JP7324580B2 - 撮像装置および撮像方法 - Google Patents
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変位手段を備えれば、撮像領域内に映し出す撮像手段の死角領域を変更することができる。
曲率変更手段を備えれば、撮像領域内に映し出す撮像手段の死角領域を変更することができる。
なお、本実施形態におけるX軸、Y軸、Z軸は、それぞれが直交する関係にあり、X軸およびY軸は、所定平面内の軸とし、Z軸は、前記所定平面に直交する軸とする。さらに、本実施形態では、Y軸と平行な図1の手前方向から観た場合を基準とし、図を指定することなく方向を示した場合、「上」がZ軸の矢印方向で「下」がその逆方向、「左」がX軸の矢印方向で「右」がその逆方向、「前」がY軸と平行な図1中手前方向で「後」がその逆方向とする。
シート貼付装置EA1は、被着体WKに接着シートASを貼付する貼付手段10と、被着体WKを支持して搬送する被着体搬送手段20と、当該シート貼付装置EA1の全体的または部分的な動作を制御するパーソナルコンピュータやシーケンサ等の制御手段30と、制御手段30の判定結果を出力する発音器、モニタ、パネル、表示灯等の報知手段40とで構成されている。
撮像装置EAは、所定の間隔DSで穴HLの内周面HL3を1周する領域が印付与領域MAとされ、当該印付与領域MAに設けられた所定の印MKを撮像する装置であって、所定の撮像領域PAを撮像する撮像手段50と、対象とするものを映し出す鏡面反射手段60とを備えている。
なお、原反RSは、第1開口部HL1と第2開口部HL2と内周面HL3とを有する穴HLが形成された中空管HPに巻回されて原反巻回物RRとされている。また、原反RSは、中空管HPの穴HLを支持ローラ11に通し、当該支持ローラ11に設けられたストッパ11Aに第2開口部HL2が突き当たると、シート貼付装置EA1に対して所定の位置にセットされるようになっている。この際、支持ローラ11は印MKに覆い被さることはない。
なお、本実施形態の場合、図1(D)にも示すように、中空管HPにおける第1開口部HL1と、当該第1開口部HL1から離れた内周面HL3上の第1内周点PT1との間隔を所定の間隔DS(本実施形態の場合、30mm)とし、当該所定の間隔DSで内周面HL3を1周する領域が印付与領域MAとされ、当該印付与領域MA内のどこかの位置に印MKとして二次元コードが設けられている。
ステンレス板61は、カメラ52側の面が鏡面磨きされることで凹型鏡面61Aを構成している。
変位手段62は、ブラケット18Bに支持された駆動機器としてのXYテーブル62Aと、XYテーブル62Aの出力部62Bに支持された駆動機器としての直動モータ62Cと、直動モータ62Cの出力軸62Dに支持された駆動機器としての回動モータ62Eと、回動モータ62Eの出力軸62Fに支持され、曲率変更手段63を介してステンレス板61を支持する支持フレーム62Gとを備え、前後、左右、上下方向およびX軸を中心とする円周方向にステンレス板61を移動可能となっている。
曲率変更手段63は、支持フレーム62Gに支持され、それぞれの出力軸63Bでステンレス板61の両端部を支持する駆動機器としての2体の直動モータ63Aを備えている。
先ず、図1(A)中実線で示す初期位置に各部材が配置されたシート貼付装置EA1に対し、当該シート貼付装置EA1の使用者(以下、単に「使用者」という)が、操作パネルやパーソナルコンピュータ等の図示しない操作手段を介して自動運転開始の信号を入力する。この際、使用者は、変位手段62および曲率変更手段63を駆動し、カメラ52が撮像しきれない印付与領域MAにおける死角領域BAを、当該カメラ52が撮像できるように、変位手段62や曲率変更手段63を駆動し、ステンレス板61の位置、角度および凹型鏡面61Aの曲率等を調整する。また、使用者は、当該シート貼付装置EA1で使用する原反RSの品名や型式等を表す数値、文字、記号等の原反情報を図示しない操作手段を介して制御手段30に入力しておく。
貼付手段10は、剥離シートRLに仮着された帯状の接着シート基材に閉ループ状または短寸幅方向全体の切込が形成されることで、その切込で仕切られた所定の領域が接着シートASとされた原反を繰り出してもよいし、帯状の接着シート基材が剥離シートRLに仮着された原反を採用し、接着シート基材に閉ループ状または短寸幅方向全体の切込を切断手段で形成し、その切込で仕切られた所定の領域を接着シートASとしてもよいし、接着シートASを剥離シートRLから剥離する際、原反RSに所定の張力が付与されるように回動モータ15Aのトルク制御を行ってもよいし、支持ローラ11やガイドローラ12等の各ローラの代わりに板状部材やシャフト部材等で原反RSや剥離シートRLを支持したり案内したりしてもよいし、剥離シートRLを巻回することなく例えばファンフォールド折りにしたり、シュレッダ等で切り刻んだりして回収してもよいし、巻回したりファンフォールド折りにしたりすることなく単に集積して剥離シートRLを回収してもよいし、剥離シートRLを回収しなくてもよい。
貼付手段10は、天地反転して配置したり横置きに配置したりして、被着体WKの下面や側面等に接着シートASを貼付するように構成してもよいし、押圧ローラ14の代わりに、駆動機器であって押圧手段としての直動モータの出力軸に支持され、減圧ポンプや真空エジェクタ等の図示しない減圧手段によって吸着保持が可能な保持部材で接着シートASを保持し、当該保持部材で保持した接着シートASを被着体WKに押圧して貼付する構成でもよいし、押圧ローラ14を被着体WKに離間接近させる押圧部材接離手段としての駆動機器を採用し、被着体WKにストレスがかかったり損傷したりすることを防止するようにしてもよい。
凹型鏡面61Aは、半円弧や1/4円弧等の円弧状の凹型鏡面でもよいし、放物線状の凹型鏡面でもよいし、多角形型の凹型鏡面でもよいし、二次曲面からなる凹型鏡面でもよいし、三次曲面からなる凹型鏡面でもよく、死角領域BAを撮像手段50の撮像領域PA内に映し出すことができればどのような凹型鏡面でもよい。
変位手段62は、Y軸やZ軸を中心とする円周方向にステンレス板61を移動させる駆動機器を採用してもよいし、X軸方向に移動する出力軸を備えた駆動機器と、Y軸方向に移動する出力軸を備えた駆動機器とを適宜に組み合わせてXYテーブル62Aの代替としてもよいし、当該変位手段62を構成する駆動機器のうち少なくとも1つが備わっていなくてもよいし、人手でステンレス板61の位置や角度を調整してもよいし、本発明の撮像装置EAに備わっていなくてもよい。
曲率変更手段63は、1体または3体以上の駆動機器で凹型鏡面61Aの曲率を変更してもよいし、人手で凹型鏡面61Aの曲率を変更してもよいし、本発明の撮像装置EAに備わっていなくてもよい。
穴HLは、第2開口部HL2がない(底のある)「穴」でもよいし、第2開口部HL2がある(底のない)「孔」でもよいし、円形状、楕円形状、多角形状等の穴でもよいし、中空管HPに形成された穴HLの他、例えば、筒状体や環状体を構成する穴、地面や壁に掘られた穴や空洞等、何ら限定されるものではない。
印付与領域MAは、所定の間隔DSが30mmでなくてもよく、例えば1mmや10mm等、30mm以下でもよいし、50mmや1m等、30mm以上でもよい。また印付与領域MAは、例えば、図1(D)に示すように、穴HLの第1開口部HL1から離れた内周面HL3上の第2内周点PT2と、当該第2内周点PT2から離れた内周面HL3上の第3内周点PT3との間隔を所定の間隔DSとし、当該所定の間隔DSで内周面HL3を1周する領域でもよいし、同図1(D)に示すように、穴HLの第1開口部HL1から離れた内周面HL3上の第4内周点PT4と、穴HLの第2開口部HL2との間隔を所定の間隔DSとし、当該所定の間隔DSで内周面HL3を1周する領域でもよいし、同図1(D)に示すように、中空管HPにおける穴HLの第1開口部HL1と、当該穴HLの第2開口部HL2との間隔を所定の間隔DSとし、当該所定の間隔DSで内周面HL3を1周する領域でもよい。なお、内周点PT2の位置は内周点PT1と同じでもよいし、内周点PT3の位置は内周点PT4と同じでもよい。
印MKは、一次元コード、二次元コード、文字、図形、模様、刻印、傷、割れ、シミ、突起物、凹凸物またはそれらが組み合わさったもの等、何ら限定されるものではないし、印付与領域MAに直接印刷されたり記載されたり刻印されたりしたものであってもよいし、ラベルや粘着テープ等の接着シートに印刷されたものでもよいし、印付与領域MAの1箇所または複数箇所に設けられていてもよいし、例えば、原反RSのロットナンバー、使用した原反RSの長さ、原反RSの残りの長さ、接着シートASの品質保証期限、原反RSや接着シートASの使用期限や消費期限、繰出開始前後の接着シートASの残数、繰り出された接着シートASの枚数、接着シートASを最適に繰り出すことのできる推奨繰出速度、接着シートASを最適に貼付することができる推奨貼付張力や推奨押圧力や貼付温度等の接着シートASの貼付条件、接着シートASや原反RSについての相談窓口の連絡先等をであってもよく、シート貼付装置EA1は、当該印をモニタやパネル等の表示手段(報知手段40)に表示させてもよいし、撮像手段50が撮像した撮像画像中の印MKの内容に基づいて、制御手段30で各駆動機器を制御してもよく、例えば、接着シートASの推奨繰出速度を基にして、回動モータ15Aの回転速度や、リニアモータ21で支持テーブル22を移動させる移動速度を制御したり、推奨押圧力を基にして、押圧ローラ14を昇降させる図示しない直動モータの昇降量やその出力軸に加えるトルクなどを制御したり、押圧力を制御したり、加熱手段の温度を制御してもよい。
シート貼付装置EA1は、被着体搬送手段20、制御手段30および報知手段40のうち少なくとも1つが備わっていなくてもよいし、例えば、入力情報が原反情報に対して適合していないと制御手段30が判定した際、当該制御手段30は、報知手段40に対して駆動指令を出力しなくてもよいし、シート貼付装置EA1にインターロックを掛けなくてもよいし、入力情報が原反情報に対して適合していると制御手段30が判定した際、当該制御手段30は、報知手段40に対して駆動指令を出力し、その旨を使用者に知らせてもよい。
前記実施形態において、ローラ等の回転部材が採用されている場合、当該回転部材を回転駆動させる駆動機器を備えてもよいし、回転部材の表面や回転部材自体をゴムや樹脂等の変形可能な部材で構成してもよいし、回転部材の表面や回転部材自体を変形しない部材で構成してもよいし、ローラの代わりに回転するまたは回転しないシャフトやブレード等の他の部材を採用してもよいし、押圧ローラや押圧ヘッド等の押圧手段や押圧部材といった被押圧物を押圧するものが採用されている場合、上記で例示したものに代えてまたは併用して、ローラ、丸棒、ブレード材、ゴム、樹脂、スポンジ等の部材を採用したり、大気やガス等の気体の吹き付けにより押圧する構成を採用したりしてもよいし、押圧するものをゴムや樹脂等の変形可能な部材で構成してもよいし、変形しない部材で構成してもよいし、剥離板や剥離ローラ等の剥離手段や剥離部材といった被剥離物を剥離するものが採用されている場合、上記で例示したものに代えてまたは併用して、板状部材、丸棒、ローラ等の部材を採用してもよいし、剥離するものをゴムや樹脂等の変形可能な部材で構成してもよいし、変形しない部材で構成してもよいし、支持(保持)手段や支持(保持)部材等の被支持部材(被保持部材)を支持(保持)するものが採用されている場合、メカチャックやチャックシリンダ等の把持手段、クーロン力、接着剤(接着シート、接着テープ)、粘着剤(粘着シート、粘着テープ)、磁力、ベルヌーイ吸着、吸引吸着、駆動機器等で被支持部材を支持(保持)する構成を採用してもよいし、切断手段や切断部材等の被切断部材を切断または、被切断部材に切込や切断線を形成するものが採用されている場合、上記で例示したものに代えてまたは併用して、カッター刃、レーザカッタ、イオンビーム、火力、熱、水圧、電熱線、気体や液体等の吹付け等で切断するものを採用したり、適宜な駆動機器を組み合わせたもので切断するものを移動させて切断するようにしたりしてもよい。
50 撮像手段
60 鏡面反射手段
61A 凹型鏡面
BA 死角領域
DS 所定の間隔
HL 穴
HL3 内周面
MA 印付与領域
MK 印
PA 撮像領域
Claims (4)
- 所定の間隔で穴の内周面を1周する領域が印付与領域とされ、当該印付与領域に設けられた所定の印を撮像する撮像装置において、
所定の撮像領域を撮像する撮像手段と、
対象とするものを映し出す鏡面反射手段とを有し、
前記鏡面反射手段は、前記印付与領域における前記撮像手段の死角領域を前記撮像領域内に映し出す凹型鏡面を備えていることを特徴とする撮像装置。 - 前記鏡面反射手段は、前記撮像領域内に映し出す前記撮像手段の死角領域の位置を変更可能な変位手段を備えていることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
- 前記鏡面反射手段は、凹型鏡面の曲率を変更する曲率変更手段を備えていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の撮像装置。
- 所定の間隔で穴の内周面を1周する領域が印付与領域とされ、当該印付与領域に設けられた所定の印を撮像する撮像方法において、
所定の撮像領域を撮像手段が撮像する撮像工程と、
対象とするものを鏡面反射手段が映し出す鏡面反射工程とを実施し、
前記鏡面反射工程では、前記印付与領域における前記撮像手段の死角領域を前記鏡面反射手段が備える凹型鏡面を用いて前記撮像領域内に映し出すことを特徴とする撮像方法。
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