JP2020090782A - 伸縮目地 - Google Patents

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Abstract

【課題】施工時に確実に直線出しを行うことができ、かつ、外部雰囲気に対する耐性が強く、審美性の高い伸縮目地のキャップを提供する。【解決手段】伸縮目地の表面を覆う耐候性が高い高剛性のキャップであって、この伸縮目地の長手方向の幅に沿って延長した上面板部と、この上面部の側方から下方に延長し、前記伸縮目地を挟んだ一対の縦面板部と、このそれぞれの縦面板部から斜め下方に折り曲げ延長した拡開板部とからなる。拡開板部は、縦面部に対して45度の角度で折り曲げる。拡開板部には一定間隔ごとに透孔を設ける。拡開板部からさらに、水平方向、または鉛直方向に延長板部を設ける。【選択図】図1

Description

この発明は、特に屋外床版の伸縮目地に係り、精度が高く、かつ審美性に優れた構造の伸縮目地のキャップに関するものである。
従来から屋外でコンクリートやモルタル版を打設する場合には、これらの伸縮膨張によってひび割れが生じることを防止するために、一定間隔ごとに目地が形成され、この目地にはポリエチレンや発泡ポリスチレン等を主原料とする目地材が設けられるのが一般的である。そして、目地材の表面側には防水や審美性を目的として合成樹脂製のキャップが被せられる。このようなキャップは、各種の構造が開発されている。
特開昭59−96355号公報 特開昭59−177440号公報 特開昭62−68962号公報 特開昭64−58760号公報
これら公知技術は、いずれもキャップの素材として合成樹脂を採用しており、床版の伸縮に追随するため、床版に対する引っ掛かりを設けたりして、容易に抜け出さないことを考慮するなど、各種の構造が提案されている。しかしながら、いずれも合成樹脂素材を採用して軽量化を図っているが、長尺であるために容易に撓んでしまい、施工時の直線出しが困難であるという課題がある。また、合成樹脂素材であるために特に屋外に施工した場合には紫外線や大気中の酸などの影響を受けて劣化が早いという課題がある。
本発明では、このような従来の伸縮目地に適用するキャップを改良したもので、施工時に確実に直線出しを行うことができ、かつ、外部雰囲気に対する耐性が強く、審美性の高い伸縮目地のキャップを提供することを目的とするものである。
本発明の伸縮目地の表面を覆うキャップでは、上記目的を達成するための手段として、伸縮目地の長手方向の幅に沿って延長した上面板部と、この上面部の側方から下方に延長し、前記伸縮目地を挟んだ一対の縦面板部と、このそれぞれの縦面板部から斜め下方に折り曲げ延長した拡開板部とからなる構成を採用した。キャップ自身の作用効果は従来と変わるところはないが、斜め方向に折り曲げ延長した拡開板部によって、床版への定着性を確保しながら、掻き出し破壊を防止する。また、縦面板部が下方に延長しているため、伸縮目地の表面側が床版の伸縮膨張の影響を受けることを少なくする。また、キャップは耐候性が高い高剛性の材質としているので、従来のように容易に撓むことを防止することができる。
また、拡開板部の拡開角度は、縦面部に対して45度の角度で折り曲げている。この角度を設定することによって、拡開板部の先端部は床版表面から離れた距離に位置させることができ、その先端を起点とする掻き出し破壊をより確実に防止することができるという作用を奏する。さらに、拡開板部に一定間隔ごとに透孔を設けるという手段を採用することによって、床版を構成するモルタル、あるいはコンクリートを打設する際にこの透孔からモルタル、あるいはコンクリートが反対面まで回り込むため、充填性を向上することができる。なお、拡開板部の折り曲げ角度は厳密に45度である必要はなく、例示的な数値である。本発明に必要なことは、拡開板部が存在することによってキャップが掻き出し破壊を防止することと、拡開板部の裏側(下方側)までモルタル等が充填できるような角度であればこれらの角度の範囲は本発明が意図する範囲である。
さらにまた、拡開板部からさらに水平方向、または鉛直方向に延長板部を設けることによって、キャップのモルタル、あるいはコンクリートへの定着性を高める。
キャップの素材を耐候性の高い高剛性の材料のうち、特にステンレスの板で構成した場合には、防錆効果を期待することができるとともに、審美性を高めることができる。
そして、キャップの両端部を、拡開板部を一定長切除して上面板部と縦面板部だけとする手段によれば、キャップの端部同士を突き合せる場合に拡開板部が干渉することがないので、縦横方向の自由な設計に資することができる。
本発明によれば、比較的簡易な構成によって掻き出し破壊が生じることがない伸縮目地のキャップを提供することができた。また、材質としてステンレス板を採用した場合には防錆効果が高く、審美性の高いキャップとすることができた。
本発明の伸縮目地のキャップを示した斜視図。 別の実施形態を示す斜視図。 さらに別の実施形態を示す斜視図。 図3の実施形態の変形例を示す斜視図。 キャップ端部の変形例を示す斜視図。 図5の変形例を3通りに適用したところを示す平面図。
以下、本発明の実施形態を添付した図面に従って説明する。図1は本発明の伸縮目地に適用するキャップの斜視図であって、1は施工された伸縮目地で、モルタル、またはコンクリートの床版2・2間に設けられるものであり、基本的な構造は従来工法によるものである。3は本発明の実施形態を示したキャップであって、その構成は、表面が外部に露出する平面板部4と、この平面板部4の両側方から折り曲げて下方に延長した縦面板部5・5と、この縦面板部5・5からさらに斜め下方に折り曲げ延長した拡開板部6・6とからなっている。本実施形態では拡開板部6・6は縦面板部5・5に対して45度に折り曲げられている。ただし、45度に折り曲げた態様はこの実施例における一例である。本発明では折り曲げ角度は当該実施形態に限定されるものではないことは述べたとおりである。すなわち、縦面板部5からの折り曲げによって、拡開板部6が斜め下方に延長するものであれば本発明に含まれる。このように構成したのは、拡開板部6が存在せずに縦面板部5だけとすると、キャップ全体は何に対しても拘束されないので、床版の伸縮に追随できず容易に脱落するが、これを防止するために拡開板部6が設けられている。また、拡開板部6の延長方向を例えば水平方向、あるいはさらに折り曲げて鋭角方向に折り戻した場合には、拡開板部6と床版表面の距離が近くなるので、掻き出し破壊のきっかけになりやすくなる。したがって、これを防止するために拡開板部6の折り曲げ方向は縦面板部5の先端からさらに下方に対して設定する。なお、キャップ3の長さは伸縮目地の長さに従うことはいうまでもない。
次に、図2は図1のキャップの変形例であって、基本的な構成は図1と同じであるが、拡開板部6に複数の透孔7が設けられている。この透孔7は、床版を打設する際にモルタル、またはコンクリートが透孔7を透過して図面上鋭角部8に対するモルタル等の回り込みを向上させるために設けられる。透孔7の数は特に限定あるいは制限するものではないが、一般的には等間隔で設けられる。
図3は、拡開板部6の先端部からさらに鉛直方向に折り曲げて延長板部9を設けた変形例、図4は拡開板部6の先端部からさらに水平方向に折り曲げて延長板部10を設けた変形例を示している。図3および図4の形態は、いずれも床版への定着性をより向上させることを目的としており、図3のように延長板部9を鉛直方向に設ける形態では、その先端部がさらに床版表面から遠ざかることになるので、より掻き出し破壊を回避することが可能となる。
続いて、図5はキャップ3の端部の変形例を示したものであって、実際の施工により最適な構成を開示している。すなわち、図1に記載した実施形態のキャップ3において、端部側の拡開板部6を切除して、上面板部4と縦面板部5・5を残した形態としたものである。なお、この形態は一方側端部のみでも、両端部でも、用途によっていずれでもよい。この構成とすると、図6に示した3つの形態、すなわち、直線部のつなぎ合わせ(図6(a))の場合でも、コーナー部の突き合せ(図6(b))でも、交差部(図6(c))でも何れにも適用することができるので、長尺の伸縮目地や、目地の角部であっても、さらには伸縮目地が交差している部分でも広く適用することができる。
ところで、本実施形態に示したキャップは、鋼などの金属で構成する。ただし、金属であれば材質は特に限定するものではない。例えば、材質としてステンレスを採用した場合には曲げ強度に優れ、防錆効果を有しているので、施工後長く審美性の高い目地部分とすることができる。
1 伸縮目地
2 床版
3 キャップ
4 上面板部
5 縦面板部
6 拡開板部
7 透孔
8 鋭角部
9・10 延長板部

Claims (7)

  1. 伸縮目地の表面を覆う耐候性が高い高剛性のキャップであって、この伸縮目地の長手方向の幅に沿って延長した上面板部と、この上面部の側方から下方に延長し、前記伸縮目地を挟んだ一対の縦面板部と、このそれぞれの縦面板部から斜め下方に折り曲げ延長した拡開板部とからなることを特徴とする伸縮目地のキャップ。
  2. 拡開板部は、縦面部に対して45度の角度で折り曲げた請求項1記載の伸縮目地のキャップ。
  3. 拡開板部には、一定間隔ごとに透孔を設けた請求項1または2記載の伸縮目地のキャップ。
  4. 拡開板部からさらに、水平方向に延長板部を設けた請求項1〜3のいずれか記載の伸縮目地のキャップ。
  5. 拡開板部からさらに、鉛直方向に延長板部を設けた請求項1〜3のいずれか記載の伸縮目地のキャップ。
  6. キャップは、ステンレス板からなる請求項1〜5のいずれか記載の伸縮目地のキャップ。
  7. キャップの両端部は、拡開板部を一定長切除した請求項1〜6のいずれか記載の伸縮目地のキャップ。
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JP2021185942A (ja) * 2020-05-25 2021-12-13 株式会社ニューギン 遊技機
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