JP2014169544A - モルタル下地用ラス - Google Patents
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Abstract
【解決手段】一定間隔をあけて格子状に交差された縦線材2と横線材3とで成り、更に縦力骨20及び/又は横力骨30を付設して補強されたモルタル下地用ラスにおいて、縦力骨20及び/又は横力骨30が軸線方向に沿って一定のピッチで捻られている。
【選択図】図1
Description
前記モルタル下地用ラスとして、例えば下記特許文献1には、一定間隔をあけて格子状に交差された縦線材と横線材が、その各交差点が接合された構成が開示されている。また、下記特許文献2には、いわゆるエキスパンドメタルラスを採用した構成が開示されている。
前記各構成のモルタル下地用ラスは、横方向に一定の間隔をあけて多数配置された縦力骨と、当該縦力骨と直角な方向に一定の間隔をあけて多数配置された横力骨とが接合されて補強されている。前記縦力骨及び横力骨は、ラスを構成する縦・横線材やエキスパンドメタルの線径(例えば0.6〜1.0mm程度)に比して外径が1.2〜1.6mm程度と少し太径で構成されている。
しかし、度重なる地震や、近隣の道路を走行する自動車の振動等よってモルタルのひび割れや剥離が早期に発生することは避けなければならないので、そうしたひび割れや剥落を確実に且つ効果的に防止して、モルタル壁の健全性をより一層長期に亘って維持できる構成が望まれている。
例えば、縦力骨及び横力骨の強度を高める手段として、縦力骨及び横力骨の線径を従来の線径よりも太径(例えば2mm以上)にすると、それなりに撓み量が少なく、ある程度の塑性を発揮して、モルタル下地用ラスの強度及び剛性を高めることができる。
しかし、線径を、従来の線径よりも太径にすると、線材のコストがかかるし、現場で人力による切断が困難(通常人力で切断できる線径は、1.2〜1.6mm程度)であるから、切断機等を用いて切断する他なく、作業効率が低下する問題がある。また、単に線径を太径にしただけでは、モルタルへの付着力を高めるに至っていないため、モルタルのひび割れや剥離を確実に効果的に防止することはできない。
一定間隔をあけて格子状に交差された縦線材2と横線材3とで成るモルタル下地用ラスにおいて、
前記縦線材2及び/又は横線材3が捻られた構成であることを特徴とする。
一定間隔をあけて格子状に交差された縦線材2と横線材3とで成り、更に縦力骨20及び/又は横力骨30を付設して補強されたモルタル下地用ラスにおいて、
前記縦力骨20及び/又は横力骨20が捻られた構成であることを特徴とする。
一定間隔をあけて格子状に交差された縦線材2と横線材3とで成り、更に縦力骨20及び/又は横力骨30を付設して補強されたモルタル下地用ラスにおいて、
前記縦線材2及び/又は横線材3が捻られた構成であることを特徴とする。
一定間隔をあけて格子状に交差された縦線材2と横線材3とで成り、更に縦力骨20及び/又は横力骨30を付設して補強されたモルタル下地用ラスにおいて、
前記縦線材2及び/又は横線材3が捻られた構成であり、
更に、前記縦力骨20及び/又は横力骨30が捻られた構成であることを特徴とする。
縦力骨20及び/又は横力骨30を付設して補強されたエキスパンドメタル4で成るモルタル下地用ラスにおいて、
前記縦力骨20及び/又は横力骨30が捻られた構成であることを特徴とする。
先ず、図1に示したモルタル下地用ラス1は、縦・横方向に一例として150mm程度の等間隔をあけて直交する格子状配置に交差させた縦線材2と横線材3が、その各交点を溶接で接合されて網状に構成された、いわゆる溶接ラスに、縦力骨20と横力骨30を付設して補強した構成である。前記縦線材2と横線材3は、一例として0.6〜1.0mm程度に細い線材である。
前記縦力骨20は、前記ラスの正面側Aへ横方向に例えば120cm程度の間隔(縦線材のうち8本おき)をあけて多数配置されている。一方、横力骨30は、前記ラス網の背面側Bへ縦力骨20と直角な方向に例えば120cm程度の間隔(横線材のうち8本おき)をあけて多数配置されている。但し、前記縦力骨20及び横力骨30の本数は、モルタル下地用ラス1の強度を考慮して適宜変更可能である。
前記縦力骨20は横線材3と、前記横力骨30は縦線材2とそれぞれ溶接で接合されており、縦力骨20と横力骨30が交差する位置においても溶接で接合されている。
したがって、モルタルのひび割れや剥離を確実に且つ効果的に防止することができ、モルタル壁の健全性をより一層長期に亘って維持できる。線径が1.6mm程度の鋼棒は、種々のピッチで捻ることができるし、人力で容易に切断できるから、作業効率が低下する等の問題は一切ない。
なお、縦力骨20及び横力骨30の捻りピッチは、図示したピッチに限定されず、モルタル壁に必要な強度に応じて、種々設計変更可能である。
また、詳細に図示することは省略したが、前記縦力骨20及び横力骨30は、どちらか一方のみ設けて補強した構成、或いは縦力骨20と横力骨30を両方設けてどちらか一方のみを捻った構成で実施することもできる。
また、裏面に防水紙を貼り付けたモルタル下地用ラスにも同様に実施することができる。因みに、前記防水紙は、構造躯体へ固定したラスへモルタルを塗布してモルタル層を形成する場合、モルタルがラスの開口を通じて漏れ出ないようにするために設けるものである。
なお、詳細に図示することは省略したが、前記縦力骨20及び横力骨30は、どちらか一方のみ設けて補強した構成、或いは縦力骨20と横力骨30を両方設けてどちらか一方のみを捻って補強した構成で実施することもできる。また、前記縦線材2と横線材3も、どちらか一方のみ捻った構成で実施することもできる。更に、前記捻りのピッチは、モルタル壁に必要な強度に応じて、種々設計変更可能である。
なお、詳細に図示することは省略したが、前記縦力骨20と横力骨30はどちらか一方にのみ設けた構成で実施することもできる。また、前記縦線材2と横線材3も、どちらか一方のみ捻った構成で実施することもできる。更に、前記捻りのピッチは、モルタル壁に必要な強度に応じて、種々設計変更可能である。
上述した実施例1〜3のモルタル下地用ラス1と同様、前記縦力骨20は、前記ラスの正面側の横方向に、例えば120cm程度の間隔をあけて溶接により多数配置されている。一方、横力骨30は、前記ラス網の背面側に、縦力骨20と直角な方向に例えば120cm程度の間隔をあけて溶接により多数配置されている。
本実施例のモルタル下地用ラス13を構成する縦力骨20及び横力骨30も、外径が1.6mm程度であり、人力で切断が容易な線材で構成されている。
因みに、前記エキスパンドメタル4は、一例としてストランド幅が1.2mm程度、ストランド幅が0.7mm程度、横方向のメッシュ幅が32mm程度、縦方向のメッシュ幅が16mm程度で構成されており、既に広く一般的に実施されているものと基本的に変わるところはない。
なお、詳細に図示することは省略したが、前記縦力骨20及び横力骨30は、どちらか一方のみ設けて補強した構成、或いは縦力骨20と横力骨30を両方設けてどちらか一方のみを捻った構成で実施することもできる。また、前記捻りのピッチは、モルタル壁に必要な強度に応じて、種々設計変更可能である。
10 モルタル下地用ラス
11 モルタル下地用ラス
12 モルタル下地用ラス
13 モルタル下地用ラス
2 縦線材
20 縦力骨
3 横線材
30 横力骨
4 エキスパンドメタル
Claims (5)
- 一定間隔をあけて格子状に交差された縦線材と横線材とで成るモルタル下地用ラスにおいて、
前記縦線材及び/又は横線材が捻られた構成であることを特徴とする、モルタル下地用ラス。 - 一定間隔をあけて格子状に交差された縦線材と横線材とで成り、更に縦力骨及び/又は横力骨を付設して補強されたモルタル下地用ラスにおいて、
前記縦力骨及び/又は横力骨が捻られた構成であることを特徴とする、モルタル下地用ラス。 - 一定間隔をあけて格子状に交差された縦線材と横線材とで成り、更に縦力骨及び/又は横力骨を付設して補強されたモルタル下地用ラスにおいて、
前記縦線材及び/又は横線材が捻られた構成であることを特徴とする、モルタル下地用ラス。 - 一定間隔をあけて格子状に交差された縦線材と横線材とで成り、更に縦力骨及び/又は横力骨を付設して補強されたモルタル下地用ラスにおいて、
前記縦線材及び/又は横線材が捻られた構成であり、
更に、前記縦力骨及び/又は横力骨が捻られた構成であることを特徴とする、モルタル下地用ラス。 - 縦力骨及び/又は横力骨を付設して補強されたエキスパンドメタルで成るモルタル下地用ラスにおいて、
前記縦力骨及び/又は横力骨が捻られた構成であることを特徴とする、モルタル下地用ラス。
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JP2013040864A JP2014169544A (ja) | 2013-03-01 | 2013-03-01 | モルタル下地用ラス |
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JP2013040864A JP2014169544A (ja) | 2013-03-01 | 2013-03-01 | モルタル下地用ラス |
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JP2013040864A Pending JP2014169544A (ja) | 2013-03-01 | 2013-03-01 | モルタル下地用ラス |
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- 2013-03-01 JP JP2013040864A patent/JP2014169544A/ja active Pending
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