JP7322518B2 - 光モジュール、伝送装置及び動作点制御方法 - Google Patents

光モジュール、伝送装置及び動作点制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、光モジュール、伝送装置及び動作点制御方法に関する。
一般に、光信号を伝送する伝送装置には、例えば変調器などの光デバイスを搭載する光モジュールが実装される。光モジュールは、変調器の他にも可変光減衰器(Variable Optical Attenuator:VOA)及びチューナブル光フィルタ(Tunable Optical Filter:TOF)などの光デバイスを搭載することがある。これらの光デバイスによって所望の光出力特性を得るためには、それぞれの光デバイスに印加される制御電圧が最適な動作点に調整される。具体的には、光デバイスの光出力特性を表す曲線において、出力光の光強度が極大又は極小となる制御電圧が最適な動作点として求められることがある。
このような動作点を求める方法としては、例えば所定の低周波のディザ信号を制御電圧に重畳した上で光デバイスからの出力光をモニタし、得られたモニタ信号に含まれるディザ信号成分を検出するものがある。ディザ信号成分の検出には、例えばディザ信号の周波数を透過帯域とするバンドパスフィルタが用いられ、バンドパスフィルタからの出力に基づいて最適な動作点からのずれが算出され、制御電圧が調整される。
米国特許出願公開第2005/0068600号明細書 特開2004-247968号公報
ところで、近年では変調方式の多値化が進んでおり、異なるシンボル間の位相及び振幅の差異が小さくなっている。すなわち、IQ平面上で異なるシンボルを表す点の間隔が小さくなっている。このため、ディザ信号が重畳されることによって例えば変調器の制御電圧が変動すると、送信シンボルの位相及び振幅も変動して伝送特性が劣化することから、ディザ信号の振幅は可能な限り小さくすることが好ましい。
しかしながら、ディザ信号の振幅を小さくすると、モニタ信号におけるディザ信号成分の振幅も小さくなり、ディザ信号成分の検出が困難になるという問題がある。すなわち、モニタ信号に含まれるディザ信号成分と雑音とを分別することが困難になり、ディザ信号成分の検出精度が低下する。また、特に制御電圧が光出力特性曲線の極大点又は極小点に近づくと光出力特性曲線の傾きが0に近づき、ディザ信号による制御電圧の変動が出力光の光強度に現れにくいことから、モニタ信号に含まれるディザ信号成分は小さくなる。このため、制御電圧が最適な動作点に近づくと、モニタ信号におけるディザ信号成分の検出精度はさらに低下する。結果として、最適な動作点を求めることが困難となり、光デバイスの所望の光出力特性が得られなくなる。
開示の技術は、かかる点に鑑みてなされたものであって、光デバイスを所望の光出力特性で動作させることができる光モジュール、伝送装置及び動作点制御方法を提供することを目的とする。
本願が開示する光モジュールは、1つの態様において、制御電圧に応じた光出力特性で光信号を出力する光デバイスと、既知の周波数のディザ信号が重畳された制御電圧を前記光デバイスに印加する電圧制御部と、前記光デバイスから出力される光信号をモニタして、前記光信号に応じたモニタ信号を出力するモニタ部と、前記モニタ信号と前記ディザ信号に対応する周波数の参照信号とを乗算する乗算部と、前記乗算部の乗算結果に含まれる直流成分を抽出するフィルタ部と、前記フィルタ部によって抽出される直流成分に応じて、前記電圧制御部に制御電圧を変更させる制御部とを有し、前記制御部は、前記フィルタ部によって抽出される直流成分が所定の条件を満たす場合に、前記参照信号の周波数が前記ディザ信号の周波数の2倍となるように、前記ディザ信号又は前記参照信号の周波数を変更させる。
本願が開示する光モジュール、伝送装置及び動作点制御方法の1つの態様によれば、光デバイスを所望の光出力特性で動作させることができるという効果を奏する。
図1は、実施の形態1に係る光モジュールの構成を示すブロック図である。 図2は、実施の形態1に係る動作点制御部の構成を示すブロック図である。 図3は、変調器の動作点とモニタ信号の関係の具体例を示す図である。 図4は、変調器の動作点とモニタ信号の関係の他の具体例を示す図である。 図5は、変調器の動作点とモニタ信号の関係のさらに他の具体例を示す図である。 図6は、他の動作点とモニタ信号の関係の具体例を示す図である。 図7は、実施の形態1に係る動作点制御方法を示すフロー図である。 図8は、ローパスフィルタ出力を説明する図である。 図9は、実施の形態2に係る動作点制御部の構成を示すブロック図である。 図10は、実施の形態2に係る動作点制御方法を示すフロー図である。 図11は、他の実施の形態に係る動作点制御部の構成を示すブロック図である。
以下、本願が開示する光モジュール、伝送装置及び動作点制御方法の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、この実施の形態により本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、実施の形態1に係る光モジュール100の構成を示すブロック図である。図1に示す光モジュール100は、例えば光信号を送信する伝送装置に実装される。光モジュール100は、ドライバ101、変調器102、VOA(可変光減衰器)103、EDF(Erbium Doped Fiber:エルビウム添加光ファイバ)104、TOF(チューナブル光フィルタ)105、光源106、フォトダイオード(Photo Diode:PD)107、108、110、レーザダイオード(Laser Diode:LD)109及びプロセッサ120を有する。
ドライバ101は、送信データを含む高周波の電気信号が入力されると、この電気信号を所定の振幅まで増幅する。そして、ドライバ101は、増幅された電気信号を変調器102へ出力する。
変調器102は、光源106において発生する光をドライバ101から入力される電気信号で変調し、光信号を生成する光デバイスである。変調器102は、生成した光信号をVOA103へ出力する。変調器102の動作点は、プロセッサ120によって制御される。すなわち、ドライバ101から入力される電気信号の中心電圧がプロセッサ120によって調整される。
VOA103は、変調器102から入力される光信号を減衰する光デバイスである。VOA103は、減衰した光信号をEDF104へ出力する。VOA103の動作点は、プロセッサ120によって制御される。すなわち、光信号の減衰量がプロセッサ120によって設定される。
EDF104は、LD109から出力される励起光を用いて、VOA103から入力される光信号を増幅する。そして、EDF104は、増幅された光信号をTOF105へ出力する。
TOF105は、EDF104から入力される光信号の雑音成分を除去する光デバイスである。TOF105から出力される光信号は、図示しない送信部から例えば光ファイバを用いて送信される。TOF105の動作点は、プロセッサ120によって制御される。すなわち、光信号の透過帯域がプロセッサ120によって設定される。
光源106は、所定の周波数の無変調光を出力する。光源106は、例えば小型ITLA(Integrable Tunable Laser Assembly)などを有していても良い。光源106が無変調光を出力するタイミングや無変調光の周波数及び光強度は、プロセッサ120によって制御される。
PD107は、変調器102から出力される光信号の一部を分岐し、電気信号に変換する。すなわち、PD107は、変調器102から出力される光信号をモニタする。そして、PD107は、電気信号に変換して得られたモニタ信号をプロセッサ120へ出力する。
PD108は、VOA103から出力される光信号の一部を分岐し、電気信号に変換する。すなわち、PD108は、VOA103から出力される光信号をモニタする。そして、PD108は、電気信号に変換して得られたモニタ信号をプロセッサ120へ出力する。
LD109は、EDF104における光増幅に用いられる励起光を出力する。LD109が出力する励起光の光強度は、プロセッサ120によって制御される。
PD110は、TOF105から出力される光信号の一部を分岐し、電気信号に変換する。すなわち、PD110は、TOF105から出力される光信号をモニタする。そして、PD110は、電気信号に変換して得られたモニタ信号をプロセッサ120へ出力する。
プロセッサ120は、例えばCPU(Central Processing Unit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)又はDSP(Digital Signal Processor)などを備え、光モジュール100の全体を統括制御する。具体的には、プロセッサ120は、ドライバ制御部130、動作点制御部140、150、160及び状態制御部170を有する。
ドライバ制御部130は、ドライバ101における電気信号の増幅率を制御する。
動作点制御部140は、変調器102の動作点を最適値に制御する。すなわち、動作点制御部140は、変調器102へ印加する制御電圧に所定周波数のディザ信号を重畳し、PD107から出力されるモニタ信号に含まれるディザ信号成分を用いて、制御電圧を調整する。
動作点制御部150は、VOA103の動作点を最適値に制御する。すなわち、動作点制御部150は、VOA103へ印加する制御電圧に所定周波数のディザ信号を重畳し、PD108から出力されるモニタ信号に含まれるディザ信号成分を用いて、制御電圧を調整する。
動作点制御部160は、TOF105の動作点を最適値に制御する。すなわち、動作点制御部160は、TOF105へ印加する制御電圧に所定周波数のディザ信号を重畳し、PD110から出力されるモニタ信号に含まれるディザ信号成分を用いて、制御電圧を調整する。
なお、動作点制御部140、150、160の構成については、後に詳述する。
状態制御部170は、光モジュール100のオン及びオフを制御したり、各制御部における制御を監視したりする。具体的には、状態制御部170は、光モジュール100が起動されると、光源106をオンにして無変調光の周波数及び光強度を調整する。そして、状態制御部170は、光源106の動作が安定すると、ドライバ制御部130をオンにしてドライバ101を制御させる。そして、状態制御部170は、ドライバ101の制御が安定すると、順次動作点制御部140、150、160をオンにして変調器102、VOA103及びTOF105の制御を安定させる。また、状態制御部170は、光モジュール100の起動後、各制御部の状態を監視し、すべての制御が安定しているか否かを判断する。そして、状態制御部170は、制御が安定していない制御部がある場合には、例えばユーザに対して警告する。
図2は、実施の形態1に係る動作点制御部140の構成を示すブロック図である。なお、動作点制御部150、160は、動作点の制御対象が異なること以外は動作点制御部140と同様の構成を有する。図2に示す動作点制御部140は、f0発生部201、2f0発生部202、切替部203、増幅部204、電圧制御部205、I/V変換部206、乗算回路207、AD(Analog Digital)コンバータ208、ローパスフィルタ209及び動作点判定部210を有する。
f0発生部201は、ディザ信号として用いられる周波数f0の信号(以下「f0信号」という)を発生させる。周波数f0は、送信データを含む電気信号に比べて十分に低周波であることが好ましい。f0発生部201は、発生させたf0信号を切替部203及び電圧制御部205へ出力する。
2f0発生部202は、ディザ信号の2倍の周波数2f0の信号(以下「2f0信号」という)を発生させる。そして、2f0発生部202は、発生させた2f0信号を切替部203へ出力する。
切替部203は、動作点判定部210からの指示に従って、モニタ信号と乗算される参照信号としてf0信号又は2f0信号を増幅部204へ出力する。具体的には、切替部203は、変調器102の動作点が最適値に近づくと、参照信号をf0信号から2f0信号へ切り替える。一方、切替部203は、変調器102の動作点が最適値から遠ざかると、参照信号を2f0信号からf0信号へ切り替える。
増幅部204は、切替部203から出力される参照信号を増幅する。すなわち、増幅部204は、参照信号の振幅を大きくする。そして、増幅部204は、増幅された参照信号を乗算回路207へ出力する。増幅部204が参照信号を増幅することにより、乗算回路207において、モニタ信号中の参照信号と同じ周波数成分に対する感度を向上することができる。
電圧制御部205は、変調器102に制御電圧を印加して動作点を制御する。このとき、電圧制御部205は、動作点判定部210からの指示に従って制御電圧の電圧値を設定し、制御電圧にディザ信号であるf0信号を重畳した上で変調器102に印加する。
I/V変換部206は、PD107から出力されるモニタ信号を電流電圧変換することにより増幅する。そして、I/V変換部206は、増幅されたモニタ信号を乗算回路207へ出力する。
乗算回路207は、モニタ信号と参照信号を乗算し、モニタ信号に含まれるディザ信号成分を検出する。すなわち、乗算回路207は、PD107によってモニタされたモニタ信号とディザ信号成分に対応するf0信号又は2f0信号とを乗算する。この乗算により、参照信号と同じ周波数成分がモニタ信号に含まれる場合には、乗算結果に直流成分が生じる。したがって、乗算回路207は、参照信号がf0信号である場合、モニタ信号に周波数f0のディザ信号成分が含まれれば直流成分を含む乗算結果を出力する。また、乗算回路207は、参照信号が2f0信号である場合、モニタ信号に周波数2f0のディザ信号成分が含まれれば直流成分を含む乗算結果を出力する。直流成分の大きさは、乗算される参照信号の振幅の大きさに比例するため、増幅部204が参照信号を増幅することにより、乗算回路207の乗算結果に現れる直流成分を大きくすることができ、モニタ信号からディザ信号成分を精度良く検出することができる。
ADコンバータ208は、乗算回路207から出力される乗算結果をAD変換し、デジタルの乗算結果をローパスフィルタ209へ出力する。
ローパスフィルタ209は、乗算結果をフィルタリングし、乗算結果に含まれる直流成分を抽出する。すなわち、ローパスフィルタ209は、乗算結果の交流成分を除去し、周波数が0の直流成分を抽出する。
動作点判定部210は、ローパスフィルタ209の出力に基づいて、変調器102の動作点が最適値に近づくように制御する。具体的には、動作点判定部210は、光モジュール100の起動時には、参照信号をf0信号とするように切替部203へ指示する。そして、動作点判定部210は、ローパスフィルタ209によって抽出される直流成分が所定の閾値以下になるように、電圧制御部205に制御電圧を変更させる。動作点判定部210は、参照信号がf0信号である状態で直流成分が所定の閾値以下となった場合に、参照信号を2f0信号とするように切替部203へ指示する。そして、動作点判定部210は、ローパスフィルタ209によって抽出される直流成分が大きくなるように、電圧制御部205に制御電圧を変更させる。動作点判定部210は、参照信号が2f0信号である状態で直流成分が最大となった場合に、動作点が最適値であると判定する。
ここで、変調器102の動作点について、図3~5を参照しながら説明する。図3~5は、変調器102の動作点とPD107によってモニタされるモニタ信号の関係の具体例を示す図である。
図3に示すように、変調器102の光出力特性曲線211は、極大点及び極小点を有する曲線である。変調器102にはドライバ101から高周波の電気信号212が入力されるが、この電気信号212の中心電圧は、電圧制御部205から印加される制御電圧である。電圧制御部205から印加される制御電圧は、変調器102の動作点であり、動作点が光出力特性曲線211の極大点又は極小点に対応する場合に、適正な振幅の光信号が変調器102から出力される。つまり、光出力特性曲線211の極大点又は極小点に対応する電圧が変調器102の最適な動作点である。
図3は、変調器102の動作点が最適値となっている場合を示しており、電気信号212の中心電圧が光出力特性曲線211の極小点に対応する電圧に等しい。電圧制御部205から変調器102に印加される制御電圧には、周波数f0のディザ信号213が重畳されているため、PD107におけるモニタ信号221にはディザ信号成分222が含まれる。ここでは、変調器102の動作点が最適値となっているため、ディザ信号成分222の周波数は、ディザ信号213の周波数f0の2倍の2f0である。すなわち、中心電圧が光出力特性曲線211の極小点に対応するため、時刻tA及びtBにおける逆位相のディザ信号213がディザ信号成分222の同位相の極大点となって現れ、ディザ信号成分222の周波数がディザ信号213の周波数の2倍となる。
図4は、変調器102の動作点が最適値より小さい場合を示しており、電気信号212の中心電圧が光出力特性曲線211の極小点に対応する電圧よりも小さい。この場合、PD107におけるモニタ信号231の振幅は適正な振幅よりも大きくなるとともに、ディザ信号成分232の周波数は、ディザ信号213の周波数f0に等しい。すなわち、中心電圧が光出力特性曲線211の極小点からずれているため、時刻tA及びtBにおける逆位相のディザ信号213がディザ信号成分232でも逆位相の極小点及び極大点となって現れ、ディザ信号成分232の周波数がディザ信号213の周波数に等しくなる。また、ディザ信号成分232の位相は、ディザ信号213の反転位相である。
図5は、変調器102の動作点が最適値より大きい場合を示しており、電気信号212の中心電圧が光出力特性曲線211の極小点に対応する電圧よりも大きい。この場合、PD107におけるモニタ信号241の振幅は適正な振幅よりも大きくなるとともに、ディザ信号成分242の周波数は、ディザ信号213の周波数f0に等しい。すなわち、中心電圧が光出力特性曲線211の極小点からずれているため、時刻tA及びtBにおける逆位相のディザ信号213がディザ信号成分242でも逆位相の極大点及び極小点となって現れ、ディザ信号成分242の周波数がディザ信号213の周波数に等しくなる。また、ディザ信号成分242の位相は、ディザ信号213の正転位相である。
このように、PD107のモニタ信号においては、変調器102の動作点が最適値から遠ざかるほど周波数f0のディザ信号成分が大きくなって周波数2f0のディザ信号成分が小さくなる一方、変調器102の動作点が最適値に近づくほど周波数f0のディザ信号成分が小さくなって周波数2f0のディザ信号成分が大きくなる。そこで、動作点判定部210は、変調器102の動作点が最適値に一定程度近づくと、参照信号をf0信号から2f0信号に切り替え、モニタ信号中の周波数2f0のディザ信号成分が大きくなるように制御電圧を変更させる。
なお、ここでは変調器102の動作点について説明したが、VOA103及びTOF105についても同様の処理で動作点を最適値に近づけることができる。図6は、VOA103又はTOF105の動作点が最適値となる場合を示す図である。図6に示すように、VOA103又はTOF105の光出力特性曲線251は、上に凸の曲線である。VOA103又はTOF105には、それぞれ動作点制御部150、160から制御電圧が印加される。動作点制御部150、160から印加される制御電圧は、それぞれVOA103及びTOF105の動作点であり、所望の光強度が得られる電圧がVOA103及びTOF105の最適な動作点である。VOA103及びTOF105を最適な動作点で動作させるために、動作点制御部150、160は、それぞれVOA103及びTOF105の光出力特性曲線251の極大点を特定し、極大点に対応する電圧に基づいて、所望の光強度が得られる制御電圧を決定する。
図6は、光出力特性曲線251の極大点に対応する制御電圧にディザ信号252が重畳される場合を示している。制御電圧にディザ信号252が重畳される場合には、PD108、110におけるモニタ信号にはディザ信号成分253が含まれる。ここでは、光出力特性曲線251の極大点に対応する制御電圧にディザ信号252が重畳されているため、ディザ信号成分253の周波数は、ディザ信号252の周波数f0の2倍の2f0である。すなわち、制御電圧が光出力特性曲線251の極大点に対応するため、時刻tA及びtBにおける逆位相のディザ信号252がディザ信号成分253の同位相の極小点となって現れ、ディザ信号成分253の周波数がディザ信号252の周波数の2倍となる。
一方、図示を省略したが、制御電圧が光出力特性曲線251の極大点からずれている場合には、ディザ信号成分の周波数はディザ信号の周波数に等しくなる。このことから、上述した変調器102の動作点を最適値に近づける処理と同様に、動作点制御部150、160は、それぞれVOA103及びTOF105の光出力特性曲線251の極大点を特定することができる。そして、動作点制御部150、160は、特定した極大点に基づいて、所望の光強度を得るためのVOA103及びTOF105の制御電圧を決定する。
次いで、上記のように構成された光モジュール100における動作点制御方法について、図7に示すフロー図を参照しながら説明する。以下においては、変調器102の動作点を制御する動作点制御方法について説明する。
光モジュール100が起動すると、電圧制御部205によって、変調器102に所定の初期値の制御電圧が印加される(ステップS101)。電圧制御部205においては、f0発生部201から出力されるf0信号が制御電圧に重畳されるため、f0信号が重畳された制御電圧が変調器102に印加される。また、動作点判定部210によって切替部203が制御されることにより、乗算回路207へ出力される参照信号がf0信号に設定される(ステップS102)。すなわち、f0発生部201において発生するf0信号が切替部203から増幅部204へ出力されるように設定される。切替部203から出力される参照信号は、増幅部204によって増幅され、乗算回路207へ出力される。
ところで、変調器102に制御電圧が印加されると、ドライバ101から出力される電気信号によって光源106から出力される光が変調され、変調器102から光信号が出力される。この光信号は、PD107によってモニタされ、モニタ信号がI/V変換部206へ入力される。そして、I/V変換部206によって、モニタ信号が電流電圧変換されることにより増幅され、乗算回路207へ出力される。これにより、乗算回路207にはモニタ信号と参照信号(ここではf0信号)が入力されるため、モニタ信号と参照信号の乗算が実行される(ステップS103)。
乗算結果は、ADコンバータ208によってAD変換され、ローパスフィルタ209によってフィルタリングされる(ステップS104)。ローパスフィルタ209は、乗算結果の低周波帯域成分のみを透過させるため、ローパスフィルタ209からは、乗算結果に含まれる直流成分が出力される。この直流成分は、動作点判定部210へ入力され、変調器102に動作点を最適値に近づけるための判定に用いられる。
ここで、ローパスフィルタ209から出力される直流成分について、図8を参照しながら説明する。図8は、振幅Aのモニタ信号と振幅Bの参照信号との乗算について説明する図である。図8に示すように、モニタ信号及び参照信号はいずれも正弦波であり、周波数が同一(角速度がωで同一)であるものとする。
モニタ信号と参照信号の周波数が同一である場合には、乗算回路207から出力される乗算結果は、
AB・cos(β-α)/2-AB・cos(2ωt+α+β)/2
である。この乗算結果において、第1項はモニタ信号及び参照信号の振幅に比例する直流成分であるのに対し、第2項は時間(t)によって変動する交流成分であることがわかる。このため、乗算結果がローパスフィルタ209によってフィルタリングされると交流成分が除去され、図8に示すように、直流成分であるAB・cos(β-α)/2が出力される。したがって、周波数f0のディザ信号成分が含まれるモニタ信号と参照信号とが乗算される場合に、参照信号がf0信号であれば、乗算結果に含まれる直流成分がローパスフィルタ209から出力される。
一方、モニタ信号と参照信号の周波数が異なる場合には、乗算結果に直流成分が現れない。したがって、周波数f0のディザ信号成分が含まれるモニタ信号と参照信号とが乗算される場合に、参照信号がf0信号でなければ、乗算結果に直流成分が含まれないため、ローパスフィルタ209からの出力はない。
また、上述したように、モニタ信号と参照信号の周波数が同一である場合にローパスフィルタ209から出力される直流成分は、モニタ信号及び参照信号の振幅に比例する。このため、たとえモニタ信号の振幅が小さくても、参照信号の振幅を大きくすれば、直流成分を大きくすることが可能である。そこで、本実施の形態においては、増幅部204が参照信号を増幅することにより、モニタ信号と参照信号の周波数が同一である場合にローパスフィルタ209から出力される直流成分を増幅する。結果として、ディザ信号の振幅が小さくモニタ信号に含まれるディザ信号成分の振幅が小さくても、参照信号と周波数が同一のディザ信号成分を高精度に検出することができる。
図7に戻って、直流成分が動作点判定部210へ入力されると、直流成分が所定の閾値1以下であるか否かが判定される(ステップS105)。図3~5を参照して説明した通り、変調器102の動作点が最適値に近づくほどモニタ信号に含まれる周波数f0のディザ信号成分が小さくなるため、参照信号がf0信号である場合には、変調器102の動作点が最適値に近づくほど直流成分が小さくなる。このため、直流成分が所定の閾値1以下でない場合には(ステップS105No)、変調器102の動作点が最適値から遠いと判断され、電圧制御部205によって変調器102に印加される制御電圧が更新される(ステップS106)。更新される制御電圧の値は、動作点判定部210から指示された値であっても良い。
一方、直流成分が所定の閾値1以下である場合には(ステップS105Yes)、変調器102の動作点が最適値に近づいたと判断され、動作点判定部210から切替部203へ指示されることにより、参照信号が2f0信号に切り替えられる(ステップS107)。すなわち、切替部203によって、f0発生部201から出力されるf0信号ではなく、2f0発生部202から出力される2f0信号が参照信号として増幅部204へ出力されるようになる。切替部203から出力される参照信号は、増幅部204によって増幅され、乗算回路207へ出力される。
参照信号が2f0信号に切り替えられた後も、f0信号が重畳された制御電圧が印加された変調器102からは、引き続き光信号が出力される。この光信号は、PD107によってモニタされ、モニタ信号がI/V変換部206へ入力される。そして、I/V変換部206によって、モニタ信号が電流電圧変換されることにより増幅され、乗算回路207へ出力される。これにより、乗算回路207にはモニタ信号と参照信号(ここでは2f0信号)が入力されるため、モニタ信号と参照信号の乗算が実行される(ステップS108)。
乗算結果は、ADコンバータ208によってAD変換され、ローパスフィルタ209によってフィルタリングされる(ステップS109)。ローパスフィルタ209は、乗算結果の低周波帯域成分のみを透過させるため、ローパスフィルタ209からは、乗算結果に含まれる直流成分が出力される。この直流成分は、動作点判定部210へ入力され、変調器102に動作点を最適値に近づけるための判定に用いられる。
具体的には、直流成分が所定の閾値2以下であるか否かが判定される(ステップS110)。図3~5を参照して説明した通り、変調器102の動作点が最適値に近づくほどモニタ信号に含まれる周波数2f0のディザ信号成分が大きくなるため、参照信号が2f0信号である場合には、変調器102の動作点が最適値に近づくほど直流成分が大きくなる。このため、直流成分が所定の閾値2以下でない場合には(ステップS110No)、引き続き直流成分を最大にして動作点が最適値に近づくように、電圧制御部205によって変調器102に印加される制御電圧が更新される(ステップS111)。更新される制御電圧の値は、動作点判定部210から指示された値であっても良い。
このように、参照信号がf0信号である状態で直流成分が所定の閾値1以下になると、参照信号を2f0信号に切り替え、直流成分を大きくするように制御電圧が更新される。すなわち、動作点がある程度最適値に近づくまでは、動作点が最適値に近づくに連れて振幅が小さくなる周波数f0のディザ信号成分を検出して制御電圧を調整し、動作点がある程度最適値に近づいた後は、動作点が最適値に近づくに連れて振幅が大きくなる周波数2f0のディザ信号成分を検出して制御電圧を調整する。これにより、動作点が最適値に近づいた場合もディザ信号成分の検出精度が低下することがなく、確実に動作点を最適値に近づけることができる。
変調器102の動作点を最適値に近づける制御が行われている場合でも、例えば変調器102の光出力特性曲線の温度変化や経年変化によって、ローパスフィルタ209から出力される直流成分が所定の閾値2以下になることがある(ステップS110Yes)。この場合には、動作点判定部210から切替部203へ指示されることにより、再び参照信号がf0信号に切り替えられる(ステップS102)。そして、上記の処理が繰り返されることにより、変化した光出力特性曲線に応じて最適な動作点が求められる。
なお、ここでは変調器102の動作点を最適にする動作点制御方法について説明したが、同様の動作点制御方法によって、VOA103及びTOF105の動作点を最適にすることも可能である。VOA103及びTOF105の動作点を最適値にする場合には、上記の動作点制御方法によって、VOA103及びTOF105の光出力特性曲線における極大点が特定される。そして、特定された極大点に基づいて、所望の光強度を得るためのVOA103及びTOF105の制御電圧が決定される。
以上のように、本実施の形態によれば、モニタ信号と参照信号の乗算結果に含まれる直流成分に基づいて光デバイスの動作点を制御するとともに、動作点が最適値に一定程度近づくまでは参照信号の周波数をディザ信号と同じf0とし、動作点が最適値に一定程度近づいた後は参照信号の周波数をディザ信号の2倍の2f0とする。このため、モニタ信号に含まれるディザ信号成分の振幅が小さくても参照信号の振幅を大きくすることにより、乗算結果に含まれる直流成分を大きくしてディザ信号成分の検出精度を向上することができる。また、動作点が最適値に一定程度近づいた後も、動作点が最適値に近づくに連れて振幅が大きくなる周波数2f0のディザ信号成分に応じて動作点を制御することができる。結果として、光デバイスを所望の光出力特性で動作させることができる。
(実施の形態2)
実施の形態2の特徴は、参照信号の周波数の代わりにディザ信号の周波数を切り替える点である。
実施の形態2に係る光モジュールの構成は、実施の形態1に係る光モジュール100(図1)と同様であるため、その説明を省略する。実施の形態2においては、動作点制御部140、150、160の構成が実施の形態1とは異なる。
図9は、実施の形態2に係る動作点制御部140の構成を示すブロック図である。図9において、図2と同じ部分には同じ符号を付し、その説明を省略する。なお、動作点制御部150、160は、動作点の制御対象が異なること以外は動作点制御部140と同様の構成を有する。図9に示す動作点制御部140は、図2に示した2f0発生部202及び切替部203に代えて、f0/2発生部301及び切替部302を有し、電圧制御部205、乗算回路207及び動作点判定部210に代えて、電圧制御部303、乗算回路304及び動作点判定部305を有する。
f0/2発生部301は、ディザ信号として用いられる周波数f0/2の信号(以下「f0/2信号」という)を発生させる。すなわち、f0/2発生部301は、周波数f0の半分の周波数のディザ信号を生成する。f0/2発生部301は、発生させたf0/2信号を切替部302へ出力する。
切替部302は、動作点判定部305からの指示に従って、ディザ信号としてf0信号又はf0/2信号を電圧制御部303へ出力する。具体的には、切替部302は、変調器102の動作点が最適値に近づくと、ディザ信号をf0信号からf0/2信号へ切り替える。一方、切替部302は、変調器102の動作点が最適値から遠ざかると、ディザ信号をf0/2信号からf0信号へ切り替える。
電圧制御部303は、変調器102に制御電圧を印加して動作点を制御する。このとき、電圧制御部303は、動作点判定部305からの指示に従って制御電圧の電圧値を設定し、制御電圧にディザ信号であるf0信号又はf0/2信号を重畳した上で変調器102に印加する。
乗算回路304は、モニタ信号と参照信号を乗算し、モニタ信号に含まれるディザ信号成分を検出する。すなわち、乗算回路304は、PD107によってモニタされたモニタ信号とディザ信号成分に対応するf0信号とを乗算する。この乗算により、参照信号と同じ周波数成分がモニタ信号に含まれる場合には、乗算結果に直流成分が生じる。したがって、乗算回路304は、ディザ信号がf0信号及びf0/2信号のいずれである場合も、モニタ信号に周波数f0のディザ信号成分が含まれれば直流成分を含む乗算結果を出力する。直流成分の大きさは、乗算される参照信号の振幅の大きさに比例するため、増幅部204が参照信号を増幅することにより、乗算回路304の乗算結果に現れる直流成分を大きくすることができ、モニタ信号からディザ信号成分を精度良く検出することができる。
動作点判定部305は、ローパスフィルタ209の出力に基づいて、変調器102の動作点が最適値に近づくように制御する。具体的には、動作点判定部305は、光モジュール100の起動時には、ディザ信号をf0信号とするように切替部302へ指示する。そして、動作点判定部305は、ローパスフィルタ209によって抽出される直流成分が所定の閾値以下になるように、電圧制御部303に制御電圧を変更させる。動作点判定部305は、ディザ信号がf0信号である状態で直流成分が所定の閾値以下となった場合に、ディザ信号をf0/2信号とするように切替部302へ指示する。そして、動作点判定部305は、ローパスフィルタ209によって抽出される直流成分が大きくなるように、電圧制御部303に制御電圧を変更させる。動作点判定部305は、ディザ信号がf0/2信号である状態で直流成分が最大となった場合に、動作点が最適値であると判定する。
次いで、上記のように構成された動作点制御部140による動作点制御方法について、図10に示すフロー図を参照しながら説明する。図10において、図7と同じ部分には同じ符号を付し、その詳しい説明を省略する。
光モジュール100が起動すると、電圧制御部303によって、変調器102に所定の初期値の制御電圧が印加される(ステップS101)。このとき、動作点判定部305によって切替部302が制御されることにより、電圧制御部303へ出力されるディザ信号がf0信号に設定される(ステップS201)。すなわち、f0発生部201において発生するf0信号が切替部302から電圧制御部303へ出力されるように設定される。これにより、電圧制御部303においては、f0発生部201から出力されるf0信号が制御電圧に重畳されるため、f0信号が重畳された制御電圧が変調器102に印加される。
変調器102に制御電圧が印加されると、ドライバ101から出力される電気信号によって光源106から出力される光が変調され、変調器102から光信号が出力される。この光信号は、PD107によってモニタされ、モニタ信号がI/V変換部206によって増幅された後、乗算回路304へ出力される。また、f0発生部201において発生するf0信号が増幅部204によって増幅され、乗算回路304へ出力される。これにより、乗算回路304にはモニタ信号と参照信号が入力されるため、モニタ信号と参照信号の乗算が実行される(ステップS103)。
乗算結果は、ADコンバータ208によってAD変換され、ローパスフィルタ209によってフィルタリングされる(ステップS104)。ローパスフィルタ209から出力される直流成分は、動作点判定部305へ入力され、変調器102に動作点を最適値に近づけるための判定に用いられる。
具体的には、動作点判定部305によって、直流成分が所定の閾値1以下であるか否かが判定される(ステップS105)。実施の形態1において説明した通り、変調器102の動作点が最適値に近づくほどモニタ信号に含まれる周波数f0のディザ信号成分が小さくなるため、変調器102の動作点が最適値に近づくほど直流成分が小さくなる。このため、直流成分が所定の閾値1以下でない場合には(ステップS105No)、変調器102の動作点が最適値から遠いと判断され、電圧制御部303によって変調器102に印加される制御電圧が更新される(ステップS106)。更新される制御電圧の値は、動作点判定部305から指示された値であっても良い。
一方、直流成分が所定の閾値1以下である場合には(ステップS105Yes)、変調器102の動作点が最適値に近づいたと判断され、動作点判定部305から切替部302へ指示されることにより、ディザ信号がf0/2信号に切り替えられる(ステップS202)。すなわち、切替部302によって、f0発生部201から出力されるf0信号ではなく、f0/2発生部301から出力されるf0/2信号がディザ信号として電圧制御部303へ出力されるようになる。このとき、乗算回路207に入力される参照信号は、f0信号のままで変化しない。
ディザ信号がf0/2信号に切り替えられた後は、f0/2信号が重畳された制御電圧が変調器102に印加され、引き続き光信号が出力される。この光信号は、PD107によってモニタされ、モニタ信号がI/V変換部206によって増幅された後、乗算回路304へ出力される。これにより、乗算回路304にはモニタ信号と参照信号が入力されるため、モニタ信号と参照信号の乗算が実行される(ステップS108)。
乗算結果は、ADコンバータ208によってAD変換され、ローパスフィルタ209によってフィルタリングされる(ステップS109)。ローパスフィルタ209は、乗算結果の低周波帯域成分のみを透過させるため、ローパスフィルタ209からは、乗算結果に含まれる直流成分が出力される。この直流成分は、動作点判定部305へ入力され、変調器102に動作点を最適値に近づけるための判定に用いられる。
具体的には、直流成分が所定の閾値2以下であるか否かが判定される(ステップS110)。実施の形態1において説明した通り、変調器102の動作点が最適値に近づくほど、モニタ信号に含まれるディザ信号の2倍の周波数のディザ信号成分が大きくなるため、ディザ信号がf0/2信号である場合には、変調器102の動作点が最適値に近づくほど直流成分が大きくなる。このため、直流成分が所定の閾値2以下でない場合には(ステップS110No)、引き続き直流成分を最大にして動作点が最適値に近づくように、電圧制御部303によって変調器102に印加される制御電圧が更新される(ステップS111)。更新される制御電圧の値は、動作点判定部305から指示された値であっても良い。
このように、ディザ信号がf0信号である状態で直流成分が所定の閾値1以下になると、ディザ信号をf0/2信号に切り替え、直流成分を大きくするように制御電圧が更新される。すなわち、動作点がある程度最適値に近づくまでは、ディザ信号の周波数f0と同じ周波数f0のディザ信号成分を検出して制御電圧を調整し、動作点がある程度最適値に近づいた後は、ディザ信号の周波数f0/2の2倍の周波数f0のディザ信号成分を検出して制御電圧を調整する。これにより、動作点が最適値に近づいた場合もディザ信号成分の検出精度が低下することがなく、確実に動作点を最適値に近づけることができる。
なお、ここでは変調器102の動作点を最適にする動作点制御方法について説明したが、同様の動作点制御方法によって、VOA103及びTOF105の動作点を最適にすることも可能である。VOA103及びTOF105の動作点を最適値にする場合には、上記の動作点制御方法によって、VOA103及びTOF105の光出力特性曲線における極大点が特定される。そして、特定された極大点に基づいて、所望の光強度を得るためのVOA103及びTOF105の制御電圧が決定される。
以上のように、本実施の形態によれば、モニタ信号と参照信号の乗算結果に含まれる直流成分に基づいて光デバイスの動作点を制御するとともに、動作点が最適値に一定程度近づくまではディサ信号と参照信号の周波数を同一のf0とし、動作点が最適値に一定程度近づいた後はディザ信号の周波数を参照信号の周波数の半分のf0/2とする。このため、モニタ信号に含まれるディザ信号成分の振幅が小さくても参照信号の振幅を大きくすることにより、乗算結果に含まれる直流成分を大きくしてディザ信号成分の検出精度を向上することができる。また、動作点が最適値に一定程度近づいた後も、動作点が最適値に近づくに連れて振幅が大きくなる周波数f0のディザ信号成分をモニタ信号に出現させ、動作点を制御することができる。結果として、光デバイスを所望の光出力特性で動作させることができる。
なお、上記各実施の形態においては、f0信号、2f0信号及びf0/2信号がそれぞれf0発生部201、2f0発生部202及びf0/2発生部301において発生するものとしたが、これらの発生部は必ずしも別体として設けられなくても良い。すなわち、これらの周波数が異なる信号は、例えば1つの発振器と分周器を用いて生成されても良い。また、例えば図11に示すように、任意の周波数を発生させる可変周波数発生部401を動作点制御部140に設けて、ディザ信号又は参照信号の周波数を上記実施の形態1、2と同様に切り替えても良い。
また、動作点制御部140が可変周波数発生部401を有する場合には、ディザ信号の周波数が雑音の周波数と重複しないようにディザ信号の周波数を設定することができる。具体的には、動作点判定部402は、光モジュール100の起動後、ドライバ101から変調器102に電気信号が入力される前に、可変周波数発生部401に発生させることが可能な最小周波数から最大周波数までの周波数を順次発生させる。そして、可変周波数発生部401は、発生させた周波数の信号を乗算回路207へ出力し、乗算回路207は、乗算を実行する。このとき、変調器102に電気信号が入力される前であるため、変調器102からは光信号が出力されておらず、モニタ信号として乗算回路207に入力されるのは雑音である。このため、乗算回路207は、雑音と可変周波数発生部401からの信号とを乗算することになる。
乗算結果は、ADコンバータ208及びローパスフィルタ209を経由して、動作点判定部402へ入力される。ここでは、雑音と可変周波数発生部401からの信号との周波数が同一である場合に、ローパスフィルタ209から直流成分が出力されることになる。そこで、動作点判定部402は、可変周波数発生部401が発生させる周波数と、ローパスフィルタ209からの直流成分の有無とに基づいて、雑音の周波数を特定する。すなわち、動作点判定部402は、ローパスフィルタ209から直流成分が出力される際に可変周波数発生部401が発生させる周波数を雑音の周波数であると特定する。
このように、動作点判定部402は、雑音の周波数を特定することができるため、制御電圧に重畳されるディザ信号の周波数を雑音とは異なる周波数に設定することができる。すなわち、動作点判定部402は、雑音の周波数と異なる周波数のディザ信号を生成するように可変周波数発生部401へ指示する。また、動作点判定部402は、雑音の周波数の半分の周波数と異なる周波数のディザ信号を生成するように可変周波数発生部401へ指示するのが好ましい。これは、動作点が最適値に近づくと、ディザ信号の周波数の2倍の周波数のディザ信号成分がモニタ信号に現れるため、ディザ信号の周波数が雑音の周波数の半分であると、ディザ信号成分の周波数が雑音の周波数と同一になってしまうからである。
100 光モジュール
101 ドライバ
102 変調器
103 VOA
104 EDF
105 TOF
106 光源
107、108、110 PD
109 LD
120 プロセッサ
130 ドライバ制御部
140、150、160 動作点制御部
170 状態制御部
201 f0発生部
202 2f0発生部
203、302 切替部
204 増幅部
205、303 電圧制御部
206 I/V変換部
207、304 乗算回路
208 ADコンバータ
209 ローパスフィルタ
210、305、402 動作点判定部
301 f0/2発生部
401 可変周波数発生部

Claims (6)

  1. 制御電圧に応じた光出力特性で光信号を出力する光デバイスと、
    既知の周波数のディザ信号が重畳された制御電圧を前記光デバイスに印加する電圧制御部と、
    前記光デバイスから出力される光信号をモニタして、前記光信号に応じたモニタ信号を出力するモニタ部と、
    前記モニタ信号と前記ディザ信号に対応する周波数の参照信号とを乗算する乗算部と、
    前記乗算部の乗算結果に含まれる直流成分を抽出するフィルタ部と、
    前記フィルタ部によって抽出される直流成分に応じて、前記電圧制御部に制御電圧を変更させる制御部とを有し、
    前記制御部は、
    前記参照信号の周波数が前記ディザ信号の周波数と同一である状態で前記フィルタ部によって抽出される直流成分が所定の第1閾値以下である場合に、前記参照信号の周波数が前記ディザ信号の周波数の2倍となるように、前記ディザ信号又は前記参照信号の周波数を変更させる
    ことを特徴とする光モジュール。
  2. 前記制御部は、
    前記参照信号の周波数が前記ディザ信号の周波数と同一である状態で前記フィルタ部によって抽出される直流成分が所定の第1閾値以下である場合に、前記参照信号の周波数を2倍の周波数に変更させることを特徴とする請求項1記載の光モジュール。
  3. 前記制御部は、
    前記参照信号の周波数が前記ディザ信号の周波数と同一である状態で前記フィルタ部によって抽出される直流成分が所定の第1閾値以下である場合に、前記ディザ信号の周波数を半分の周波数に変更させることを特徴とする請求項1記載の光モジュール。
  4. 前記制御部は、
    前記参照信号の周波数が前記ディザ信号の周波数の2倍である状態で前記フィルタ部によって抽出される直流成分が所定の第2閾値以下である場合に、前記参照信号の周波数が前記ディザ信号の周波数と同一になるように、前記ディザ信号又は前記参照信号の周波数を変更させることを特徴とする請求項1記載の光モジュール。
  5. 光信号を伝送する伝送装置であって、
    制御電圧に応じた光出力特性で光信号を出力する光デバイスと、
    既知の周波数のディザ信号が重畳された制御電圧を前記光デバイスに印加する電圧制御部と、
    前記光デバイスから出力される光信号をモニタして、前記光信号に応じたモニタ信号を出力するモニタ部と、
    前記モニタ信号と前記ディザ信号に対応する周波数の参照信号とを乗算する乗算部と、
    前記乗算部の乗算結果に含まれる直流成分を抽出するフィルタ部と、
    前記フィルタ部によって抽出される直流成分に応じて、前記電圧制御部に制御電圧を変更させる制御部とを有し、
    前記制御部は、
    前記参照信号の周波数が前記ディザ信号の周波数と同一である状態で前記フィルタ部によって抽出される直流成分が所定の第1閾値以下である場合に、前記参照信号の周波数が前記ディザ信号の周波数の2倍となるように、前記ディザ信号又は前記参照信号の周波数を変更させる
    ことを特徴とする伝送装置。
  6. 制御電圧に応じた光出力特性で光信号を出力する光デバイスの動作点制御方法であって、
    既知の周波数のディザ信号が重畳された制御電圧を前記光デバイスに印加し、
    前記光デバイスから出力される光信号をモニタして、前記光信号に応じたモニタ信号を取得し、
    前記モニタ信号と前記ディザ信号に対応する周波数の参照信号とを乗算し、
    乗算結果に含まれる直流成分を抽出し、
    前記直流成分に応じて、前記制御電圧を変更し、
    前記参照信号の周波数が前記ディザ信号の周波数と同一である状態で抽出される直流成分が所定の第1閾値以下である場合に、前記参照信号の周波数が前記ディザ信号の周波数の2倍となるように、前記ディザ信号又は前記参照信号の周波数を変更する
    処理を有することを特徴とする動作点制御方法。
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