JP7329932B2 - 画像処理装置、画像処理方法、及びプログラム - Google Patents

画像処理装置、画像処理方法、及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、画像処理装置、画像処理方法、及びプログラムに関する。
近年、高輝度、且つ、広色域の再現範囲を持つHDR(High Dynamic Range)コンテンツが普及している。HDRコンテンツでは、表現する輝度レンジにおいて1000nit、色域ではBT.2020を表現するものがある。HDRコンテンツであるHDR画像データを記録装置で印刷する際、HDRコンテンツのダイナミックレンジ(以下、Dレンジ)から記録装置が再現可能なDレンジに、トーンカーブ等を用いてDレンジ圧縮を行う必要がある。例えば、輝度が高い領域のコントラストを小さくすることで輝度レンジのDレンジ圧縮を行うことができる。特許文献1では、Dレンジ圧縮を行った際のコントラスト低下を補正する画像処理が開示されている。
特開2011-86976号公報
デジタルカメラにおいてセンサ感度を上げて撮影した場合、高感度ノイズが発生することは広く知られている。1000nitのように広いDレンジを持つコンテンツを撮影した場合、高感度ノイズはどの輝度においても一律に発生するため、より顕著にノイズの影響を受ける。従来、トーンカーブ等を用いてDレンジ圧縮を行った場合、明部のノイズは信号値とともに圧縮されてしまうためノイズの影響は少ない。また、高輝度モニタで広いDレンジを持つコンテンツを表示した場合、高輝度に対しては人の視覚感度においてノイズのような微小変化は識別することができないため、ノイズの影響は少ない。しかし、特許文献1に記載の方法で広いDレンジを持つコンテンツのコントラスト補正を行った場合、低輝度な領域においてはノイズを強調してしまうため、従来よりも顕著にノイズの影響を受けた画像となってしまう。
上記課題を解決するために本願発明は以下の構成を有する。すなわち、画像処理装置であって、画像データから所定の領域を検出する検出手段と、前記検出手段にて検出した前記所定の領域において輝度の値を補正する補正手段とを有し、前記補正手段は、前記所定の領域において所定の閾値よりも高い輝度値を有する画素に対して、高周波のコントラストが弱くなるように補正を行い、前記所定の閾値は、前記画像データを出力する際の最大輝度に基づいて決定される
本発明によれば、入出力間のコントラスト補正を行いつつ、ノイズの影響を抑制することができる。
本発明の一実施形態に係るダイナミックレンジ圧縮カーブの図。 本発明の一実施形態に係る輝度レンジの色域の図。 本発明の一実施形態に係る画像処理装置とプリンタの構成図。 第1の実施形態に係るソフトウェア構成の例を示す図。 第1の実施形態に係る処理のフローチャート。 第2の実施形態に係るソフトウェア構成の例を示す図。 本発明の一実施形態に係るフィルタ係数の例を示す図。 第2の実施形態に係る処理のフローチャート。 第3の実施形態に係るノイズ補正強度を説明するための図。 第3の実施形態に係るEV値から輝度値への変換表を示す図。 本発明の一実施形態に係る視認限界曲線の例を示す図。 本発明の一実施形態に係るガマットマッピングを説明するための図。 本発明の一実施形態に係る視覚伝達関数の例を説明するための図。 第2の実施形態に係る補正強度生成方法の例を説明するための図。
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。尚、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。実施形態には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
<第1の実施形態>
[システム構成]
図3は、本発明を使用可能なシステムのハードウェア構成の例を示す図である。本実施形態において、システムは、ホストPCとしての画像処理装置301と、画像形成装置としてのプリンタ308を含んで構成される。画像処理装置301は、CPU(Central Processing Unit)302、RAM(Random Access Memory)303、HDD(Hard Disc Drive)304、ディスプレイI/F(インタフェース)305、入力部I/F306、及びデータ転送I/F307を含んで構成される。CPU302は、HDD304に保持されるプログラムに従ってRAM303をワークエリアとしながら各種処理を実行する。例えば、CPU302は、入力部I/F306を介してユーザより受信したコマンドやHDD304に保持されるプログラムに従ってプリンタ308が記録可能な画像データを生成する。そして、CPU302は、生成した画像データをプリンタ308に転送する。また、CPU302は、データ転送I/F307を介してプリンタ308から受信した画像データに対し、HDD304に記憶されているプログラムに従って所定の処理を行う。その結果や様々な情報は、ディスプレイI/F305を介してディスプレイ(不図示)に表示される。画像処理装置301内において、各部位は通信可能に接続される。
プリンタ308は、CPU311、RAM312、ROM313、画像処理アクセラレータ309、データ転送I/F310、及び印刷部314を含んで構成される。CPU311は、ROM313に保持されるプログラムに従ってRAM312をワークエリアとしながら各種処理を実行する。画像処理アクセラレータ309は、CPU311よりも高速に画像処理を実行可能なハードウェアである。画像処理アクセラレータ309は、CPU311が画像処理に必要なパラメータとデータをRAM312の所定のアドレスに書き込むことにより起動され、上記パラメータとデータを読み込んだ後、上記データに対し所定の画像処理を実行する。なお、画像処理アクセラレータ309は必須な要素ではなく、同等の処理をCPU311にて実行し、画像処理アクセラレータ309は省略してもよい。印刷部314は、CPU311や画像処理アクセラレータ309により処理された画像データに基づき、記録媒体に対する印刷処理を行う。印刷部314は、例えば、インクジェット方式にて印刷を行うことができるが、他の方式にて印刷を行うような構成であってもよい。
画像処理装置301のデータ転送I/F307およびプリンタ308のデータ転送I/F310における接続方式としては、USB、IEEE1394、有線LAN、無線LAN等を用いることができるが、これらに限定するものではない。また、図3に示す例の場合、システムは、画像処理装置301とプリンタ308が異なる装置として設けられた例を示したが、これらが単一の装置にて実現されてもよい。
[画像処理全体の説明]
以下、本実施形態に係るコントラスト補正処理について具体的に説明する。本実施形態に係るコントラスト補正処理は、HDR画像データをプリンタ308で印刷する際に所定の画像処理を行うための処理である。
図4は、HDR画像データをプリンタ308で印刷する際の画像処理を説明するためのソフトウェア構成の例を示す図である。画像入力部401は、HDR画像データを取得する。本実施形態では、HDR画像データは輝度レンジが1000nit、色域はBT.2020のRGBデータであることを例にして説明する。HDR画像データは、デジタルカメラにて撮影された画像データであり、デジタルカメラから直接取得してもよいし、ネットワークを介して取得されてもよい。画像入力部401は、HDR画像データの他に、HDR画像データが撮影された際の撮影情報も取得する。撮影情報は、シャッター速度、露出時間、レンズ絞り値、ISO感度、撮影時ダイナミックレンジなどの情報が含まれる。他にも、被写体の距離情報やホワイトバランス、焦点距離、測光方式などの情報が取得されてもよい。
コントラスト補正部402は、Dレンジ圧縮部403において低下するコントラストを補正する処理を実施する。コントラスト補正部402についてさらに詳しく説明する。コントラスト補正部402は、色変換部4021、周波数分解部4022、高周波補正部4023、及び画像合成部4024を含んで構成される。
色変換部4021では、入力されたRGBデータを輝度と色差の表色値を表す画像信号に変換する。本実施形態では、変換後のデータの色表系としてYCbCrを用いて説明する。RGBからYCbCrへの変換は式(1)~(3)で表す。なお、式(1)~(3)において、記号“・”は積を表す。
Y=0.299・R+0.587・G+0.114・B …式(1)
Cb=-0.1687・R-0.3313・G+0.5・B …式(2)
Cr=0.5・R-0.4187・G-0.0813・B …式(3)
なお、色変換部4021で用いられる色表系は、YCrCbに限定するものではない。例えば、xyY表色系、明度と色差を表すCIE L*a*b*(CIELAB)色空間、色相と彩度および明度を表すHSL色空間を用いてもよい。それぞれの色表系においては、YCrCbにおける輝度(Y)に相当するものは、明度(LabのLやHSLのL)となる。したがって、用いる色表系に応じて、変換式は異なる。
周波数分解部4022では、入力された画像データの輝度Yを第一の成分と第二の成分に分割する。第一の成分と第二の成分の組み合わせには、高周波の値Hと低周波の値Lの組み合わせと、反射光の値Rと照明光の値Liの組み合わせのどちらか一方が用いられる。以下において生成方法を述べる。低周波の値Lは、輝度Yに対して所定周波数のフィルタリング処理を行って生成する。図7を用いて、フィルタリング処理についてガウス型フィルタを例に説明する。フィルタサイズが5×5の大きさを表し、画素ごとに係数値701が設定されている。画像の横方向をx、縦方向をy、そして、座標(x,y)の画素値をp(x,y)、フィルタ係数値をf(x,y)とする。そして、注目画素ごとに以下の式(4)で表す方法でフィルタリング処理を行う。注目画素702を中心として、画像データをフィルタが走査するごとに式(4)の計算を行う。フィルタがすべての画素を走査し終わると、低周波の値Lが得られる。なお、式(4)において、記号“・”は積を表す。
p’(x,y)={1/Σf(x,y)}・Σ{f(x,y)×p(x,y)} …式(4)
本実施形態では、フィルタ特性がガウス型を例に説明したが、これに限定するものではない。例えば、バイラテラルフィルタの様なエッジ保存型のフィルタを用いてもよい。エッジ保存型のフィルタを使用すれば、コントラスト補正をした際に、エッジ部分に発生するアーキファクトのハロを低減することができる。
図13は、空間周波数に対する視覚伝達関数VTFを示す図である。図13に示す視覚伝達関数VTFは、横軸に示す空間周波数の変化に応じて、縦軸に示す視覚感度が変化することを示している。この視覚伝達関数VTFでは、0.5cycle/mm以上で、約0.8以上の高い伝達特性となることが分かる。コントラストを補正する対象となる所定周波数は、視覚的な感度が高い周波数が望ましい。したがって、本実施形態において、高周波とはピーク感度が含まれる周波数である0.5cycle/mm以上を示し、低周波とは0.5cycle/mmよりも小さい周波数を示す。
画素ごとに、輝度をY、高周波の値をH、低周波の値をLとすると、高周波の値Hは以下の式(5)により算出される。
L=Y/H …式(5)
本実施形態では、輝度Yの高周波の値Hと低周波の値Lはそれぞれ、反射光の値Rと照明光の値Liと同じものとして説明する。
照明光の値も低周波の値と同様にフィルタリング処理を行うことで生成することができる。また、エッジ保存型のフィルタを使用すれば、よりエッジ部分の照明光の値を精度よく生成することができる。反射光の値Reと照明光の値Liは式(5)と同様に以下の式(6)で算出することができる。
Re=Y/Li …式(6)
高周波の値Hは、式(5)で表されるように入力画像を低周波の値で除算することによって生成した。しかしこれに限定するものではなく、以下の式(7)で表されるように、入力画像から低周波の値を減算することで生成してもよい。
H=Y-L …式(7)
高周波補正部4023では、周波数分解部4022において分解された高周波の値Hに対して後述の輝度強度補正を行うことでコントラスト補正し、コントラスト補正後の高周波の値Hcを生成する。
画像合成部4024では、補正結果や変換結果としての画像データを用いて、カラー画像へ再合成を行う。高周波補正部4023から出力されるコントラスト補正後の高周波の値Hcと、Dレンジ圧縮部403から出力される圧縮後低周波の値L’、色変換部4021から出力される色差の(Cb,Cr)を入力とする。その合成方法を以下の式(8)に表す。式(8)において、高周波の値HcとDレンジ圧縮後の低周波の値L’を積算することで、輝度画像Ycを得る。
Yc=Hc×L’ …式(8)
周波数分解部4022において、式(7)で表されるように高周波の値Hを生成している場合には、輝度画像Ycは以下の式(9)で算出することができる。
Yc=Hc+L’ …式(9)
そして、画像合成部4024は、輝度画像Ycと色差(Cb,Cr)を合成し、カラー画像(Yc,Cb,Cr)を生成して、ガマットマッピング部405に出力する。
Dレンジ圧縮部403では、入力されたデータに対し、1次元ルックアップテーブル(以下1DLUT)などの手段を用いて所定の輝度レンジにDレンジ圧縮を行う。図1は、Dレンジ圧縮を説明するための図である。図1において、横軸はDレンジ圧縮を行う入力の輝度を表し、縦軸は圧縮後の輝度を表す。ここでは、入力側の輝度レンジが1000[nit]であり、出力側の輝度レンジが100[nit]である場合の変換曲線の例を示す。図1に示す例の場合、1000nitの輝度レンジをもつHDR画像データは、図1に示されるような圧縮特性によって、100nitの輝度レンジに圧縮される。
ノイズ領域検出部404では、画像入力部401にて入力された入力画像に対してノイズの検出を行う。ノイズ領域検出部404の処理により、入力画像をノイズ領域と非ノイズ領域の二つの領域に分割できる。例えば、高周波かつ低振幅の画素をノイズ領域に含まれる画素として検出する。高周波の値を抽出するには、ラプラシアンフィルタなどの既存の手法を用いればよい。本実施形態では、周波数分解部4022において得られた高周波の値Hを用いて行う。こうすることによりフィルタ処理の回数を削減し、高速に処理を行うことができる。高周波の値Hの値が分割閾値以上の場合、ノイズとして検出する。ノイズ領域検出部404にて検出した結果は、0(非ノイズ領域)と1(ノイズ領域)の情報として画素ごとに保持しておき、コントラスト補正部402において利用される。ノイズを検出する際の分割閾値は、入力画像の撮影時のダイナミックレンジレンジやISO感度に基づいて決定される。例えば、ISO感度が12800の場合では、分割閾値は、撮影時のダイナミックレンジレンジの1%の値などが設定される。
高感度ノイズとは、撮像装置であるカメラにおいて、高感度な撮像情報(画像情報)を取得するためにセンサに蓄えられた信号を増幅する際に、受光時に発生した信号と共にセンサに乗っているノイズ信号も増幅することにより発生する。そのため、カメラのセンサに依存してノイズ信号の分割閾値も変化する。さらに、カメラ側にも高感度ノイズを抑制する処理を行っている場合もあり、ISO感度や撮影時のダイナミックレンジのみでは分割閾値を決定できない場合もある。その場合、ノイズ領域の検出閾値を変化できるよう、外部入力としてユーザからの入力を行ってもよい。ユーザ入力に基づいて分割閾値を決定することにより、カメラの種類、撮影条件などに最適なノイズ領域を検出できるようになる。
ガマットマッピング部405では、ガマットマッピング部405に入力された画像データに対して3次元LUT(以下、3DLUT)などの手法を用いてプリンタ(出力装置)の持つ色域にガマットマッピングを行う。本実施形態では、ガマットマッピングのマッピング特性のことを色変換特性と呼ぶ。
図12は、ガマットマッピングを説明するための図である。図12において、横軸はYCbCr色空間のCrを示し、縦軸は輝度Yを示す。入力色域1201は、ガマットマッピング部405に入力された画像データの色域を示す。出力色域1202は、ガマットマッピングされた後の色域を示す。したがって、画像データの入力色域1201は、出力装置側の色域である出力色域1202にガマットマッピングされる。ここでは、出力色域1202は、プリンタ308がもつ色域に対応しているものとする。したがって、入力色域1201は、プリンタ308の色域である出力色域1202にガマットマッピングされる。
本実施形態において、入力色を(Y,Cb,Cr)とすると、(Y’,Cb’,Cr’)に変換される。入力色がYCbCrとは異なる色空間の場合にはYCbCrに色空間変換してからガマットマッピングを行う。入力色域1201のプライマリーカラー1203、1206は、出力色域1202のプライマリーカラー1204、1205にそれぞれマッピングされる。プライマリーカラー1203、1206の輝度値は同じ輝度値であるが、ガマットマッピング後のプライマリーカラー1204、1205は異なる輝度値になる。このように、ガマットマッピングの入出力の色域が相似形でない場合には、同じ入力輝度値であっても色相によっては異なる出力輝度値にマッピングされる。また、斜線で表した色域の外側領域1207(入力色域1201と出力色域1202の差分)は、プリンタ308では表現できない色域となる。色域の外側領域1207は、色域の内側領域1208(入力色域1201と出力色域1202の重畳部分)よりも、出力色域1202内に大きく圧縮してマッピングされる。そして、色域の内側領域1208においては、色空間における最も近い色にマッピングされる。例えば、入力色において、2つの色のコントラスト1209は、圧縮されて、コントラスト1211にマッピングされる。一方、2つの色のコントラスト1210は、マッピング後も入力と同じコントラストにマッピングされる。このように、出力色域1202の外側の色は、内側領域1208に位置する色よりも大きく圧縮をかけてマッピングされるため、コントラストも出力色域の外側の色の方が落ちる。
画像出力部406では、プリンタ308で出力するための画像処理を行う。ガマットマッピング部405でガマットマッピングされた画像データは、プリンタ308で印刷するインク色に色分解が行われる。更に、画像出力部406は、ディザもしくは誤差拡散処理を用いて、インクを吐出する/しないを表す2値データに変換する量子化処理など、プリンタ308での出力に必要な所望の画像処理を行う。
[処理フロー]
図5は、本実施形態に係る処理のフローチャートを示す。本処理フローは、例えば、画像処理装置301のCPU302がHDD304等に格納されたプログラムを読み出して実行することで実現される。なお、図5の各工程における処理の詳細は、図4を用いて説明した処理に対応する。また、各工程の順序は必ずしも図5に示すものに限定するものでは無く、一部が入れ替わってもよい。
S501にて、画像処理装置301は、画像入力部401により、対象となるHDR画像を取得する。
S502にて、画像処理装置301は、S501で取得されたHDR画像に対して、ノイズ領域検出部404によるノイズ検出処理を行い、ノイズ検出結果を生成する。
S503にて、画像処理装置301は、S501で取得されたHDR画像に対して、色変換部4021により、輝度Yと色差(Cb,Cr)に分解する処理を行う。
S504にて、画像処理装置301は、S503にて生成された輝度Yに対して、周波数分解部4022による周波数分解処理を行い、高周波の値Hと低周波の値Lを生成する。本実施形態では、上述した方法により、画像データの輝度Yを第一の成分として高周波成分を抽出し、第二の成分として低周波成分を抽出する。
S505にて、画像処理装置301は、S504で生成された低周波の値Lに対して、Dレンジ圧縮部403によるDレンジ圧縮処理を行い、Dレンジ圧縮後の低周波の値L’を生成する。
S506にて、画像処理装置301は、S502で生成されたノイズ検出結果とS503で生成された輝度Yに基づき、各画素に対して高周波の補正処理を行うか否かを判定する。ここでは、ノイズ画素かつ所定輝度Y1thより大きい輝度を有する画素があるか否かを判定する。該当する画素を補正処理の対象とする。ノイズ画素かつ所定輝度Y1thより大きい輝度を有する画素があると判定された場合は(S506にてYES)S507へ進み、それ以外の場合は(S506にてNO)S508へ進む。
S507にて、画像処理装置301は、高周波補正部4023により、対象となる画素に対して、S504で生成された高周波の値Hを、予め算出しておいたノイズ補正強度Hnに基づいて補正後高周波の値Hcを生成する。補正方法の例を以下の式(10)に示す。ノイズ補正強度Hnは、1.0未満であることが望ましい。1.0未満にすることにより、ノイズとしての高周波の値Hを抑制することができ、ノイズの強調を抑制することができる。
Hc=Hn×H …式(10)
なお、周波数分解部4022において、式(7)で表されるように高周波の値を生成している場合には、補正後高周波の値Hcは以下の式(11)で算出することができる。
Hc=Hn+H …式(11)
S508にて、画像処理装置301は、画像合成部4024により、カラー画像(Yc,Cb,Cr)を生成する。ここでの入力は、S503で生成された色差(Cb,Cr)、S505で生成されたDレンジ圧縮後の低周波の値L’、および、S504で生成された高周波の値HまたはS507で生成された補正後の高周波の値Hcである。これらの情報に基づいて画像を合成し、カラー画像(Yc,Cb,Cr)が生成される。
S509にて、画像処理装置301は、S508において生成されたカラー画像(Yc,Cb,Cr)を入力として、ガマットマッピング部405によるガマットマッピング処理を行う。これにより、マッピング後画像が生成される。
S510にて、画像処理装置301は、S509で生成されたマッピング後画像を入力として、画像出力部406により、プリンタ308への出力処理を行う。そして、本処理フローを終了する。
その後、画像出力部406において生成されたデータに基づき、プリンタ308において印刷することにより高周波のコントラストを補正し、かつ高感度ノイズの強調を抑えた印刷物を得ることができる。
図5のS506にて用いられる所定輝度Y1thは、出力画像において表現される明部に対応する輝度値が用いられてよい。例えば、出力画像がsRGBフォーマットであれば、表現可能な輝度範囲の半分以上、つまり、50[cd/m2]を所定輝度Y1thとし、これ以上か否かを判定してよい。こうすることにより、一番広い表現可能な輝度範囲においてノイズ除去の効果を得ることができる。
また、所定輝度Y1thを出力側が表現できる最大輝度としてもよい。例えば、出力装置がプリンタであり光沢紙に印刷した場合、標準的な照明光(100[cd/m2])においては最大輝度が約80[cd/m2]となる。この場合には、所定輝度Y1thを80[cd/m2]とする。こうすることにより、印刷物において最適な輝度範囲のノイズ除去の効果を得ることができる。なお、最大輝度は、用紙によって異なるため、印刷される用紙の情報を取得することで用紙ごとに最適な輝度範囲のノイズ除去効果を得ることができる。同様に印刷物の観察環境によって最大輝度は変動しうるため、観察環境に関する情報を取得することで観察環境に最適な輝度範囲のノイズ除去効果を得ることができる。
また、出力側の表現可能な輝度範囲が不明または不定である場合、画像フォーマットが定める最大輝度を用いてもよい。例えば、sRGBフォーマットであれば100[cd/m2]となる。この場合には、所定輝度Y1thを100[cd/m2]とする。こうすることにより、出力装置の表現可能な輝度範囲が不明であったとしても明部におけるノイズ除去の効果を得ることができる。
また、視覚特性を用いて、所定輝度Y1thを決定してもよい。図11は、Bertenの視覚特性を示す。図11にあるように人の視覚特性として、画像の輝度が高いほうが輝度差の感度が悪い。ノイズ領域検出部404において算出したノイズの振幅値が視覚特性的に識別可能となる輝度差を所定輝度値Y1thとできる。識別可能な輝度差は下記の式(12)を用いて算出できる。ノイズの振幅をwとし、ある輝度Yにおける最少識別係数をfm(Y)とした場合に、式(12)が成り立つY1thを算出する。最少識別係数とは、図11のBertenの視覚特性の図の縦軸の値に対応する。
Figure 0007329932000001
…式(12)
fm(Y)は、図11のBertenの視覚特性グラフから近似した1DLUTを用いてテーブル参照によって求めればよい。または、式(12)の結果を1DLUTに近似してテーブルとして生成しておき、このテーブルを参照することによって求めてもよい。なお、1DLUTの格子点間は、線形補完を用いて算出してよい。例えば、ノイズの振幅値wが2.5[cd/m2]であった場合の所定輝度Y1thは、200[cd/m2]となる。
また、Dレンジ圧縮前の輝度値とDレンジ圧縮前の輝度値どちらを算出する構成であってもよい。例えば、Dレンジ圧縮後の輝度値から算出した場合、印刷物を出力した際に最適なノイズ除去の効果を得ることができる。
また、上述した実施形態では、入力画像もしくは出力画像の輝度を用いているが、低周波の値の輝度値を用いてもよい。低周波の値の輝度値を用いることで、同一物体内においてノイズ除去のオンオフの切り替わりが少なくなり、不自然な階調となることを防止することができる。
また、本実施形態では、出力装置としてプリンタを例に挙げて説明したが、これに限定するものではなく、例えば、ディスプレイやその他の出力装置であってもよい。この場合においても同様の効果を得ることができる。
<第2の実施形態>
本願発明の第2の実施形態について説明する。出力装置(プリンタ)の輝度レンジにDレンジ圧縮された画像データは、出力装置の色域にガマットマッピングする必要がある。図2は、本実施形態に係る色域を説明するための図である。図2(a)は、輝度レンジが1000nitのBT.2020の色域を示す。図2(b)は、プリンタで記録した色域を示す。図2において、横軸はxy色度のyを示し、縦軸は輝度を示す。BT.2020とプリンタの色域を比較すると、色域形状が相似形にならない。入力画像データの色域とプリンタの色域の形状が大きく異なると、例えば、特許文献1に記載の方法でコントラスト補正を行っても、ガマットマッピングによる圧縮によって、プリンタで記録した際にコントラスト補正で意図したコントラスト強度とは異なってしまう。
第1の実施形態では、式(10)にて示したように、1.0未満かつ一律のノイズ補正強度Hnを積算することにより、ノイズ強調の抑制を行っている。しかし、ノイズ強調度合いは上述の理由により、色度よって変化する。そのため、ノイズ補正強度Hnは色度に応じて変える必要がある。
[画像処理全体の説明]
以下、本実施形態に係るコントラスト補正処理について、図6を用いて説明する。本実施形態に係るコントラスト補正処理は、HDR画像データをプリンタ308で印刷する際に所定の画像処理を行うための処理である。説明の冗長を避けるため、第1の実施形態にて述べた図4の構成との差異のみを述べる。
本実施形態の図6の構成と第1の実施形態にて述べた図4の構成との差異として、本実施形態では、補正強度生成部6025が備えられ、また、Dレンジ圧縮部403による処理のタイミングが異なる。
補正強度生成部6025では、コントラスト補正を行う際の補正強度の決定を行う。決定するガマット補正強度をHm、補正の目標とする目標高周波の値をHt、ガマットマッピング後の出力高周波の値をH’とすると、ガマット補正強度Hmは以下の式(13)により算出される。
Hm=Ht/H’ …式(13)
なお、周波数分解部4022において、上述したような式(7)で表されるように高周波の値を生成している場合には、ガマット補正強度Hmは以下の式(14)により算出される。
Hm=Ht-H’ …式(14)
目標高周波の値Htは、周波数分解部4022で生成した高周波の値Hを表す。また、高周波の値H’は入力画像に対してDレンジ圧縮とガマットマッピングを行った画像の高周波の値であり、プリンタ308で出力する出力画像の高周波の値を表している。画像の高周波コントラストは入出力の間で低下するため、式(13)で表されるように、コントラスト低下分の逆バイアスを補正強度とする。ガマットマッピング前後の高周波の値を用いてガマット補正強度Hmを決定することにより、入出力の色域形状差に基づくコントラスト強度差を補正することができる。
画像合成部4024は、高周波補正部4023から出力される補正後の高周波の値Hc、周波数分解部4022から出力される低周波の値L、および色変換部4021から出力される色差の(Cb,Cr)を入力として、カラー画像へ再合成を行う。その合成方法を以下の式(15)に表す。式(15)において、高周波の値Hcと低周波の値Lを積算することで、輝度画像Ycが求められる。
Yc=Hc×L …式(15)
なお、周波数分解部4022において、上述したような式(7)で表されるように高周波の値を生成している場合には、輝度画像Ycは以下の式(16)により算出される。
Yc=Hc+L …式(16)
Dレンジ圧縮部403は、コントラスト補正部402の後に処理を行う。
[処理フロー]
図8は、本実施形態に係る処理のフローチャートを示す。本処理フローは、例えば、画像処理装置301のCPU302がHDD304等に格納されたプログラムを読み出して実行することで実現される。本処理フローは、第1の実施形態にて述べた図5の処理フローにおいて、S506~S508の処理の部分を置き換えることで行われる。図6においては、補正強度生成部6025、高周波補正部4023、および画像合成部4024の処理に相当する。
S801にて、画像処理装置301は、入力した画像に対して、色変換部4021において行われる入力画像を輝度Yと色差(Cb,Cr)に分解する処理を行う。
S802にて、画像処理装置301は、輝度Yに対して、Dレンジ圧縮部403の処理を行い、Dレンジ圧縮後輝度Y’を生成する。
S803にて、画像処理装置301は、Dレンジ圧縮後輝度Y’と色差を入力としてガマットマッピング部405の処理を行い、ガマットマッピング後の画像(Y’’,Cb’,Cr’)を生成する。
S804にて、画像処理装置301は、ガマットマッピング後輝度Y’’を入力として、周波数分解部4022の処理を行い、ガマットマッピング後の高周波の値H’を生成する。
S805にて、画像処理装置301は、第1の実施形態における図5のS504で生成された高周波の値Hと、S804で生成されたガマットマッピング後の高周波の値H’を入力として、補正強度生成部6025の処理を行い、ガマット補正強度Hmを生成する。
S806にて、画像処理装置301は、S504で生成された高周波の値HとS804で生成されたガマット補正強度Hmに基づいてコントラスト補正後高周波の値Hcを生成する。その補正方法を以下の式(17)に表す。
Hc=Hm×H …式(17)
なお、周波数分解部4022において式(7)で表されるように高周波の値Hを生成している場合には、補正後高周波の値Hcは式(18)で表すことができる。
Hc=Hm+H …式(18)
補正強度生成部6025において生成されたガマット補正強度Hmを入力画像の高周波の値Hに乗算することによって、プリンタ308で出力した際に、入力画像の高周波のコントラストの状態に補正できる。
S807にて、画像処理装置301は、第1の実施形態における図5のS502で生成されたノイズ検出結果に基づいて、S810の処理を行うか否かを判定する。ノイズ画素が入力画像に含まれると判定された場合には、S810の処理を行うものとする。ノイズ画素がある場合は(S807にてYES)S810の処理へ進み、ノイズ画素がない場合は(S807にてNO)S811に進む。
S810にて、画像処理装置301は、S807で生成された補正後高周波の値Hcを予め算出しておいたノイズ補正強度Hnに基づいて補正後ノイズ抑制高周波の値Hc’を生成する。本実施形態における補正方法を、以下の式(19)に表す。Hnは1.0未満であることが望ましい。1.0未満にすることにより、ノイズとしての高周波の値Hを抑制することができ、ノイズの強調を抑制することができる。S806とS810を行うことにより、色域形状差によるコントラスト差を補正しつつノイズ除去を行うことができる。
Hc’=Hn×Hc …式(19)
なお、周波数分解部4022において式(7)で表されるように高周波の値を生成している場合には、補正後ノイズ抑制高周波の値Hc’は式(20)で表すことができる。
Hc’=Hn+Hc …式(20)
S811にて、画像処理装置301は、画像合成部4024による処理を行い、カラー画像(Yc,Cb,Cr)を生成する。入力は、S503で生成された色差(Cb,Cr)と、S504で生成された低周波の値Lと、S806で生成された補正後高周波の値HcまたはS810で生成された補正後高周波の値Hc’である。
上記では、ガマット補正強度Hmを、入力画像の高周波の値と出力画像の高周波の値とから生成する例を使用して説明した。これとは別に、補正強度情報として3DLUT形式で生成する例について図14を用いて説明する。補正強度情報は入力画像と出力画像のコントラスト低下分を逆バイアスとして設定する。ここで、出力画像は入力画像をDレンジ圧縮し、さらに、ガマットマッピングした状態である。図14において、入力の基準色(224,0,0)とコントラスト対象色(232,8,8)がDレンジ圧縮とガマットマッピングによって、それぞれ、(220,8,8)と(216,12,12)に変化する。基準色とコントラスト対象色とのコントラストを表す入力と出力の差分値RGBはそれぞれ“13.9”と“6.9”となる。ここでの差分値RGBは、RGB三次元空間上の距離を示す。そして、コントラスト比の逆バイアスは、以下の式(21)で算出される。また、コントラスト差の逆バイアスは、以下の式(22)で算出される。
13.9/6.9=2.0 …式(21)
13.9-6.9=7 …式(22)
このような方法により、入力色に対する補正強度を生成することが可能となる。これを3DLUTのグリッド値ごとに算出することにより、入力(R,G,B)に対して、出力がガマット補正強度Hmを表す3DLUTを生成することができる。このように、ガマットマッピングによって大きく圧縮される色域外の色の方が、圧縮が小さい色域内の色よりもガマット補正強度Hmが大きくなる特性の補正強度情報を生成することができる。ガマット補正強度Hmを3DLUT形式で生成すると、入力画像の高周波の値と出力画像の高周波の値を算出する必要がなく、少メモリの状態でコントラスト補正を行うことができる。
<第3の実施形態>
本発明の第3の実施形態について説明する。なお、第1、第2の実施形態と重複する箇所については説明を省略する。第1の実施形態と第2の実施形態おいて、ノイズ補正強度Hnは1.0未満であれば、ノイズ抑制効果を得ることはできる。しかし、画像の明部におけるノイズ抑制効果をより発揮するためには、輝度Yに応じてノイズ補正強度を変化させる必要がある。この時の輝度Yは、色変換部4021により生成される輝度Yを用いる。本実施形態において、ノイズ補正強度は、第1の実施形態の図5のS507または第2の実施形態の図8のS810の処理の際に、処理対象画素ごとに決定する。
変化具合は、撮影情報取得手段(不図示)を用いて取得した撮影情報から計算した入力画像の閾値輝度Y2thと最大輝度Y2maxを用いて設定することができる。撮影情報取得手段は、例えば、入力画像内に埋め込まれている情報の中から利用する情報を取得してもよい。また、撮影情報取得手段は、入力画像とは別ファイルで保存してある情報を取得してもよい。閾値輝度Y2thと最大輝度Y2maxの算出方法を以下に示す。まず、撮影情報からレンズ絞り値、露出時間、ISO感度を取得する。その後、取得した情報に基づいて、EV値を、以下の式(23)を用いて算出する。レンズ絞り値をF、露出時間をT、ISO感度をISOとする。
Figure 0007329932000002
…式(23)
算出されたEV値から図10で示す表を用いて閾値輝度Y2thを算出できる。図10は、EV値に対して照度および輝度を対応付けた図である。最大輝度Y2maxは、以下の式(24)を用いて算出する。
Y2max=Y2th/0.18 …式(24)
ノイズ補正強度Hnは、閾値輝度Y2thを超えると1.0未満となり、最大輝度Y2maxを終点として小さくなるように決定する。図9に、ノイズ補正強度Hnを決定する際のテーブルの一例を示す。図9において、縦軸はノイズ補正強度Hnを示し、横軸は輝度を示す。また、図9において、閾値輝度901および最大輝度902を示す。ノイズ補正強度曲線903は、輝度の増加に伴って、閾値輝度901から単純減少とした場合である。ノイズ補正強度曲線904は、ノイズ補正強度曲線903よりも上に凸としたものである。これは、閾値輝度付近におけるノイズ抑制が急激に変化させたくない時に効果がある。ノイズ補正曲線905は、ノイズ補正強度曲線903よりも下に凸としたものである。これは、高輝度領域おけるノイズ抑制効果を強くしたい時に効果がある。
画像のヒストグラム特性によりノイズ補正曲線を画像ごとに切り替えてもよい。ノイズ補正曲線の変化量が多い輝度領域をヒストグラムの低い輝度領域に設定することで、ノイズ抑制効果を高めつつ画像における弊害領域を最小化できる。最もノイズを視認しにくいノイズ補正強度Hnは、図11に示すBertenの視覚特性を用いて、以下の式(25)を用いて算出する。対象画素の高周波の値をHp、対象画素の輝度Yp、ある輝度Yにおける最少識別係数をfm(Y)とする。式(25)は、輝度Ypが閾値輝度Y2thを超えた時に有効な式である。それ以外はHn=1.0となる。
Figure 0007329932000003
…式(25)
上記構成により、視覚特性上の最も識別不可能なノイズ補正強度Hnを設定することができる。また、式(25)の結果を1DLUTに近似しておき、テーブル参照によって求めてもよい。1DLUTの格子点間は線形補完を用いて算出する。
入力画像の最大輝度Y2maxを算出した後、閾値輝度Y2thは第一の実施形態で記載した閾値輝度Y1thに変更してもよい。そうすることで、図5のS506の判断基準である所定輝度以上の画素を、ノイズ補正強度Hnを用いて同等の処理を行うことができる。
<その他の実施形態>
第1の実施形態においては、ノイズ領域を検出し、その領域においてコントラスト補正の強度を下げることで、ノイズの増長を抑制することを行った。同様の方法を所定の領域に対して行うように制御してもよい。例えば、所定の領域として人の肌領域に対して行うことで、肌の皺などの強調を抑制することもできる。この場合はノイズ領域検出ではなく、肌領域検出を行う。肌領域検出は公知の方法を用いればよい。例えば、顔検出を行い、顔領域を検出する。その領域内の色を肌色と設定し、画像全体に対して肌色に合う色の領域を肌領域として検出する。検出した結果は0(非肌領域)と1(肌領域)の情報として画素ごとに保持し、コントラスト補正部402においてノイズ補正強度Hnの代わりに肌補正強度Hsを利用して補正する。こうすることにより、肌領域のコントラスト強調を抑制することができる。
さらに、上記の肌領域とノイズ領域に対するコントラスト抑制を同時に行うこともできる。その場合、検出結果は、0(非ノイズ領域かつ非肌領域)、1(ノイズ領域かつ非肌領域)、2(非ノイズ領域かつ肌領域)、3(ノイズ領域かつ肌領域)の4つの領域に分割する。コントラスト補正部402における、各領域の補正強度Hxは、次のようになる。非ノイズ領域かつ非肌領域である場合は、補正強度Hx=0となる。ノイズ領域かつ非肌領域である場合は、Hx=Hnとなる。非ノイズ領域かつ肌領域である場合は、Hx=Hsとなる。ノイズ領域かつ肌領域である場合は、Hx=Hs×Hnとなる。こうすることにより、肌領域とノイズ領域のコントラスト強調を同時に抑制することができる。
なお、上記の例では、肌領域を例に挙げて説明したが、これに限定するものではなく、他の所定の領域を対象としてもよい。
本発明は上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムをネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピューターにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
発明は上記実施形態に制限されるものではなく、発明の精神及び範囲から離脱することなく、様々な変更及び変形が可能である。従って、発明の範囲を公にするために請求項を添付する。
301…画像処理装置、308…プリンタ、401…画像入力部、402…コントラスト補正部、403…Dレンジ圧縮部、404…ノイズ領域検出部、405…ガマットマッピング部、406…画像出力部、4021…色変換部、4022…周波数分解部、4023…高周波補正部、4024…画像合成部

Claims (17)

  1. 画像データから所定の領域を検出する検出手段と、
    前記検出手段にて検出した前記所定の領域において輝度の値を補正する補正手段と
    を有し、
    前記補正手段は、前記所定の領域において所定の閾値よりも高い輝度値を有する画素に対して、高周波のコントラストが弱くなるように補正を行い、
    前記所定の閾値は、前記画像データを出力する際の最大輝度に基づいて決定される、
    ことを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記所定の領域は、所定の周波数より高くかつ低振幅の画素から構成される領域であることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記所定の周波数は、人の視覚感度に基づいて決定されることを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記所定の閾値は、前記画像データを出力する際の明部に対応する輝度値に基づいて決定されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  5. 前記所定の閾値は、前記画像データを出力する際の画像フォーマットの最大輝度に基づいて決定されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  6. 前記画像データは、第1のダイナミックレンジを有し、
    前記画像データにおける輝度の低周波に対して、前記第1のダイナミックレンジよりも小さい第2のダイナミックレンジに変換する変換手段を更に有することを特徴とする請求項1乃至のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  7. 前記画像データは、第1の色域を有し、
    前記補正手段による補正結果を用いて、前記画像データに対し、前記第1の色域よりも小さい第2の色域へのガマットマッピングを行うガマットマッピング手段を更に有することを特徴とする請求項1乃至のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  8. 前記補正手段は、前記ガマットマッピング手段によるガマットマッピング前後の高周波の値に基づいて、輝度の高周波に対する補正強度を決定することを特徴とする請求項に記載の画像処理装置。
  9. 前記補正手段は、前記画像データにおける輝度値および撮影情報に基づいて、輝度の高周波に対する補正強度を決定することを特徴とする請求項1または2に記載の画像処理装置。
  10. 前記撮影情報は、シャッター速度、絞り値、ISO感度の少なくともいずれかであることを特徴とする請求項に記載の画像処理装置。
  11. 前記補正手段は、前記所定の閾値から前記画像データを出力する際の最大輝度に輝度値が近づくに従って、輝度の高周波に対する補正強度が小さくなるように決定することを特徴とする請求項9または10に記載の画像処理装置。
  12. 前記所定の閾値は、前記画像データを出力する際の最大輝度×0.18により求められることを特徴とする請求項11に記載の画像処理装置。
  13. 画像データから所定の領域を検出する検出工程と、
    前記検出工程にて検出した前記所定の領域において輝度の値を補正する補正工程と
    を有し、
    前記補正工程において、前記所定の領域において所定の閾値よりも高い輝度値を有する画素に対して、高周波のコントラストが弱くなるように補正を行い、
    前記所定の閾値は、前記画像データを出力する際の最大輝度に基づいて決定される、
    ことを特徴とする画像処理方法。
  14. コンピューターを、
    画像データから所定の領域を検出する検出手段、
    前記検出手段にて検出した前記所定の領域において輝度の値を補正する補正手段
    として機能させ、
    前記補正手段は、前記所定の領域において所定の閾値よりも高い輝度値を有する画素に対して、高周波のコントラストが弱くなるように補正を行い、
    前記所定の閾値は、前記画像データを出力する際の最大輝度に基づいて決定される、
    ことを特徴とするプログラム。
  15. 画像データから所定の領域を検出する検出手段と、
    前記検出手段にて検出した前記所定の領域において輝度の値を補正する補正手段と
    を有し、
    前記補正手段は、前記所定の領域において所定の閾値よりも高い輝度値を有する画素に対して、高周波のコントラストが弱くなるように補正を行い、
    前記所定の領域は、所定の周波数より高くかつ低振幅の画素から構成される領域である、
    ことを特徴とする画像処理装置。
  16. 画像データから所定の領域を検出する検出工程と、
    前記検出工程において検出した前記所定の領域において輝度の値を補正する補正工程と
    を有し、
    前記補正工程において、前記所定の領域において所定の閾値よりも高い輝度値を有する画素に対して、高周波のコントラストが弱くなるように補正を行い、
    前記所定の領域は、所定の周波数より高くかつ低振幅の画素から構成される領域である、
    ことを特徴とする画像処理方法。
  17. コンピューターを、
    画像データから所定の領域を検出する検出手段、
    前記検出手段にて検出した前記所定の領域において輝度の値を補正する補正手段
    として機能させ、
    前記補正手段は、前記所定の領域において所定の閾値よりも高い輝度値を有する画素に対して、高周波のコントラストが弱くなるように補正を行い、
    前記所定の領域は、所定の周波数より高くかつ低振幅の画素から構成される領域である、
    ことを特徴とするプログラム。
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