JP7326111B2 - カルシウムの抽出方法、カルシウムの回収方法及び二酸化炭素の固定化方法 - Google Patents
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当該カルシウムの抽出方法は、カルシウムを含む材料からカルシウムを抽出する方法であって、抽出されるカルシウムが、二酸化炭素が供給されるためのものであり、上記材料にポリオール化合物を接触させる工程(接触工程)を備える。本実施形態では、抽出されるカルシウムに二酸化炭素が供給される。このように、本実施形態においては、当該カルシウムの抽出方法が、二酸化炭素が供給されるためのものである。より具体的には、抽出されるカルシウムが、イオン化した二酸化炭素(炭酸イオン)と反応させるためのものである。
上記カルシウムを含む材料としては、例えば高炉スラグ、製鋼スラグといったスラグ、セメント、コンクリート廃材、ガラス廃材、石炭灰、汚泥焼却灰等が挙げられる。上記物質においてカルシウムは例えば酸化カルシウム(CaO)の形態で存在している。上記高炉スラグは、製銑の過程で生じる製銑スラグであってカルシウムを含有するものである。上記製鋼スラグは、転炉スラグ又は電気炉スラグといった製鋼の過程で生じるスラグであってカルシウムを含有するものである。
上記ポリオール化合物は、上記材料からカルシウムを抽出するための媒体である。上記ポリオール化合物は、複数のアルコール性水酸基を有する有機化合物である。上述の通り、アルコール性水酸基は、脂肪族炭化水素の水素原子を置換したヒドロキシ基であり、芳香環を構成する炭化水素の水素原子を置換したヒドロキシ基(例えばフェノールのヒドロキシ基)は含まれない。
上記接触工程では、上記材料にポリオール化合物を接触させる。このように接触させる方法としては、上記材料からカルシウムをカルシウムイオンとして抽出し得る方法であればよく、特に限定されない。例えば、ポリオール化合物がジオール化合物、トリオール化合物といった液状のポリオール化合物である場合には、上記材料にポリオール化合物を添加して混合することができる。この混合、従来公知の攪拌装置を用いてもよい。混合時の温度、混合時間は特に限定されず、適宜設定され得る。
当該カルシウムの抽出方法は、上記材料からのカルシウムの抽出にポリオール化合物を用いることで、水を用いる場合よりも多くのカルシウムをカルシウムイオンとして抽出することができる。また、従来技術のようにアルカリ水溶液を用いないため、抽出にpHの制限を受け難い。よって、当該カルシウムの抽出方法によれば、カルシウムを効率的に抽出することができる。
当該カルシウムの回収方法は、カルシウムを含む材料からカルシウムを回収する方法であって、上記材料にポリオール化合物を接触させる工程(接触工程)と、上記接触工程後の材料に水を添加する工程(添加工程)と、上記接触工程後の材料に二酸化炭素を供給する工程(供給工程)とを備える。
上記カルシウムを含む材料としては、上述したカルシウムの抽出方法にて説明したカルシウムを含む材料と同じ材料を用いることができる。
ポリオール化合物としては、上述したカルシウムの抽出方法にて説明したポリオール化合物と同じ化合物を用いることができる。
水としては、上述したように二酸化炭素を炭酸イオンとして溶解させ、この炭酸イオンとカルシウムイオンとの反応の場を提供するものであれば特に限定されない。この水としては、例えば純水が挙げられる。
二酸化炭素としては、工場の排ガスに含まれる二酸化炭素等が挙げられる。上記供給工程では、二酸化炭素が他の気体との混合ガスとして添加されてもよい。この場合、上記混合ガス中の二酸化炭素の濃度は特に限定されない。例えば、上記混合ガス中の二酸化炭素の濃度としては、大気中の二酸化炭素の濃度と同様な濃度であってもよく、上記排ガス中の二酸化炭素濃度と同様な濃度であってもよく、これらが適宜希釈又は濃縮された濃度であってもよい。
上記接触工程としては、上述したカルシウムの抽出方法にて説明した接触工程と同じ工程を採用することができる。すなわち、本実施形態のカルシウムの回収方法は、上記接触工程として、本実施形態のカルシムの抽出方法を採用する。
上記添加工程では、上記接触工程後の上記材料に水を添加する。この添加工程では、例えば、上記接触工程後の混合物に水を添加し、混合する。この混合では、従来公知の攪拌装置を用いることができる。混合時の温度、混合時間は特に限定されず、適宜設定され得る。
上記供給工程では、上記接触工程後の上記材料に二酸化炭素を供給する。
当該カルシウムの回収方法は、上記接触工程を備えることで、上述したように効率的にカルシウムを抽出することができる。加えて、当該カルシウムの回収方法は、上記添加工程と上記供給工程とを備えることで、上記のように効率的に抽出されたカルシウムイオンを、水の存在下で効率的に炭酸イオンと反応させ、炭酸カルシウムとして析出させることができる。従って、当該カルシウムの回収方法は、上記材料からカルシウムを効率的に回収することができる。
当該二酸化炭素の固定化方法は、カルシウムを含む材料を用いて二酸化炭素を固定化する方法であって、上記材料にポリオール化合物を接触させる工程(接触工程)と、上記接触工程後の材料に水を添加する工程(添加工程)と、上記接触工程後の材料に二酸化炭素を供給する工程(供給工程)とを備える二酸化炭素の固定化方法である。
上記カルシウムを含む材料としては、上述したカルシウムの抽出方法にて説明したカルシウムを含む材料と同じ材料を用いることができる。
上記ポリオール化合物としては、上述したカルシウムの抽出方法にて説明したポリオール化合物と同じ化合物を用いることができる。
水としては、上述したカルシウムの回収方法にて説明した水と同じものを用いることができる。
上記二酸化炭素としては、上述したカルシウムの回収方法にて説明した二酸化炭素と同じものを用いることができる。
上記接触工程としては、上述したカルシウムの回収方法にて説明した接触工程と同じ工程を用いることができる。すなわち、本実施形態のカルシウムの回収方法は、上記接触工程として、本実施形態のカルシムの抽出方法を採用する。
上記添加工程としては、上述したカルシウムの回収方法で説明した添加工程と同じ工程を用いることができる。
上記供給工程としては、上述したカルシウムの回収方法で説明した供給工程と同じ工程を用いることができる。
当該二酸化炭素の固定化方法は、上記接触工程を備えることで、上述したように、効率的にカルシウムを抽出することができる。加えて、当該二酸化炭素の固定化方法は、上述したように、上記添加工程と上記供給工程とを備えることで、上記のように効率的に抽出されたカルシウムイオンを、水の存在下で効率的に炭酸イオンと反応させ、炭酸カルシウムとして析出させることができる。この反応により、二酸化炭素を炭酸カルシウムとして固定化することができる。従って、当該二酸化炭素の固定化方法は、二酸化炭素を効率的に固定することができる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。例えば、上記実施形態では添加工程において水を添加する態様について説明したが、その他、水とポリオール化合物以外の他の溶媒とを含む混合液を用いてもよい。このような他の溶媒としては、親水性溶媒が好ましい。この親水性溶媒としては、エタノール、メタノール等が挙げられる。また、添加工程では、溶媒以外の添加剤を水に溶解させた水溶液を用いてもよい。
カルシウムを含有する材料として、下記表1に示すA材料を用いた。A材料は、酸化カルシウム(関東化学社製の試薬(純度:99.9質量%))である。
(実験例1)
下記表4に示す配合量で、容器内に、カルシウムを含む材料としてA材料、及びカルシウムム抽出溶媒(溶媒I)としてB液を添加し、Dガスを0.5L/minで吹き込みながら、攪拌機を用いて350rpmで約60分間攪拌して、カルシウムの抽出操作を行った。このようにDガスを用いたのは、混合液中のカルシウムイオンがガスと反応することを抑制し、カルシウムイオン濃度を精度良く測定するためである。抽出操作後、得られた混合液をPVDF製で孔径0.45μmのシリンジフィルターを用いて吸引ろ過した。得られたろ液に対し、JIS K 0121(2006)記載のフレーム原子吸光法記載のフレーム原子吸光法を用いてカルシウムイオン濃度を測定した。なお、測定装置として、VARIAN社製のAA240FSを用いた。測定結果を表4に示す。
(実験例2~実験例4)
下記表5に示す添加量で溶媒I(B液)を添加すること以外は実験例1と同様にして、カルシウムの抽出操作及び吸引ろ過を行った。得られたろ液を、容器内に投入し、Eガスを0.5L/minで吹き込みつつ、攪拌機を用いて350rpmで攪拌しながら、吹き込み開始から10分経過時点で混合液を10mL採取した後、直ちに10mLのC液を添加した。C液は、二酸化炭素を炭酸イオンとして溶解させると共にカルシウムイオンと炭酸イオンとの反応を提供するための溶媒(溶媒II)である。その後、20分経過時点で混合液を9mL採取した後、直ちに9mLのC液を添加した。その後、60分経過時点で混合液を10mL採取した。
Claims (8)
- 酸化カルシウムを含む材料からカルシウムを抽出する方法であって、
抽出されるカルシウムが、二酸化炭素が供給されるためのものであり、
上記材料にポリオール化合物を接触させる工程を備えるカルシウムの抽出方法。 - 上記ポリオール化合物が、ジオール化合物又はトリオール化合物である請求項1に記載のカルシウムの抽出方法。
- 上記ジオール化合物が、エチレングリコール、プロピレングリコール及びジエチレングリコールよりなる群から選択される1又は2以上のものである請求項2に記載のカルシウムの抽出方法。
- 酸化カルシウムを含む材料からカルシウムを回収する方法であって、
上記材料にポリオール化合物を接触させる工程と、
上記接触工程後の材料とポリオール化合物との混合物に水を添加する工程と、
上記接触工程後の材料とポリオール化合物との混合物に二酸化炭素を供給する工程と
を備え、
上記添加工程を上記供給工程後に行うカルシウムの回収方法。 - 酸化カルシウムを含む材料を用いて二酸化炭素を固定化する方法であって、
上記材料にポリオール化合物を接触させる工程と、
上記接触工程後の材料とポリオール化合物との混合物に水を添加する工程と、
上記接触工程後の材料とポリオール化合物との混合物に二酸化炭素を供給する工程と
を備え、
上記添加工程を上記供給工程後に行う二酸化炭素の固定化方法。 - 酸化カルシウムを含む材料からカルシウムを回収する方法であって、
上記材料にポリオール化合物を接触させる工程と、
上記接触工程後の材料とポリオール化合物との混合物から、PVDF製で孔径0.45μmのシリンジフィルターを用いて吸引ろ過して溶液を分離する工程と、
上記分離工程後の溶液に水を添加する工程と、
上記分離工程後の溶液に二酸化炭素を供給する工程と
を備えるカルシウムの回収方法。 - 上記添加工程を上記供給工程後に行う請求項6に記載のカルシウムの回収方法。
- 酸化カルシウムを含む材料を用いて二酸化炭素を固定化する方法であって、
上記材料にポリオール化合物を接触させる工程と、
上記接触工程後の材料とポリオール化合物との混合物から、PVDF製で孔径0.45μmのシリンジフィルターを用いて吸引ろ過して溶液を分離する工程と、
上記分離工程後の溶液に水を添加する工程と、
上記分離工程後の溶液に二酸化炭素を供給する工程と
を備える二酸化炭素の固定化方法。
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