JP7326298B2 - 繰出し容器 - Google Patents

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Description

本発明は、スティックホルダーを備える繰出し容器に関する。
口紅等の棒状化粧品を繰り出す化粧品繰出容器において、内容物を最後まで使い切るために、口紅の後端の底部及び周囲を保持するスティックホルダーの上部を破壊する構成が知られている。
例えば、特許文献1では、内容物が残り少なくなると、ホルダーの一部を縦方向に割くことで、内容物を取り出し可能な構成が開示されている。
一方、特許文献2では、棒状化粧品の容器の後端部を、コイン等の道具を用いて回転させることで内容物を最後まで押し出す構成が開示されている。
特開2016-88522号公報 特開平11-235232号公報
しかし、特許文献1では、ホルダーを破壊する際に内容物が使用者の手についてしまうおそれがあった。
また、特許文献2では、内容物を最後まで使用するには、コイン等の道具を準備する必要があるため、棒状化粧品が残り少なくなった際に、道具が手元にないと、化粧品を使用できなかった。また、繰出し容器の内部で、道具によって回転させられる部材は、通常使用時の繰出し部材とは別に設けられているため、部材が多くなる分、繰出し容器が太くなってしまった。
そこで、本発明は上記事情に鑑み、スリムな形状を確保しながら、道具を準備したり、手を汚すことなく、棒状体の内容物を最後まで使い切ることができる、スティックホルダーの提供を目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の一態様の繰出し容器は、
スティックホルダーと、スリーブとを備える繰出し容器であって、
前記スティックホルダーは、
棒状体の側面を保持可能な先端側の保持筒と、前記棒状体の底面を支持可能な皿部と、該皿部よりも後端側にある押筒と、を備え、
前記保持筒は前記皿部と破断可能な連結部分によって連結されており、
前記連結部分が破断することで、前記皿部と前記押筒とが昇降体として、前記保持筒の内周の内側に進入可能であり、
前記皿部の外径は、該押筒の外径よりに大きく、
前記保持筒の内径は、前記皿部の外径よりも大きく、
前記スリーブは筒状であって、前記スティックホルダーの前記保持筒の外周の少なくとも一部と接触して、前記スティックホルダーの回転を規制し、内部を前記スティックホルダーが軸線方向にスライド移動可能であり、
前記スティックホルダーの前記保持筒の外周の、前記軸線方向の後端側には、前記外周の他の部分よりも頂点が突出した略多角柱形の輪郭部が設けられ、
前記スリーブの内側は、軸線状に延伸する略多角柱状の中空部と、該略多角柱状の中空部の先端側で前記略多角柱状の中空部よりも狭い内径を有する円筒形状の先端内周面で構成され、前記先端内周面と、前記略多角柱状の中空部との境界が段差になっており、
前記保持筒の前記略多角柱状の輪郭部の外側面と、前記スリーブの前記略多角柱状の中空部の内側面で、前記スティックホルダーが、前記スリーブの内部でスライド移動する際に、前記スリーブに対する前記スティックホルダーの回転を規制し、
前記保持筒の前記略多角柱形の輪郭部が、前記スリーブの内側の段差に突き当たる位置が、前記棒状体の通常使用時の上死点となる。
一態様によれば、スティックホルダーにおいて、スリムな形状を確保しながら、道具を準備したり、手を汚すことなく、棒状体の内容物を最後まで使い切ることができる。
本発明の第1実施形態に係る繰出し容器の全体側面図と全体側面断面図。 図1の繰出し容器の分解図。 本発明の繰出し容器における口紅の残量が少なくなっていく様子を示す図。 繰出し容器に含まれるスティックホルダーの押し込みを説明する断面図。 第1実施形態に係るスティックホルダーの説明図。 スティックホルダーの先端部の斜視図と前側透視図。 スリーブと、スティックホルダーの斜視図。 図7とは別の角度の、スリーブと、スティックホルダーの斜視図。 図1に示す繰出し容器におけるスリーブ及びスティックホルダーの縦方向断面図。 第1実施形態に係るスティックホルダーと、繰出し筒を示す斜視図。 図10の繰出し筒を開放した状態を示す図。 第1実施形態に係る繰出し容器におけるスティックホルダー及び繰出し筒、及びケースを示す縦方向断面図。 本発明の第2実施形態の側面図及び側面断面図。 図13の繰出し容器において、繰出し筒及びスリーブの側面断面図と、スティックホルダー及び棒状化粧料の斜視図を組み合わせた図。 第2実施形態に係るスティックホルダーの説明図。 第3実施形態に係るスティックホルダー及び繰出し筒の斜視図。 第3実施形態に係るスティックホルダーの説明図。
以下、図面を参照して本発明を実施するための形態について説明する。下記、各図面において、同一構成部分には同一符号を付し、重複した説明を省略する場合がある。
本発明は、棒状体を繰り出し可能なスティックホルダー及び該スティックホルダーを備える繰出し容器に関する。
ここで、本発明の繰出し容器で収容し、繰り出し可能な棒状体として、棒状化粧料と、化粧料以外の棒状物を含みうる。
棒状化粧料とは、例えば、口紅、リップクリーム、コンシーラー、スティックアイシャドウ、スティックファンデーション、スティック状の美容液、スティック状の保湿剤、等でありうる。
化粧料以外の棒状物とは、例えば、スティック状の練り香水、スティック状の制汗料、スティック状の日焼け止め、スティック状の薬、スティック状の虫除け、スティック状の固体洗剤、スティック糊、スティック接着剤、消しゴム、口紅を模したおもちゃ等でありうる。
また、棒状体は、所定の形状に形成された固体の他、一定以上の粘度を有した、所定の形状を維持可能な材料、例えば、粘弾性材料等も含みうる。
さらに、棒状体は、予め棒状に成形されたものをスティックホルダーに取りつけてもよいし、あるいは、後述するようにスティックホルダーの保持筒の内周面と、皿部の上面とで形成される補充空間に材料を充填して棒状体を形成する場合も含まれる。
以下において、棒状体として、棒状化粧料Lを例として説明する。
<全体構成>
図1は、本発明の一実施形態に係る繰出し容器10の全体図である。図2は、繰出し容器10の分解図である。図1において、(a)は全体側面図であって、(b)は図1(a)の繰出し容器10を断面AAで切断した、側面断面図である。
図1及び図2を参照して、繰出し容器10の全体構成について説明する。
繰出し容器10は、ケース1、スリーブ2、スティックホルダー3、ジョイント部4、繰出し筒5、オーリング(O-ring)6を備えており、棒状化粧料Lを収容している。また、ケース1組付品である繰出し容器10のジョイント部4に、キャップ7が着脱自在にとりつけられる。
ケース1、スリーブ2、ジョイント部4、キャップ7は、例えば、ABS(アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン)等の樹脂で構成される。スティックホルダー3は、例えば、PBT(ポリブチレンテレフタレート)等の樹脂で構成される。繰出し筒5は、例えばPOM(ポリアセタール)等の樹脂で構成される。オーリング6は、例えば、NBR(ニトリルゴム)等の弾性素材で構成される。
ケース1は、繰出し容器10の外筒部(ボディ、袴筒ともいう)であり、例えば、円筒形状又は多角筒形状で構成されている。
スリーブ2は、ケース1よりも径が小さく、ケース1に対して、先端側に飛び出すように構成されている。スリーブ2は、ケース1に対して相対的に回転可能であって、スリーブ2とケース1とを相対的に回転させることで、棒状化粧料Lが、ケース1に対して軸方向(図1の左右方向)に、前進、後退移動する。スリーブ2は、スティックホルダー3の回転を規制してスライド移動可能に支持する支持筒であり、摺動筒部でもある。
スティックホルダー3は、棒状化粧料の固定具(例えば、口紅固定具、リードホルダーともいう)であって、先端には、棒状化粧料Lが取りつけられる。
ジョイント部4は、ケース1と、スリーブ2とを固定する連結部である。スリーブ2はジョイント部4に対してスライド可能に固定される。オーリング6は、スリーブ2の後端側に固定される。スリーブ2とジョイント部4との間にオーリング6を挟むことで、スリーブ2がスライド時のジョイント部4との間の摺動抵抗が調整されるとともに、必要に応じて気密も担保出来る。
繰出し筒5は、外筒部であるケース1に収容される中筒部であって、スティックホルダー3に対して相対的に回転することで、スティックホルダー3を軸線方向に移動させる回動筒であって、繰出用部材として機能する。
図2を参照して、まず、スティックホルダー3は、繰出し筒5の中に移動可能に取り付けられる。
そして、スティックホルダー3は、繰出し筒5の中に移動可能に取り付けられる。詳しくは、本実施形態では、繰出し筒5は、後述の図10、図11で示すように、内部に螺旋溝を有した雌ネジ形状であり、スティックホルダー3の後端部を挟んだ状態で折り畳まれて取り付けられる。
そして、スティックホルダー3が取り付けられた繰出し筒5は、ケース1に組み付けられる。
一方、ジョイント部4には、スリーブ2が組み付けられる。
その後、スティックホルダー3及び繰出し筒5が内部に組み付けられたケース1に対して、スリーブ2が組み付けられたジョイント部4が取りつけられることで、繰出し容器10の組み立てが完成する。
そして、繰出し容器10を組み立てた後、スリーブ2の先端側(図1の左側)から、保持筒31の内周及びスリーブ2の内側に固体の化粧料を差し込んで装填する。
あるいは、スリーブ2の先端側(図1の左側)から、保持筒31の内周及びスリーブ2の内側に流動体の化粧料を注入して充填してもよい。注入により充填可能な化粧料とは、例えば、充填時に周囲温度を高く設定することにより、変形可能な流動体である、バーム状であって、ワセリンや蜜蝋などをベースに肌に塗りやすく、液だれしないように、半固形にしたものを指す。なお、先端側からだけでなく、容器を少し改造して、後端側から化粧料を充填してもよい。流動体が充填されることで、スティックホルダー3の先端の保持筒(チャック)31の内側と皿部33の上面に囲まれる空間に存在する化粧料は、固まった後の棒状化粧料Lの、後端部の径の小さい部分である、被保持部であるくわえ部Lsとなる。
このように組み立てられ、差し込みにより装填された又は注入により充填された繰出し容器10に対して、キャップ7は着脱可能に取りつけられる。
図3は、本発明の繰出し容器10において、棒状化粧料Lの残量が少なくなっていく様子を示す図である。
詳しくは、図3において、(a)は、棒状化粧料Lが減る前であって、キャップ7を装着している状態を示す図、(b)は、棒状化粧料Lを通常使用時に最も伸ばした状態を示す図、(c)は、棒状化粧料Lの残量が少なくなった際に、棒状化粧料Lを最後まで使用し、使用し切れなくなった棒状化粧料を押し出した状態を示す図である。
図3(a)の状態は、棒状化粧料は最も下側(後端側)である下死点の状態に位置している。図3(a)に示すように、スリーブ2の先端部の手前には、内周が小さくなる段差Sが設けられている。
図3(a)~図3(c)に示すように、スティックホルダー3は、保持筒31と、皿部33と、押筒34とを備えている。保持筒31は、スティックホルダー3の先端側に設けられ、棒状化粧料Lの側面を保持する。皿部33は、保持筒31の棒状化粧料Lの底面を保持する。押筒34は棒状に延伸する筒状の部材である。保持筒31の外周の後端には、外側回転規制部312が設けられている。
繰出し筒5の内周には図3(c)に示すように、ピッチが変化する螺旋溝51が形成されている。スティックホルダー3の、押筒34の後端側には、繰出し筒5の内周の螺旋溝51と係合する突起である、ホルダー側係合突起(係合突起、係合部)341が設けられている。
スティックホルダー3は、繰出し筒5に対して、回転しながら移動可能(螺進可能)であり、スリーブ2に対して、回転を規制されながら軸線方向にスライド移動可能である。
図3(a)及び図3(b)を参照して、繰出し筒5が、スリーブ2に対して相対的に回転することで、スティックホルダー3が繰出し筒5に対して先端方向に移動する。
繰出し筒5は、外筒体であるケース1に固定されている。そのため、例えば、使用者が、スリーブ2を固定してケース1を回転させる、あるいは、ケース1を固定してスリーブ2を回転させることで、繰出し筒5は、スティックホルダー3に対して相対的に回転することになり、この相対的な回転に応じて、棒状化粧料Lが前進又は後退する。
スリーブ2は、スティックホルダー3の保持筒31の外側の一部である外側回転規制部312と接触して、スティックホルダー3の周方向の回転を規制しつつ、スリーブ2を軸線方向にスライド可能に支持する。
また、図3(c)に示すように、スティックホルダー3を螺進させる、雌ネジ形状の繰出し筒5は、内周側に刻まれた螺旋状の溝(螺旋溝)51は、後端側と、先端側とで、溝ピッチ(ねじリード)が異なっており、後端側が広く、先端側が狭くなっている。
例えば、後端側螺旋溝512の溝ピッチは6mmであり、先端側螺旋溝511の溝ピッチは、3mmとする。使用者は、スティックホルダー3の後端が、繰出し筒5の後端側螺旋溝512を移動している際は、通常の力で、棒状化粧料Lを繰り出すことができる。
なお、図3(a)の棒状化粧料Lの状態で、棒状化粧料Lを繰り出す際は、棒状化粧料Lの後端が保持筒31の外側回転規制部312の後端と位置が一致した状態で、棒状化粧料Lはスティックホルダー3の保持筒31と一緒に移動して、スリーブ2から押し出される。
そして、スリーブ2の内部で、スティックホルダー3をさらに前進させて、スティックホルダー3の保持筒31の外側回転規制部312が図3(a)のスリーブ2の内側の段差Sに突き当たると、保持筒31は、それ以上先端側には進めない。そのため、この状態でスティックホルダー3をそれ以上前に進めようとしても、保持筒31と皿部33とは、破断可能に連結されているため、スティックホルダー3は前に進めなくなる。この状態が、図3(b)に示す、棒状化粧料Lが通常使用上死点に達した状態である。
図3(b)に示した状態だと、スティックホルダー3の先端は、スリーブ2の先端と略同じ位置に到達し、スティックホルダー3の後端に設けられたホルダー側係合突起341は、繰出し筒5の螺旋溝51のピッチが変化する境界に到達する。
このように、保持筒31の外側回転規制部312が段差Sに突き当たるタイミングに合わせて、スティックホルダー3の後端のホルダー側係合突起341と係合する、繰出し筒5の螺旋溝51のピッチを狭くなるように構成する(後端側螺旋溝512⇒先端側螺旋溝511)ことにより、下記の機能を有している。
ここで、1回転当たりのスティックホルダー3が前に進む距離(ピッチ)が小さいと、繰出し筒5に対してスティックホルダー3が同じ回転力で相対的に回転しても、大きな推進力を出すことができる。
このため、通常使用上死点に達した、スティックホルダー3に対して、スリーブ2又はケース1を回転させることで、繰出し筒5からホルダー側係合突起341を介して押筒34に大きな推進力が加えられる。この推進力により、皿部33と保持筒31との破断可能な連結部分が破断して、皿部33を含む昇降体(押し上げ体)32は、保持筒31の中に進入する。
昇降体32が、保持筒31の内部に進入すると、保持筒31の内周と皿部33の上面である底板33bによって囲まれた、棒状化粧料Lを保持していた保持空間が小さくなることで、底板33bによって、棒状化粧料Lのくわえ部Ls(図2参照)は保持空間から押し出される。この皿部33の底板33bによる押し出しにより、棒状化粧料Lの後端側のくわえ部Lsは、スリーブ2の先端よりも外側に突出するので、棒状化粧料Lを、最後まで使用することができる。
ここで、図3(b)の状態から棒状化粧料Lを繰り出す際、皿部33が、保持筒31内を前進し、保持筒31はスリーブ2に固定されて移動しないため、保持空間において、移動する棒状化粧料Lと、固定されている保持筒31との間に摩擦力が作用する。そうすると、通常使用上死点を超えて棒状化粧料Lのくわえ部Lsを繰り出す場合、前進時は、皿部33により押圧されてくわえ部Lsは皿部33と一緒に前進するが、後退時には皿部33を後退させると、摩擦力により、くわえ部Lsの後端と皿部33とが分離して、棒状化粧料がスリーブ2から飛び出したまま、取り残されることもありうる。
そのため、図3(b)の状態の後に、棒状化粧料Lのくわえ部Lsをスリーブ2先端から大きく突出させると、棒状化粧料Lが、不安定となる場合も想定しうる。
これに対して、本実施形態では、棒状化粧料Lのくわえ部Lsを押し出す場合は、スティックホルダー3の後端に設けられたホルダー側係合突起341が、ピッチの狭い螺旋溝511の領域内になるため、棒状化粧料Lの進む距離を、微調整することができる。そのため、1回転当たりのピッチの小さい領域で、皿部33を移動させるので、棒状化粧料Lのくわえ部Lsのみが残った後の、押し出し量を微調整することができる。
このようにして、保持筒31に存在していた棒状化粧料Lのくわえ部Lsをほとんど使い切ったら、図3(c)に示すように、皿部33をほきだし上死点まで押し上げて、残っている棒状化粧料を皿部33から分離する。図3(c)の状態では、棒状化粧料Lは、ほきだし上死点、即ち、棒状化粧料Lを全て押し出すことが出来る上死点に達している。
ここで、繰出し筒5において、溝ピッチが狭い先端側螺旋溝511の領域の長さLG1が、スティックホルダー3における保持筒31の軸方向の長さL31以上と同じ位置又は外側に突出するので、棒状化粧料Lを、最後まで使用することができる。あるいは、棒状化粧料が脱落してしまうことも考慮し、LGの長さをL31よりも短く設定して、皿部33の底板33bによる押出しを、スリーブ2の先端より1mm~2mm程度凹んだところで止まるように構成してもよい。
<スティックホルダー>
繰出し容器1に含まれる、スティックホルダー3の構成について、下記説明する。
図4は、スティックホルダー3の押し込みを説明する断面図である。図4において、(a)は破断点が破断する前の状態のスティックホルダーの断面図、(b)は破断点が破断し、昇降体32が保持筒31の中に進入した状態を示す。
保持筒31は、スティックホルダー3の先端側に設けられ、棒状化粧料の側面を保持する。皿部33は、保持筒31の棒状化粧料の底面を保持する円柱状の底板33bを有する円柱部材である。押筒34は棒状に延伸する筒状の部材である。押筒34は、皿部33と一体化して固定されており、外径は皿部33よりも小さい(細い)。
スティックホルダー3において、皿部33及び押筒34は、保持筒31に対して、押し込む、昇降体(押し上げ体)32として機能する。昇降体32は、保持筒31よりも軸方向の後端側に設けられており、棒状化粧料Lが残り少なくなった場合に、図3(b)の状態からさらに押し込むと、昇降体32は、保持筒31の内側に進入することができる。
保持筒31は、皿部33に対して破断可能な連結部分35によって連結されている。
スティックホルダー3の、押筒34の外周面34oに、繰出し筒5の内周の螺旋溝511と係合する突起である、ホルダー側係合突起341が設けられている。本構成では、ホルダー側係合突起341と、繰出し筒5の螺旋溝51との関係は、雄ネジの山の一部と雌ネジの溝との関係になる。
本実施形態では、ホルダー側係合突起341は、180°離れて、軸方向において同じ高さに2つ設けられている例を示しているが、ホルダー側係合突起341は軸方向において、同じ高さ又は異なる高さに、3つ以上設けてもよい。押筒34に複数の係合突起341を設けることで、繰出し筒5の螺旋溝51に対して2箇所以上で係合することになり、繰出し筒5に対して、スティックホルダー3を安定して回転移動させることができる。
図3(b)に示すように、連結部分35が破断することで、昇降体32の皿部33の外周が、保持筒31の内周の内側に進入する。
このようにスティックホルダー3は、図3(b)で示した、スティックホルダー3の先端が、スリーブ2の先端に到達する作動上死点である通常使用上死点で、一旦停止する。
スティックホルダー3を繰出し筒5に対してさらに回転させると、係合部であるホルダー側係合突起341に対して、図2に示した繰出し筒5の先端側螺旋溝511がさらに繰り上がろうとし、連結部分35を破壊する。
そして、繰出し筒5のネジ(螺旋溝)に対して、昇降体32がさらに先端側に前進することで、保持筒31部の内周側に昇降体32が進入し、棒状化粧料Lのくわえ部Lsを押し出す(ほきだす)。
このような構成により、スティックホルダー3の可動の上死点が、通常時の通常使用上死点と、使い切り時のほきだし上死点とで2箇所設定されている。
そのため、スティックホルダー3は、通常使用時では、保持筒31は昇降体32と一体化されており、残り少なくなった際に、連結部分35が破断することで1部品から2部品へ分割され、保持筒31に昇降体32が進入する。そのため、製造時は、スティックホルダー3は、1部品で成形出来るので部品コストが削減できる。
また、スティックホルダー3は、部品の追加なく、通常使用時は一部品として一体的に構成されているため、最後に押し出すための追加の部品は不要となる。そのため、スリム化した細長い繰出し容器において、道具を準備したり、手を汚すことなく、棒状化粧料のくわえ部を最後まで使い切ることができる。
図5は、スティックホルダー3の説明図である。図5において、図1(a)の状態から見て、(a)は左正面図、(b)は上面図、(c)は側面図、(d)は右正面図である。図6は、スティックホルダー3の先端部の説明図である。図6において、(a)は皿部33の斜視図であり、(b)は、図6(a)を縦方向に切断した斜視断面図である。
図5及び図6に示すように、スティックホルダー3の皿部33の外周面33oには、他の部分よりも凹んでいる、軸線方向に延伸する延伸溝部331が形成されている。延伸溝部331は、皿部33側の第1の回転止め部の一例である。
また、図4(a)及び図6(b)に示すように、保持筒31の内周31iには、他の部分よりも突出して、軸方向に延伸している、壁状の突起であるリブ311が設けられている。リブ311は、保持筒31側の第1の回転止め部の一例である。
皿部33の延伸溝部331は、保持筒31のリブ311と係合可能であって、皿部33の延伸溝部331が、保持筒31のリブ311に沿ってスライド移動することで、昇降体32の皿部33は、保持筒31のリブ311に沿って、スライド移動する。
リブ311と、延伸溝部331は、昇降体32が保持筒31の内周の内側に進入した際に、保持筒31に対する皿部33の回転を規制する、第1の回転規制機構の一例である。第1の回転規制機構の構成はこの例に限られず、保持筒31の内周側の何らかの回転止め機能を有する構成と、皿部33の外周側に何らかの回転止め機能を有する構成が設けられていればよい。
何らかの回転止め部が、保持筒31の内周と、皿部33の外周とで構成されていることにより、昇降体32が、保持筒31の内側に進入した際に、保持筒31に対する皿部33の回転を規制する、第1の回転規制機構として機能する。
図6(b)に示すように、皿部33と保持筒31とを連結する連結部分35は、昇降体32の皿部33の外周面33oの先端に断続的に設けられている。詳しくは、皿部33の先端の周面において、保持筒31のリブ311及び皿部33の延伸溝部331が設けられている部分を破断領域(破断点)として除いて、断続的な連結部分35が設けられている。
さらに、図5(a)、(d)及び、図6(a)に示すように、保持筒31の後端部は、保持筒31の外周面31oの他の部分よりも頂点が突出した略多角筒形の輪郭形状をしている、外側回転規制部312が設けられている。外側回転規制部312の輪郭形状は、スティックホルダー3が、スリーブ2に対する回転を規制する第2の回転規制部材として機能する。
<スリーブとスティックホルダー>
図7は、スリーブ2と、スティックホルダー3の斜視図であり、図8は、図7とは別の角度から見た、スリーブ2とスティックホルダー3の斜視図である。
上述のように、スティックホルダー3は、スリーブ2によって、スティックホルダー3の保持筒31の外周の一部である外側回転規制部312と接触して、回転を規制されながら、スリーブ2の内部を回転せずにスライド移動することができる。
図7に示すように、スリーブ2の内側の回転規制部の一例としては、スリーブ2の内側の、軸線状に延伸する略多角柱状の中空部21によって構成されている。
また、図6(b)に示したように、保持筒31の外周面の後端部には、略多角柱形の輪郭形状を有する外側回転規制部312が設けられている。
略多角柱状の中空部21と、略多角形の輪郭を有する外側回転規制部312は、スティックホルダー3がスリーブ2内をスライド移動する際の、回転を規制する、第2の回転規制機構の一例である。第2の回転規制機構の構成はこの例に限られず、スリーブ2の内周側の何らかの回転止め機能を有する構成と、保持筒31の外周面31oに何らかの回転止め機能を有する構成が設けられていればよい。
何らかの回転止め部が、スリーブ2の内周と、保持筒31の外周とで構成されていることにより、スティックホルダー3が、スリーブ2の内側をスライドする際に、スリーブ2に対する保持筒31の回転を規制する、第2の回転規制機構として機能する。
また、図8に示すように、スリーブ2の内側では、略多角柱状の中空部21は、先端側には設けられておらず、スリーブ2の先端の内側は、略多角柱状の中空部21よりも狭い内径を有する円筒形状の先端内周面22で構成されている。
このように、スリーブ2の内側が構成されることにより、スティックホルダー3の先端の保持筒31の外側回転規制部312は、スリーブ2の内側の、先端内周面22と略多角柱状の中空部21との段差Sに突き当たる。そのため、図3(b)⇒図3(c)で示したように、スティックホルダー3の保持筒31が先端に到達した後は、保持筒31はそれ以上先端側には動かず、後端側の昇降体32のみが先端側に移動する。
これにより、保持筒31の内周と皿部33の上面に囲まれた保持空間に残っていた、棒状化粧料Lのくわえ部Ls(図2参照)がスリーブ2の外側に押し出される。なお、内容物である棒状化粧料Lのくわえ部Lsを完全に押し出すために、スリーブ2の先端内周面22の軸方向の長さL22と、スティックホルダー3の保持筒31の外側回転規制部312を除いた部分の軸方向の長さL30がほぼ等しいと好適である。
なお、本例では、スティックホルダー3において保持筒31に対して、昇降体32をスライド移動させるために、保持筒31側にスライド用の突起(リブ311)が設けられ、皿部33側にスライド用の延伸溝(延伸溝部331)が設けられた例を示したが、構成は反対であってもよい。即ち、外側の保持筒31の内周面にスライド用の溝が設けられ、内側の皿部33の外周面にスライド用の突起を設けてもよい。
また、本例において、スティックホルダー3とスリーブ2とのスライド移動のために、六角形の輪郭と内側形状を用いているが、略多角形状の輪郭であれば、何角形であってもよい。
さらに、本例において、スティックホルダー3の保持筒31と皿部33とのスライド移動のためにスライド用の突起と溝とを設け、スティックホルダー3とスリーブ2とのスライド移動のために略多角形の輪郭と内側形状を用いているが、スライド移動のための構成は逆であってもよい。即ち、スティックホルダー3の保持筒31と皿部33とのスライド移動のために、保持筒31の内周を略多角柱状の中空体で構成し、皿部33の外側に略多角形の輪郭の外側回転規制部を設けてもよい。あるいは、スティックホルダー3とスリーブ2とのスライド移動のために、スリーブ2の先端部を除いた内周にスライド用の突起を設け、保持筒31の外周に溝の形状を構成する、又はスリーブ2の先端部を除いた内周にスライド用の溝を設け、保持筒31の外周に突起の形状を設けてもよい。
図9は、図1に示す繰出し容器10の縦方向断面図である。図9において、(a)は図1(a)のBB面切断図、(b)はCC面切断図、(c)はDD面切断図、(d)はEE面切断図である。
図9(a)では、キャップ7の内側には、スリーブ2と、棒状化粧料Lが存在する。
図9(b)では、キャップ7の内側には、ジョイント部4と、スリーブ2と、スティックホルダー3の保持筒31と、棒状化粧料Lが存在する。図9(b)に示すように、スティックホルダー3の保持筒31の内側には、内側(中央側)に突出する複数6本の突起であるリブ311が設けられている。
図9(c)は、スティックホルダー3の保持筒31と昇降体32との連結を示しており、ケース1の内側には、内側面が略多角形状のスリーブ2と、スティックホルダー3の略多角形状の外側回転規制部312と、皿部33とが存在する。
図9(a)に示すように、スリーブ2の円周形状の内側の先端内周面22は、スリーブ2の略多角柱状の中空部21よりも小さい(狭い)。そのため、図8に示したように、保持筒31の先端が、スリーブ2の先端に到達すると、略多角形状の輪郭を有する保持筒31の後端部の外側回転規制部312は、先端内周面22の部分には進入できず、スリーブ2の先端内周面22と略多角形の中空部21との段差Sに突き当たって停止する。
また、図9(c)に示すように、スティックホルダー3の保持筒31の内側には、内側に突出する6本のリブ311が設けられている。この6本のリブ311は、棒状化粧料の回転を規制するとともに、保持筒31に対する皿部33の回転を抑制する、保持筒31側の回転止め部である。
また、スティックホルダー3の昇降体32の皿部33の外周には、6つの溝部331が形成されている。6つの溝部331は、皿部33側の回転止め部である。この6本のリブ311及び溝部331が係合することで、保持筒31に対する皿部33の回転が抑制される。
また、図9(c)に示すように、保持筒31の内周の複数のリブとリブの間隔、及び皿部33の複数の溝部と溝部との間隔に、保持筒31と皿部33とを接続する、6箇所の連結部分35が設けられている。
リブ311及び溝部331は、連結部分35が設けられていない場所に設定されているため、保持筒31の内周と皿部33の外周とで、互いの機能を妨害せずに、連結とスライド移動の2つの機能を持たせることができる。
なお、本例では、スティックホルダー3において、保持筒31及び皿部33側にスライド用のリブ311及び延伸溝部331を6つずつ設けた例を示したが、スライド用の係合部(回転規制部)は、突起と溝部の数が合致していれば、2以上のいくつであってもよい。
また、本例では、スティックホルダー3において、スライド用のリブ311及び延伸溝部331と、連結部分35とが、同数の6つずつ設けている例を示しているが、連結部分と、スライド用の突起と溝部の数は別の数であってもよい。例えば、スライド用の突起と突起(溝と溝)との間隔において、連結部分35を間欠的に設けてもよいし、又は連結部分を設けない間隔があってもよい。
<繰出し筒とスティックホルダー>
図10は、スティックホルダー3と、繰出し筒5を示す斜視図である。スティックホルダー3の、押筒34の外周には、繰出し筒5の内周の一部と係合するホルダー側係合突起341が設けられている。
スティックホルダー3の、押筒34のホルダー側係合突起341は、繰出し筒5の係合溝である螺旋状の溝(螺旋溝)51と係合する、外側面に対して略直角に突出する複数の突起である。
本実施形態において、繰出し筒5は、筒部の内周面に螺旋溝51が形成された略筒状の雌ネジ部材である。
図11は、繰出し筒5を開放した状態を示す図である。本実施形態では、図11に示すように、繰出し筒5は、半円筒形状の一組の分割体50A,50Bによって構成されている。図12は、繰出し容器におけるスティックホルダー3及び繰出し筒5、及びケース1を示す縦方向断面図である。
本実施形態では、繰出し筒5のそれぞれの分割体50A,50Bには、一組の分割体を互いに組み付けたときに、周方向に連続した螺旋状の溝になるように、半円筒形状の内周面に溝51A,51Bが形成されている。
一組の分割体50A,50Bの各分割体の周方向の一端CE1A,CE1Bには、位置決め部53A,53Bがそれぞれ設けられており、一組の分割体50A,50Bを組み付ける際に、一組の位置決め部53A,53Bを嵌合させる。
さらに、繰出し筒5は、一組の分割体50A,50Bの周方向の他端部CE2A,CE2Bを略平行に隣接させて、周方向の他端部CE2A,CE2B同士を連結する、一組の分割体50A,50Bと一体成形されたヒンジ部52を有している。ヒンジ部52は、分割体50A,50Bの分割線dl(図12参照)に沿って外側に延び出した延出部が折り畳まれるように、中央部に折り溝fgが形成されている。
図11の状態から、ヒンジ部52を中心として、一組の分割体50A,50Bの少なくとも一方を回転させて一組の分割体を折り畳んで、筒状にする。
また、一組の分割体50A,50Bの半円筒形状の軸方向の後端ATEには、内側に突出する凸部であるアンダーカット54A,54Bがそれぞれ設けられている。
このアンダーカット54A,54Bは後端側の抜け止めとなっており、繰出し筒5の内部をスティックホルダー3が回転移動する際に、スティックホルダー3が後端側に行き過ぎてケース1の底部を破壊することを防ぐ。
本実施形態では、一組の分割体50A,50Bに形成された、半円筒形状の軸方向の先端側螺旋溝511の溝ピッチ(ねじリード)GP1と、軸方向の後端側螺旋溝512の溝ピッチ(ネジリード)GP2とは、異なっている。
一組の分割体に形成された螺旋溝51では、半円筒形状の軸方向の先端側螺旋溝511の、先端からスティックホルダー3の保持筒31と同じ長さに相当する部分は、他の部分である後端側螺旋溝512よりもピッチが狭い。
本実施形態では、スティックホルダー3が図3(a)に示す後端側に位置しているときに、スティックホルダー3の押筒34の後端部近傍に設けられたホルダー側係合突起341は、繰出し筒5の後端側の螺旋溝512と係合する。一方、スティックホルダー3が保持する棒状化粧料Lのくわえ部Lsを最後まで押す出すときに、ホルダー側係合突起341は、繰出し筒5の先端側の螺旋溝511と係合する。
本実施形態では、溝ピッチの違いにより、使用者は、スティックホルダー3の後端の係合突起341が、繰出し筒5の後端側の螺旋溝512(例えばGP2=6mm)の後端側を移動している際は、通常の力で、棒状化粧料Lを繰り出す。
そして、通常使用上死点に達した後、係合突起341が、繰出し筒5の先端側の溝ピッチGP1が3mmの領域に到達しはじめるときに、推進力を利用して、スティックホルダー3の、皿部33と保持筒31との連結部分35を破断させる。
そして、連結部分35を破断後に、係合突起341が、先端側の溝ピッチGP1が3mmの領域内を進むときは、棒状化粧料Lのくわえ部Lsを、通常時よりも少しずつ押し出す。
そのため、押筒34の係合突起341が、繰出し筒5の後端側の螺旋溝512と係合して進む場合を、通常の力と棒状化粧料Lの通常の前進速度としたときに、連結部分35を破断させるときは、強い手ごたえを感じ、その後係合突起341が先端側の螺旋溝511と係合して進むときは、同じ速度で回転させても、通常時より、前進速度が遅くなる。
このような繰出し筒5の螺旋溝51の構造により、本願のスティックホルダー3の連結部分の破断及び棒状化粧料Lのくわえ部Lsの押し出しを、使用者に手ごたえや、前進速度の変化として伝えながら、効果的に実現させることができる。
<第2実施形態>
次に、図13~図15を用いて、本発明の第2実施形態のスティックホルダーについて説明する。
図13は、第2実施形態の繰出し容器10αの全体図である。図13において、(a)は全体側面図であって、(b)は、図13(a)の繰出し容器10α及びキャップ7を断面AAで切断した、側面断面図である。
図14は、第2実施形態における、繰出し筒5及びスリーブ2の側面断面図と、スティックホルダー3α及び棒状化粧料Lの斜視図を組み合わせた図である。
図15は、第2実施形態に係るスティックホルダー3αの説明図である。図15において、図13(a)の状態から見て、(a)は左正面図、(b)は上面図、(c)は側面図、(d)は右正面図である。
本実施形態のスティックホルダー3αでは、連結部分35を破断後、保持筒31αに対する昇降体32αの回転規制のための構成が第1実施形態とは異なる。
本構成では、スティックホルダー3αには、皿部33αよりも後端側に、押筒34αの外周から外側に起立するフランジ36が設けられている。なお、本実施形態では、図15(a)に示すように保持筒31αに内側リブは設けられておらず、皿部33αに延伸溝部は設けられていないため、保持筒31αの内周及び皿部33αの外周は、連結部分35以外は円形状である。
フランジ36は、図15(a)及び図15(d)に示すように、外側回転規制部312と同じ大きさの、略多角形の輪郭を有している。
本実施形態では、スティックホルダー3αがスリーブ2の内側において軸線方向にスライド移動する際、外側回転規制部312及びフランジ36が、スリーブ2の略多角柱の中空部21(図7参照)と面接触することで、スティックホルダー3αのスリーブ2に対する回転を規制している。
そして、棒状化粧料Lのくわえ部Lsを押し出すために、連結部分35破断後、昇降体32αが保持筒31αの中に進入した際、即ち、保持筒31αが停止した状態でさらに昇降体32αが前進する際、フランジ36の外側面が、スリーブ2の略多角柱の中空部21と面接触することで、昇降体32αのスリーブ2に対する回転を規制する。この期間、外側回転規制部312の外側面がスリーブ2の略多角柱の中空部21(図7参照)と面接触することでスリーブ2に対する保持筒31の回転が規制されながら、外側回転規制部312がスリーブ2の段差Sに突き当たって保持筒31αは前進を停止させられている。即ち、本実施形態では、昇降体32αが保持筒31αの中に進入した際、フランジ36の外側面である略多角柱形の輪郭部と、スリーブ2の略多角柱の中空部21とが、第1の回転規制機構を構成する。
そのため、スリーブ2に対する保持筒31αの回転が規制された状態で、フランジ36によってスリーブ2に対する昇降体32αの回転を規制されることにより、保持筒31αに対して昇降体32αの回転も規制される。
ここで、本構成では、皿部33αの後端からフランジ36の先端までの距離Dfを、保持筒31αの距離L31以上に設定することで、保持筒31α内に保持される棒状化粧料Lのくわえ部Lsを最後まで押し出すことができる。
また、本実施形態においても、図15(a)に示すように破断前は、連結部分35によって昇降体32αと保持筒31αが連結されている。そのため、スティックホルダー3αは、部品の追加なく、通常使用時は一部品として一体的に構成されているため、最後に押し出すための追加の部品は不要となる。したがって、スリム化した細長い繰出し容器10αにおいて、道具を準備したり、手を汚すことなく、棒状化粧料のくわえ部を最後まで使い切ることができる。
また、本実施形態において、フランジ36は、皿部33αよりも後端側に設けられるため、図3(c)に示すように、棒状化粧料Lをすべて押し上げた後、昇降体32αをさらに押し上げようとしても、フランジ36の先端が、段差Sによって停止させられた保持筒31αの後端に突き当たる。そのため、フランジ36により、使用後の昇降体32αの抜け落ちを防止し、繰出し容器10αを一体化したまま廃棄することができる。
本実施形態では、上述のように連結部分35破断後に昇降体32αが保持筒31αの中に進入した際、フランジ36の外側面がスリーブの多角柱状の中空部21と係合することで、回転が規制されるので、溝と突起との係合による回転規制よりも、回転規制のための接触領域が多くなり、捩じる力が掛かっても破損しづらく、より前進動作が安定化する。
ただし、保持筒31αとは異なる部分に、皿部33αの後端から間隔を空けてフランジ36を設けるため、その分、棒状化粧料Lが入る部分が少なくなる。
そのため、操作時の安定性か、内容物の保持量か、必要な特性に応じて、スティックホルダーの構成を適宜選択すると好適である。
なお、図13(b)、図14では、スティックホルダー3を最も後端側に移動させた際に、繰出し筒5の後端側が余っている構成を示しているが、スティックホルダー3αを最も後端側に移動させた際に、繰出し筒5の後端側が余らないように繰出し筒5を短く構成してもよい。
なお、上記第1、第2の実施形態では、回転動作により、スティックホルダーを軸方向に移動させるための構成として、軸方向スティックホルダー側に雄ネジの突起、繰出し筒側に雌ネジの溝部を設ける例を示しているが、移動用の係合のためのネジ形状は逆の構成であってもよい。
<第3実施形態>
次に、本発明の第4実施形態のスティックホルダーと繰出し筒について説明する。図16は、第3実施形態に係るスティックホルダー3β及び繰出し筒5βの斜視図である。
本実施形態では、スティックホルダー3βのホルダー側係合部として、昇降体37の押筒38の外周面には、螺旋状のネジ溝(螺旋溝)39が形成されている。
図17は、第3実施形態に係るスティックホルダー3βの説明図である。図17において、図16の状態から見て、(a)は左正面図、(b)は上面図、(c)は側面図、(d)は右正面図である。
図16、図17に示すように、押筒38に形成された螺旋状のネジ溝では、後端側の螺旋溝391のピッチは、先端側の螺旋溝392よりもピッチが狭い。
本実施形態において、保持筒31、皿部33の構成は上述の図5と同様の構成であって、皿部33及び押筒38は、保持筒31に対して進入可能な昇降体37として機能する。
本実施形態においても、スティックホルダー3βは、部品の追加なく、通常使用時は一部品として一体的に構成されているため、最後に押し出すための追加の部品は不要となる。そのため、スリム化した細長い繰出し容器において、道具を準備したり、手を汚すことなく、棒状化粧料のくわえ部を最後まで使い切ることができる。
繰出し筒5βは、内周面にスティックホルダー3βの押筒38の螺旋溝39と係合する係合突起(繰出し側係合突起)56が設けられている。なお、図16では一方のみ示しているが、上述の押筒34の係合突起341同様に、スティックホルダー3βを安定的に回転移動させるため、繰出し筒5βの係合突起56は、2つ以上設けられている。
本実施形態では、繰出し筒5βの係合突起(係合部)56と、押筒38の螺旋溝39との関係は、雌ネジの山の一部と雄ネジの溝との関係になる。
また、繰出し筒5βの外周面には、繰出し筒5βのケース1に対する回転を止める回転止め具55が設けられている。
本実施形態では、スティックホルダー3βが図3(a)に示す後端側に位置しているときに、繰出し筒5βの先端部近傍に設けられた、係合突起56は、押筒38の先端側の螺旋溝392と係合する。一方、スティックホルダー3が保持する棒状化粧料のくわえ部Lsを図3(c)に示すように最後まで押す出すときには、繰出し筒5βの係合突起56は、押筒38の後端側の螺旋溝391と係合する。
ここで、くわえ部Lsを押し出すために通常使用上死点に達した後、係合突起56が、押筒38の先端側の溝ピッチが狭い螺旋溝391の領域に到達し始めるときに、推進力を利用して、スティックホルダー3βの、皿部33と保持筒31との連結部分35を破断させる。
そして、連結部分35を破断後に、係合突起56が、押筒38の後端側の螺旋溝391と係合する領域内を進むときは、棒状化粧料Lのくわえ部Lsを、通常時よりも少しずつ、押し出す。
そのため、繰出し筒5βの係合突起56が、押筒38の先端側の螺旋溝392と係合して進む場合を、通常の力と棒状化粧料Lの通常の前進速度としたときに、連結部分35を破断させるときは、強い手ごたえを感じ、その後係合突起56が、押筒38の後端側の螺旋溝391と係合して進むときは、同じ速度で回転させても、通常時より前進速度が遅くなる。
本変形例においても、このようなスティックホルダー3βの押筒38の螺旋溝の構造により、本願のスティックホルダー3βの連結部分35の破断及び棒状化粧料Lのくわえ部Lsの押し出しを、使用者に手ごたえや、前進速度の変化として伝えながら、効果的に実現させることができる。
なお、本実施形態において、スティックホルダーにおける連結部分破断後の前進時の位置規制について、第1実施形態と同様の構成について説明したが、押筒38において先端側の皿部33周辺に螺旋溝を設けない部分を設け、押筒において皿部よりも後端であって螺旋溝を設ける部分と設けない部分との境界に図15に示すフランジ36を設け、フランジ36の外側面の多角形形状と、スリーブの内側の多角筒形状によって、位置規制を行ってもよい。
以上、本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の実施形態の要旨の範囲内において、種々の変形、変更が可能である。
1 ケース
2 スリーブ
3,3α,3β スティックホルダー(被繰出部材)
4 ジョイント部
5,5β 繰出し筒(雌ネジ部材、繰出部材)
6 オーリング
7 キャップ
10,10α,10β 繰出し容器
21 略多角柱の中空部(第2の回転規制機構、第1の回転規制機構)
22 先端内周面
23 外周連結部
31 保持筒
311 リブ(回転止めの突起、回転規制部、第1の回転規制機構)
312 外側回転規制部(第2の回転規制機構)
32,37 昇降体
33 皿部
331 延伸溝部(第1の回転規制機構)
34,38 押筒
341 ホルダー側係合突起(係合突起)
35 連結部分
36 フランジ(第1の回転規制機構)
39 螺旋溝
391 後端側螺旋溝
392 先端側螺旋溝
50A,50B 分割体
51 螺旋溝(螺旋状の溝)
511 先端側螺旋溝
512 後端側螺旋溝
52 ヒンジ部
53A,53B 位置決め部
56 繰出し側係合突起(係合突起)
L 棒状化粧料
S 段差

Claims (13)

  1. スティックホルダーと、スリーブとを備える繰出し容器であって、
    前記スティックホルダーは、
    棒状体の側面を保持可能な先端側の保持筒と、前記棒状体の底面を支持可能な皿部と、該皿部よりも後端側にある押筒と、を備え、
    前記保持筒は前記皿部と破断可能な連結部分によって連結されており、
    前記連結部分が破断することで、前記皿部と前記押筒とが昇降体として、前記保持筒の内周の内側に進入可能であり、
    前記皿部の外径は、該押筒の外径よりに大きく、
    前記保持筒の内径は、前記皿部の外径よりも大きく、
    前記スリーブは筒状であって、前記スティックホルダーの前記保持筒の外周の少なくとも一部と接触して、前記スティックホルダーの回転を規制し、内部を前記スティックホルダーが軸線方向にスライド移動可能であり、
    前記スティックホルダーの前記保持筒の外周の、前記軸線方向の後端側には、前記外周の他の部分よりも頂点が突出した略多角柱形の輪郭部が設けられ、
    前記スリーブの内側は、軸線状に延伸する略多角柱状の中空部と、該略多角柱状の中空部の先端側で前記略多角柱状の中空部よりも狭い内径を有する円筒形状の先端内周面で構成され、前記先端内周面と、前記略多角柱状の中空部との境界が段差になっており、
    前記保持筒の前記略多角柱状の輪郭部の外側面と、前記スリーブの前記略多角柱状の中空部の内側面で、前記スティックホルダーが、前記スリーブの内部でスライド移動する際に、前記スリーブに対する前記スティックホルダーの回転を規制し、
    前記保持筒の前記略多角柱形の輪郭部が、前記スリーブの内側の段差に突き当たる位置が、前記棒状体の通常使用時の上死点となる
    繰出し容器。
  2. 前記スティックホルダーにおいて、
    前記皿部と前記保持筒とを連結する前記連結部分は、前記昇降体の前記皿部の外周面の先端に断続的に設けられている
    請求項1に記載の繰出し容器。
  3. 前記棒状体は、固体又は半固体の化粧品である
    請求項1又は2に記載の繰出し容器。
  4. 前記スティックホルダーにおいて、
    前記昇降体が、前記保持筒の内側に進入した際に、前記保持筒に対する前記昇降体の回転を規制する回転規制機構が、前記保持筒の内周と、前記皿部の外周とで構成されている
    請求項1乃至3のいずれか一項に記載の繰出し容器。
  5. 前記スティックホルダーにおいて、
    前記回転規制機構は、前記保持筒の前記内周における、他の部分よりも突出し、軸方向に延伸するリブと、
    前記リブと嵌合可能である、前記昇降体の皿部の外周における、他の部分よりも凹み、軸線方向に延伸する延伸溝部と、で構成されている
    請求項4に記載の繰出し容器。
  6. 前記スティックホルダーにおいて、
    前記皿部は、前記棒状体の底面を支持可能な底板と、先端が前記底板と連接され、前記底板の厚みよりも軸方向に長い筒状の厚肉筒とを有し、
    前記厚肉筒は、前記押筒よりも外径が大きく、
    前記皿部が前記保持筒の内側に進入する際は、前記皿部の前記延伸溝部が、前記保持筒の前記リブに沿ってスライド移動する
    請求項5に記載の繰出し容器。
  7. 前記スティックホルダーは、
    前記皿部の後端側に、押筒の周囲から起立するフランジをさらに備え、
    前記昇降体が、前記保持筒の内側に進入した際に、前記保持筒に対する前記昇降体の回転を規制する回転規制機構が、前記フランジの外周と、前記スリーブの内周とで構成されている
    請求項1乃至3のいずれか一項に記載の繰出し容器。
  8. 記回転規制機構は、
    前記フランジの外側面である略多角柱形の輪郭部と、
    前記スリーブの内側面の、軸線状に延伸する略多角柱状の中空部によって構成されている
    請求項7に記載の繰出し容器。
  9. 前記スティックホルダーに対して相対的に回転することで、前記スティックホルダーを軸線方向に移動させる繰出し筒をさらに備え、
    前記繰出し筒の内径は、前記皿部の外径よりも小さく、
    前記押筒は、前記繰出し筒に、内側から係合可能である
    請求項1乃至のいずれか一項に記載の繰出し容器。
  10. 前記繰出し筒は、内周面に螺旋状の溝が形成された略筒状の雌ネジ部材であり、
    前記スティックホルダーの前記押筒の円周面の後端付近には、前記雌ネジ部材の前記螺旋状の溝と係合する複数の係合突起が設けられている
    請求項に記載の繰出し容器。
  11. 前記雌ネジ部材に形成された前記螺旋状の溝では、先端から前記保持筒の軸線方向の長さに相当する長さ分のピッチは、後端側のピッチよりも狭い
    請求項10に記載の繰出し容器。
  12. 前記スティックホルダーの前記押筒の外周面には、螺旋状の溝が形成されており、
    前記繰出し筒の内周面の先端付近には、前記押筒の前記螺旋状の溝と係合する複数の係合突起が設けられている
    請求項に記載の繰出し容器。
  13. 前記押筒に形成された前記螺旋状の溝では、後端から前記保持筒の軸線方向の長さに相当する長さ分のピッチは、先端側のピッチよりも狭い
    請求項12に記載の繰出し容器。
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