JP2011206919A - 液体噴射ヘッド及び液体噴射装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】第1の基板又は第2の基板と接着剤との間への液体の侵入を抑制することができる液体噴射ヘッド及び液体噴射装置を提供する。
【解決手段】振動板50は、第1の基板10上に形成された酸化シリコンからなる第1の振動板51と、第1の振動板51上に形成された第2の振動板52とを含み、貫通部53の周囲の振動板50上には、圧電素子300と同一の層であるが圧電素子とは分離された層を含む積層膜110が設けられ、積層膜110の連通部15側の端部が連通部15の外側に位置する一方、貫通部53は第1の振動板51の表面が露出された露出部54を有し、貫通部53を画成する第1の振動板51の端部が連通部15の内側に位置し、第2の基板30の少なくとも第1の基板10側の表面には酸化シリコンからなる保護膜36が形成されており、貫通部53では、保護膜36と第1の振動板51とが接着層35によって接合されていると共に、接着層35が第1の振動板10の端面まで連続的に設けられている構成とする。
【選択図】図3

Description

ノズルから液滴を噴射する噴射する液体噴射ヘッド及びそれを備える液体噴射装置に関し、特に、液滴としてインク滴を噴射するインクジェット式記録ヘッドに適用して好適なものである。
液体噴射ヘッドの代表例であるインクジェット式記録ヘッドとしては、例えば、ノズル開口に連通する圧力発生室とこの圧力発生室の長手方向一端部側に設けられて各圧力発生室に連通する連通部とが形成される流路形成基板と、この流路形成基板の一方面側に形成される圧電素子と、流路形成基板の圧電素子側の面に接合されて、連通部と共にリザーバの一部を構成するリザーバ部を有するリザーバ形成基板とを具備するものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−219243号公報
このような構成のインクジェット式記録ヘッドにおいては、一般的に、第1の基板(流路形成基板)と、第2の基板(リザーバ形成基板)とは、接着剤によって接合されている。このため、接着剤の接着強度不足が生じると、第1又は第2の基板と接着剤との間にインクが侵入して、そのインクによって圧電素子が破壊されてしまう虞がある。
特許文献1に記載されているように、第1の基板上には圧電素子を構成する層からなる積層膜などが形成されており、第2の基板は、実際には、この積層膜などの上に接着剤によって接合されている。第1の基板と第2の基板とを接合する際の高さ合わせのためには、このような積層膜が必要となるが、積層膜に対する接着剤の接着強度は比較的弱い場合が多い。このため、積層膜と接着剤との界面にインクが付着すると、これら積層膜と接着剤との間にインクが侵入してしまう虞がある。
なお、このような問題はインクジェット式記録ヘッドだけではなく、インク以外の液滴を噴射する液体噴射ヘッドにおいても同様に存在する。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、第1の基板又は第2の基板と接着剤との間への液体の侵入を抑制することができる液体噴射ヘッド及び液体噴射装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決する本発明は、液滴を噴射するノズルに連通する圧力発生室を含む複数の個別流路と、これら複数の個別流路が連通してマニホールドの一部を構成する連通部とが形成された第1の基板と、該第1の基板の一方面側に振動板と、該振動板上に形成された第1の電極と圧電体層と第2の電極とを含む圧電素子と、前記第1の基板の前記振動板側の面に接着剤からなる接着層によって接合され、前記振動板に形成された貫通部で前記連通部と連通して当該連通部と共に前記マニホールドを構成するマニホールド部を備えた第2の基板と、を備えた液体噴射ヘッドであって、前記振動板は、前記第1の基板上に形成された酸化シリコンからなる第1の振動板と、該第1の振動板上に形成された第2の振動板とを含み、前記貫通部の周囲の前記振動板上には、前記圧電素子と同一の層であるが当該圧電素子とは分離された層を含む積層膜が設けられ、該積層膜の前記連通部側の端部が前記連通部の外側に位置する一方、前記貫通部は前記第1の振動板の表面が露出された露出部を有し、当該貫通部を画成する前記第1の振動板の端部が前記連通部の内側に位置し、前記第2の基板の少なくとも前記第1の基板側の表面には酸化シリコンからなる保護膜が形成されており、前記貫通部では、前記保護膜と前記第1の振動板とが前記接着層によって接合されていると共に、前記接着層が前記第1の振動板の端面まで連続的に設けられていることを特徴とする液体噴射ヘッドにある。
かかる本発明では、積層膜により第1の基板と第2の基板とが良好に位置決めされた状態で、これら第1の基板と第2の基板とが接着層によって強固に接合される。特に、貫通部の周囲では、第1の基板と第2の基板とのそれぞれの表面が酸化シリコン(SiOx)で構成され、酸化シリコン同士が接着層によって接合されている。これにより貫通部の周囲では接着層の接着強度が比較的高くなる。したがって、マニホールド内の液体が、第1又は第2の基板と接着層との間に侵入するのを効果的に抑制することができる。
ここで、前記接着層は、前記第1の振動板の端部よりも前記連通部の内側に突出した突出部を備えることが好ましい。これにより、例えば、第1の振動板の端部の厚さが薄くなっている場合でも、第1の振動板の端部に欠け等が発生するのをより確実に抑制することができる。
また前記接着層は、エポキシ系の接着剤からなることが好ましい。これにより、第1の基板と第2の基板とをより良好に接合することができる。
また本発明は、このような液体噴射ヘッドを具備することを特徴とする液体噴射装置にある。かかる本発明では、耐久性及び信頼性を向上した液体噴射装置を実現することができる。
本発明の一実施形態に係る記録ヘッドの分解斜視図である。 本発明の一実施形態に係る記録ヘッドの平面図及び断面図である。 本発明の一実施形態に係る記録ヘッドの要部を示す断面図である。 本発明の一実施形態に係る記録ヘッドの変形例を示す断面図である。 本発明の一実施形態に係る記録ヘッドの概略図である。
以下に本発明を実施形態に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るインクジェット式記録ヘッドの分解斜視図であり、図2は、図1の平面図及びA−A′線断面図であり、図3は図2の要部を示す断面図である。
図示するように、シリコン基板からなる第1の基板である流路形成基板10には、隔壁11によって区画された複数の圧力発生室12がその幅方向に並設されている。流路形成基板10の圧力発生室12の長手方向一端側には、隔壁11によって区画され各圧力発生室12に連通するインク供給路13と連通路14とが設けられている。さらに、連通路14の外側には、各連通路14と連通する連通部15が設けられている。この連通部15は、後述する第2の基板である保護基板30のマニホールド部32と連通して、各圧力発生室12の共通のインク室(液体室)となるマニホールド100を構成する。
流路形成基板10の一方面側には、各圧力発生室12に連通するノズル21が穿設されたノズルプレート20が接合されている。このノズルプレート20は、例えば、ガラスセラミックス、シリコン単結晶基板又はステンレス鋼などからなる。
流路形成基板10のノズルプレート20とは反対側の面には、振動板50が形成されている。振動板50は、本実施形態では、流路形成基板10の表面に形成された酸化シリコン(SiOx)からなる弾性膜(第1の振動板)51と、弾性膜51上に形成された弾性膜51とは異なる材料からなる絶縁体膜(第2の振動板)52とで構成されている。
さらに、この振動板50を構成する絶縁体膜52上には、圧力発生室12内に圧力を発生させる圧力発生素子としての圧電素子300が形成されている。圧電素子300は、絶縁体膜52上に形成された共通電極である下電極60と、下電極60上に形成された圧電体層70と、圧電体層70上に形成された個別電極である上電極80とで構成されている。また圧電素子300の各上電極80には、リード電極90がそれぞれ接続されており、このリード電極90を介して各上電極80と後述する駆動ICとが接続されている。
流路形成基板10の圧電素子300側の面、具体的には下電極60、振動板50及びリード電極90上には、圧電素子300を保護するための圧電素子保持部31を有する第2の基板である保護基板30が接着剤からなる接着層35によって接合されている。保護基板30の材料は、特に限定されないが、流路形成基板10の熱膨張率と略同一の材料、例えば、ガラス材料、セラミック材料等を用いることが好ましく、本実施形態では、流路形成基板10と同一材料であるシリコン基板を用いている。また接着層35の材料も特に限定されないが、例えば、エポキシ系の接着剤が好適に用いられる。これにより流路形成基板10と保護基板30とを強固に接合することができる。
また保護基板30には、圧電素子保持部31と共に、マニホールド部32が設けられている。このマニホールド部32は、上述のように流路形成基板10に形成された連通部15と連通してマニホールド100を構成している。
ここで、連通部15とマニホールド部32とは、振動板50に設けられた貫通部53を介して連通されている。貫通部53は、図3に示すように、弾性膜51に設けられた貫通孔51aと、絶縁体膜52に設けられた貫通孔52aとで構成されている。絶縁体膜52の貫通孔52aは、弾性膜51の貫通孔51aよりも大きく形成されている。このため、貫通孔51aの周囲は、弾性膜51の表面が露出された露出部54となっている。つまり貫通部53は、貫通孔51aの周囲に弾性膜51の表面が露出された露出部54を有している。
さらに、貫通部53の周囲(露出部54の周囲)の絶縁体膜52上には、圧電素子300を構成する各層と同一層からなるが、圧電素子300を構成する各層とは不連続の積層膜110が設けられている。この積層膜110は、本実施形態では、貫通部53の周囲に亘って連続的に設けられていると共に、圧力発生室12の列の周囲に亘って連続的に設けられている。
積層膜110は、圧電素子300を構成する下電極60とは不連続の不連続下電極膜61と、圧電素子300を構成する圧電体層70とは不連続の不連続圧電体層71と、圧電素子300を構成する上電極80とは不連続の不連続上電極膜81と、で構成されている。この積層膜110は、流路形成基板10に保護基板30を接合する際に、保護基板30の高さ合わせ(位置合わせ)に用いられる。すなわち保護基板30をこの積層膜110に当接させることで、流路形成基板10と保護基板30とを高精度に位置決めしている。
そして本発明においては、貫通部53の周囲に設けられる積層膜110の連通部15側の端部が、連通部15の外側に位置している。これに対し、貫通部53(貫通孔51a)を画成する弾性膜51の端面51bは、連通部15の内側に位置している。すなわち貫通孔51aの周囲には、酸化シリコンからなる弾性膜51の表面が露出された露出部54が、連通部15の内側から連通部15の外側まで比較的広い範囲に連続的に設けられている。
一方、保護基板30の少なくとも流路形成基板10側の表面には、酸化シリコン(SiOx)からなる保護膜36が設けられている。例えば、本実施形態では、マニホールド部32の内面等を含む保護基板30の全面に亘って保護膜36が設けられている。したがって、この貫通部53においては、酸化シリコン同士を接着することによって流路形成基板10と保護基板30とが接合されている。つまり貫通部53においては、酸化シリコンからなる弾性膜51と保護膜36とが、接着層35によって接合されている。
接着層35の酸化シリコンに対する接着強度は、例えば、金属材料等に対する接着強度に比べて高い。したがって、積層膜110によって流路形成基板10と保護基板30とを高精度に位置決めした状態で、両者を良好に接合することができる。特に、貫通部53において弾性膜51と保護膜36とが接着層35によって接合されていることで、弾性膜51又は保護膜36と接着層35との間にマニホールド100内のインクが侵入するのを効果的に抑制することができる。
また本発明では、この接着層35が弾性膜51の端面51bまで連続的に設けられている。例えば、本実施形態では、弾性膜51に形成された貫通孔51aの周囲では、弾性膜51は先端部ほど厚さが漸小している。すなわち弾性膜51の端面51bは、弾性膜51の表面に対して傾斜する傾斜面となっている。接着層35は、弾性膜51の表面から傾斜面である弾性膜51の端面51bまで連続的に設けられている。この接着層35が弾性膜51を保護する保護膜の役割を果たすことで、弾性膜51の厚さが比較的薄くなっていても弾性膜51に割れ等が発生することを抑制できる。
接着層35は、弾性膜51の端面51b上まで連続的に設けられていればよいが、例えば、図4に示すように、弾性膜51の端部よりも連通部15の内側に突出した突出部55を備えていることが好ましい。これにより、弾性膜51の端部に欠け等が発生するのをより確実に抑制することができる。
なお保護基板30には、保護基板30を厚さ方向に貫通する貫通孔33が設けられており、各圧電素子300から引き出されたリード電極90の端部近傍は、この貫通孔33内に露出されている。保護基板30上には、並設された圧電素子300を駆動するための駆動IC200が固定されている。そして、駆動IC200とリード電極90とが、貫通孔33内に延設されるボンディングワイヤー等の導電性ワイヤーからなる接続配線210によって電気的に接続されている。
保護基板30上には、封止膜41及び固定板42とからなるコンプライアンス基板40が接合されている。ここで、封止膜41は、剛性が低く可撓性を有する材料からなる。マニホールド部32の一方面はこの封止膜41によって封止されている。また、固定板42は、金属等の硬質の材料で形成されている。この固定板42のマニホールド100に対向する領域は、厚さ方向に完全に除去された開口部43となっており、マニホールド100の一方面は可撓性を有する封止膜41のみで封止されている。
このような本実施形態のインクジェット式記録ヘッドでは、図示しない外部インク供給手段からインクを取り込み、マニホールド100からノズル21に至るまで内部をインクで満たした後、駆動IC200からの記録信号に従い、圧力発生室12に対応するそれぞれの圧電素子300に電圧を印加して撓み変形させることにより、各圧力発生室12内の圧力が高まりノズル21からインク滴が噴射される。
なお、このようなインクジェット式記録ヘッドは、インクカートリッジ等と連通する流路を具備する記録ヘッドユニットの一部を構成して、インクジェット式記録装置(液体噴射装置)に搭載される。図5は、そのインクジェット式記録装置の一例を示す概略図である。
図5に示すように、インクジェット式記録ヘッドを有する記録ヘッドユニット1A及び1Bは、インク供給手段を構成するカートリッジ2A及び2Bが着脱可能に設けられ、この記録ヘッドユニット1A及び1Bを搭載したキャリッジ3は、装置本体4に取り付けられたキャリッジ軸5に軸方向移動自在に設けられている。この記録ヘッドユニット1A及び1Bは、例えば、それぞれブラックインク組成物及びカラーインク組成物を吐出するものとしている。そして、駆動モーター6の駆動力が図示しない複数の歯車およびタイミングベルト7を介してキャリッジ3に伝達されることで、記録ヘッドユニット1A及び1Bを搭載したキャリッジ3はキャリッジ軸5に沿って移動される。一方、装置本体4にはキャリッジ3に沿ってプラテン8が設けられている。このプラテン8は図示しない紙送りモーターの駆動力により回転できるようになっており、給紙ローラーなどにより給紙された紙等の記録媒体である記録シートSがプラテン8に巻き掛けられて搬送されるようになっている。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、この実施形態に限定されるものではない。例えば、上述の実施形態では、連通部15が圧力発生室12の並設方向に亘って連続的に形成された構成を例示したが、連通部15は、圧力発生室12毎に独立して設けられていてもよい。この場合は、マニホールド100は、保護基板30に形成されたマニホールド部32のみで構成されることになるが、連通部15とマニホールド部32とは、上述のように振動板50に設けられる貫通部53を介して連通されることになる。
また、上述の実施形態では、液体噴射ヘッドの一例としてインクジェット式記録ヘッドを挙げて本発明を説明したが、本発明は、広く液体噴射ヘッド全般を対象としたものであり、インク以外の液体を噴射する液体噴射ヘッドにも適用することができる。その他の液体噴射ヘッドとしては、例えば、プリンター等の画像記録装置に用いられる各種の記録ヘッド、液晶ディスプレイ等のカラーフィルターの製造に用いられる色材噴射ヘッド、有機ELディスプレイ、FED(電界放出ディスプレイ)等の電極形成に用いられる電極材料噴射ヘッド、バイオchip製造に用いられる生体有機物噴射ヘッド等が挙げられる。
10 流路形成基板、 12 圧力発生室、 13 インク供給路、 14 連通路、 15 連通部、 20 ノズルプレート、 21 ノズル、 30 保護基板、 31 圧電素子保持部、 32 マニホールド部、 35 接着層、 36 保護膜、 40 コンプライアンス基板、 50 振動板、 51 弾性膜、 51a 貫通孔、 51b 端面、 52 絶縁体膜、 52a 貫通孔、 53 貫通部、 54 露出部、 55 突出部、 60 下電極、 61 不連続下電極膜、 70 圧電体層、 71 不連続圧電体層、 80 上電極、 81 不連続上電極膜、 90 リード電極、 100 マニホールド、 110 積層膜、 300 圧電素子

Claims (4)

  1. 液滴を噴射するノズルに連通する圧力発生室を含む複数の個別流路と、これら複数の個別流路が連通してマニホールドの一部を構成する連通部とが形成された第1の基板と、
    該第1の基板の一方面側に振動板と、
    該振動板上に形成された第1の電極と圧電体層と第2の電極とを含む圧電素子と、
    前記第1の基板の前記振動板側の面に接着剤からなる接着層によって接合され、前記振動板に形成された貫通部で前記連通部と連通して当該連通部と共に前記マニホールドを構成するマニホールド部を備えた第2の基板と、
    を備えた液体噴射ヘッドであって、
    前記振動板は、前記第1の基板上に形成された酸化シリコンからなる第1の振動板と、該第1の振動板上に形成された第2の振動板とを含み、
    前記貫通部の周囲の前記振動板上には、前記圧電素子と同一の層であるが当該圧電素子とは分離された層を含む積層膜が設けられ、該積層膜の前記連通部側の端部が前記連通部の外側に位置する一方、
    前記貫通部は前記第1の振動板の表面が露出された露出部を有し、当該貫通部を画成する前記第1の振動板の端部が前記連通部の内側に位置し、
    前記第2の基板の少なくとも前記第1の基板側の表面には酸化シリコンからなる保護膜が形成されており、前記貫通部では、前記保護膜と前記第1の振動板とが前記接着層によって接合されていると共に、前記接着層が前記第1の振動板の端面まで連続的に設けられていることを特徴とする液体噴射ヘッド。
  2. 前記接着層は、前記第1の振動板の端部よりも前記連通部の内側に突出した突出部を備えることを特徴とする請求項1に記載の液体噴射ヘッド。
  3. 前記接着層が、エポキシ系の接着剤からなることを特徴とする請求項1又は2に記載の液体噴射ヘッド。
  4. 請求項1〜3の何れか一項に記載の液体噴射ヘッドを具備することを特徴とする液体噴射装置。
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