JP7333746B2 - 吸収性物品 - Google Patents
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Description
本発明の一実施形態である使い捨ておむつ1(以下、おむつ1ともいう)について、図1~図5を参照しつつ説明する。図1に示すように、本実施形態のおむつ1は、パンツ型の使い捨ておむつであり、吸収体33を有する吸収性本体3と、該吸収性本体3の非肌対向面側に配された外装体2とを備えている。おむつ1は、着用時に、着用者の腹側に配される腹側部Aと、着用者の背側に配される背側部Bとを有しており、腹側部Aにおける横方向Yの両端部と背側部Bにおける横方向Yの両端部とが接合されて一対のサイドシール部4,4が形成されている。また、この接合によって、ウエスト開口部5及び一対のレッグ開口部6が形成されている。おむつ1は、腹側部Aと背側部Bとの間に位置する、着用者の股間部に配される股下部Cを有している。
縦方向Xは、腹側部A及び背側部Bにおいて着用時の上下方向であるため、腹側部A及び背側部Bそれぞれにおいて、ウエスト開口部5側を上側又は上方、股下部C側を下側又は下方ともいう。
外装体2は、腹側又は背側シート部材における横方向Yの両端に、腹側シート部材2Aと背側シート部材2Bとの間が接合されていない細幅の領域、例えば10mm以下の領域を有していてもよく、その場合も、腹側部Aと背側部Bとが横方向Yの両端部において接合されている場合に含まれる。
他方、外装体2における伸縮領域Gの股下部側の領域には、複数本の弾性部材24が、外側固定領域27と本体側固定領域28との間に亘って配されており、それらの弾性部材24は、外側固定領域27と本体側固定領域28のそれぞれにおいてシート22,23間に固定されている一方、外側固定領域27と本体側固定領域28との間においては、シート22,23の何れにも固定されていない。
同様に、下部側伸縮領域G2,G2も、全ての接合部列R2について、縦方向Xにおける接合部26bの位置が略一致している。そして、複数本の弾性部材24それぞれが、複数の接合部列R2における各接合部26bどうし間の隙間を通って、横方向Yに延びている。それらの複数の弾性部材24も、何れも、外層シート22と内層シート23との間に配されている。以下、伸縮領域Gに形成された接合部26のうち下部側伸縮領域G2に形成された接合部を、第2接合部26bともいう。
〔ウエスト側伸縮領域又は下部側伸縮領域の接合強度の測定方法〕
おむつ1の伸縮領域Gにおけるウエスト側伸縮領域G1又は下部側伸縮領域G2から、縦方向Xに3cm、横方向Yに5cmの測定片を切り出す。この測定片の横方向Y全長(5cm)のうち、該測定片の横方向Yの一端から12.5mmの範囲について、手で内層シートと外層シートとを剥離させる。次いで、測定片における剥離させた外層シート及び内層シートのそれぞれを、引張試験機〔商品名 オートグラフAGS50A (株)島津製作所製〕の各チャックに固定する。この際、引張方向と測定片の長手方向(横方向Y)とを一致させ、チャック間距離を5mmとする。また、片方のチャックに、測定片において剥離させた内層シートを、その横方向Yの一端から10mmの位置で固定し、もう片方に、測定片において剥離させた外層シートを、その横方向Yの一端から10mmの位置で固定する。この固定状態で、測定片を180°方向に引っ張り、外層シート及び内層シートが完全に剥離するまで、即ち、手で剥離させなかった部分(横方向Y37.5mm分)を前記引張試験機により剥離させ、そのときの最大引張強度を測定する。前記引張試験機による引張速度は300mm/minとする。以上の測定を、ウエスト側伸縮領域G1又は下部側伸縮領域G2の各々についてN=5で行い、これらの平均値を各伸縮領域の接合強度とする。
〔第1接合部又は第2接合部の接合強度の測定方法〕
おむつ1の伸縮領域Gにおけるウエスト側伸縮領域G1又は下部側伸縮領域G2から、接合強度を測定したい第1接合部又は第2接合部を少なくとも1つ含むように、縦方向Xに3cm、横方向Yに5cmの試験片を切り出す。この試験片に、第1接合部又は第2接合部が複数含まれている場合、第1接合部又は第2接合部を1つ残し、それ以外の接合部を全て剥離させる。この第1接合部又は第2接合部を1つのみ残し、他の接合部を全て剥離させた測定片について、チャックの固定位置を、測定対象の接合部から横方向Yに2.5mm離した位置とした点以外は、前述の〔ウエスト側伸縮領域又は下部側伸縮領域の接合強度の測定方法〕と同様の方法によって、接合部における内層シートと外層シートとを剥離させ、接合強度を測定する。
〔接合部の断面における融着面積の測定方法〕
接合強度を測定したい第1接合部又は第2接合部を1つのみ含む領域を、おむつ1の外装体を縦方向X及び横方向Yにカットして切り出し、これを測定片とする。次いで、測定片の縦方向Xに沿う断面を、走査電子顕微鏡(例えば、日本電子製、JSM-IT100)を用いて拡大観察する。観察時の倍率は、100~200倍の倍率に設定する。この観察視野において、接合部は、繊維形態が喪失され溶融状態(フィルム化)となった部分として観察される。一方、接合部以外の部分は、繊維形態が維持された部分として観察される。次いで、前記の観察視野の画像を基に、溶融状態となった部分の輪郭を特定し、さらに該輪郭で囲まれた領域の面積を測定する。この測定を、ウエスト側伸縮領域G1又は下部側伸縮領域G2における任意の接合部3個について行い、これらの平均値を縦方向Xに沿う断面における融着面積とする。これと同様の方法によって、測定片の横方向Yに沿う断面における融着面積も測定する。そして、縦方向Xに沿う断面における融着面積と、測定片の横方向Yに沿う断面における融着面積との合計を、接合部の断面における融着面積とする。
〔接合部におけるホットメルト接着剤の染みこみ深さの測定方法〕
前述の〔接合部の断面における融着面積の測定方法〕と同様の方法によって切り出した接合部の断面が現れた測定片を作製する。次いで、前記測定片における接合部の断面の拡大画像を、KEYENCE社製のマイクロスコープVHX1000を用いて倍率200倍にて撮影し、その観察視野の画像を得る。前記観察視野において、ホットメルト接着剤が染み込んだ部分は透明に光った部分として観察されるので、当該部分の輪郭を特定し、さらに該輪郭で囲まれた領域の面積を測定する。この測定を、ウエスト側伸縮領域G1又は下部側伸縮領域G2における任意の接合部5個について行い、これらの平均値を接合部におけるホットメルト接着剤の染みこみ深さとする。
接着剤としては、スチレン系(SIS、SBS、SEBS)、又はポリオレフィン系のホットメルト接着剤等が挙げられる。特に感圧型のSIS系ホットメルト接着剤が弾性部材の抜けや染み出しの観点から好ましい。
肌への追従性をより向上させる観点から、横方向Yにおける接合部26のピッチP1,P3〔図4(a)参照〕は、好ましくは2mm以上、より好ましくは4mm以上であり、また好ましくは12mm以下、より好ましくは10mm以下であり、また好ましくは2mm以上12mm以下、より好ましくは4mm以上10mm以下である。横方向Yにおける接合部26のピッチは、横方向Yに隣り合う第1接合部26aの同方向Yにおける中央部どうし間の距離、又は横方向Yに隣り合う第2接合部26bの同方向Yにおける中央部どうし間の距離である。
上記と同様の観点から、縦方向Xにおける接合部26のピッチP2,P4〔図4(a)参照〕は、好ましくは1mm以上、より好ましくは2mm以上であり、また好ましくは12mm以下、より好ましくは10mm以下であり、また好ましくは1mm以上12mm以下、より好ましくは2mm以上10mm以下である。縦方向Xにおける接合部26のピッチは、縦方向Xに隣り合う第1接合部26aの同方向Xにおける中央部どうし間の距離、又は縦方向Xに隣り合う第1接合部26aの同方向Xにおける中央部どうし間の距離である。
第4実施形態において、ウエスト側伸縮領域G1は、下部側伸縮領域G2に比して、接合部26の縦方向Xの長さが短い。本実施形態の第1接合部26aは、第2接合部26bと幅が同じであるが、縦方向Xの長さが第2接合部26bよりも短い。接合部の幅は、接合部の横方向Yの長さである。これにより、第1接合部26aの1個当たりの面積が、第2接合部26bの1個当たりの面積よりも小さい。
第1接合部26aの縦方向Xの長さL1〔図4(a)参照〕は、第2接合部26bの縦方向Xの長さL3〔図4(a)参照〕に対して好ましくは5%以上、より好ましくは10%以上であり、また好ましくは100%以下、より好ましくは95%以下であり、また好ましくは5%以上100%以下、より好ましくは10%以上95%以下である。
第1接合部26aの幅W1〔図4(a)参照〕は、第2接合部26bの幅W3〔図4(a)参照〕に対して好ましくは5%以上、より好ましくは10%以上であり、また好ましくは100%以下、より好ましくは95%以下であり、また好ましくは5%以上100%以下、より好ましくは10%以上95%以下である。
接合部26の幅W1,W3〔図4(a)参照〕は、好ましくは0.1mm以上、より好ましくは0.5mm以上であり、また好ましくは4mm以下、より好ましくは3mm以下であり、また好ましくは0.1mm以上4mm以下、より好ましくは0.5mm以上3mm以下である。接合部26の縦方向Xの長さL1,L3〔図4(a)参照〕は、好ましくは0.5mm以上、より好ましくは1mm以上であり、また好ましくは10mm以下、より好ましくは8mm以下であり、また好ましくは0.5mm以上10mm以下、より好ましくは1mm以上8mm以下である。
構成(1):内層シート23及び該内層シート23よりも肌対向面側の外装体2を構成するシートの一方又は双方が、外層シート22に比して親水度が高い。
構成(2):外層シート22及び内層シート23は、柔軟剤の含有量が互いに異なっている。
構成(3):内層シート23は、外層シート22に比して摩擦係数の平均偏差が高い。
構成(4):内層シート23は、外層シート22に比して繊維密度が高い。
柔軟剤の含有量(%)={(WT0-WT1)/WT1}×100
川端季雄著、「風合い評価の標準化と解析」、第2版、社団法人日本繊維機会学会風合い計量と規格化研究委員会、昭和55年7月10日発行
外装体2を形成する各シートから20cm×20cmの試験片を取り出す。このサイズの試験片が取り出せないときには、適宜試験片のサイズを変更してもよい。試験片を、平滑な金属平面の試験台に取りつける。接触子を49cNの力で接触面を試験片に圧着し、試験片を0.1cm/secの一定速度で水平に2cm移動させる。試験片には7.3cN/cmの一軸張力が与えられる。接触子は、0.5mm径のピアノ線を20本並べ幅10mmでU字状に曲げたものである。接触子は、重錘によって49cNの力で接触面を試験片に圧着させている。摩擦係数の平均偏差の測定値はMMD値で表される。この測定をMD及びCDともに行いMMDMD及びMMDCDを求め、次式から平均値を出し、これを摩擦係数の平均偏差MMDとする。MD、CDどちらか片方しかサンプルの試験片が取り出せない場合は、片方のみの値を摩擦係数の平均偏差MMDとする。
摩擦係数の平均偏差MMD={(MMDMD 2+MMDCD 2)/2}1/2
前記の剥離をより容易にする観点から、内層シート23のMMDは、外層シート22のMMDに対して好ましくは10%以上、より好ましくは20%以上であり、また好ましくは95%以下、より好ましくは90%以下であり、また好ましくは10%以上95%以下、より好ましくは20%以上90%以下である。上記と同様の観点から、内層シート23のMMDは、好ましくは0.001以上、より好ましくは0.002以上であり、また好ましくは0.012以下、より好ましくは0.010以下であり、また好ましくは0.001以上0.012以下、より好ましくは0.002以上0.010以下である。上記と同様の観点から、外層シート22のMMDは、好ましくは0.002以上、より好ましくは0.003以上であり、また好ましくは0.015以下、より好ましくは0.012以下であり、また好ましくは0.002以上0.015以下、より好ましくは0.003以上0.012以下である。
また、外装体は、腹側シート部材2Aと背側シート部材2Bとに分割されていないものであってもよい。例えば、外装体は、外層シート22及び内層シート23それぞれが、腹側部A、股下部C及び背側部Bに亘って連続する一枚のシートからなるものであってもよいし、外層シート22が、腹側部A、股下部C及び背側部Bに亘って連続する一枚のシートからなる一方、内層シート23が、腹側部A及び背側部Bの何れか一方のみに配されているものであってもよい。
また、本発明の吸収性物品は、腹側部A及び背側部Bの両方に、ウエスト側伸縮領域G1及び下部側伸縮領域G2を有するものに代えて、腹側部A及び背側部Bの何れか一方のみに、ウエスト側伸縮領域G1及び下部側伸縮領域G2の一方又は双方を有するものであってもよい。
また、本発明の吸収性物品は、外層シート22及び内層シート23の一方又は双方が、ウエスト開口部5の周縁部51に沿って内層シート23の肌対向面側に折り返された、折り返し部分を有していてもよく、該折り返し部分を有していなくともよい。
<1>
吸収体を有する吸収性本体と、該吸収性本体の非肌対向面側に配された外装体とを備え、着用者の腹側に配される腹側部と、着用者の背側に配される背側部と、該腹側部及び該背側部の間に位置する股下部とを有し、該腹側部から該股下部を介して該背側部に延びる方向に対応する縦方向及び該縦方向と直交する横方向を有する吸収性物品であって、
前記外装体は、前記吸収性物品の外面を形成する非肌対向面側の外層シートと、該外層シートの肌対向面側に配された内層シートと、前記外層シートと前記内層シートとの間に複数の弾性部材とを有しており、さらに前記吸収性本体の前記縦方向両端それぞれの外方に形成された伸縮領域に、ウエスト側伸縮領域と、該ウエスト側伸縮領域よりも前記股下部側に形成された下部側伸縮領域とを有しており、
前記外装体は、前記外層シートと前記内層シートとの間が、前記横方向に間欠的に形成された接合部において接合されており、前記横方向における前記接合部間に前記外層シートと前記内層シートとが前記縦方向に連続して接合されていない非接合部を有しており、
前記外層シートが、前記弾性部材の収縮により、非肌対向面側に膨らむように変形して、前記縦方向に沿う襞が複数形成されるようになされており、
前記ウエスト側伸縮領域は、前記下部側伸縮領域に比して、単位面積当たりの接合強度が低い、吸収性物品。
前記下部側伸縮領域の単位面積当たりの接合強度に対する前記ウエスト側伸縮領域の単位面積当たりの接合強度の比が0.1倍以上0.95倍以下であり、好ましくは0.2倍以上0.9倍以下である、前記<1>に記載の吸収性物品。
<3>
前記ウエスト側伸縮領域の接合強度が0.05N/30mm以上1.8N/30mm以下であり、好ましくは0.1N/30mm以上1.5N/30mm以下である、前記<2>に記載の吸収性物品。
<4>
前記下部側伸縮領域の接合強度が0.4N/30mm以上3.0N/30mm以下であり、好ましくは0.6N/30mm以上2.5N/30mm以下である、前記<2>又は<3>に記載の吸収性物品。
<5>
前記下部側伸縮領域における複数の接合部のうち、1の接合部の接合強度をaとし、前記ウエスト側伸縮領域における複数の接合部のうち、1の接合部の接合強度をbとしたとき、aに対するbの比(b/a)が0.1倍以上0.95倍以下であり、好ましくは0.2倍以上0.9倍以下である、前記<1>~<4>の何れか1に記載の吸収性物品。
<6>
前記ウエスト側伸縮領域における複数の接合部のうち、1の接合部の接合強度が0.01N以上0.36N以下であり、好ましくは0.02N以上0.3N以下である、前記<5>に記載の吸収性物品。
<7>
前記下部側伸縮領域における複数の接合部のうち、1の接合部の接合強度が0.05N以上0.6N以下であり、好ましくは0.075N以上0.5N以下である、前記<5>又は<6>に記載の吸収性物品。
<8>
前記接合部は、前記弾性部材と重なっていない、前記<1>~<7>の何れか1に記載の吸収性物品。
<9>
前記ウエスト側伸縮領域の単位面積当たりの接合面積は、前記下部側伸縮領域の単位面積当たりの接合面積に比して小さい、前記<1>~<9>の何れか1に記載の吸収性物品。
<10>
前記ウエスト側伸縮領域は、前記下部側伸縮領域に比して、単位面積当たりの前記接合部の数が少ない、前記<1>~<9>の何れか1に記載の吸収性物品。
前記下部側伸縮領域における単位面積当たりの前記接合部の数をcとし、前記ウエスト側伸縮領域における単位面積当たりの前記接合部の数をdとしたとき、cに対するdの比率(d/c)が、5%以上95%以下であり、好ましくは10%以上90%以下である、前記<10>に記載の吸収性物品。
<12>
前記ウエスト側伸縮領域は、前記下部側伸縮領域に比して、前記接合部の幅が短い、前記<1>~<11>の何れか1に記載の吸収性物品。
<13>
前記下部側伸縮領域における前記接合部の幅に対する、前記ウエスト側伸縮領域における前記接合部の幅の比率が、5%以上100%以下であり、好ましくは10%以上95%以下である、前記<12>に記載の吸収性物品。
<14>
前記接合部の幅が0.1mm以上4mm以下である、前記<12>又は<13>に記載の吸収性物品。
<15>
前記横方向における前記接合部のピッチが2mm以上12mm以下、好ましくは4mm以上10mm以下である、前記<1>~<14>の何れか1に記載の吸収性物品。
<16>
前記ウエスト側伸縮領域は、前記下部側伸縮領域に比して、前記接合部の前記縦方向の長さが短い、前記<1>~<15>の何れか1に記載の吸収性物品。
<17>
前記接合部が前記縦方向に間欠的に形成されている、前記<1>~<16>の何れか1に記載の吸収性物品。
<18>
前記接合部が前記縦方向に連続して形成されている、前記<1>~<15>の何れか1に記載の吸収性物品。
<19>
前記接合部が融着により形成されている、前記<1>~<18>の何れか1に記載の吸収性物品。
<20>
前記ウエスト側伸縮領域は、前記下部側伸縮領域に比して、前記接合部の断面における融着面積が小さい、前記<19>に記載の吸収性物品。
前記下部側伸縮領域の前記接合部の断面における融着面積に対する、前記ウエスト側伸縮領域の前記接合部の断面における融着面積の比率が、5%以上95%以下であり、好ましくは10%以上90%以下である、前記<19>又は<20>に記載の吸収性物品。
<22>
前記外層シート及び前記内層シートは、芯鞘型複合繊維を含んでおり、該芯鞘型複合繊維における鞘成分と芯成分とが互いに異なっている、前記<19>~<21>の何れか1に記載の吸収性物品。
<23>
前記接合部がホットメルト接着剤により形成されている、前記<1>~<18>の何れか1に記載の吸収性物品。
<24>
前記ウエスト側伸縮領域は、前記下部側伸縮領域に比して、前記接合部における前記ホットメルト接着剤の染みこみ深さが浅い、前記<23>に記載の吸収性物品。
<25>
前記下部側伸縮領域の前記接合部における前記ホットメルト接着剤の染みこみ深さに対する、前記ウエスト側伸縮領域の前記接合部における前記ホットメルト接着剤の染みこみ深さの比率が、5%以上95%以下であり、好ましくは10%以上90%以下である、前記<24>に記載の吸収性物品。
<26>
前記外装体は、前記内層シート及び該内層シートよりも肌対向面側の該外装体を構成するシートの一方又は双方が、前記外層シートに比して親水度が高い、前記<1>~<25>の何れか1に記載の吸収性物品。
<27>
前記内層シート及び該内層シートよりも肌対向面側の該外装体を構成するシートの一方又は双方は、水との接触角が50度以上130度以下であり、好ましくは70度以上120度以下である、前記<26>に記載の吸収性物品。
<28>
前記外層シートの水との接触角は90度以上、好ましくは110度以上180度以下である、前記<26>又は<27>に記載の吸収性物品。
<29>
前記外層シート及び前記内層シートの少なくとも一方が、セルロース系繊維を含有している、前記<26>~<28>の何れか1に記載の吸収性物品。
<30>
前記内層シート及び該内層シートよりも肌対向面側の該外装体を構成するシートの一方又は双方におけるセルロース系繊維の含有量が、前記外層シートにおけるセルロース系繊維の含有量よりも多い、前記<26>~<28>の何れか1に記載の吸収性物品。
前記内層シートにおけるセルロース系繊維の含有量が5質量%以上、好ましくは10質量%以上であり、また100質量%以下、好ましくは80質量%以下であり、また5質量%以上100質量%以下、好ましくは10質量%以上80質量%以下である、前記<29>又は<30>に記載の吸収性物品。
<32>
前記外層シートにおけるセルロース系繊維の含有量が0質量%以上、好ましくは5質量%以上であり、また50質量%以下、好ましくは40質量%以下であり、また0質量%以上50質量%以下、好ましくは5質量%以上40質量%以下である、前記<29>~<31>の何れか1に記載の吸収性物品。
<33>
前記外層シート及び前記内層シートは、柔軟剤の含有量が互いに異なっている、前記<1>~<32>の何れか1に記載の吸収性物品。
<34>
前記内層シートにおける前記柔軟剤の含有量が、0.01質量%以上7質量%以下、好ましくは0.05質量%以上5質量%以下である、前記<33>に記載の吸収性物品。
<35>
前記内層シートにおける前記柔軟剤の含有量が、0.005質量%以上6質量%以下、好ましくは0.01質量%以上4質量%以下である、前記<33>又は<34>に記載の吸収性物品。
<36>
前記内層シートは、前記外層シートに比して摩擦係数の平均偏差が高い、前記<1>~<35>の何れか1に記載の吸収性物品。
<37>
前記内層シートは、前記外層シートに比して繊維密度が高い、前記<1>~<36>の何れか1に記載の吸収性物品。
<38>
前記外層シートの繊維密度に対する、前記内層シートの繊維密度の比率が、10%以上90%以下であり、20%以上80%以下である、前記<37>に記載の吸収性物品。
<39>
前記内層シートはスパンボンド不織布であり、前記外層シートはエアスルー不織布である、前記<1>~<38>の何れか1に記載の吸収性物品。
<40>
前記縦方向における前記弾性部材のピッチが3mm以上12mm以下であり、好ましくは4mm以上10mm以下である、前記<1>~<39>の何れか1に記載の吸収性物品。
2 外装体
2A 腹側シート部材
2B 背側シート部材
22 外層シート
23 内層シート
24 弾性部材
26 接合部
26a 第1接合部
26b 第2接合部
27 外側固定領域
28 本体側固定領域
29 襞
3 吸収性本体
31 表面シート
32 裏面シート
33 吸収体
34 立体ガード形成用シート
35 弾性部材
4 サイドシール部
5 ウエスト開口部
6 レッグ開口部
A 腹側部
B 背側部
C 股下部
D 胴回り部
G1 ウエスト側伸縮領域
G2 下部側伸縮領域
X 縦方向
Y 横方向
Claims (16)
- 吸収体を有する吸収性本体と、該吸収性本体の非肌対向面側に配された外装体とを備え、着用者の腹側に配される腹側部と、着用者の背側に配される背側部と、該腹側部及び該背側部の間に位置する股下部とを有し、該腹側部から該股下部を介して該背側部に延びる方向に対応する縦方向及び該縦方向と直交する横方向を有する吸収性物品であって、
前記外装体は、前記吸収性物品の外面を形成する非肌対向面側の外層シートと、該外層シートの肌対向面側に配された内層シートと、前記外層シートと前記内層シートとの間に複数の弾性部材とを有しており、さらに前記吸収性本体の前記縦方向両端それぞれの外方に形成された伸縮領域に、ウエスト側伸縮領域と、該ウエスト側伸縮領域よりも前記股下部側に形成された下部側伸縮領域とを有しており、
前記外装体は、前記外層シートと前記内層シートとの間が、前記横方向に間欠的に形成された接合部において接合されており、前記横方向における前記接合部間に前記外層シートと前記内層シートとが前記縦方向に連続して接合されていない非接合部を有しており、
前記外層シートが、前記弾性部材の収縮により、非肌対向面側に膨らむように変形して、前記縦方向に沿う襞が複数形成されるようになされており、
前記ウエスト側伸縮領域は、前記下部側伸縮領域に比して、単位面積当たりの接合強度が低く、
前記接合部がホットメルト接着剤により形成されており、
前記ウエスト側伸縮領域は、前記下部側伸縮領域に比して、前記接合部における前記ホットメルト接着剤の染みこみ深さが浅い、吸収性物品。 - 前記接合部が前記縦方向に間欠的に形成されている、請求項1に記載の吸収性物品。
- 前記接合部は、前記弾性部材と重なっていない、請求項2に記載の吸収性物品。
- 前記ウエスト側伸縮領域の単位面積当たりの接合面積は、前記下部側伸縮領域の単位面積当たりの接合面積に比して小さい、請求項1~3の何れか1項に記載の吸収性物品。
- 前記ウエスト側伸縮領域は、前記下部側伸縮領域に比して、単位面積当たりの前記接合部の数が少ない、請求項4に記載の吸収性物品。
- 前記ウエスト側伸縮領域は、前記下部側伸縮領域に比して、前記接合部の前記縦方向の長さが短い、請求項1~5の何れか1項に記載の吸収性物品。
- 前記ウエスト側伸縮領域は、前記下部側伸縮領域に比して、前記接合部の幅が短い、請求項1~6の何れか1項に記載の吸収性物品。
- 前記接合部が前記縦方向に連続して形成されている、請求項1に記載の吸収性物品。
- 前記接合部が融着により形成されている、請求項1~8の何れか1項に記載の吸収性物品。
- 前記ウエスト側伸縮領域は、前記下部側伸縮領域に比して、前記接合部の断面における融着面積が小さい、請求項9に記載の吸収性物品。
- 前記外装体は、前記内層シート及び該内層シートよりも肌対向面側の該外装体を構成するシートの一方又は双方が、前記外層シートに比して親水度が高い、請求項1~10の何れか1項に記載の吸収性物品。
- 前記外層シート及び前記内層シートの少なくとも一方が、セルロース系繊維を含有している、請求項11に記載の吸収性物品。
- 前記外層シート及び前記内層シートは、柔軟剤の含有量が互いに異なっている、請求項1~12の何れか1項に記載の吸収性物品。
- 前記内層シートは、前記外層シートに比して摩擦係数の平均偏差が高い、請求項1~13の何れか1項に記載の吸収性物品。
- 前記内層シートは、前記外層シートに比して繊維密度が高い、請求項1~14の何れか1項に記載の吸収性物品。
- 前記内層シートはスパンボンド不織布であり、前記外層シートはエアスルー不織布である、請求項1~15の何れか1項に記載の吸収性物品。
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