JP2003064648A - 水門装置 - Google Patents

水門装置

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JP2003064648A
JP2003064648A JP2001256536A JP2001256536A JP2003064648A JP 2003064648 A JP2003064648 A JP 2003064648A JP 2001256536 A JP2001256536 A JP 2001256536A JP 2001256536 A JP2001256536 A JP 2001256536A JP 2003064648 A JP2003064648 A JP 2003064648A
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Kazunari Muto
一成 武藤
Eiji Miyamori
英次 宮森
Yoshiharu Yamada
義治 山田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 内外の水域の水位差を検出して水門の扉体を
開閉させる水位センサの配線配管工事が小規模で行える
水門装置の提供。 【解決手段】 河川等の外水水域1aと小川等の内水水
域1bの間の堤防3に設置される水門の扉体4に、外水
水域1aの水位を検出する第1水位センサ20aと内水
水域1bの水位を検出する第2水位センサ20bを設置
して、扉体4が閉じたときに水位検出動作を行わせる。
第1、第2水位センサ20a,20bの一対からなり、
共通のハウジング21に内蔵させた一体型複合水位セン
サ30を扉体4の閉成時に水没する部所の任意の1箇所
に固定する。扉体4の複合水位センサ30と扉体4の上
方に設置される水門管理室7の電気系を配線すること
で、小規模な配線や配管工事を低コストで実現できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ダム、河川や湖
沼、海岸等の堤体(堤防等)に設置される水門装置に関
し、詳しくは河川や湖沼等の外水水域と、この外水水域
に流れ込む農業用水路等の内水水域(溝、小川、暗渠
等)を仕切る堤体やダムに設置される水門装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】外水水域である河川の堤防に設置されて
河川(外水)の水位と、この河川に流れ込む農業用水路
等の内水水域の水位を監視して、必要時に内水水域から
外水水域に内水を放流する等の管理運転を行う水門装置
は、堤防を貫通させた水路の出口に開閉可能に設置した
扉体と、外水と内水の水位差を検出して扉体を開閉動作
させる扉開閉機構を備える。
【0003】この水門装置は、河川の水位が内水の水位
より高い場合は扉体を閉じて内水水域側の洪水等を防止
し、河川の水位が内水の水位より下がって水位差が所定
値以上になると扉体を開いて、内水水域の内水を河川に
放流するようにしている。また、外水水域と内水水域の
水位差に基づいて扉体を開閉させる扉開閉機構は、内外
両水域の水位を水圧から検出する半導体圧力センサ等の
圧力式水位センサを用いたものや、内外両水域の水位を
超音波で検出する超音波式水位センサを用いたもの等が
あり、その具体例を図4と図5に示す。
【0004】図4に示される水門装置は、河川や海等の
外水水域1aと農業用水路等の内水水域1bを仕切る堤
体(以下、必要に応じて堤防と称する)3を貫通する水
路に扉体4を設置したもので、外水水域1aの外水2a
の水位Haを外水水域1aの底に設置した圧力式第1水
位センサ5aで検出し、内水水域1bの内水2bの水位
Hbを内水水域1bの底に設置した圧力式第2水位セン
サ5bで検出する。
【0005】通常、内水水域1bの水路では内水2bが
図4の左方向に流れ、この水路の下流側が堤防3の下部
を貫通するトンネル水路1cとなり、このトンネル水路
1cの外水水路1aと連通する出口に扉体4が開閉可能
に設置される。
【0006】扉体4は例えば引上げ式ゲートで、これを
昇降ワイヤー6で真上に引き上げるとトンネル水路1c
の出口が開いて、外水水域1aと内水水域1bの間で水
位差に基づいた水の流入流出が行われる。外水2aの水
位Haは、この水位Haに比例する扉体4の近くの外水
2aの水圧を検出する圧力式第1水位センサ5aの電気
信号で検出される。内水2bの水位Hbは、扉体4の近
くの内水2bの水圧を検出する圧力式第2水位センサ5
bの電気信号で検出される。
【0007】扉体4は、垂直な鋼板をH鋼等で補強した
構造で、堤防3に建造された水門管理室7(図4鎖線参
照)に設置された扉駆動手段8によって上下に開閉駆動
制御される。扉駆動手段8は、扉体4を吊り下げる昇降
ワイヤー6と、昇降ワイヤー6を昇降させる正逆回転式
モータ(図示せず)と、このモータの正逆回転の駆動を
制御する制御回路9等で構成される。
【0008】また、扉駆動手段8に水位差変換器10が
付設され、この水位差変換器10に第1、第2水位セン
サ5a,5bから水位検出の電気信号が入力されると、
この両入力信号に基づいて外水2aの水位Haと内水2
bの水位Hbの大小関係から水位差の電気信号を制御回
路9に出力する。制御回路9は内外の両水位Ha,Hb
の水位差をデジタル表示等するレベルコントローラで、
扉体4を例えば次のように開閉制御する。
【0009】図4の実線に示すように外水2aの水位H
aが、内水2bの水位Hbより高い場合は、扉体4がト
ンネル水路1cの出口を塞ぐ閉成位置に保持されて、外
水水域1aが増水して外水2aが大量に内水水域1bに
逆流して洪水等の水害が発生しないようにしてある。
【0010】外水水域1aの水位Haが、図4の鎖線で
示すように低下して内水水域1bの水位Hbより低くな
り、このときの外水2aの水位Ha’と内水2bの水位
Hbの水位差が予め設定された所定値(通常において1
m)を超えると、これを水位差変換器10が検知して制
御回路9に扉開放指令信号を出力して、扉駆動手段8が
扉体4を閉成位置から上限の開成位置まで引き上げ、そ
のまま開成位置に保持する。
【0011】図5に示す水門装置は、図4のものとは異
なるセンサを用いた他例であり、この水門装置では、図
4の圧力式第1、第2水位センサ5a,5bの代わりに
超音波式第1、第2水位センサ11a,11bを使用す
る。なお、水位センサ以外の構造は図4の水門装置の構
造と同様ゆえに重複説明は省略する。
【0012】図5の超音波式第1水位センサ11aは、
外水水域1aの外水2aの真上の定位置に下向きに設置
されて、外水2aの水面に向けて発振した超音波と水面
からの反射波との時間差から外水2aの水位Haを検出
する。同様にして超音波式第2水位センサ11bは、内
水水域1bの内水2bの水面に超音波を発振して内水2
bの水位Hbを検出する。
【0013】この両超音波式第1、第2水位センサ11
a,11bからの水位検出信号が水位差変換器10に入
力されて、外水2aと内水2bの水位差が検出され、図
4の水門装置と同様にして扉体4の開閉動作が行われ
る。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】図4の水門装置におい
ては、扉体4の表側の外水水域1aと裏側の内水水域1
bの各々に設置された水位センサ5a,5bと堤防3上
に建造された水門管理室7の扉開閉機構とを配線および
配管しているが、この配線配管の工事費が高く付く問題
があった。
【0015】すなわち、堤防3は安全管理の面から、堤
防内に配線や配管類を埋設することや、堤防面に配線の
ための杭を打ち込む等の工事内容が厳しく規定されてい
る。そのため、堤防3の内外に設置した各水位センサ5
a、5bと水門管理室7との間の配線配管工事は、図4
の鎖線で示す配線・配管12a,12bのような堤防3
を乗り越える規模の大きな工事が必要となり、この工事
に多くの時間と経費を要していた。特に、水門が設置さ
れる堤防3は、表側と裏側に小段や犬走り等の大きな凹
凸の在る大型堤防が通常で、このような大型堤防の凹凸
を越える配線や配管の工事は尚一層に面倒であり、さら
に、配線や配管の全長が長くなって設備材料費が高く付
く。
【0016】また、堤防3の内外に別々に設置された一
対の水位センサ5a,5bの取付位置の高さが同一の場
合と相違する場合で検出される水位差に誤差成分が生じ
ることから、各水位センサ5a,5bに対して取付位置
の高さの微調整や取付位置高さの差に基づく水位差補正
等を行うが、この作業が複雑で長時間を要する。さら
に、堤防3の内外に大きく離されて設置された各水位セ
ンサ5a,5bを同時的に保守点検することが困難で、
水没させた各水位センサ5a,5bを簡単に目視点検す
ることが困難である不便さもあった。
【0017】図5に示す水門装置の場合、一対の超音波
式水位センサ11a,11bの内の水門管理室7に近接
させて配置できる水位センサ11aの配線工事は、図5
の鎖線で示す配線13aのように短くて簡単にできる
が、他の水位センサ11bの配線13bは堤防3を乗り
越えて行う必要があるために、この配線13bの配線工
事費が高くなって配線配管の総工費を高くしていた。ま
た、超音波を発振し受信する超音波式水位センサ11
a,11bは圧力センサに比べて高価であり、さらに、
超音波を妨げる物品の近くや水中に設置できないといっ
た取付場所に制限があって汎用性に欠ける。
【0018】本発明は以上の問題点に鑑みてなされたも
ので、外水水域と内水水域の水位差を検出して扉体を開
閉させる扉開閉機構を備えた水門装置における扉開閉機
構の点検作業等を容易にし、総工費を低減させた水門装
置を提供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、外水水域と内水水域の間の堤体に設置されて
内外両水域の水位差に基づいて開閉制御される水門の扉
体に、外水水域の水位を検出する第1水位センサと内水
水域の水位を検出する第2水位センサを設置したことを
特徴とする(請求項1)。
【0020】ここで、第1水位センサと第2水位センサ
は、扉体の閉成時に水没される部分の任意の位置に設置
される圧力式水位センサが好適であるが、圧力式に限定
されない。また、第1水位センサと第2水位センサの一
対、或いは、必要に応じて複数対が1つの扉体に取り付
けられる。
【0021】また、本発明は、上記第1水位センサ及び
第2水位センサが、扉体の内外表裏面に付勢される外水
及び内水の水圧から外水及び内水の水位を独自に検出す
る一対の圧力式水位センサであることを特徴とする(請
求項2)。この場合、一対の圧力式第1水位センサと第
2水位センサを、閉成時に水没される扉体の同一高さの
1箇所、或いは、同一高さの異なる2箇所、或いは、高
さの異なる2箇所に設置して、各々で外水と内水の水圧
から水位を検出する。
【0022】上記請求項2の発明においては、一対の圧
力式水位センサが共通のハウジングに収納されて一体化
された一体型複合水位センサであることが望ましい(請
求項3)。このように一対の圧力式第1水位センサと圧
力式第2水位センサを一体型とすることで、一対の圧力
式水位センサの相対位置関係が一定して水位差検出の誤
差成分が微小となり、また、一対の圧力式水位センサの
扉体への取付けが簡単になり、扉体での取付位置が広範
囲で任意に選択できる。
【0023】
【発明の実施の形態】図1乃至図3に基づいて実施形態
を説明する。この実施形態は図4の水門装置に適用した
もので、図4と同一又は相当部分には同一符号を付して
説明の重複を避ける。
【0024】図1(A)に示される水門装置は、図1
(B)に示すように扉体4に外水水位検出用の第1水位
センサ20aと内水水位検出用の第2水位センサ20b
の一対を設置したことを特徴としている。なお、図1
(A)に示される扉体4は、水門管理室7の扉駆動手段
8で上下駆動制御されて内水水域1bのトンネル流路1
cの出口を開閉し、扉駆動手段8は水位差変換器10と
制御回路9により駆動制御される。また、扉体4は、図
4と同様で、外水水域1aの水位Haが内水水域1bの
水位Hbより低くなり、その水位差が所定量(例えば1
m)を超えると開いて内水2bを外水水域1aに放流す
る。
【0025】扉体4に設置される一対の第1水位センサ
20aと第2水位センサ20bは、図4と同様な圧力式
水位センサが適用可能であり、図1の実施形態では閉成
位置にある扉体4の水没する下部に取り付けた一対の圧
力式第1水位センサ20aと圧力式第2水位センサ20
bが示される。また、この一対の圧力式第1、第2水位
センサ20a,20bは、共通のハウジング21に内蔵
されて一体化された一体型複合水位センサ30として構
成される。
【0026】一体型複合水位センサ30のハウジング2
1の具体例を図1(B)に示すと、ハウジング21は直
管状の水平部21dと、水平部21dに直交させて連結
された中空の垂直部21eを有する逆T字状の硬質パイ
プで、水平部21dの片端部外周にハウジング取付用フ
ランジ21fが固定される。水平部21dの両端部内に
圧力式第1、第2水位センサ20a,20bが固定さ
れ、この各水位センサ20a,20bから配線コード2
2が垂直部21eを通って水門管理室7まで真上に延び
る。水門管理室7には図示しないコードリールが設置さ
れ、このコードリールに配線コード22の途中が巻き取
られた状態で配線コード22の先端が水位差変換器10
に配線される。コードリールは扉体4の上下動作に対応
して配線コード22の巻き取りと繰り出しをする。
【0027】また、扉体4は例えば図3に示すような垂
直な矩形の鋼板である扉板4dと、この扉板4dの裏面
に固定されたH形鋼等の補強骨材4eを有し、扉板4d
の両端部が水路壁26に上下動可能に嵌着される。扉板
4dの下部に板厚方向に貫通穴4fが形成され、この貫
通穴4fにハウジング水平部21dのフランジ21fの
在る片端部が挿通されて、フランジ21fが扉表面板4
dの裏面にボルト23で固定される。貫通穴4fに挿通
されるハウジング水平部21dの片端部に第1水位セン
サ20aが内蔵され、水平部21dの他端部に第2水位
センサ20bが内蔵される。
【0028】この両水位センサ20a,20bを内蔵す
るハウジング水平部21dの両端は、図2(A)(B)
に示すような小穴の感圧ポート24a,24bを有する
蓋板25a,25bで閉塞されて、各水位センサ20
a,20bに水圧が感圧ポート24a,24bを通して
与えられる。蓋板25a,25bに小さな穴の感圧ポー
ト24a,24bを形成することで、水中のゴミ類から
水位センサ20a,20bを保護して、水圧検知の機能
低下を抑制する。
【0029】扉体4がトンネル水路1cの出口を塞ぐ閉
成状態にあるとき、扉体4の下部に設置された一体型複
合水位センサ30の一対の感圧ポート24a,24bが
同一高さ位置に在って、一方の感圧ポート24aが外水
水域1aの外水2aに開口し、他方の感圧ポート24b
が内水水域1bの内水2bに開口する。
【0030】そして、一方の感圧ポート24aから第1
水位センサ20aに外水2aの水圧が付勢されて、第1
水位センサ20aが外水2aの水位Haに相当する電気
信号を水位差変換器10に出力する。同時に他方の感圧
ポート24bから第2水位センサ20bに内水2bの水
圧が付勢されて、第2水位センサ20bが内水2bの水
位Hbに相当する電気信号を水位差変換器10に出力す
る。
【0031】水位差変換器10は、図4の場合と同様に
して第1、第2水位センサ20a,20bからの電気信
号で外水2aと内水2bの水位差を検出する。外水水位
Haが内水水位Hbより大きい場合は水位差変換器10
が動作せずに扉体4が閉じられたまま保持され、外水水
位Haが内水水位Hbより小さくなって、水位差が所定
値(例えば1m)を超えると水位差変換器10から制御
回路9に扉開放指令信号が出力されて、扉体4が上昇し
てトンネル水路1cの出口が開かれ、内水2bが外水水
域1aに放流される。
【0032】以上の実施の形態の水門装置の場合、扉体
4に設置された一体型複合水位センサ30と水門管理室
7との配線工事は、扉体4から真上に配線コード22を
敷設する等の簡単な作業で、しかも、最短距離の配線長
さの作業で施工できる。さらに、この配線工事は、堤防
3に何ら工事を施すこと無く、堤防3の凹凸の大小や形
状に関係なく施工できる。したがって、水門装置におけ
る扉開閉機構を設置するための工事費、材料費の大幅な
低減が可能となる。
【0033】また、扉体4の下部の1箇所に設置された
一体型複合水位センサ30における一対の第1、第2水
位センサ20a,20bが常に同一高さに在るので、両
者の取付位置の高さの変動により生じる水位差誤差の補
正をする必要がなくて、常に高精度な水位差検出が可能
となる。このような一体型複合水位センサ30の扉体4
への取付箇所は、扉体4が閉成時に水没する下部の任意
の1箇所であればよく、これにより扉体4の構造が特定
されず、既存の水門の扉体が適用可能となる。
【0034】さらに、一体型複合水位センサ30の保守
点検で、一対の第1水位センサ20aと第2水位センサ
20bの保守点検が同時にできると共に、扉体4が閉成
位置に在るときは水没するが開成位置に在るときは通常
水面から露出していて、扉体4の開成時に水位センサ3
0の目視点検が容易になる。
【0035】以上の実施形態は1つの扉体4に一対の第
1、第2水位センサを取り付けたが、これらセンサとは
別に、故障発生等を見越して補助的に水位差検出を行う
第1、第2水位センサを追加して1つの扉体に設置して
もよい。また、一対の第1、第2水位センサの単品を1
つの扉体の同一高さの2箇所、或いは、異なる高さの2
箇所に設置してもよく、異なる高さの2箇所に設置した
場合は両者の高さの差が一定しているので、高さ変動に
よる水位差誤差が発生しない。
【0036】
【発明の効果】本発明のように水門の扉体に内外水域の
水位を検出する第1水位センサと第2水位センサの両方
を設置したので、水位センサと扉体の近くに設置される
水門管理室等との配線配管の工事が、内外水域間の堤体
に邪魔されること無く、而も、配線や配管の全長を最短
にして施工できるようになって、水門装置における水位
センサ設備の配線配管工事が小規模的に低コストで短時
間で行える。
【0037】また、扉体に設置される第1水位センサと
第2水位センサを圧力式水位センサの一対で構成するこ
とで、この一対を扉体の水没する部分の任意の箇所に取
り付けても、一対の高さの差が一定して誤差の少ない安
定した水位差の検出が行えるようになり、水位差検出に
よる扉体の開閉動作の信頼性が良くなる。
【0038】また、一対の圧力式の第1水位センサと第
2水位センサを1つのハウジングに内蔵させて一体化さ
せた一体型複合水位センサを扉体に取り付けるようにす
ることで、扉体への水位センサ取付作業が1回の作業で
簡単容易となり、また、一体型にすることで第1水位セ
ンサと第2水位センサの製造コストが低減されると共
に、第1水位センサと第2水位センサが常に同一位置関
係に在って両者による水位差検出の精度が安定し、向上
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は本発明の実施形態である水門装置の概
要を示す側面図、(B)は(A)における扉体の部分断
面を含む拡大図である。
【図2】(A)は図1(B)の扉体の左拡大部分正面
図、(B)は扉体の右拡大部分裏面図である。
【図3】図1(A)における水門装置の扉体の拡大正面
図である。
【図4】従来の水門装置の概要を示す側面図である。
【図5】他の従来の水門装置の概要を示す側面図であ
る。
【符号の説明】
1a 外水水域 1b 内水水域 2a 外水 2b 内水 3 堤体(堤防) 4 扉体 20a 第1水位センサ 20b 第2水位センサ 21 ハウジング 30 一体型複合水位センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山田 義治 大阪府堺市出島西町3番地の1 株式会社 酒井鉄工所内 Fターム(参考) 2D019 AA44 2F014 AA07 AA14 AB04 AC00 BA03

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外水水域と内水水域の間の堤体に設置さ
    れて内外両水域の水位差に基づいて開閉制御される水門
    の扉体に、外水水域の水位を検出する第1水位センサと
    内水水域の水位を検出する第2水位センサを設置したこ
    とを特徴とする水門装置。
  2. 【請求項2】 上記第1水位センサ及び第2水位センサ
    が、扉体の内外表裏面に付勢される外水及び内水の水圧
    から外水及び内水の水位を独自に検出する一対の圧力式
    水位センサであることを特徴とする請求項1記載の水門
    装置。
  3. 【請求項3】 上記一対の圧力式水位センサが共通のハ
    ウジングに収納されて一体化された一体型複合水位セン
    サであることを特徴とする請求項2記載の水門装置。
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