JP7329578B2 - 電力用半導体装置 - Google Patents
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Description
図1は電力用半導体装置100の構成の概略を示す平面図で、封止部材であるモールド樹脂4を取り除いて示した図、図2は図1のA-A断面位置で切断した電力用半導体装置100の概略を示す断面図である。図1において、破線はモールド樹脂4の外形である。電力用半導体装置100は半導体素子であるパワー半導体チップ1を複数有し、パワー半導体チップ1のスイッチング動作にて電力を変換する装置である。本実施の形態に示す図では電力用半導体装置100に1つのパワーモジュール50を示しているが、パワーモジュール50の個数は1つに限るものではない。電力用半導体装置100は複数のパワーモジュール50を組み合わせて構成しても構わない。
電力用半導体装置100は、図1に示すように、パワーモジュール50及びヒューズ部6を備える。パワーモジュール50は、パワーモジュール50に供給された電力を変換して出力する。ヒューズ部6は、パワーモジュール50に流入する電流の経路に設けられる。ヒューズ部6は、パワーモジュール50が有したパワー半導体チップ1が短絡故障した際にパワーモジュール50に流入する過電流を遮断する。ヒューズ部6を設けることで、過電流に起因したパワーモジュール50の損傷を抑制することができ、電力用半導体装置100の信頼性を向上させることができる。ヒューズ部6は、銅またはアルミを基材にした合金の板材から作製される。ヒューズ部6は、例えば、図2に示すように断面積が前後の部分よりも小さくなるようにして形成される。図2では、ヒューズ部6は上の方向に延出しているが、ヒューズ部6の配置はこれに限るものではない。ヒューズ部6に接続されるバスバーなどの配置に応じて、ヒューズ部6の配置を定めて構わない。
パワーモジュール50の各構成要素について説明する。リードフレームは、銅またはアルミを基材にした合金の板材を配線パターン状に成形して作製される。リードフレームを構成するP電位リード2a、AC電位リード2b、及びN電位リード2cは、モールド樹脂4で封止された後に電気配線上不要な部分が除去され、それぞれが切り離されることで形成される。リードフレームは、一方の面の側にパワー半導体チップ1、インナーリード3a、インナーリード3b、はんだ7などの導電性部材、ワイヤボンド配線、電流検出用抵抗器などが実装される。一方の面は、実装面2dである。リードフレームの配線パターン状への加工は、板状の材料のエッチング加工、またはプレス加工にて行われる。リードフレームの表面は、基材の金属が露出しているものも使用可能であるが、一部もしくは全部にめっき処理を行っても構わない。めっき処理を施すことで、リードフレームへの部材の実装が容易になる。
本願の要部であるコンデンサ5とヒューズ部6について説明する。コンデンサ5は、複数のリードフレームにおける、異なる電位を有した2つのリードフレームの間に接続されている。コンデンサ5は、異なる電位を有した2つのリードフレームにおける一方のリードフレームに接続されたパワー半導体チップ1と並列に接続されている。ヒューズ部6をパワーモジュール50に流入する電流の経路に設けることで、ヒューズ部6において局所的に電流密度が上がる。そのため、寄生インダクタンスの増加に応じて発生する誘起電圧により、電力用半導体装置100においてノイズが大きくなる。コンデンサ5は、誘起電圧を抑制してノイズを低減する。ヒューズ部6を設けたことで、パワー半導体チップ1が短絡故障した際にパワーモジュール50に流入する過電流を遮断することができ、コンデンサ5を設けたことで、誘起電圧を抑制して、ノイズを低減した電力用半導体装置100を得ることができる。
実施の形態2に係る電力用半導体装置100について説明する。図3は実施の形態2に係る電力用半導体装置100の構成の概略を示す平面図で、封止部材であるモールド樹脂4を取り除いて示した図である。図3において、破線はモールド樹脂4の外形である。実施の形態2に係る電力用半導体装置100は、第2のコンデンサ5bを備えた構成になっている。
実施の形態3に係る電力用半導体装置100について説明する。図4は実施の形態3に係る電力用半導体装置100の構成の概略を示す平面図で、封止部材であるモールド樹脂4を取り除いて示した図である。図4において、破線はモールド樹脂4の外形である。実施の形態3に係る電力用半導体装置100は、バスバー8を備えた構成になっている。
実施の形態4に係る電力用半導体装置100について説明する。図5は実施の形態4に係る電力用半導体装置100の構成の概略を示す平面図で、封止部材であるモールド樹脂4を取り除いて示した図である。図5において、破線はモールド樹脂4の外形である。実施の形態4に係る電力用半導体装置100は、コンデンサユニット9を備えた構成になっている。
実施の形態5に係る電力用半導体装置100について説明する。図6は実施の形態5に係る電力用半導体装置100の構成の概略を示す平面図で、封止部材であるモールド樹脂4を取り除いて示した図である。図6において、破線はモールド樹脂4の外形である。実施の形態5に係る電力用半導体装置100は、実施の形態1と比較して、リードフレームの配置が異なる構成になっている。
従って、例示されていない無数の変形例が、本願明細書に開示される技術の範囲内において想定される。例えば、少なくとも1つの構成要素を変形する場合、追加する場合または省略する場合、さらには、少なくとも1つの構成要素を抽出し、他の実施の形態の構成要素と組み合わせる場合が含まれるものとする。
Claims (8)
- 板状に形成され、同一平面上に並べられた複数のリードフレーム、第1の前記リードフレームの一方の面に接続された第1の半導体素子、第2の前記リードフレームの一方の面と前記第1の半導体素子における前記第1のリードフレームの側とは反対側の面とを接続する配線部材、及びコンデンサを有したパワーモジュールと、
前記パワーモジュールに流入する電流の経路に設けられたヒューズ部と、を備え、
前記同一平面に平行な一つの特定の方向を第一方向とし、前記同一平面に平行で前記第一方向に垂直な方向を第二方向とし、
前記パワーモジュールとして、前記第一方向に隣接して配置された、第一組のパワーモジュールと第二組のパワーモジュールとが設けられ、
前記第一組のパワーモジュールにおいて、前記コンデンサは、前記第1の半導体素子の周囲であって、前記第1のリードフレームと前記第1のリードフレームの前記第一方向の一方側に隣接した前記第2のリードフレームの部分との間に接続され、前記ヒューズ部は、前記第1の半導体素子が接続された前記第1のリードフレームの本体部分から前記第二方向の一方側に延出した端子部の、前記第1のリードフレームの本体部分に隣接した位置に接続され、
前記第二組のパワーモジュールにおいて、前記コンデンサは、前記第1の半導体素子の周囲であって、前記第1のリードフレームと前記第1のリードフレームの前記第一方向の他方側に隣接した前記第2のリードフレームの部分との間に接続され、前記ヒューズ部は、前記第1の半導体素子が接続された前記第1のリードフレームの本体部分から前記第二方向の一方側に延出した端子部の、前記第1のリードフレームの本体部分に隣接した位置に接続され、
前記第一組のパワーモジュールにおける前記端子部及び前記ヒューズ部と、前記第二組のパワーモジュールにおける前記端子部及び前記ヒューズ部とは、それぞれ、前記第一方向に隣接して配置されている電力用半導体装置。 - 前記第一組のパワーモジュールにおいて、前記コンデンサは、表面に2つの電極を有したチップ状に形成され、前記コンデンサの一方の電極は、前記第1のリードフレームの一方の面に接続され、前記コンデンサの他方の電極は、前記第2のリードフレームの一方の面に接続され、
前記第二組のパワーモジュールにおいて、前記コンデンサは、表面に2つの電極を有したチップ状に形成され、前記コンデンサの一方の電極は、前記第1のリードフレームの一方の面に接続され、前記コンデンサの他方の電極は、前記第2のリードフレームの一方の面に接続されている請求項1に記載の電力用半導体装置。 - 前記第一組のパワーモジュールは、第3の前記リードフレーム、前記第2のリードフレームの一方の面に接続され、前記第1の半導体素子よりも前記第二方向の他方側に配置された第2の半導体素子、及び前記第3のリードフレームの一方の面と前記第2の半導体素子における前記第2のリードフレームの側とは反対側の面とを接続する第2の配線部材を有し、
前記第二組のパワーモジュールは、第3の前記リードフレーム、前記第2のリードフレームの一方の面に接続され、前記第1の半導体素子よりも前記第二方向の他方側に配置された第2の半導体素子、及び前記第3のリードフレームの一方の面と前記第2の半導体素子における前記第2のリードフレームの側とは反対側の面とを接続する第2の配線部材を有している請求項2に記載の電力用半導体装置。 - 前記第一組のパワーモジュールは、第2のコンデンサを有し、
前記第2のコンデンサは、前記第2のリードフレームと前記第3のリードフレームとの間に接続され、
前記第二組のパワーモジュールは、第2のコンデンサを有し、
前記第2のコンデンサは、前記第2のリードフレームと前記第3のリードフレームとの間に接続されている請求項3に記載の電力用半導体装置。 - 前記パワーモジュールは、複数の前記リードフレームのそれぞれの少なくとも一部を外部に露出させた状態で、各部材を封止するモールド樹脂を備えた請求項1から4のいずれか1項に記載の電力用半導体装置。
- 前記第一組のパワーモジュールにおいて、前記ヒューズ部は、前記モールド樹脂から突出した前記第1のリードフレームに設けられ、
前記第二組のパワーモジュールにおいて、前記ヒューズ部は、前記モールド樹脂から突出した前記第1のリードフレームに設けられている請求項5に記載の電力用半導体装置。 - 前記リードフレームに接続されたバスバーを備え、
前記ヒューズ部は、前記バスバーに設けられ、
前記ヒューズ部と前記モールド樹脂から突出した前記第1のリードフレームとが接続されている請求項5に記載の電力用半導体装置。 - 前記バスバーに接続され、静電容量が前記コンデンサよりも大きいコンデンサユニットを備え、
前記ヒューズ部は、前記パワーモジュールと前記コンデンサユニットとの間に設けられている請求項7に記載の電力用半導体装置。
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