JP7329415B2 - ゲート - Google Patents

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Description

ここに開示された技術は、第1水域と第2水域とを連通させる開口に設けられたゲートに関する。
従来より、開口に設けられ、開口を開閉するゲートが知られている。例えば、特許文献1には、排水路を開閉するゲートが開示されている。このゲートは、ゲートの上流側と下流側との水位差に基づいて開閉を行うように構成されている。
特開平2-80708号公報
開口を開閉するゲートにおいては、開口を閉鎖する必要性を的確に判定する必要がある。そして、ゲートを開閉する基準は、ゲートの使用状況に応じて異なる。例えば、ゲートの上流と下流の水位差ではなく、単に或る水域の水位に基づいてゲートを開閉する場合がある。
ここに開示された技術は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、ゲートの上流と下流の水位差ではなく、単に水位に応じて開口を閉鎖する上で、開口の閉鎖の必要性を的確に判定することにある。
ここに開示された技術は、第1水域と第2水域とを連通させる開口に設けられたゲートが対象である。ゲートは、前記開口を開閉する扉体と、前記扉体に前記開口を閉じさせる閉鎖機構と、水位を検出する水位検出部とを備え、前記閉鎖機構は、前記第1水域から前記第2水域への水の流れを堰き止める場合、前記水位検出部によって検出される水位が所定の水位に達したときに前記扉体に前記開口を閉じさせ、前記水位検出部は、前記第2水域の水位を検出する。
前記ゲートによれば、ゲートの上流と下流の水位差ではなく、単に水位に応じて開口を閉鎖する上で、開口の閉鎖の必要性を的確に判定することができる。
図1は、起伏ゲート式防波堤が設置された港の概観図である。 図2は、倒伏状態における起伏ゲートの概略的な断面図である。 図3は、閉鎖機構の概略的な構成を示す図である。
以下、例示的な実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1は、起伏ゲート式防波堤100が設置された港の概観図である。図2は、倒伏状態における起伏ゲート1の概略的な断面図である。図3は、閉鎖機構3の概略的な構成を示す図である。
例えば、起伏ゲート式防波堤100は、津波や高潮対策として海洋、より具体的には港湾に設置される。起伏ゲート式防波堤100は、第1水域Aと第2水域Bとを仕切るように配置されている。例えば、第2水域Bは、周囲が陸地等で覆われた閉鎖性水域である。起伏ゲート式防波堤100が港湾に設置される場合、港外の水域が第1水域Aであり、港内の水域が第2水域Bである。
起伏ゲート式防波堤100は、起伏ゲート1と、堤体9とを備える。
堤体9は、第1水域Aと第2水域Bとを連通させる開口91が形成されている。起伏ゲート1は、開口91に設けられている。
起伏ゲート1は、図2,3に示すように、開口91を開閉する扉体10と、扉体10に開口91を閉じさせる閉鎖機構3と、水位を検出するフロート54とを備えている。起伏ゲート1は、図1に示すように、互いに対向するように配置され、開口91を区画する第1側壁61及び第2側壁62をさらに備えていてもよい。起伏ゲート1は、ゲートの一例であり、フロート54は、水位検出部の一例である。
扉体10は、図1に示すように、第1側壁61と第2側壁62との間に配置されている。扉体10の個数は、任意に設定され得る。この例では、起伏ゲート1は、4つの扉体10を有している。4つの扉体10は、第1側壁61と第2側壁62との間に配列されている。
扉体10は、図2に示すように、開口91を開いた倒伏状態(実線参照)と開口91を閉じる起立状態(一点鎖線参照)との間で回転するように構成されている。詳しくは、扉体10は、回転軸11を有している。例えば、扉体10は、略矩形の平板状に形成されている。回転軸11は、扉体10のうち矩形の一辺に相当する部分に設けられている。扉体10は、回転軸11を中心に回転して、倒伏状態と起立状態との間で回転する。回転軸11は、水中(即ち、海中)に配置されている。複数(4つ)の扉体10は、図1に示すように、回転軸11が一直線上に並ぶようにして配列されている。
倒伏状態において、扉体10の全体は、水中に沈んでいる。倒伏状態においては、扉体10のうち回転軸11が第2水域B側で、扉体10のうち回転軸11と反対側の端部が第1水域A側になるように扉体10が倒伏している(図1参照)。起立状態において、扉体10は、部分的に水上に突出し(図2参照)且つ開口91を閉じた状態となる。扉体10の内部には、空気室(図示省略)が形成されている。扉体10は、扉体10の受ける浮力によって倒伏状態から起立状態へ回転する。
水底(即ち、海底)には、図2に示すように、倒伏状態の扉体10を格納する格納部20が形成されている。格納部20は、上方に開口する箱状に形成されている。格納部20の平面形状は、略矩形であって、扉体10よりも少し大きな形状をしている。この例では、4つの扉体10に対して共通の格納部20が1つ設けられている。
閉鎖機構3は、第1水域Aから第2水域Bへの水の流れを堰き止める場合、フロート54によって検出される水位が所定の水位に達したときに扉体10に開口91を閉じさせる。この例では、閉鎖機構3は、倒伏状態の扉体10を係留する係留機構30と、係留機構30を作動させる油圧回路50とを有している。つまり、閉鎖機構3は、扉体10を倒伏状態に係留する一方、係留を解除することによって扉体10を浮力で起立状態に回転させ、開口91を閉じさせる。さらに、閉鎖機構3は、フロート54によって検出される水位とは別に、外部からの通知又は作業者の操作等に基づいて扉体10に開口91を閉じさせる。
係留機構30は、図3に示すように、倒伏状態の扉体10に係合するフック31と、フック31を駆動する油圧シリンダ35とを有している。さらに、係留機構30は、油圧シリンダ35の動力をフック31に伝える伝達機構40を有している。フック31は、伝達機構40を介して油圧シリンダ35によって駆動される。フック31は、係合部の一例である。
フック31には、ピン32が設けられている。フック31は、軸33を有し、軸33を中心に回転自在に設けられている。フック31は、回転することによって、扉体10に設けられた係合部13に係合する。詳しくは、フック31は、軸33を中心とする周方向の一方(図3において時計回りであり、以下、「係合方向」と称する。)へ回転して、倒伏状態の扉体10の係合部13に対して上方から係合する。フック31には、フック31を軸33を中心とする周方向の他方(図3において反時計回りであり、以下、「解除方向」と称する。)へ回転させるカウンタウエイト34が設けられている。
伝達機構40は、第1ロッド41と第2ロッド42と第3ロッド43と第1リンク44と第2リンク45とワイヤ46と滑車47(動滑車)とバネ機構48とを有している。
第1ロッド41の一端部は、フック31のピン32に連結されている。フック31は、第1ロッド41に引っ張られることによって係合方向へ回転する。
第1ロッド41の他端部は、第1リンク44に連結されている。第1リンク44には、第2ロッド42の一端部も連結されている。第2ロッド42の他端部は、第2リンク45に連結されている。第2リンク45には、第3ロッド43の一端部も連結されている。第3ロッド43の他端部にはワイヤ46が連結されている。ワイヤ46の他端部は、バネ機構48に連結されている。ワイヤ46は、滑車47に巻きかけられている。すなわち、フック31には、第1ロッド41、第1リンク44、第2ロッド42、第2リンク45、第3ロッド43、ワイヤ46及びバネ機構48が順に連結されている。図3の例では、第1ロッド41及び第3ロッド43は、略鉛直方向に延びるように配置されている。第2ロッド42は、略水平方向に延びるように配置されている。第1リンク44及び第2リンク45は、ベルクランク状に形成されている。
滑車47は、油圧シリンダ35のピストンロッド35aの先端に取り付けられており、ピストンロッド35aの進退動作に応じて移動する。図3の例では、ピストンロッド35aは、上下方向に進退するように配置されている。
油圧シリンダ35には、油圧回路50が接続されており、油圧回路50を介して油が供給されたり、油が排出されたりする。
閉鎖機構3の一部は、第1側壁61内に設けられた機械室63に配置されている。具体的には、少なくとも油圧シリンダ35、滑車47、バネ機構48及び油圧回路50は、機械室63に配置されている。
このように構成された閉鎖機構3では、油圧シリンダ35に油が供給されると、ピストンロッド35aが進出する(上方へ移動する)。ピストンロッド35aに連動して滑車47も移動し、第1ロッド41、第2ロッド42、第3ロッド43、第1リンク44、第2リンク45及びワイヤ46を介して、フック31が係合方向に回転する。これにより、倒伏状態にある扉体10の係合部13にフック31が係合する。係合部13へのフック31の係合によって、扉体10は、倒伏状態で係留される。一方、油圧シリンダ35の圧力が解放されると、フック31への引張力が解放される。これにより、扉体10は、浮力によって起立状態へ回転していく。このとき、扉体10の回転に伴って、係合部13へのフック31の係合が解除される。
尚、倒伏状態の扉体10には、波浪に起因する、扉体10を上下に揺動させる力が作用し得る。係留機構30は、倒伏状態の扉体10を係留した状態において、波浪によって生じる扉体10の揺動をバネ機構48の伸縮作用によって扉体10の係留が解除されない範囲で許容している。例えば、波浪によって水位が低下すると、扉体10が上方へ回転しようとする。このとき、バネ機構48は伸びて、第1ロッド41、第2ロッド42、第3ロッド43、第1リンク44、第2リンク45及びワイヤ46は、図3で実線の矢印で示す方向に変位する。その結果、扉体10の上方への回転が可能となる。一方、波浪によって水位が上昇すると、扉体10が下方へ回転しようとする。フック31は、上方への扉体10の回転を規制しているだけなので、扉体10は下方へ回転する。このとき、バネ機構48は縮んで、第1ロッド41、第2ロッド42、第3ロッド43、第1リンク44、第2リンク45及びワイヤ46は、図2で破線の矢印で示す方向に変位する。こうして、ワイヤ46の弛みが吸収され、フック31が係合部13に係合した状態が維持される。バネ機構48の伸縮幅は、係合部13へのフック31の係合が解除されない範囲に設定されている。そのため、扉体10が揺動しても、扉体10の係留が維持される。
油圧回路50についてさらに説明する。油圧回路50は、少なくとも第1バルブ51及び第2バルブ52を含んでいる。詳しくは、油圧回路50は、供給管55と第1排出管56と第2排出管57と合流管58とを含んでいる。供給管55と第1排出管56とは、合流管58に接続されている。第2排出管57と合流管58とは、油圧シリンダ35に接続されている。供給管55には、合流管58の方への油の流れを許容し、合流管58からの油の流れを遮断する逆止弁53が設けられている。第1バルブ51及び第2バルブ52はそれぞれ、油圧シリンダ35からの油の排出を遮断する閉状態と、油圧シリンダ35からの油の排出を可能とする開状態とで切替可能に構成されている。第1バルブ51及び第2バルブ52が閉状態の場合には、油圧シリンダ35からの油の排出が停止される。第1バルブ51及び第2バルブ52を閉状態にして、供給管55及び合流管58を介して油圧シリンダ35に油が供給されることによって、ピストンロッド35aが進出する。第1バルブ51及び第2バルブ52の少なくとも一方が開状態の場合には、油圧シリンダ35から油が排出可能な状態となる。これにより、ワイヤ46等を介したフック31への引張力が解放される。扉体10の浮力により、フック31が解除方向に回転し、それに応じてピストンロッド35aが後退する。
第1バルブ51が閉状態から開状態に切り替わる条件(以下、「第1切替条件」という)と、第2バルブ52が閉状態から開状態に切り替わる条件(以下、「第2切替条件」という)とは異なる。
例えば、第1バルブ51は、フック31の係留解除動作に通常使用される弁であり、制御部59によって制御される。例えば、第1バルブ51は、電磁式のシャットオフ弁であって、制御部59からの指令に基づいて動作する。制御部59は、外部からの通知又は作業者の操作を受けて第1バルブ51に指令を出力する。つまり、第1切替条件は、開状態へ切り替わる指令が制御部59から入力されることである。
例えば、第2バルブ52は、第1バルブ51のバックアップ弁である。第2バルブ52は、第1バルブ51とは独立に動作する。例えば、第2バルブ52は、機械式のシャットオフ弁である。第2バルブ52は、所定の水域の水位に応じて機械的に駆動される。「機械式」及び「機械的に」とは、電気によって駆動される部材を介さないという意味である。第2バルブ52には、1又は複数のレバー又はリンク等を介してフロート54が機械的に連結されている。第2バルブ52は、フロート54の変位に連動して閉状態と開状態とが機械的に切り替えられる。
フロート54は、第2水域Bの水位を検出する。例えば、フロート54は、第1側壁61内の貯水室64に配置されている。貯水室64には、導水管65が接続されている。導水管65の一端部(貯水室64とは反対側の端部)は、図1に示すように、第2水域Bに開口している。また、貯水室64は、大気に開放されている。貯水室64には、導水管65の一端部が位置する水域から水が導入されている。貯留室64の水位は、導水管65の一端部が開口する水域の水位と略同じになる。つまり、フロート54は、第2水域B(具体的には水域b2、より具体的には水域b3)の水位を検出する。
好ましくは、フロート54は、第2水域Bにおいて開口91を延長した流域(図1において一点鎖線で挟まれた流域)b1から外れた水域b2の水位を検出する。図3の例では、フロート54は、第2水域Bにおいて第1側壁61に対して扉体10とは反対側の水域b3の水位を検出する。
詳しくは、導水管65の一端部は、第2水域Bにおいて開口91を延長した水域b1から外れた水域b2に開口している。より具体的には、導水管65の一端部は、第2水域Bにおいて第1側壁61に対して扉体10とは反対側の水域b3に開口している。すなわち、貯水室64の水位は、第2水域B(具体的には水域b2、より具体的には水域b3)の水位と略同じである。
フロート54は、通常時、即ち、通常の潮汐においては、貯水室64の水面よりも上方に位置し、水面に浸からない。貯水室64の水位が通常の満潮を超えた所定の水位に達すると、フロート54は、貯水室64の水面に浸かり、水位の上昇に伴って浮上する。貯水室64の水位が開口91を閉鎖させる必要がある所定の水位に達すると、フロート54は第2バルブ52を機械的に駆動し、第2バルブ52を開状態にする。つまり、第2切替条件は、フロート54によって検出される水位が所定の水位に達することである。
このように構成された起伏ゲート1の動作について説明する。
通常時は、扉体10は、倒伏状態で係留機構30に係留されている。開口91は開放されており、第1水域Aと第2水域Bとの間で開口91を介して水(即ち、海水)が流通する。ここで、通常時とは、通常の潮の潮汐が生じている場合など、開口91を閉鎖する必要がない場合を意味する。
詳しくは、扉体10が倒伏状態にされ、油圧シリンダ35に油圧回路50を介して油が供給される。このとき、第1バルブ51及び第2バルブ52は、閉状態となっている。油の供給により油圧シリンダ35のピストンロッド35aが進出し(上方へ移動し)、それに応じて、伝達機構40を介してフック31が係合方向に回転する。フック31は、倒伏状態にある扉体10の係合部13に係合する。その結果、扉体10が倒伏状態で係留される。
一方、高潮や津波が発生した場合など、開口91を閉鎖する必要がある非常時には、制御部59は、係留機構30による係留を解除して、扉体10を倒伏状態から起伏状態にさせる。具体的には、津波又は高潮等が発生すると、制御部59は、外部から通知を受け取る。制御部59は、外部からの通知に基づいて第1バルブ51に指令を出力し、第1バルブ51を閉状態から開状態に切り替える。あるいは、津波又は高潮等が発生した場合に、作業者が制御部59を操作する。制御部59は、作業者の操作に基づいて第1バルブ51に指令を出力し、第1バルブ51を閉状態から開状態に切り替える。
第1バルブ51が開状態になると、油圧シリンダ35の圧力が解放される。これにより、伝達機構40を介したフック31への引張力が解放される。扉体10は、浮力によって起立状態へ回転していく。それに伴い、フック31が解除方向へ回転し、係合部13へのフック31の係合が解除される。最終的に、扉体10が開口91を閉鎖し、第1水域Aから第2水域Bへの水の流れが堰き止められる。
以上が起伏ゲート1の基本的な動作である。しかしながら、第1水域Aから第2水域Bへの水の流れを堰き止める必要があるにもかかわらず、制御部59の主導による扉体10の係留解除が行われない事態が起こるかもしれない。例えば、津波又は高潮のような予め想定された事象以外の事象によって、第1水域Aから第2水域Bへの水の流れを堰き止める必要がある現象が発生した場合には、制御部59に外部からの通知が送られないことがあり得る。同様に、作業者に外部からの通知が送られないこともあり得る。あるいは、制御部59等に不具合が発生した場合には、制御部59による扉体10の係留解除を行うことができない。
そのような状況のために、起伏ゲート1は、第2バルブ52をバックアップ弁として備えている。第2バルブ52は、第2水域Bの水位に応じて閉状態から開状態へ切り替えられる。開状態へ切り替わる水位は、開口91を閉じる必要があると判定できる水位であり、例えば、第2水域B又は第2水域Bに繋がる陸地に損害が発生する可能性がある水位よりも少し低い水位である。具体的には、フロート54が第2水域Bの水位を検出し、水位が所定の水位に達すると、第2バルブ52が開状態へ切り替わる。これにより、油圧シリンダ35の油が排出可能となり、フック31への引張力が解放される。フック31による扉体10の係留が解除され、扉体10は、浮力によって起立状態へ回転していく。第2バルブ52は、第1バルブ51とは独立に作動する。つまり、第1バルブ51が閉状態であっても、水位が所定の水位に達すると第2バルブ52が開状態となる。
このように、制御部59の主導による係留解除が実行されなくても、第2水位Bが所定の水位に達すると、第2バルブ52が開状態に切り替わり、扉体10によって開口91が閉鎖される。
このとき、第2バルブ52は、第1水域Aではなく、第2水域Bの水位に応じて閉状態から開状態に切り替わる。第1水域Aから第2水域Bへの水の流れを堰き止める必要があるか否かを判定する上では、一見、上流側である第1水域Aの水位を監視する方が早期に対応することができて好ましいとも思われる。しかしながら、第1水域Aは、第2水域Bよりも上流側であり且つ開口91を通る前なので、水位の変化(具体的には上昇)がより早く現れるものの、その変化幅が大きく、開口91を閉鎖する必要性を的確に判定することが難しい。それに対し、開口91を通った後の第2水域Bは、第1水域Aの水面Aよりも穏やかであるので、水位を正確に検出しやすい。また、開口91を閉鎖することによって保護したいのは第2水域B又は第2水域Bに繋がる陸地である。そのため、第1水域Aではなく、第2水域Bの水位を監視することによって保護の必要性を的確に判定することができる。
さらに、第2水域Bのうち、開口91を延長した水域b1から外れた水域b2の水位に応じて第2バルブ52が開状態に切り替わる。第2水域Bにおいて開口91を延長した水域b1は、第1水域Aから第2水域Bへ流入する水の流速が速く、水位が低下する傾向にある。つまり、この水域b1から外れた水域b2は、水域b1に比べて穏やかである。水域b2の水位を監視することによって保護の必要性をより的確に判定することができる。
より具体的には、水域b2のうち、第1側壁61に対して扉体10とは反対側の水域b3の水位に応じて第2バルブ52が開状態に切り替わる。第1側壁61は開口91を部分的に区画しており、第1側壁61に対して扉体10の側は開口91である。第1側壁61は、開口91を流通する水が扉体10と反対側の水域b3へ流入することを邪魔する。開口91を流通する水は、第1側壁61に対して扉体10と反対側の水域b3に流れ込むには、第1側壁61を回り込まなければならない。水域b3は、開口91を流通する水の影響を受けにくい。つまり、水域b3は、水域b2の中でも比較的穏やかである。そのため、水域b3の水位を監視することによって保護の必要性をより的確に判定することができる。
また、第1バルブ51及び第2バルブ52を設けることによって、第1バルブが開状態に切り替わる条件と第2バルブ52が開状態に切り替わる条件とを異ならせることができる。例えば、第1バルブ51が扉体10の係留を解除しない状況であっても、第2バルブ52の第2切替条件が満たされれば、第2バルブ52が扉体10の係留を解除して、扉体10で開口91を閉鎖することができる。つまり、より多くの事象を捉えて、それに応じて開口91を閉鎖することができる。
さらに、第2バルブ52は、フロート54が検出する水位に応じて機械的に駆動される。そのため、停電又は制御部59の不具合が発生したとしても、第2バルブ52は正常に作動でき、扉体10で開口91を閉鎖することができる。
以上のように、起伏ゲート1は、開口91を開閉する扉体10と、扉体10に開口91を閉じさせる閉鎖機構3と、水位を検出するフロート54(水位検出部)とを備え、閉鎖機構3は、第1水域Aから第2水域Bへの水の流れを堰き止める場合、フロート54によって検出される水位が所定の水位に達したときに扉体10に開口91を閉じさせ、フロート54は、第2水域Bの水位を検出する。
この構成によれば、第1水域Aではなく、第2水域Bの水位に基づいて、扉体10が開口91を閉じる。開口91を通った後の第2水域Bは、開口91を通る前の第1水域Aよりも穏やかである。そのため、第2水域Bの水位を監視することによって開口91を閉鎖する必要性を的確に判定することができる。
また、フロート54は、第2水域Bにおいて開口91を延長した水域b1から外れた水域b2の水位を検出する。
この構成によれば、第2水域Bの中でもより穏やかな水域の水位に基づいて開口91の閉鎖が判定される。すなわち、第2水域Bのうち開口91を延長した水域b1は、第1水域Aから第2水域Bへ流入する水の流れが発生している。この流れの流速に応じて水域b1の水面は変動する。そのため、水域b1から外れた水域b2は、水域b1に比べて穏やかである。水域b2の水位を監視することによって開口91を閉鎖する必要性をより的確に判定することができる。
さらに、起伏ゲート1は、互いに対向するように配置され、開口91を区画する第1側壁61及び第2側壁62をさらに備え、扉体10は、第1側壁61と第2側壁62との間に配置され、フロート54は、第2水域Bにおいて第1側壁61に対して扉体10とは反対側の水域b3の水位を検出する。
この構成によれば、第2水域Bの中でより一層穏やかな水域の水位に基づいて開口91の閉鎖が判定される。すなわち、水域b3は、開口91を流通する水の影響を受けにくい。そのため、水域b3の水位を監視することによって開口91を閉鎖する必要性をより一層的確に判定することができる。
また、扉体10は、開口91を開いた倒伏状態と開口91を閉じる起立状態との間で回転するように構成され、扉体10の受ける浮力によって倒伏状態から起立状態へ回転する。
この構成によれば、起伏ゲート1は、扉体10の受ける浮力によって倒伏状態から起立状態へ回転するタイプのゲートである。スライドゲートやローラゲートに比べて、起伏ゲート1は、開口91を閉鎖する速度が速い。そのため、開口91の閉鎖を判定するタイミングを遅らせることができる。これにより、開口91を閉鎖する必要性をより的確に判定することができる。
また、閉鎖機構3は、倒伏状態の扉体10を係留する係留機構30と、係留機構30を作動させる油圧回路50とを有し、係留機構30は、倒伏状態の扉体10に係合するフック31(係合部)と、フック31を駆動する油圧シリンダ35とを有し、油圧回路50は、制御部59によって制御され、油圧シリンダ35から油を排出可能とする第1バルブ51と、フロート54が検出する水位に応じて機械的に駆動され、油圧シリンダ35から油を排出可能とする第2バルブ52を含み、第2バルブ52は、フロート54によって検出される水位が所定の水位に達したときに、油圧シリンダ35から油を排出可能として扉体10へのフック31の係合を解除させることによって、扉体10を倒伏状態から起立状態へ回転させる。
この構成によれば、閉鎖機構3は、扉体10へのフック31の係合を解除させることによって、扉体10に開口91を閉じさせる。詳しくは、閉鎖機構3は、扉体10へのフック31の係合を解除するための2つのバルブ、即ち、第1バルブ51及び第2バルブ52を有している。第1バルブ51は、制御部59によって制御される。一方、第2バルブ52は、フロート54が検出する水位に応じて機械的に駆動される。そのため、第2バルブ52は、第1バルブ51のバックアップ弁として機能する。つまり、何らかの理由で第1バルブ51が作動しない場合であっても、水位が所定の水位に達すると、第2バルブ52が扉体10へのフック31の係合を解除させる。その結果、様々な状況に応じて、開口91を扉体10で閉じることができる。
《その他の実施形態》
以上のように、本出願において開示する技術の例示として、前記実施形態を説明した。しかしながら、本開示における技術は、これに限定されず、適宜、変更、置き換え、付加、省略などを行った実施の形態にも適用可能である。また、前記実施形態で説明した各構成要素を組み合わせて、新たな実施の形態とすることも可能である。また、添付図面および詳細な説明に記載された構成要素の中には、課題解決のために必須な構成要素だけでなく、前記技術を例示するために、課題解決のためには必須でない構成要素も含まれ得る。そのため、それらの必須ではない構成要素が添付図面や詳細な説明に記載されていることをもって、直ちに、それらの必須ではない構成要素が必須であるとの認定をするべきではない。
例えば、ゲートは、港湾に設置されるものに限定されない。ゲートは、河川又は河口等に設置されてもよい。また、ゲートは、堤体9と共にゲート式防波堤を形成していなくてもよい。すなわち、ゲートは、堤体の開口ではなく、河川、河口において、第1側壁及び第2側壁のような、対向する側壁で区画された開口に設置されていてもよい。
ゲートは、倒伏状態と起立状態との間で回転するタイプのゲート、即ち、起伏ゲートに限定されない。ゲートは、スライドゲート又はローラゲート等であってもよい。
起伏ゲート1は、4つの扉体10を有しているが、扉体10の個数はこれに限られるものではない。扉体10の個数は、1,2,3,又は5以上であってもよい。
水位検出部は、フロート54に限定されない。水位検出部は、例えば、水位センサであってもよい。水位検出部は、貯水室64の水位を検出するものに限定されない。水位検出部(例えば、フロート54)は、第2水域B(例えば、水域b3)に直接配置されていてもよい。
水位検出部が水位を検出する水域は、水域b3に限定されない。水位検出部が水位を検出する水域は、第2水域Bであればよい。ただし、水位変動の小さな水域で水位を検出する観点からは、水域b2が好ましく、水域b3がさらに好ましい。
閉鎖機構3は、前述の構成に限定されるものではない。例えば、伝達機構40は、油圧シリンダ35の動力をフック31に伝達できる限り、任意の構成とすることができる。また、フック31の駆動源は、油圧シリンダ35に限定されず、モータ等であってもよい。また、扉体10を係留及び係留解除できる限り、フック31に代えて、任意の部材を採用してもよい。また、前述の如く、ゲートがスライドゲート又はローラゲートである場合には、ゲートのタイプに応じた閉鎖機構が採用される。また、閉鎖機構は、扉体10に開口91を閉鎖させる機能さえあればよく、開口91が開放された状態で扉体10を保持しておく機能は、閉鎖機構に必須ではない。
また、ゲートには、第1バルブ51が設けられていなくてもよい。つまり、閉鎖機構3は、第1バルブ51を有さず、第2バルブ52だけを有していてもよい。この場合、扉体10は、外部からの通知又は作業者の操作等ではなく、水位検出部が検出する水位に基づいて、開口91を閉鎖するように動作する。
以上説明したように、ここに開示された技術は、ゲートについて有用である。
1 起伏ゲート(ゲート)
10 扉体
3 閉鎖機構
54 フロート(水位検出部)
61 第1側壁
62 第2側壁
91 開口
A 第1水域
B 第2水域
b1 開口を延長した水域
b2 開口を延長した水域から外れた水域
b3 扉体とは反対側の水域

Claims (3)

  1. 第1水域と第2水域とを連通させる開口に設けられたゲートであって、
    前記開口を開閉する扉体と、
    前記扉体に前記開口を閉じさせる閉鎖機構と、
    水位を検出する水位検出部と、
    互いに対向するように配置される第1側壁及び第2側壁とを備え、
    前記開口は、前記第1側壁及び前記第2側壁の互いに対向する壁面によって前記第1側壁と前記第2側壁との間に区画され、
    前記扉体は、
    前記第1側壁と前記第2側壁との間に配置され、
    通常時には前記第1水域と前記第2水域との間で水を流通させるように前記開口を開いた開状態となる一方、前記第1水域の水位が増大して前記第1水域から前記第2水域への水の流れを堰き止める必要がある非常時には前記開口を閉じる閉状態となるように構成され、
    前記閉鎖機構は、前記非常時に前記第1水域から前記第2水域への水の流れを堰き止める場合、前記水位検出部によって検出される水位が上昇して所定の水位に達したときに前記扉体を前記閉状態とすることにより前記開口を閉じさせ、
    前記水位検出部は、前記第2水域において前記第1側壁及び前記第2側壁の、前記開口を区画する前記壁面を前記第2水域の方へ延長した水域から外れた水域から貯水室へ導入された水の水位を検出することによって前記第2水域のうちの前記外れた水域の水位を検出するゲート。
  2. 請求項1に記載のゲートにおいて、
    前記第1側壁、前記第2側壁及び前記開口は、第1水域と第2水域とを仕切る堤体に設けられ、
    前記第1側壁は、前記堤体から前記第2水域の方へ延び、
    前記水位検出部は、前記第2水域において前記第1側壁に対して前記扉体とは反対側の水域から前記貯水室へ導入された水の水位を検出することによって前記第2水域の水位を検出するゲート。
  3. 請求項1又は2に記載のゲートにおいて、
    前記扉体は、前記開口を開いた倒伏状態と前記開口を閉じる起立状態との間で回転するように構成され、前記扉体の受ける浮力によって前記倒伏状態から前記起立状態へ回転するゲート。
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