JP7327150B2 - ガラス体の製造方法及びガラス体の製造装置 - Google Patents
ガラス体の製造方法及びガラス体の製造装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7327150B2 JP7327150B2 JP2019232718A JP2019232718A JP7327150B2 JP 7327150 B2 JP7327150 B2 JP 7327150B2 JP 2019232718 A JP2019232718 A JP 2019232718A JP 2019232718 A JP2019232718 A JP 2019232718A JP 7327150 B2 JP7327150 B2 JP 7327150B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cavity
- casting mold
- glass
- glass body
- manufacturing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Landscapes
- Glass Compositions (AREA)
Description
この方法によれば、鋳込型に所定の振動力を安定して伝達させることができる。
上記ガラス体の製造方法において、前記鋳込型のキャビティの形状は、縦長直方体形状であってもよい。
上記ガラス体の製造方法において、前記鋳込型は、前記キャビティの内底面を有する底面部材を備え、前記底面部材は、前記キャビティの前記開口まで移動可能に構成されていることが好ましい。
上記ガラス体の製造方法において、前記鋳込型のキャビティは、カーボンから構成された内面を有することが好ましい。
鋳込型本体15は、キャビティ14の内周面14aを有する周面部材17と、キャビティ14の内底面14bを有する底面部材18とを備えている。鋳込型本体15の底面部材18は、キャビティ14の開口まで移動可能に構成されている。詳述すると、周面部材17は、底面部材18が挿入される筒状部17aと、筒状部17a内に配置された底面部材18を支持する支持部17bとを有している。底面部材18は、筒状部17aの内周面14aに案内されながら、筒状部17a内を上下に移動可能である。このように筒状部17a内に配置された底面部材18を下降させることで、キャビティ14の容量を増大させることができる。底面部材18は、周面部材17の支持部17bで支持されることで底面部材18の下端位置が規制される。周面部材17の支持部17bの形状は、第1貫通孔H1を有する板状であるが、例えば、筒状部17aの下端部から筒状部17a内に向かって突出する突出形状であってもよい。鋳込型本体15のキャビティ14は、カーボンから構成された内面、すなわち内周面14a及び内底面14bを有することが好ましい。なお、本実施形態では、鋳込型本体15全体がカーボンにより構成されている場合を例示する。
図2及び図3に示すように、ガラス体を製造するには、まず、溶融したガラスG1を供給する供給ノズルNの下方にガラス体の製造装置11を配置する。詳述すると、供給ノズルNから流下するガラスG1が、鋳込型12のキャビティ14の上面視でキャビティ14の中央側となる位置に供給されるようにガラス体の製造装置11を配置する。また、鋳込型本体15の底面部材18をキャビティ14の開口側、すなわち周面部材17の上端側となる位置に配置するように、昇降装置23の軸状部材24の上端位置を設定する。
(1)ガラス体G3の製造方法は、鋳込み成形法によりガラス体G3を製造する方法であり、上方に開口するキャビティ14の開口から鋳込型12のキャビティ14内に溶融したガラスG1を流し込む工程と、鋳込型12のキャビティ14内で成形されてなるガラス体G2を取り出す工程とを備えている。ガラスG1を流し込む工程では、加振装置13により鋳込型12を上下方向及び水平方向を含む方向に沿って振動させる。
(3)加振装置13は、鋳込型12を載置する載置部19と、載置部19の下方に設けられる加振部20と、載置部19と加振部20とを連結する柱状部材21とを備えている。
本実施形態は、以下のように変更して実施することができる。本実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・ガラス体G2を取り出す工程において、押圧部材26の代わりに昇降装置23の軸状部材24を用いてもよい。
・加振装置13の載置部19及び柱状部材21を省略し、加振部20の取付部20b上に鋳込型12を載置してもよい。
・ガラス体G2及びガラス体G3の形状は、鋳込型12から取り出すことのできる形状であればよく、例えば、凹凸部を有する形状であってもよい。
Claims (15)
- 上方に開口するキャビティを有する鋳込型の前記開口から前記鋳込型のキャビティ内に溶融したガラスを流し込む工程と、
前記鋳込型のキャビティ内で成形されてなるガラス体を取り出す工程と、を備える鋳込み成形法によりガラス体を製造するガラス体の製造方法であって、
前記鋳込型は、前記キャビティの内底面を有する底面部材を備え、
前記底面部材は、前記キャビティの前記開口まで移動可能に構成されており、
前記ガラスを流し込む工程では、加振装置により前記鋳込型を上下方向及び水平方向を含む方向に沿って振動させる、ガラス体の製造方法。 - 前記加振装置は、振動モーターを備える、請求項1に記載のガラス体の製造方法。
- 前記加振装置は、鋳込型を載置する載置部と、前記載置部の下方に設けられる加振部と、前記載置部と前記加振部とを連結する柱状部材と、を備える、請求項1又は請求項2に記載のガラス体の製造方法。
- 前記鋳込型のキャビティの形状は、上下方向に延びる柱状である、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のガラス体の製造方法。
- 前記鋳込型のキャビティの形状は、縦長直方体形状である、請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のガラス体の製造方法。
- 前記鋳込型は、前記キャビティの内面を有する鋳込型本体と、前記鋳込型本体を保温する保温材とを備え、前記保温材は、前記鋳込型本体の外周面のうち、上面視で前記キャビティの短辺側となる外周面のみに設けられる、請求項5に記載のガラス体の製造方法。
- 前記ガラスを流し込む工程では、前記キャビティの内面を有する鋳込型本体の外周面のうち、上面視で前記キャビティの長辺側の外周面に冷風又は冷却液を接触させる、請求項5又は請求項6に記載のガラス体の製造方法。
- 前記ガラスを流し込む工程では、前記鋳込型のキャビティ内に流入した前記ガラスの流入量の増加に応じて前記底面部材を下降させることで、前記キャビティの容量を増大させる、請求項1から請求項7のいずれか一項に記載のガラス体の製造方法。
- 前記ガラスを取り出す工程では、前記底面部材を前記キャビティの前記開口に向けて移動させることで前記キャビティ内のガラスを押し出す、請求項1から請求項8のいずれか一項に記載のガラス体の製造方法。
- 前記鋳込型のキャビティは、カーボンから構成された内面を有する、請求項1から請求項9のいずれか一項に記載のガラス体の製造方法。
- 上方に開口するキャビティを有する鋳込型の前記開口から前記鋳込型のキャビティ内に溶融したガラスを流し込む工程と、
前記鋳込型のキャビティ内で成形されてなるガラス体を取り出す工程と、を備える鋳込み成形法によりガラス体を製造するガラス体の製造方法であって、
前記鋳込型のキャビティの形状は、縦長直方体形状であり、
前記鋳込型は、前記キャビティの内面を有する鋳込型本体と、前記鋳込型本体を保温する保温材とを備え、
前記保温材は、前記鋳込型本体の外周面のうち、上面視で前記キャビティの短辺側となる外周面のみに設けられ、
前記ガラスを流し込む工程では、加振装置により前記鋳込型を上下方向及び水平方向を含む方向に沿って振動させる、ガラス体の製造方法。 - 前記ガラスを流し込む工程では、前記キャビティの内面を有する鋳込型本体の外周面のうち、上面視で前記キャビティの長辺側の外周面に冷風又は冷却液を接触させる、請求項11に記載のガラス体の製造方法。
- インゴット状のガラス体を製造するためのガラス体の製造装置であって、
上方に開口するキャビティを有し、前記開口から前記キャビティ内に供給される溶融ガラスを受け入れる鋳込型と、
前記鋳込型を上下方向及び水平方向を含む方向に沿って振動させる加振装置と、を備え、
前記鋳込型は、前記キャビティの内底面を有する底面部材を備え、
前記底面部材は、前記キャビティの前記開口まで移動可能に構成されている、ガラス体の製造装置。 - インゴット状のガラス体を製造するためのガラス体の製造装置であって、
上方に開口するキャビティを有し、前記開口から前記キャビティ内に供給される溶融ガラスを受け入れる鋳込型と、
前記鋳込型を上下方向及び水平方向を含む方向に沿って振動させる加振装置と、を備え、
前記鋳込型のキャビティの形状は、縦長直方体形状であり、
前記鋳込型は、前記キャビティの内面を有する鋳込型本体と、前記鋳込型本体を保温する保温材とを備え、
前記保温材は、前記鋳込型本体の外周面のうち、上面視で前記キャビティの短辺側となる外周面のみに設けられている、ガラス体の製造装置。 - 前記キャビティの内面を有する鋳込型本体の外周面のうち、上面視で前記キャビティの長辺側の外周面に冷風又は冷却液を接触させる、請求項14に記載のガラス体の製造装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019232718A JP7327150B2 (ja) | 2019-12-24 | 2019-12-24 | ガラス体の製造方法及びガラス体の製造装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019232718A JP7327150B2 (ja) | 2019-12-24 | 2019-12-24 | ガラス体の製造方法及びガラス体の製造装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2021100894A JP2021100894A (ja) | 2021-07-08 |
JP7327150B2 true JP7327150B2 (ja) | 2023-08-16 |
Family
ID=76651230
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019232718A Active JP7327150B2 (ja) | 2019-12-24 | 2019-12-24 | ガラス体の製造方法及びガラス体の製造装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7327150B2 (ja) |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006520311A (ja) | 2003-02-25 | 2006-09-07 | ショット アクチエンゲゼルシャフト | 抗微生物作用ホウケイ酸ガラス |
WO2013018484A1 (ja) | 2011-07-29 | 2013-02-07 | コニカミノルタアドバンストレイヤー株式会社 | ガラス成形体の製造方法 |
JP2015209364A (ja) | 2014-04-28 | 2015-11-24 | 日本電気硝子株式会社 | ガラス物品の製造方法 |
CN106746512A (zh) | 2016-12-21 | 2017-05-31 | 江苏省冶金设计院有限公司 | 一种微晶玻璃基体成型的装置和利用该装置成型的方法 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5051516A (ja) * | 1973-09-08 | 1975-05-08 | ||
JPS5350218A (en) * | 1976-10-19 | 1978-05-08 | Hoya Glass Works Ltd | Melted lowwviscosity glass gob molding process and apparatus for said purpose |
JPS5860638A (ja) * | 1981-10-01 | 1983-04-11 | Asahi Glass Co Ltd | 螢光灯用ガラス |
JPH05132323A (ja) * | 1991-11-08 | 1993-05-28 | Olympus Optical Co Ltd | ガラスロツド成形装置 |
-
2019
- 2019-12-24 JP JP2019232718A patent/JP7327150B2/ja active Active
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006520311A (ja) | 2003-02-25 | 2006-09-07 | ショット アクチエンゲゼルシャフト | 抗微生物作用ホウケイ酸ガラス |
WO2013018484A1 (ja) | 2011-07-29 | 2013-02-07 | コニカミノルタアドバンストレイヤー株式会社 | ガラス成形体の製造方法 |
JP2015209364A (ja) | 2014-04-28 | 2015-11-24 | 日本電気硝子株式会社 | ガラス物品の製造方法 |
CN106746512A (zh) | 2016-12-21 | 2017-05-31 | 江苏省冶金设计院有限公司 | 一种微晶玻璃基体成型的装置和利用该装置成型的方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2021100894A (ja) | 2021-07-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP7154483B2 (ja) | ガラス物品の製造方法及び製造装置 | |
JP2007197303A (ja) | 板ガラス成形装置搭載用耐火物成形体の成形方法、耐火物成形体、及び板ガラス成形方法と板ガラス | |
WO1999051534A1 (fr) | Four et procede d'etirage de fil de fibre optique | |
JP7327150B2 (ja) | ガラス体の製造方法及びガラス体の製造装置 | |
TWI709540B (zh) | 玻璃管製造設備,及用於其之鐘形件定位設備和方法 | |
JP4994576B2 (ja) | シリカガラスルツボ | |
KR20140140094A (ko) | 유리 제조 공정에서의 성형체의 열 디커플링을 위한 장치 | |
KR20080047506A (ko) | 판유리 성형장치 탑재용 내화물 성형체의 성형방법, 내화물성형체, 판유리 성형방법, 및 판유리 | |
JP6675850B2 (ja) | ガラス基板の製造方法およびガラス基板の製造装置 | |
WO2018211975A1 (ja) | ガラス物品の製造方法及び溶融炉 | |
JP6115466B2 (ja) | フロート板ガラスの製造方法 | |
JP7276345B2 (ja) | ガラス物品の製造装置及び製造方法 | |
KR101199529B1 (ko) | 용융유리 정량토출 장치 및 이를 이용한 용융유리 정량토출 방법 | |
JP6722021B2 (ja) | ガラス基板の製造方法、およびガラス熔解装置 | |
KR20200084900A (ko) | 열 차폐부를 포함하는 유리 제조 장치 및 방법들 | |
WO2020246275A1 (ja) | ガラス板製造装置及びガラス板製造方法 | |
JP2008094644A (ja) | ガラスの製造方法およびガラス成形装置 | |
JP6364950B2 (ja) | ガラス材の製造方法及びガラス材の製造装置 | |
JP5981570B2 (ja) | ガラス基板の製造方法 | |
US8627685B2 (en) | Method for melting at least one powdered mineral material | |
US3880634A (en) | Method and apparatus for producing tubing from short glasses | |
JP2018111645A (ja) | ガラス材の製造方法及びガラス材の製造装置 | |
ES2276866T3 (es) | Tubo refractario para la formacion de masas gutiformes de vidrio fundido. | |
CN106746514A (zh) | 玻璃无挤压的制作方法 | |
JP2024081128A (ja) | ガラス物品の製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20220913 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20230407 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20230523 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20230616 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20230704 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20230717 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7327150 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |