仰角が調整された状態で、第1の治具8の長孔8iと第2の治具9の長孔9rとにボルト13が通され、当該ボルト13にナット14がねじ込まれることで、モニター本体2の仰角が固定される。つまり、第1の治具8の軸8c、第1の治具8のアーム部8d、第2の治具9のアーム部9b、ボルト13及びナット14は、モニター本体2の仰角を調整する仰角調整部として機能する。このとき、第1の治具8のX軸-側の部分及び第2の治具9のX軸-側の部分がモニターケース3の仕切り部11bの貫通部11cに収容される。
なお、本実施の形態では、第1の治具8の軸8c、第1の治具8のアーム部8d、第2の治具9のアーム部9b、ボルト13及びナット14がモニター本体2の仰角を調整する仰角調整部として機能しているが、モニター本体2の仰角を調整可能であって、且つ当該仰角が調整されたモニター本体2の姿勢を固定できる構成であれば、仰角調整部の構成は限定されない。例えば、第1の治具8のZ軸+側の端部と第2の治具9のZ軸+側の端部とがヒンジ機構によって連結されていてもよい。
ここで、一本の軸8cを用いてモニター本体2の仰角を調整した場合、特許文献1のモニターと同様に、モニター本体2の表示領域2aがモニター1における予め設定された視野角Vから外れ、モニター本体2の表示領域2aから出射された画像の一部が視認できない場合がある。そこで、本実施の形態のモニター1は、モニター本体2の仰角を調整した際、視認できない画像の発生を抑制することができる構成とされている。
次に、本実施の形態のモニター1において、モニター本体2の仰角を調整する流れを説明する。ここで、図14(a)は、第1の軸を中心にモニター本体を前傾させた場合の当該モニター本体の表示領域と視野角との関係を示す図であり、図14(b)は、第3の軸を中心にモニター本体を前傾させた場合の当該モニター本体の表示領域と視野角との関係を示す図であり、図14(c)は、第2の軸を中心にモニター本体を前傾させた場合の当該モニター本体の表示領域と視野角との関係を示す図である。また、図15(a)は、第2の軸を中心にモニター本体を後傾させた場合の当該モニター本体の表示領域と視野角との関係を示す図であり、図15(b)は、第3の軸を中心にモニター本体を後傾させた場合の当該モニター本体の表示領域と視野角との関係を示す図であり、図15(c)は、第1の軸を中心にモニター本体を後傾させた場合の当該モニター本体の表示領域と視野角との関係を示す図である。
ここで、Y軸+側から見て、モニター本体2の前面がYZ平面と平行に配置された状態から当該モニター本体2を反時計回りに回転させた状態を、モニター本体2が前傾した状態とし、モニター本体2の前面がYZ平面と平行に配置された状態から当該モニター本体2を時計回りに回転させた状態を、モニター本体2が後傾した状態とする。
上述したように、第3の軸8c3は、Y軸方向から見て、第1の軸8c1及び第2の軸8c2に対してX軸-側に配置され、第1の軸8c1に対してZ軸-側であって、且つ、第2の軸8c2に対してZ軸+側に配置されている。
そのため、図5に示すように、モニター本体2の表示領域2aをYZ平面と略平行に配置する場合、ケース本体7の透過部10bを透過する画像の明るさの低下とそれによる乱反射の影響を抑制するために、モニター本体2の表示領域2aとモニターケース3の透過部10bとの間隔が最も狭くなるように、第1の治具8の第3の軸8c3と第2の治具9の凹部9pとが係合される。このとき、モニター本体2の表示領域2aがモニター1の視野角V内に配置されるように、視野角Vや第3の軸8c3の配置位置などが予め設定されている。
そして、モニター本体2を前傾させる場合、第1の軸8c1を中心にモニター本体2を前傾させると、図14(a)に示すように、モニター本体2はモニターケース3内の最もX軸-側の位置であって、且つ、最もZ軸-側に配置されているため、モニター本体2の表示領域2aのZ軸-側の部分がモニター1の視野角Vから外れることになる。
また、第3の軸8c3を中心に前傾させると、図14(b)に示すように、モニター本体2はモニターケース3内の最もX軸+側の位置であって、且つ、Z軸-側に配置されているため、やはり、モニター本体2の表示領域2aのZ軸-側の部分がモニター1の視野角Vから外れ、しかも、モニター本体2のZ軸+側の端部がモニターケース3のカバー部10に接触してしまう。そこで、本実施の形態では、図14(c)に示すように、第1の軸8c1に対してX軸-側であって、且つ、第3の軸8c3に対してX軸+側に配置されており、第1の軸8c1及び第3の軸8c3に対してZ軸-側に配置されている第2の軸8c2を中心にモニター本体2を前傾させる。
これにより、第1の軸8c1を中心にモニター本体2を前傾させる場合に比べて、モニター本体2をZ軸+側の位置であって、且つ、X軸+側の位置に配置した状態で、モニター本体2を前傾させることができる。また、第3の軸8c3を中心にモニター本体2を前傾させる場合に比べて、モニター本体2をZ軸+側の位置であって、且つ、X軸-側の位置に配置した状態で、モニター本体2を前傾させることができる。
このとき、モニター本体2が予め設定された傾動範囲内で前傾させる場合、モニター本体2のZ軸+側の端部がモニターケース3のカバー部10に接触することなく、モニター本体2の表示領域2aがモニター1の視野角V内に配置されるように、視野角Vや第2の軸8c2の配置位置などが予め設定されている。そのため、モニター本体2のZ軸+側の端部がモニターケース3のカバー部10に接触することなく、モニター本体2の表示領域2aがモニター1の視野角V内に配置されるように、モニター本体2を前傾させることができる。
一方、モニター本体2を後傾させる場合、第2の軸8c2を中心にモニター本体2を後傾させると、図15(a)に示すように、モニター本体2はモニターケース3内の最もZ軸+側の位置に配置されているため、モニター本体2の表示領域2aのZ軸+側の部分がモニター1の視野角Vから外れることになる。
また、第3の軸8c3を中心にモニター本体2を後傾させると、図15(b)に示すように、モニター本体2はモニターケース3内の最もX軸+側の位置であって、且つ、Z軸+側に配置されているため、やはり、モニター本体2の表示領域2aのZ軸+側の部分がモニター1の視野角Vから外れ、しかも、モニター本体2のZ軸-側の端部がモニターケース3のカバー部10に接触してしまう。そこで、本実施の形態では、図15(c)に示すように、第2の軸8c2及び第3の軸8c3に対してX軸+側に配置され、且つ、第2の軸8c2及び第3の軸8c3に対してZ軸+側に配置されている第1の軸8c1を中心にモニター本体2を後傾させる。
これにより、第2の軸8c2又は第3の軸8c3を中心にモニター本体2を後傾させる場合に比べて、モニター本体2をZ軸-側の位置であって、且つ、X軸-側の位置に配置した状態で、モニター本体2を後傾させることができる。
このとき、モニター本体2が予め設定された傾動範囲内で後傾させる場合、モニター本体2のZ軸-側の端部がモニターケース3のカバー部10に接触することなく、モニター本体2の表示領域2aがモニター1の視野角V内に配置されるように、視野角Vや第1の軸8c1の配置位置などが予め設定されている。そのため、モニター本体2のZ軸-側の端部がモニターケース3のカバー部10に接触することなく、モニター本体2の表示領域2aがモニター1の視野角V内に配置されるように、モニター本体2を後傾させることができる。
次に、本実施の形態のモニター1において、モニター本体2のX軸方向の位置を調整する手順を説明する。図16は、本実施の形態のモニターを上方から見た透視図であり、モニター本体を前側に配置した状態を示している。
モニター本体2の表示領域2aとモニターケース3の透過部10bとの間隔が広いと、モニター本体2から出射された画像がモニターケース3の透過部10bに到達するまでに当該画像の明るさの低下とそれによる乱反射の影響の増加により、視認性が低下する。そこで、例えば、図5に示すように、モニター本体2の表示領域2aをYZ平面と略平行に配置する場合、先ず、第2の治具9の第1の突出部9dの第2の凹部9nにモニターケース3の仕切り部11bの第1の貫通孔11dのZ軸-側の縁部を挿入して引っ掛ける。
このとき、図16に示すように、第2の治具9の第1の突出部9dにおける第2の部分9kのX軸+側の面とモニターケース3の仕切り部11bのX軸-側の面とが略面接触する。それと共に、第2の治具9の第2の突出部9fのY軸+側の面と仕切り部11bの突出部11gのY軸-側の面とが略面接触する。これにより、第2の治具9のX軸方向及びY軸方向の位置が固定される。
この状態で、仕切り部11bの第2のねじ孔11jにボルト15をねじ込む。また、仕切り部11bの突出部11gの第3の貫通孔11hにボルト17を通し、当該ボルト17を第2の治具9の第2の突出部9fのねじ孔9gにねじ込む。これにより、第2の治具9のZ軸方向の位置が固定される。
このように第2の治具9の第1の突出部9dの第2の凹部9nを用いて当該第2の治具9をモニターケース3の仕切り部11bに固定する場合、第2の治具9の第1の突出部9dの第1の凹部9mを用いて当該第2の治具9をモニターケース3の仕切り部11bに固定する場合に比べて、モニター本体2をX軸+側に配置することができる。そのため、モニターケース3の透過部10bに到達する画像の明るさの低下とそれによる乱反射の影響を抑制することができ、結果として、視認性を向上させることができる。
一方、モニター本体2を前傾又は後傾させる場合、上述のように、モニター本体2をX軸+側に配置すると、モニター本体2のZ軸-側の端部又はZ軸+側の端部がモニターケース3のカバー部10に接触してしまう。そこで、例えば、モニター本体2を前傾又は後傾させる場合、先ず、第2の治具9の第1の突出部9dの第1の凹部9mにモニターケース3の仕切り部11bの第1の貫通孔11dのZ軸-側の縁部を挿入して引っ掛ける。
このとき、図4に示すように、第2の治具9の第1の突出部9dにおける第1の部分9jのX軸-側の面とモニターケース3の仕切り部11bのX軸+側の面とが略面接触し、第2の治具9の本体部9cのX軸-側の面と仕切り部11bのX軸+側の面とが略面接触する。それと共に、第2の治具9の第2の突出部9fが仕切り部11bの第2の貫通孔11eに通される。これにより、第2の治具9のX軸方向及びY軸方向の位置が固定される。
この状態で、仕切り部11bの第2のねじ孔11jにボルト15をねじ込む。また、第2の治具9の貫通孔9eにボルト16を通し、当該ボルト16を仕切り部11bの第1のねじ孔11fにねじ込む。これにより、第2の治具9のZ軸方向の位置が固定される。
ここで、モニター本体2を予め設定された最大傾動角度で傾動させた場合、モニター本体2がモニターケース3のカバー部10に接触せず、且つ、モニター本体2の表示領域2aとモニターケース3のカバー部10の透過部10bとの間隔が最も狭くなるように、第2の治具9の第1の凹部9mの配置位置などが予め設定されている。
そのため、第2の治具9の第1の突出部9dの第1の凹部9mを用いて当該第2の治具9をモニターケース3の仕切り部11bに固定する場合、モニター本体2の表示領域2aとモニターケース3の透過部10bとの間隔を可能な限り狭くした状態で、モニター本体2がモニターケース3のカバー部10に接触することを抑制しつつ、モニター本体2を傾動させることができる。そのため、特許文献1のモニターに比べて、モニターケース3の透過部10bに到達する画像の明るさの低下とそれによる乱反射の影響を抑制することができ、視認性を向上させることができる。
次に、本実施の形態のモニター1において、モニター本体2を開閉する手順を説明する。図17は、モニター本体を開閉する手順を説明するための図である。図18は、モニター本体の開放角度が制限される様子を示す図である。
例えば、図17に示すように、第2の治具9の第1の突出部9dの第1の凹部9mにモニターケース3の仕切り部11bの第1の貫通孔11dのZ軸-側の縁部が挿入されて引っ掛けられた状態で、モニター本体2を開放する場合、先ず、モニターケース3のカバー部10を開放する。次に、第2の治具9の貫通孔9e及びモニターケース3の仕切り部11bのねじ孔11fに通されているボルト16を緩める。
そして、第2の治具9の第1の突出部9dの第1の凹部9mを中心にZ軸回りにモニター本体2を回転させると、モニター本体2を開放することができる。このとき、モニター本体2が予め設定された角度で開放された場合、図18に示すように、第1の凹部9mの周面が仕切り部11bにおける第1の貫通孔11dに対してZ軸-側の部分に接触して、モニター本体2の開放角度が制限されるとよい。これにより、例えば、モニター本体2を開放してモニター1の内部を点検するなどの際に、モニター本体2を安定させることができる。
なお、第2の治具9の第1の突出部9dの第2の凹部9nにモニターケース3の仕切り部11bの第1の貫通孔11dのZ軸-側の縁部が挿入されて引っ掛けられた状態で、モニター本体2を開放する場合も、上述のモニター本体2の開放手順と略等しいため、説明を省略する。ここで、第1の凹部9m及び第2の凹部9nが第2の治具9の第1の突出部9dに形成される範囲は、モニター本体2の開放角度に応じて、適宜、設定することができる。
このような本実施の形態のモニターケース3及びモニター1は、モニター本体2のX軸方向の位置を当該モニター本体2の姿勢に応じて、変更することができるので、モニター本体2の表示領域2aとモニターケース3の透過部10bとの間隔を可能な限り、狭くすることができる。そのため、モニターケース3の透過部10bに到達する画像の明るさの低下とそれによる乱反射の影響を抑制することができ、モニター本体2の表示領域2aから出射される画像の視認性を向上させることができる。
しかも、モニター本体2の表示領域2aをモニター1の視野角V内に配置することができるように、X軸方向及びZ軸方向の位置が異なる複数の軸8cを、適宜、選択してモニター本体2を傾動させることができる。そのため、モニター本体2の表示領域2aから出射される画像の視認性をさらに向上させることができる。
また、モニター本体2に設けられた第1の治具8の軸8cをモニターケース3の仕切り部11bに設けられた第2の治具9の凹部9pに落とし込むと、簡単にモニター本体2をモニターケース3に支持させることができる。そのため、例えば、モニター1が鉄道の駅などに設置されている場合、モニター本体2を迅速に交換する必要があるが、このような場合、簡単に、しかも、迅速にモニター本体2を交換することができる。
ちなみに、第1の治具8は、図6に示すように、ACアダプタ5などの筐体を支持する支持部8jを備えているとよい。支持部8jは、XY平面と略平行に配置された板形状であり、被固定部8aからX軸-側に突出している。このような支持部8jに支持されたACアダプタ5などの筐体は、モニター本体2に対してX軸-側に配置されることになり、モニター本体2を傾動させる際にACアダプタ5などの筐体がモニターケース3のカバー部10などに接触することを抑制できる。なお、支持部8jで支持される筐体は、ACアダプタ5の筐体に限定されず、モニター本体2に接続されている筐体であればよい。
本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。
例えば、上記実施の形態の第2の治具9には、第1の凹部9m及び第2の凹部9nが形成されているが、凹部の個数は複数であれば限定されない。また、第1の突出部9dが第2の治具9のY軸+側に配置され、第2の突出部9fが第2の治具9のY軸-側に配置されていてもよい。また、第2の治具9の第1の突出部9dは、少なくとも第2の治具9の本体部9cからX軸-側に突出していればよい。
1 モニター
2 モニター本体、2a 表示領域
3 モニターケース
4 支柱
5 ACアダプタ
6 ヒータ
7 ケース本体
8 第1の治具、8a 被固定部、8b 突出部、8c 軸、8c1 第1の軸、8c2 第2の軸、8c3 第3の軸、8d アーム部、8e 貫通孔、8f 第1の部分、8g 第2の部分、8h 第3の部分、8i 長孔、8j 支持部
9 第2の治具、9a 被固定部、9b アーム部、9o 第1の部分、9p 凹部、9q 第2の部分、9r 長孔、9c 本体部、9h 第1の部分、9i 第2の部分、9d 第1の突出部、9j 第1の部分、9k 第2の部分、9l 第2の部分、9m 第1の凹部、9n 第2の凹部、9e 貫通孔、9f 第2の突出部、9g ねじ孔
10 カバー部、10a ヒンジ機構、10b 透過部、10c 庇部
11 収容部、11a 支持部、11b 仕切り部、11c 貫通部、11d 第1の貫通孔、11e 第2の貫通孔、11f 第1のねじ孔、11g 突出部、11h 貫通孔、11i 板体、11j 第2のねじ孔
12、13、15、16、17 ボルト
14 ナット
V 視野角

Claims (6)

  1. モニター本体を収容し、前記モニター本体を支持する支持部を有するケース本体と、
    前記モニター本体の後面に固定される第1の治具と、
    前記第1の治具を支持し、前記ケース本体の支持部に固定される第2の治具と、
    前記モニター本体の仰角を調整する仰角調整部と、
    を備え、
    前記第2の治具は、前記ケース本体の支持部側である前記第2の治具の後側に向かって突出し、且つ、前記第2の治具の前後方向に間隔を開けて複数の凹部が形成された第1の突出部を有し、
    前記第1の突出部は、前記第2の治具を上下方向から見て、前記第2の治具の左右方向に延在する第1の部分と、前記第1の部分と平行に配置される第2の部分と、前記第1の部分と前記第2の部分とを連結し、前記第2の治具の前後方向に延在する第3の部分と、を有するクランク形状に形成されており、
    前記複数の凹部のうちの第1の凹部は、前記モニター本体の近くに位置し、前記第3の部分の前側部分から当該第3の部分と前記第1の部分との角部に差し掛かるように配置され、
    前記複数の凹部のうちの前記第1の凹部とは異なる第2の凹部は、前記第1の凹部より前記モニター本体の遠くに位置し、前記第3の部分の後側部分から当該第3の部分と前記第2の部分との角部に差し掛かるように配置され、
    前記ケース本体の支持部に形成された第1の貫通孔に前記第1の突出部が通された状態で、前記第1の凹部又は前記第2の凹部が前記第1の貫通孔の縁部に引っ掛けられる、モニターケース。
  2. 前記第1の凹部が前記第1の貫通孔の縁部に引っ掛けられた場合、前記第1の突出部の第1の部分が前記ケース本体の支持部に面接触可能であり、
    前記第2の凹部が前記第1の貫通孔の縁部に引っ掛けられた場合、前記第1の突出部の第2の部分が前記ケース本体の支持部に面接触可能である、請求項に記載のモニターケース。
  3. 前記第1の突出部の第1の部分が前記ケース本体の支持部に面接触した状態から前記第1の凹部を中心に前記第2の治具が前記モニター本体の支持部に対して予め設定された角度で回転した場合、前記第1の凹部の周面が前記モニターケースの支持部に接触する、請求項に記載のモニターケース。
  4. 前記第1の突出部の第2の部分が前記ケース本体の支持部に面接触した状態から前記第2の凹部を中心に前記第2の治具が前記モニター本体の支持部に対して予め設定された角度で回転した場合、前記第2の凹部の周面が前記モニターケースの支持部に接触する、請求項に記載のモニターケース。
  5. 前記第2の治具は、前記第1の突出部と前記第2の治具の左右方向に間隔を開けて配置された第2の突出部を備え、
    前記第2の突出部は、前記第2の治具の後側に向かって突出しており、前記ケース本体の支持部に形成された第2の貫通孔に挿抜可能である、請求項1乃至のいずれか1項に記載のモニターケース。
  6. 前記ケース本体は、前記第2の貫通孔の辺に沿って前記第2の治具の前側に向かって突出する突出部を備え、
    前記第2の治具の第2の突出部と前記ケース本体の突出部とが面接触した状態で相互を接続可能である、請求項に記載のモニターケース。
JP2019174150A 2019-09-25 2019-09-25 モニターケース Active JP7334557B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019174150A JP7334557B2 (ja) 2019-09-25 2019-09-25 モニターケース

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019174150A JP7334557B2 (ja) 2019-09-25 2019-09-25 モニターケース

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021051195A JP2021051195A (ja) 2021-04-01
JP7334557B2 true JP7334557B2 (ja) 2023-08-29

Family

ID=75158342

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019174150A Active JP7334557B2 (ja) 2019-09-25 2019-09-25 モニターケース

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7334557B2 (ja)

Citations (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000078180A2 (en) 1999-06-21 2000-12-28 B-O-F Corporation Indexable gravity flow shelving system
US20020020095A1 (en) 1998-04-02 2002-02-21 Fasteners For Retail, Inc. Sign holder with hinge
JP2002172030A (ja) 2000-12-06 2002-06-18 Kokuyo Co Ltd オプション取付ベース
JP2004302149A (ja) 2003-03-31 2004-10-28 Itoki Crebio Corp 展示物展示用ラック
JP2004341468A (ja) 2003-03-20 2004-12-02 Mitsubishi Electric Corp 大型表示装置及びその組立方法
JP2004343005A (ja) 2003-05-19 2004-12-02 Mitsubishi Electric Corp ホルダ
JP2006227077A (ja) 2005-02-15 2006-08-31 Ikegami Tsushinki Co Ltd ラックマウント
US20070007412A1 (en) 2005-06-22 2007-01-11 Chia-Ming Wang Display panel mount bracket
CN2891222Y (zh) 2005-12-02 2007-04-18 宏泰开发工业股份有限公司 显示器壁挂装置
US20080203040A1 (en) 2007-02-27 2008-08-28 Kologe Joseph F Display bar assembly for merchandising displays
JP2009018039A (ja) 2007-07-12 2009-01-29 Fuso Sangyo Kk 商品陳列用の2段式又はシングル式棒状フック装置に使用するカード類表示具
JP2009089025A (ja) 2007-09-28 2009-04-23 Shigiyama Kagu Kogyo:Kk テレビボード
WO2019158939A1 (en) 2018-02-16 2019-08-22 Wirth Research Limited A flow stabiliser

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10164465A (ja) * 1996-11-25 1998-06-19 Toransapooto:Kk モニター装置

Patent Citations (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20020020095A1 (en) 1998-04-02 2002-02-21 Fasteners For Retail, Inc. Sign holder with hinge
WO2000078180A2 (en) 1999-06-21 2000-12-28 B-O-F Corporation Indexable gravity flow shelving system
JP2002172030A (ja) 2000-12-06 2002-06-18 Kokuyo Co Ltd オプション取付ベース
JP2004341468A (ja) 2003-03-20 2004-12-02 Mitsubishi Electric Corp 大型表示装置及びその組立方法
JP2004302149A (ja) 2003-03-31 2004-10-28 Itoki Crebio Corp 展示物展示用ラック
JP2004343005A (ja) 2003-05-19 2004-12-02 Mitsubishi Electric Corp ホルダ
JP2006227077A (ja) 2005-02-15 2006-08-31 Ikegami Tsushinki Co Ltd ラックマウント
US20070007412A1 (en) 2005-06-22 2007-01-11 Chia-Ming Wang Display panel mount bracket
CN2891222Y (zh) 2005-12-02 2007-04-18 宏泰开发工业股份有限公司 显示器壁挂装置
US20080203040A1 (en) 2007-02-27 2008-08-28 Kologe Joseph F Display bar assembly for merchandising displays
JP2009018039A (ja) 2007-07-12 2009-01-29 Fuso Sangyo Kk 商品陳列用の2段式又はシングル式棒状フック装置に使用するカード類表示具
JP2009089025A (ja) 2007-09-28 2009-04-23 Shigiyama Kagu Kogyo:Kk テレビボード
WO2019158939A1 (en) 2018-02-16 2019-08-22 Wirth Research Limited A flow stabiliser

Also Published As

Publication number Publication date
JP2021051195A (ja) 2021-04-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2020113555A (ja) 照明装置
EP2840436A2 (en) Display device and support member thereof
JP2010110641A (ja) 遊技機
EP1351011A2 (en) Monitor
JP7334557B2 (ja) モニターケース
KR20160127417A (ko) 디스플레이 장치
JPWO2019107294A1 (ja) ヘッドアップディスプレイ
JP7310489B2 (ja) モニターケース
KR20200088043A (ko) 스탠드 및 이를 포함하는 디스플레이 장치
JP4749731B2 (ja) ラックマウント
JP4536099B2 (ja) テレビボード
JP2020149421A (ja) スタンド装置
WO2021220593A1 (ja) 照明器具
JP5582014B2 (ja) プロジェクター用支持具
KR20220078900A (ko) 디스플레이 장치
JP5089275B2 (ja) 測定装置
JP5620630B2 (ja) 遊技機
JP6164492B2 (ja) 車両用照明装置
JP2007088626A (ja) テレビジョン装置
US20080231932A1 (en) Rear projection type display apparatus
JP7105026B2 (ja) 車両におけるモニタ取付け構造
JP2023121996A (ja) プロジェクター取付装置およびプロジェクションシステム
US20240181792A1 (en) Printing apparatus
JP7081638B2 (ja) 照明器具および照明装置
EP4397899A1 (en) Display device

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220916

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20230517

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230523

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230705

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230718

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230731

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7334557

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150