JP7326754B2 - 液体吐出ヘッド - Google Patents

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Description

本発明は、ノズルから液体を吐出する液体吐出ヘッドに関する。
ノズルから液体を吐出する液体吐出ヘッドの一例として、特許文献1には、ノズルからインクを吐出するインクジェット式記録ヘッドが記載されている。特許文献1に記載のインクジェット式記録ヘッドでは、複数のノズルが形成されたノズルプレートと、複数の連通路が形成された連通板と、複数の圧力発生室及び複数のインク供給路が形成された流路形成基板とが積層されている。これにより、ノズルプレートと連通板と流路形成基板との積層体に、ノズル、連通路、圧力室及びインク供給流路によってそれぞれ構成される複数の個別流路が形成されている。また、複数の圧力室は、流路形成基板の上面に配置された弾性膜に覆われ、弾性膜の上面に圧電体層や電極によって構成される駆動素子が配置されている。駆動素子は、弾性膜の上面に配置された保護基板によって覆われている。
また、特許文献1のインクジェット式記録ヘッドでは、流路形成基板と保護基板とケース部材とによって形成されたマニホールドから複数の個別流路にインクが供給される。また、複数の個別流路から連通板や流路形成基板に形成された循環流路に液体が排出される。
特開2015-134507号公報
ここで、特許文献1のインクジェット式記録ヘッドでは、上述したように、複数の連通路が形成された連通板や、複数の圧力発生室が形成された流路形成基板に、循環流路が形成されている。そのため、連通板や流路形成基板に循環流路が形成されていない場合と比較して、ノズルプレートと連通板と流路形成基板との積層体の剛性が低くなり、この積層体が破損しやすい。
本発明の目的は、複数の個別流路に2つの共通流路が接続され、且つ、十分に剛性を確保することが可能な液体吐出ヘッドを提供することである。
本発明の液体吐出ヘッドは、ノズル及び前記ノズルに連通する圧力室をそれぞれ含む複数の個別流路と、前記複数の個別流路と連通する第1共通流路の少なくとも一部分と、を有する流路部材と、前記流路部材と第1方向に重なり、前記複数の個別流路を構成する複数の前記圧力室を覆う振動板と、前記第1方向において、前記振動板の前記圧力室と反対側の面に配置され、前記複数の圧力室内の液体に圧力を付与する複数の駆動素子と、前記第1方向において、前記複数の駆動素子が配置された前記振動板の、前記圧力室と反対側の面に配置され、前記複数の駆動素子を覆う保護基板と、を備え、前記保護基板が、前記複数の個別流路に共通の第2共通流路、を有し、前記流路部材が、前記複数の個別流路と前記第2共通流路とを接続する接続流路、を有し、前記第2共通流路の前記第1方向における前記振動板側の内壁面が、前記振動板の前記第1方向における前記保護基板側の面によって形成されている。
本発明の実施形態に係るプリンタ1の概略構成図である。 ヘッドユニット11の平面図である。 図2から保護基板24、ドライバIC65及び配線部材66を除いて、流路、圧電素子などの位置関係を示した図である。 図3のIV部を拡大した図である。 図2、3のV-V線断面図である。 変形例1に係るヘッドユニット100の図2相当の平面図である。 変形例1に係るヘッドユニット100の図3相当の平面図である。 変形例1に係るヘッドユニット100の図5相当の断面図である。 変形例2に係るヘッドユニット110の図5相当の断面図である。
以下、本発明の好適な実施形態について説明する。
<プリンタ1の全体構成>
図1に示すように、本実施形態に係るプリンタ1は、4つのインクジェットヘッド2と、プラテン3と、搬送ローラ4、5とを備えている。
4つのインクジェットヘッド2は、後述するように搬送ローラ4、5によって記録用紙Pが搬送される水平な搬送方向(本発明の「第3方向」)に並んでいる。各インクジェットヘッド2は、4つのヘッドユニット11(本発明の「液体吐出ヘッド」)と、保持部材12とを備えている。ヘッドユニット11は、その下面に形成された複数のノズル10からインクを吐出する。ここで、4つのインクジェットヘッド2におけるヘッドユニット11の複数のノズル10からは、搬送方向の上流側に位置するものから、それぞれ、ブラック、イエロー、シアン、マゼンタのインクが吐出される。
また、ヘッドユニット11では、複数のノズル10は、水平で且つ搬送方向と直交する紙幅方向(本発明の「第2方向」)に配列されることによってノズル列9を形成している。また、ヘッドユニット11は、搬送方向に並んだ2列のノズル列9を有している。また、2列のノズル列9間で、紙幅方向におけるノズル10の位置が、各ノズル列9におけるノズル10同士の間隔の2分の1の長さだけずれている。なお、以下では、図1に示すように紙幅方向の右側及び左側を定義して説明を行う。
また、各インクジェットヘッド2においては、4つのヘッドユニット11のうち、2つずつのヘッドユニット11が、それぞれ、紙幅方向に間隔をあけて並んでいる。また、4つのヘッドユニット11のうち、紙幅方向に並んだ2つのヘッドユニット11と残り2つのヘッドユニット11とは、搬送方向に間隔をあけて並んでいる。また、搬送方向の上流側に配置された2つのヘッドユニット11と、下流側に配置された2つのヘッドユニット11とは、紙幅方向の位置がずれている。そして、搬送方向の上流側に配置されたヘッドユニット11の一部のノズル10と、下流側に配置されたヘッドユニット11の一部ノズル10とが、搬送方向に重なっている。これにより、4つのヘッドユニット11の複数のノズル10が、紙幅方向に記録用紙Pの全長にわたって配置されている。すなわち、インクジェットヘッド2は、紙幅方向に記録用紙Pの全長にわたって延びた、いわゆるラインヘッドである。なお、ヘッドユニット11の詳細な構成については、後程説明する。
保持部材12は、紙幅方向を長手方向とする長方形の板状の部材であり、保持部材12に4つのヘッドユニット11が固定されている。また、保持部材12には、4つのヘッドユニット11に対応する4つの長方形の貫通孔12aが形成されている。ヘッドユニット11の複数のノズル10は、対応する貫通孔12aから下側(記録用紙P側)に露出している。
プラテン3は、インクジェットヘッド2の下方に配置され、4つのヘッドユニット11の複数のノズル10と対向している。プラテン3は、記録用紙Pを下方から支持する。搬送ローラ4は、搬送方向において、インクジェットヘッド2及びプラテン3よりも上流側に配置されている。搬送ローラ5は、搬送方向において、インクジェットヘッド2及びプラテン3よりも下流側に配置されている。搬送ローラ4、5は、記録用紙Pを搬送方向に搬送する。
そして、プリンタ1では、搬送ローラ4、5により記録用紙Pを搬送方向に搬送しながら、4つのインクジェットヘッド2の、4つのヘッドユニット11の複数のノズル10からインクを吐出することによって、記録用紙Pに記録を行う。
<ヘッドユニット11>
次に、ヘッドユニット11について詳細に説明する。図2~図5に示すように、ヘッドユニット11は、流路ユニット21(本発明の「流路部材」)と、振動板22と、複数の圧電素子23(本発明の「駆動素子」)と、保護基板24とを備えている。なお、図2では、後述するドライバIC65及び配線部材を二点鎖線で示している。また、図3、図4では、保護基板24の外形、及び、後述する凹部24a、24bの位置を二点鎖線で示している。
流路ユニット21は、プレート31~36が積層されることによって形成されている。プレート31は、例えばポリイミドなどの合成樹脂材料からなる。プレート32、33は、例えばステンレスからなる。プレート34~36は、例えばシリコン(Si)からなる。プレート33~36は、下方からこの順に積層されている。また、プレート31は、プレート33の下面の中央部に接合されている。プレート32は、プレート33の下面の、プレート31よりも外側の部分に接合されている。
そして、プレート31~36が積層されることによって形成された流路ユニット21は、複数のノズル10と、複数の圧力室40と、複数のディセンダ41と、複数の絞り42と、複数の接続流路43と、2つの第1共通流路44、45(本発明の「第1共通流路」)とを有する。
複数のノズル10は、プレート31に形成されている。複数のノズル10は、上述の2列のノズル列9を形成している。
複数の圧力室40は、複数のノズル10に個別のものであり、プレート36に形成されている。圧力室40は、上下方向(本発明の「第1方向」)に投影した形状が、搬送方向を長手方向とする長方形であり、搬送方向の片側の端部において、ノズル10と上下方向に重なっている。より詳細に説明すると、搬送方向の下流側のノズル列9に対応する圧力室40は、搬送方向の上流側の端部においてノズル10と上下方向に重なる。また、搬送方向の上流側のノズル列9に対応する圧力室40は、搬送方向の下流側の端部においてノズル10と上下方向に重なる。
複数のディセンダ41は、複数のノズル10に個別のものである。ディセンダ41は、プレート32~35にわたって上下方向に延び、ノズル10と圧力室40とを接続する。
複数の絞り42は、複数の圧力室40に個別のものであり、プレート35に形成されている。絞り42は、圧力室40の搬送方向におけるノズル10と反対側の端部と上下方向に重なっており、上下方向に延び、その上端が圧力室40に接続されている。
そして、1つのノズル10と、これに対応する圧力室40、ディセンダ41及び絞り42とによって、個別流路20が形成される。そして、流路ユニット21では、個別流路20が紙幅方向に配列されることによって形成される個別流路列7が、搬送方向に2列に並んでいる。なお、以下では、2列の個別流路列7のうち、搬送方向の下流側の個別流路列7を個別流路列7A(本発明の「第1個別流路列」)とし、搬送方向の上流側の個別流路列7を個別流路列7B(本発明の「第2個別流路列」)とすることがある。また、個別流路列7Aを構成する個別流路20を個別流路20Aとし、個別流路列7Bを構成する個別流路20を個別流路20Bとすることがある。
また、流路ユニット21(プレート33~36)の、個別流路列7Aと個別流路列7Bとの間に位置する部分は、複数の個別流路20Aと複数の個別流路20Bとを隔てる隔壁21aとなっている。
複数の接続流路43は、複数のディセンダ41に対して個別のものである。接続流路43は、プレート33の下端部において、ディセンダ41の下端部に接続され、ディセンダ41との接続部分から、搬送方向におけるヘッドユニット11の内側に向かって延びている。さらに、接続流路43は、上方に折れ曲がり、プレート33~36及び後述の振動板22にわたって上下方向に延びている。
第1共通流路44は、個別流路列7Aに対応して設けられた流路であり、プレート34に形成されている。第1共通流路44は、個別流路列7Aの全長にわたって紙幅方向に延び、搬送方向の上流側の端部が、複数の個別流路20Aの絞り42と上下方向に重なっている。これにより、複数の個別流路20Aの絞り42の下端が、第1共通流路44と接続される。
第1共通流路45は、個別流路列7Bに対応して設けられた流路であり、プレート34に形成されている。第1共通流路45は、個別流路列7Bの全長にわたって紙幅方向に延び、搬送方向の下流側の端部が、複数の個別流路20Bの絞り42と上下方向に重なっている。これにより、複数の個別流路20Bの絞り42の下端が、第1共通流路45と接続される。
また、プレート33の第1共通流路44、45と上下方向に重なる部分の下面には、それぞれ、凹部33aが形成されている。これにより、プレート33の凹部33aの上方に位置する部分が、厚みが薄くなって弾性変形可能となったダンパ33bとなっている。そして、ダンパ33bが弾性変形することにより、第1共通流路44、45内のインクの圧力変動が抑えられる。また、プレート32は、凹部33aの下側の開口を塞いでいる。なお、ヘッドユニット11では、プレート32がなく、ダンパ33bが下方に露出していてもよい。
プレート35、36及び後述する振動板22には、各第1共通流路44、45の紙幅方向における中央部と上下方向に重なる部分に、それぞれ供給流路46が設けられている。供給流路46は、上下方向に延び、下端が第1共通流路44、45に接続されている。また、供給流路46の上端は、図示しない流路を介してインクタンク70と接続されている。また、各供給流路46とインクタンク70との間の流路の途中には、それぞれポンプ71が設けられている。ポンプ71は、インクタンク70から供給流路46に向けてインクを送る。
振動板22は、二酸化ケイ素(SiO2)、窒化ケイ素(SiN)などからなり、プレート36の上面に配置され、複数の圧力室40を覆っている。また、上述の接続流路43の上端、及び、供給流路46の上端が、振動板22の上面において開口している。
複数の圧電素子23は、複数の圧力室40に対して個別に設けられたものである。圧電素子23は、圧電体51と、下部電極52(本発明の「定電位電極」)と、上部電極52(本発明の「駆動電極」)とを備えている。圧電体51は、チタン酸鉛とジルコン酸鉛との混晶であるチタン酸ジルコン酸鉛を主成分とする圧電材料からなり、振動板22の上面の圧力室40の中央部と上下方向に重なる部分に配置されている。
下部電極52は、複数の圧電素子23に対して共通のものである。下部電極52は、複数の圧電素子23にわたって紙幅方向に延び、上下方向において振動板22と複数の圧電体51との間に配置されている。また、下部電極52は、圧電体51よりも、搬送方向におけるヘッドユニット11の内側まで延びている。
上部電極53は、圧電体51の上面に配置されている。また、上部電極53は、圧電体51の側面及び振動板22の上面にわたって延びた配線57によって、圧電体51よりも搬送方向におけるヘッドユニット11の外側に引き出されている。
保護基板24は、複数の圧電素子23が配置された振動板22の上面に配置されている。保護基板24には、下面に開口した2つの凹部24aと、下面に開口した1つの凹部24bとが形成されている。2つの凹部24aは、2列の個別流路列7に対応している。凹部24aは、個別流路列7の全長にわたって紙幅方向に延び、凹部24a内に個別流路列7に対応する複数の圧電素子23が収容されている。
凹部24bは、保護基板24の搬送方向における2つの凹部24aの間に配置されている。凹部24bは、2列の個別流路列7の全長にわたって紙幅方向に延びており、複数の個別流路20の接続流路43の上下方向に延びた部分、及び、流路ユニット21の壁部21aと上下方向に重なっている。そして、凹部24bの内壁面と、振動板22の上面とによって画定される空間が、第2共通流路50となっており、第2共通流路50が、複数の個別流路20の接続流路43の上端と接続されている。また、第2共通流路50は、紙幅方向に投影した形状が、搬送方向を長手方向とする長方形である。また、第2共通流路50の上記長方形の上側の2つの角部となる部分50aは、第2共通流路50の外側に凸となるように湾曲している。
また、凹部24b(第2共通流路50)の上下方向の長さH2は、凹部24aの上下方向の長さH1よりも長い。具体的には、長さH1が100μm程度であるのに対して、長さH2は300μm以上350μm以下である。また、第2共通流路50の搬送方向の長さWは、2500μm以上4000μm以下である。ここで、上記の通り、第2共通流路50の搬送方向の長さWは、上下方向の長さH2に対してかなり長いが、図5では、図面を見やすくするために、ヘッドユニット11を、搬送方向の長さに対する上下方向の長さの比率を大きくして図示している。また、第2共通流路50の紙幅方向の長さは、例えば、ヘッドユニット11における個別流路20の数が800個程度(各個別流路列7を構成する個別流路の数が400個程度)である場合に、30mm程度である。
また、保護基板24の上端部には、第2共通流路50の紙幅方向の右端部と上下方向に重なる部分に、排出流路47が配置されている。排出流路47は、上下方向に延び、下端が第2共通流路50に接続される。また、排出流路47の上端は、図示しない流路を介してインクタンク70と接続されている。また、排出流路47とインクタンク70との間の流路の途中には、それぞれ、ポンプ72が設けられている。ポンプ72は、排出流路47からインクタンク70に向けてインクを送る。
また、保護基板24には、紙幅方向における左端部のうち、搬送方向において各凹部24aと凹部24bとの間に位置し、且つ、下部電極52と上下方向に重なる部分に、それぞれ、保護基板24を上下方向に貫通して延びる貫通配線61(本発明の「共通配線」)が設けられている。貫通配線61の下端は、下部電極52と接続されている。また、貫通配線61は、搬送方向において、ディセンダ41と、接続流路43の上下方向に延びた部分との間に位置し、個別流路20と上下方向に重ならない。
また、保護基板24には、搬送方向において各凹部24aよりも外側に位置し、且つ、複数の配線57の上部電極53と反対側の端部と上下方向に重なる部分に、それぞれ、保護基板24を上下方向に貫通して延びる貫通配線63が設けられている。貫通配線63の下端は、配線57に接続されている。また、貫通配線63は、圧力室40及び絞り42よりも、搬送方向におけるヘッドユニット11の外側に位置し、個別流路20と上下方向に重なっていない。なお、本実施形態では、個別流路20Aに対応する貫通配線63が本発明の「第1個別配線」に相当し、個別流路20Bに対応する貫通配線63が本発明の「第2個別配線」に相当する。
保護基板24の上面には、2つのドライバIC65が配置されている。2つのドライバIC65は、2列の個別流路列7に対応しており、個別流路列7の全長にわたって紙幅方向に延びている。また、ドライバIC65は、複数の貫通配線63と上下方向に重なっており、複数の貫通配線63の上端がドライバIC65に接続されている。そして、ドライバIC65によって、複数の貫通配線63及び複数の配線57を介して複数の上部電極53に個別に、グランド電位及び所定の駆動電位(例えば20V程度)のいずれかが選択的に付与される。
また、保護基板24の上面には、搬送方向において2つのドライバIC65の間に位置し、且つ、紙幅方向において排出流路47よりも左側に位置する部分に、配線部材66が接合されている。また、保護基板24の上面には、ドライバIC65と配線部材66とを接続する複数の接続配線58が配置されている。そして、ドライバIC65は、配線部材66を介して図示しない制御基板に接続されている。
一方、貫通配線61は、搬送方向において2つのドライバIC65の間に位置しており、ドライバIC65と上下方向に重ならない。また、貫通配線61は、配線部材66と上下方向に重なっており、貫通配線61の上端が配線部材66に接続される。そして、貫通配線61は、配線部材66を介して図示しない電源に接続され、この電源により、下部電極52がグランド電位に保持される。
次に、圧電素子23を駆動させて、ノズル10からインクを吐出させる方法について説明する。ヘッドユニット11では、予め、全ての圧電素子23の上部電極53がグランド電位に保持されている。あるノズル10からインクを吐出させるときには、そのノズル10に対応する上部電極53の電位をグランド電位から駆動電位に切り換える。すると、下部電極52と上部電極53との電位差により、圧電体51のこれらの電極に挟まれた部分に厚み方向の電界が発生し、この電界によって圧電体51の上記部分が水平方向に収縮する。これにより、圧電体51及び振動板22の圧力室40と上下方向に重なる部分が、全体として、圧力室40側に凸となるように変形し、圧力室40の容積が小さくなる。その結果、圧力室40内のインクの圧力が上昇し、圧力室40に連通するノズル10からインクが吐出される。
次に、ヘッドユニット11とインクタンク70との間でのインクの循環について説明する。上述したようにポンプ71、72によりインクを送ると、インクタンク70内のインクが、供給流路46を介して第1共通流路44、45に流れ込む。第1共通流路44、45内のインクは、絞り42から個別流路20に流れ込む。個別流路20内のインクは、接続流路43を介して第2共通流路50に流れ込む。第2共通流路50内のインクは、2つの排出流路47から排出され、インクタンク70に戻る。これにより、ヘッドユニット11とインクタンク70との間でインクが循環する。
<効果>
ここで、本実施の形態と異なり、流路ユニット21に第2共通流路が形成される場合を考える。この場合には、流路ユニット21に、第1共通流路となる空間と、第2共通流路となる空間の両方が形成されるため、流路ユニット21の剛性が低くなり、流路ユニット21が破損しやすい。
これに対して、本実施形態では、第1共通流路44、45は流路ユニット21に形成されているが、第2共通流路50は、保護基板24に形成されており、流路ユニット21には形成されていない。これにより、流路ユニット21の剛性を高くして、流路ユニット21を破損しにくくすることができる。なお、保護基板24については、上下方向の長さを、複数の圧電素子23を覆う凹部24aの上下方向の長さH1に対して長いものとすることができる。そして、この場合には、保護基板24に第2共通流路50となる凹部24bを形成しても、保護基板24の剛性が大きく低下して、保護基板24が破損しやすくなることがない。
また、本実施形態では、流路ユニット21(プレート33~36)の、第2共通流路50と上下方向に重なる部分が、複数の個別流路20Aと複数の個別流路20Bとを隔てる壁部21aとなっている。これにより、流路ユニット21のこの部分に第2共通流路が形成される場合と比較して流路ユニット21の剛性を高くすることができる。
また、本実施形態では、ポンプ71、72を駆動させて、インクタンク70から第1共通流路44、45にインクを流入させ、第2共通流路50からインクタンク70に向けてインクを流出させることによって、インクタンク70とヘッドユニット11との間でインクを循環させることができる。
また、本実施形態では、接続流路43により、ディセンダ41の下端部と第2共通流路50とが接続されている。これにより、ノズル10からディセンダ41に流れ込んだ気泡を効率よく第2共通流路50に排出することができる。
また、本実施形態では、接続流路43の上下方向に延びた部分と、第2共通流路50とが上下方向に重なっている。これにより、接続流路が第2共通流路50と上下方向に重なっていない場合と比較して、ヘッドユニット11を搬送方向に小型化することができる。
また、本実施形態では、第2共通流路50の下側の内壁面が、振動板22の上面によって形成されている。これにより、保護基板24に第2共通流路50の下側の内壁面を形成する場合と比較して、第2共通流路50を上下方向に長くして、第2共通流路50の容積を大きくすることができる。
また、本実施形態では、振動板22の上面に保護基板24が配置され、保護基板24の上面にドライバIC65が配置されている。そして、保護基板24に貫通電極63が配置されている。これにより、振動板22の上に配置された圧電素子23の上部電極53と、保護基板24の上面に配置されたドライバIC65とを貫通配線63を介して接続することができる。
ここで、本実施形態とは逆に、上部電極53と接続される配線57が、搬送方向におけるヘッドユニット11の内側に引き出され、下部電極52が、搬送方向におけるヘッドユニット11の外側に引き出される場合を考える。この場合には、搬送方向における個別流路列7Aに対応する複数の圧電素子23と、個別流路列7Bに対応する複数の圧電素子23との間に、個別流路列7Aに対応する貫通配線63と、個別流路列7Bに対応する貫通配線63とが近接して配置されることになり、ショートしやすい。
そこで、本実施形態では、下部電極52を、搬送方向におけるヘッドユニット11の内側に引き出す。すなわち、搬送方向において、個別流路列7Aに対応する複数の圧電素子23と、個別流路列7Bに対応する複数の圧電素子23との間に貫通配線61を配置する。また、上部電極53に接続される配線57を、搬送方向におけるヘッドユニット11の外側に引き出す。すなわち、搬送方向において、個別流路列7Aに対応する複数の圧電素子23よりも個別流路列7Bと反対側に、個別流路列7Aに対応する貫通配線63を配置する。また、搬送方向において、個別流路列7Bに対応する複数の圧電素子23よりも個別流路列7Aと反対側に、個別流路列7Bに対応する貫通配線63を配置する。これにより、個別流路列7Aに対応する貫通配線63と、個別流路列7Bに対応する貫通配線63とを十分に離して、これらの貫通配線63同士がショートしてしまうのを防止することができる。
また、本実施形態では、保護基板24の、搬送方向において圧電素子23と第2共通流路50との間に位置する部分に貫通配線61を配置することにより、第2共通流路50を避けて貫通配線61を配置することができる。
また、本実施形態では、搬送方向において、第2共通流路50の両側に貫通配線61が配置されている。これにより、下部電極52に接続される配線を大きくして、グランド電位に保持される下部電極52の電位を安定させることができる。
また、本実施形態では、保護基板24の紙幅方向の右端部に排出流路47が配置されているのに対して、保護基板24の紙幅方向の左端部に貫通配線61が配置されている。これにより、排出流路47と貫通配線61とを大きく離して、万一、排出流路47からインクが漏れ出したときに、貫通配線61が他の配線とショートしてしまうのを防止することができる。
また、本実施形態では、貫通配線61を下部電極51と接続し、貫通配線63を配線557に接続するために、流路ユニット21と保護基板24とを接合する際に、保護基板24の貫通配線61、63が配置された部分を流路ユニット21に押し付けて圧力を加える必要がある。このとき、本実施形態では、貫通配線61、63と個別流路20とが上下方向に重ならないため、流路基板21は、保護基板24の貫通配線61、63が配置された部分から圧力が加えられても破損しにくい。
また、本実施形態では、配線部材66を、保護基板24の上面の、排出流路47よりも紙幅方向の左側の部分に配置している。これにより、配線部材66を排出流路47に干渉しないように配置することができる。
また、本実施形態では、保護基板24の、第2共通流路50を形成する凹部24bの上下方向の長さH2が、圧電素子23を覆う凹部24aの上下方向の長さH1よりも長い。これにより、第2共通流路50の上下方向の長さを長くして、第2共通流路50の容積を大きくすることができる。
また、本実施形態では、第2共通流路50を、上下方向の長さH2が300μm以上350μm以下で、搬送方向の長さが2500μm以上4000μm以下のものとしている。第2共通流路50をこのようなサイズのものとすれば、例えば、ノズル10内のインクのメニスカスの耐圧が4kPa程度で、ヘッドユニット11の個別流路20の数が800個程度(各個別流路列7を構成する個別流路20の数が400個程度)で、ノズル10から吐出されるインクの体積が16pl程度で、ヘッドユニット11の駆動周波数が20kHz程度である場合において、第2共通流路50を、ノズル10から適切にインクを吐出させるのに必要な容積を有するものとすることができる。
また、本実施形態では、第2共通流路50の紙幅方向に投影した形状が長方形である。そして、第2共通流路50の内壁面のうち、上記長方形の上側の2つの角部となる部分50aが、第2共通流路50の外側に凸となるように湾曲している。これにより、第2共通流路50の部分50aに気泡を溜まりにくくすることができる。
<変形例>
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載の限りにおいて様々な変更が可能である。
上述の実施形態では、第2共通流路50の紙幅方向に投影した形状が長方形であり、第2共通流路50の上記長方形の角部となる部分50aが、第2共通流路50の外側に湾曲していたが、これには限られない。第2共通流路50の上記長方形の角部となる部分は、湾曲しておらず折れ曲がっていてもよい。また、第2共通流路50の紙幅方向に投影した形状は、長方形以外の形状であってもよい。
また、上述の実施形態では、第2共通流路50は、上下方向の長さH2が、300μm以上350μm以下であり、搬送方向の長さWが2500μm以上4000μm以下であったが、これには限られない。例えば、第2共通流路50は、上下方向の長さH2が350μmよりも長くてもよいし、搬送方向の長さWが4000μmよりも長くてもよい。
また、ノズル10から適切にインクを吐出させることができる範囲であれば、第2共通流路50は、上下方向の長さH2が300μm未満であってもよいし、搬送方向の長さWが2500μm未満であってもよい。
また、上述の実施形態では、保護基板24の上面の、排出流路47が配置されているのとは異なる部分に、配線部材66が配置され、ドライバIC65と配線部材66とが保護基板24の上面に配置された接続配線58を介して接続されていたが、これには限られない。例えば、配線部材は、振動板22の上面の、保護基板24及び供給流路46が配置されていない部分に配置されていてもよい。
また、上述の実施形態では、貫通配線61、63が、個別流路20と上下方向に重なっていなかったが、これには限られない。貫通配線は、個別流路20と上下方向に重なっていてもよい。
また、上述の実施形態では、排出流路47が保護基板24の紙幅方向の右端部に設けられているのに対して、貫通配線61が保護基板24の紙幅方向の左端部に設けられていたが、これには限られない。排出流路が保護基板24の紙幅方向の左端部に設けられているのに対して、貫通配線が保護基板24の紙幅方向の右端部に設けられていてもよい。あるいは、排出流路と貫通配線とが干渉しなければ、これらが、保護基板24の紙幅方向における同じ側の部分に設けられていてもよい。また、排出流路と貫通配線の少なくとも片方は、保護基板24の紙幅方向の端部以外の部分に設けられていてもよい。
また、上述の実施形態では、搬送方向における第2共通流路50の両側に、貫通配線61が配置されていたが、これには限られない。例えば、個別流路列7Aに対応する下部電極52と、個別流路列7Bに対応する下部電極52とが、振動板22の上面において互いに接続されており、搬送方向における第2共通流路50の片側にのみ貫通配線61が設けられていてもよい。
さらには、貫通配線61は、保護基板24のうち、搬送方向において、凹部24a(圧電素子23)と凹部24b(第2共通流路50)との間の部分に配置されていることにも限られない。貫通配線61は、保護基板24の、搬送方向において、凹部24aと凹部24bとの間の部分以外の部分に配置されていてもよい。
また、上述の実施形態では、下部電極52が搬送方向におけるヘッドユニット11の内側に引き出され、上部電極53が搬送方向におけるヘッドユニット11の外側に引き出されていたが、これには限られない。
例えば、変形例1では、図6~図8に示すように、ヘッドユニット100において、下部電極101が、搬送方向において、圧電体51よりもヘッドユニット100の外側に延びている。また、複数の上部電極53に接続される複数の配線102が、搬送方向において、圧電体51よりも、ヘッドユニット100の内側に引き出されている。
また、個別流路列7Aに対応する下部電極101は、保護基板24の搬送方向における下流側且つ紙幅方向の左側の端部を上下方向に貫通する貫通配線103a(本発明の「共通配線」)に接続されている。保護基板24の上面の、搬送方向における下流側の端部には、配線部材104が接合されており、貫通配線103aの上端が配線部材104に接続されている。
個別流路列7Bに対応する下部電極101は、保護基板24の搬送方向における上流側且つ紙幅方向の左側の端部を上下方向に貫通する貫通配線103b(本発明の「共通配線」)に接続されている。また、貫通配線103bは、保護基板24の上面において、配線105に接続されている。配線105は、保護基板24の搬送方向の下流側の端部まで延び、配線部材104に接続されている。
複数の配線102は、それぞれ、保護基板24を上下方向に貫通する貫通配線106(本発明の「個別配線」)に接続されている。保護基板24の上面の、第2共通流路50と上下方向に重なる部分のうち、排出流路47よりも紙幅方向の左側の部分には、ドライバIC107が配置され、複数の貫通配線106の上端がドライバIC107に接続されている。また、ドライバIC107は、保護基板24の上面に配置された複数の接続配線108を介して配線部材104に接続されている。
変形例1の場合には、ドライバIC107と第2共通流路50とが上下方向に重なるため、ドライバIC107において発生した熱を、第2共通流路50を流れるインクによって冷却することができる
また、以上の例では、保護基板24の上面にドライバICが配置され、保護基板24を上下方向に貫通する貫通配線を介して、圧電素子の電極とドライバICとが接続されていたが、これには限られない。例えば、配線部材を、ドライバICが実装されたCOF(Chip on Film)としてもよい。あるいは、下部電極及び上部電極を振動板22の上面で引き回し、振動板22の上面に配線部材を接合してもよい。
また、上述の実施形態では、接続流路43と第2共通流路50とが上下方向に重なっていたが、これには限られない。例えば、接続流路が、搬送方向から第2共通流路に接続されている等、接続流路と第2共通流路とが上下方向に重なっていなくてもよい。
また、上述の実施形態では、接続流路43が、ディセンダ41の下端部と第2共通流路50とを接続する流路であったが、これには限られない。例えば、接続流路は、ディセンダ41のうち下端部以外の部分と第2共通流路50とを接続する流路であってもよい。
さらには、接続流路43は、ディセンダ41に接続されていることにも限られない。例えば、変形例2では、図9に示すように、ヘッドユニット110において、接続流路111が、プレート36に形成されている。接続流路111は、圧力室40の搬送方向におけるノズル10側の端に接続され、搬送方向におけるヘッドユニット110の内側に延びている。さらに、接続流路111は、途中で上方に折れ曲がり、その上端が第2共通流路50に接続されている。
そして、変形例2では、圧力室40内の気泡を接続流路111から第2共通流路50に効率よく排出することができる。
また、以上の例では、複数の個別流路20と第2共通流路50とを接続する接続流路の全ての部分が、複数の個別流路20に個別のものであったが、これには限られない。例えば、複数の個別流路20と第2共通流路とを接続する接続流路は、複数の個別流路20に個別に接続された複数の流路部分と、これら複数の流路部分と第2共通流路とを接続する、複数の個別流路に共通の流路部分とを有する流路であってもよい。
また、ヘッドユニットとインクタンクとの間でインクを循環させるときのインクの流れの向きは、以上に説明したのと逆であってもよい。例えば、上述の実施形態のポンプ71、72によってインクを送る向きを全て逆にすれば、インクの流れの向きを逆にすることができる。
さらには、ヘッドユニットとインクタンクとの間でインクを循環させることにも限られない。例えば、ヘッドユニットとインクタンクとの間にポンプがなくてもよい。この場合には、ノズルからインクが吐出されるのに伴って、第1共通流路内のインクが絞りから個別流路に流れ込むのに加えて、第2共通流路内のインクが、接続流路を介して個別流路に流れ込む。
また、以上の例では、圧力室内のインクに圧力を付与する駆動素子が、圧電素子と電極とを有する圧電素子であったが、これには限られない。圧電素子以外の駆動素子によって圧力室内のインクに圧力を付与してもよい。
また、以上では、ノズルからインクを吐出するインクジェットヘッド(ヘッドユニット)に本発明を適用した例について説明したが、これには限られない。ノズルからインク以外の液体を吐出する液体吐出ヘッドに本発明を適用することも可能である。
10 ノズル
11 ヘッドユニット
21 流路ユニット
22 振動板
23 圧電素子
24 保護基板
40 圧力室
41 ディセンダ
42 絞り
43 接続流路
44、45 第1共通流路
50 第2共通流路
51 圧電体
52 下部電極
53 上部電極
61、63 貫通電極
65 ドライバIC
66 配線部材
100 ヘッドユニット
101 下部電極
103a、103b 貫通配線
104 配線部材
106 貫通配線
107 ドライバIC
110 ヘッドユニット
111 接続流路

Claims (19)

  1. ノズル及び前記ノズルに連通する圧力室をそれぞれ含む複数の個別流路と、前記複数の個別流路と連通する第1共通流路の少なくとも一部分と、を有する流路部材と、
    前記流路部材と第1方向に重なり、前記複数の個別流路を構成する複数の前記圧力室を覆う振動板と、
    前記第1方向において、前記振動板の前記圧力室と反対側の面に配置され、前記複数の圧力室内の液体に圧力を付与する複数の駆動素子と、
    前記第1方向において、前記複数の駆動素子が配置された前記振動板の、前記圧力室と反対側の面に配置され、前記複数の駆動素子を覆う保護基板と、を備え、
    前記保護基板が、前記複数の個別流路に共通の第2共通流路、を有し、
    前記流路部材が、前記複数の個別流路と前記第2共通流路とを接続する接続流路、を有し、
    前記第2共通流路の前記第1方向における前記振動板側の内壁面が、前記振動板の前記第1方向における前記保護基板側の面によって形成されていることを特徴とする液体吐出ヘッド。
  2. ノズル及び前記ノズルに連通する圧力室をそれぞれ含む複数の個別流路と、前記複数の個別流路と連通する第1共通流路の少なくとも一部分と、を有する流路部材と、
    前記流路部材と第1方向に重なり、前記複数の個別流路を構成する複数の前記圧力室を覆う振動板と、
    前記第1方向において、前記振動板の前記圧力室と反対側の面に配置され、前記複数の圧力室内の液体に圧力を付与する複数の駆動素子と、
    前記第1方向において、前記複数の駆動素子が配置された前記振動板の、前記圧力室と反対側の面に配置され、前記複数の駆動素子を覆う保護基板と、を備え、
    前記保護基板が、前記複数の個別流路に共通の第2共通流路、を有し、
    前記流路部材が、前記複数の個別流路と前記第2共通流路とを接続する接続流路、を有し、
    前記保護基板に前記第2共通流路の全体が形成されていることを特徴とする液体吐出ヘッド。
  3. ノズル及び前記ノズルに連通する圧力室をそれぞれ含む複数の個別流路と、前記複数の個別流路と連通する第1共通流路の少なくとも一部分と、を有する流路部材と、
    前記流路部材と第1方向に重なり、前記複数の個別流路を構成する複数の前記圧力室を覆う振動板と、
    前記第1方向において、前記振動板の前記圧力室と反対側の面に配置され、前記複数の圧力室内の液体に圧力を付与する複数の駆動素子と、
    前記第1方向において、前記複数の駆動素子が配置された前記振動板の、前記圧力室と反対側の面に配置され、前記複数の駆動素子を覆う保護基板と、を備え、
    前記保護基板が、前記複数の個別流路に共通の第2共通流路、を有し、
    前記流路部材が、前記複数の個別流路と前記第2共通流路とを接続する接続流路、を有し、
    前記複数の個別流路が前記第1方向と直交する第2方向に配列され、
    前記第2共通流路は、
    前記第2方向に延び、
    前記第1方向の長さが300μm以上であり、
    前記第1方向及び前記2方向のいずれとも直交する第3方向の長さが2500μm以上であることを特徴とする液体吐出ヘッド。
  4. ノズル及び前記ノズルに連通する圧力室をそれぞれ含む複数の個別流路と、前記複数の個別流路と連通する第1共通流路の少なくとも一部分と、を有する流路部材と、
    前記流路部材と第1方向に重なり、前記複数の個別流路を構成する複数の前記圧力室を覆う振動板と、
    前記第1方向において、前記振動板の前記圧力室と反対側の面に配置され、前記複数の圧力室内の液体に圧力を付与する複数の駆動素子と、
    前記第1方向において、前記複数の駆動素子が配置された前記振動板の、前記圧力室と反対側の面に配置され、前記複数の駆動素子を覆う保護基板と、を備え、
    前記保護基板が、前記複数の個別流路に共通の第2共通流路、を有し、
    前記流路部材が、前記複数の個別流路と前記第2共通流路とを接続する接続流路、を有し、
    前記複数の個別流路が前記第1方向と直交する第2方向に配列され
    前記第2共通流路は、前記第2方向に延び、前記第2方向に投影した形状が長方形であり、
    前記第2共通流路の内壁面のうち、前記長方形の角部を形成する部分が、前記第2共通流路の外側に凸となるように湾曲していることを特徴とする液体吐出ヘッド。
  5. 前記第1共通流路は、前記複数の個別流路に液体を流入させる流路であり、
    前記第2共通流路は、前記複数の個別流路から液体が流出される流路であることを特徴とする請求項1~4のいずれかに記載の液体吐出ヘッド。
  6. 前記ノズルと前記圧力室とが前記第1方向に重なり、
    前記個別流路は、前記第1方向に延びて前記ノズルと前記圧力室とを接続するディセンダ、を含み、
    前記接続流路が、前記ディセンダの前記第1方向における前記ノズル側の端部と、前記第2共通流路とを接続することを特徴とする請求項5に記載の液体吐出ヘッド。
  7. 前記接続流路が、前記圧力室と前記第2共通流路とを接続することを特徴とする請求項5に記載の液体吐出ヘッド。
  8. 前記接続流路と前記第2共通流路とが、前記第1方向に重なることを特徴とする請求項1~7のいずれかに記載の液体吐出ヘッド。
  9. 前記駆動素子を駆動するドライバIC、を備え
    前記ドライバICが、前記保護基板の前記第1方向における前記流路部材と反対側の面の、前記第2共通流路と前記第1方向に重なる部分に配置されていることを特徴とする請求項1~8のいずれかに記載の液体吐出ヘッド。
  10. 前記保護基板の前記第1方向における前記流路部材と反対側の面に配置され、前記駆動素子を駆動するドライバIC、を備え、
    前記駆動素子と前記ドライバICとを接続する配線を含み、前記保護基板を前記第1方向に貫通して延びた貫通配線、を備えていることを特徴とする請求項1~9のいずれかに記載の液体吐出ヘッド。
  11. 前記複数の個別流路が前記第1方向と直交する第2方向に配列されることによって形成された第1個別流路列と、
    前記複数の個別流路が前記第2方向に配列されることによって形成され、前記第1方向及び前記第2方向のいずれとも直交する第3方向において第1個別流路列と並んだ第2個別流路列と、を備え、
    前記駆動素子は、
    所定の一定電位に保持される定電位電極と、
    前記複数の駆動素子間で個別に電位が切り換えられる駆動電極と、を有し、
    前記複数の貫通配線は、
    前記第3方向において、前記第1個別流路列に対応する複数の駆動素子と、前記第2個別流路列に対応する複数の駆動素子との間に配置され、前記定電位電極と接続された共通配線と、
    前記第3方向において、前記第1個別流路列に対応する複数の駆動素子よりも前記第2個別流路列と反対側に配置され、前記第1個別流路列に対応する複数の駆動素子の複数の前記駆動電極と前記ドライバICとを接続する第1個別配線と、
    前記第3方向において、前記第2個別流路列に対応する複数の駆動素子よりも前記第1個別流路列と反対側に配置され、前記第2個別流路列に対応する複数の駆動素子の複数の前記駆動電極と前記ドライバICとを接続する第2個別配線と、を有することを特徴とする請求項10に記載の液体吐出ヘッド。
  12. 前記共通配線は、前記保護基板のうち、前記第3方向において前記駆動素子と前記第2共通流路との間に位置する部分に配置されていることを特徴とする請求項11に記載の液体吐出ヘッド。
  13. 前記共通配線は、前記第3方向における前記第2共通流路の両側に配置されていることを特徴とする請求項12に記載の液体吐出ヘッド。
  14. 前記保護基板の前記第2方向における一方側の端部に配置され、前記第2共通流路と接続された共通接続流路、を備え、
    前記共通配線が、前記保護基板の、前記第2方向における他方側の端部に配置されていることを特徴とする請求項11~13のいずれかに記載の液体吐出ヘッド。
  15. 前記貫通配線と前記個別流路とが、前記第1方向に重ならないことを特徴とする請求項10~14のいずれかに記載の液体吐出ヘッド。
  16. 前記保護基板の前記第1方向における前記流路部材と反対側の面に開口し、前記第2共通流路と接続された共通接続流路と、
    前記保護基板の前記第1方向における前記流路部材と反対側の面のうち、前記共通接続流路が開口している部分と異なる部分に接続された配線部材と、
    前記保護基板の前記第1方向における前記流路部材と反対側の面に配置され、前記ドライバICと前記配線部材とを接続する接続配線と、を備えていることを特徴とする請求項9~15のいずれかに記載の液体吐出ヘッド。
  17. 前記複数の個別流路が前記第1方向と直交する第2方向に配列されることによって形成された第1個別流路列と、
    前記複数の個別流路が前記第2方向に配列されることによって形成され、前記第1方向及び前記第2方向のいずれとも直交する第3方向において第1個別流路列と並んだ第2個別流路列と、を備え、
    前記流路部材が、
    前記第1方向および前記第2方向のいずれとも直交する第3方向において前記第1個別流路列と前記第2個別流路列との間に位置する部分であって、且つ、前記第2共通流路と前記第1方向に重なる部分に、前記第1個別流路列を構成する個別流路と前記第2個別流路列を構成する個別流路とを隔てる壁部を有することを特徴とする請求項11~16のいずれかに記載の液体吐出ヘッド。
  18. 前記保護基板は、
    前記第1方向における前記振動板側に開口し、前記駆動素子が収容される第1凹部と、
    前記第1方向における前記振動板側に開口し、前記第2共通流路となる第2凹部と、を有し、
    前記第2凹部の前記第1方向の長さが、前記第1凹部の前記第1方向の長さよりも長いことを特徴とする請求項1~17のいずれかに記載の液体吐出ヘッド。
  19. 前記第2共通流路は、
    前記第1方向の長さが350μm以下であり、
    前記第3方向の長さが4000μm以下であることを特徴とする請求項3に記載の液体吐出ヘッド。
JP2019012431A 2019-01-28 2019-01-28 液体吐出ヘッド Active JP7326754B2 (ja)

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