JP7333962B2 - メタルラス並びにそのメタルラスを用いた塗工体及び工法 - Google Patents

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本発明は、モルタル等の塗工材の塗工等に用いるメタルラスであって、裏側に突出する溝状部を間隔おきに並列状に有するもの並びにそのメタルラスを用いた塗工体及び工法に関する。
実公昭15-13388号公報には、菱形網目からなる平ラスに、一方の面に湾曲突出する溝状部を間隔おきに並列状に有するように形成された形状のメタルラスが示されている。
このメタルラスは、金属板に多数の直線状切れ目を施して切れ目を広げた平坦な網状板を、適宜の間隔をおいて屈曲させることにより、一方の面に突出する多数の突条を形成したものである。
このメタルラスは、一方の面に突出する突条により、堅牢で網目の変形が生ぜず、突条において壁面に取り付けた場合に突条以外の部分が壁面と適当の間隙を有するので、モルタル等の塗着料がよく食い入り堅牢に結着するものとされている。
実公昭15-13388号公報
本発明は、固定対象に対し効果的且つ効率的に固定し得、固定対象に損傷を与えることが防がれ、外力に対する変形が効果的に抑えられるメタルラス並びにそのメタルラスを用いた塗工体及び工法を提供することを目的とする。
本発明のメタルラス並びにそのメタルラスを用いた塗工体及び工法は、例えば次のように表すことができる。
(1) 長径と短径の長さの比が10:6以上である菱形網目からなる平ラスが、裏側に突出する溝状部を間隔おきに並列状に有するように形成された形状のメタルラスであって、
前記溝状部は、横断面において裏側に湾曲状に突出し、溝幅方向が前記菱形網目の長径方向で溝長さ方向が前記菱形網目の短径方向であり、前記溝幅方向の中央部である溝底部に前記菱形網目の短径方向の頂点部が位置することを特徴とするメタルラス。
溝状部の溝幅方向の中央部である溝底部には、前記平ラスにおける菱形網目の短径方向の頂点部、すなわち、前記平ラスにおける菱形網目が湾曲した形状の菱形網目状部の短径方向の頂点部が位置し、その頂点部は、短径方向に隣接する両方の菱形網目状部及び長径方向に隣接する両方の菱形網目状部の4つの菱形網目状部の頂点部を兼ねるX字状の溝底交差部を構成する。各X字状の溝底交差部は、溝状部の溝底部の溝長さ方向において、菱形網目状部の短径方向長に対応する間隔おきに位置する。
メタルラスを固定対象(例えばモルタル壁等を形成するための防水紙等が張設された下地板等)に固定する場合、裏側に突出する溝状部の最も裏側である溝底部に位置する前記X字状の溝底交差部において、隣接し合う4つの菱形網目状部にわたり効果的に固定することができる。また、各X字状の溝底交差部は、溝状部の溝底部の溝長さ方向に間隔おきに位置するので、固定作業を効率的に行い得る。
また、溝状部の溝幅方向が、長径と短径の長さの比が10:6以上である菱形網目の長径方向であるため、溝状部が、横断面において(すなわち溝幅方向において)裏側に可及的に滑らかに湾曲状に突出するものとすることができ、前記X字状の溝底交差部が固定対象に固定される場合において、固定対象に損傷(例えば下地板等に張設された防水紙等の破れや裂け目等の損傷)を与え易いような鋭利な角部(エッジ)が裏側に表れることが防がれる。
更に、間隔おきに並列状に有する各溝状部の溝長さ方向に間隔おきに位置する前記各X字状の溝底交差部において固定対象に固定されたメタルラスが、表裏方向の圧縮力若しくは引張力又はその他の外力を受けた場合、各溝状部を構成する菱形網目状部のうち前記X字状の溝底交差部以外の部分が固定対象(下地板等)に固定されている場合に比し、メタルラスの変形を(例えばモルタル壁等を形成した後も含めて)抑えることができる。
(2) 上記溝状部の横断面形状が、裏側に向かって溝幅が縮小するものである上記(1)記載のメタルラス。
(3) 上記溝状部の横断面形状が、溝幅方向において、中央部の両側部分が対称状をなす上記(1)又は(2)記載のメタルラス。
(4) 上記溝状部が、上記平ラスにおける菱形網目の短径方向における頂点部を中心として、長径方向長の0.5乃至1.5倍部分が溝状に形成されたものである上記(1)乃至(3)の何れか1項に記載のメタルラス。
(5) 上記溝状部の溝幅が、上記平ラスにおける菱形網目の長径の長さの0.4乃至1.2倍である上記(1)乃至(4)の何れか1項に記載のメタルラス。
(6) 隣接する上記溝状部同士の溝幅方向の間隔が、上記平ラスにおける菱形網目の長径の長さの1倍以上である上記(1)乃至(5)の何れか1項に記載のメタルラス。
(7) 上記(1)乃至(6)の何れか1項に記載のメタルラスを、その裏側に突出する各溝状部の溝底部に溝長さ方向に間隔おきに有するX字状の溝底交差部において固定対象に固定し、
前記固定対象に固定された前記メタルラスの表側から塗工材を塗工することにより、前記メタルラスの溝状部、及び、前記メタルラスの溝状部以外の部分である平ラス状部を、塗工材により埋設し、前記平ラス状部が厚さ方向の途中に位置する塗工層を得る工法。
(8) 上記(1)乃至(6)の何れか1項に記載のメタルラスが、その裏側に突出する各溝状部の溝底部に溝長さ方向に間隔おきに有するX字状の溝底交差部において固定対象に固定され、
前記固定対象に固定された前記メタルラスの溝状部、及び、前記メタルラスの溝状部以外の部分である平ラス状部が、塗工材により埋設され、前記平ラス状部が塗工層の厚さ方向の途中に位置する塗工体。
本発明のメタルラスは、固定対象に対し効果的に固定し得ると共に固定作業を効率的に行い得、固定対象に損傷を与え易いような鋭利な角部(エッジ)が裏側に表れることが防がれ、裏側に突出する溝状部の溝底部に位置するX字状の溝底交差部において固定対象に固定されて外力を受けた場合の変形を効果的に抑えることができる。
本発明の塗工体及び本発明の工法により得られる塗工体は、塗工層中のメタルラスの外力に対する変形が効果的に抑えられ、また、メタルラスの溝状部以外の部分である平ラス状部は塗工層の厚さ方向の途中に位置するので、塗工層を構成する塗工材にクラックやその他の損傷が発生することが効果的に防がれ、全体の強度を効果的に向上させることができる。
メタルラスの要部背面図である。 メタルラスの要部背面側斜視図である。
[1] 本発明の実施の形態を、図面を参照しつつ説明する。
(1) 図1及び図2は本発明の実施の形態の一例に関するものである。
本例のメタルラスLは、菱形網目からなる平ラスが、裏側に湾曲状に突出する溝状部Gを間隔おきに並列状に有するように形成された形状をなす。メタルラスLにおける溝状部G以外の部分は、元の平ラスと実質上同等の平ラス状部Fであり、平ラス状部Fにおける菱形網目Mは、元の平ラスの菱形網目と実質上同一である。
元の平ラスは、長径と短径の長さの比が10:5の菱形網目(全ての菱形網目は実質上同一)からなるエキスパンドメタルラスであり、JIS G3131(熱間圧延軟鋼板及び鋼帯)に規定する薄板を使用し、常温引伸切断法により製造されたJIS規格品F500である。
(2) 本例のメタルラスLにおいて裏側に湾曲状に突出する溝状部Gは、溝幅方向(図1における横方向)が元の平ラスの菱形網目の長径方向で、溝長さ方向(図1における縦方向)が元の平ラスの菱形網目の短径方向である。溝状部Gの溝幅方向の中央部である溝底部に、元の平ラスの菱形網目の短径方向の頂点部が位置する。メタルラスLの溝状部Gにおいては、菱形網目が湾曲した溝中央菱形網目状部Mbの短径方向の頂点部Vが溝底部に位置し、その頂点部Vは、図1において短径方向(縦方向)に隣接する両方の溝中央菱形網目状部Mb及び長径方向(横方向)に隣接する両方の溝側方菱形網目状部Mdの4つの菱形網目状部の頂点部Vを兼ねるX字状の溝底交差部Cを構成する。
本例のメタルラスLは、元の平ラスに対し、溝状部Gに対応する凸条を備えた型と、その型に対応する溝状の凹部を備えた型を用いて曲げ加工を行って各溝状部Gを形成することにより製造されたものである。溝状部Gの溝幅方向が元の平ラスの菱形網目の長径方向であるため、元の平ラスの菱形網目のうち溝状部Gを形成する部分、特に溝状部Gの溝底部を構成する部分を、型等で押圧することにより可及的に滑らかに湾曲状に突出させることができることに加えて、溝底部のX字状の溝底交差部C等の裏側に鋭利な角部(エッジ)が表れることがより効果的に防がれる。
(3) 溝状部Gの横断面形状は、略正弦波状(概ね半波長程度)の湾曲状であって、溝幅方向において、溝状部Gの溝幅方向の中央位置(溝中央菱形網目状部Mbの短径方向の頂点部Vの位置)の両側部分が対称状をなし、裏側に向かって溝幅が縮小する。
溝状部Gは、溝長さ方向の全長にわたり、実質上一定横断面形状であり、各溝状部Gの横断面形状は実質上同一であり、隣接する溝状部G同士の間の部分の幅方向長さは実質上一定である。隣接する溝状部Gの中央部同士の溝幅方向の距離(図1における横方向距離)は実質上一定である。
溝状部Gは、元の平ラスにおける菱形網目の短径方向の頂点部Vを中心として、前記平ラスにおけるほぼ長径方向長さ(長径方向長さの約1倍)の部分が溝状に形成されたものである。本例のメタルラスLにおける溝状部Gの溝幅は、元の平ラスにおける菱形網目の長径の長さの約0.8倍である。
溝状部Gの溝底部の溝長さ方向に、溝中央菱形網目状部Mbの短径方向長に対応する間隔おきに各X字状の溝底交差部Cが位置する。溝長さ方向におけるX字状の溝底交差部C同士の間隔(溝底交差部Cの中心位置同士の間隔)は実質上一定である。
(4) 溝幅方向において間隔おきに並列状をなす隣接溝状部G同士の間の部分は、元の平ラスと実質上同等である。隣接する溝状部G同士の溝幅方向の間隔(隣接溝状部G同士の間の部分の溝幅方向長さ)は、元の平ラスにおける菱形網目の長径の長さ(すなわち平ラス状部Fの菱形網目Mの長径の長さ)の約2倍である。
(5) 本例のメタルラスLを、モルタル壁を形成するために用いる場合、防水紙が張設された下地板に対し、メタルラスLの裏側に突出する溝状部Gの溝底部に溝長さ方向に実質上一定間隔おきに有するX字状の溝底交差部Cにおいて、隣接し合う4つの菱形網目状部(短径方向に隣接する両溝中央菱形網目状部Mb及び長径方向に隣接する両溝側方菱形網目状部Md)にわたり効果的且つ効率的に固定することができる。
防水紙が張設された下地板にメタルラスLが固定された状態において、メタルラスLの表側からモルタルを塗工することにより、下地板の表側に、防水紙を介して、メタルラスLの溝状部G及びメタルラスLの平ラス状部Fがモルタル塗工層に埋設され、平ラス状部Fがモルタル塗工層の厚さ方向の途中に位置するモルタル壁が得られる。
[2] 本発明の実施の形態を、上記以外の形態を含めて更に説明する。
本発明のメタルラスは、菱形網目からなる平ラスが、裏側に湾曲状に突出する溝状部を間隔おきに並列状に有するように形成された形状をなす。
(1) 前記平ラスは、メタルラス(一般的にはエキスパンドメタルラス)であり、菱形網目からなるものである。このような平ラスの例としては、JIS G3131(熱間圧延軟鋼板及び鋼帯)又はJIS G3141(冷間圧延軟板及び鋼帯)に規定する薄板を使用し、常温引伸切断法により製造されたもの、例えばJIS規格品F450, F500, F700, F1050を挙げることができるが、これらに限るものではない。
前記菱形網目の長径と短径の長さの比は、10:6以上であり、好ましくは10:5以上である。また前記菱形網目の長径と短径の長さの比は、例えば10:2以下とすることができ、好ましくは10:3以下である。
前記菱形網目は、全て実質上同一であることが一般的であるが、本発明の目的及び効果を損なわない場合はこの限りではない。
(2) 本発明のメタルラスにおいて裏側に湾曲状に突出する前記溝状部は、溝幅方向が前記菱形網目の長径方向で、溝長さ方向が前記菱形網目の短径方向であり、前記溝幅方向の中央部である溝底部に、前記平ラスにおける菱形網目の短径方向の頂点部、すなわち、前記平ラスにおける菱形網目が湾曲した形状の菱形網目状部の短径方向の頂点部が位置し、その頂点部は、短径方向に隣接する両方の菱形網目状部及び長径方向に隣接する両方の菱形網目状部の4つの菱形網目状部の頂点部を兼ねるX字状の溝底交差部を構成する。
(2-1) 溝状部の横断面形状(換言するならば、溝状部を構成する湾曲菱形網目状部に沿った溝状湾曲面の横断面形状)は、例えば、略円弧状、略楕円弧状、略正弦波状、略台形湾曲状、又は、略三角形湾曲状等の湾曲状であって、裏側に向かって溝幅が縮小するものとすることができる。
(2-2) また、溝状部の横断面形状は、溝幅方向において、菱形網目状部の短径方向の頂点部(溝状部の溝幅方向の中央位置)の両側部分が対称状をなすものであることが好ましく、例えば、溝状部の溝幅方向中央の両側部分が対称状をなす略円弧状、略楕円弧状、略正弦波状、略二等辺台形湾曲状又は略二等辺三角形湾曲状等の湾曲状であるものとすることができる。
(2-3) 各溝状部は、前記平ラスにおける菱形網目の短径方向における頂点部を中心として、長径方向長の例えば0.5乃至1.5倍部分が溝状に形成されたものとすることができる。好ましくは、長径方向長の0.6乃至1.2倍部分が溝状に形成されたものである。
(2-4) 各溝状部の溝幅は、前記平ラスにおける菱形網目の長径の長さの、例えば0.4乃至1.2倍であるものとすることができる。好ましくは0.6乃至1倍である。
(2-5) 溝状部は、溝長さ方向の全長にわたり、実質上一定横断面形状であることが好ましい。また、各溝状部の横断面形状は実質上同一であることが好ましい。
(2-6) 溝幅方向において間隔おきに並列状をなす隣接溝状部同士の間の部分は、前記平ラスと実質上同等であるものとすることができる。
(2-7) 隣接する溝状部の溝幅方向の間隔(隣接溝状部同士の間の部分の溝幅方向長さ)は、例えば前記平ラスにおける菱形網目の長径の長さの1倍以上とすることができる。隣接する溝状部同士の幅方向の間隔は、好ましくは前記平ラスにおける菱形網目の長径の長さの1.5倍以上であり、また、好ましくは前記平ラスにおける菱形網目の長径の長さの5倍以下である。
(2-8) 隣接する溝状部の中央部同士の溝幅方向の距離は、実質上一定であることが好ましい。
(2-9) 各溝状部の溝幅が実質上一定であり、且つ、全溝状部が互いに実質上同一溝幅である場合、隣接する溝状部同士の間の部分の幅方向長さは、実質上一定であるものとすることができる。
(2-10) 溝状部の溝底部の溝長さ方向に、菱形網目状部の短径方向長に対応する間隔おきに各X字状の溝底交差部が位置する。溝長さ方向におけるX字状の溝底交差部同士の間隔(溝底交差部の中心位置同士の間隔)は実質上一定であることが好ましい。
(3) 本発明のメタルラスは、例えば、菱形網目からなる平ラスに対し、本発明におけるメタルラスの溝状部に対応する凸条を備えた型(一般的には金型)と、その型に対応する溝状の凹部を備えた型(一般的には金型)を用いて曲げ加工を行って各溝状部を形成することにより製造することができる。平ラスの菱形網目のうち溝状部を形成する部分、特に溝状部の溝底部を構成する部分を型等で押圧することにより、溝底部のX字状の溝底交差部等の裏側に鋭利な角部(エッジ)が表れることが効果的に防がれる。
尤も、本発明のメタルラスの製造方法はこれに限るものではない。
(4) 本発明のメタルラスを、モルタル壁等の塗工体を形成するために用いる場合、必要に応じ防水紙等のシート状防水材が張設された、下地板等の固定対象に、メタルラスの裏側に突出する溝状部の溝底部に溝長さ方向に間隔おきに有するX字状の溝底交差部において固定することができる。これにより、メタルラスの溝状部を、短径方向に隣接する両菱形網目状部及び長径方向に隣接する両菱形網目状部の4つの菱形網目状部にわたり効果的且つ効率的に固定対象に固定することができる。
固定対象にメタルラスが固定された状態において、メタルラスの表側からモルタル等の塗工材を塗工することにより、固定対象の表側に、シート状防水材が張設されている場合はそのシート状防水材を介して、メタルラスの溝状部及びメタルラスの溝状部以外の部分である平ラス状部が塗工材による塗工層に埋設され、平ラス状部が塗工層の厚さ方向の途中に位置するモルタル壁等の塗工体が得られる。
C 溝底交差部
F 平ラス状部
G 溝状部
L メタルラス
M 菱形網目
Mb 溝中央菱形網目状部
Md 溝側方菱形網目状部
V 頂点部

Claims (8)

  1. 長径と短径の長さの比が10:6以上である菱形網目からなる平ラスが、裏側に突出する溝状部を間隔おきに並列状に有するように形成された形状のメタルラスであって、
    前記溝状部は、横断面において裏側に湾曲状に突出し、溝幅方向が前記菱形網目の長径方向で溝長さ方向が前記菱形網目の短径方向であり、前記溝幅方向の中央部である溝底部に前記菱形網目の短径方向の頂点部が位置することを特徴とするメタルラス。
  2. 上記溝状部の横断面形状が、裏側に向かって溝幅が縮小するものである請求項1記載のメタルラス。
  3. 上記溝状部の横断面形状が、溝幅方向において、中央部の両側部分が対称状をなす請求項1又は2記載のメタルラス。
  4. 上記溝状部が、上記平ラスにおける菱形網目の短径方向における頂点部を中心として、長径方向長の0.5乃至1.5倍部分が溝状に形成されたものである請求項1乃至3の何れか1項に記載のメタルラス。
  5. 上記溝状部の溝幅が、上記平ラスにおける菱形網目の長径の長さの0.4乃至1.2倍である請求項1乃至4の何れか1項に記載のメタルラス。
  6. 隣接する上記溝状部同士の溝幅方向の間隔が、上記平ラスにおける菱形網目の長径の長さの1倍以上である請求項1乃至5の何れか1項に記載のメタルラス。
  7. 請求項1乃至6の何れか1項に記載のメタルラスを、その裏側に突出する各溝状部の溝底部に溝長さ方向に間隔おきに有するX字状の溝底交差部において固定対象に固定し、
    前記固定対象に固定された前記メタルラスの表側から塗工材を塗工することにより、前記メタルラスの溝状部、及び、前記メタルラスの溝状部以外の部分である平ラス状部を、塗工材により埋設し、前記平ラス状部が厚さ方向の途中に位置する塗工層を得る工法。
  8. 請求項1乃至6の何れか1項に記載のメタルラスが、その裏側に突出する各溝状部の溝底部に溝長さ方向に間隔おきに有するX字状の溝底交差部において固定対象に固定され、
    前記固定対象に固定された前記メタルラスの溝状部、及び、前記メタルラスの溝状部以外の部分である平ラス状部が、塗工材により埋設され、前記平ラス状部が塗工層の厚さ方向の途中に位置する塗工体。
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