JP7332409B2 - トイレ装置及びナースコールシステム - Google Patents

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Description

本発明は、患者がトイレの使用を終了したらそれを検知するトイレ装置及びナースコールシステムに関する。
病院や介護施設においては、介助が必要な患者がトイレを使用する際にスムーズな介助ができるように、トイレに呼出ボタンが設置されており、トイレの使用が終了したらボタン操作で看護師等の介助者を呼び出しできるようにしているが、患者が介助者を呼ばずに自力でトイレから出ようとする場合があった。
このような危険な行為を防ぐために、患者がトイレの使用を終了したら看護師等に通知されるシステムがある。
例えば特許文献1は、便座からの立ち上がりを検知する身体補助具等の離座センサを設けて、患者の立ち上がり動作を検知したら看護師が携行している携帯端末に通知が行く技術が記載されている。
また特許文献2では、患者がトイレの使用を終了したことをトイレットペーパの使用やトイレの洗浄操作から検知して、看護師に通知するシステムが開示されている。
また特許文献3には、トイレに立位センサ、座位センサ、転倒センサ等の複数のセンサを配置してトイレ内での患者の状態を推定し、設定された状態変化パターンから逸脱していると判断したら、異常発生と判断するシステムが記載されている。
一方で、カメラの撮像画像情報を基に人物の姿勢を判断する技術がある(例えば、特許文献4参照)。
特許第5079314号公報 特許第5317286号公報 特開2019-3293号公報 特開2017-41079号公報
しかしながら、上記特許文献1の離座センサを備えた技術は、看護師が介助している場合は、看護師が携行する携帯端末の存在により離座センサが自動オフするため、離座センサは動作しないが、看護師が端末を携帯していなかったり、家族が介助している場合は、離座センサはオン状態を維持するため、必要の無い通報も成された。更に、携帯端末やその信号の読取装置等、離座センサそのものに加えて機器が多くなり、設置のコストと手間が発生した。
また特許文献2の技術は、トイレットペーパーの巻き取り等の検知で離座する予兆を検知できるが、離座センサに加えて機器の種類が増え、設置のコストと手間が発生した。また特許文献3の技術は、便座からの立ち上がりに加えて患者に異常があった場合も検知して報知できるが、必要なセンサ類がさらに増え、設置コストと手間が増えた。
そこで、本発明はこのような問題点に鑑み、介助を必要とする患者のトイレでの離座、或いは離座予兆、更には異常発生を少ないセンサで検知して通報するトイレ装置及びナースコールシステムを提供することを目的としている。
上記課題を解決する為に、請求項1の発明に係るトイレ装置は、トイレ内の人物を撮像する撮像手段と、撮像手段の撮像画像から検出した人物の人数及び姿勢を検知する姿勢検知手段と、姿勢検知手段が検知した姿勢情報から、トイレの便座からの人物が離座する特定動作、或いは離座の予兆を示す特定動作を検出する状態検出手段とを有し、状態検出手段は、姿勢検知手段が検出した人物が最初は複数人であり、その後1人になった人物が便座に腰掛けた状態を検知したら特定動作の検出を開始し、特定動作を検出したら外部に検出信号を出力することを特徴とする。
この構成によれば、検知する人物が複数人から便座に腰掛けた一人になったらトイレに腰掛けた人物の特定動作の検出を開始するため、介助を必要とする人物のみ特定動作の監視を実施でき、誤った通報を防止できる。
そして、撮像手段の撮像画像を基に、人物の離座、或いは離座予兆の動作を検出したら通報するため、センサを複数設置すること無くトイレから出ようとする状態を検知できる。
請求項2の発明は、請求項1に記載の構成において、撮像手段が赤外線画像を出力する赤外線アレイセンサであり、姿勢検知手段は、赤外線画像から人物の骨格を検出して姿勢を検知することを特徴とする。
この構成によれば、赤外線画像情報を基に人物の骨格を検出するため、処理するデータを少なくでき簡易な構成で姿勢を検出できる。また、通常のカメラを使用しないため、トイレ使用者は見られているという意識を抱くことがなく安心させることができる。
請求項3の発明は、請求項1又は2に記載の構成において、撮像手段、姿勢検知手段、状態検出手段のうち、少なくとも姿勢検知手段及び状態検出手段は、看護師を呼び出すための呼出ボタンと共通のハウジングに内蔵されていることを特徴とする。
この構成によれば、呼出ボタンと共通のハウジングに姿勢検知手段及び状態検出手段が組み込まれるため、専用のハウジングが必要無く、設置作業を簡略化できる。また、安価に構成できる。
請求項4の発明は、請求項1乃至3の何れかに記載の構成において、状態検出手段は、便座に腰掛けた人物が壁面或いは壁面の近傍に手を伸ばす動作をしたら、離座の予兆を示す特定動作として検出することを特徴とする。
この構成によれば、人物が壁面或いは壁面の近傍に手を伸ばす動作、例えばトイレットペーパーを巻き取る、或いはトイレの洗浄ボタンを押す等の動作を検知したら離座予兆と判断するため、精度の高い離座予兆の検知を実施できる。
請求項5の発明は、請求項1乃至4の何れかに記載の構成において、状態検出手段は、便座に腰掛けた人物が異常を示す特定姿勢或いは特定状態を検知したら異常発生と判断して外部に異常発生信号を出力することを特徴とする。
この構成によれば、トイレ内の人物が異常を示す姿勢或いは状態になったら特定動作を検出しなくても外部に通知するため、速やかな対処が可能となる。
請求項6の発明は、請求項5に記載の構成において、状態検出手段は、人物が一定時間動かない姿勢状態、或いは床に倒れた状態を検知したら異常発生と判断することを特徴とする。
この構成によれば、倒れた状態に加えて、便座に腰掛けた状態でも一定時間動かなければ異常発生と判断するため、異常状態を的確に判断できる。
請求項7の発明は、請求項1乃至6の何れかの構成において、状態検出手段は、姿勢検知手段が検知する人物が、一人の状態が一定時間以上継続し、その後2人以上となったら特定動作の検出を終了することを特徴とする。
この構成によれば、トイレ内の人物が1人から複数人になったら介助者が入ってきたと判断して特定動作の検出を終了する。そのため、特定動作自体を検出しなくても介助者が現れたら検出動作を終了でき、必要の無い通報をせずに済む。
請求項8の発明は、ベッドに設置されて患者が看護師を呼び出すためのナースコール子機、廊下において患者からの呼び出しを報知する廊下灯、ナースステーションに設置されて患者からの呼び出しに看護師が応答するためのナースコール親機を備えたナースコールシステムであって、廊下灯或いはナースコール子機に、請求項1乃至7の何れかに記載のトイレ装置が接続され、トイレ装置から送出された通報を受けて、ナースコール親機が報知動作することを特徴とする。
この構成によれば、病室のトイレで人物の離座或いは離座予兆を検知したらナースコール親機が報知動作するため、看護師はそれを認識し易い。
請求項9の発明は、請求項8に記載の構成において廊下灯に、トイレ装置が特定動作の検出中であるかどうかを表示する状態表示部を有することを特徴とする。
この構成によれば、トイレ装置が動作中であるかどうか外部で認識でき、トイレまで行って確認する必要がない。
本発明によれば、検知する人物が複数人から便座に腰掛けた一人になったらトイレに腰掛けた人物の特定動作の検出を開始するため、介助を必要とする人物のみ特定動作の監視を実施でき、誤った通報を防止できる。
そして、撮像手段の撮像画像を基に、人物の離座、或いは離座予兆の動作を検出したら通報するため、センサを複数設置すること無くトイレから出ようとする状態を検知できる。
特に、赤外線アレイセンサを用いて赤外線画像情報を基に人物の骨格を検出すれば、処理するデータを少なくでき簡易な構成で姿勢を検出できる。加えて、通常のカメラを使用しないため、トイレ使用者は見られているという意識を抱くことがなく安心させることができる。
本発明に係るトイレ装置の一例を示すブロック図である。 赤外線アレイセンサ情報から骨格を検出する説明図であり、2人の人物の骨格を検出している状態を示している。 赤外線アレイセンサ情報から骨格を検出する説明図であり、1人の人物の骨格を検出している状態を示している。 離座動作を検出する説明図である。 壁面に手を伸ばす動作を検出する説明図である。 一定時間動かない状態を検知する説明図である。 異常発生を検知する説明図である。 1人から2人になった状態を検出する説明図である。 ナースコールシステムの構成図である。 廊下灯のブロック図である。
以下、本発明を具体化した実施の形態を、図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明に係るトイレ装置の一例を示すブロック図であり、トイレから看護師を呼び出すための呼出ボタンとハウジングを一体化した構成のものを示している。
トイレ装置1は、赤外線アレイセンサ11、検知する人物の姿勢を選択する設定操作部12、赤外線アレイセンサ11の状態を表示する状態表示部13、トイレ装置1を制御するトイレ装置CPU14、外部と通信するトイレ装置通信IF15、そして看護師を呼び出すための呼出ボタン16を備えている。
赤外線アレイセンサ11は、赤外線画像を出力する公知の赤外線センサであり、ここではトイレ内を撮像した赤外線画像情報が出力される。
設定操作部12は、検知モードを選択する操作部であり、離座を検知する離座検知モード、離座の予兆動作を検知する離座予兆検知モード、人物(患者)の異常発生を検知する異常発生検知モードの中から1つ或いは複数の検知モードの選択を可能としている。
状態表示部13は、3色のLEDが内蔵され、選択された検知モードが発光色で認識可能となっている。
トイレ装置CPU14は、赤外線アレイセンサ11の赤外線画像情報から人を検出し、検出した人の人数及び個々の人物の骨格を検出して姿勢を検知する姿勢検知部14a、検知した姿勢から人物の後述する特定動作或いは特定状態を判断する状態検出部14bを備えている。
そして、トイレ装置通信IF15を介して外部と通信を実施し、状態検出部14bが特定動作或いは特定状態を検知したら、外部に通知する制御を実施するし、状態検出部14bの動作状態を外部に通知する制御を実施する。
尚、呼出ボタン16が押下されると、呼出信号が外部に送出される。
ここで、トイレ装置CPU14の姿勢検知部14a、状態検出部14bの動作を、図2~8を参照して説明する。
図2,3は姿勢を検知する説明図であり、赤外線アレイセンサ11の赤外線画像情報から、姿勢検知部14aにより姿勢情報として骨格が検出される。
図2(a)は撮像画像から2人の人物を検出し、検出した人物のそれぞれの骨格を検出している説明図、図2(b)は検出した骨格を抽出した説明図、図3(a)は赤外線撮像画像から1人を検出し、その骨格を検出している説明図、図3(b)は検出した骨格のみを抽出した説明図である。
尚、赤外線アレイセンサ11を備えたトイレ装置1は、ここではトイレの便器横の壁面で、着座した人物の腰付近の高さに設置されている。
赤外線アレイセンサ11が出力する赤外線画像情報は、温度の違いが画像で示されるが、トイレの壁の温度は一様であるため深層学習により容易に判別できる。結果、図2(a)に示すように人物を抽出できる。こうして人物のエリアG3が抽出され、その形状及び内部の温度の分布から骨格が検出される。尚、G1は壁のエリア、G2は便器のエリアを示している。
結果、図2(a)の撮像画像から2人の人物M1,M2の存在が判断される。そして図2(b)に示すように、それぞれの骨格m1,m2が検出され姿勢として検知される。ここでは、一方の人物M1は便座に座ろうとしている患者の姿勢であり、他方の人物M2はそれを介助している看護師等の介助者の姿勢であることが検知される。
また図3は、検出する人物が2人から1人になり、図2に示す骨格m1の人物M1が便座に座っている状態を示している。図3(a)の撮像画像から1人の人物M1の存在が判断され、図3(b)からその骨格m1が検出される。検出した骨格m1から、人物M1は便座に座りトイレを使用している状態にあることが検知される。
図4~7は状態検出部14bが状態検出する説明図であり、図4は離座動作を検出する説明図であり、図4(a)は便座に腰掛けた図3(b)に示した状態であり、この状態から人物が立とうとすると、図4(b)に示すように骨格m1の状態が上方に延びる変化をする。この骨格の変化を検知した姿勢検知部14aの姿勢情報を受けて、状態検出部14bが離座状態発生と判断する。
図5は便座に腰かけた状態で、離座の予兆を検出する説明図であり、図5(a)は便座に腰掛けた図3(b)の状態であり、この状態から壁面近くに手が伸ばされると図5(b)に示すような状態の骨格m1が姿勢検知部14aにより検知され、この姿勢情報を受けて、状態検出部14bは離座予兆動作発生と判断する。
図6,7は便座に腰掛けている人物に異常が発生したら、それを検知する説明図である。図6は一定時間動きがなかった場合に異常発生と判断する説明図、図7は人物が倒れた場合に異常発生と判断する説明図である。
図6(a)は便座に腰掛けた人物が、前屈みになっているのを姿勢検知部14aが検出した状態を示している。図6(b)はそれから一定時間(例えば60秒後)後に検出した骨格m1の状態を示している。
このように、一定時間にわたり図3に示す便座に腰掛けた基本姿勢ではなく、図6に示すような前屈み等の低い状態の姿勢が継続している姿勢情報を姿勢検知部14aから受けたら、状態検出部14bは異常発生と判断する。
図7(a)は人物M1が便座に腰かけた上記図3(b)の骨格m1の状態であり、図7(b)はトイレの床に横たわった状態を示している。このように、検出した骨格m1から、便座に腰掛けた状態から横たわった状態に変化した姿勢情報を姿勢検知部14aから受けたら、状態検出部14bは異常発生と判断する。
図8は姿勢検知部14aが、検出している人物が1人から2人になった状態を検出する説明図であり、図8(a)は上記図3(b)の便座に腰掛けた状態の説明図であり、図8(b)は検出する人物が2人に変化した状態を示す説明図である。
トイレに入ってきた人数が2人の状態から1人になった場合とは逆に、図8(a)に示す1人の状態から図8(b)に示す2人になったら、その変化を検出する。そして、図8(b)に示すように、入ってきた人物M3の骨格m3が検出されて、便座に座っていた人物M1を介助している場合、その動作が把握される。
このような姿勢検知部14a、状態検出部14bを備えたトイレ装置1は以下のように動作する。まずトイレ装置CPU14は、赤外線アレイセンサ11の起動と連動して姿勢検知部14aを起動して、赤外線撮像画像から人物の検出、検出した人物の骨格検出を行う。具体的に、上記図2(a)に示すように、赤外線撮像画像から人物M1,M2を検出する。そして、検出した人物M1,M2の骨格m1,m2を検出する。図2に示すように、複数人を検出した場合はそれぞれ骨格が検出される。
その後、検出している人数が便座に腰かけた1人の人物M1のみとなったのを姿勢検知部14aが認識したら、トイレ装置CPU14は状態検出部14bを起動する。起動した状態検出部14bは特定動作の検出を開始する。
尚、ここでは設定操作部12の設定状態が、離座、離座予兆に加えて異常発生も検知する設定となっているものとする。
ここで、状態検出部14bの起動タイミングについて説明する。離座検知をしたい対象者は、便座に座る/立つ際に介助が必要な患者であることが確実と考えられる。そこで、通常であれば1人でしか入らないトイレ個室空間に2人以上入ってきた時点で、介助が必要な患者がトイレを使おうとしており、離座検知等のセンサをオンしたい状況であると判断することができる。
そのため、検出した人物が最初は複数で、その後1人になった状況を受けて、状態検出部14bを起動させることで、介助が必要な患者がトイレの使用を終了したら外部にそれを通知する制御を実施させる。
起動した状態検出部14bは、便座に腰掛けている人物M1の動作及び状態を監視し、離座の予兆或いは離座を検知したら、外部に検出信号を出力する。具体的に、トイレットペーパを取ろうと、或いはウォシュレット(登録商標)等のトイレ洗浄操作をしようと手を壁の方向に伸ばしたら、上記図5に示すような骨格の動きからそれを把握して、離座の予兆発生と判断して外部に検出信号を出力する。
更に、便座から立ち上がる離座動作をしたら、上記図4(b)に示す骨格m1の状態からその姿勢を検知し、外部に検出信号を出力する。
但し、離座予兆或いは離座を検知する前に、トイレ内の人物が複数となったら状態検出部は動作を停止する。具体的に、上記図8(b)に示すように、1人の状態であったトイレにおいて、姿勢検知部14aが2人の人物M1,M3を検知したら、人物の姿勢に関わらず状態検出部14bの動作は停止する。
こうすることで、離座の通知を待たずに家族等が介助するためにトイレに入って来た場合は、それを検知して特定動作の検出が終了となるため、必要の無い通報をせずに済む。
尚、人物が増えても図8(b)に示すように介助動作を検知するまでは、検知動作を継続させても良い。
このように、検知する人物が複数人から便座に腰掛けた一人になったらトイレに腰掛けた人物M1の特定動作の検出を開始するため、介助を必要とする人物のみ特定動作の監視を実施でき、誤った通報を防止できる。そして、赤外線アレイセンサ11の撮像画像を基に、人物M1の離座或いは離座予兆の動作を検出したら通報するため、センサを複数設置すること無くトイレから出ようとする状態を検知できる。
また、赤外線画像情報を基に人物の骨格を検出するため、処理するデータを少なくでき簡易な構成で姿勢を検出できるし、通常のカメラを使用しないため、トイレ使用者は見られているという意識を抱くことがなく安心させることができる。
更に、呼出ボタン16と共通のハウジングに姿勢検知部14a及び状態検出部14bが組み込まれるため、専用のハウジングが必要無く、設置作業を簡略化できる。また、安価に構成できる。
加えて、人物が壁面或いは壁面の近傍に手を伸ばす動作、例えばトイレットペーパーを巻き取る、或いはトイレの洗浄ボタンを押す等の動作を検知したら離座予兆と判断するため、精度の高い離座予兆の検知を実施できる。
一方で状態検出部14bは、特定の動作を検出する前に異常発生を検出したら外部に異常発生を通報する。具体的に、上記図6に示すように、通常の腰掛けた姿勢から前屈み等の低い姿勢に変化し、それが一定時間継続したら異常発生と判断して外部に異常発生信号を送信する。
但し、前屈みになった状態を検知しても、その姿勢が所定時間経過する前に通常の腰かけた状態或いは起立動作に移行したら、異常発生とは判断しない。
更に、上記図7に示すように、トイレに腰掛けた人物M1が床に横たわった状態に変化したらそれを検知し、異常発生と判断して速やかに外部に異常発生信号を送信する。
このように、トイレ内の人物M1が異常を示す姿勢或いは状態になったら特定動作を検出しなくても外部に通知するため、速やかな対処が可能となる。また、倒れた状態に加えて、便座に腰掛けた状態でも不自然な状態で一定時間動かなければ異常発生と判断するため、異常発生を的確に判断できる。
尚、上記実施形態では、赤外線アレイセンサ11とトイレ装置CPU14とを、呼出ボタン16と共に共通のハウジングとし、トイレの横に設置しているが、赤外線アレイセンサ11とトイレ装置1の他の構成要素を備えたハウジングとは別体としても良い。赤外線アレイセンサ11を独立させることで、トイレに入ってきた人物の姿勢を判断し易い画像を撮像できる場所に設置し易くなる。
図9は、上述したトイレ装置1を備えたナースコールシステムの構成図を示している。ナースコールシステムは、ベッドに設置されて患者が看護師を呼び出すためのナースコール子機2、廊下において患者からの呼び出しを報知する廊下灯3、ナースステーションに設置されて患者からの呼び出しに看護師が応答するためのナースコール親機4、廊下灯3とナースコール親機4との間の通信を制御する制御機5を備え、トイレ装置1は廊下灯3に接続されている。尚、ここでは機器間はLAN6により接続され、7はHUBを示している。
トイレ装置1から送信された検出信号あるいは異常発生信号は、廊下灯3、制御機5を介してナースコール親機4に送信されて、ナースコール親機4は受信した信号に応じた報知動作を実施する。
このように、病室のトイレで人物の離座或いは離座予兆を検知したらナースコール親機4が報知動作するため、看護師はそれを認識し易い。
尚、ナースコール子機2が呼出操作されると、廊下灯3が呼出発生を通知し、ナースコール親機4で呼出音が鳴動する動作、また呼出音が鳴動するナースコール親機4にて応答操作すると患者と通話可能となる動作等は従来と同様であるため説明を省略する。
また、廊下灯3にはトイレ装置1の状態を表示する機能が設けられている。以下、図10を参照して具体的に説明する。
図10は廊下灯3のブロック図を示している。廊下灯3は、図10に示すように患者情報を表示するモニタ31、表示する患者情報を記憶する記憶部32、ナースコール子機2による呼出発生を表示する表示灯33、トイレ装置1の状態を表示する例えばLEDから成る状態表示部34、廊下灯3を制御する廊下灯CPU35、ナースコール子機2と通信する子機通信IF36、制御機5と通信する廊下灯通信IF37等を備えている。
そして、トイレ装置1から状態検出部14bの動作状態が廊下灯3に通知される。具体的に、トイレ装置CPU14の制御により、状態検出部14bが特定動作の検知状態にあるかどうかが廊下灯3に通知される。
この情報を受けた廊下灯3は、廊下灯CPU35が状態表示部34の表示を制御し、例えば特定動作の検知動作中であればLEDを点灯させ、検知動作していなければ消灯される。
このように、トイレ装置1が特定動作の検知動作中であるかどうか廊下灯を見れば認識できるため、トイレまで行って確認する必要がない。
尚、上記実施形態のナースコールシステムでは、トイレ装置1を廊下灯3に接続しているが、廊下灯3でなくナースコール子機2に接続しても良い。この場合、ナースコール子機2を介して廊下灯3と通信が成される。
また、トイレ装置1を呼出ボタン16と共通のハウジングとしているが、呼出ボタン16とは別体としても良い。
更に、撮像手段として赤外線アレイセンサ11を使用しているが、通常のカメラを使用しても良い。この場合、撮像画像が外部へ出力されないことを患者が認識できる手段を合わせて設ければ、通常のカメラを使用しても患者に安心感を与えることができる。
また、介助者M2,M3は、骨格m2,m3から姿勢を判断して検出するではなく、深層学習等で直接撮像画像内の人数を判断させても良い。
1・・トイレ装置、2・・ナースコール子機。3・・廊下灯、4・・ナースコール親機、11・・赤外線アレイセンサ(撮像手段)、14・・トイレ装置CPU、14a・・姿勢検知部(姿勢検知手段)、14b・・状態検出部(状態検出手段)、34・・状態表示部。

Claims (9)

  1. トイレ内の人物を撮像する撮像手段と、
    前記撮像手段の撮像画像から検出した人物の人数及び姿勢を検知する姿勢検知手段と、
    前記姿勢検知手段が検知した姿勢情報から、トイレの便座からの人物が離座する特定動作、或いは離座の予兆を示す特定動作を検出する状態検出手段とを有し、
    前記状態検出手段は、前記姿勢検知手段が検出した人物が最初は複数人であり、その後1人になった人物が便座に腰掛けた状態を検知したら前記特定動作の検出を開始し、前記特定動作を検出したら外部に検出信号を出力することを特徴とするトイレ装置。
  2. 前記撮像手段が赤外線画像を出力する赤外線アレイセンサであり、
    前記姿勢検知手段は、前記赤外線画像から人物の骨格を検出して姿勢を検知することを特徴とする請求項1記載のトイレ装置。
  3. 前記撮像手段、前記姿勢検知手段、前記状態検出手段のうち、少なくとも前記姿勢検知手段及び前記状態検出手段は、看護師を呼び出すための呼出ボタンと共通のハウジングに内蔵されていることを特徴とする請求項1又は2記載のトイレ装置。
  4. 前記状態検出手段は、便座に腰掛けた人物が壁面或いは壁面の近傍に手を伸ばす動作をしたら、離座の予兆を示す特定動作として検出することを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載のトイレ装置。
  5. 前記状態検出手段は、便座に腰掛けた人物が異常を示す特定姿勢或いは特定状態を検知したら異常発生と判断して外部に異常発生信号を出力することを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載のトイレ装置。
  6. 前記状態検出手段は、人物が一定時間動かない姿勢状態、或いは床に倒れた状態を検知したら異常発生と判断することを特徴とする請求項5記載のトイレ装置。
  7. 前記状態検出手段は、前記姿勢検知手段が検知する人物が、一人の状態が一定時間以上継続し、その後2人以上となったら前記特定動作の検出を終了することを特徴とする請求項1乃至6の何れかに記載のトイレ装置。
  8. ベッドに設置されて患者が看護師を呼び出すためのナースコール子機、廊下において患者からの呼び出しを報知する廊下灯、ナースステーションに設置されて患者からの呼び出しに看護師が応答するためのナースコール親機を備えたナースコールシステムであって、
    前記廊下灯或いは前記ナースコール子機に、請求項1乃至7の何れかに記載のトイレ装置が接続され、
    前記トイレ装置から送出された通報を受けて、前記ナースコール親機が報知動作することを特徴とするナースコールシステム。
  9. 前記廊下灯に、前記トイレ装置が特定動作の検出中であるかどうかを表示する状態表示部を有することを特徴とする請求項8記載のナースコールシステム。
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Citations (6)

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