JP7329721B1 - 回転電機 - Google Patents

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Abstract

回転子(10)は、シャフト(11)と、シャフト(11)を取り囲む筒状の回転子鉄心(12)と、回転子鉄心(12)とシャフト(11)とを接続し、シャフト(11)の軸方向に貫通する複数の通風穴(15)を設けたホイール部材(14)とを備えており、通風穴(15)は回転子通風路(17)の軸方向断面よりも狭小であり、シャフト(11)の軸方向から見て通風穴(15)に一部が重なって回転子通風路(17)に突出して重なるように配置された突起(16)を備えている。

Description

本願は、回転電機に関するものである。
回転子に使用する磁石を減磁させないために様々な回転子温度低減構造を備える回転電機が知られている。一例として、回転子鉄心に貫通穴を設けたもの(特許文献1あるいは特許文献2参照)、あるいは回転子鉄心を筒状とし、内径側壁面に突起を設けたものがある(特許文献3あるいは特許文献4参照)。
特許第5664101号公報 実開昭53-128801号公報 特開2006―296065号公報 特開2007-344177号公報
ところで、前記した従来構造には次記のような課題がある。回転子鉄心に貫通穴を設ける構造(特許文献1あるいは特許文献2)は、大型の回転子を備える回転電機に対しては、回転子内部を鉄心で占めることにより不必要な回転電機の重量増加を招く。
また、大型の回転子を備える回転電機において、軽量化のために円筒状の回転子鉄心を採用し、さらに、冷却改善のために、回転子鉄心の内側壁面に突起を設ける構造(特許文献3あるいは特許文献4)では、回転子の内部空間が広くなるため、回転子の内部空間を通過する冷却ガスは低速となり、突起表面での熱伝達率が小さくなる。そのため、必要な放熱量を確保するために突起が大きくなり、回転子の重量増加を招いていた。
本願は、このような問題を解決するためになされたものであり、回転電機の重量増加を抑えつつ、回転子の温度を低減することで、出力を増加させることができる回転電機を得ることを目的とする。
本願に開示される回転電機は、回転電機の回転軸心を取り囲む円環状の固定子と、固定子と同軸に設けられた回転子とを備え、回転子は、シャフトと、シャフトを取り囲む筒状の回転子鉄心と、回転子鉄心とシャフトとを接続し、シャフトの軸方向に貫通する複数の通風穴を設けたホイール部材とを備えており、通風穴の軸方向断面は、シャフトと回転子鉄心によって形成された回転子通風路の軸方向断面よりも狭小である回転電機であって、回転子鉄心の内周部に接して配置され、シャフトの軸方向から見て通風穴に一部が重なって回転子通風路に突出して設けられた突起を備えている。
本願の回転電機によれば、回転電機の重量増加を抑えつつ、回転子の温度を低減することで、出力を増加させることができる。
実施の形態1に係る回転電機の要部構成を示す側断面図である。 実施の形態1に係る回転電機における回転子を示す斜視図である。 図2における矢印A方向から見た回転子の正面図である。 図3における点線B-Bにおいて矢印方向から見た回転子の側断面である。 実施の形態1に係る回転子の第一の変形例を示す正面図である。 実施の形態1に係る回転子の第二の変形例を示す正面図である。 実施の形態1に係る回転子の第三の変形例を示す正面図である。 図4における矢印C方向から見た回転子の第四の変形例を示す概略図である。 実施の形態1に係る回転子の第五の変形例を示す正面図である。 実施の形態1に係る回転子の第六の変形例の概略構成を示す側断面図である。 実施の形態1に係る回転子の第七の変形例の概略構成を示す側断面図である。 実施の形態2に係る回転電機における回転子を示す正面図である。 図12における点線B―Bにおいて矢印方向から見た回転子の側断面図である。 実施の形態3に係る回転電機における回転子を示す正面図である。 図14における点線B―Bにおいて矢印方向から見た回転子の側断面図である。 図15における矢印C方向から見た回転子を示す概略図である。 回転電機の回転子部分における放熱構造の考察を説明するための回転子構造を示す側断面図である。 回転電機の回転子部分における放熱構造の考察を説明するための回転子構造を示す正面図である。 図18における点線B―Bにおいて矢印方向から見た回転子の側断面図である。 回転電機の回転子部分における放熱構造の考察を説明するための回転子構造を示す側断面図である。
以下、本願に開示される回転電機の実施の形態について図面を用いて説明する。各実施の形態及び各図において、同一もしくは相当する部分は、同一符号を付している。ない、各実施の形態における回転電機は、例えば、洋上風力発電装置に適用する永久磁石式回転電機である。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る回転電機100の断面を示す模式図である。図1に示すように、回転電機100は、回転電機100の回転の中心である回転軸心Oを有するシャフト11を取り囲む円環状の固定子20と、固定子20と同軸に設けられた回転子10とを備える。軸受22を介してシャフト11を支持するハウジング21で囲まれた回転子10、固定子20は、熱交換器18で冷却された冷却ガスがファン19によって回転電機内部を循環することで冷却される。
図2は、図1に示す回転子10の斜視図であり、図3は、図2の矢印Aから見た回転子10の正面図であり、図4は、図3の点線B―Bにおいて矢視方向に見た断面図である。
図1及び図2に示すように、実施の形態1に係る回転電機100は、回転電機100の回転の中心である回転軸心Oを取り囲む円環状の固定子20と、固定子20と同軸に設けられた回転子10とを備えている。
回転子10は、シャフト11と、シャフト11を取り囲む筒状の回転子鉄心12と、回転子鉄心12とシャフト11とを接続し、シャフト11の軸方向に貫通する複数の通風穴15を設けた板状のホイール部材14とを備えている。
通風穴15はシャフト11と回転子鉄心12によって形成される回転子通風路17の軸方向断面よりも狭小である。
回転子鉄心12の内周部に接するように配置されるとともに、回転軸方向から見た場合に通風穴15と一部重なるように配置された突起16を備えている。
ホイール部材14とは軸方向に間隔を空けて設置される円盤状の板材であり、シャフト11と回転子鉄心12とを接続する部材である。ホイール部材14には少なくとも一つ以上の通風穴15が備えられている。回転子鉄心12は筒状であるため、シャフト11と回転子鉄心12によって回転子通風路17が形成される。通風穴15は回転子10の外側の空間と内側の空間である回転子通風路17を連通する役割をもっている。そのため、冷却媒体である冷却ガスは矢印23で示すように通風穴15を介して回転子の内外へと流れることが可能となる。回転子通風路17を流れる冷却ガスは回転子鉄心12を内径側表面から冷却している。すなわち、回転子鉄心12を介して回転子磁石13を冷却している。回転子鉄心12の内側には少なくとも一つ以上の突起16が設けられており、突起16は回転軸方向から見た場合に通風穴15と一部が重なるようになっている。
上記のような風路構造にする理由について説明する。固定子20あるいは回転子磁石13は回転電機100の稼働に伴い発熱する。回転子磁石13には許容温度が設定されており、許容温度を超過すると減磁を引き起こし、性能が低下してしまう。
回転子磁石13の昇温を緩和する方策の一つとして、回転電機内における冷却ガスの循環風量を増加させることが挙げられる。しかし、固定子20と回転子10の間隙は非常に狭小であるため、必要な風量を確保するために大型なファンが必要となり、コストパフォーマンスの面で問題がある。
回転子磁石13の昇温を緩和する別の方策の一つとして、図17のように、回転子鉄心12に回転子鉄心貫通穴30を設け、回転子鉄心12を貫通することも挙げられる。図17の構成とした場合、回転子鉄心12を冷却するガスの風速は増加するが、回転子10の内側を回転子鉄心で占めるため、回転電機100の重量増加が問題となる。特に、洋上風力発電に用いるような回転子10は大型であるため、回転電機100の重量増加は重大な課題となる。回転電機100の重量増加は、回転電機100の材料費の増加を招くだけでなく、運搬費あるいは建設費、タワーの製造コストにも悪影響を及ぼす。
回転子磁石13の昇温を緩和する他の方策の一つとして、図18に示すように、回転子鉄心12の内径側に突起16を設けることで、回転子10の放熱面積を拡大することが挙げられる。図18は回転子鉄心12の内径側に突起16を設けた従来の回転子の正面図であり、回転子鉄心12とシャフト11の接続にはスポーク部材31が使用されている。ところで、突起からの放熱量は次式より求めることができる。

(突起からの放熱量)=(放熱面積)×(熱伝達率)
∝(放熱面積)×(風速)^n
上式のnは一般には0.8程度の正の実数であるため、突起からの放熱量は風速が高いほど高くなる。図19は図18の点線C-C線での断面図である。図19あるいは図18の構造では、回転子10の内側に回転子通風路17の断面積が大きくなる。そのため、回転子通風路17を通過する冷却ガスは低速となり、放熱面積を拡大しても、突起16による放熱効果は僅かである。そのため、必要な放熱量を確保するために突起16が大きくなり、回転電機100の重量増加を招く。
また、図20のように、回転子鉄心12とシャフト11の接続に板状のホイール部材14を用いた場合、突起16とホイール部材壁面14aの径方向位置が完全に重なってしまうと突起16からの放熱量は少なくなる。これは、ホイール部材14の通風穴15を通過した冷却ガスが淀み領域32を形成するためである。淀み領域32では風速が著しく低下するため、淀み領域32と重なった突起からの放熱量は少ない。そのため、必要な放熱量を確保するために突起16が大きくなり、回転電機100の重量増加を招く。
一方、図1~図4のような風路構造にすることによって、ホイール部材14の通風穴15を通過し、加速した冷却ガスを突起16に集中的に衝突させることで、放熱面積の拡大と熱伝達率の増加の両観点から突起の放熱を増加させることができる。また、回転子鉄心12を筒状とすることで、図17に示す構成の回転電機と比べ、軽量化することができる。
上述の通り、ホイール部材14の通風穴15を通過し、加速した冷却ガスが突起16に集中的に衝突することにより、突起16からの放熱量を増加させることができる。したがって、図3に示すように突起16は回転軸方向から見た場合に通風穴15と一部重なるように配置されることが望ましい。
同様に、図3に示すように、突起16はホイール部材14の通風穴15の外径位置よりも内側に延在していることが突起16からの放熱量を増加させる点で望ましい。これは、図3において、回転軸心をO、ホイール部材14の通風穴15の最外径位置をHHO、突起16の最内径位置をFI、とすると、次式の関係となる。

(O-FI間の距離)<(O-HHO間の距離)
一方、ホイール部材14の通風穴15の最内径位置FIよりも突起16を延在させた場合、通風穴15の最内径位置FIよりも延在させた突起16には通風穴15を通過し、加速した冷却ガスが衝突しない。したがって、回転電機100の重量増加を抑えつつ、回転子10の冷却能力を改善したい場合、次式の関係とするのが良い。

(O-HHI間の距離)<(O-FI間の距離)

ここで、HHIとは図3におけるホイール部材14の通風穴15の最外径位置を指す。
なお、図3において通風穴15は円形であるが、その限りではない。例えば、図5に示すような四角形でも良いし、図6に示すような台形あるいは、それ以外の形状であっても良い。また、図7に示すように通風穴15の外径側が回転子鉄心12と重なっても良い。この場合、突起16の根本にもホイール部材14の通風穴15を通過し加速した冷却ガスが衝突する。そのため、突起16の全放熱面の熱伝達率を高めることができ、冷却効率を向上させることができる。
また、図3において、回転子10は内側から外側にかけ、シャフト11、ホイール部材壁面14a、通風穴15、突起16、ホイール部材壁面14a、回転子鉄心12の順となるが、図7において、回転子10は内側から外側にかけ、シャフト11、ホイール部材壁面14a、通風穴15、突起16、回転子鉄心12となる。すなわち、図3と図7において、回転子10は内側から外側にかけ、シャフト11、ホイール部材壁面14a、通風穴15、突起16、となる順番は同一である。
図8は回転子10を外径側(図4の矢印Cの方向)からみた簡略図である。説明のために、回転子磁石13及び回転子鉄心12は省略している。ところで、回転電機100が運転されると回転子10が回転することにより、ホイール部材14の通風穴15も移動する。移動する通風穴15を通過する際の圧力損失を低減するために、図8に示すように案内羽根24をホイール部材14の通風穴15に設置しても良い。案内羽根24をホイール部材14の通風穴15に設置することにより、通風穴15を通過する際の圧力損失を低減できるため、回転電機100を循環する風量を増加させることができる。
また、図3において突起16は全て通風穴15と同一周方向位置であるが、その限りではない。例えば、図9に示すように突起16の二つ中に一つを通風穴15と同一周方向位置としても良く、それ以外の突起を通風穴15と異なる周方向位置に配置しても良い。通風穴15と異なる周方向位置に突起16を配置することで若干の冷却改善が期待できる。ホイール部材14の強度制約から通風穴15の数あるいは面積を増加することが困難な場合に冷却改善が期待できる。
また、図4においてホイール部材14は回転子10の両端に一枚ずつ配置しているが、その限りではない。例えば、図10に示すように回転子10の中心に一枚のみ配置しても良いし、図11に示すように回転子10の両端と中央に三枚配置しても良く、それ以上の枚数を配置しても良い。回転子10の強度制約に応じて好適な枚数を配置することが望ましい。
以上のように、実施の形態1に係る回転電機100は、回転電機100の回転の中心である回転軸心Oを有するシャフト11を取り囲む円環状の固定子20と、固定子20と同軸に設けられた回転子10とを備えている。
回転子10は、シャフト11と、シャフト11を取り囲む筒状の回転子鉄心12と、回転子鉄心12とシャフト11とを接続し、シャフト11の軸方向に貫通する複数の通風穴15を設けたホイール部材14とを備えている。
通風穴15はシャフト11と回転子鉄心12によって形成される回転子通風路17の軸方向断面よりも狭小である。
回転子鉄心12の内周部に接するように配置され、回転軸方向から見た場合に通風穴15と一部重なるように配置された突起16を備えている。
このように構成されたことにより、ホイール部材14の通風穴15を通過し、加速した冷却ガスを突起16に集中的に衝突させることができる。加速した冷却ガスが突起16に衝突するため、突起16からの放熱量を効果的に増加させることができる。そのため、回転電機100を軽量化しつつ温度を低減できる。また、回転電機100の出力も向上させることができる。
実施の形態2.
次に実施の形態2に係る回転電機100について説明する。図12は実施の形態2に係る回転電機100の回転子10の一例を示している。また、図13は、図12の実線B-Bでの断面図である。実施の形態2に係る回転電機100は板状のホイール部材14の通風穴15に誘導板25を備えている点が実施の形態1と異なる。
実施の形態1に係る回転電機100では、通風穴15を通過し加速した冷却ガスを突起16に衝突させるため、突起16を通風穴15の外径位置よりも内径側に延在する必要がある。そのため、通風穴15がシャフト11の回転軸心Oに近くに設置する場合、突起16の延在量が長くなり、回転電機100の重量が増加する課題がある。また、突起16の根本付近では加速した冷却ガスが衝突しないため、冷却改善の効率も高くない。
実施の形態2に係る回転電機100は、ホイール部材14の通風穴15に誘導板25を備える。例えば、回転子10に冷却ガスが流入するホイール部材14の通風穴15において、誘導板25は回転子10の内側に設置するのが良い。また、誘導板25はホイール部材14の通風穴15の内径側の縁においてホイール部材14と接続する。
そして、ホイール部材14と接続している辺での径方向位置をGI、誘導板25の辺での径方向位置をGOとすると、次式を満たす構成とすることが望ましい。

(O-GI間の距離)<(O-GO間の距離)
上記のような構成とすることで、ホイール部材14の通風穴15を通過した冷却ガスは誘導板25により、外径側に進むように誘導され、突起16を通風穴15の外径位置よりも内径側に延在していなくても、加速した冷却ガスを突起16に衝突させることができる。そのため、突起16を通風穴15の外径位置よりも内径側に延在していなくても、突起16からの放熱量を向上させることができる。冷却に寄与しない突起16の延在は回転電機100の重量を増加させるため、実施の形態2は軽量化にも効果がある。
実施の形態1と同様に、図13及び図12において、通風穴15は円形であるが、その限りでなく、例えば、円形あるいは台形、その他の形状でも良い。突起16の配置位置についても、全ての突起16を通風穴15と同一の周方向位置に配置しなくても良く、一部の突起16を通風穴15と異なる周方向位置に配置しても良い。また、ホイール部材14の設置個数についても、回転子10の両端に1枚ずつ配置する限りではなく、例えば、回転子10の中央に1枚のみ配置する構成あるいは回転子10の両端と中央に3枚配置する構成でも良く、それ以上の枚数を配置しても良い。また、図8に示した案内羽根24を併用しても良い。
実施の形態2に係る回転電機100は、通風穴15に設置した誘導板25により、通風穴15を通過した冷却ガスが外径側へと誘導させることによって、突起16を通風穴15の外径位置よりも内径側に延在する必要が無いため、回転電機100の更なる軽量化及び冷却効率を向上させることができる。
実施の形態3.
次に実施の形態3に係る回転電機100について説明する。図14は実施の形態3に係る回転電機100の回転子10の一例を示している。また、図15は、図14の実線B-B線の断面図であり、図16は、図15の矢印Cからみた模式図である。説明のために、図16においては、回転子磁石13及び回転子鉄心12は省略している。実施の形態3に係る回転電機100はシャフト11の回転軸心Oに対して斜めに配置した突起16aを備えている点で他の実施の形態と異なる。
実施の形態3に係る回転電機100が運転されると、回転子10が回転することにより、回転子通風路17にある冷却ガスはシャフト11に対して斜めに配置した突起16aに押し出されることによって、シャフト11の回転軸心Oに対して斜めに配置した突起16aの一方向から流入して他方から排出される流れを発生させる。すなわち、回転子10の回転力の一部を冷却ガスの駆動力へ変換することができる。そのため、回転電機100の循環風量を増加させることができ、ファン19に要求される昇圧量を低減することができる。
実施の形態1あるいは実施の形態2と同様に、図15及び図14において、通風穴15は円形であるが、その限りでなく、例えば、円形あるいは台形、その他の形状でも良い。突起16の配置位置についても、全ての突起16aを通風穴15と同一の周方向位置に配置しなくても良く、一部の突起16を通風穴15と異なる周方向位置に配置しても良い。また、ホイール部材14の設置個数についても、回転子10の両端に1枚ずつ配置する限りではなく、例えば、回転子10の中央に1枚のみ配置する構成あるいは回転子10の両端と中央に3枚配置する構成でも良く、それ以上の枚数を配置しても良い。また、案内羽根24を併用しても良い。
実施の形態3に係る回転電機100は、回転電機100はシャフト11に対して斜めに配置した突起16aを備えることで、回転子10の回転力の一部を冷却ガスの駆動力に変換することができる。循環風量が増加するため、回転電機100の更なる温度低減を実現させることができる。また、ファン19に要求される昇圧量を低減することもできる。
本願は、様々な例示的な実施の形態及び実施例が記載されているが、1つ、または複数の実施の形態に記載された様々な特徴、態様、及び機能は特定の実施の形態の適用に限られるのではなく、単独で、または様々な組み合わせで実施の形態に適用可能である。
従って、例示されていない無数の変形例が、本願明細書に開示される技術の範囲内において想定される。例えば、少なくとも1つの構成要素を変形する場合、追加する場合または省略する場合、さらには、少なくとも1つの構成要素を抽出し、他の実施の形態の構成要素と組み合わせる場合が含まれるものとする。
10 回転子、11 シャフト、12 回転子鉄心、14 ホイール部材、15 通風穴、16 突起、17 回転子通風路、20 固定子、24 案内羽根、25 誘導板、100 回転電機

Claims (8)

  1. 回転軸心を取り囲む円環状の固定子と、前記固定子と同軸に設けられた回転子とを備え、前記回転子は、シャフトと、前記シャフトを取り囲む筒状の回転子鉄心と、前記回転子鉄心と前記シャフトとを接続し、前記シャフトの軸方向に貫通する複数の通風穴を設けたホイール部材とを備えており、前記通風穴の軸方向断面は、前記シャフトと前記回転子鉄心によって形成された回転子通風路の軸方向断面よりも狭小である回転電機であって、前記回転子鉄心の内周部に接して配置され、前記シャフトの軸方向から見て前記通風穴に一部が重なって前記回転子通風路に突出して設けられた突起を備えたことを特徴とする回転電機。
  2. 前記突起は、前記シャフトの軸方向において前記ホイール部材よりも内側に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の回転電機。
  3. 少なくとも一つ以上の前記突起は、前記通風穴と同一の周方向位置に配置されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の回転電機。
  4. 少なくとも一つ以上の前記突起は、前記通風穴の外径位置よりも内径側に延在していることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の回転電機。
  5. 少なくとも一つ以上の前記突起は、前記通風穴の内径位置よりも内径側に延在していることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の回転電機。
  6. 前記回転子の内側から外側にわたって前記シャフト、前記ホイール部材、前記通風穴、前記突起が順に配置されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の回転電機。
  7. 前記通風穴には、前記通風穴を通過した冷却ガスが外径側へと流れるように誘導する誘導板を備えたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の回転電機。
  8. 前記突起は、前記シャフトに対して斜めに配置したことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の回転電機。
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