JP7330524B2 - 紙製品検査装置、および紙製品加工システム - Google Patents
紙製品検査装置、および紙製品加工システム Download PDFInfo
- Publication number
- JP7330524B2 JP7330524B2 JP2021072334A JP2021072334A JP7330524B2 JP 7330524 B2 JP7330524 B2 JP 7330524B2 JP 2021072334 A JP2021072334 A JP 2021072334A JP 2021072334 A JP2021072334 A JP 2021072334A JP 7330524 B2 JP7330524 B2 JP 7330524B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- paper product
- line sensor
- sensor camera
- abnormal portion
- control device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Description
加えて、特許文献1の構成では、2以上の画像情報を取得する必要があるために、複数組のラインセンサカメラが設けられる必要がある。このため検査装置が大型化するとともに、製造コストが高くなるという問題がある。
さらに、従来は一組のラインセンサカメラのみが設けられていた構成に対し、特許文献1の構成では複数組のラインセンサカメラを設ける必要がある。このため特許文献1の構成を実現するためには、装置全体のハード面を大きく変更する必要があった。すなわち、浮遊物による異常部分であると判断する機能を追加するために、従来の装置を特許文献1に記載の新しい装置に置き換えるか、大幅な改造を施すことが必要となるという問題がある。
第2発明の紙製品検査装置は、搬送される紙製品の移動量を測定する移動量測定装置と、前記紙製品の品質を検査するためのラインセンサカメラと、前記移動量測定装置および前記ラインセンサカメラに接続している制御装置と、該制御装置に接続し、前記紙製品のマスタ画像を記憶している記憶装置と、を備え、前記ラインセンサカメラが、可視光領域を赤の色信号で検出するRラインセンサカメラ、可視光領域を緑の色信号で検出するGラインセンサカメラ、可視光領域を青の色信号で検出するBラインセンサカメラを、それぞれの長手方向の軸心が等間隔で並列するように、かつ前記紙製品に対していずれも平行であるように配置されたRGBラインセンサカメラであり、該制御装置は、前記ラインセンサカメラにより取得された画像と、前記移動量と、を用いて前記紙製品の逐次画像を作成し、前記紙製品のマスタ画像と比較して、前記逐次画像に現れた異常部分を抽出し、
前記異常部分の色についてあらかじめ定められた閾値を超えたものを浮遊物による異常部分であると判断することを特徴とする。
第3発明の紙製品検査装置は、第2発明において、前記浮遊物による異常部分が、複数色が順次出現するカラーパターンであることを特徴とする。
第4発明の紙製品検査装置は、第1発明から第3発明のいずれかにおいて、前記逐次画像の作成のためのラインセンサカメラが1台のみであることを特徴とする。
第5 発明の紙製品加工システムは、請求項1から4のいずれかに記載の紙製品検査装置と、前記紙製品検査装置からの信号に基づいて、欠陥のある前記紙製品を生産ラインから除去する除去装置と、を含むことを特徴とする。
第2発明によれば、ラインセンサカメラが、RGBラインセンサカメラであり、制御装置は、異常部分の色に関して閾値を超えたものを浮遊物による異常部分であると判断することにより、浮遊物による異常部分であるとの判断が最も容易にできる閾値を用いているので、その判断の精度を上げることができる。
第3発明によれば、浮遊物による異常部分が、複数色が順次出現するカラーパターンであることにより、複数色に関して閾値を超えたものを浮遊物による異常部分であると判断するので、さらにその判断の精度を上げることができる。
第4発明によれば、逐次画像の作成のためのラインセンサカメラが1台のみであることにより、検査装置全体の大型化、コストの増大を抑制することができる。また、一組のラインセンサカメラは、従来の検査装置にすでに設けられているので、ソフト面を改造するだけで浮遊物による異常部分であると判断できる新たな機能を追加できる。すなわち、ハード面の改造なしに、新たな機能を追加できる。
第5発明によれば、紙製品加工システムが第1発明から第4発明のいずれかの紙製品検査装置と、そこからの信号に基づいて欠陥のある紙製品を生産ラインから除去する除去装置とを含んでいることにより、浮遊物による異常部分は欠陥ではないので、この紙製品加工システムは、浮遊物による異常部分により間違って廃棄される紙製品の数を抑制できる。これにより製造の歩留まりを上げることができる。
(紙製品検査装置10の構成)
図2には、本発明の第1実施形態に係る紙製品検査装置10の概略構成図を示す。図2は紙製品検査装置10の側面方向からの概略図であり、紙製品検査装置10の主要部材以外は省略している。また図2では、被検査対象である紙製品の一つである段ボール20が、矢印の向きに搬送される。紙製品検査装置10は、この搬送中の段ボール20の表面の検査を行う装置である。
図2を用いて、本実施形態に係る紙製品検査装置10を含む紙製品加工システムを説明する。図2に示すように、紙製品加工システムは、少なくとも紙製品検査装置10と、紙製品検査装置10の後段において、「欠陥」のある紙製品を生産ラインから除去する除去装置17とを含んで構成される。ここで「後段」とは、紙製品の製造ラインにおいて、紙製品検査装置10の工程の時間的に後であることを意味する。また、紙製品加工システムは、例えば、紙製品検査装置10の前段、すなわち紙製品検査装置10の工程の時間的に前に印刷機18を有する場合もある。なお図示していないが、本実施形態に係る紙製品検査装置10と除去装置17との間には、紙製品検査装置10が、致命度が高いと判断した場合に、その「欠陥」を有する紙製品にインキで印をつける装置が配置される場合がある。
図5には本実施形態に係る紙製品検査装置10の動作フロー図を示す。また図1には、本実施形態に係る紙製品検査装置10の「異常部分」に対する判断手法の説明図を示す。この動作フロー図は、紙製品1枚ごとに行われる動作を表したものである。
(紙製品検査装置10の動作フロー)
図6には、本発明の第2実施形態に係る紙製品検査装置の「異常部分」に対する判断手法の説明図を示す。図6(A)は、紙製品上に浮遊物が浮遊している状態の説明図であり、図6(B)はその紙製品の逐次画像の説明図である。
(紙製品検査装置10の動作フロー)
図7には、本発明の第3実施形態に係る紙製品検査装置の異常分に対する判断手法の説明図を示す。図7(A)は、紙製品上に浮遊物が浮遊している状態の説明図であり、図7(B)はその紙製品の逐次画像の説明図である。なお、図7(B)の紙面の下側に表されている2つのグラフは、図7(B)の太点線Eにおける状態を表した図であり、上側が映像レベルを表したグラフ、下側がその映像レベルの変化を強調処理したグラフである。
各実施形態において、縦横比、コントラスト、色のそれぞれについて、あらかじめ定められた閾値を用いて、制御装置11が「浮遊物による異常部分」であると判断しているが、これらのパラメータは複数組み合わせて用いることも可能である。例えばコントラストと色との2つの閾値を用いて、いずれも満足する場合を「浮遊物による異常部分」と判断することも可能である。
11 制御装置
11a 記憶装置
12 RGBラインセンサカメラ(ラインセンサカメラ)
14 移動量測定装置
17 除去装置
Claims (5)
- 搬送される紙製品の移動量を測定する移動量測定装置と、
前記紙製品の品質を検査するためのラインセンサカメラと、
前記移動量測定装置および前記ラインセンサカメラに接続している制御装置と、
該制御装置に接続し、前記紙製品のマスタ画像を記憶している記憶装置と、を備え、
該制御装置は、
前記ラインセンサカメラにより取得された画像と、前記移動量と、を用いて前記紙製品の逐次画像を作成し、
前記紙製品のマスタ画像と比較して、前記逐次画像に現れた異常部分を抽出し、
前記異常部分の縦横比、またはコントラストについてあらかじめ定められた閾値を超えたものを浮遊物による異常部分であると判断する、
ことを特徴とする紙製品検査装置。 - 搬送される紙製品の移動量を測定する移動量測定装置と、
前記紙製品の品質を検査するためのラインセンサカメラと、
前記移動量測定装置および前記ラインセンサカメラに接続している制御装置と、
該制御装置に接続し、前記紙製品のマスタ画像を記憶している記憶装置と、を備え、
前記ラインセンサカメラが、可視光領域を赤の色信号で検出するRラインセンサカメラ、可視光領域を緑の色信号で検出するGラインセンサカメラ、可視光領域を青の色信号で検出するBラインセンサカメラを、それぞれの長手方向の軸心が等間隔で並列するように、かつ前記紙製品に対していずれも平行であるように配置されたRGBラインセンサカメラであり、
該制御装置は、
前記ラインセンサカメラにより取得された画像と、前記移動量と、を用いて前記紙製品の逐次画像を作成し、
前記紙製品のマスタ画像と比較して、前記逐次画像に現れた異常部分を抽出し、
前記異常部分の色についてあらかじめ定められた閾値を超えたものを浮遊物による異常部分であると判断する、
ことを特徴とする紙製品検査装置。 - 前記浮遊物による異常部分が、複数色が順次出現するカラーパターンである、
ことを特徴とする請求項2に記載の紙製品検査装置。 - 前記逐次画像の作成のためのラインセンサカメラが1台のみである、
ことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の紙製品検査装置。 - 請求項1から4のいずれかに記載の紙製品検査装置と、
前記紙製品検査装置からの信号に基づいて、欠陥のある前記紙製品を生産ラインから除去する除去装置と、を含む、
ことを特徴とする紙製品加工システム。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021072334A JP7330524B2 (ja) | 2021-04-22 | 2021-04-22 | 紙製品検査装置、および紙製品加工システム |
JP2022169615A JP2022183366A (ja) | 2021-04-22 | 2022-10-24 | 紙製品検査装置、および紙製品加工システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021072334A JP7330524B2 (ja) | 2021-04-22 | 2021-04-22 | 紙製品検査装置、および紙製品加工システム |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2022169615A Division JP2022183366A (ja) | 2021-04-22 | 2022-10-24 | 紙製品検査装置、および紙製品加工システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2022166918A JP2022166918A (ja) | 2022-11-04 |
JP7330524B2 true JP7330524B2 (ja) | 2023-08-22 |
Family
ID=83852525
Family Applications (2)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2021072334A Active JP7330524B2 (ja) | 2021-04-22 | 2021-04-22 | 紙製品検査装置、および紙製品加工システム |
JP2022169615A Pending JP2022183366A (ja) | 2021-04-22 | 2022-10-24 | 紙製品検査装置、および紙製品加工システム |
Family Applications After (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2022169615A Pending JP2022183366A (ja) | 2021-04-22 | 2022-10-24 | 紙製品検査装置、および紙製品加工システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (2) | JP7330524B2 (ja) |
Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002310799A (ja) | 2001-04-16 | 2002-10-23 | Dac Engineering Kk | 印刷物のカラーインキ濃度検出方法およびカラーインキ濃度検出装置 |
JP2003262593A (ja) | 2002-03-08 | 2003-09-19 | Mitsubishi Rayon Co Ltd | 欠陥検出装置及び欠陥検出方法 |
JP3156399U (ja) | 2009-10-16 | 2009-12-24 | ダックエンジニアリング株式会社 | 被検査対象物の欠陥を検出する欠陥検出システム |
JP5188009B2 (ja) | 2004-03-08 | 2013-04-24 | キヤノン株式会社 | 3次元周期構造及びそれを有する機能素子および発光素子 |
JP5338121B2 (ja) | 2007-04-27 | 2013-11-13 | 住友化学株式会社 | 複素環高分子化合物 |
JP2018179939A (ja) | 2017-04-21 | 2018-11-15 | オムロン株式会社 | シート検査装置及び検査システム。 |
JP2020183889A (ja) | 2019-05-07 | 2020-11-12 | ダックエンジニアリング株式会社 | 印刷物検査装置 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3202293B2 (ja) * | 1992-01-10 | 2001-08-27 | 大日本印刷株式会社 | 走行印刷物の検査装置 |
JPH05338121A (ja) * | 1992-06-10 | 1993-12-21 | Dainippon Printing Co Ltd | 印刷物検査装置 |
JP5817384B2 (ja) * | 2011-09-22 | 2015-11-18 | ダックエンジニアリング株式会社 | 箱体の品質検査装置 |
JP2016075542A (ja) * | 2014-10-04 | 2016-05-12 | 岡本電機株式会社 | 無地の段ボールシートの欠陥検出装置及び欠陥検出方法 |
-
2021
- 2021-04-22 JP JP2021072334A patent/JP7330524B2/ja active Active
-
2022
- 2022-10-24 JP JP2022169615A patent/JP2022183366A/ja active Pending
Patent Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002310799A (ja) | 2001-04-16 | 2002-10-23 | Dac Engineering Kk | 印刷物のカラーインキ濃度検出方法およびカラーインキ濃度検出装置 |
JP2003262593A (ja) | 2002-03-08 | 2003-09-19 | Mitsubishi Rayon Co Ltd | 欠陥検出装置及び欠陥検出方法 |
JP5188009B2 (ja) | 2004-03-08 | 2013-04-24 | キヤノン株式会社 | 3次元周期構造及びそれを有する機能素子および発光素子 |
JP5338121B2 (ja) | 2007-04-27 | 2013-11-13 | 住友化学株式会社 | 複素環高分子化合物 |
JP3156399U (ja) | 2009-10-16 | 2009-12-24 | ダックエンジニアリング株式会社 | 被検査対象物の欠陥を検出する欠陥検出システム |
JP2018179939A (ja) | 2017-04-21 | 2018-11-15 | オムロン株式会社 | シート検査装置及び検査システム。 |
JP2020183889A (ja) | 2019-05-07 | 2020-11-12 | ダックエンジニアリング株式会社 | 印刷物検査装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2022166918A (ja) | 2022-11-04 |
JP2022183366A (ja) | 2022-12-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5174540B2 (ja) | 木材欠陥検出装置 | |
JP2017198612A (ja) | 検査装置、検査システム、および物品製造方法 | |
JP2010156620A (ja) | 検査装置 | |
JP2007010525A (ja) | 欠陥検出方法 | |
JP7330524B2 (ja) | 紙製品検査装置、および紙製品加工システム | |
JP3989739B2 (ja) | 検査装置 | |
JP4304690B2 (ja) | テープ部材の検査装置 | |
JP2010078485A (ja) | 印刷物の検査方法 | |
JP6699694B2 (ja) | 検査システム、検査方法 | |
JP4903031B2 (ja) | 透光性を有するシート材の外観検査装置および方法 | |
JP2006226950A (ja) | 木材の検査方法及び木材の検査装置 | |
JP2004101339A (ja) | 丸棒体の外観検査装置 | |
JP2009080004A (ja) | 検査装置 | |
JP6623545B2 (ja) | 検査システム、検査方法、プログラムおよび記憶媒体 | |
JP2008146432A (ja) | マークの検出方法 | |
JP2016075542A (ja) | 無地の段ボールシートの欠陥検出装置及び欠陥検出方法 | |
JP5784406B2 (ja) | 加工品の検査方法 | |
JP2006035505A (ja) | 印刷物の検査方法及び装置 | |
JP2005172649A (ja) | 欠陥検査装置 | |
JP2016033497A (ja) | 裁断対象検査装置、裁断対象検査方法、裁断対象検査装置用のプログラム、および、裁断対象検査システム | |
JP5520028B2 (ja) | タイヤトレッドの識別線検査方法及びその検査装置 | |
KR20090121612A (ko) | 골판지 품질 불량 자동 검사 방법 및 장치 | |
US11763445B2 (en) | Inspection of a target object using a comparison with a master image and a strictness of a quality evaluation threshold value | |
JP2015092141A (ja) | 印字検査装置 | |
TWI765402B (zh) | 檢測方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20210603 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20220517 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20220802 |
|
C60 | Trial request (containing other claim documents, opposition documents) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C60 Effective date: 20221024 |
|
C22 | Notice of designation (change) of administrative judge |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C22 Effective date: 20230315 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20230614 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20230802 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7330524 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |