JP7327087B2 - 印刷装置及び印刷プログラム - Google Patents

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Description

本発明は、印刷装置及び印刷プログラムに関する。
特許文献1には、印刷指示を受け付ける受付手段と、用紙収容部に対して設定されている用紙サイズを設定情報として記憶する記憶手段と、前記受付手段により受付けられた印刷指示において指定された用紙収容部に対して設定されている用紙サイズの情報を、前記記憶手段に記憶されている設定情報から取得し、取得した用紙サイズと、前記印刷指示において指定された用紙サイズとが異なる場合、前記印刷指示において指定されている用紙サイズを用いて印刷処理が実行されるよう制御する印刷制御手段と、を備えた印刷装置が開示されている。
特開2017-208800号公報
ところで、特殊且つ多様なサイズの帳票用の印刷媒体へ印刷を行う場合、ユーザは、複数あるドライバのうち、選択可能な初期設定された印刷媒体の設定サイズが少ないドライバを使用して印刷を実行することがある。ここでユーザは、個々の帳票用の印刷媒体のサイズをドライバに設定しそれを指定して印刷を実行する必要があるが、手間がかかるため、正確なサイズを設定せず、実際とは異なるサイズを指定して印刷を実行しがちである。このような場合、印刷ジョブで指定された印刷媒体の大きさと供給された帳票用の印刷媒体の大きさとが異なっていても、その相違をユーザが自覚の上で開始した印刷ジョブであるため、中断せずに継続させる方が利便性が高い。
本発明の課題は、印刷を継続させることを優先したいであろう印刷ジョブを判断し、そのような印刷ジョブについては、不一致状態が発生しても印刷ジョブの実行を中断せずに継続することができる印刷装置を提供することにある。
第1態様は、プロセッサを備え、前記プロセッサは、第一のドライバと、該第一のドライバよりもユーザが選択可能な初期設定された印刷媒体の設定サイズが少ない第二のドライバと、から印刷ジョブを受け付け、いずれのドライバから受け付けた印刷ジョブであるかを判断し、前記第一のドライバから受け付けた印刷ジョブの実行において、該印刷ジョブによって指定された印刷媒体の大きさと、前記印刷ジョブの実行中に供給部から供給された印刷媒体の大きさとが異なる不一致状態が発生した場合に、前記印刷ジョブの実行を中断する中断制御を行い、前記第二のドライバから受け付けた印刷ジョブの実行において、前記不一致状態が発生した場合には、前記印刷ジョブの実行を継続する継続制御を行う印刷装置である。
第2態様は、前記プロセッサは、前記第二のドライバから受け付けた印刷ジョブの実行において、該印刷ジョブに含まれるページ数が予め定められたページ数以上であって、前記不一致状態が発生した場合に、前記中断制御を行い、前記第二のドライバから受け付けた印刷ジョブの実行において、該印刷ジョブに含まれるページ数が予め定められたページ数未満であって、前記不一致状態が発生した場合に、前記継続制御を行う第1態様に係る印刷装置である。
第3態様は、前記予め定められたページ数は、2ページである第2態様に係る印刷装置である。
第4態様は、前記プロセッサは、前記第二のドライバから受け付けた印刷ジョブの実行において、該印刷ジョブに含まれるページ数が複数ページであって、追加条件を満たさず、前記不一致状態が発生した場合に、前記中断制御を行い、前記第二のドライバから受け付けた印刷ジョブの実行において、該印刷ジョブに含まれるページ数が複数ページであって、前記追加条件を満たし、前記不一致状態が発生した場合に、前記継続制御を行う第1態様に係る印刷装置である。
第5態様は、前記追加条件は、ドライバから白黒及び文字印刷の指定があり、且つ回転及び拡縮のいずれの指定もないことである第4態様に係る印刷装置である。
第6態様は、前記追加条件は、前記印刷ジョブの実行中に供給部から供給された印刷媒体の大きさが、予め記憶されている大きさと一致することである第4態様に係る印刷装置である。
第7態様は、前記プロセッサは、前記第二のドライバから受け付けた印刷ジョブの実行において、該印刷ジョブに含まれるページ数が2ページ以上Nページ(N≧2)以下である場合に第一の追加条件を満たさずに、前記不一致状態が発生した場合に、前記中断制御を行い、前記第二のドライバから受け付けた印刷ジョブの実行において、該印刷ジョブに含まれるページ数が2ページ以上Nページ(N≧2)以下である場合に第一の追加条件を満たし、前記不一致状態が発生した場合に、前記継続制御を行い、前記第二のドライバから受け付けた印刷ジョブの実行において、該印刷ジョブに含まれるページ数がN+1以上である場合に、前記第一の追加条件及び第二の追加条件の少なくとも一方を満たさずに、前記不一致状態が発生した場合に、前記中断制御を行い、前記第二のドライバから受け付けた印刷ジョブの実行において、該印刷ジョブに含まれるページ数がN+1以上である場合に、前記第一の追加条件に加えて前記第二の追加条件を満たし、前記不一致状態が発生した場合に、前記継続制御を行う、第4態様に係る印刷装置である。
第8態様は、前記第二の追加条件は、前記印刷ジョブの実行中に供給部から供給された印刷媒体の大きさが、予め記憶されている大きさと一致することである第7態様に係る印刷装置である。
第9態様は、前記プロセッサは、前記第二のドライバから受け付けた印刷ジョブの実行において、該印刷ジョブが前記供給部を指定した印刷ジョブであって、前記不一致状態が発生した場合に、前記継続制御を行う第1態様に係る印刷装置である。
第10態様は、プロセッサを備え、前記プロセッサは、第一のドライバと、該第一のドライバよりもユーザが追加で設定可能な印刷媒体のサイズの数が多い第二のドライバと、から印刷ジョブを受け付け、いずれのドライバから受け付けた印刷ジョブであるかを判断し、前記第一のドライバから受け付けた印刷ジョブの実行において、該印刷ジョブによって指定された印刷媒体の大きさと、前記印刷ジョブの実行中に供給部から供給された印刷媒体の大きさとが異なる不一致状態が発生した場合に、前記印刷ジョブの実行を中断する中断制御を行い、前記第二のドライバから受け付けた印刷ジョブの実行において、前記不一致状態が発生した場合には、前記印刷ジョブの実行を継続する継続制御を行う印刷装置である。
第11態様は、コンピュータに、第一のドライバと、該第一のドライバよりもユーザが選択可能な初期設定された設定サイズが少ない第二のドライバと、から印刷ジョブを受け付け、いずれのドライバから受け付けた印刷ジョブであるかを判断し、前記第一のドライバから受け付けた印刷ジョブの実行において、該印刷ジョブによって指定された印刷媒体の大きさと、前記印刷ジョブの実行中に供給部から供給された印刷媒体の大きさとが異なる不一致状態が発生した場合に、前記印刷ジョブの実行を中断する中断制御を行い、前記第二のドライバから受け付けた印刷ジョブの実行において、前記不一致状態が発生した場合には、前記印刷ジョブの実行を継続する継続制御を行う処理を実行させるための印刷プログラム。
第1態様の構成によれば、印刷を継続させることを優先したいであろう印刷ジョブを判断し、そのような印刷ジョブについては、不一致状態が発生しても印刷ジョブの実行を中断せずに継続することができる。
第2態様の構成によれば、印刷ジョブに含まれるページ数に関係なく、継続制御を行う構成に比べ、誤印刷のページ数が低減される。
第3態様の構成によれば、印刷ジョブに含まれるページ数が2ページ以上である場合にも継続制御を行う構成に比べ、誤印刷のページ数が低減される。
第4態様の構成によれば、印刷ジョブに含まれるページ数が複数ページであって、追加条件を満たさない場合にも、継続制御を行う構成に比べ、誤印刷のページ数が低減される。
第5態様の構成によれば、印刷を継続させることを優先したいであろう印刷ジョブであることの判断の精度を、ドライバから指定可能な他の設定値を用いる場合に比べ、高められる。
第6態様の構成によれば、供給部から供給された印刷媒体が帳票用の印刷媒体である可能性の高さを判断できる。
第7態様の構成によれば、印刷ジョブに含まれるページ数がN+1以上である場合において、第一の追加条件のみを満たす場合にも、継続制御を行う構成に比べ、誤印刷のページ数が低減される。
第8態様の構成によれば、第二の追加条件が、ドライバから白黒及び文字印刷の指定があり、且つ回転及び拡縮のいずれの指定もないことである構成に比べ、誤印刷が抑制される。
第9態様の構成によれば、印刷ジョブが供給部を指定していない印刷ジョブである場合にも、継続制御を行う構成に比べ、誤印刷が抑制される。
第10態様の構成によれば、印刷を継続させることを優先したいであろう印刷ジョブを判断し、そのような印刷ジョブについては、不一致状態が発生しても印刷ジョブの実行を中断せずに継続することができる。
第1実施形態に係る印刷装置の構成を示す概略図である。 第1実施形態に係る制御装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 第1実施形態に係る制御装置の機能構成の例を示すブロック図である。 第1実施形態に係る制御装置による印刷処理の流れを示すフローチャートである。 第1実施形態の変形例に係る制御装置による印刷処理の流れを示すフローチャートである。 第2実施形態に係る制御装置による印刷処理の流れを示すフローチャートである。 第2実施形態の変形例に係る制御装置による印刷処理の流れを示すフローチャートである。 第3実施形態に係る制御装置による印刷処理の流れを示すフローチャートである。 第4実施形態に係る制御装置による印刷処理の流れを示すフローチャートである。 第5実施形態に係る制御装置による印刷処理の流れを示すフローチャートである。
以下に、本発明に係る実施形態の一例を図面に基づき説明する。
《第1実施形態》
(印刷装置10)
まず、本実施形態に係る印刷装置10の構成を説明する。図1は、本実施形態に係る印刷装置10の構成を示す概略図である。
印刷装置10は、用紙P等の印刷媒体に画像を印刷する「印刷装置」の一例である。具体的には、印刷装置10は、取得した印刷ジョブに基づき、印刷媒体に画像を印刷する。印刷ジョブとは、一回の印刷指示によって指示される印刷動作の処理単位をいう。なお、印刷装置10は、印刷媒体に画像を形成する画像形成装置の一例でもある。
印刷装置10は、さらに具体的には、図1に示されるように、収容部21、22、23と、印刷部30と、排出部71、72と、第一検知部41と、第二検知部42と、制御装置50と、を有している。なお、以下の説明では、印刷装置10が印刷する対象である印刷媒体を、具体化して「用紙」と称する場合がある。
(収容部21、22、23)
収容部21、22、23は、「供給部」の一例である。収容部21、22、23は、印刷部30へ供給される用紙Pを収容する機能を有している。収容部21、22、23は、具体的には、例えば、用紙Pが積載されて該用紙Pを収容する収容トレイで構成される。なお、収容部21、22、23は、この順で、用紙Pを収容可能な枚数が多くなっている。
収容部21、22、23には、用紙Pの両側の側端に接触して、用紙Pの幅方向に用紙Pを位置決めする一対の位置決め部29が設けられている。用紙Pの幅方向とは、用紙Pが搬送される搬送方向に対して交差する交差方向(図1の紙面の奥行方向)である。なお、図1では、一対の位置決め部29のうち、一方側(具体的には図1の紙面奥側)に配置された位置決め部29のみを図示している。また、収容部は、2つが印刷装置10に備えられた構成であってもよいし、4つ以上が印刷装置10に備えられた構成であってもよい。
(搬送部24)
搬送部24は、収容部21、22、23に収容された用紙Pを印刷部30に搬送する機能を有している。具体的には、搬送部24は、例えば、収容部21、22、23の各々から用紙Pを送り出す送出ロール25と、収容部21、22、23から印刷部30までの搬送経路27に沿って複数配置された搬送ロール対26と、を有している。
搬送部24では、送出ロール25が収容部21、22、23のいずれかから用紙Pを送り出し、該用紙Pを複数の搬送ロール対26が印刷部30へ搬送することで、用紙Pが印刷部30へ供給される。なお、搬送部24は、例えば、収容部21、22、23のうち、印刷ジョブにおいて指定された収容部から用紙Pを送り出して、該用紙Pを印刷部30へ供給する。
(印刷部30)
印刷部30は、画像を用紙Pに印刷する機能を有している。具体的には、印刷部30は、電子写真式により画像を用紙Pに印刷する。さらに具体的には、印刷部30は、帯電、露光、現像、転写、及び定着の各工程を経て画像を用紙Pに印刷、すなわち、画像を形成する。したがって、印刷部30は、画像を用紙Pに形成する画像形成部でもある。なお、印刷部30は、用紙Pを反転して搬送し、用紙Pの両面に画像を印刷する機能を有している。
(排出部71、72)
排出部71、72は、印刷された用紙Pが排出される部分である。排出部71、72は、上下に配置されている。具体的には、排出部72が、排出部71に対する下側に配置されている。なお、排出部71、72のうち、印刷ジョブにおいて指定された排出部へ用紙Pが排出される。
(第一検知部41)
第一検知部41は、用紙Pの前端と後端を検知する検知部である。この第一検知部41は、収容部21、22、23に対する搬送方向下流側であって、印刷部30に対する搬送方向上流側の予め定められた基準位置に配置されている。第一検知部41では、収容部21、22、23から印刷部30へ供給される用紙Pの前端と後端を基準位置にて検知する。第一検知部41は、例えば、基準位置において発光する透過型の光センサで構成されている。なお、第一検知部41の検知結果は、後述するように、用紙長さ(すなわち、用紙Pの搬送方向に沿った寸法)を検出するために用いられる。
(第二検知部42)
第二検知部42は、収容部21、22、23の各々に設けられている。第二検知部42の各々は、収容部21、22、23の各々における一対の位置決め部29の位置を検知する検知部である。第二検知部42は、例えば、光センサ等を用いた位置センサで構成されている。なお、第二検知部42の検知結果は、後述するように、用紙Pの用紙幅(すなわち、用紙Pの幅方向に沿った寸法)を検出するために用いられる。
(制御装置50)
制御装置50は、印刷装置10の各部の動作を制御する装置である。図2には、制御装置50のハードウェア構成を示すブロック図が示されている。
図2に示されるように、制御装置50は、コンピュータとしての機能を備え、CPU(Central Processing Unit:プロセッサ)51、ROM(Read Only Memory)52、RAM(Random Access Memory)53、ストレージ54、ユーザインタフェース55、通信インタフェース56及びI/O部57を有している。制御装置50の各部は、バス59を介して相互に通信可能に接続されている。
CPU51は、中央演算処理ユニットであり、各種プログラムを実行したり、各部を制御したりする。すなわち、CPU51は、ROM52又はストレージ54からプログラムを読み出し、RAM53を作業領域としてプログラムを実行する。CPU51は、ROM52又はストレージ54に記録されているプログラムに従って、印刷装置10の各部の制御および各種の演算処理を行う。
ROM52は、各種プログラムおよび各種データを格納する。RAM53は、作業領域として一時的にプログラム又はデータを記憶する。ストレージ54は、HDD(Hard Disk Drive)又はSSD(Solid State Drive)により構成され、オペレーティングシステムを含む各種プログラム、および各種データを格納する。
ユーザインタフェース55は、印刷装置10の使用者としてのユーザが印刷装置10を使用する際のインタフェースである。ユーザインタフェース55は、例えば、ボタンやタッチパネル等の入力部及び液晶ディスプレイ等の表示部を有している。
通信インタフェース56は、パソコン等のユーザ端末と通信するためのインタフェースである。通信インタフェース56の通信方式としては、有線又は無線が用いられる。通信インタフェース56の通信規格としては、例えば、イーサネット(登録商標)、FDDI、Wi-Fi(登録商標)等が用いられる。I/O部57は、CPU51を印刷装置10の各部と接続する。
上記のプログラムを実行する際に、制御装置50は、上記のハードウェア資源を用いて、各種の機能を実現する。制御装置50が実現する機能構成について説明する。図3は、制御装置50の機能構成の例を示すブロック図である。
図3に示されるように、制御装置50は、機能構成として、受付部50Aと、検出部50Bと、制御部50Cと、を有している。各機能構成は、CPU51がROM52又はストレージ54に記憶された印刷プログラムを読み出し、実行することにより実現される。
受付部50Aは、第一のドライバ(以下、「定形サイズ用ドライバ」という)と、該定形サイズ用ドライバよりもユーザが選択可能な初期設定された印刷媒体の設定サイズが少ない第二のドライバ(以下、「帳票用ドライバ」という)と、から印刷ジョブを受け付ける。印刷ジョブにおいて、用紙サイズ、印刷ページ数、用紙Pが送り出される収容部、及び用紙Pが排出される排出部などが指定される。受付部50Aは、印刷ジョブに関する印刷情報として、印刷ジョブにおいて指定された用紙サイズ、印刷ページ数、収容部及び排出部などの情報を受け付ける。
本実施形態では、印刷ジョブは、一例として、通信インタフェース56により通信可能なユーザ端末を通じた印刷指示によって入力され、当該印刷ジョブを受付部50Aが受け付ける。
定形サイズ用ドライバ及び帳票用ドライバは、ユーザ端末にインストールされたプリンタドライバである。定形サイズ用ドライバは、主に、定形サイズの用紙P等の印刷媒体に印刷する場合に選択される。帳票用ドライバは、主に、不定形サイズである帳票用の印刷媒体に印刷する場合に選択される。
帳票用ドライバは、不定形サイズの帳票用の印刷媒体に印刷する場合に選択されることが想定しているため、ユーザが選択可能な初期設定された印刷媒体の設定サイズ(具体的には定形サイズ)が、定形サイズ用ドライバよりも少なくなっている。また、帳票用ドライバは、ユーザが追加で設定可能な印刷媒体のサイズの数が、定形サイズ用ドライバよりも多くなっている。
一方、定形サイズ用ドライバは、定形サイズの用紙P等の印刷媒体に印刷する場合に選択されることが想定されているため、ユーザが選択可能な初期設定された印刷媒体の設定サイズが、帳票用ドライバよりも多くなっている。また、定形サイズ用ドライバは、ユーザが追加で設定可能な印刷媒体のサイズの数が、帳票用ドライバよりも少なくなっている。
なお、不定形サイズの帳票用の印刷媒体などのドライバにおいて選択できないサイズに印刷する場合では、当該サイズに近いサイズが、印刷ジョブにおいて指定される。
ここで、帳票は、金銭や物品、役務の取引や出入りを、予め定められた形式の印刷媒体に印刷したものである。当該帳票は、例えば、官公庁及び自治体等で使用され、帳票としては、例えば、土地家屋税納付書などがある。また、帳票において印刷される情報は、取引先、出入り先などに固有の情報であるため、全く同じものを一度に複数ページに印刷するケースは少なく、1ページで印刷するケースが多い。以下、帳票用の印刷媒体に印刷することを「帳票印刷」と称する場合がある。
検出部50Bは、印刷ジョブの実行中に収容部21、22、23から供給された用紙Pの用紙サイズを検出する。検出部50Bは、具体的には、収容部21、22、23から送り出された用紙Pの用紙サイズを、以下のように検出する。なお、用紙サイズは、「印刷媒体の大きさ」の一例である。
検出部50Bは、第一検知部41が検出した検出結果に基づき、用紙長さ(すなわち、用紙Pの搬送方向に沿った寸法)を検出する。具体的には、検出部50Bでは、第一検知部41が検出した用紙Pの前端及び後端の通過時刻から求めた用紙Pの通過時間に、用紙Pの搬送速度を乗じた値を、用紙長さとして検出する。
さらに、検出部50Bは、第二検知部42が検出した検出結果に基づき、用紙Pの用紙幅(すなわち、用紙Pの幅方向に沿った寸法)を検出する。具体的には、検出部50Bは、用紙Pが送り出された収容部に設けられた第二検知部42が検知した一対の位置決め部29の位置から求めた距離を、用紙Pの用紙幅(すなわち、用紙Pの幅方向に沿った寸法)として検出する。そして、検出部50Bは、検出した用紙長さと用紙幅とから用紙サイズを検出する。
制御部50Cは、いずれのドライバから受け付けた印刷ジョブであるかを判断し、定形サイズ用ドライバから受け付けた印刷ジョブの実行において、該印刷ジョブによって指定された印刷媒体のサイズと、印刷ジョブの実行中に収容部21、22、23から供給された印刷媒体のサイズとが異なる不一致状態(以下、「ミスマッチ状態」という)が発生した場合に、印刷ジョブの実行を中断する中断制御(以下、単に「中断制御」という)を行う。
さらに、制御部50Cは、帳票用ドライバから受け付けた印刷ジョブの実行において、ミスマッチ状態が発生した場合には、印刷ジョブの実行を継続する継続制御(以下、単に「継続制御」という)を行う。
(制御装置50の作用)
次に、制御装置50の作用について説明する。図4は、制御装置50による印刷処理の流れを示すフローチャートである。
CPU51がROM52又はストレージ54から印刷プログラムを読み出して実行することにより、印刷処理が行なわれる。
CPU51は、印刷ジョブを取得すると、図4に示されるように、印刷ジョブの実行を開始する(ステップS102)。すなわち、CPU51は、印刷ジョブを取得すると、印刷装置10の各部を動作させる。これにより、搬送部24が、印刷ジョブによって指定された収容部21、22、23のいずれかから、用紙Pを印刷部30へ向けて供給する。第一検知部41は、印刷部30へ向けて供給された用紙Pの前端と後端を検知する。また、第二検知部42の各々は、収容部21、22、23の各々における一対の位置決め部29の位置を検知する。これらの検知結果から、CPU51は、前述のように、用紙サイズを検出する。
次に、CPU51は、ミスマッチ状態が発生したか否かを判断する(ステップS104)。ミスマッチ状態とは、前述のように、印刷ジョブによって指定された用紙サイズと、印刷ジョブの実行中に収容部21、22、23から供給された用紙Pの用紙サイズとが異なる不一致状態である。
CPU51は、ステップS104にて、ミスマッチ状態が発生したと判断した場合にステップS106に移行し、ミスマッチ状態が発生していないと判断した場合には、ステップS112に移行する。
ステップS106では、CPU51は、帳票用ドライバから印刷ジョブを受け付けたか否かを判断する。CPU51は、ステップS106にて、帳票用ドライバから印刷ジョブを受け付けたと判断した場合に、印刷ジョブの実行を継続する継続制御を行い(ステップS108)、ステップS112へ移行する。
一方、CPU51は、ステップS106にて、帳票用ドライバから印刷ジョブを受け付けていないと判断した場合には、定形サイズ用ドライバから受け付けた印刷ジョブの実行においてミスマッチ状態が発生したものとして、印刷ジョブの実行を中断する中断制御を行い、印刷処理を終了する(ステップS110)。これにより、印刷装置10の各部の動作が停止する。具体的には、収容部21、22、23における印刷部30への次の用紙Pの供給動作、及び印刷部30による用紙Pへの印刷動作などが停止する。
ステップS112では、CPU51は、印刷ジョブの実行が終了したか否か判断する。CPU51は、ステップS112にて、印刷ジョブの実行が終了したと判断した場合に、印刷処理を終了し、印刷ジョブの実行が終了していないと判断した場合には、ステップS104に戻る。
本実施形態では、印刷ジョブの実行が終了する、又は印刷ジョブの実行を中断するまで、ミスマッチ状態が発生したか否かを判断する。なお、ミスマッチ状態が発生したか否かの判断は、収容部21、22、23から印刷部30へ向けて用紙Pが供給される毎に行われる。
以上のように、本実施形態では、CPU51は、帳票用ドライバから受け付けた印刷ジョブにおいて、ミスマッチ状態が発生した場合に、印刷ジョブの実行を継続する継続制御を行う。
換言すれば、本実施形態では、帳票用ドライバから受け付けた印刷ジョブにおいて、ミスマッチ状態が発生した場合に、印刷ジョブで指定された印刷媒体のサイズと、供給された印刷媒体のサイズとが異なっていても、その相違をユーザが自覚の上で指示された印刷ジョブであるものと判断し、印刷ジョブの実行を継続する。
このように、本実施形態では、印刷を継続させることを優先したいであろう印刷ジョブを判断し、そのような印刷ジョブについて、ミスマッチ状態が発生しても印刷ジョブの実行が中断せずに継続される。
また、本実施形態では、印刷装置10が印刷を継続させることを優先したいであろう印刷ジョブを、印刷ジョブ毎に判断するので、印刷ジョブの実行の継続及び中断が、印刷ジョブ毎に決定される。
(第1実施形態の変形例)
制御部50Cは、帳票用ドライバから受け付けた印刷ジョブの実行においてミスマッチ状態が発生した場合に、一律に継続制御を行わず、該帳票用ドライバからの指定の内容によって、継続制御を行う場合と中断制御を行う場合があってもよい。例えば、該印刷ジョブが収容部21、22、23のいずれかを指定した印刷ジョブであって、ミスマッチ状態が発生した場合に、継続制御を行う構成であってもよい。
換言すれば、制御部50Cは、帳票用ドライバから受け付けた印刷ジョブの実行において、該印刷ジョブが収容部21、22、23のいずれかを指定していない印刷ジョブであって、ミスマッチ状態が発生した場合には、中断制御を行う構成であってもよい。
本変形例では、制御部50Cは、印刷ジョブにおいて、収容部21、22、23のいずれかが指定されている場合には、指定された収容部の用紙Pが無くなった場合でも、用紙Pが供給される収容部を他の収容部に切り替えを行わない。
一方、制御部50Cは、印刷ジョブが、収容部21、22、23のいずれかが指定されていない印刷ジョブである場合には、予め設定された収容部21、22、23のいずれかから用紙Pを供給し、当該収容部の用紙Pが無くなると、当該収容部を他の収容部に切り替える。
ここで、帳票印刷は、前述のように、1ページで印刷することが多いため、また、特定の収容部のみに帳票印刷用の用紙Pを収容しているケースが多いため、帳票印刷では、収容部21、22、23のいずれかを指定して印刷することが想定される。このため、本変形例では、帳票印刷である可能性が高い印刷ジョブとして、収容部21、22、23のいずれかを指定した印刷ジョブにおいて、継続制御を行う。
以下に、本変形例に係る作用を説明する。
変形例では、図5に示されるように、CPU51は、ステップS106にて、帳票用ドライバから印刷ジョブを受け付けたと判断した場合に、ステップS109へ移行する。
一方、CPU51は、ステップS106にて、帳票用ドライバから印刷ジョブを受け付けていないと判断した場合には、定形サイズ用ドライバから受け付けた印刷ジョブの実行においてミスマッチ状態が発生したものとして、中断制御を行い、印刷処理を終了する(ステップS110)。
ステップS109では、CPU51は、印刷ジョブにおいて、収容部21、22、23のいずれかが指定されているか否かを判断する。CPU51は、ステップS109にて、印刷ジョブにおいて、収容部21、22、23のいずれかが指定されていると判断した場合に、継続制御を行い(ステップS108)、ステップS112へ移行する。
一方、CPU51は、ステップS109にて、印刷ジョブにおいて、収容部21、22、23のいずれかが指定されていないと判断した場合には、中断制御を行い、印刷処理を終了する(ステップS110)。
以上のように、本変形例では、CPU51は、帳票用ドライバから受け付けた印刷ジョブの実行において、該印刷ジョブが収容部21、22、23のいずれかを指定した印刷ジョブであって、ミスマッチ状態が発生した場合に、継続制御を行う。
ここで、CPU51は、帳票用ドライバから受け付けた印刷ジョブの実行において、該印刷ジョブが収容部21、22、23のいずれかを指定していない印刷ジョブであって、ミスマッチ状態が発生した場合にも、継続制御を行う構成(以下、第1構成という)では、印刷ジョブにおいて、収容部21、22、23のいずれかを指定されていないため、帳票印刷である可能性が低く、ユーザが意図しないサイズの用紙に印刷される誤印刷が生じやすい。
これに対して、本変形例では、前述のように、CPU51は、該印刷ジョブが収容部21、22、23のいずれかを指定した印刷ジョブにおいて、ミスマッチ状態が発生した場合に、継続制御を行うので、第1構成に比べ、誤印刷が抑制される。
《第2実施形態》
次に、第2実施形態について説明する。図6は、第2実施形態における印刷処理の流れを示すフローチャートである。なお、第1実施形態と同一部分については、同一符号を付して、適宜、説明を省略する。
第2実施形態では、制御部50Cは、帳票用ドライバから受け付けた印刷ジョブの実行において、該印刷ジョブに含まれるページ数が予め定められたページ数以上であって、ミスマッチ状態が発生した場合に、中断制御を行う。
また、制御部50Cは、帳票用ドライバから受け付けた印刷ジョブの実行において、該印刷ジョブに含まれるページ数が予め定められたページ数未満であって、ミスマッチ状態が発生した場合に、継続制御を行う。
本実施形態では、予め定められたページ数は、一例として、2ページである。したがって、本実施形態では、制御部50Cは、帳票用ドライバから受け付けた印刷ジョブの実行において、該印刷ジョブに含まれるページ数が1ページであって、ミスマッチ状態が発生した場合に、継続制御を行う。なお、予め定められたページ数は、2ページに限られず、予め定められたページ数として、3ページ以上であるページ数を用いてもよい。また、予め定められたページ数としては、2ページ以上のページ数に限られ、1ページである場合はない。
以下に、第2実施形態に係る作用を説明する。
図6に示されるように、CPU51は、ステップS106にて、帳票用ドライバから印刷ジョブを受け付けたと判断した場合に、ステップS120に移行する。ステップS120では、CPU51は、帳票用ドライバから受け付けた印刷ジョブの実行において、該印刷ジョブに含まれるページ数が予め定められたページ数未満であるか否かを判断する。具体的には、CPU51は、ステップS120にて、帳票用ドライバから受け付けた印刷ジョブの実行において、該印刷ジョブに含まれるページ数が1ページであるか否かを判断する。
CPU51は、ステップS120にて、該印刷ジョブに含まれるページ数が1ページであると判断した場合に、印刷ジョブの実行を継続する継続制御を行い、ステップS112へ移行する(ステップS108)。
一方、CPU51は、ステップS120にて、該印刷ジョブに含まれるページ数が2ページ以上であると判断した場合に、印刷ジョブの実行を中断する中断制御を行い、印刷処理を終了する(ステップS110)。これにより、印刷装置10の各部の動作が停止する。具体的には、収容部21、22、23における印刷部30への次の用紙Pの供給動作、及び印刷部30による用紙Pへの印刷動作などが停止する。
以上のように、本実施形態では、CPU51は、帳票用ドライバから受け付けた印刷ジョブの実行において、該印刷ジョブに含まれるページ数が予め定められたページ数以上であって、ミスマッチ状態が発生した場合に、中断制御を行う。
また、CPU51は、帳票用ドライバから受け付けた印刷ジョブの実行において、該印刷ジョブに含まれるページ数が予め定められたページ数未満であって、ミスマッチ状態が発生した場合に、継続制御を行う。
ここで、印刷ジョブに含まれるページ数に関係なく、継続制御を行う構成(以下、第2構成という)では、例えば、印刷ジョブに含まれるページ数が、複数ページ(例えば100ページ)であっても、継続制御を行う。帳票印刷は、前述のように、1ページで印刷することが多いため、第2構成では、誤印刷が生じやすい。また、ユーザが意図しないサイズの用紙に印刷される誤印刷が生じた場合では、複数ページ(例えば100ページ)分が誤印刷となる。
これに対して、本実施形態では、該印刷ジョブに含まれるページ数が1ページである場合に、継続制御を行うため、誤印刷が生じにくく、誤印刷が生じた場合でも、1ページ分しか誤印刷とならない。したがって、本実施形態の構成によれば、第2構成に比べ、誤印刷のページ数が低減される。
(第2実施形態の変形例)
制御部50Cは、帳票用ドライバから受け付けた印刷ジョブの実行において、該印刷ジョブに含まれるページ数が予め定められたページ数以上であって、且つ、該印刷ジョブが収容部21、22、23のいずれかを指定した印刷ジョブであって、ミスマッチ状態が発生した場合に、継続制御を行う構成であってもよい。
換言すれば、制御部50Cは、帳票用ドライバから受け付けた印刷ジョブの実行において、該印刷ジョブに含まれるページ数が予め定められたページ数以上であって、且つ、該印刷ジョブが収容部21、22、23のいずれかを指定していない印刷ジョブであって、ミスマッチ状態が発生した場合には、中断制御を行う構成であってもよい。
変形例では、図7に示されるように、CPU51は、ステップS120にて、該印刷ジョブに含まれるページ数が1ページであると判断した場合に、ステップS129へ移行する。
一方、CPU51は、ステップS120にて、該印刷ジョブに含まれるページ数が2ページ以上であると判断した場合に、印刷ジョブの実行を中断する中断制御を行い、印刷処理を終了する(ステップS110)。
ステップS129では、CPU51は、印刷ジョブにおいて、収容部21、22、23のいずれかが指定されているか否かを判断する。CPU51は、ステップS129にて、印刷ジョブにおいて、収容部21、22、23のいずれかが指定されていると判断した場合に、継続制御を行い(ステップS108)、ステップS112へ移行する。
一方、CPU51は、ステップS129にて、印刷ジョブにおいて、収容部21、22、23のいずれかが指定されていないと判断した場合には、中断制御を行い、印刷処理を終了する(ステップS110)。
《第3実施形態》
次に、第3実施形態について説明する。図8は、第3実施形態における印刷処理の流れを示すフローチャートである。なお、第2実施形態と同一部分については、同一符号を付して、適宜、説明を省略する。
第3実施形態では、制御部50Cは、帳票用ドライバから受け付けた印刷ジョブの実行において、該印刷ジョブに含まれるページ数が複数ページであって、追加条件を満たさず、ミスマッチ状態が発生した場合に、中断制御を行う。
また、制御部50Cは、帳票用ドライバから受け付けた印刷ジョブの実行において、該印刷ジョブに含まれるページ数が複数ページであって、追加条件を満たし、ミスマッチ状態が発生した場合に、継続制御を行う。
追加条件は、一例として、帳票用ドライバから白黒及び文字印刷の指定があり、且つ回転及び拡縮のいずれの指定もないこと(以下、「指定条件」という)である。
ここで、帳票印刷では、印刷ジョブにおいて、カラー印刷よりも白黒印刷が指定されることが多く、また、文字印刷が指定されることが多い。また、帳票印刷では、印刷ジョブにおいて、画像の回転及び拡縮のいずれも指定されないことが多い。このため、帳票印刷であることを判断するための追加条件として、指定条件を用いる。
また、追加条件としては、印刷ジョブの実行中に収容部21、22、23から供給され、検出部50Bにより検出された用紙Pの用紙サイズが、予め記憶されているサイズと一致すること(以下、「一致条件」という)であってもよい。
なお、帳票印刷では、印刷媒体として、様々サイズの印刷媒体が用いられるが、よく使用されるサイズも存在する。このため、本実施形態では、よく使用されるサイズを予めストレージ54に記憶しておき、一致条件を追加条件として用いる。
さらに、追加条件としては、印刷ジョブが収容部21、22、23のいずれかを指定した印刷ジョブであることを条件(以下、「収容部指定条件」という)であってもよい(前述の第1実施形態の変形例参照)。
さらに、追加条件としては、印刷ジョブにおいて、用紙Pの片面への印刷が指定されている条件(以下、「片面印刷条件」という)であってもよい。
追加条件としては、前述の指定条件、収容部指定条件及び片面印刷条件のように、ドライバから指定された内容により規定される条件もあれば、一致条件のように、実際に検出された用紙のサイズから規定される条件もある。また、前述の指定条件、一致条件、収容部指定条件及び片面印刷条件のいずれか複数であってもよい。この場合では、当該複数の条件のすべてを満たした場合に、追加条件を満たし、当該複数の条件の少なくとも1つの条件を満たさなかった場合に、追加条件を満たさないと判断される。
以下に、第3実施形態に係る作用を説明する。
図8に示されるように、CPU51は、ステップS120にて、該印刷ジョブに含まれるページ数が2ページ以上であると判断した場合に、ステップS130に移行する。ステップS130では、CPU51は、追加条件を満たすか否かを判断する。
CPU51は、ステップS130にて、追加条件を満たすと判断した場合に、印刷ジョブの実行を継続する継続制御を行い、ステップS112へ移行する(ステップS108)。
一方、CPU51は、ステップS130にて、追加条件を満たさないと判断した場合に、印刷ジョブの実行を中断する中断制御を行い(ステップS110)、印刷処理を終了する。これにより、印刷装置10の各部の動作が停止する。具体的には、収容部21、22、23における印刷部30への次の用紙Pの供給動作、及び印刷部30による用紙Pへの印刷動作などが停止する。
以上のように、本実施形態では、CPU51は、帳票用ドライバから受け付けた印刷ジョブの実行において、該印刷ジョブに含まれるページ数が複数ページであって、追加条件を満たさず、ミスマッチ状態が発生した場合に、中断制御を行う。
また、CPU51は、帳票用ドライバから受け付けた印刷ジョブの実行において、該印刷ジョブに含まれるページ数が複数ページであって、追加条件を満たし、ミスマッチ状態が発生した場合に、継続制御を行う。
このように、本実施形態では、印刷ジョブに含まれるページ数が複数ページである場合には、追加条件を満たすことを要件に、継続制御を行う。換言すれば、本実施形態では、印刷ジョブに含まれるページ数が複数ページである場合には、1ページの場合よりも帳票印刷の可能性が低下すること及び誤印刷であった場合の影響が大きいことを考慮して、帳票印刷であるか否かの判断精度を向上させるため、追加条件を付加する。追加条件としては、前述の通り、ドライバから指定された内容により規定される条件と、実際に検出された用紙のサイズから規定される条件とがあるが、ドライバから指定された内容から帳票印刷であることを判断するよりも、実際の用紙のサイズからから帳票印刷であることを判断するほうが、判断の精度は高いといえる。よって、後者のほうが、追加条件としてはより厳しい条件ともいえる。
ここで、印刷ジョブに含まれるページ数が複数ページであって、追加条件を満たさない場合にも、継続制御を行う構成(以下、第3構成という)では、追加条件を課せられていない分、誤印刷が生じやすい。また、第3構成では、誤印刷が生じた場合に、複数ページ(例えば100ページ)分が誤印刷となる。
これに対して、本実施形態では、追加条件を課すため、第3構成に比べ、誤印刷が生じることが抑制される。この結果、本実施形態の構成によれば、第3構成に比べ、誤印刷のページ数が低減される。
前述のように、帳票印刷では、印刷ジョブにおいて、カラー印刷よりも白黒印刷が指定されることが多く、また、文字印刷が指定されることが多い。また、帳票印刷では、印刷ジョブにおいて、画像の回転及び拡縮のいずれも指定されないことが多い。このため、追加条件として指定条件を用いる場合では、印刷を継続させることを優先したいであろう印刷ジョブであることの判断の精度を、ドライバから指定可能な他の設定値を用いる場合に比べ、高められる。
また、追加条件として一致条件を用いる場合では、収容部21、22、23から供給された用紙Pの用紙サイズが、予め記憶されているサイズと一致するかを判断するため、収容部21、22、23から供給された印刷媒体が帳票用の印刷媒体であるとの判断を高められる。
《第4実施形態》
次に、第4実施形態について説明する。図9は、第4実施形態における印刷処理の流れを示すフローチャートである。なお、第3実施形態と同一部分については、同一符号を付して、適宜、説明を省略する。
第4実施形態では、制御部50Cは、帳票用ドライバから受け付けた印刷ジョブの実行において、該印刷ジョブに含まれるページ数が2ページ以上Nページ(N≧2)以下である場合に、第一追加条件(第一の追加条件の一例)を満たさずに、ミスマッチ状態が発生した場合に、中断制御を行う。
また、制御部50Cは、帳票用ドライバから受け付けた印刷ジョブの実行において、該印刷ジョブに含まれるページ数が2ページ以上Nページ(N≧2)以下である場合に、第一追加条件を満たし、ミスマッチ状態が発生した場合に継続制御を行う。
第一追加条件としては、一例として、前述の指定条件、収容部指定条件及び片面印刷条件のいずれか1つ又は複数が用いられる。なお、第一追加条件としては、前述の一致条件であってもよく、他の条件を用いてもよい。
本実施形態では、Nページは、一例として、10ページである。なお、Nページとしては、10ページに限られず、2ページ以上9ページ以下であってもよいし、11ページ以上であってもよい。
さらに、制御部50Cは、帳票用ドライバから受け付けた印刷ジョブの実行において、該印刷ジョブに含まれるページ数がN+1ページ以上である場合に、第一追加条件及び第二追加条件(第二の追加条件の一例)の少なくとも一方を満たさずに、ミスマッチ状態が発生した場合に、中断制御を行う。
また、制御部50Cは、帳票用ドライバから受け付けた印刷ジョブの実行において、該印刷ジョブに含まれるページ数がN+1ページ以上である場合に、第一追加条件に加えて第二追加条件を満たし、ミスマッチ状態が発生した場合に、継続制御を行う。
第二追加条件としては、一例として、前述の一致条件が用いられる。なお、第二追加条件としては、前述の指定条件、収容部指定条件及び片面印刷条件のいずれか1つ又は複数であってもよく、他の条件を用いてもよい。ただし、一致条件のほうが、指定条件、収容部指定条件及び片面印刷条件のいずれかよりも、帳票印刷であることの判断の精度は高いといえる。(第3実施形態参照)
なお、第一追加条件、第二追加条件及びNページの設定は、ユーザインタフェース55を介したユーザによる入力により、変更可能とされている構成であってもよい。
以下に、第4実施形態に係る作用を説明する。
図9に示されるように、CPU51は、ステップS120にて、該印刷ジョブに含まれるページ数が2ページ以上であると判断した場合に、ステップS140に移行する。ステップS140では、CPU51は、第一追加条件を満たすか否かを判断する。
CPU51は、ステップS140にて、第一追加条件を満たすと判断した場合に、ステップS142に移行する。
一方、CPU51は、ステップS140にて、第一追加条件を満たさないと判断した場合に、印刷ジョブの実行を中断する中断制御を行い(ステップS110)、印刷処理を終了する。これにより、印刷装置10の各部の動作が停止する。具体的には、収容部21、22、23における印刷部30への次の用紙Pの供給動作、及び印刷部30による用紙Pへの印刷動作などが停止する。
ステップS142では、CPU51は、帳票用ドライバから受け付けた印刷ジョブの実行において、該印刷ジョブに含まれるページ数がN+1ぺージ(例えば11ページ)以上であるか否かを判断する。
CPU51は、ステップS142にて、該印刷ジョブに含まれるページ数がNぺージ(例えば10ページ)以下であると判断した場合に、印刷ジョブの実行を継続する継続制御を行い、ステップS112へ移行する(ステップS108)。
一方、CPU51は、ステップS120にて、該印刷ジョブに含まれるページ数がN+1ぺージ以上であると判断した場合は、ステップS144に移行する。ステップS144では、CPU51は、第二追加条件を満たすか否かを判断する。
CPU51は、ステップS144にて、第二追加条件を満たすと判断した場合に、印刷ジョブの実行を継続する継続制御を行い、ステップS112へ移行する(ステップS108)。
一方、CPU51は、ステップS144にて、第二追加条件を満たさないと判断した場合に、印刷ジョブの実行を中断する中断制御を行い(ステップS110)、印刷処理を終了する。
以上のように、本実施形態では、印刷ジョブに含まれるページ数が、2ページ以上Nページ(N≧2)以下である場合に、第一追加条件を満たすことを要件に、継続制御を行う。印刷ジョブに含まれるページ数が、さらに増加した場合に、すなわちN+1ページ以上である場合には、第一追加条件及び第二追加条件の両方の条件を満たすことを要件に、継続制御を行う。
換言すれば、本実施形態では、印刷ジョブに含まれるページ数が、増加するごとに、帳票印刷の可能性が低下すること及び誤印刷であった場合の影響を考慮して、帳票印刷であるか否かの判断精度を向上させるため、追加条件を付加していく。
ここで、印刷ジョブに含まれるページ数がN+1ページ以上である場合において、第一追加条件のみを満たす場合にも、継続制御を行う構成(以下、第4構成という)では、第二追加条件を課せられていない分、誤印刷が生じやすい。また、第4構成では、誤印刷が生じた場合に、N+1ページ以上分が誤印刷となる。
これに対して、本実施形態では、第一追加条件に加えて第二追加条件も課すため、第4構成に比べ、誤印刷が生じることが抑制される。この結果、本実施形態の構成によれば、第4構成に比べ、誤印刷のページ数が低減される。
《第5実施形態》
次に、第5実施形態について説明する。図10は、第5実施形態における印刷処理の流れを示すフローチャートである。なお、第4実施形態と同一部分については、同一符号を付して、適宜、説明を省略する。
第4実施形態では、印刷ジョブに含まれるページ数に応じて、第一追加条件及び第二追加条件を用いたが、第5実施形態では、さらに、第一追加条件及び第二追加条件に加えて第三追加条件を用いる。
具体的には、第5実施形態では、制御部50Cは、帳票用ドライバから受け付けた印刷ジョブの実行において、該印刷ジョブに含まれるページ数が2ページ以上Nページ(N≧2)以下である場合に、第一追加条件(第一の追加条件の一例)を満たさずに、ミスマッチ状態が発生した場合に、中断制御を行う。
また、制御部50Cは、帳票用ドライバから受け付けた印刷ジョブの実行において、該印刷ジョブに含まれるページ数が2ページ以上Nページ(N≧2)以下である場合に、第一追加条件を満たし、ミスマッチ状態が発生した場合に継続制御を行う。
第一追加条件としては、一例として、前述の指定条件が用いられる。なお、第一追加条件としては、前述の収容部指定条件、片面印刷条件及び一致条件のいずれか1つ又は複数であってもよく、他の条件を用いてもよい。
本実施形態では、Nページは、一例として、10ページである。なお、Nページとしては、10ページに限られず、2ページ以上9ページ以下であってもよいし、11ページ以上であってもよい。
さらに、制御部50Cは、帳票用ドライバから受け付けた印刷ジョブの実行において、該印刷ジョブに含まれるページ数がN+1ページ以上Xページ(X≧N+1)以下である場合に、第一追加条件及び第二追加条件(第二の追加条件の一例)の少なくとも一方を満たさずに、ミスマッチ状態が発生した場合に、中断制御を行う。
また、制御部50Cは、帳票用ドライバから受け付けた印刷ジョブの実行において、該印刷ジョブに含まれるページ数がN+1ページ以上Xページ(X≧N+1)以下である場合に第一追加条件に加えて第二追加条件を満たし、ミスマッチ状態が発生した場合に、継続制御を行う。
第二追加条件としては、一例として、前述の収容部指定条件及び片面印刷条件の両方を用いる。いずれか1つ又は複数が用いられる。なお、第二追加条件としては、前述の収容部指定条件及び片面印刷条件の一方であってもよく。また、第二追加条件としては、前述の指定条件及び一致条件のいずれか1つ又は複数であってもよく、他の条件を用いてもよい。
本実施形態では、Xページは、一例として、30ページである。なお、Xページとしては、30ページに限られず、N+1ページ以上であれば、3ページ以上29ページ以下であってもよいし、31ページ以上であってもよい。
さらに、制御部50Cは、帳票用ドライバから受け付けた印刷ジョブの実行において、該印刷ジョブに含まれるページ数がX+1ページ以上である場合に、第一追加条件、第二追加条件及び第三追加条件の少なくとも一方を満たさずに、ミスマッチ状態が発生した場合に、中断制御を行う。
また、制御部50Cは、帳票用ドライバから受け付けた印刷ジョブの実行において、該印刷ジョブに含まれるページ数がX+1ページ以上である場合に第一追加条件及び第二追加条件に加えて第三追加条件を満たし、ミスマッチ状態が発生した場合に、継続制御を行う。
第三追加条件としては、一例として、前述の一致条件が用いられる。一致条件を満たす場合には、収容部21、22、23から供給された印刷媒体が帳票用の印刷媒体である可能性が高く、印刷ジョブで指定された印刷媒体のサイズと、供給された印刷媒体のサイズとが異なっていても、その相違をユーザが自覚の上で指示された印刷ジョブであるものと判断し、印刷ジョブの実行を継続する。
なお、第三追加条件としては、前述の指定条件、収容部指定条件及び片面印刷条件のいずれか1つ又は複数であってもよく、他の条件を用いてもよい。また、第三追加条件を「第二の追加条件」の一例と把握してもよい。
また、第一追加条件、第二追加条件、第三追加条件、Nページ及びXページの設定は、ユーザインタフェース55を介したユーザによる入力により、変更可能とされている構成であってもよい。
以下に、第5実施形態に係る作用を説明する。
図10に示されるように、CPU51は、ステップS144にて、第二追加条件を満たすと判断した場合に、ステップS150に移行する。
一方、CPU51は、ステップS144にて、第二追加条件を満たさないと判断した場合に、印刷ジョブの実行を中断する中断制御を行い(ステップS110)、印刷処理を終了する。
ステップS150では、CPU51は、帳票用ドライバから受け付けた印刷ジョブの実行において、該印刷ジョブに含まれるページ数がX+1ぺージ(例えば31ページ)以上であるか否かを判断する。
CPU51は、ステップS150にて、該印刷ジョブに含まれるページ数がXぺージ(例えば30ページ)以下であると判断した場合に、印刷ジョブの実行を継続する継続制御を行い、ステップS112へ移行する(ステップS108)。
一方、CPU51は、ステップS150にて、該印刷ジョブに含まれるページ数がX+1ぺージ以上であると判断した場合は、ステップS152に移行する。ステップS152では、CPU51は、第三追加条件を満たすか否かを判断する。
CPU51は、ステップS152にて、第三追加条件を満たすと判断した場合に、印刷ジョブの実行を継続する継続制御を行い、ステップS112へ移行する(ステップS108)。
一方、CPU51は、ステップS152にて、第三追加条件を満たさないと判断した場合に、印刷ジョブの実行を中断する中断制御を行い(ステップS110)、印刷処理を終了する。
以上のように、本実施形態では、印刷ジョブに含まれるページ数が、2ページ以上Nページ(N≧2)以下である場合に、第一追加条件を満たすことを要件に、継続制御を行う。印刷ジョブに含まれるページ数がさらに増加した場合に、すなわちN+1ページ以上Xページ(X≧N+1)以下である場合には、第一追加条件及び第二追加条件の両方の条件を満たすことを要件に、継続制御を行う。
印刷ジョブに含まれるページ数がさらに増加した場合に、すなわちXページ以上である場合には、第一追加条件、第二追加条件及び第三追加条件の3つの条件を満たすことを要件に、継続制御を行う。
換言すれば、本実施形態では、印刷ジョブに含まれるページ数が、増加するごとに、帳票印刷の可能性が低下すること及び誤印刷であった場合の影響を考慮して、帳票印刷であるか否かの判断精度を向上させるため、追加条件を付加していく。
ここで、印刷ジョブに含まれるページ数がX+1ページ以上である場合において、第一追加条件及び第二追加条件のみを満たす場合にも、継続制御を行う構成(以下、第5構成という)では、第三追加条件を課せられていない分、誤印刷が生じやすい。また、第5構成では、誤印刷が生じた場合に、X+1ページ以上分が誤印刷となる。
これに対して、本実施形態では、第一追加条件及び第二追加条件に加えて第三追加条件も課すため、第5構成に比べ、誤印刷が生じることが抑制される。この結果、本実施形態の構成によれば、第5構成に比べ、誤印刷のページ数が低減される。
(他の変形例)
前述の第1~第5実施形態では、帳票用ドライバは、ユーザが選択可能な初期設定された印刷媒体の設定サイズが、定形サイズ用ドライバよりも少なく(以下、第一条件という)、ユーザが追加で設定可能な印刷媒体のサイズの数が、定形サイズ用ドライバよりも多くなっていたが(以下、第二条件という)、これに限られない。帳票用ドライバとしては、第一条件及び第二条件の一方を満たしているドライバであればよい。
本発明は、上記の実施形態に限るものではなく、その主旨を逸脱しない範囲内において種々の変形、変更、改良が可能である。
また、上記実施形態において、プロセッサとは広義的なプロセッサを指し、汎用的なプロセッサ(例えば、前述のCPU等)や、専用のプロセッサ(例えばGPU:Graphics Processing Unit、ASIC: Application Specific Integrated Circuit、FPGA: Field Programmable Gate Array、プログラマブル論理デバイス、等)を含むものである。
また、上記実施形態におけるプロセッサの動作は、1つのプロセッサによって成すのみでなく、物理的に離れた位置に存在する複数のプロセッサが協働して成すものであってもよい。また、プロセッサの各動作の順序は上記実施形態において記載した順序のみに限定されるものではなく、適宜変更してもよい。
10 印刷装置
21、22、23 収容部(供給部の一例)
50A 受付部
50C 制御部
P 用紙(印刷媒体の一例)

Claims (11)

  1. プロセッサを備え、
    前記プロセッサは、
    第一のドライバと、該第一のドライバよりもユーザが選択可能な初期設定された印刷媒体の設定サイズが少ない第二のドライバと、から印刷ジョブを受け付け、
    いずれのドライバから受け付けた印刷ジョブであるかを判断し、
    前記第一のドライバから受け付けた印刷ジョブの実行において、該印刷ジョブによって指定された印刷媒体の大きさと、前記印刷ジョブの実行中に供給部から供給された印刷媒体の大きさとが異なる不一致状態が発生した場合に、前記印刷ジョブの実行を中断する中断制御を行い、
    前記第二のドライバから受け付けた印刷ジョブの実行において、前記不一致状態が発生した場合には、前記印刷ジョブの実行を継続する継続制御を行う
    印刷装置。
  2. 前記プロセッサは、
    前記第二のドライバから受け付けた印刷ジョブの実行において、該印刷ジョブに含まれるページ数が予め定められたページ数以上であって、前記不一致状態が発生した場合に、前記中断制御を行い、
    前記第二のドライバから受け付けた印刷ジョブの実行において、該印刷ジョブに含まれるページ数が予め定められたページ数未満であって、前記不一致状態が発生した場合に、前記継続制御を行う
    請求項1に記載の印刷装置。
  3. 前記予め定められたページ数は、2ページである
    請求項2に記載の印刷装置。
  4. 前記プロセッサは、
    前記第二のドライバから受け付けた印刷ジョブの実行において、該印刷ジョブに含まれるページ数が複数ページであって、追加条件を満たさず、前記不一致状態が発生した場合に、前記中断制御を行い、
    前記第二のドライバから受け付けた印刷ジョブの実行において、該印刷ジョブに含まれるページ数が複数ページであって、前記追加条件を満たし、前記不一致状態が発生した場合に、前記継続制御を行う
    請求項1に記載の印刷装置。
  5. 前記追加条件は、ドライバから白黒及び文字印刷の指定があり、且つ回転及び拡縮のいずれの指定もないことである
    請求項4に記載の印刷装置。
  6. 前記追加条件は、前記印刷ジョブの実行中に供給部から供給された印刷媒体の大きさが、予め記憶されている大きさと一致することである
    請求項4に記載の印刷装置。
  7. 前記プロセッサは、
    前記第二のドライバから受け付けた印刷ジョブの実行において、該印刷ジョブに含まれるページ数が2ページ以上Nページ(N≧2)以下である場合に第一の追加条件を満たさずに、前記不一致状態が発生した場合に、前記中断制御を行い、
    前記第二のドライバから受け付けた印刷ジョブの実行において、該印刷ジョブに含まれるページ数が2ページ以上Nページ(N≧2)以下である場合に第一の追加条件を満たし、前記不一致状態が発生した場合に、前記継続制御を行い、
    前記第二のドライバから受け付けた印刷ジョブの実行において、該印刷ジョブに含まれるページ数がN+1以上である場合に、前記第一の追加条件及び第二の追加条件の少なくとも一方を満たさずに、前記不一致状態が発生した場合に、前記中断制御を行い、
    前記第二のドライバから受け付けた印刷ジョブの実行において、該印刷ジョブに含まれるページ数がN+1以上である場合に、前記第一の追加条件に加えて前記第二の追加条件を満たし、前記不一致状態が発生した場合に、前記継続制御を行う、
    請求項4に記載の印刷装置。
  8. 前記第二の追加条件は、前記印刷ジョブの実行中に供給部から供給された印刷媒体の大きさが、予め記憶されている大きさと一致することである
    請求項7に記載の印刷装置。
  9. 前記プロセッサは、
    前記第二のドライバから受け付けた印刷ジョブの実行において、該印刷ジョブが前記供給部を指定した印刷ジョブであって、前記不一致状態が発生した場合に、前記継続制御を行う
    請求項1に記載の印刷装置。
  10. プロセッサを備え、
    前記プロセッサは、
    第一のドライバと、該第一のドライバよりもユーザが追加で設定可能な印刷媒体のサイズの数が多い第二のドライバと、から印刷ジョブを受け付け、
    いずれのドライバから受け付けた印刷ジョブであるかを判断し、
    前記第一のドライバから受け付けた印刷ジョブの実行において、該印刷ジョブによって指定された印刷媒体の大きさと、前記印刷ジョブの実行中に供給部から供給された印刷媒体の大きさとが異なる不一致状態が発生した場合に、前記印刷ジョブの実行を中断する中断制御を行い、
    前記第二のドライバから受け付けた印刷ジョブの実行において、前記不一致状態が発生した場合には、前記印刷ジョブの実行を継続する継続制御を行う
    印刷装置。
  11. コンピュータに、
    第一のドライバと、該第一のドライバよりもユーザが選択可能な初期設定された設定サイズ が少ない第二のドライバ と、から印刷ジョブを受け付け、
    いずれのドライバから受け付けた印刷ジョブであるかを判断し、
    前記第一のドライバから受け付けた印刷ジョブの実行において、該印刷ジョブによって指定された印刷媒体の大きさと、前記印刷ジョブの実行中に供給部から供給された印刷媒体の大きさとが異なる不一致状態が発生した場合に、前記印刷ジョブの実行を中断する中断制御を行い、
    前記第二のドライバから受け付けた印刷ジョブの実行において、前記不一致状態が発生した場合には、前記印刷ジョブの実行を継続する継続制御を行う
    処理を実行させるための印刷プログラム。
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