JP3202293B2 - 走行印刷物の検査装置 - Google Patents
走行印刷物の検査装置Info
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- JP3202293B2 JP3202293B2 JP00311492A JP311492A JP3202293B2 JP 3202293 B2 JP3202293 B2 JP 3202293B2 JP 00311492 A JP00311492 A JP 00311492A JP 311492 A JP311492 A JP 311492A JP 3202293 B2 JP3202293 B2 JP 3202293B2
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は輪転印刷機などの連続し
て印刷を行う印刷機における走行印刷物を検査する装置
に係わり、とくに不良品の発生状況を正確に把握できる
ように集計する装置に関する。
て印刷を行う印刷機における走行印刷物を検査する装置
に係わり、とくに不良品の発生状況を正確に把握できる
ように集計する装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】印刷物の良否検査は永い間人手に頼って
きた。すなわち印刷物の種類に応じて抜取りにより目視
検査するとか、印刷物の走行速度に同期させてストロボ
を発光させて目視検査していた。
きた。すなわち印刷物の種類に応じて抜取りにより目視
検査するとか、印刷物の走行速度に同期させてストロボ
を発光させて目視検査していた。
【０００３】これを近年自動化しており、例えば特公平
１−４７８２３号公報とか特開平６２−１１１５２号公
報に示すような装置が実用化されており、高精度での良
否検査ができる。
１−４７８２３号公報とか特開平６２−１１１５２号公
報に示すような装置が実用化されており、高精度での良
否検査ができる。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】これらの装置による検
査の結果、不良が検出されたときは何等かの対策が必要
であるが、従来の装置では十分な対策が採られていると
はいえない。すなわち、検査装置は不良検出を作業者に
報知するために、警報ブザーを鳴らすとか、警告を点灯
表示するとか、不良発生位置を表示するとかであり、ま
た印刷物上への処置としては不良と判断した箇所への警
告テープの挿入を行うか、マーキングを行うなどであ
る。
査の結果、不良が検出されたときは何等かの対策が必要
であるが、従来の装置では十分な対策が採られていると
はいえない。すなわち、検査装置は不良検出を作業者に
報知するために、警報ブザーを鳴らすとか、警告を点灯
表示するとか、不良発生位置を表示するとかであり、ま
た印刷物上への処置としては不良と判断した箇所への警
告テープの挿入を行うか、マーキングを行うなどであ
る。
【０００５】作業者は、このような警告表示を見て不良
の発生を知り対処する。そして、警告表示を知ったとき
に不良が発生し続けていれば、そのときの印刷面状態を
見て不良内容を判断できる。しかし、一過的な不良は不
良の内容を知ることはできない。
の発生を知り対処する。そして、警告表示を知ったとき
に不良が発生し続けていれば、そのときの印刷面状態を
見て不良内容を判断できる。しかし、一過的な不良は不
良の内容を知ることはできない。
【０００６】すなわち、オフセット輪転印刷機の場合
は、ロール紙に印刷されたものが所定の長さに断裁さ
れ、次いで折り畳まれた状態で排出されるから、この中
からマーキングの施された印刷物を抜取り、折り畳まれ
た印刷物を拡げてはじめて不良内容を観察できる。
は、ロール紙に印刷されたものが所定の長さに断裁さ
れ、次いで折り畳まれた状態で排出されるから、この中
からマーキングの施された印刷物を抜取り、折り畳まれ
た印刷物を拡げてはじめて不良内容を観察できる。
【０００７】また、グラビア印刷機の場合は、ロールの
原反に印刷され、次いで再びロール状に巻き上げられ
る。そして、不良が発見された場合に不良箇所の原反の
耳にラベルの挿入とかマーキングが行われるが、その部
分も他の部分と連続して巻き上げられてしまう。このた
め、巻き戻さない限り不良箇所の観察はできない。これ
は、印刷機の停止および再稼働による多大の時間的ロス
と生産不良の問題を生じるから印刷機とは別個の巻き返
し専用機で巻き戻しを行い、不良箇所の確認および抜取
りを行っている。したがって、一過的な不良に対しては
その発生原因への対処を行えない。
原反に印刷され、次いで再びロール状に巻き上げられ
る。そして、不良が発見された場合に不良箇所の原反の
耳にラベルの挿入とかマーキングが行われるが、その部
分も他の部分と連続して巻き上げられてしまう。このた
め、巻き戻さない限り不良箇所の観察はできない。これ
は、印刷機の停止および再稼働による多大の時間的ロス
と生産不良の問題を生じるから印刷機とは別個の巻き返
し専用機で巻き戻しを行い、不良箇所の確認および抜取
りを行っている。したがって、一過的な不良に対しては
その発生原因への対処を行えない。
【０００８】さらに検査装置は不良の発生は報知するも
のの、その数量が幾つで正常な印刷物の数量が幾つとい
う管理は、作業者が行う記録に頼っていて正確な把握が
できない。すなわち不良判定の度に作業者が不良発生を
記録することにより最終的な良品数量を計算するのであ
るが、不良数量が必ずしも正確に記録されていないた
め、良品数の把握も正確に行えない。
のの、その数量が幾つで正常な印刷物の数量が幾つとい
う管理は、作業者が行う記録に頼っていて正確な把握が
できない。すなわち不良判定の度に作業者が不良発生を
記録することにより最終的な良品数量を計算するのであ
るが、不良数量が必ずしも正確に記録されていないた
め、良品数の把握も正確に行えない。
【０００９】本発明は上述の点を考慮してなされたもの
で、印刷物における不良箇所の画像記録と集計とを行え
る装置を提供することを目的とする。
で、印刷物における不良箇所の画像記録と集計とを行え
る装置を提供することを目的とする。
【００１０】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、本
発明では、連続的に走行する印刷物の紙面状態を光学的
に監視して不良を検出する検出部と、この検出部が不良
検出したときに当該不良部分を撮像記録する不良箇所撮
像部と、この不良箇所撮像部の記録画像を読出し表示す
る表示部と、前記検出部により検出された不良のデータ
を集計する集計部と、をそなえた走行印刷物の検査装置
において、前記集計部は、不良品の不良内容、位置およ
び数量を含むデータを集計するようにした、ことを特徴
とする走行印刷物の検査装置、を提供するものである。
発明では、連続的に走行する印刷物の紙面状態を光学的
に監視して不良を検出する検出部と、この検出部が不良
検出したときに当該不良部分を撮像記録する不良箇所撮
像部と、この不良箇所撮像部の記録画像を読出し表示す
る表示部と、前記検出部により検出された不良のデータ
を集計する集計部と、をそなえた走行印刷物の検査装置
において、前記集計部は、不良品の不良内容、位置およ
び数量を含むデータを集計するようにした、ことを特徴
とする走行印刷物の検査装置、を提供するものである。
【００１１】
【作用】本発明の第１の装置において、検出部は、走行
印刷物の不良を検出すると不良箇所撮像部に検出信号を
与えて不良部分を撮像記録させる。表示部は、この記録
画像を随時読出して表示することができるから、作業者
は各不良箇所の画像を読出してその内容を観察する。他
方、検出部は不良検出信号を集計部に与えて印刷の単位
長さ毎に不良の箇所、数量の集計を行う。
印刷物の不良を検出すると不良箇所撮像部に検出信号を
与えて不良部分を撮像記録させる。表示部は、この記録
画像を随時読出して表示することができるから、作業者
は各不良箇所の画像を読出してその内容を観察する。他
方、検出部は不良検出信号を集計部に与えて印刷の単位
長さ毎に不良の箇所、数量の集計を行う。
【００１２】また、本発明の第２の装置において、画像
データ形成手段で形成された画像データを基準値および
現在値として第１の記憶手段に記憶し、良否判定手段に
より判定して印刷不良箇所に相当するものを第２の記憶
手段に記憶し、その記憶された印刷不良内容を表示手段
に表示する。そして、集計部により良否判定手段の判定
結果を集計する。
データ形成手段で形成された画像データを基準値および
現在値として第１の記憶手段に記憶し、良否判定手段に
より判定して印刷不良箇所に相当するものを第２の記憶
手段に記憶し、その記憶された印刷不良内容を表示手段
に表示する。そして、集計部により良否判定手段の判定
結果を集計する。
【００１３】
【発明の効果】本発明は上述のように、検出部が走行中
の印刷物の不良を検出すると、不良箇所撮像部により当
該不良箇所を撮像記録させ、この記録画像を随時読出し
て表示し、かつ検出部による検出信号を集計して印刷物
毎の不良を数量的に処理するようにしたため、印刷物の
全体につき良、不良の内容、数量を正確に把握すること
ができる。この結果、不良発生時の対応が迅速にでき、
また後工程への不良抜き取り指示を明確にでき効率を向
上できる。
の印刷物の不良を検出すると、不良箇所撮像部により当
該不良箇所を撮像記録させ、この記録画像を随時読出し
て表示し、かつ検出部による検出信号を集計して印刷物
毎の不良を数量的に処理するようにしたため、印刷物の
全体につき良、不良の内容、数量を正確に把握すること
ができる。この結果、不良発生時の対応が迅速にでき、
また後工程への不良抜き取り指示を明確にでき効率を向
上できる。
【００１４】
【実施例】図１は、本発明の一実施例を示したもので、
印刷ユニット１を通りフィードロール２を経て巻上げ部
３に至る印刷物Ｐを、印刷ユニット１とフィードロール
２との間で不良検出を行いかつ不良箇所の撮像を行う。
このために、印刷ユニット１にロータリーエンコーダ１
１を設けて、その検出信号により印刷物Ｐの走行状態を
検出し印刷物の１面を知る。そして、印刷ユニット１よ
りも印刷物の流れ方向下流にラインセンサ１２を設けて
印刷物Ｐから画像データを取り込んで判定部１３に与え
る。
印刷ユニット１を通りフィードロール２を経て巻上げ部
３に至る印刷物Ｐを、印刷ユニット１とフィードロール
２との間で不良検出を行いかつ不良箇所の撮像を行う。
このために、印刷ユニット１にロータリーエンコーダ１
１を設けて、その検出信号により印刷物Ｐの走行状態を
検出し印刷物の１面を知る。そして、印刷ユニット１よ
りも印刷物の流れ方向下流にラインセンサ１２を設けて
印刷物Ｐから画像データを取り込んで判定部１３に与え
る。
【００１５】判定部１３は、ラインセンサ１２からの画
像データを、内蔵するメモリーに記録された基準データ
と対比して良否判定を行うとともに、不良判定したとき
は瞬時発光光源１４に適宜タイミングで発光指令を与
え、かつフレームメモリー１５にエリアセンサ１６から
の画像データを書き込ませる指令を与える。
像データを、内蔵するメモリーに記録された基準データ
と対比して良否判定を行うとともに、不良判定したとき
は瞬時発光光源１４に適宜タイミングで発光指令を与
え、かつフレームメモリー１５にエリアセンサ１６から
の画像データを書き込ませる指令を与える。
【００１６】判定部１３が瞬時発光光源１４に対して発
光指令を与えるタイミングは、印刷物の全幅を一度に撮
像できないエリアセンサ１６を、印刷物Ｐの幅方向に移
動させて不良箇所を撮像するのに適当な所定位置に置く
ことができるような時間に合わせて設定する。
光指令を与えるタイミングは、印刷物の全幅を一度に撮
像できないエリアセンサ１６を、印刷物Ｐの幅方向に移
動させて不良箇所を撮像するのに適当な所定位置に置く
ことができるような時間に合わせて設定する。
【００１７】これは、１０００mm程度の印刷巾の原反を
エリアセンサ１６で全巾を一度に撮影すると現在のＮＴ
ＳＣのテレビジョン規格では、細かな不良まで解像でき
ない為、エリアセンサでの撮影巾を５０mm程度にして、
不良のあった巾方向の場所へエリアセンサを移動させ
て、不良部分を撮影するようにしたためである。
エリアセンサ１６で全巾を一度に撮影すると現在のＮＴ
ＳＣのテレビジョン規格では、細かな不良まで解像でき
ない為、エリアセンサでの撮影巾を５０mm程度にして、
不良のあった巾方向の場所へエリアセンサを移動させ
て、不良部分を撮影するようにしたためである。
【００１８】判定部１３は、不良判定するとその判定出
力をデータ集計部１７にも与える。判定出力には不良検
出が印刷物Ｐにおける位置と関連付けて含まれており、
データ集計部１７がその集計を行う。そして集計結果
は、キーボード１８からの印刷物名、日付けなどの打ち
込みデータとともにフロッピーディスク１９、プリンタ
２０に出力し、あるいはホストコンピュータ２１に送出
する。
力をデータ集計部１７にも与える。判定出力には不良検
出が印刷物Ｐにおける位置と関連付けて含まれており、
データ集計部１７がその集計を行う。そして集計結果
は、キーボード１８からの印刷物名、日付けなどの打ち
込みデータとともにフロッピーディスク１９、プリンタ
２０に出力し、あるいはホストコンピュータ２１に送出
する。
【００１９】他方、フレームメモリー１５は記録した不
良箇所の画像データを画像ファイリングシステム２２に
与えられてファイルされ、モニタ２３により表示され
る。
良箇所の画像データを画像ファイリングシステム２２に
与えられてファイルされ、モニタ２３により表示され
る。
【００２０】この装置において、印刷物Ｐが印刷ユニッ
ト１から送出されると、ラインセンサ１２によって印刷
物Ｐの印刷面から画像データが取り出されて判定部１３
に与えられる。判定部１３は、ラインセンサ１２からの
画像データを内蔵するメモリーに記憶されている基準画
像データと対比し、印刷物Ｐに不良箇所がないかを監視
する。そして、不良箇所があれば不良箇所がエリアセン
サ１６の撮像位置に到達する時期に合わせ判定部１３が
瞬時発光光源１４に発光指令を与えて印刷物Ｐの面を瞬
時照明し、エリアセンサ１６により静止画像の撮像を行
わせる。
ト１から送出されると、ラインセンサ１２によって印刷
物Ｐの印刷面から画像データが取り出されて判定部１３
に与えられる。判定部１３は、ラインセンサ１２からの
画像データを内蔵するメモリーに記憶されている基準画
像データと対比し、印刷物Ｐに不良箇所がないかを監視
する。そして、不良箇所があれば不良箇所がエリアセン
サ１６の撮像位置に到達する時期に合わせ判定部１３が
瞬時発光光源１４に発光指令を与えて印刷物Ｐの面を瞬
時照明し、エリアセンサ１６により静止画像の撮像を行
わせる。
【００２１】エリアセンサ１６により取り出された印刷
物Ｐの不良箇所の画像データは、フレームメモリー１５
に送られ記録される。フレームメモリー１５の記録画像
データは画像ファイリングシステム２２に送られ、不良
箇所毎の画像としてファイルされ記録される。この記録
画像データは、作業者がモニタ２３の操作部を操作する
ことにより所要時に画像ファイリングシステム２２から
画像データが読出されて画面に表示される。
物Ｐの不良箇所の画像データは、フレームメモリー１５
に送られ記録される。フレームメモリー１５の記録画像
データは画像ファイリングシステム２２に送られ、不良
箇所毎の画像としてファイルされ記録される。この記録
画像データは、作業者がモニタ２３の操作部を操作する
ことにより所要時に画像ファイリングシステム２２から
画像データが読出されて画面に表示される。
【００２２】画像ファイリングシステム２２としては、
ビデオテープレコーダ、ビデオフロッピー或いは追記型
光ディスク、光磁気ディスク等が使用できる。
ビデオテープレコーダ、ビデオフロッピー或いは追記型
光ディスク、光磁気ディスク等が使用できる。
【００２３】判定部１３では、ロータリーエンコーダ１
１からの位置信号と対応付けた不良検出信号をデータ集
計部１７に与える。データ集計部１７は、キーボード１
８による入力を含めてフロッピーディスク１９、プリン
タ２０により記録を行い、かつホストコンピュータ２１
にも同様のデータを与えることにより他の印刷機のデー
タと共に総合的に管理する。これらの記録データを用い
ると、後工程で自動的に不良部分を抜き取ることができ
る。
１からの位置信号と対応付けた不良検出信号をデータ集
計部１７に与える。データ集計部１７は、キーボード１
８による入力を含めてフロッピーディスク１９、プリン
タ２０により記録を行い、かつホストコンピュータ２１
にも同様のデータを与えることにより他の印刷機のデー
タと共に総合的に管理する。これらの記録データを用い
ると、後工程で自動的に不良部分を抜き取ることができ
る。
【００２４】図２は、図１に示す各要素中で印刷物Ｐの
近傍に配される要素の配置状況を示したもので、同図
(a) は本発明に係る装置の全体を示しており、同図(b)
および同図(c) は同図(a) の円で囲んだＡ部およびＢ部
に相当し、Ａ部ではラインセンサ１２の付近を、またＢ
部ではエリアセンサ１６の付近のみをそれぞれ詳細に示
している。
近傍に配される要素の配置状況を示したもので、同図
(a) は本発明に係る装置の全体を示しており、同図(b)
および同図(c) は同図(a) の円で囲んだＡ部およびＢ部
に相当し、Ａ部ではラインセンサ１２の付近を、またＢ
部ではエリアセンサ１６の付近のみをそれぞれ詳細に示
している。
【００２５】この図において、印刷ユニット１を出た印
刷物Ｐは、Ａ部でロータリーエンコーダ１１により印刷
物Ｐの走行に応じた位置信号が取り出され、光源により
印刷面が照明されてラインセンサ１２により撮像され
る。次いで、印刷物Ｐは同図(c) に示すＢ部において、
移動機構に載置されたエリアセンサ１６により、印刷物
Ｐの不良箇所が撮像される。そして、印刷物Ｐは巻上げ
部３に送られ巻上げられる。
刷物Ｐは、Ａ部でロータリーエンコーダ１１により印刷
物Ｐの走行に応じた位置信号が取り出され、光源により
印刷面が照明されてラインセンサ１２により撮像され
る。次いで、印刷物Ｐは同図(c) に示すＢ部において、
移動機構に載置されたエリアセンサ１６により、印刷物
Ｐの不良箇所が撮像される。そして、印刷物Ｐは巻上げ
部３に送られ巻上げられる。
【００２６】図３は、本発明の第２の実施例の要部を示
したもので、図１の実施例におけるラインセンサ１２お
よびエリアセンサ１６の役割を一つのラインセンサ１２
´により行わせるものである。
したもので、図１の実施例におけるラインセンサ１２お
よびエリアセンサ１６の役割を一つのラインセンサ１２
´により行わせるものである。
【００２７】この装置では、ラインセンサ１２´による
１ライン分づつの画像検出信号を判定部１３のＡ／Ｄ変
換器１３Ａに与えてディジタル信号とし、現在値メモリ
ー１３Ｃに１画面分だけ記憶させる。そして、ロータリ
ーエンコーダ１１からの位置信号によって印刷物Ｐの１
面を知り、現在値メモリー１３Ｃに１画面づつ記憶す
る。記憶した１面の画像データが、印刷物の良否判定を
行うための基準データとして用いるものであるときは、
現在値メモリー１３Ｃから基準値メモリー１３Ｂにデー
タを転送して記憶させる。そして、現在値メモリー１３
Ｃに次に与えられる画像データと基準値メモリー１３Ｂ
の画像データとを判定回路１３Ｄに与えて対比させるこ
とにより良否判定させ、その出力を図１に示したように
データ集計部１７に与える。
１ライン分づつの画像検出信号を判定部１３のＡ／Ｄ変
換器１３Ａに与えてディジタル信号とし、現在値メモリ
ー１３Ｃに１画面分だけ記憶させる。そして、ロータリ
ーエンコーダ１１からの位置信号によって印刷物Ｐの１
面を知り、現在値メモリー１３Ｃに１画面づつ記憶す
る。記憶した１面の画像データが、印刷物の良否判定を
行うための基準データとして用いるものであるときは、
現在値メモリー１３Ｃから基準値メモリー１３Ｂにデー
タを転送して記憶させる。そして、現在値メモリー１３
Ｃに次に与えられる画像データと基準値メモリー１３Ｂ
の画像データとを判定回路１３Ｄに与えて対比させるこ
とにより良否判定させ、その出力を図１に示したように
データ集計部１７に与える。
【００２８】他方、現在値メモリー１３Ｃに記憶した画
像データは、判定回路１３Ｄが不良判定した際にイメー
ジバッファメモリー（フレームメモリー）１６´に与え
られ、さらに画像ファイリングシステム２２にファイル
する。画像ファイリングシステム２２にファイルされた
画像データはモニタ２３の操作部を操作することにより
モニタ２３に表示され、作業者の観察に供される。
像データは、判定回路１３Ｄが不良判定した際にイメー
ジバッファメモリー（フレームメモリー）１６´に与え
られ、さらに画像ファイリングシステム２２にファイル
する。画像ファイリングシステム２２にファイルされた
画像データはモニタ２３の操作部を操作することにより
モニタ２３に表示され、作業者の観察に供される。
【００２９】（変形例）上記実施例ではとくに記載して
いないが、不良検出信号によりブザー、ラベラ、マーカ
を動作させて作業者への報知とか後工程での利便を図っ
てもよい。また、上記実施例におけるラインセンサとし
てはＣＣＤ方式のものが最も一般的であるが、アモルフ
ァスシリコンアレイによるものとかフォトダイオードを
幅方向に多数並べたマルチヘッド型のものでもよい。
いないが、不良検出信号によりブザー、ラベラ、マーカ
を動作させて作業者への報知とか後工程での利便を図っ
てもよい。また、上記実施例におけるラインセンサとし
てはＣＣＤ方式のものが最も一般的であるが、アモルフ
ァスシリコンアレイによるものとかフォトダイオードを
幅方向に多数並べたマルチヘッド型のものでもよい。
【図１】本発明の第１の実施例を示したブロック線図。
【図２】図１の実施例におけるセンサの設置状況の説明
図。
図。
【図３】本発明の第２の実施例を示したブロック線図。
１ 印刷ユニット ２ フィードロール ３ 巻上げ部 １１ ロータリーエンコーダ １２ ラインセンサ １３ 判定部 １４ 瞬時発光光源 １６ エリアセンサ Ｐ 印刷物
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐 藤 博 東京都新宿区市谷加賀町一丁目１番１号 大日本印刷株式会社内 (56)参考文献 特開 昭61−175043（ＪＰ，Ａ) 特開 昭52−54485（ＪＰ，Ａ) 特開 平３−41349（ＪＰ，Ａ) 特開 平２−38953（ＪＰ，Ａ) 特開 昭63−45545（ＪＰ，Ａ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) G01N 21/84 - 21/958
Claims (4)
- 【請求項１】連続的に走行する印刷物の紙面状態を光学
的に監視して不良を検出する検出部と、 この検出部が不良検出したときに当該不良部分を撮像記
録する不良箇所撮像部と、 この不良箇所撮像部の記録画像を読出し表示する表示部
と、 前記検出部により検出された不良のデータを集計する集
計部と、 をそなえた走行印刷物の検査装置において、 前記集計部は、 不良品の不良内容、位置および数量を含むデータを集計
するようにした、 ことを特徴とする走行印刷物の検査装置。 - 【請求項２】請求項１記載の装置において、 前記検出部は、 検査すべき印刷物から画像データを検出するラインセン
サと、 このラインセンサの検出画像データを基準画像データと
対比処理して前記検査すべき印刷物の良否判定を行い、
不良判定信号を出力する判定回路と、 をそなえた走行印刷物の検査装置。 - 【請求項３】請求項１記載の装置において、 前記不良箇所撮像部は、 前記検出部よりも前記印刷物の走行方向下流に配され、
一度に前記印刷物における所定の大きさの領域を撮像し
得るエリアセンサと、 前記検出部からの不良判定信号に応じて、前記エリアセ
ンサを所定位置に移動させるとともに、前記印刷物の不
良発生箇所が前記エリアセンサの位置に到達したと見な
される時点で印刷物を瞬時照明し、かつ前記エリアセン
サに撮像を行わせる撮像制御装置と、 をそなえた走行印刷物の検査装置。 - 【請求項４】請求項１記載の装置において、 前記表示部は、 前記不良箇所撮像部に記録された画像データをファイリ
ングする手段と、 このファイリング手段の出力を表示するモニタと、 をそなえた走行印刷物の検査装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP00311492A JP3202293B2 (ja) | 1992-01-10 | 1992-01-10 | 走行印刷物の検査装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP00311492A JP3202293B2 (ja) | 1992-01-10 | 1992-01-10 | 走行印刷物の検査装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05188009A JPH05188009A (ja) | 1993-07-27 |
| JP3202293B2 true JP3202293B2 (ja) | 2001-08-27 |
Family
ID=11548327
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP00311492A Expired - Fee Related JP3202293B2 (ja) | 1992-01-10 | 1992-01-10 | 走行印刷物の検査装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3202293B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5531253B2 (ja) * | 2009-04-22 | 2014-06-25 | シーシーエス株式会社 | 検査システム |
| JP2014071067A (ja) * | 2012-10-01 | 2014-04-21 | Dac Engineering Co Ltd | 巻き替え検品方法、巻き替え検品装置及び巻き替え検品システム |
| EP3875273A1 (de) * | 2020-03-02 | 2021-09-08 | BST eltromat International GmbH | Verfahren zur aufzeichnung von inspektionsdaten von druckerzeugnissen |
| JP7330524B2 (ja) * | 2021-04-22 | 2023-08-22 | 株式会社ヒューテック | 紙製品検査装置、および紙製品加工システム |
| JP7160398B1 (ja) * | 2021-05-28 | 2022-10-25 | 有限会社ヤスコーポレーション | ロール状の被検査物の検査装置 |
-
1992
- 1992-01-10 JP JP00311492A patent/JP3202293B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH05188009A (ja) | 1993-07-27 |
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