JP2007186198A - 車載装置制御システム - Google Patents
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Abstract
【課題】ステアリングホイールが回転することでロッドや操作面等の操作手段の姿勢(回転位置)が変わっても、操作手段を操作した乗員の操作感覚に車載装置の制御を適合させることができ、操作手段の誤操作を防止若しくは軽減できる車載装置制御システムを得る。
【解決手段】コントローラ810の演算部820で生成された操作ロッド816の傾斜方向に対応した傾斜信号が、ステアリングホイール16の回転角度θに対応した回転位置検出信号Rに基づき一種の座標変換が行なわれ、これにより、コントローラ810を基準とした傾斜信号が乗員を基準とした補正傾斜信号となり、この補正傾斜信号に基づいて地図データの移動処理が行なわれる。このため、ステアリングホイール16と共にコントローラ810が回転した状態で操作ロッド816を操作しても、乗員を基準として地図データを移動させることができる。
【選択図】図11
【解決手段】コントローラ810の演算部820で生成された操作ロッド816の傾斜方向に対応した傾斜信号が、ステアリングホイール16の回転角度θに対応した回転位置検出信号Rに基づき一種の座標変換が行なわれ、これにより、コントローラ810を基準とした傾斜信号が乗員を基準とした補正傾斜信号となり、この補正傾斜信号に基づいて地図データの移動処理が行なわれる。このため、ステアリングホイール16と共にコントローラ810が回転した状態で操作ロッド816を操作しても、乗員を基準として地図データを移動させることができる。
【選択図】図11
Description
本発明は、ステアリングホイール若しくはその近傍でステアリングホイールに一体的に設けられたスイッチ等の操作手段で車両に搭載された車載装置を制御するための車載装置制御システムに関する。
近年、車両には、コンピュータ等の制御手段によって車両の速度を自動制御するクルーズコントロール装置や車両の現在位置等をモニタ画面に表示するナビゲーション装置等の各種装置が搭載されている。
このような各種装置にはコントローラやスイッチ等が設けられており、コントローラやスイッチを操作することによって、上記の装置を制御できるようになっている。
一方で、このような各種装置のスイッチやコントローラを車両のステアリングホイール若しくはステアリングホイールの極近傍に配置することが考えられている。このように、スイッチやコントローラをステアリングホイールやその極近傍に配置した場合には、ステアリングホイールから手を離すことなくスイッチやコントローラを操作できることから、操作性が向上するというメリットがある。
ところで、このようなスイッチやコントローラを、例えば、ステアリングホイールに一体的に設けた場合、車両の操舵のためにステアリングホイールを回転させると、スイッチやコントローラも共に回転してしまう。この場合、スイッチやコントローラの取付位置等によっては、運転席乗員の身体(特に、膝)がスイッチやコントローラに干渉してしまう。さらに、スイッチやコントローラの操作方向がステアリングホイールの回転方向若しくはそれに近い方向であれば、乗員の身体がスイッチやコントローラに干渉した状態でステアリングホイールを回転させることにより、不用意にスイッチやコントローラが操作されてしまい、誤操作の可能性が大きくなる。
一方、上述したナビゲーション装置等、モニタの画面に表示された画像に基づいて更に各種の操作を行なうタイプの装置のコントローラには、小さな棒状のロッドをその基端部周りに倒すことで画面に表示されたポインタやアイコン等を操作する所謂「ポインティングディバイス」や、板状の操作面上における指等の位置や操作面上での指等の動きによって、ポインタやアイコン等を操作する所謂「タッチトレーサ」等のコントローラが考えられている。
ところで、この種のコントローラは、ロッドの傾斜方向(倒す方向)や操作面上での指等の移動方向がコントローラを基準としている。このため、この種のコントローラをステアリングホイールに一体的に設けた場合、ステアリングホイールが中立位置にある場合(すなわち、車両が直進できる状態)でロッドを左右に倒したり、操作面上で左右に指等を動かした場合と、ステアリングホイールを回転させた状態でロッドを左右に倒したり、操作面上で左右に指等を動かした場合とでは、コントローラ基準のロッドの傾斜角度や操作面上での指等の移動方向が変わってしまう。
このため、ステアリングホイールを回転させた状態では、所望の画面操作等を行なうことが難しく、誤操作の可能性が大きくなる。
本発明は、上記事実を考慮して、ステアリングホイールが回転することでロッドや操作面等の操作手段の姿勢(回転位置)が変わっても、操作手段を操作した乗員の操作感覚に車載装置の制御を適合させることができ、操作手段の誤操作を防止若しくは軽減できる車載装置制御システムを得ることが目的である。
請求項1記載の本発明は、車両に搭載された所定の車載装置を制御するための車載装置制御システムであって、所定の軸周りに回転操作することにより、車両を操舵するステアリングホイール若しくはその近傍で前記ステアリングホイールに一体的に設けられた操作手段と、前記ステアリングホイールの回転位置を検出する回転位置検出手段と、前記操作手段からの操作信号に基づいて前記車載装置を制御すると共に、前記回転位置検出信号に対応した前記操作信号を、当該回転位置検出信号に基づいて前記操作手段の回転位置に対応した補正操作信号に変換する制御手段と、を備えることを特徴としている。
上記構成の車載装置制御システムによれば、ステアリングホイール若しくはその近傍に設けられた操作手段に対して所定の操作が行なわれると、この所定の操作に基づいた操作信号が制御手段に送られ、この操作信号に基づいて制御手段が車両に搭載された所定の車載装置を制御する。これにより、操作手段に対する操作に応じて車載装置が作動する。
一方、本車載装置制御システムでは、ステアリングホイールが回転すると、このステアリングホイールの回転位置が回転検出手段によって検出され、ステアリングホイールの回転位置に対応した回転位置検出信号が制御手段に送られる。
制御手段では、回転位置検出信号に対応した操作手段からの操作信号が回転位置検出信号に基づいて操作手段の回転位置に対応した補正操作信号に変換され、この補正操作信号に基づいて車載装置が制御手段により制御される。
これにより、ステアリングホイールの回転に伴い、操作手段の姿勢(回転位置)が変わっても、操作手段を操作した際の乗員の操作感覚に適合した車載装置の制御が可能となる。
請求項2記載の本発明は、請求項1に記載の車載装置制御システムにおいて、基端側が直接或いは間接的に前記ステアリングホイールへ一体的に軸支されると共に、当該軸支部分を中心に揺動操作可能な操作部材を含めて前記操作手段を構成すると共に、前記操作手段は前記操作部材の揺動方向に対応した前記操作信号を前記制御手段へ送る、ことを特徴としている。
上記構成の車載装置制御システムによれば、操作手段を構成する操作部材を適宜に揺動させると、この操作部材の揺動方向に対応した操作信号が操作手段から制御手段へ送られ、この操作信号に基づき車載装置が制御手段により制御される。
ここで、本車載装置制御システムは、請求項1に記載の車載装置制御システムに従属している。したがって、ステアリングホイールの回転操作時に操作手段から送られた操作信号が補正操作信号に補正される。
これにより、ステアリングホイールの回転に伴い、操作部材を操作する乗員を基準にした操作部材の揺動方向と、ステアリングホイールを基準にした操作部材の揺動方向とが異なっていたとしても、操作信号を補正した補正操作信号は操作部材を操作する乗員を基準にした揺動方向に対応する。このため、操作手段を操作した際の乗員の操作感覚に適合した車載装置の制御が可能となる。
請求項3記載の本発明は、請求項1に記載の車載装置制御システムにおいて、前記ステアリングホイールへ一体的に設けられた操作面と、前記操作面上の被検出体の位置を検出すると共に、前記操作面上での前記被検出体の位置に対応した位置検出信号を前記操作信号として前記制御手段へ送る検出部と、を含めて前記操作手段を構成することを特徴としている。
上記構成の車載装置制御システムによれば、ステアリングホイール若しくはその近傍に設けられた操作面上に指等の被検出体が位置すると、検出部によって操作面上での被検出体の位置が検出される。さらに、操作面上での被検出体の位置に対応した操作信号が操作手段から制御手段へ送られ、この操作信号に基づき車載装置が制御手段により制御される。
ここで、本車載装置制御システムは、請求項1に記載の車載装置制御システムに従属している。したがって、ステアリングホイールの回転操作時に操作手段から送られた操作信号が補正操作信号に補正される。
これにより、ステアリングホイールの回転に伴い、乗員を基準にした操作面上での被検出体の位置(座標位置)位置と、ステアリングホイールを基準にした操作面上での被検出体の位置(座標位置)とが異なっていたとしても、操作信号を補正した補正操作信号は乗員を基準にした被検出体の位置(座標位置)に対応する。このため、指等の被検出体を操作面上に配置し、又は、操作面上で指等の被検出体を移動させた際の乗員の操作感覚に適合した車載装置の制御が可能となる。
以上説明したように、本発明では、ステアリングホイールが回転することでロッドや操作面等の操作手段の姿勢(回転位置)が変わっても、操作手段を操作した乗員の操作感覚に車載装置の制御を適合させることができ、操作手段の誤操作を防止若しくは軽減できる。
本発明を実施するための最良の形態を説明するに先立って、車載装置制御システムの参考例について説明する。
<参考例のシステム構成>
図1には本参考例に係る車載装置制御システムを適用した車載装置としてのセンターコントロールユニット510の構成の概略がブロック図によって示されている。
図1には本参考例に係る車載装置制御システムを適用した車載装置としてのセンターコントロールユニット510の構成の概略がブロック図によって示されている。
この図に示されるように、本センターコントロールユニット510は装置本体512を備えている。装置本体512は全体的に箱形状に形成されており、車両のインストルメントパネルに形成された収容部(図示省略)へ収容される。この収容部に収容された状態で車両室内側に露出する装置本体512の内部には、制御手段としてのコンピュータ514が収容されている。
コンピュータ514はCPU522を備えている。CPU522は回転位置検出手段として回転検出手段を構成する舵角センサ32に電気的に接続されている。舵角センサ32は、例えば、ステアリングホイール16へ連結されたステアリングシャフト34の近傍に設けられており、ステアリングホイール16が回転した場合にステアリングホイール16と一体的に回転するステアリングシャフト34の回転角度を検出し、ステアリングシャフト34が回転した際の回転角度(回転位置)に対応した回転位置検出信号をCPU522へ出力する。
また、CPU522は記憶媒体524へ接続されており、記憶媒体524へ記憶された様々なプログラムを読み込んで、それを処理、実行する。
一方、本センターコントロールユニット510はモニタ手段としてのモニタテレビ526を備えている。モニタテレビ526は車両のインストルメントパネル上を含めた所定の設置箇所で画面528が運転席等から見えるように設置される。モニタテレビ526は、フラットケーブル等の接続手段を介して装置本体512のCPU522へ接続されており、CPU522における処理結果、実行結果を表示できる。
具体的に言うと、例えば、CPU522が記憶媒体524からカーナビゲーションプログラムを読み込んだ場合には、図5に示されるように、CPU522はメイン画面として地図データ等を展開すると共に機能切替ボタン556、557、558及び選択ボタン534、536、538、542、544、546、550、552、554をモニタテレビ526に表示する。
また、CPU522が記憶媒体524から空調操作プログラムを読み込んだ場合には、図6に示されるように車両に搭載された空調装置(図示省略)が有する各種の機能の名称が記載された複数の選択ボタン532、534、536、538、540、542、544、546、548、550、552、554をマトリックス状(本参考例では4行3列)に表示する。
さらに、図1に示されるように、本センターコントロールユニット510は操作手段としてのコントローラ570を備えている。
図1に示されるように、コントローラ570はステアリングホイール16のリム部の近傍でステアリングホイール16に一体的に固定されたケース576を備えている。
ここで、図2にはコントローラ570の平面図が示されており、図3にはコントローラ570の要部の構成が断面図によって示されている。
図2に示されるように、コントローラ570は、下ケース572と上ケース574とにより構成されたケース576を備えている。下ケース572は厚さ方向一方の側へ向けて開口した略箱形状に形成されている。これに対し、上ケース574は下ケース572とは反対側へ向けて開口した略箱形状で、下ケース572と上ケース574とは互いの開口端が向き合った状態で一体的に連結されている。
また、図2及び図3に示されるように、上ケース574の上底部578には略矩形状の開口部580が形成されており、開口部580に対応してケース576には検出部としてのパネルスイッチ582を構成する操作面としてのパネル584が設けられている。パネル584は外周形状が開口部580に対応した略矩形平板状に形成されている。
さらに、図3に示されるように、このパネル584の下方(下ケース572側)には基板586が略平行に配置されている。基板586には表面及び裏面の少なくとも何れか一方にプリント配線等の配線が施されていると共に、CPU588や抵抗、コンデンサ等の電気部品が上記の配線により電気的に接続され、更に、上述したコンピュータ514のCPU522へ電気的に接続されている。
基板586は図示しない保持手段によって直接或いは間接的に上ケース574又は下ケース572に固定されている。また、基板586上には圧縮コイルスプリング592が配置されており、パネル584を開口部580側へ付勢した状態で基板586へ接離移動可能に支持している。
さらに、上ケース574にはストッパ594が形成されている。ストッパ594はパネル584の外周部に係合しており、所定距離以上にパネル584が基板586から離間しないように保持している。
また、パネル584と基板586との間にはパネル584と共にパネルスイッチ582を構成するプッシュスイッチ596が設けられている。プッシュスイッチ596は本体598を備えている。
本体598は図示しない固定接点を備えている。この固定接点は基板586の配線へ電気的に接続されている。さらに、本体598には可動部600が設けられている。可動部600は、基板586に対するパネル584の接離方向と略同方向に本体598に対して移動可能とされており、基板586へ接近する方向へ移動することで少なくとも一部が本体598内へ移動する。
また、可動部600には図示しない可動接点を備えており、可動部600が基板586へ接近する方向へ移動した際に本体598の固定接点へ接触して導通し、基板586から離間することで固定接点との導通が解除される。
可動部600の本体598とは反対側はパネル584の裏面へ当接している。したがって、パネル584が圧縮コイルスプリング592の付勢力に抗して基板586へ接近する方向へ移動することで可動部600が基板586へ接近し、可動部600の可動接点が本体598の固定接点に接触する構成である。
一方、図3に示されるように、パネル584の表面側にはシートスイッチ610が載置されている。ここで図4にはシートスイッチ610の展開状態での平面図が示されている。この図に示されるように、シートスイッチ610は一対の基部612、614を備えている。
これらの基部612、614は、例えば、絶縁性の合成樹脂材により各々が平面視略矩形状のシート状に形成されており、少なくとも、基部614は所定の大きさ以上(例えば、人が指で軽く押圧した程度)の押圧力で弾性変形可能な程度の剛性に設定されている。
また、基部612は、その幅方向一方(図4の右方)の端部で基部614の幅方向他方(図4の左方)の端部と連結されており、基部612と基部614との連結部616を軸線として基部612が基部614に対して相対的に回動可能とされている。
さらに、基部612の表面上には複数本(本参考例では4本)のライン端子622、624、626、628が形成されている。これらのライン端子622〜628は各々が基部612の幅方向に沿って長手の線状若しくは棒状とされており、基部612の長手方向に沿って所定間隔毎に互いに平行に形成されている。
一方、基部614の表面上には複数本(本参考例では3本)のライン端子632、634、636が形成されている。これらのライン端子632〜636は各々が基部614の長手方向に沿って長手の線状若しくは棒状とされており、基部614の幅方向に沿って所定間隔毎に互いに平行に形成されている。
さらに、基部612の幅方向他方の端部にはコネクタ部640が形成されている。これらのコネクタ部640には上述したライン端子622〜628の各々に対応して複数本(本参考例では7本)の接続線642が形成されている。各接続線642の一方の端部は基部612、更には基部614の表面上を介して対応するライン端子622〜636の一端へ電気的に接続されている。
これに対して、各接続線642はコネクタ部640に機械的に接続された他のコネクタ部のリード線(図示省略)を介して図3に示される基板586のプリント配線等へ電気的に接続されており、更に、この基板586のプリント配線等を介して上述したCPU588へ電気的に接続されている。
基部612と基部614とは互いの表面が対向するように連結部616にて折り返されており、これにより、図4における基部612上で二点鎖線で示されるようにライン端子632〜636がライン端子622〜628と略直交し、全体体にライン端子622〜636が格子状に配置されることになる。この状態でライン端子622〜628の何れかとライン端子632〜636の何れかとが互いに接触して導通すると、この導通がCPU588に検出されるようになっている。
また、図4に示されるように、基部612の表面上には複数の突起644が形成されている。これらの突起644は、ライン端子622〜628の側方で且つライン端子632〜636が基部612の表面と対向した状態でライン端子632〜636の側方に位置するように形成されており、連結部616周りに折り返された状態では基部614の表面が基部612の表面に対して所定距離離間した状態で基部614を保持する。このため、通常状態ではライン端子622〜628とライン端子632〜636とは互いに離間している。
<本参考例の作用、効果>
(コントローラ570の作動概略)
次に、本参考例の全体的な作用並びに効果の説明に先立ち、コントローラ570の作動について簡単に説明する。
(コントローラ570の作動概略)
次に、本参考例の全体的な作用並びに効果の説明に先立ち、コントローラ570の作動について簡単に説明する。
本参考例では、コントローラ570の平面視(すなわち、図2図示状態)でライン端子622〜628の何れかと、ライン端子632〜636の何れかとの交点近傍であるシートスイッチ610上のタッチ部650、652、654、656、658、660、662、664、666、668、670、672のうち、例えば、タッチ部660に触れてシートスイッチ610を押圧すると、タッチ部660でシートスイッチ610を構成する基部614が弾性変形する。これにより、タッチ部660近傍を交点とするライン端子624とライン端子636とは接触して導通するが、タッチ部660を除いたタッチ部650〜672近傍では基部614が突起644に支持されるためライン端子622〜636が互いに接触して導通することはない。
このライン端子624とライン端子636との導通(導通信号)はCPU588により検出され、この導通を検出したCPU588はコンピュータ514のCPU522に対してライン端子624とライン端子636との導通に対応したタッチ信号X1を出力する。
一方、操作者がシートスイッチ610の基部614の裏面に指で触れた状態でシートスイッチ610を介して圧縮コイルスプリング592の付勢力を上回る押圧力をパネル584に付与すると、パネル584が基板586側へ移動し、これにより、プッシュスイッチ596の可動部600の可動接点とプッシュスイッチ596の本体598の固定接点とが接触して導通する。
可動部600の可動接点と本体598の固定接点との導通は固定接点へ電気的に接続されているCPU588により検出され、可動部600の可動接点と本体598の固定接点との導通をCPU588が検出すると、CPU588はコンピュータ514のCPU522に対して可動部600の可動接点と本体598の固定接点との導通信号に基づいたクリック信号X2を出力する。
(画面切替時における作用、効果)
次に、本センターコントロールユニット510における画面切替に関する作用並びに効果について、図7乃至図10のフローチャートに基づいて説明する。
次に、本センターコントロールユニット510における画面切替に関する作用並びに効果について、図7乃至図10のフローチャートに基づいて説明する。
(メインプログラムの概略)
先ず、図7に示されるように、ステップ700でコンピュータ514のCPU522が記憶媒体524からコントロールプログラムのメインプログラムが読み込まれて起動される。メインプログラムが起動されると、ステップ702で初期設定処理が行なわれる。
先ず、図7に示されるように、ステップ700でコンピュータ514のCPU522が記憶媒体524からコントロールプログラムのメインプログラムが読み込まれて起動される。メインプログラムが起動されると、ステップ702で初期設定処理が行なわれる。
この初期設定処理ではフラグF1、F2に0が代入されてリセットされると共にタイマ402(タイマプログラムを含む)における経過時間Tに0が代入されてリセットされる。
さらに、この状態では、カーナビゲーションプログラムが併行して実行され、モニタテレビ526にはカーナビゲーションプログラムに基づいた地図画面が表示されると共に、機能切替ボタン556〜558がシートスイッチ610上のタッチ部650〜672に対応した位置に表示される。
次いで、ステップ704でコントローラ570のCPU588から上述したタッチ信号X1が入力されたか否かが判定される。ここで、例えば、上述したシートスイッチ610に操作者の指が触れておらず、このため、ライン端子622〜636が何れも導通していなければ、CPU588からタッチ信号X1が出力されることはない。
しかも、シートスイッチ610に操作者の指が触れていなければパネル584に押圧力が付与されることもないのでプッシュスイッチ596の本体598の固定接点と可動部600の可動接点とが導通することはなく、クリック信号X2を発することはない。
したがって、この状態ではタッチ信号X1やクリック信号X2がCPU522へ入力されることはないためステップ706へ進む。ステップ706ではフラグF1に1が代入されているか否かが判定されるが、本カーナビゲーションプログラムがステップ700から開始された直後であれば、フラグF1はリセットされたままの状態であるため、ステップ704へ戻り、言わば、単なる信号待機状態となる。
これに対し、例えば、操作者の指がタッチ部650〜672の何れかに触れると、ライン端子622〜628、632〜636のうち、操作者の指が触れたタッチ部650〜672に対応したライン端子622〜628の何れかとライン端子632〜636の何れかが導通し、これにより、導通したライン端子622〜628、632〜636に対応したタッチ信号X1がCPU588から出力される。
このようにしてCPU588からの出力されたタッチ信号X1がCPU522に入力されたとステップ704で判定されると、ステップ708へ進んでフラグF1に1が代入されているか否かが判定される。
本カーナビゲーションプログラムがステップ700から開始されてから初めてタッチ信号X1がCPU522に入力されたのであれば、それ以前にフラグF1に1が代入されていることはないため、ステップ710へ進んでフラグF1に1が代入される。
次いで、ステップ712へ進んでフラグF2及びタイマ402の経過時間Tがそれぞれリセットされた後、ステップ714でタイマ402が起動する。
次に、ステップ716へ進み、経過時間Tが予め設定された設定時間T1を越えたか否かが判定され、経過時間Tが設定時間T1を越えていない場合にはステップ718へ進み、上述したクリック信号X2がCPU522に入力されたか否かが判定される。
指がタッチ部650〜672に触れてから設定時間T1以内にパネル584を押圧した場合には、設定時間T1以内にクリック信号X2がCPU522に入力されてステップ720で後述するダイレクトエンタープログラムが起動される。
これに対し、ステップ718においてクリック信号X2がCPU522に入力されていないと判定された場合にはステップ704へ戻り、更にステップ708へと進む。
この状態では、フラグF1に1が代入されているため、ステップ708からステップ722へ進む。ステップ722ではフラグF2に1が代入されているか否かが判定されるが、この状態ではフラグF2は0の状態であるため、ステップ716へ進み、タイマ402の経過時間Tが設定時間を越えたか否かが判定される。
さらに、設定時間T1を越えるまでCPU588からタッチ信号X1が出力され続けている場合には、ステップ716からステップ724へ進み、これまで入力されていたタッチ信号X1が上述した機能切替ボタン556〜558に対応した機能切替信号であるか否かが判定され、ステップ724でタッチ信号X1が機能切替信号であると判定された場合にはステップ726へ進み、後述する機能切替プログラムが起動する。
一方、ステップ724でタッチ信号X1が機能切替信号でないと判定された場合にはステップ728へ進み、ステップ728でクリック信号X2がCPU522に入力されているか否かが判定される。上述した経過時間Tが設定時間T1を越えてからパネル584が押圧され、これにより、クリック信号X2がCPU522に入力された場合には、ステップ728からステップ730へと進み、後述する該当機能処理プログラムが起動される。
これに対して、ステップ728でクリック信号X2がCPU522に入力されていないと判定された場合には、再びステップ724へ戻り、クリック信号X2がCPU522に入力されるまで上記のステップを循環する。
但し、この状態で、シートスイッチ610から操作者の指が離れた場合等には、CPU588から出力されるタッチ信号X1が途絶える。この場合には、ステップ704からステップ706へ進む。
この状態では、既にフラグF1に1が代入されているため、ステップ732へ進み、フラグF2に1が代入されているか否かが判定される。この状態では、未だフラグF2に1が代入されていないため、ステップ734でフラグF2に1が代入されると共に、タイマ402の経過時間Tがリセットされ、更に、ステップ736で再びタイマ402が起動される。
次いで、ステップ738へ進み、タイマ402の経過時間Tが予め設定された設定時間T2を越えたか否かが判定される。タイマ402の起動直後等でタイマ402の経過時間Tが設定時間T2を越えていなければステップ704へ戻る。
一方、設定時間T2を越えるまでタッチ信号X1が途絶えている場合には、ステップ738からステップ740へと進み、再びステップ700へ戻る。
これに対し、経過時間Tが設定時間T2を越える前に再びタッチ信号X1がCPU522に入力されると、ステップ708を介してステップ722へ進む。この状態では、ステップ734でフラグF2に1が代入されているため、ステップ712でフラグF2とタイマ402の経過時間Tがリセットされる。
(ダイレクトエンタープログラムの概略)
ところで、上述したメインプログラムのステップ718でタイマ402の経過時間Tが設定時間T1を越える前にクリック信号X2がCPU522に入力されると、ステップ720でダイレクトエンタープログラムが起動する。
ところで、上述したメインプログラムのステップ718でタイマ402の経過時間Tが設定時間T1を越える前にクリック信号X2がCPU522に入力されると、ステップ720でダイレクトエンタープログラムが起動する。
図8のフローチャートに示されるように、ステップ750でダイレクトエンタープログラムが起動すると、ステップ452で初期設定がなされ、比較回転位置R0が読み込まれると共に、設定時間T0が読み込まれる。次いで、ステップ752でモニタテレビ526の画面528に表示されてはいないが、予めタッチ部650〜672の各々に割り振られた各機能(すなわち、図2に記載されている文字に対応した機能)のうち、指が触れたタッチ部650〜672に対応した機能が実行される。
次いで、ステップ454でタイマ402が再び起動し、更に、ステップ106でCPU522に舵角センサ32からの回転位置検出信号Rが入力されたか否かが判定される。この状態でCPU522に回転位置検出信号Rが入力されていなければステップ456へ進み、タイマ402の経過時間Tが設定時間T0を越えたか否かが判定される。
この状態から経過時間Tが設定時間T0を越えるまでCPU522に回転位置検出信号Rが入力されなければ、ステップ754からメインプログラムへ戻りメインプログラムのステップ740へ進む。したがって、この場合には、指が触れたタッチ部650〜672に対応した機能の実行が維持される。
一方、ステップ106でCPU522に回転位置検出信号Rが入力されたと判定された場合にはステップ112へ進み、ステップ112で回転位置検出信号Rと比較回転位置R0とが対比される。ステップ112で回転位置検出信号Rが比較回転位置R0を上回っていないと判定されればステップ456へ進む。
これに対し、回転位置検出信号Rが比較回転位置R0を上回ったとステップ112で判定されると、ステップ756で復元処理がなされ、これにより、上述した指が触れたタッチ部650〜672に対応した機能がキャンセルされ、当該機能の実行前の状態に戻される。次いで、ステップ754へ進んだ後にメインプログラムへ戻り、ステップ740からステップ700に戻る。
このように、本参考例では、ダイレクトエンタープログラムが起動して指が触れたタッチ部650〜672に対応した機能の実行が維持されても、ステアリングホイール16が回転した場合には、当該機能がキャンセルされる(すなわち、実質的にタッチ信号X1及びクリック信号X2が無効にされる)。これにより、ステアリングホイール16を回転操作中に、誤って指等がタッチ部650〜672に触れ、更に、押圧してしまっても、モニタテレビ526の画面528の状態等を元の状態に復元できる。
また、上記のダイレクトエンタープログラムで実行される機能は、タッチ部650〜672に指が触れてから比較的早急にパネル584を押圧することが要求される。したがって、比較的使用頻度が高く、しかも、即座に実行させたい機能を割り振ることが考えられる。ここで、上記のように、ステップ452における初期設定の後、ステップ752で当該機能を実行することで、通常の操作時における時間的な遅延感覚を生じさせない。
(機能切替プログラムの概略)
一方、上述したメインプログラムのステップ724において、CPU522に入力されたタッチ信号X1が機能切替信号、すなわち、複数のタッチ部650〜672のうち、モニタテレビ526の画面528に表示された機能切替ボタン556〜558の何れかに対応した信号である場合には、ステップ726で機能切替プログラムが起動する。
一方、上述したメインプログラムのステップ724において、CPU522に入力されたタッチ信号X1が機能切替信号、すなわち、複数のタッチ部650〜672のうち、モニタテレビ526の画面528に表示された機能切替ボタン556〜558の何れかに対応した信号である場合には、ステップ726で機能切替プログラムが起動する。
図9のフローチャートに示されるように、ステップ760で機能切替プログラムが起動すると、ステップ102で初期設定が行なわれ、コンピュータ24を構成する記憶媒体から比較回転位置R0を読み込む。
次いで、ステップ106で舵角センサ32からの回転位置検出信号Rがコンピュータ24に入力されたか否かが判定される。ステップ106でCPU522に回転位置検出信号Rが入力されていないと判定された場合にはステップ762へ進む。これにより、対応する機能切替ボタン556〜558に応じた機能に切り替えられ、例えば、タッチ部650〜672に指が触れているのであれば、これまで、併行して実行されてきたナビゲーションプログラムが終了される。さらに、このタッチ部650〜672に対応する機能切替ボタン556〜558の機能、すなわち、空調操作のプログラムが実行される。その後、ステップ764からメインプログラムに戻り、ステップ740からステップ700に戻る。
一方、ステップ106でCPU522に回転位置検出信号Rが入力されたと判定された場合にはステップ112へ進み、ステップ112で回転位置検出信号Rと比較回転位置R0とが対比される。ステップ112で回転位置検出信号Rが比較回転位置R0を上回っていないと判定されればステップ762へ進む。
これに対し、ステップ112で回転位置検出信号Rが比較回転位置R0を上回っていると判定された場合にはステップ766へ進む。ステップ766では、入力されたタッチ信号X1及びクリック信号X2がキャンセルされる(無効にされる)。これにより、機能切替ボタン556〜558に応じた機能に切り替えられることはない。
その後、ステップ764からメインプログラムへ戻りメインプログラムのステップ740へ進む。
このように、本参考例では、通常の操作時(すなわち、ステアリングホイール16を回転操作していない状態)で複数のタッチ部650〜672のうち機能切替ボタン556〜558に対応した部分に触れることで、各機能を選択するためのメニュー画面等を表示させることなく、それまで用いられた機能(例えば、ナビゲーション機能)から別の機能(例えば、空調操作機能)へ即座に移行できる。
また、ステアリングホイール16の回転操作が行なわれている際に、複数のタッチ部650〜672のうち機能切替ボタン556〜558に対応した部分に触れた場合には、上記のようにタッチ信号X1及びクリック信号X2がキャンセルされる。
このため、仮に、ステアリングホイール16の回転操作中に複数のタッチ部650〜672のうち機能切替ボタン556〜558に対応した部分に誤って触れたとしても、それまで用いられた機能(例えば、ナビゲーション機能)から別の機能(例えば、空調操作機能)へ誤って移行することがない。
(該当機能プログラムの概略)
一方、上述したメインプログラムのステップ724において、CPU522に入力されたタッチ信号X1が機能切替信号ではない、すなわち、複数のタッチ部650〜672のうち、モニタテレビ526の画面528に表示された選択ボタン532〜554(図5図示状態においては選択ボタン532、540、548を除く)の何れかに対応した信号であると判定された場合にはステップ728へ進み、更に、ステップ728でCPU522にクリック信号X2が入力されていると判定された場合には、ステップ730で該当機能プログラムが起動する。
一方、上述したメインプログラムのステップ724において、CPU522に入力されたタッチ信号X1が機能切替信号ではない、すなわち、複数のタッチ部650〜672のうち、モニタテレビ526の画面528に表示された選択ボタン532〜554(図5図示状態においては選択ボタン532、540、548を除く)の何れかに対応した信号であると判定された場合にはステップ728へ進み、更に、ステップ728でCPU522にクリック信号X2が入力されていると判定された場合には、ステップ730で該当機能プログラムが起動する。
図10のフローチャートに示されるように、ステップ770で該当機能プログラムが起動すると、ステップ102で上記の機能切替プログラムと同様に初期設定がなされる。
次いで、機能切替プログラムと同様にステップ106でCPU522に回転位置検出信号Rが入力されたか否かが判定され、ステップ106でCPU522に回転位置検出信号Rが入力されていないと判定された場合にはステップ772へ進み、対応する選択ボタン532〜554に応じた機能の処理がなされる。その後、ステップ774からメインプログラムに戻り、ステップ740からステップ700に戻る。
一方、ステップ106でCPU522に回転位置検出信号Rが入力されたと判定された場合には機能切替プログラムと同様にステップ112へ進み、ステップ112で回転位置検出信号Rと比較回転位置R0とが対比される。ステップ112で回転位置検出信号Rが比較回転位置R0を上回っていないと判定されればステップ772へ進む。
これに対し、ステップ112で回転位置検出信号Rが比較回転位置R0を上回っていると判定された場合にはステップ766へ進む。ステップ766では、入力されたタッチ信号X1及びクリック信号X2がキャンセルされる(無効にされる)。これにより、選択ボタン532〜554に応じた機能の処理がなされることはない。
その後、ステップ774からメインプログラムへ戻りメインプログラムのステップ740へ進む。
このように、本参考例では、ステアリングホイール16の回転操作が行なわれている際に、複数のタッチ部650〜672のうち選択ボタン532〜554に対応した部分に触れた場合には、上記のようにタッチ信号X1及びクリック信号X2がキャンセルされる。
このため、仮に、ステアリングホイール16の回転操作中に複数のタッチ部650〜672のうち選択ボタン532〜554に対応した部分に誤って触れたとしても、誤ってその機能の処理がなされることはない。
<第1の実施の形態のシステム構成>
次に、本発明の第1の実施の形態について説明する。なお、本実施の形態を説明するうえで、上記の参考例と基本的に同一の部位に関しては同一の符号を付与してその説明を省略する。また、同様に以下の本実施の形態を説明するうえで用いる各図のフローチャートの各ステップにおける処理に関しても、上記の参考例を説明するうえで用いたフローチャートにおける処理内容と基本的に同一の処理に関しては同じステップ番号を付与してその詳細な説明を省略する。
次に、本発明の第1の実施の形態について説明する。なお、本実施の形態を説明するうえで、上記の参考例と基本的に同一の部位に関しては同一の符号を付与してその説明を省略する。また、同様に以下の本実施の形態を説明するうえで用いる各図のフローチャートの各ステップにおける処理に関しても、上記の参考例を説明するうえで用いたフローチャートにおける処理内容と基本的に同一の処理に関しては同じステップ番号を付与してその詳細な説明を省略する。
図11には本実施の形態に係る車載装置制御システムを適用した車載装置としてのカーナビゲーション装置800の構成の概略がブロック図によって示されている。
この図に示されるように、本カーナビゲーション装置800は装置本体802を備えている。装置本体802は全体的に箱形状に形成されており、車両のインストルメントパネルに形成された収容部(図示省略)へ収容される。この収容部に収容された状態で車両室内側に露出する装置本体802の内部には、制御手段としてのコンピュータ804が収容されている。
コンピュータ804はCPU806を備えている。CPU806は記憶媒体808へ接続されており、記憶媒体808へ記憶されたカーナビゲーションプログラムや各種データを読み込んで、それを処理、実行する。
また、CPU806は舵角センサ32へ接続されていると共に、モニタ手段としてのモニタテレビ526へ接続されている。モニタテレビ526は車両のインストルメントパネル上を含めた所定の設置箇所で運転席等から見えるように設置され、CPU806における処理結果、実行結果が表示される。
さらに、本カーナビゲーション装置800は操作手段としてのコントローラ810を備えている。ここで、図12にはコントローラ810の平断面図が示されており、図13にはコントローラ810の要部の構成が側断面図によって示されている。
これらの図に示されるように、コントローラ810はステアリングホイール16のリム部分近傍に一体的に取り付けられたケース812を備えている。図13に示されるように、ケース812の内側には、ピボット受部814が収容されており、先端側がケース812から突出した操作部材としての棒状の操作ロッド816が、その基端側を中心にして所定角度揺動自在に軸支されている。
また、ケース812の内側には、4つのフォースセンサ818が操作ロッド816を中心に略90度毎に配置されている。これらのフォースセンサ818は自らに作用する力の大きさを検出でき、操作ロッド816が揺動して操作ロッド816が傾くことにより操作ロッド816から受ける荷重の大きさを検出できる。
これらのフォースセンサ818は、傾斜方向解析手段としての演算部820に接続されており、各フォースセンサ818から出力された荷重検出信号が入力される。また、演算部820では、各フォースセンサ818から出力された荷重検出信号に基づいて操作ロッド816の傾斜方向に対応した操作信号としての傾斜信号X3を生成する。
すなわち、上述した4つのフォースセンサ818は、操作ロッド816を中心に略90度毎に配置されているため、各フォースセンサ818に作用する荷重の大きさがわかることで、操作ロッド816の傾斜方向がわかる。演算部820では、操作ロッド816の傾斜方向に対応した傾斜信号X3を生成する。また、この演算部820は上述したCPU806へ接続されており、生成した傾斜信号X3をCPU806へ出力する。
<本実施の形態の作用、効果>
(カーナビゲーション装置800の基本動作)
次に、本実施の形態の作用並びに効果について図14のフローチャートに基づいて説明する。
(カーナビゲーション装置800の基本動作)
次に、本実施の形態の作用並びに効果について図14のフローチャートに基づいて説明する。
図14に示されるように、本カーナビゲーション装置800では、ステップ900でCPU806が記憶媒体808からカーナビゲーションプログラムを読み込むと、ステップ902で初期設定がなされる。この初期設定では、CPU806が記憶媒体808から地図データを読み込み、例えば現在地近辺の地図データのうち、モニタテレビ526の画面528の範囲内にある地図データを画面528に表示する。
次いで、ステップ904でコントローラ810の演算部820からの傾斜信号X3がCPU806に入力されたか否かが判定される。この状態で傾斜信号X3がCPU806に入力されていないと判定された場合には、再びステップ904に戻り、言わば傾斜信号X3の待機状態となる。
一方、この状態で操作ロッド816がその基端部周りに傾斜させられると、操作ロッド816の周囲に配置されたフォースセンサ818の何れかに操作ロッド816からの押圧力(荷重)が作用する。
各フォースセンサ818に操作ロッド816からの押圧力(荷重)が作用すると、各フォースセンサ818から荷重検出信号が出力されて演算部820に入力される。演算部820では入力された荷重検出信号に基づいて傾斜信号X3を生成して出力する。
ステップ904で傾斜信号X3がCPU806に入力されたと判定されると、ステップ906で舵角センサ32からの回転位置検出信号RがCPU806に入力されたか否かが判定される。ステップ906で舵角センサ32からの回転位置検出信号RがCPU806に入力されていないと判定された場合には、ステップ908で地図データの移動処理がなされる。
この地図データの移動処理では、CPU806が傾斜信号X3に基づき、操作ロッド816の傾斜方向とは略反対方向へ画面528に表示した地図データを移動させ、画面528の範囲外へ移動した地図データを画面528から消去すると共に、新たに画面528の範囲内へ移動した地図データを画面に表示させる。
すなわち、操作ロッド816を上方へ傾斜させると地図データが下方へ移動し、操作ロッド816を下方へ傾斜させると地図データが上方へ移動する。また、操作ロッド816を左方へ傾斜させると地図データが右方へ移動し、操作ロッド816を右方へ傾斜させると地図データが左方へ移動する。これにより、あたかも画面528が操作ロッド816の傾斜方向へ移動したかのように見え、操作ロッド816を適宜に傾斜させることでその傾斜方向側の地図データを画面528に表示させることができる。
以上の処理を経てステップ910へ進み、再びステップ900に戻る。
(本実施の形態の特徴的な作用、効果)
一方、ステップ906で舵角センサ32からの回転位置検出信号RがCPU806に入力されたと判定された場合にはステップ912へ進み、CPU806が記憶媒体808から補正プログラムを読み込んで更にステップ914へ進む。
一方、ステップ906で舵角センサ32からの回転位置検出信号RがCPU806に入力されたと判定された場合にはステップ912へ進み、CPU806が記憶媒体808から補正プログラムを読み込んで更にステップ914へ進む。
ステップ914では、傾斜信号X3と回転位置検出信号Rに基づいて補正傾斜信号X4が生成される。
すなわち、図11に示されるように、ステアリングホイール16が回転すると、コントローラ810が一体的に回転し、ステアリングホイール16の回転角度θだけコントローラ810が傾斜する。この状態で車両乗員が操作ロッド816を傾斜させた場合、コントローラ810を基準にした操作ロッド816の傾斜方向が乗員を基準にした操作ロッド816の傾斜方向に対し操作ロッド816の基端部周りに概ね−θだけ傾いてしまう。
上述したように、操作ロッド816の傾斜方向は、4つのフォースセンサ818に作用した押圧力に基づいて演算部820が算出するため、算出された傾斜信号X3はあくまでもコントローラ810が基準となってしまう。
ここで、本カーナビゲーション装置800では、傾斜信号X3がステアリングホイール16の回転位置、すなわち回転角度θに対応した回転位置検出信号Rに基づき一種の座標変換が行なわれ、これにより、コントローラ810を基準とした傾斜信号X3が乗員を基準とした補正傾斜信号X4となる。
このようにしてステップ914で補正傾斜信号X4が生成されると、ステップ908では補正傾斜信号X4に基づいて地図データの移動処理が行なわれる。
このように、本カーナビゲーション装置800では、ステアリングホイール16の回転に伴いコントローラ810が回転した状態で操作ロッド816を操作しても、乗員を基準として地図データを移動させることができるため、操作感覚にそぐわない誤った方向へ地図データを移動させること、すなわち、誤操作を防止できる。
なお、本実施の形態では、上記のように、傾斜信号X3を補正傾斜信号X4に補正する構成であったが、例えば、第1乃至第4の実施の形態のように、ステアリングホイール16が回転操作された際には、実質的に傾斜信号X3を無効にする構成としてもよい。
また、車両の走行速度を検出する車速センサからの車速信号に基づいて、車両走行中においては実質的に傾斜信号X3を無効にし、車両停止中には傾斜信号X3を補正傾斜信号X4に補正する構成としてもよい。
さらに、本実施の形態では、操作手段にコントローラ810を適用した構成であったが、操作手段の構成が操作ロッド816を揺動させる構成に限定されるものではなく、例えば、前記参考例で適用したコントローラ570を操作手段に適用してもよい。
32 舵角センサ(回転位置検出手段、回転検出手段)
570 コントローラ(操作手段)
582 パネルスイッチ(検出部)
584 パネル(操作面)
800 カーナビゲーション装置(車載装置)
804 コンピュータ(制御手段)
810 コントローラ(操作手段)
816 操作ロッド(操作部材)
570 コントローラ(操作手段)
582 パネルスイッチ(検出部)
584 パネル(操作面)
800 カーナビゲーション装置(車載装置)
804 コンピュータ(制御手段)
810 コントローラ(操作手段)
816 操作ロッド(操作部材)
Claims (3)
- 車両に搭載された所定の車載装置を制御するための車載装置制御システムであって、
所定の軸周りに回転操作することにより、車両を操舵するステアリングホイール若しくはその近傍で前記ステアリングホイールに一体的に設けられた操作手段と、
前記ステアリングホイールの回転位置を検出する回転位置検出手段と、
前記操作手段からの操作信号に基づいて前記車載装置を制御すると共に、前記回転位置検出信号に対応した前記操作信号を、当該回転位置検出信号に基づいて前記操作手段の回転位置に対応した補正操作信号に変換する制御手段と、
を備えることを特徴とする車載装置制御システム。 - 基端側が直接或いは間接的に前記ステアリングホイールへ一体的に軸支されると共に、当該軸支部分を中心に揺動操作可能な操作部材を含めて前記操作手段を構成すると共に、前記操作手段は前記操作部材の揺動方向に対応した前記操作信号を前記制御手段へ送る、
ことを特徴とする請求項1に記載の車載装置制御システム。 - 前記ステアリングホイールへ一体的に設けられた操作面と、
前記操作面上の被検出体の位置を検出すると共に、前記操作面上での前記被検出体の位置に対応した位置検出信号を前記操作信号として前記制御手段へ送る検出部と、
を含めて前記操作手段を構成することを特徴とする請求項1に記載の車載装置制御システム。
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- 2007-02-13 JP JP2007032097A patent/JP2007186198A/ja active Pending
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