JP7330144B2 - 作業機 - Google Patents

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Description

本発明は、操作具に入力される指令値に応じて動作が制御される主変速装置と副変速装置とを備える作業機に関する。
従来、変速装置を備えた作業機が利用されてきた。このような変速装置に関する技術として、例えば下記に出典を示す特許文献1に記載のものがある。
特許文献1には、無段変速機の変速操作装置が記載されている。この変速操作装置は、エンジンの回転を走行装置へ伝達する主変速装置である静油圧式無段変速装置と有段の副変速装置との変速操作を行うように構成されている。
特開2007-30779号公報
特許文献1に記載の技術は、主変速装置である静油圧式無段変速装置と有段の副変速装置との変速を制御するように構成される。主変速装置の変速比は操作レバーの操作により変更可能であって、当該操作レバーには減速スイッチと増速スイッチとが設けられている。この減速スイッチや増速スイッチの操作により操作レバーで設定した変速比を調整できるように構成されているが、主変速装置は「超低速作業用」、「低速作業」、「中速作業」、「高速作業」、「路上走行」の車速帯を選択するものであるため、特許文献1に記載の技術はより細かく車速を制御することができない。また、作業機にあっては操作レバーにより設定可能な位置が予め決められたタイプ(所謂デテントがあるタイプ)があるが、係る場合、特許文献1に記載の技術では特定の速度しか設定できず細かな車速選択ができない。また、操作レバーにより設定可能な位置が予め決められていないタイプ(所謂デテントがないタイプ)があるが、係る場合、特許文献1に記載の技術では所定の速度に設定しようとすると、目測で設定する必要があるため容易に行うことができない。このため、特許文献1に記載の技術は改良の余地がある。
そこで、走行する場所に応じて変速装置の変速が可能な作業機が求められる。
本発明に係る作業機の特徴構成は、入力された回転力を、所期の車速に応じた変速比に変速して出力する主変速装置と、前記主変速装置の上流側又は下流側に設けられ、入力された回転力を作業モードに応じた変速比で変速して出力する副変速装置と、前記主変速装置の動作を制御する第1指令値を示す第1指令情報を受け付けるレバー式の第1操作具と、前記第1指令値を増減する第2指令値を示す第2指令情報を受け付ける第2操作具と、前記副変速装置の動作を制御する第3指令値を示す第3指令情報を受け付ける第3操作具と、前記第1指令値と前記第2指令値とに基づいて前記主変速装置の動作を制御し、前記第3指令値に基づいて前記副変速装置の動作を制御する制御部と、を備え、前記主変速装置は無段変速装置であって、前記第2操作具は、前記第1操作具の握り部に設けられるスイッチで構成され、前記スイッチの操作に応じて前記第1指令情報を受付可能な範囲よりも狭い範囲で前記第1指令値を調整可能である点にある。
このような特徴構成とすれば、作業モードに応じて第3操作具で副変速装置の変速比を設定しつつ、第1操作具で主変速装置の変速比を設定し、第2操作具で第1操作具により設定された主変速装置の変速比を調整することができる。このため、例えば作業地の走行や、道路の走行等のように、走行する場所や走行している状況に応じて車速を変更したい場合に、適切な変速比を容易に設定することが可能となる。
また、記第2指令値は、前記スイッチの操作に応じて前記第1指令値を増減可能であって、前記第1操作具は、前記第1指令情報を受付可能な範囲が予め設定された指令値毎に複数に区分けされていると好適である。
このような構成とすれば、第2操作具で容易に変速比を調整することができる。
また、前記第1操作具は、前記第1指令情報を受付可能な範囲が予め設定された指令値毎に複数に区分けされ、当該範囲内に前記第2指令値により増減できない区分が設定されていると好適である。
このような構成とすれば、一定の変速比を設定したり、中立状態を設定したりすることができる。
また、前記第1操作具は、前記第1指令情報を受付可能な範囲が予め設定された指令値毎に複数に区分けされ、前記第1指令値は、前記第2指令値で増減された場合であっても、異なる区分の指令値に移行できないように構成されていると好適である。
このような構成とすれば、第2操作具を第1操作具の補助として利用することができるので、第2操作具により誤って大きく変速比を変更するといったことを防止できる。
また、所定の第1指令値を前記第2指令値で増大した場合の上限値は、前記所定の第1指令値よりも大きい第1指令値を前記第2指令値で減少した場合の下限値よりも小さくなるように構成されていると好適である。
このような構成であっても、第2操作具により大きく主変速装置の変速比を増減させることを防止できる。
あるいは、所定の第1指令値を前記第2指令値で増大した場合の上限値と、前記所定の第1指令値よりも大きい第1指令値を前記第2指令値で減少した場合の下限値とが互いに一致するように構成されていても良い。
このような構成であっても、第2操作具により大きく主変速装置の変速比を増減させることを防止できる。
また、前記第1指令値が前記第2指令値で増大されている場合において更に前記第1指令値が増大された時、及び、前記第1指令値が前記第2指令値で減少されている場合において更に前記第1指令値が減少された時は、前記第2指令値が取り消されるように構成され、変更前の前記第1指令値と前記第2指令値とに基づく制御値と変更後の前記第1指令値との間が不感帯に設定されると好適である。
このような構成とすれば、例えば第1指令値が第2指令値で増大されている場合において更に第1指令値が増大された時に予期しない加速や、第1指令値が第2指令値で減少されている場合において更に第1指令値が減少された時に予期しない減速を防止することができる。
また、前記第1指令値は、機体の前進走行における速度指令値と後退走行における速度指令値とが含まれると好適である。
このような構成とすれば、第1操作具の操作に応じて、機体を前進させたり後退させた理することができる。
作業機の側面図である。 作業機の平面図である。 第1操作具、第2操作具、第3操作具の斜視図である。 変速装置の制御に係る機能部を示すブロック図である。 第1指令値と第2指令値との関係を示す図である。 第1指令値と第2指令値との関係を示す図である。
本発明に係る作業機は、走行する場所に応じて変速装置の変速を行えるように構成される。以下、本実施形態の作業機について説明する。なお、以下では作業機として、トラクタ1を例に挙げて説明する。
図1はトラクタ1の側面図であり、図2はトラクタ1の平面図である。なお、以下の説明では、トラクタ1に関し、図1及び図2に示される矢印Fの方向を「前方向」、矢印Bの方向を「後方向」、矢印Uの方向を「上方向」、矢印Dの方向を「下方向」、矢印Lの方向を「左方向」、矢印Rの方向を「右方向」とする。
トラクタ1は、機体Aに左右一対の前車輪2と左右一対の後車輪3とを備え、機体Aの前部のエンジンボンネット4の内部にエンジンEを備え、機体Aの後部位置に運転部Cが配置されている。
トラクタ1は、エンジンEの駆動力を変速するミッションケース5が機体Aの中央から機体Aの後端に亘る領域に配置される。また、ミッションケース5の後端には、例えばロータリ耕耘装置(図示せず)等に駆動力を伝達するための外部動力取出軸8が後方に突出する形態で備えられている。
運転部Cには、上面にレバーガイド10を有する左右の後輪フェンダー10aの中間位置に、作業者が着座する運転座席11が備えられ、当該運転座席11の前方にステアリングホイール12が備えられる。運転座席11の下側にはフロアー13が設けられる。図3に示されるように、運転座席11の左側の後輪フェンダー10aの上面のレバーガイド10には、レバーガイド10から上方に突出する第1操作具21と第3操作具23とが横並びで配置されている。第1操作具21の頂部にはオペレータが第1操作具21を操作する際に握る握り部21aが設けられ、当該握り部21aを握った状態で所定の指(例えば親指)で操作可能な位置に第2操作具22が設けられる。
以下、第1操作具21、第2操作具22、第3操作具23の操作による制御について説明する。図4は、変速装置の制御に係る機能部を示すブロック図である。図4に示されるように、トラクタ1は変速装置として、主変速装置31及び副変速装置32を備える。
主変速装置31は、入力された回転力を、所期の車速に応じた変速比に変速して出力する。本実施形態では、主変速装置31にはエンジンEから回転力が入力される。初期の車速とは、トラクタ1を走行させるための車速であって、例えばオペレータが設定する。もちろん、自動制御等のように自動で設定しても良い。変速比は、入力された回転数を出力する回転数に変速する比率である。したがって、主変速装置31は、エンジンEから入力される回転力を、トラクタ1を走行させるための車速に応じた変速比に変速して出力する。このような主変速装置31としては、例えば静油圧式無段変速機(HST:Hydro-Static Transmission)を用いることが可能である。
副変速装置32は、主変速装置31の上流側又は下流側に設けられ、入力された回転力を作業モードに応じた変速比で変速して出力する。本実施形態では、主変速装置31の上流側とは、エンジンEからの回転力に鑑みた場合、主変速装置31よりも先にエンジンEの回転力が副変速装置32に入力される側であって、主変速装置31の下流側とは、主変速装置31よりも後にエンジンEの回転力が副変速装置32に入力される側が相当する。本実施形態では、図4に示されるように副変速装置32は主変速装置31の下流側に設けられ、主変速装置31から出力された回転力が副変速装置32に入力される。作業モードとは、トラクタ1が走行する形態に応じたモードであって、例えば圃場作業での走行に適したモードや、圃場への移動に適したモードなどが相当する。すなわち、トラクタ1の走行速度に応じてモードを設定すると良い。したがって、副変速装置32は主変速装置31の下流側に設けられ、主変速装置31からの回転力を、トラクタ1が走行する形態に応じた変速比で変速して回転力を出力する。
本実施形態では、副変速装置32の出力は、トラクタ1の駆動輪(本実施形態では後車輪3)の駆動力を制御する走行装置33に伝達される。もちろん、駆動輪として前車輪2を利用する場合には、走行装置33が前車輪2の駆動力を制御するように構成することも可能である。
本実施形態では、上述したように第1操作具21は、レバーガイド10から上方に突出して設けられる。したがって、第1操作具21はレバー式で構成される。また、第1操作具21は、主変速装置31の動作を制御する第1指令値を示す第1指令情報を受け付ける。主変速装置31の動作を制御するとは、主変速装置31から出力される回転力を制御すること、すなわち、主変速装置31の変速比を制御することを意味する。このような制御を行う際、主変速装置31の変速比は第1指令値として扱われ、このような第1指令値は第1操作具21において第1指令情報として受け付けられる。本実施形態では、第1操作具21は、中央に中立位置が設定され、中立位置よりも前側に第1操作具21を傾けることでトラクタ1が前進する第1指令情報を受け付け、中立位置よりも後側に第1操作具21を傾けることでトラクタ1が後進する第1指令情報を受け付けるように構成される。
本実施形態では、第1操作具21は、第1指令情報を受付可能な範囲が予め設定された指令値毎に複数に区分けされている。本実施形態では、前進側の第1指令情報を受付可能な範囲は複数に区分けされ、後進側の第1指令情報を受付可能な範囲も複数に区分けされている。すなわち、前進側の車速及び後進側の車速は夫々、複数の区分けに沿って設定可能である。したがって、第1指令値は、機体Aの前進走行における速度指令値と後退走行における速度指令値とに相当し、前進走行における速度指令値及び後退走行における速度指令値は複数の区分けに沿って設定可能となる。
第2操作具22は、第1指令値を増減する第2指令値を示す第2指令情報を受け付ける。第1指令値を増減するとは、第1操作具21により設定された第1指令値を増減することをいう。第2操作具22による第1指令値の増減は第1指令値を微調整できるように構成すると好適である。本実施形態では、第1操作具21は、第1指令情報を受付可能な範囲は複数に区分けされているとして説明したが、第2指令値による設定は、第1指令情報を受付可能な複数の区分のうち、互いに隣接する2つの区分の差よりも小さくしておくと好適である。これにより、オペレータが第1操作具21で変速比を大きく設定し、第2操作具22で変速比を微調整することで、容易にトラクタ1の車速を所期の車速に調整することが可能となる。
第3操作具23は、副変速装置32の動作を制御する第3指令値を示す第3指令情報を受け付ける。副変速装置32の動作を制御するとは、副変速装置32から出力される回転力を制御すること、すなわち、副変速装置32の変速比を制御することを意味する。このような制御を行う際、副変速装置32の変速比は第3指令値として扱われ、このような第3指令値は第3操作具23において第3指令情報として受け付けられる。本実施形態では、第3操作具23は、副変速装置32が出力する回転力を変速する変速比を設定可能に構成され、例えば3段階で設定可能に構成される。具体的には上述した圃場作業中の走行に適した圃場作業モードと、圃場への移動走行に適した走行モードと、極低速で走行可能な低速モードとで受付可能に構成される。
制御部34は、第1指令値と第2指令値とに基づいて主変速装置31の動作を制御し、第3指令値に基づいて副変速装置32の動作を制御する。すなわち、制御部34は、第1操作具21によって受け付けた第1指令情報により示される第1指令値と第2操作具22によって受け付けられた第2指令情報により示される第2指令値とからなる指令値で主変速装置31の動作を制御し、第3操作具23によって受け付けられた第3指令情報により示される第3指令値で副変速装置32の動作を制御する。このように制御された回転力が上述した走行装置33に伝達され、駆動輪が駆動される。
本実施形態では、第2操作具22は第1操作具21の握り部21aに設けられるとして説明した。第2指令値は、オペレータのスイッチの操作に応じて第1指令値を増減可能に構成される。第2操作具22は、握り部21aにスイッチとして設けると好適である。例えばこのスイッチは、第1指令値を増大させる場合には「+」側を押下し(「+」側に倒し)、第1指令値を減少させる場合には「-」側を押下する(「-」側に倒す)ように構成すると良い。また、スイッチ操作が終了した場合には、中立位置に自動復帰するようにすると良い。
第2指令値による第1指令値の増減は、無段階で行うように構成しても良いし、所定の段階で区切って行うように構成しても良い。所定の段階で区切って行うように構成する場合には、第1指令情報を受付可能な一つの範囲において、複数に区切っても良いし、1つに区切っても良い。複数に区切る場合には、第1操作具21で中央値を設定し、第2操作具22の操作により、当該中央値を基準に増加したり減少させたりすると良い。
また、第1指令値は、第2指令値で増減された場合であっても、異なる区分の指令値に移行できないように構成されていると良い。すなわち、図5に示されるように、第1指令値を受付可能な範囲が複数に区分けされている場合において、互いに隣接する2つの区分けに対し、一つの範囲内においては(例えば、「1」内での増減を行う場合)、第2操作具22の操作により増加や減少が可能であるが(「OK」で示される)、異なる範囲(例えば、「1」から「2」への移行や、「2」から「1」)への移行を行う場合には、「NG」で示されるように、第2操作具22による操作で移行できないようにすると好適である。これにより、第1指令値で大きく変速比を変更し、第2指令値で微調整し易くできる。
また、第1指令値を第2指令値で増大した場合の上限値は、所定の第1指令値よりも大きい第1指令値を第2指令値で減少した場合の下限値よりも小さくなるように構成されていると良い。すなわち、図6に示されるように、第1指令値を受付可能な範囲が複数に区分けされている場合における、例えば「1」の範囲において、第2操作具22に操作により増加させた場合の上限値は、「2」の範囲において、第2操作具22に操作により減少させた場合の下限値よりも小さくなるように構成される。これにより、第1指令値を受付可能な範囲が複数に区分けされている場合において、互いに隣接する2つの区分けに対し、一方の区分けにおける第1指令値を第2指令値で増大した場合であっても、他方の区分けにおける第1指令値を第2指令値で減少させた場合よりも小さくできる。
また、上述したように第1操作具21は、第1指令値の設定範囲において中央に中立位置が設定されているとして説明したが、この中立位置は、第2指令値により増減できない区分として設定すると良い。これにより中立位置を例えばニュートラルに設定することで、第1操作具21による第1指令値の受け付けを制限することが可能となる。
〔その他の実施形態〕
上記実施形態では、副変速装置32が、主変速装置31の上流側に設けられるとして説明したが、副変速装置32は、主変速装置31の下流側に設けられていても良い。
上記実施形態では、第2操作具22がスイッチで構成されているとして説明したが、スイッチでなく、スイッチ以外(例えばレバー式等)で構成されていても良い。
上記実施形態では、第1操作具21は、第1指令情報を受付可能な範囲が予め設定された指令値毎に複数に区分けされ、当該範囲内に第2指令値により増減できない区分が設定されているとして説明したが、第1操作具21は、第1指令を受付可能な範囲の全てにおいて第2指令値により増減できるように構成しても良い。
上記実施形態では、第1指令値は、第2指令値で増減された場合であっても、異なる区分の指令値に移行できないように構成されているとして説明したが、第1指令値は第2指令値で増減された場合に異なる区分の指令値に移行できるように構成することも可能である。
上記実施形態では、所定の第1指令値を第2指令値で増大した場合の上限値は、所定の第1指令値よりも大きい第1指令値を第2指令値で減少した場合の下限値よりも小さくなるように構成されているとして説明したが、所定の第1指令値を第2指令値で増大した場合の上限値と、所定の第1指令値よりも大きい第1指令値を第2指令値で減少した場合の下限値とが互いに一致するように構成することも可能である。
上記実施形態では、第1操作具21は、第1指令情報を受付可能な範囲が予め設定された指令値毎に複数に区分けされているとして説明したが、第1操作具21は、第1指令情報を受付可能な範囲が予め設定された指令値毎に区分けせずに構成することも可能である。
また、第1指令情報を受付可能な範囲が予め設定された指令値毎に区分けせずに構成する場合には、第1指令値が第2指令値で増大されている場合において更に第1指令値が増大された時、及び、第1指令値が第2指令値で減少されている場合において更に第1指令値が減少された時は、第2指令値が取り消されるように構成され、変更前の第1指令値と第2指令値とに基づく制御値と変更後の第1指令値との間が不感帯に設定すると好適である。このように構成することで、例えば第1指令値が第2指令値で増大されている場合において更に第1指令値が増大された時に予期しない加速や、第1指令値が第2指令値で減少されている場合において更に第1指令値が減少された時に予期しない減速を防止することができる。
上記実施形態では、作業機としてトラクタ1を例に挙げて説明したが、作業機はトラクタ1以外の作業機、すなわち田植機、コンバイン、建設機械、芝刈り機などであっても良い。
本発明は、操作具に入力される指令値に応じて動作が制御される主変速装置と副変速装置とを備える作業機に用いることが可能である。
1:トラクタ(作業機)
21:第1操作具
21a:握り部
22:第2操作具
23:第3操作具
31:主変速装置
32:副変速装置
34:制御部
A:機体

Claims (9)

  1. 入力された回転力を、所期の車速に応じた変速比に変速して出力する主変速装置と、
    前記主変速装置の上流側又は下流側に設けられ、入力された回転力を作業モードに応じた変速比で変速して出力する副変速装置と、
    前記主変速装置の動作を制御する第1指令値を示す第1指令情報を受け付けるレバー式の第1操作具と、
    前記第1指令値を増減する第2指令値を示す第2指令情報を受け付ける第2操作具と、
    前記副変速装置の動作を制御する第3指令値を示す第3指令情報を受け付ける第3操作具と、
    前記第1指令値と前記第2指令値とに基づいて前記主変速装置の動作を制御し、前記第3指令値に基づいて前記副変速装置の動作を制御する制御部と、
    を備え
    前記主変速装置は無段変速装置であって、
    前記第2操作具は、前記第1操作具の握り部に設けられるスイッチで構成され、前記スイッチの操作に応じて前記第1指令情報を受付可能な範囲よりも狭い範囲で前記第1指令値を調整可能である作業機。
  2. 記第2指令値は、前記スイッチの操作に応じて前記第1指令値を増減可能であって、
    前記第1操作具は、前記第1指令情報を受付可能な範囲が予め設定された指令値毎に複数に区分けされている請求項1に記載の作業機。
  3. 前記第1操作具は、前記第1指令情報を受付可能な範囲が予め設定された指令値毎に複数に区分けされ、当該範囲内に前記第2指令値により増減できない区分が設定されている請求項1又は2に記載の作業機。
  4. 前記第1操作具は、前記第1指令情報を受付可能な範囲が予め設定された指令値毎に複数に区分けされ、
    前記第1指令値は、前記第2指令値で増減された場合であっても、異なる区分の指令値に移行できないように構成されている請求項1から3のいずれか一項に記載の作業機。
  5. 所定の第1指令値を前記第2指令値で増大した場合の上限値は、前記所定の第1指令値よりも大きい第1指令値を前記第2指令値で減少した場合の下限値よりも小さくなるように構成されている請求項1から4のいずれか一項に記載の作業機。
  6. 所定の第1指令値を前記第2指令値で増大した場合の上限値と、前記所定の第1指令値よりも大きい第1指令値を前記第2指令値で減少した場合の下限値とが互いに一致するように構成されている請求項1から4のいずれか一項に記載の作業機。
  7. 前記第1指令値が前記第2指令値で増大されている場合において更に前記第1指令値が増大された時、及び、前記第1指令値が前記第2指令値で減少されている場合において更に前記第1指令値が減少された時は、前記第2指令値が取り消されるように構成され、変更前の前記第1指令値と前記第2指令値とに基づく制御値と変更後の前記第1指令値との間が不感帯に設定される請求項1から3のいずれか一項に記載の作業機。
  8. 前記第1指令値は、機体の前進走行における速度指令値と後退走行における速度指令値とが含まれる請求項1から7のいずれか一項に記載の作業機。
  9. 入力された回転力を、所期の車速に応じた変速比に変速して出力する主変速装置と、
    前記主変速装置の上流側又は下流側に設けられ、入力された回転力を作業モードに応じた変速比で変速して出力する副変速装置と、
    前記主変速装置の動作を制御する第1指令値を示す第1指令情報を受け付けるレバー式の第1操作具と、
    前記第1指令値を増減する第2指令値を示す第2指令情報を受け付ける第2操作具と、
    前記副変速装置の動作を制御する第3指令値を示す第3指令情報を受け付ける第3操作具と、
    前記第1指令値と前記第2指令値とに基づいて前記主変速装置の動作を制御し、前記第3指令値に基づいて前記副変速装置の動作を制御する制御部と、
    を備え、
    前記第1指令値が前記第2指令値で増大されている場合において更に前記第1指令値が増大された時、及び、前記第1指令値が前記第2指令値で減少されている場合において更に前記第1指令値が減少された時は、前記第2指令値が取り消されるように構成され、変更前の前記第1指令値と前記第2指令値とに基づく制御値と変更後の前記第1指令値との間が不感帯に設定される作業機。
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