JP7332450B2 - スイッチ装置、及び操作装置 - Google Patents
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Description
また、上記構成のスイッチ装置と、前記2以上の静電検出部の検出結果に基づいて前記操作ノブの前記回転操作の機能の切り替えを行なう切替処理部を備えた制御部と、を有する、操作装置であってもよい。
本発明の実施の形態に係るスイッチ装置1は、本体部80に支持され、本体部80から操作側に向かう操作軸AXに対して傾倒操作、及び、操作軸AXの回りの回転操作が可能な操作ノブ10を備えたスイッチ装置であって、操作ノブ10は、操作軸AXの方向に2以上の静電検出部を有する構成とされている。
図1に示すように、操作ノブ10は、本体部80に支持された状態で操作軸AXに対して、操作ノブ全体を左右方向T1に傾倒操作、また、上下方向T2に傾倒操作をすることができる。この傾倒操作は、図1に示すように、操作ノブ10の中心線CLが、初期状態において、操作軸AXに一致し、傾倒操作後に傾倒操作力を解除することにより、操作ノブ10が操作軸AXに一致するように自動復帰するモーメンタリ動作とすることができる。また、この傾倒操作は、上下左右以外の方向に操作可能としてもよい。
図1に示すように、操作ノブ10は、本体部80に支持された状態で操作軸AXの回りの回転方向R1に、操作ノブ全体が回転操作可能とされている。操作軸AXの回りの回転方向R1は、時計方向又は反時計方向の一方向、又は、両方向可能とすることができる。
図1、図2(b)、(c)に示すように、操作ノブ10は、その一部において、操作軸AXに対して略直交する方向にプッシュ操作部を有する。本実施の形態では、操作ノブ10には、操作軸AXを挟んで対向する2か所に、プッシュ操作部31、32が設けられている。2か所のプッシュ操作部31、32は、いずれか1のプッシュ操作(P1又はP2方向)で機能実行を可能とすることができ、また、2か所のプッシュ操作(P1及びP2方向)で機能実行を可能とすることもできる。
図1、図2(a)、(b)、(c)に示すように、操作ノブ10は、その一部に、操作軸AXに対して略直交するダイヤル回転軸DXの回りの回転ダイヤル50が配置されている。回転ダイヤル50は、図1に示すダイヤル回転軸DXの回りの回転方向R2に、ダイヤル回転が可能とされている。ダイヤル回転の回転方向R2は、時計方向又は反時計方向の一方向、又は、両方向可能とすることができる。
図1、図2(a)、(b)に示すように、操作ノブ10は、回転ダイヤル50の中央部に、トラックボール又はジョグダイヤルを備える。本実施の形態では、操作ノブ10には、トラックボール60が設けられている。トラックボール60は、例えば、図1に示す回転方向R3に対して、回転操作が可能とされている。トラックボール回転の回転方向R3は、一方向のみではなく任意の方向にすることが可能である。
図3は、本発明の実施の形態に係るスイッチ装置1、操作装置100の構成ブロック図である。操作装置100は、上記したスイッチ装置1と、2以上の静電検出部20(21、22、23)の検出結果に基づいて操作ノブ10の回転操作の機能の切り替えを行なう切替処理部72を備えた制御部70と、を有して構成されている。
図4は、本発明の実施の形態に係るスイッチ装置、操作装置の動作を説明するためのフローチャートである。
制御部70は、切替処理部72により、静電検出部21へのタッチを検出したかどうかを検出する。静電検出部21へのタッチを検出した場合はStep2へ進み(Step1:Yes)、静電検出部21へのタッチを検出しない場合はStep3へ進む(Step1:No)。
制御部70は、回転検出部17の出力に基づいて、機能1を実行することができる。この機能1を実行するための操作情報Snを外部に出力することができる。
制御部70は、切替処理部72により、静電検出部22、23へのタッチを検出したかどうかを検出する。静電検出部22、23へのタッチを検出した場合はStep4へ進み(Step3:Yes)、静電検出部22、23へのタッチを検出しない場合はStep1へ戻る(Step3:No)。
制御部70は、回転検出部17の出力に基づいて、機能2を実行することができる。この機能2を実行するための操作情報Snを外部に出力することができる。機能2は、Step2で実行させる機能1とは異なる機能とすることができる。これにより、静電検出部21を摘んで(把持して)操作ノブ10を回転操作する場合と、操作者が静電検出部22、23を摘んで(把持して)操作ノブ10を回転操作する場合とで、回転操作により実行される機能を異なるものとすることができる。
本発明の実施の形態に係るスイッチ装置1、操作装置100は、車両90へ適用することができる。図5(a)は、本発明の実施の形態に係るスイッチ装置、操作装置が車両のインストルメントパネル、センターコンソールに装着された状態を示す車両の運転席からインストルメントパネル付近を見た正面図であり、図5(b)は、本発明の実施の形態に係るスイッチ装置、操作装置が車両のステアリングコラム、運転席シートに装着された状態を示す車両の運転席付近を見た正面図である。
上記示した本発明の実施の形態によれば以下のような効果を有する。
(1)本発明の実施の形態に係るスイッチ装置1、操作装置100は、本体部80に支持され、本体部80から操作側に向かう操作軸AXに対して傾倒操作、及び、操作軸AXの回りの回転操作が可能な操作ノブ10を備えたスイッチ装置であって、操作ノブ10は、操作軸AXの方向に2以上の静電検出部21、22を有する構成とされている。操作ノブ10には、傾倒操作、回転操作の他に、プッシュ操作、回転ダイヤル操作、トラックボール又はジョグダイヤル操作が可能とされている。これにより、1つのスイッチ装置でマルチ操作が可能となる。
(2)1つのスイッチ装置でマルチ操作が可能であるので、各スイッチを1カ所に集約して省スペース化が可能となる。
(3)1カ所に集約することにより、見て探して、また、持ち替えてという迷い操作がなくなるという効果を有する。
(4)機能が1カ所で完結するので、操作自体が判りやすくなる。
(5)車両に適用した場合に、車室内のシンボリック/アイコン効果が発揮される。
(6)マルチ操作デバイスとして、車両への適用例で示したヒータコントロール以外にも、種々の機器、装置への適用が可能である。
Claims (6)
- 本体部に支持され、前記本体部から操作側に向かう操作軸に対して傾倒操作、及び、前記操作軸の回りの回転操作が可能な操作ノブを備えたスイッチ装置であって、
前記操作ノブは、前記操作軸の方向に2以上の静電検出部を有し、そのうちの前記本体部に近い一方が前記操作ノブの周方向に分割されて静電検出可能な複数のタッチ電極で構成された、スイッチ装置。 - 前記操作ノブは、その一部において、前記操作軸に対して略直交する方向にプッシュ操作部を有する、請求項1に記載のスイッチ装置。
- 前記プッシュ操作部は、前記操作軸を挟んで対称に配置されている、請求項2に記載のスイッチ装置。
- 前記操作ノブは、その一部に、前記操作軸に対して略直交する回転軸の回りの回転ダイヤルが配置されている、請求項1から3のいずれか1項に記載のスイッチ装置。
- 前記回転ダイヤルの中央部には、トラックボール又はジョグダイヤルを備える、請求項4に記載のスイッチ装置。
- 請求項1から5のいずれか1項に記載のスイッチ装置と、
前記2以上の静電検出部の検出結果に基づいて前記操作ノブの前記回転操作の機能の切り替えを行なう切替処理部を備えた制御部と、
を有する、操作装置。
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