JP7327965B2 - 通信装置、その制御方法、およびそのプログラム - Google Patents

通信装置、その制御方法、およびそのプログラム Download PDF

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Description

本発明は外部装置と無線接続可能な通信装置に関する。
近年デジタルカメラ等の通信装置はスマートフォン等の外部装置と無線通信できる。ユーザはデジタルカメラによって撮影した画像データや動画データをデジタルカメラからスマートフォンに無線通信によって送信し、スマートフォンを利用してデジタルカメラによって撮影した画像データを閲覧することができる。さらにデジタルカメラは撮影したデータを送信予約し、スマートフォンからの要求に応じてそのデータを送信することができる。特許文献1では、撮像した映像データをリスト化し、情報処理装置の要求に応じて送信することができるデジタルカメラが開示されている。
特開2014-116805号公報
しかし、画像データが送信予約されている状態で通信相手を切り替えた場合、デジタルカメラは前の通信相手に送信する予定の画像データを新しい通信相手に送信してしまうおそれがある。
そこで本発明は意図しない通信相手にデータを誤送信するおそれを低減することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の通信装置は、外部装置と通信する通信手段と、ユーザ操作を受け付ける操作手段と、撮像手段と、記録手段と、制御手段と、を有し、前記制御手段は、前記通信手段を介して外部装置と接続を確立した場合、前記外部装置の識別情報を記録し、前記制御手段は、前記外部装置の識別情報が記録されている状態において前記撮像手段によって撮像した場合、前記撮像手段によって撮像した撮像データを、送信対象として前記記録手段に記録し、前記制御手段は、前記操作手段によって第一の電源状態から前記第一の電源状態より電力消費の少ない第二の電源状態に遷移するよう操作を受け付けた場合、送信対象である前記撮像データを前記識別情報が示す外部装置へ送信するよう前記通信手段を制御し、前記識別情報が削除された場合、前記制御手段は、送信対象として記録された前記撮像データを、非送信対象として管理することを特徴とする
本発明によれば、意図しない通信相手へデータの誤送信を防ぐ事が可能となる。
第1の実施形態におけるデジタルカメラの構成の一例を示すブロック図である。 第1の実施形態におけるデジタルカメラとスマートフォンのネットワーク構成の一例を示す図である。 (A)第1の実施形態におけるデジタルカメラと無線接続する機器を選択する画面の一例である。(B)第1の実施形態におけるデジタルカメラが無線接続する機器を切り替える場合に表示する確認画面の一例である。(C)第1の実施形態におけるデジタルカメラと無線接続する機器を切り替えた後の画面の一例である。(D)第1の実施形態におけるデジタルカメラと無線接続を切断した後の画面の一例である。 (A)第1の実施形態におけるBluetooth(登録商標)の初期設定の一例を示す画面の一例である。(B)第1の実施形態におけるBluetoothの設定の一例を示す画面の一例である。 第1の実施形態における送信リストの一例である。 第1の実施形態におけるデジタルカメラが送信リストに画像データを記録する処理の一例を示すフローチャートである。 第1の実施形態におけるデジタルカメラが画像データをスマートフォンへ自動的に送信する処理の一例を示すフローチャートである。 第1の実施形態におけるデジタルカメラが送信リストを更新する処理の一例を示すフローチャートである。 第1の実施形態におけるデジタルカメラが無線接続を切り替える場合に表示する画面の一例である。 (A)第2の実施形態におけるデジタルカメラの無線接続する機器の通信設定を編集および削除するための画面の一例である。(B)第2の実施形態におけるデジタルカメラの無線接続するスマートフォンの通信設定を変更および削除するための画面の一例である。(C)第2の実施形態におけるデジタルカメラが無線接続する機器の通信設定を削除する場合に表示する確認画面の一例である。(D)第2の実施形態におけるデジタルカメラが無線接続する機器の通信設定をすべて削除する場合に表示する確認画面の一例である。
以下に、本発明を実施するための形態の一例について、添付の図面を用いて詳細に説明する。
なお、以下に説明する実施の形態は、本発明の実現手段としての一例であり、本発明が適用される装置の構成や各種条件によって適宜修正又は変更されてもよい。また、各実施の形態を適宜組み合せることも可能である。
[第1の実施形態]
<デジタルカメラ100の構成>
図1は、本実施形態の通信装置の一例であるデジタルカメラ100の構成例を示すブロック図である。なお、ここでは通信装置の一例としてデジタルカメラについて述べるが、通信装置はこれに限られない。例えば通信装置は携帯型のメディアプレーヤや、スマートフォン、パーソナルコンピュータなどの情報処理装置であってもよい。
制御部101は、入力された信号や、後述のプログラムに従ってデジタルカメラ100の各部を制御する。なお、制御部101が装置全体を制御する代わりに、複数のハードウェアが処理を分担することで、装置全体を制御してもよい。
撮像部102は、例えば、光学レンズユニットと絞り・ズーム・フォーカスなど制御する光学系と、光学レンズユニットを経て導入された光(映像)を電気的な映像信号に変換するための撮像素子などで構成される。撮像素子としては、一般的には、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)や、CCD(Charge Coupled Device)が利用される。撮像部102は、制御部101に制御されることにより、撮像部102に含まれるレンズで結像された被写体光を、撮像素子により電気信号に変換し、ノイズ低減処理などを行いデジタルデータを画像データとして出力する。本実施形態のデジタルカメラ100では、画像データは、DCF(Design Rule for Camera File system)の規格に従って、記録媒体110に記録される。
不揮発性メモリ103は、電気的に消去・記録可能な不揮発性のメモリであり、制御部101で実行される後述のプログラム等が格納される。
作業用メモリ104は、撮像部102で撮像された画像データを一時的に保持するバッファメモリや、表示部106の画像表示用メモリ、制御部101の作業領域等として使用される。
操作部105は、デジタルカメラ100に対する指示をユーザから受け付けるためのユーザインタフェースである。操作部105は、例えばユーザがデジタルカメラ100の電源のオン/オフを指示するための電源ボタンや、撮影を指示するためのレリーズスイッチ、画像データの再生を指示するための再生ボタン等を含むことができる。さらに、無線通信部112を介して外部装置との通信を開始するための専用の接続ボタンなどの操作部材を含んでもよい。また、表示部106に形成されるタッチパネルも操作部105に含めることができる。なお、レリーズスイッチは、SW1およびSW2を有する。レリーズスイッチが、いわゆる半押し状態となることにより、SW1がオンとなる。これにより、AF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、AWB(オートホワイトバランス)処理、EF(フラッシュプリ発光)処理等の撮影準備を行うための指示を受け付ける。また、レリーズスイッチが、いわゆる全押し状態となることにより、SW2がオンとなる。これにより、撮影を行うための指示を受け付ける。
表示部106は、撮影の際のビューファインダー画像の表示、撮影した画像データの表示、対話的な操作のための文字表示などを行う。なお、表示部106は必ずしもデジタルカメラ100が内蔵する必要はない。デジタルカメラ100は内部又は外部の表示部106と接続することができ、表示部106の表示を制御する表示制御機能を少なくとも有していればよい。
電源部109は制御部101に制御されることでデジタルカメラ100の各要素に電力を供給することができる。電源部109は例えば、リチウムイオン電池やアルカリマンガン乾電池等の電源である。
記録媒体110は、撮像部102から出力された画像データを記録することができる。記録媒体110は、デジタルカメラ100に着脱可能なよう構成してもよいし、デジタルカメラ100に内蔵されていてもよい。すなわち、デジタルカメラ100は少なくとも記録媒体110にアクセスする手段を有していればよい。
接続部111は、外部装置と接続するためのインターフェースである。本実施形態のデジタルカメラ100は、接続部111を介して、外部装置とデータのやりとりを行うことができる。例えば、デジタルカメラ100は撮像部102で生成した画像データを接続部111を介して外部装置に送信することができる。
無線通信部112は、例えば無線通信のためのアンテナと無線信号を処理するため変復調回路や通信コントローラから構成される。無線通信部112は、変調した無線信号をアンテナから出力し、またアンテナで受信した無線信号を復調することにより外部装置との間で近距離無線通信を実現する。本実施形態では、無線通信部112による通信はBluetooth Special Interest Group(Bluetooth SIG)が策定している通信規格であるBluetooth(登録商標)に準拠する。例えば、デジタルカメラ100は撮像部102で生成した画像データを無線通信部112を介して外部装置へ送信することができる。なお、無線通信部112はIEEE802.11の規格に従った、いわゆる無線LANで外部装置と通信するためのインターフェースでもよい。制御部101は、無線通信部112を制御することで外部装置との無線通信を実現することができればよい。
また、本実施形態のデジタルカメラ100は電源オン状態、スリープ状態、および電源オフ状態の3つの電源状態を有する。電源オン状態はデジタルカメラ100全体に通電した状態である。ただし、「全体に通電した状態」とは、すべての素子や回路等に電力が供給されている状態ではなく、少なくとも本実施形態の処理に必要な部材に電力を供給されている状態を指すものとする。スリープ状態は少なくとも制御部101に通電し、少なくとも撮像部102および表示部106に通電しない状態である。スリープ状態は電源オン状態より省電力な状態である。また、電源オフ状態は少なくとも制御部101、撮像部102、および表示部106に通電せず、電源部109の制御に必要な部分に通電した状態である。電源オフ状態はスリープ状態よりも電力消費が少ない。
デジタルカメラ100はユーザに操作される可能性が低い期間においてスリープ状態へ遷移する。例えばデジタルカメラ100は電源オン状態において所定時間以上ユーザから操作を受け付けていないと判断した場合、スリープ状態へ遷移する。これはデジタルカメラ100がユーザに操作される可能性が低い期間では電力の消費を低減するために実行する処理である。スリープ状態では、電源ボタンやメニューボタン等の操作部105の部材が操作された場合、デジタルカメラ100は電源オン状態に遷移する。
また、デジタルカメラ100はユーザによる電源オフの指示を受け付けた場合に電源オフ状態へ遷移する。例えば電源オン状態において電源ボタンが押下された場合、デジタルカメラ100は電源オフ状態へ遷移する。電源オフ状態では、電源ボタンを押下された場合、デジタルカメラ100は電源オン状態に遷移する。しかし、電源オフ状態では、レリーズスイッチやタッチパネル等の操作部材を操作されてもデジタルカメラ100は電源オン状態へ遷移しない。これは、例えば電源オフ状態ではユーザはデジタルカメラ100を持ち運ぶためにバッグ等に格納する場合が想定されるため、バッグ内の物品と衝突した衝撃等でデジタルカメラ100が誤って起動するおそれを低減するための処理である。なお、スリープ状態のデジタルカメラ100は電源オフ状態のデジタルカメラ100よりも短い時間で電源オン状態に遷移することができる。
本実施形態のデジタルカメラ100は後述する画像データの自動送信機能がオンである場合、ユーザから電源オフの指示を受け付けたことをトリガに無線通信部112を介して接続可能なスマートフォンへ画像データを送信する。このとき、デジタルカメラ100は電源オフ状態ではなく電源オン状態において画像データを送信する。ユーザから電源オフの指示を受け付けたことをトリガにする理由は、ユーザが電源オフの指示をした場合、ユーザはデジタルカメラ100をしばらく操作しないと考えられるからである。また電源オン状態において画像データを送信する理由は、画像データを送信する処理は一般的に負荷が大きく、電源オフ状態またはスリープ状態のように省電力な状態ではデジタルカメラ100が負荷の大きい処理を実行することは難しいからである。このように画像データを送信することで、デジタルカメラ100はユーザに操作される可能性が低い期間において多くの画像データを送信することができる。
なお、デジタルカメラ100は一度電源オフ状態に遷移してから電源オン状態に遷移し、画像データの自動送信を開始してもよい。なぜならデジタルカメラ100が電源オフの操作を受け付けたにもかかわらず電源オン状態のまま画像データを送信してしまうと、ユーザはデジタルカメラ100が誤動作していると勘違いするおそれがあるからである。これに対し、画像データの送信を開始する前にデジタルカメラ100が一度電源オフ状態に遷移することで、ユーザは自身の操作が受け付けられたことを認識できるようになり、このようなおそれを低減することができる。
<ネットワークシステム構成>
図2は、本実施形態のネットワークシステムの一例について示した図である。本実施形態では、デジタルカメラ100はスマートフォン200やスマートフォン300と無線通信部112を介してBluetoothに準拠して通信する。
ここでBluetoothについて説明する。Bluetoothに準拠して通信する2つの通信装置は、それぞれセントラルとペリフェラルの役割に分かれる。Bluetoothにおける通信装置の接続形態はマスタースレーブ方式のスター型ネットワークである。セントラルとして動作する通信装置(以下、セントラル装置という)がマスターとなり、ペリフェラルとして動作する通信装置(以下、ペリフェラル装置という)がスレーブとなる。セントラル装置は、ペリフェラル装置のネットワークへの参加の管理やペリフェラル装置との無線接続における各種パラメータの設定等をする。セントラル装置は複数のペリフェラル装置と同時接続できるが、ペリフェラル装置は一度に1つのセントラル装置しか無線接続を確立することはできない。本実施形態では、デジタルカメラ100がペリフェラル装置となり、スマートフォン200およびスマートフォン300がセントラル装置となる。
本実施形態ではデジタルカメラ100は複数のスマートフォンとペアリングし、それらのペアリング情報を不揮発性メモリ103に記録することができる。ペアリングとは、セントラル装置およびペリフェラル装置がお互いの識別情報を互いに登録(所定の領域に記録)する処理である。本実施形態では、デジタルカメラ100はスマートフォンとお互いの識別情報を互いに登録した後、スマートフォンと無線接続を確立することでペアリングを完了したと判断する。そしてデジタルカメラ100はペリフェラル装置のため、ペアリング済のスマートフォンの中から、一台のスマートフォンを選択して接続する。無線接続する機器を設定する方法の一例を図3(A)、(B)を用いて説明する。
図3(A)はデジタルカメラ100における無線接続する機器を設定するための画面の一例である。例えばデジタルカメラ100は表示部106に表示された設定メニューから操作部105によって無線通信に関する項目を選択されたことに応じてこの画面を表示部106に表示する。この画面ではユーザはデジタルカメラ100と接続する機器の選択および追加が可能である。図3(A)に示す画面は、デジタルカメラ100がスマートフォン200およびスマートフォン300とペアリング済であることを示している。また図3(A)では、スマートフォン200は「カレント」の状態であると表示されている。これはデジタルカメラ100がスマートフォン200と接続中であることを示している。ユーザが操作部105を操作し「機器の追加」を選択した場合、デジタルカメラ100は他のセントラル装置とのペアリングを開始する。
ここでユーザが操作部105を操作しスマートフォン300を選択すると、デジタルカメラ100は例えば図3(B)に示すような画面を表示する。図3(B)に示す画面では、デジタルカメラ100は無線接続する機器を現在接続しているスマートフォン200からスマートフォン300へ切り替えるかどうかをユーザに確認する。ユーザ操作によって「接続する」を選択された場合、デジタルカメラ100はスマートフォン200との無線接続を切断し、スマートフォン300との無線接続を確立する。この場合、図3(C)に示すように、スマートフォン300が「カレント」の状態となる。また図3(C)に示すようにスマートフォン300を示す項目は一番上に移動する。ユーザ操作によって「接続しない」を選択された場合、デジタルカメラ100はスマートフォン200との接続を切り替えず、図3(A)に示す画面に戻る。
ここで、ユーザがデジタルカメラ100とスマートフォン300との無線接続を切断した場合、デジタルカメラ100は図3(D)に示すように、「カレント」の表示をしない。しかしデジタルカメラ100はスマートフォン300を示す項目を一番上に表示し、最後に無線接続した機器がスマートフォン300であることを示す。なお、最後に無線接続した機器を示す方法はこれに限られない。例えば、最後に無線接続した機器の項目に「★」等のマークを表示することや、その項目の文字のフォントや大きさ等を変更すること等の方法がある。
<画像データの自動送信の設定>
本実施形態におけるデジタルカメラ100は撮影した画像データをスマートフォン等へ自動的に送信する自動送信機能を持つ。この機能を利用することで撮影した画像データをユーザが操作していない間においてデジタルカメラ100からスマートフォンへ送信できる。本実施形態ではデジタルカメラ100が画像データをBluetoothに準拠して送信する例について説明する。
まず自動送信機能を利用するための設定について説明する。図4(A)はBluetoothの初期設定の一例を示す画面の一例である。項目400ではユーザはデジタルカメラ100においてBluetoothによる無線通信の機能を利用するかしないか(オンかオフか)を設定できる。項目410ではユーザはデジタルカメラ100と接続する機器を設定できる。項目420ではユーザはデジタルカメラ100によって撮影した画像データをスマートフォン等へ自動送信するか否か(「する」か「しない」か)を設定できる。初期設定では項目400の設定はオフとなっている。この場合、無線通信部112を利用しないため、項目410はユーザ操作を受け付けないよう表示される。また、項目420もユーザ操作によって変更ができないように表示される。例えば制御部101は項目410および項目420を選択できないことを示すために、網掛けして表示する。他にも、制御部101は項目420を表示しない、項目420を操作されても応答しない等によって項目420を選択できないことをユーザに示してもよい。また、項目410が選択された場合、デジタルカメラ100は図3(A)に示すような画面に遷移し、Bluetoothによって無線接続する機器の設定画面を表示する。
なお、項目400が「オン」である場合、デジタルカメラ100はスリープ状態および電源オフ状態において無線通信部112に通電する。これにより、例えばデジタルカメラ100はスリープ状態および電源オフ状態においても消費電力の少ないBLEによってスマートフォンとの無線接続を継続できる。このBLEによる通信を利用することで、例えばユーザはスマートフォンを操作することでデジタルカメラ100を電源オン状態に遷移させることができる。項目400が「オフ」である場合、デジタルカメラ100はスリープ状態および電源オフ状態において、無線通信部112に通電しない。これによりデジタルカメラ100は消費電力をより低減させることができる。
なお、デジタルカメラ100が外部の機器とペアリングしていない場合(ペアリング済みの機器がない場合)、項目420を「しない」に固定し、ユーザ操作によって変更できないようにする。なぜなら、デジタルカメラ100とペアリング済みの機器がない場合、デジタルカメラ100は画像データを送信する相手が存在しないからである。この場合、デジタルカメラ100は後述する送信リストを作成しない。
次に画像データの自動送信機能の実行について説明する。本実施形態ではユーザが操作部105を操作し画像データの自動送信機能を有効にすると、デジタルカメラ100は送信リストを作成する。この送信リストは例えばデータベースである。送信リストは例えば記録媒体110や不揮発性メモリ103に記録される。デジタルカメラ100は撮影した画像データの情報をこの送信リストに記録する。例えばユーザが電源ボタンを操作し、デジタルカメラ100を電源オフ状態に遷移させる操作をした場合、デジタルカメラ100は送信リストに記録されている画像データをスマートフォンへ送信する処理を開始する。
ここで図5を用いて送信リストの一例について説明する。図5に示す送信リストではデジタルカメラ100は画像データのファイル名および画像データの送信状態を関連付けて記録する。送信状態はデジタルカメラ100が画像データを自動送信したか否か等を管理するために用いられるパラメータである。本実施形態ではこのパラメータは文字列によって表現されているが、数値等によって表現されてもよい。
画像データの自動送信機能を有効にした場合、デジタルカメラ100はそれ以降に撮影した画像データを送信リストに追加する。このとき画像データは「送信予約」のパラメータとともに記録される。例えば図5に示す送信リストでは「IMG_0005.jpg」および「IMG_0006.jpg」の2枚の画像データの送信状態は「送信予約」である。デジタルカメラ100はスマートフォンへ画像データを送信開始する場合、送信状態が「送信予約」である画像データをスマートフォンへ送信する。スマートフォンへ画像データの送信を開始した場合、制御部101は送信中の画像データの送信状態を「送信中」に変更する。
スマートフォンへ画像データの送信が完了した場合、デジタルカメラ100は送信が完了した画像データの送信状態を「送信中」から「送信完了」に変更する。例えば図5に示す送信リストでは、「IMG_0001.jpg」および「IMG_0002.jpg」の2枚の画像データの送信状態は「送信完了」である。また、スマートフォンへ画像データの送信が失敗した場合、制御部101は送信が失敗した画像データの送信状態を「送信中」から「送信失敗」に変更する。例えば図5に示す送信リストでは「IMG_0003.jpg」および「IMG_0004.jpg」の2枚の画像が「送信失敗」である。
なお、送信状態が「送信予約」である画像データは自動的に送信されることに対し、送信状態が「送信失敗」である画像データは自動的には再度スマートフォンへ送信されない。これは画像データの送信に失敗した場合、スマートフォン200の記録媒体の残り容量が少ない等、スマートフォン200が画像データを記録できない可能性があるからである。ただし、例えば通信失敗の原因が電波状況の悪化等によるものである場合、デジタルカメラ100は画像データの送信状態を「送信予約」に変更してもよい。なぜならこの場合は、デジタルカメラ100およびスマートフォン200ではなく外的要因が原因であるからである。他にも例えばバッテリの残り容量が少なくなったことが原因でデジタルカメラ100が電源オフ状態に遷移した場合、デジタルカメラ100は画像データの送信状態を「送信中」から変更できないことがある。この場合、例えばデジタルカメラ100は次に電源オン状態に遷移したことに応じて送信リストをチェックし、画像データの送信状態を「送信中」から「送信予約」に変更する。なぜなら例えばすぐにユーザがバッテリを交換した場合、デジタルカメラ100はこの画像データをスマートフォンへ送信することが可能であるからである。このようにデジタルカメラ100は画像データを送信できない場合、その原因に応じて画像データの送信状態を変更してよい。
また画像データの自動送信の設定が「しない」である場合やBluetoothの機能が「オフ」である場合、デジタルカメラ100は画像データを撮影しても、その画像データを送信リストに記録しない。
また、デジタルカメラ100は送信リストを作成せず、画像データのメタデータに送信状態のパラメータを記録することで送信リストの代わりとしてもよい。その場合、デジタルカメラ100はスマートフォンに送信しない画像データの送信状態に「未選択」等のパラメータを記録してもよい。
次に図6を用いて、デジタルカメラ100が撮影した画像データを送信リストに記録する処理について説明する。このデジタルカメラ100の処理は、不揮発性メモリ103に記録されたソフトウェアを作業用メモリ104に展開して制御部101が実行することで実現する。またこの処理は、撮像部102によって画像データが撮像されたことをトリガに開始される。なお、本処理は撮像した画像データの記録処理と付随して実行される。
ステップS601において、制御部101は画像データの自動送信機能が有効か否かを判断する。例えば制御部101は図4(B)に示す項目420が「オン」か「オフ」かを判断する。画像データの自動送信機能が有効(項目420が「オン」)である場合、処理はステップS602に進む。画像データの自動送信機能が無効(項目420が「オフ」)である場合、制御部101は処理を終了する。
ステップS602において、制御部101は送信リストを作成する。ただし、すでに送信リストが不揮発性メモリ103等に記録されている場合、制御部101は本ステップの処理を実行しない。
ステップS603において、制御部101は撮像した画像データを送信リストに記録する。本実施形態では制御部101は画像データのファイル名を記録する。このとき、制御部101は画像データの送信状態を「送信予約」として記録する。
以上、送信リストおよびデジタルカメラ100が送信リストに画像データを記録する方法について説明した。
また、前述のように送信リストを作成する場合ではなく画像データのメタデータに送信状態のパラメータを付与する場合、制御部101はステップS602において画像データのメタデータに送信状態のパラメータを記録する。これにより、送信リストを作成しない場合でも制御部101は撮像した画像データを自動送信することが可能になる。
<画像データの自動送信処理>
図7を用いて、デジタルカメラ100が画像データをスマートフォン200へ自動的に送信する処理について説明する。このデジタルカメラ100の処理は、不揮発性メモリ103に記録されたソフトウェアを作業用メモリ104に展開して制御部101が実行することで実現する。またこの処理は、デジタルカメラ100がユーザから電源オフ状態に遷移させるための操作を受け付けたことをトリガに開始される。
ステップS700において、制御部101はスマートフォン200と無線接続する。本実施形態では、デジタルカメラ100は自動的に無線接続する場合、最後に無線接続した機器と無線接続するための処理を実行する。例えば制御部101は無線通信部112を介して最後に無線接続した機器であるスマートフォン200と無線接続する。ただし、すでにスマートフォン200と無線接続を確立している場合、制御部101は本ステップの処理を実行しない。なお、スマートフォン200と無線接続を確立できない場合、制御部101は処理を終了する。
ステップS701において、制御部101は送信リストを参照し、1つの画像データの送信状態を読み込む。ただし、制御部101は本処理を開始してから読み込みしたことのない画像データの送信状態を読み込む。例えば制御部101は送信リストに記録された順番に従ってパラメータを読み込む(いわゆる、先入れ先出し方式(First In, First Out))。
ステップS702において、制御部101はステップS701において読み込んだ画像データの送信状態が「送信予約」か否かを判断する。画像データのパラメータが「送信予約」である場合、処理はステップS703に進む。画像データのパラメータが「送信予約」ではない場合、処理はステップS707に進む。
ステップS703において、制御部101はステップS701において読み込んだパラメータを「送信中」に変更する。
ステップS704において、制御部101はステップS701において読み込んだパラメータと関連付けられている画像データをスマートフォン200へ送信する。
ステップS705において、制御部101は画像データの送信が成功したか失敗したかを判断する。例えば、制御部101はスマートフォン200から画像データの受信が完了したことを示す通知を受信した場合、画像データの送信が成功したと判断する。また例えば、制御部101はスマートフォン200からエラーを示す通知を受信した場合やスマートフォン200との通信が切断した場合、制御部101は画像データの送信が失敗したと判断する。制御部101が画像データの送信に成功した場合、処理はステップS706に進む。制御部101が画像データの送信に失敗した場合、処理はステップS707に進む。
ステップS706において、制御部101はステップS701において送信リストから読み込んだ送信状態を「送信完了」に変更する。例えば制御部101は送信リストにステップS705において送信した画像データの送信状態として「送信完了」というパラメータを記録する。
ステップS707において、制御部101はステップS701において読み込んだ送信状態を「送信失敗」に変更する。例えば制御部101は送信リストにステップS705において送信を試みた画像データの送信状態として「送信失敗」というパラメータを記録する。
ステップS708において、制御部101は送信リストを参照し、参照していない画像データのパラメータが存在するか否かを判断する。参照していない画像データが存在する場合、制御部101はステップS701に戻り本処理を繰り返す。参照していない画像データが存在しない場合、制御部101は本処理を終了する。
以上、デジタルカメラ100の画像データの自動送信処理について説明した。このように本実施形態ではデジタルカメラ100は送信リストに「送信予約」として記録した画像データをスマートフォンへ送信する。
なお、ペアリング済みの機器が複数ある場合、制御部101はステップS700において、スマートフォン200と無線接続を確立できなくとも、他のペアリング済みの機器と無線接続を試みてもよい。このときデジタルカメラ100は最後に接続した日時が新しい機器から接続を試みる。なぜなら接続した日時が古い機器よりも新しい機器の方がユーザに所持されている可能性が高いと考えられるからである。これにより、デジタルカメラ100と最後に無線接続した機器をユーザが所持していなくとも、ユーザが現在所持している機器へデジタルカメラ100は画像データを送信できる。
<無線接続する機器を切り替えた場合の処理>
ここで、送信リストに「送信予約」として記録されている画像データがある状態において、デジタルカメラ100が無線接続するスマートフォンをユーザ操作によって切り替える場合について説明する。この場合、以下のようなシーンが考えられる。ここでは、ユーザの仕事が例えばフォトグラファであり、ユーザは仕事用のスマートフォン200およびプライベート用のスマートフォン300を所有している。このユーザはスマートフォン200へ仕事中に撮影した画像データを送信し、スマートフォン300へプライベートの時間に撮影した画像データを送信する。そして、このユーザは仕事用の写真とプライベート用の写真とを同一のデジタルカメラ100で撮影しているとする。まず、例えば図3(A)に示すようにデジタルカメラ100とスマートフォン200とが無線接続している間において、ユーザが仕事としてデジタルカメラ100によって撮影するシーンを想定する。このときユーザは撮影中に無線接続していたスマートフォン200へ画像データを送信することを想定していると考えられる。ここで、ユーザの仕事が終わりプライベートの時間になった場合、デジタルカメラ100が画像データをスマートフォン200へ送信する前にユーザは図3(B),(C)で説明したようにスマートフォン300に無線接続を切り替える可能性がある。この場合、デジタルカメラ100は電源オフ状態に遷移するための操作を受け付けたことに応じて仕事用に撮影した画像データをスマートフォン200ではなくスマートフォン300へ自動送信してしまう。このように「送信予約」の送信状態である画像データがある状態において、ユーザがデジタルカメラ100と無線接続するスマートフォンを切り替えると、デジタルカメラ100はユーザの意図しないスマートフォンへ画像データを送信してしまうおそれがある。この問題を解決するために、デジタルカメラ100が無線接続する機器ごとに送信リストを記録することが考えられる。その一方で、ユーザがデジタルカメラ100と無線接続する機器を切り替えた場合、ユーザはもはや接続を切り替える前に撮影した画像データを必要としていないケースも考えられる。例えば上記の一例であれば、ユーザは仕事上必要な画像データをすでに手動でスマートフォン200へ送信しており、その他の画像データは送信状態が「送信予約」であってももはやユーザにとって不要となっているケースが考えられる。そのため、デジタルカメラ100は送信リストを無線接続する機器ごとに記録するよりも無線接続を切り替えるごとに送信リストを更新することが望ましい。
このデジタルカメラ100が送信リストを更新する処理について図8を用いて説明する。本実施形態ではデジタルカメラ100がスマートフォン200からスマートフォン300へ無線接続を切り替える例について説明する。このデジタルカメラ100の処理は、不揮発性メモリ103に記録されたソフトウェアを作業用メモリ104に展開して制御部101が実行することで実現する。またこの処理は、無線接続する機器を切り替えたことをトリガに開始される。本実施形態ではデジタルカメラ100が無線接続を切り替えたと判断するタイミングは、無線接続を確立している状態であればデジタルカメラ100が「カレント」の状態である機器とは別の機器と無線接続を確立したタイミングである。または無線接続を確立していない状態であれば、無線接続を切り替えたと判断するタイミングは、デジタルカメラ100が最後に無線接続を確立した機器とは別の機器と無線接続を確立したタイミングである。
ステップS801において、制御部101は送信リストを参照し、1つの画像データの送信状態を読み込む。本処理は図7のステップS701と同様である。
ステップS802において、ステップS801において読み込んだ送信状態が「送信予約」か否かを判断する。制御部101がこの送信状態が「送信予約」であると判断した場合、処理はステップS803に進む。制御部101がこの送信状態が「送信予約」ではないと判断した場合、処理はステップS804に進む。
ステップS803において、制御部101はステップS801において読み込んだパラメータと関連付けられている画像データの送信状態を「送信失敗」に変更する。例えば制御部101はこの画像データの送信状態として「送信失敗」というパラメータを送信リストに記録する。
ステップS804において、制御部101は送信リストを参照し、参照していない画像データのパラメータが存在するか否かを判断する。参照していない画像データが存在する場合、制御部101はステップS801に戻り本処理を繰り返す。参照していない画像データが存在しない場合、制御部101は本処理を終了する。
以上、無線接続する切り替えた場合におけるデジタルカメラ100の処理について説明した。このように送信リストから送信状態が「送信予約」である画像データを削除することでデジタルカメラ100はユーザの意図しない無線接続相手への画像データの自動送信を防ぐことができる。さらに、画像データを送信リストから削除するのではなく画像データの送信状態を「送信予約」から「送信失敗」に変更することで、ユーザは後からスマートフォン200へ送信していない画像データを確認することが可能になる。例えば、デジタルカメラ100が送信状態が「送信失敗」である画像データを表示することで、ユーザはスマートフォン200へ送信していない画像データを確認できる。さらにユーザが操作部105を操作し、送信状態が「送信失敗」である画像データを送信リストに「送信予約」の送信状態で再度登録することで、デジタルカメラ100はこの画像データを自動送信することが可能になる。これにより、デジタルカメラ100と無線接続する機器を切り替えた場合でも、ユーザは「送信予約」の送信状態であった画像データを、必要に応じて現在無線接続を確立している機器へ送信できる。
また、デジタルカメラ100は無線接続する機器を切り替えた場合、本実施形態の処理を開始する前に表示部106に図9に示すような確認画面を表示してもよい。「クリアする」を選択された場合、制御部101は図8に示す処理を実行する。「クリアしない」を選択した場合、制御部101は図8に示す処理を実行しない。このようにユーザに送信リストを削除するか否かをあらかじめ確認してから送信リストの更新処理を実行することで、デジタルカメラ100はユーザの意図に沿って画像の自動送信処理を実行できる。
なお、デジタルカメラ100は他にも、送信リストを消去すること、送信状態が「送信予約」である画像データのみを送信リストから削除すること等の処理でもユーザの意図しない画像データの自動送信を防ぐことができる。またはデジタルカメラ100は全ての画像データの送信状態を「送信失敗」ではなく「送信完了」等に変更することでも、ユーザの意図しない画像データの自動送信を防ぐことができる。
なお、本実施形態ではデジタルカメラ100が画像データを送信する例について説明したが、送信されるデータはデジタルカメラ100によって撮影された画像データに限られない。例えばデジタルカメラ100が生成した映像データおよび音声データやデジタルカメラ100が受信した画像データ等、この送信されるデータはデジタルカメラ100がスマートフォンへ送信できるデータであればよい。
なお、本実施形態ではデジタルカメラ100とスマートフォンとが無線接続する例について説明したが、デジタルカメラ100とスマートフォンとは有線接続してもよい。例えばデジタルカメラ100は接続部111を介してスマートフォンと有線接続する。この場合、制御部101は図7に示す画像データの自動送信処理をスマートフォンと接続部111を介して接続を確立したことをトリガに開始する。
また、本実施形態ではデジタルカメラ100が画像データを自動的にスマートフォンへ送信する例について説明したが、ユーザが手動でデジタルカメラ100から画像データを送信する場合にも適用できる。この場合について簡単に説明する。本実施形態のようにデジタルカメラ100は撮像部102において撮影した画像データを送信リストに追加する。ユーザは撮影した画像データを例えばスマートフォンへ送信したい意図があるため、撮影した画像データの送信状態を送信リストに記録することで、ユーザは後にスマートフォンへ送信したい画像データを選択することができる。そしてユーザがデジタルカメラ100からスマートフォンへ画像データを送信する場合、デジタルカメラ100は図4(B)に示すような確認画面を表示する。ここでユーザが「OK」を選択した場合、デジタルカメラ100は図7に示す処理を実行し、送信状態が「送信予約」である画像データをスマートフォンへ送信する。デジタルカメラ100が送信リストを更新する処理は、上記説明した処理と同様である。これにより、デジタルカメラ100がユーザ操作を受け付けることでスマートフォンへ画像データを送信する場合でも本実施形態の処理を適用できる。また、この場合、デジタルカメラ100は送信リストを生成する機能を有する。加えて、デジタルカメラ100は画像データの自動送信機能を有さなくてもよい。
なお、本実施形態では電源オフ状態に遷移する条件が満たされたことをトリガにデジタルカメラ100は画像データの自動送信処理を開始したが、他の条件をトリガにしてもよい。例えば、デジタルカメラ100はユーザが撮影したことに応じて画像データの自動送信処理を開始してもよい。この場合、デジタルカメラ100は撮影した画像を記録媒体110に記録するとともに、画像データを送信リストに記録し、画像データの自動送信処理を開始する。画像データを送信リストに記録する理由は、デジタルカメラ100がスマートフォンと無線接続できない場合、次にスマートフォンと無線接続を確立したときに画像データを送信するためである。理由を簡潔に説明する。デジタルカメラ100がスマートフォンと無線接続できない場合でも、図7のステップS700で処理が終了するため、デジタルカメラ100によって撮影された画像データは送信リストに「送信予約」の状態のまま記録されている。そのため、デジタルカメラ100はスマートフォンと無線接続後、画像データの自動送信を開始するための条件が満たされた場合に、この撮影した画像データを送信することができる。
また、デジタルカメラ100がスリープ状態に遷移する条件が満たされた場合でも、デジタルカメラ100は電源オン状態からスリープ状態に遷移し、画像データを送信してもよい。なぜなら上述のように、デジタルカメラ100がスリープ状態に遷移する状況では、デジタルカメラ100がユーザによって操作される可能性が低いからである。なお、例えば所定時間ユーザがデジタルカメラ100を操作しない場合、例えばカメラの構図を考えている場合等の撮影の準備をしている場合も考えられる。この場合、スリープ状態に遷移する条件が満たされてもすぐにユーザがデジタルカメラ100を操作することも想定される。一方、ユーザが電源オフの指示をデジタルカメラ100にする場合、デジタルカメラ100はユーザがデジタルカメラ100を操作しないことを明確に判断できる。
なお、ユーザから電源オフの指示を受け付けた場合でも、デジタルカメラ100の状態に応じて、制御部101は画像データの自動送信処理を実行しなくともよい。例えばバッテリの残り容量が少ない場合、制御部101は画像データの送信を試みても、画像データの送信が完了する前に電源部109から供給される電力が不足する可能性がある。この場合、強制的にデジタルカメラ100の電源が切れるため、制御部101は画像データを送信に失敗し、加えて記録媒体110に記録されている画像データが破損する恐れがある。このように、画像データを送信することが困難である可能性がある場合、デジタルカメラ100は画像データの自動送信処理を実行しない。
なお、デジタルカメラ100は所定の時刻になった場合、画像データの自動送信を開始してもよい。この場合、デジタルカメラ100は時刻を計測する経時部を有する。デジタルカメラ100はこの経時部で計測した時刻を画像データのメタデータに記録する。デジタルカメラ100はこの経時部を利用することで、ユーザが日中に撮影した画像データを夜間にスマートフォンへ送信することができる。例えば、ユーザが24時(午前0時)に画像データを自動送信するようデジタルカメラ100に設定した場合、24時になったことをトリガにデジタルカメラ100はその前日に撮影した画像データをスマートフォンへ送信する。
なお、デジタルカメラ100は所定の場所にいる場合、画像データの自動送信を開始してもよい。この場合、デジタルカメラ100は現在位置を検出するGPS等を有する。デジタルカメラ100はこのGPSを用いて測定した緯度や経度等の位置情報を画像データのメタデータに記録する。ユーザは自宅の位置情報をデジタルカメラ100に記録しておくことで、外出中に撮影した画像データを自宅に帰宅してからスマートフォンへ送信できる。例えば、ユーザは自宅の経度および緯度をデジタルカメラ100に記録し、自宅に帰ったことをトリガに画像データをスマートフォンへ送信するようデジタルカメラ100を設定した場合を考える。この場合、デジタルカメラ100は自宅ではない場所で撮影した画像データを送信リストに「送信予約」の送信状態で記録する。そしてデジタルカメラ100は自身の位置情報が自宅と一致すると判断した場合、画像データの自動送信処理を開始する。
[第2の実施形態]
第1の実施形態ではデジタルカメラ100が画像データを自動送信する処理および送信リストを更新する処理を実行した。第2の実施形態では第1の実施形態の変形例について説明する。なお、デジタルカメラ100の構成およびネットワークシステム構成は第1の実施形態と同様である。
<画像データの自動送信機能を無効にする場合>
ここではユーザが画像データの自動送信機能を無効にする場合について説明する。例えばデジタルカメラ100の画像データの自動送信機能を無効にされる際、送信状態が「送信予約」である画像データ(以下、この画像データを画像データAという)が送信リストに記録されている可能性がある。この後、ユーザが再度画像データの自動送信機能を有効にした場合、この機能により画像データAを含めた画像データがスマートフォンへ送信される。しかし例えばこの機能が無効にされている期間が長い場合、ユーザはもはや画像データAの存在を忘れており、画像データAを不要と感じる可能性がある。そのため、画像の自動送信機能を無効にされた場合、デジタルカメラ100は送信リストを更新することが望ましい。
例えば、図4(B)に示す画面において、ユーザが操作部105を操作し、項目420を「する」から「しない」に変更した場合に、制御部101は送信リストを更新する処理を実行する。この処理は第1の実施形態において説明した図8に示す処理と同様である。このように、デジタルカメラ100は画像データの自動送信機能を無効にされたことをトリガに送信リストを更新することで、ユーザにとって不要な画像データをスマートフォンへ送信することを防ぐことができる。
ただし、無線通信部112への電力の供給を停止する場合、デジタルカメラ100は送信リストを更新しない。例えば図4(B)に示す画面において、ユーザが操作部105を操作し、項目400を「オン」から「オフ」に変更した場合、デジタルカメラ100は無線通信部112への電力供給を停止するが送信リストは更新しない。これはデジタルカメラ100の無線通信するための機能をオフにする操作であり、画像データの自動送信をオフにする操作、およびデジタルカメラ100と無線接続する機器を変更するための操作ではない。このような操作は、例えばデジタルカメラ100の消費電力を低減するためになされる場合がある。この場合、ユーザはスマートフォンへ一時的に画像データを送信しないことを意図していると判断できるが、撮影した画像データを不要としているとは必ずしも判断できない。そのため、デジタルカメラ100は無線通信するための機能をオフにされた場合は、送信リストを更新しない。
<無線接続する機器の削除>
デジタルカメラ100は図3(A)において説明した「カレント」の状態であるスマートフォン、または最後に無線接続したスマートフォンとペアリングを解除した場合、次に無線接続する機器はペアリングを解除したスマートフォンとは限らない。ペアリングを解除するとは、例えばデジタルカメラ100がスマートフォンの識別情報を削除することである。そのため第1の実施形態において無線接続する機器を切り替えた場合と同様に、デジタルカメラ100は送信リストにある画像データを以前に接続していたスマートフォンではなく切り替えた後のスマートフォンに画像データを送信してしまうことになる。そのため、デジタルカメラ100は「カレント」である機器、または最後に無線接続した機器とのペアリングを解除した場合、送信リストを削除する。ここでデジタルカメラ100が「カレント」である機器とのペアリングを解除する一例を説明する。この例ではペアリングの解除処理は無線接続する機器の通信設定を削除する処理として説明している。
図10(A)はデジタルカメラ100が表示部106に表示する無線接続する機器の設定を編集または削除するための画面の一例である。ここでユーザが項目1000を選択した場合、デジタルカメラ100は図10(B)に示すようなスマートフォン200の通信に関する設定画面に遷移する。図10(B)ではユーザはデジタルカメラ100とスマートフォン200との通信設定の変更および削除することが可能である。ここでユーザが項目1010を選択した場合、デジタルカメラ100に記録されているスマートフォン200の通信設定を変更できる。ユーザが項目1011を選択した場合、デジタルカメラ100は図10(C)に示すような確認画面を表示する。図10(C)に示す画面ではデジタルカメラ100はスマートフォン200の通信設定を削除するか否かをユーザに確認する。ユーザが「OK」を選択した場合、デジタルカメラ100はスマートフォン200の通信設定を削除する。さらにスマートフォン200は「カレント」の状態であるため、デジタルカメラ100は第1の実施形態において説明した図8の処理を実行し、送信リストを更新する。ユーザが「キャンセル」を選択した場合、デジタルカメラ100は図10(B)に示す画面に戻る。
図10(A)の説明に戻る。図10(A)の画面において、ユーザが項目1001を選択した場合、デジタルカメラ100はスマートフォン300に関する通信に関する設定画面に遷移する。設定画面については上述したスマートフォン200の場合と同様である。ただし、スマートフォン300の通信設定が削除された場合については、デジタルカメラ100の処理は異なる。スマートフォン300は「カレント」の状態ではないため、デジタルカメラ100は画像データをスマートフォン300へ自動的に送信することはない。そのため、デジタルカメラ100は送信リストを削除する必要はなく、逆にデジタルカメラ100は送信リストを削除するとスマートフォン200へ画像データを送信できないおそれがある。そのため、デジタルカメラ100は「カレント」ではない機器が通信設定から削除されても、送信リストの更新処理を実行しない。
図10(A)の説明に戻る。ユーザが項目1002を選択した場合、デジタルカメラ100はデジタルカメラ100に記録されているすべての機器の通信設定を削除する。この場合、デジタルカメラ100はすべての機器の通信設定を削除する前に図10(D)に示すような確認画面を表示する。この画面において、ユーザが「OK」を選択した場合、デジタルカメラ100はすべての機器の通信設定を削除する。この結果、画像データの送信先となる機器がすべてデジタルカメラ100から削除されるため、デジタルカメラ100は送信リストも削除する。この画面においてユーザが「キャンセル」を選択した場合、デジタルカメラ100は図10(A)に示す画面に戻る。この場合、デジタルカメラ100は送信リストを更新しない。
このように画像データの自動送信の送信先となる機器とのペアリングを解除する場合、デジタルカメラ100は送信リストを更新する。また画像データの自動送信の送信先ではない機器とのペアリングを解除する場合、デジタルカメラ100は送信リストを更新しない。これにより、画像データをユーザの意図した機器に自動的に送信することができ、またユーザの意図しない機器に画像データを自動的に送信することを防ぐことができる。
なお、デジタルカメラ100がスマートフォンと無線接続を確立していない場合も同様の処理を適用できる。この場合、図10(A)の項目1000には「カレント」の表示がされていないが、デジタルカメラ100が最後に無線接続したスマートフォンが表示されている。そのため、項目1000に表示している機器とのペアリングを解除した場合、デジタルカメラ100は送信リストを更新する。また項目1001に表示している機器とのペアリングを解除した場合、デジタルカメラ100は送信リストを更新しない。
[他の実施形態]
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。

Claims (28)

  1. 外部装置と通信する通信手段と、
    ユーザ操作を受け付ける操作手段と、
    撮像手段と、
    記録手段と、
    制御手段と、を有し、
    前記制御手段は、前記通信手段を介して外部装置と接続を確立した場合、前記外部装置の識別情報を記録し、
    前記制御手段は、前記外部装置の識別情報が記録されている状態において、前記撮像手段によって撮像した場合、前記撮像手段によって撮像した撮像データを、送信対象として前記記録手段に記録し、
    前記制御手段は、前記操作手段によって第一の電源状態から前記第一の電源状態より電力消費の少ない第二の電源状態に遷移するよう操作を受け付けた場合、送信対象である前記撮像データを最後に前記通信手段によって接続した第一の外部装置へ送信するよう前記通信手段を制御し、
    前記制御手段は、前記操作手段によって受け付けたユーザ操作に応じて前記第一の外部装置とは異なる第二の外部装置と前記通信手段によって接続を確立した場合、送信対象として記録された前記撮像データを、非送信対象として管理する
    ことを特徴とする撮像装置。
  2. 前記制御手段は、前記通信手段によって通信が不可能な状態では、前記撮像手段によって撮像した場合でも、前記撮像手段によって撮像した撮像データを、送信対象として前記記録手段に記録しない
    ことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記制御手段は、前記撮像手段によって撮像した撮像データを、送信対象として前記記録手段に記録する場合、前記撮像データのファイル名および送信状態を関連付けて記録する
    ことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  4. 前記制御手段は、送信対象として記録された前記撮像データを、非送信対象として管理する場合、前記撮像データのファイル名および送信状態を関連付けて記録したファイルを削除する、または前記送信状態を送信完了に変更する、または前記送信状態を送信失敗にすることを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。
  5. 前記制御手段は、前記第二の外部装置と接続を確立した後、前記撮像手段によって撮像した場合、前記撮像手段によって撮像した撮像データを、送信対象として前記記録手段に記録し、
    前記制御手段は、前記操作手段によって第一の電源状態から前記第一の電源状態より電力消費の少ない第二の電源状態に遷移するよう操作を受け付けた場合、送信対象である前記撮像データを前記通信手段によって前記第二の外部装置へ送信するよう前記通信手段を制御する
    ことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  6. 前記制御手段は、前記第一の外部装置の識別情報を削除する場合、送信対象として記録された前記撮像データを、非送信対象として管理する
    ことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  7. 表示手段を有し、
    前記制御手段は、前記操作手段によって受け付けたユーザ操作に応じて前記第一の外部装置とは異なる第二の外部装置と前記通信手段によって接続を確立した場合、送信対象として記録された前記撮像データを、非送信対象として管理するか否かを確認する画面を表示するよう前記表示手段を制御する
    ことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  8. 表示手段を有し、
    前記制御手段は、識別情報が記録されている前記外部装置の一覧を前記表示手段によって表示する場合、最後に接続した前記外部装置を最も上に表示されるよう前記表示手段を制御する
    ことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  9. 前記第一の電源状態は電源オン状態であり、前記第二の電源状態は電源オフ状態であることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  10. 前記制御手段は、前記操作手段によって所定時間以上ユーザから操作を受け付けていないことに応じて前記第一の電源状態から第三の電源状態に遷移する場合、前記データを送信するよう前記通信手段を制御し、
    前記第三の電源状態は前記第一の電源状態より電力消費が少なく、前記第二の電源状態よりも電力消費が多い、
    ことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  11. 前記制御手段は、バッテリの残り容量が少ない状態では、前記操作手段によって前記第一の電源状態から前記第二の電源状態に遷移するよう操作を受け付けた場合でも、送信対象である前記撮像データを送信しないよう前記通信手段を制御する
    ことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  12. 前記制御手段は、所定の時刻または所定の場所であると判断した場合、送信対象である前記撮像データを前記第一の外部装置へ送信するよう前記通信手段を制御することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  13. 前記制御手段は、Bluetooth(登録商標)に準拠して前記通信手段を介して前記外部装置と接続する
    ことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  14. 前記識別情報はペアリング情報であることを特徴とする請求項13に記載の撮像装置。
  15. 外部装置と通信する通信手段と、
    ユーザ操作を受け付ける操作手段と、
    撮像手段と、
    記録手段と、を有する撮像装置の制御方法であって、
    前記通信手段を介して外部装置と接続を確立した場合、前記外部装置の識別情報を記録するステップと、
    前記外部装置の識別情報が記録されている状態において、前記撮像手段によって撮像した場合、前記撮像手段によって撮像した撮像データを、送信対象として前記記録手段に記録するステップと、
    前記操作手段によって第一の電源状態から前記第一の電源状態より電力消費の少ない第二の電源状態に遷移するよう操作を受け付けた場合、送信対象である前記撮像データを最後に前記通信手段によって接続した第一の外部装置へ送信するよう前記通信手段を制御するステップと、
    前記操作手段によって受け付けたユーザ操作に応じて前記第一の外部装置とは異なる第二の外部装置と前記通信手段によって接続を確立した場合、送信対象として記録された前記撮像データを、非送信対象として管理するステップと、
    を有することを特徴とする制御方法。
  16. コンピュータを請求項1から14のいずれか1項に記載の通信装置の各手段として機能させるための、コンピュータが読み取り可能なプログラム。
  17. 外部装置と通信する通信手段と、
    ユーザ操作を受け付ける操作手段と、
    撮像手段と、
    記録手段と、
    制御手段と、を有し、
    前記制御手段は、前記通信手段を介して外部装置と接続を確立した場合、前記外部装置の識別情報を記録し、
    前記制御手段は、前記外部装置の識別情報が記録されている状態において前記撮像手段によって撮像した場合、前記撮像手段によって撮像した撮像データを、送信対象として前記記録手段に記録し、
    前記制御手段は、前記操作手段によって第一の電源状態から前記第一の電源状態より電力消費の少ない第二の電源状態に遷移するよう操作を受け付けた場合、送信対象である前記撮像データを前記識別情報が示す外部装置へ送信するよう前記通信手段を制御し、
    前記識別情報が削除された場合、前記制御手段は、送信対象として記録された前記撮像データを、非送信対象として管理する
    ことを特徴とする撮像装置。
  18. 表示手段をさらに有し、
    前記識別情報が削除された場合、前記制御手段は、送信対象として記録された前記撮像データを、非送信対象として管理してもよいかを確認する画面を表示するよう前記表示手段を制御する
    ことを特徴とする請求項17に記載の撮像装置。
  19. 前記識別情報が示す外部装置と接続していない場合であっても、前記外部装置の識別情報が記録されている状態において前記撮像手段によって撮像した場合、前記制御手段は、前記撮像手段によって撮像した撮像データを、送信対象として前記記録手段に記録する
    ことを特徴とする請求項17に記載の撮像装置。
  20. 前記操作手段を介して、非送信対象として記録されている撮像データを送信対象に変更する指示を受け付ける
    ことを特徴とする請求項17に記載の撮像装置。
  21. 外部装置と通信する通信手段と、ユーザ操作を受け付ける操作手段と、撮像手段と、記録手段と、を有する撮像装置の制御方法であって、
    前記通信手段を介して外部装置と接続を確立した場合、前記外部装置の識別情報を記録するステップと、
    前記外部装置の識別情報が記録されている状態において前記撮像手段によって撮像した場合、前記撮像手段によって撮像した撮像データを、送信対象として前記記録手段に記録するステップと、
    前記操作手段によって第一の電源状態から前記第一の電源状態より電力消費の少ない第二の電源状態に遷移するよう操作を受け付けた場合、送信対象である前記撮像データを前記識別情報が示す外部装置へ送信するよう前記通信手段を制御するステップと、
    前記識別情報が削除された場合、送信対象として記録された前記撮像データを、非送信対象として管理するステップと
    を有する撮像装置の制御方法。
  22. コンピュータを請求項17から20のいずれか1項に記載の通信装置の各手段として機能させるための、コンピュータが読み取り可能なプログラム。
  23. 外部装置と通信する通信手段と、
    ユーザ操作を受け付ける操作手段と、
    撮像手段と、
    記録手段と、
    制御手段と、を有し、
    前記制御手段は、前記通信手段を介して外部装置と接続を確立した場合、前記外部装置の識別情報を記録し、
    前記制御手段は、前記外部装置の識別情報が記録されている状態において前記撮像手段によって撮像した場合、前記撮像手段によって撮像した撮像データを、送信対象として前記記録手段に記録し、
    前記制御手段は、前記操作手段によって第一の電源状態から前記第一の電源状態より電力消費の少ない第二の電源状態に遷移するよう操作を受け付けた場合、送信対象である前記撮像データを前記識別情報が示す外部装置へ送信するよう前記通信手段を制御し、
    前記識別情報が削除された後に前記識別情報が示す外部装置とは別の外部装置と接続を確立した場合、前記制御手段は、送信対象として記録された前記撮像データを、非送信対象として管理する
    ことを特徴とする撮像装置。
  24. 表示手段をさらに有し、
    前記識別情報が削除された場合、前記制御手段は、送信対象として記録された前記撮像データを、非送信対象として管理してもよいかを確認する画面を表示するよう前記表示手段を制御する
    ことを特徴とする請求項23に記載の撮像装置。
  25. 前記識別情報が示す外部装置と接続していない場合であっても、前記外部装置の識別情報が記録されている状態において前記撮像手段によって撮像した場合、前記制御手段は、前記撮像手段によって撮像した撮像データを、送信対象として前記記録手段に記録する
    ことを特徴とする請求項23に記載の撮像装置。
  26. 前記操作手段を介して、非送信対象として記録されている撮像データを送信対象に変更する指示を受け付ける
    ことを特徴とする請求項23に記載の撮像装置。
  27. 外部装置と通信する通信手段と、ユーザ操作を受け付ける操作手段と、撮像手段と、記録手段と、を有する撮像装置の制御方法であって、
    前記通信手段を介して外部装置と接続を確立した場合、前記外部装置の識別情報を記録するステップと、
    前記外部装置の識別情報が記録されている状態において前記撮像手段によって撮像した場合、前記撮像手段によって撮像した撮像データを、送信対象として前記記録手段に記録するステップと、
    前記操作手段によって第一の電源状態から前記第一の電源状態より電力消費の少ない第二の電源状態に遷移するよう操作を受け付けた場合、送信対象である前記撮像データを前記識別情報が示す外部装置へ送信するよう前記通信手段を制御するステップと、
    前記識別情報が削除された後に前記識別情報が示す外部装置とは別の外部装置と接続を確立した場合、送信対象として記録された前記撮像データを、非送信対象として管理するステップと
    を有する撮像装置の制御方法。
  28. コンピュータを請求項23から26のいずれか1項に記載の通信装置の各手段として機能させるための、コンピュータが読み取り可能なプログラム。
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